2023/08/14 試合結果

2023年8月13日 『STARDOM × STARDOM 2023 大阪夏の陣』

『STARDOM × STARDOM 2023 大阪夏の陣
8月13日(火)エディオンアリーナ大阪 第1競技場(観衆1796人)

試合結果

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
渡辺桃

3分38秒
ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め

妃南●
○吏南 羽南

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

3分36秒
あずみ寿司

渡辺桃
○AZM 吏南●

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
壮麗亜美

3分3秒
サソリ固め

天咲光由●
○MIRAI AZM

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
壮麗亜美

3分34秒
両者OTR

葉月
MIRAI 飯田沙耶

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
花園桃花

2分55秒
ダイビングスーパーガール

HANAKO●
○水森由菜 朱里

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○ビリケンです★★

2分6秒
後方回転エビ固め

花園桃花
月山和香 水森由菜●

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○星来芽依

1分35秒
流れ星

ビリケンです★★
鈴季すず 月山和香●

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
星来芽依

3分3秒
テキーラショット→片エビ固め

テクラ●
○鈴季すず 舞華

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<2点>

7分31秒
モモ☆ラッチ

刀羅ナツコ<6点>

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
<王者>

4分53秒
起死回生

<挑戦者>
鹿島沙希 コグマ

※第23代王者の鹿島沙希が2度目の防衛に成功

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者組>

13分24秒
フェアリーストレイン

<王者組>
安納サオリ マライア・メイ●
○なつぽい 白川未奈

※第28代王者組の白川未奈&マライア・メイが2度目の防衛に失敗。なつぽい&安納サオリが第29代王者となる

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

19分1秒
ビアンカ

<挑戦者>
ジュリア 優宇

※第2代王者のジュリアが初防衛に成功

◆IWGP女子選手権試合 60分1本勝負
<王者>

21分32秒
ドラゴンズレイ

<挑戦者>
岩谷麻優 林下詩美

※第3代王者の岩谷麻優が初防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

15分23秒
タイガースープレックスホールド

<挑戦者>
中野たむ メーガン・ベーン

※第16代王者の中野たむが2度目の防衛に成功

試合詳細レポート

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
渡辺桃

3分38秒
ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め

妃南●
○吏南 羽南

10チーム参加によるガントレットタッグマッチ。通常ルールのほか、オーバー・ザ・トップロープルールも採用される。出場順も勝敗を左右するこのルールで、最後に勝ち残るのは。どのチームか?

 渡辺桃&吏南組vs羽南&妃南組でガントレット戦がスタート。桃と吏南が羽南を捕獲しユニットを超越した姉妹を分断。羽南が吏南へのクロスボディーを決め妃南に託す。妃南は大江戸隊に次々と払い腰。吏南がピンクデビルを狙うが妃南が外道クラッチに切り返す。妃南の突進を桃がカットしBドライバーから吏南がダイビングダブルニー、まずは吏南が妃南をフォールした。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
天咲光由

3分36秒
あずみ寿司

渡辺桃
○AZM 吏南●

2試合目は渡辺桃&吏南組vsAZM&天咲光由組。桃が天咲の串刺し攻撃をかわしドロップキック。天咲もドロップキックをやり返す。AZMと吏南が髪をつかみ合うと吏南が払い腰。AZMがコーナーに飛び乗ると吏南が落としにかかる。しのいだAZMがミサイルキック、吏南がリバースブレーンバスター。吏南のピンクデビル狙いを桃がハイキックでアシストし吏南がジャックナイフ。AZMが大江戸隊を鉢合わせにして天咲がDDTでアシスト、AZMが吏南を丸め込んだ。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
壮麗亜美

3分3秒
サソリ固め

天咲光由●
○MIRAI AZM

3試合目はAZM&天咲光由組vsMIRAI&壮麗亜美組。MIRAI組がダブルのチョップでAZMを追い込む。AZMがMIRAIをかいくぐりまとめてアームホイップ、ドロップキック。天咲が側転エルボー、DDT、ドロップキックでMIRAIを追い込む。しかし壮麗がカットしカミカゼ。天咲の天橋立をMIRAIが返すがDDTを食らう。天咲は何度もカバーするがMIRAIがクリアー、MIRAIがラリアットを決めサソリ固め。これで天咲がギブアップした。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
壮麗亜美

3分34秒
両者OTR

葉月
MIRAI 飯田沙耶

4試合目はMIRAI&壮麗亜美組vs葉月&飯田沙耶組。葉月と飯田が顔面ウォッシュの競演。壮麗が飯田にボディーアタック連発。飯田もやり返しショルダータックルで壮麗を吹っ飛ばす。葉月が二段蹴りで援護し飯田と合体コードブレイカー。飯田が壮麗に飯田ロケットを狙うがエルボーで落とされる。壮麗の突進に飯田がロープを引きエプロンでラリアットの打ち合い。葉月が突進するがMIRAIが止める。MIRAIが葉月を投げるが葉月のトペは場外へ一直線。そして両者がOTRとなり、両チーム失格に。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
花園桃花

2分55秒
ダイビングスーパーガール

HANAKO●
○水森由菜 朱里

5試合目は水森由菜&花園桃花組vs朱里&HANAKO組。水森が花園を肩車しHANAKOを誘う。朱里が花園にサッカーボールキック、フロントネックチャンスリードロップ。花園がロープワークで相手チームをかく乱。HANAKOへのブレーンバスターを予告して丸め込む。水森が花園を肩車しボディープレス。HANAKOが花園にビッグブーツから突進。花園がかわし水森がコーナーからスーパーガールを決めて3カウントを奪った。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○ビリケンです★★

2分6秒
後方回転エビ固め

花園桃花
月山和香 水森由菜●

6試合目は水森由菜&花園桃花組vs

月山和香&ビリケンです☆組。ビリケンがコーナー上から水森を誘う。水森が突進するとビリケンがコルバタ。花園のパンチから水森がラリアット。水森がビリケンを捕まえるが花園の攻撃が誤爆しビリケンが水森を丸め込んだ。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
○星来芽依

1分35秒
流れ星

ビリケンです★★
鈴季すず 月山和香●

7試合目は月山和香&ビリケンです☆組vs鈴季すず&星来芽依。鈴季組がドロップキックで相手チームを分断。しかしビリケンが戻りダブルのブレーンバスターを月山と決める。月山が星来にオースイスープレックスも鈴季がカット。星来が月山を丸め込むと3カウントが入った。

◆大阪ガントレットタッグマッチ 10分1本勝負
星来芽依

3分3秒
テキーラショット→片エビ固め

テクラ●
○鈴季すず 舞華

最後は鈴季すず&星来芽依組vs舞華&テクラ組。舞華がまとめて串刺しラリアット、2人を抱えてバックフリップ。テクラと鈴季がラリアットをかわし合い、テクラがスピア。鈴季がテクラを捕まえると星来がコードブレイカー。テクラが鈴季を丸め込むが星来がカット。鈴季がバズソーキックをかわし丸め込む。テクラが飛びついて丸め込むが2カウント。鈴季がテキーラショットを決めるとテクラが返せず3カウント。鈴季&星来組がガントレット戦を制した。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
スターライト・キッド<2点>

7分31秒
モモ☆ラッチ

刀羅ナツコ<6点>

 不戦勝を含む3連勝でストップした刀羅ナツコと連敗中のスターライト・キッドによる5★STAR GP公式戦は、大江戸隊の同 門対決。

 キッドがナツコの入場にケブラーダ。客席に投げつけロープ越しにエプロンでDDT、ボックスで殴打。さらに旋回式ダイビングボディープレスを決めるがナツコが返す。キッドはストレッチマフラー、バックを取るがナツコがエスケープ。キッドが突進するとナツコがショルダータックル、キャノンボール。コーナー上のナツコにキッドがアームホイップ狙い。ナツコが阻止するとキッドがチョップの連打、雪崩式ブレーンバスターで投げ切ってみせる。さらにムーンサルトプレスにいくがナツコがかわし鉄パイプで殴打、前方に叩きつける。キッドが返すとナツコがもう一度担ぎ上げる。キッドがナツコをレフェリーにぶつけ鉄パイプで殴打、黒虎脚殺へ。ナツコがエスケープすると、キッドはムーンサルトプレス。しかしナツコが肩を上げる。キッドが飛びつくとナツコがパワーボム。しかしナツコはヒザを押さえて悶絶。キッドがフィッシャーマンで投げ切るがナツコがラリアット。キッドの突進を止めてナツコがサイドスラム。ナツコはデスバレーボムを決めるがキッドが返す。ナツコが前方に叩きつけ、コーナーからスワントーンボム。かわしたキッドが丸め込むと3カウントが入った。

 

キッドのコメント

「2点!ナツコ相手ならなにしちゃってもいいかなって、ちょっといつもより荒ぶっちゃった。でもそれとさ、絶対負けたくねえっていう気持ちがつながった結果だよ、これは。大江戸隊のリーダー、ナツコから奪った2点は本当に大きいと思う。ここからはさらに強さを求めて、そして気持ちで巻き返すよ、5★STAR GP。そしてこのスリー、モモ☆ラッチでスリーだよ。前に百重さんに教えていただいたモモ☆ラッチ。あの練習は決して無駄ではなかったと思う。この技で5★STAR GPもその他もフル活用。どんな相手からでも取れる技にしてみせる。そして5★STAR GP中ではあるけどさ、来週大田区19日、ナナモモジャガーさん、いや、ナナモモ、いや高橋奈七永!私は奈七永に一直線だ。その大会、レジェンドがたくさん出ようが、なんだろうが、還暦祭に引き続きこの主役はこのSLKがまたかっさらってやる。見とけ!」

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
<王者>

4分53秒
起死回生

<挑戦者>
鹿島沙希 コグマ

※第23代王者の鹿島沙希が2度目の防衛に成功

 ゴッズアイ入りしたハイスピード王者の鹿島沙希が2度目の防衛戦。星来芽依のアピールは拒否し続ける鹿島だが、「遊びたい」コグマの要求は受け入れた。久しぶりのハイスピード王座挑戦となるコグマに秘策があるのか、それとも?

 コグマが「お願いします」と握手を求めると鹿島も「お願いします」と応じクマコール連呼。コグマは困惑。コグマがポーズを取り始めると鹿島が「バカヤロー」と襲い掛かる。鹿島は「走りません」とロープワークを拒否。コグマがDDTを決め、串刺しボディーアタック、背中を踏みつけフットスタンプ。鹿島が返すと、コグマがその場でボディープレス。コグマが走ろうとすると鹿島が足を引く。コグマがカバーするが2カウント。コグマが鹿島にエルボー連打で突進。鹿島が起死回生を狙うがコグマが丸め込む。丸め込みの応酬から鹿島が起死回生。返された鹿島が昇竜拳、マイエンブレム狙い、コグマが切り返すが鹿島がビッグブーツから気合を入れてコーナーへ。コグマが追いつき下からエルボー連打、コーナーに上がり雪崩式ガンスタン。コグマのカバーを鹿島が返す。コグマがコーナーに上がると鹿島へミサイルキック。コグマは反対コーナーからダイビングボディープレスを放つ。鹿島が反転するがコグマが返す。コグマが鹿島を引き起こしバックを取る。鹿島が起死回生にいくと3カウントが入った。

鹿島がマイクを取ろうとすると星来芽依がリングへ。

鹿島「ハイスピード何度目だっけ? 2度目? なんとかギリギリで防衛できた。私は今日のこの試合を防衛したら、え?(星来に気づく)わかるな? 芽依ちゃん来てくれてありがとう。私は今日防衛したら、次の挑戦者は逆指名するって決めてたんだよ。芽依ちゃん、いままでたくさん断ってきたけど、ここにいるみんなの前で言う。次の挑戦者は、向後桃だ!」

 

鹿島のコメント

「2度目だっけ? 2度目の防衛? もう、ああ、なんかもうタイトルマッチ拒否防衛とか言ってるから、わけわかんなくなっちゃってるけど、星来芽依がまた来ると思ってたよ。来たけど、私は本人の前で直接どうしても伝えたかった。次の挑戦者は向後桃を逆指名するってね、なので星来芽依には用はない。近づかないでください」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者組>

13分24秒
フェアリーストレイン

<王者組>
安納サオリ マライア・メイ●
○なつぽい 白川未奈

※第28代王者組の白川未奈&マライア・メイが2度目の防衛に失敗。なつぽい&安納サオリが第29代王者となる

 クラブビーナスの白川未奈&マライア・メイ組がゴッデス・オブ・スターダム王座2度目の防衛戦。迎え撃つのはコズミックエンジェルズのなつぽいと安納サオリだ。両者は一騎打ちをおこない再び結束、白川組の保持するゴッデス王座に狙いを定めた。アクトレスガールズ時代にも他団体のタッグ王座に挑んだことがあるが、2人でタッグのベルトを巻いたことはない。この試合でなつぽい&安納組がベルトを奪取するか、それとも白川&マライア組が防衛記録を伸ばすか?

 白川となつぽいが先発。リング中央で睨み合うと髪をつかみ合い、なつぽいがコーナーに叩きつけヘアーホイップ。白川もやり返しヘアーホイップ、ドロップキックをかわし合い、白川のラリアットをかわしなつぽいがアームホイップ。白川もやり返す。安納とマライアが睨み合い。マライアの張り手から安納もやり返しマライアが連打。安納が鎌固めに入りなつぽいがドロップキック。マライアがなつぽいを旋回させて叩きつけると王者組がドロップキックの挟み撃ち。なつぽいがマライアにエルボー連打。マライアが突進をかわすと白川が介入しコーナーに乗せマライアの雪崩式フランケンを呼び込む。マライアがダブルアームの体勢。なつぽいがカットしネックブリーカー。安納がマライアにミサイルキック、白川が入ってくるとフィッシャーマンで投げ捨てる。マライアがエプロンからハイキック、コーナーに上がるとミサイルキックで安納を吹っ飛ばす。白川が安納のヒザにドロップキック、マットにヒザを叩きつけ足4の字狙い。安納が切り返しドロップキック。白川が打撃の連打からローキック。足4の字固め。なつぽいがカットするがマライアが場外に送り出す。白川はニークラッシャー狙いも安納が延髄斬り、フィッシャーマン。白川がバックブローで安納を倒す。両者ダウン状態からタッチ。マライアとなつぽいが蹴りをかわし合う。マライアがダブルアームスープレックス。なつぽいが返すと、安納が介入、マライアが合体の蹴りをかわし白川が加勢しドロップキック。王者組がなつぽいにネックブリーカー。なつぽいが返すと、マライアがバックドロップ。なつぽいが返すと、マライアが張り手の連打。安納が介入し延髄斬りの挟み撃ち。マライアが返すと、2人がコーナーに上がり安納がミサイルキック。なつぽいがフェアリアルギフト、しかし白川のカットが成功。なつぽいがバックを取りジャーマン。マライアが返すと、なつぽいがクロスアーム。白川がローリングエルボーでカットしコーナーからDDT、マライアがなつぽいを担いでマットに叩きつける。10分経過。白川が安納にバックドロップ、4人がダウン状態。マライアがなつぽいに張り手。肩車すると白川がコーナーに上がるがなつぽいが回避。白川が延髄斬り。マライアが肩車し白川がダイブ。しかし安納がカットする。マライアがなつぽいを引き起こし、ツームストーン狙い。なつぽいが連続マヒストラルも白川がカット。なつぽいがポイ捨てジャーマン。マライアがフェースバスター、安納がカットしジャーマン。なつぽいのトラースキックから安納が白川にジャーマン。ダブルでマットに叩きつけ、なつぽいがフェアリーストレイン。3カウントが入り、ゴッデス王座が移動した。

なつぽい「やっぱり最高のタッグだった。だけどウチらは、それを超える最強のタッグ」

安納「ウチらはベルト取る運命やった」

鈴季すずと星来芽依がリングイン。

鈴季「放送席から失礼しまーす。いまはオマエらの試合をそこでじっくり見せてもらった。新チャンピオンおめでとう。ガントレットタッグマッチで勝利したウチらが、そのベルトに挑戦する資格は十分にあります。ウチら21歳でしょ。21歳の若さで、オマエらオバ…、オバ…おばさんの、そのベルトで巻いてやるよ」

なつぽい「21、ホントに? 貫禄ありすぎだろ。いいよ。防衛戦やりましょう。それじゃ、バイポーイ」

鈴季「バイポイってなんだよコノヤロー。マイク入ってねえじゃねえかよ!」

なつぽい&安納のコメント

なつぽい「スターダムのベルト2人で巻いちゃったよ。ホントに、最強なんじゃない、ウチら」

安納「うれしい、素直にうれしい」

なつぽい「ツイッターで未奈ちゃんに言ってたことがあるんだけど、それの意味、そのままのことなんだけどね、未奈ちゃんは人のまねっこをする。なつぽい革命を掲げたとき、白川維新、最強の夏に最高の夏? 執念とかジャッジメントとか。未奈ちゃんはさあ、もう自分自身で、もうっていうか、未奈ちゃんはすごい自分自身の個性、メッチャクチャ強いもの持ってるのに、もう人のものなんか要らないじゃん。そういう意味だよ、私が言ってたのは。現に私はいま未奈ちゃんに勝ってない、未奈ちゃんには勝ってない。あのときの白いベルトはまだ私は足りなかった、ふさわしくなかった白いベルトに。だからいま私はもっともっと強くなって白いベルトにふさわしい人間になろうと思って闘ってる。未奈ちゃんとの物語はまだ終わってないから。これからもずっとずっと続くから。そういう意味だよ。ちょっと熱くなった」

安納「でもさ今日はさ、ウチらがベルト取ったやん。なつみが取ったよな、今日は」

なつぽい「私が取ったよ」

安納「今度私が取るから。私が守るから、このベルト」

なつぽい「望むところだよ」

安納「なつみは最強、私はこのベルトを巻いてさらに輝くから」

なつぽい「私もさらに輝くから」

安納「じゃあ私は最強やから」

なつぽい「もう最強の最上級の究極だから。バイポーイ」

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

19分1秒
ビアンカ

<挑戦者>
ジュリア 優宇

※第2代王者のジュリアが初防衛に成功

 ジュリアが新日本プロレスで獲得したSTRONG王座をスターダムのリングで初開催。挑戦者はなぜか大江戸隊が連れてきた7Uppの優宇だ。優宇は大江戸隊との関係を全否定しているがジュリアは懐疑的。優宇自身はSTRONGの名にふさわしい選手かと思われるが…。

 優宇が握手を止めるとジュリアも慎重に応じて試合開始。ロックアップから優宇がロープに押し込みブレイク。ジュリアがバックにまわるが持ち上げられず。優宇が腕を取るとジュリアも取り返す。優宇がヘッドロックにいくとジュリアが切り返す。優宇が腕を取るとジュリアがエプロン越しに腕を絞り上げ、張り手。優宇が逆水平、ジュリアとショルダータックルをぶつけ合い仁王立ち。優宇がジュリアを吹っ飛ばし、カバー。ジュリアが返すと、優宇が串刺しエルボーアタック。リング下のジュリアに優宇がゴロゴロと転がり体を浴びせる。ジュリアがドロップキック、優宇が突進をキャッチもジュリアが卍固めに切り返す。すると優宇が旋回してジュリアをマットに叩きつける。ジュリアは三角絞め。優宇がリフトアップし叩きつけるも、ジュリアは離さない。ジュリアは腕を締め続けるが、優宇の足がロープへ届く。ジュリアのミサイルキックに優宇が仁王立ち。ジュリアはフロントネックロック、優宇が持ち上げるがジュリアがDDT、ネックブリーカー、ドロップキック。ジュリアが持ち上げるが優宇が押し潰す。10分経過。エルボーの打ち合いから優宇がチョップでジュリアをダウンさせる。ジュリアが怒ってエルボー乱打。ジュリアの突進に優宇がサイドスラム、セントーン、起き上がりこぼし式逆水平の連打。ジュリアが走ると優宇が払い腰、クロスボディーアタック。優宇がコーナーに上がるとジュリアが下から張り手、ドロップキック、雪崩式ダブルアームスープレックスを決める。再びコーナーに上がるとミサイルキック。しかし優宇の肩が上がる。ジュリアが持ち上げようとするが優宇が逆水平。ジュリアがバックドロップ。両者立ち上がり張り手を打ち合う。15分経過。ジュリアが乱打、優宇は一発でダウンさせる。優宇の突進にジュリアが蹴りを入れグーパンチ。優宇がジュリアの打撃を受けて立つ。ジュリアはニーを叩き込むが2カウント。ジュリアの突進を優宇が止めてコーナーに追い込むとキャノンボール。優宇はセカンドから弾みをつけてボディープレス。ラストライドをジュリアが丸め込む。ジュリアは優宇に腕固め。 ビアンカで締め上げるとゴングが打ち鳴らされジュリアの勝利となった。

ジュリア「優宇、優宇待て!オマエストロングすぎるんだよ、このヤロー!また狙ってきてよ、このベルト。もっとオマエとやり合いてえんだよ。日本の怪物を倒しました。私は次のステージに上がっていきたいと思ってます。以上です」

スクリーンに映像が流れ、アメリカ、インパクトレスリングのディオナ・プラッツォとジゼル・ショーが8月20日の大会におけるSTRONG女子王座に挑戦を表明。

ジュリア「8月20日、アメリカに乗り込んでくるぞー!日本の諸君はぜひアメリカまでジュリアの応援をしろ!アリベデルチ、またな!」

 

ジュリアのコメント

「OK!防衛したぞおい、STRONG。このベルトを欲しくてナイチンゲール。アメリカから来てもらって、それはそれはビッグな挑戦者だった。そしてその次の相手は優宇。これまた日本の超ビッグな相手で、私は女子プロレスラーになってスターダムに来て4年過ぎて、足りなかったんだよ、そういう相手が。必要だった。今、このSTRONGが、このベルトが私にもたらすこのあらゆるいろんなことを乗り越えていかなければ、私は本当に女子プロレスのトップと言えるのか。そういうのがいつも疑問で。ずっとずっとああいうデカくて強いそんじょそこらのパワーファイターと違う相手とずっとやりたいと思ってた。だから次行くのはアメリカ。また一つ、私の目標。そこに一歩足を踏み入れることができる。よく分からない、相手が1人なの?2人なの?3人なの?4人なの?5人なの?6人なの?何人でもいいよ。何十人でも何百人でもまとめてかかってこいよ!私が世界一のSTRONGに、本当の意味でのSTRONGになってやるよ。そして優宇、今日はありがとう。また、オマエとは必ずやり合いたいと思ってる。それから、もう一個だけ言いたいことがあって、19日大田区。私はその大会いないけど、レジェンドがどうやら集まる大会を開くってこないださ、記者会見行った時に知ってさ。正直、アメリカに行く一つの目標はここで叶えることができるけれども、その大会にジュリアがいないことはめちゃくちゃ悔しい。私だって女子プロレスの歴史を作り上げてきた、私が見てきたアイツらと私も試合がしたい。強くそう思ってる。私は本気で言ってるから、その一回きりで、私がいないあの大会一回きりで、スターダムの連中は絶対に終わらせるんじゃねえぞ。私は必ずあのレジェンドと呼ばれる奴らと試合がしたい、しなきゃいけない。これからの女子プロレスの未来を背負うために。以上」

◆IWGP女子選手権試合 60分1本勝負
<王者>

21分32秒
ドラゴンズレイ

<挑戦者>
岩谷麻優 林下詩美

※第3代王者の岩谷麻優が初防衛に成功

 4・23横浜アリーナでメルセデス・モネを破り悲願のIWGP女子王座を獲得した岩谷麻優が待望の初防衛戦。対するは、初代王座決定トーナメント準決勝でも闘った林下詩美だ。詩美はアメリカ遠征を経てIWGP女子王座に照準を絞った。過去シングルで3度対戦、しかもどれもが大一番という両者。今回もビッグマッチでのタイトル戦という大舞台。岩谷が初防衛か、それとも詩美がIWGP女子初奪取か?

 岩谷が握手を求めると、詩美がゆっくりと応じてその手を引っ張る。探り合いから手四つの構えと見せかけ岩谷がバックにまわりヘッドロック。詩美が切り返しネックロック、岩谷が切り返してネックロック。グラウンドの攻防から岩谷がテイクダウン。岩谷はアキレス腱固めにいくが詩美が反転してレッグロック、岩谷がエスケープ。ロックアップからバックを取り合い詩美がヘッドロック。岩谷がロープに振るが詩美がショルダータックル。ロープワークから岩谷がエルボー、低空ドロップキック、サッカーボールキック。コーナーに追い込むとミドルキックから顔面を踏みつける。詩美が1カウントで返すと岩谷がボディースラムの構え。詩美がこらえるが岩谷が投げ切る。岩谷の突進を詩美が止めてサイドスラム。詩美が高々とボディースラム、エルボードロップ。岩谷が返すと、詩美はコーナーに追い込み突進。岩谷がかわしドロップキック。詩美がかわして逆エビ固め。岩谷がエスケープ。コーナーに振られた岩谷が反転してミサイルキック、低空ドロップキック。詩美がリング下に落ち、岩谷がトペスイシーダもかわされセコンド直撃。詩美がリング下でエルボー-連打からコウモリ吊り落とし。詩美は岩谷をリングに戻そうとするがエプロンでドラゴンを食らう。19カウントで詩美が生還し10分経過。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い、岩谷が立ち上がってエルボー。詩美もエルボーでやり返す。岩谷がこらえてエルボー、詩美がダウン。岩谷は「立てよ」「こいよ、おら!」と絶叫。エルボーの打ち合いから岩谷が連打、バックキック。詩美がカウンター、岩谷を止めてマットに叩きつける。詩美が背中にラリアット、コーナーから背中にミサイルキック。岩谷が返すと、詩美はスリーパーへ。岩谷がエスケープ。詩美はアルゼンチンで担ぎ上げるが岩谷がドドンパ。コーナーに追い込みドロップキック。コーナーに上がると詩美が追いつきエルボー連打、雪崩式ブレーンバスター、岩谷が切り返しエルボー、コーナーに乗せてヘッドバット、雪崩式フランケン、ミサイルキック。15分経過。岩谷は反対コーナーに上がり、フロッグスプラッシュ投下。詩美が返すと、岩谷はドラゴンの構え。詩美がロープに逃れるが岩谷が引っ張り投げっぱなしドラゴン。詩美が投げっぱなしジャーマン3連発、岩谷が返すが、詩美の打撃を食らいダウン。詩美が張り手、岩谷がスリングブレイド、張り手。詩美がネックブリーカー、アルゼンチンから旋回して前方に叩きつけるトーチャーラックボム。詩美がスリーパー、岩谷が立ち上がるが詩美がマットに叩きつけフィニッシュを宣言。詩美がショッキングベイズラーも岩谷が返してみせる。20分経過。詩美がカナディアンからハイジャックボム狙いも岩谷が丸め込む。詩美がカウンターでラリアット。詩美が背後からラリアットも岩谷がかわしドラゴン、トラースキック、フィニッシュを宣言しドラゴンズ・レイをコーナーから飛んで決める。3カウントが入り岩谷が防衛。

 

詩美のコメント

「まただよ、また、岩谷麻優に負けたよ。何回同じことすんだよ。岩谷麻優はいつだって私の先に行って、今日こそ岩谷麻優の先に立つって決めてたのに、なんで今日も、岩谷麻優が私のずっとずっと先にいるんだよ? あきらめなければベルト取れるって、岩谷麻優、オマエが言ったんだからな。林下詩美は絶対にIWGPのベルトをあきらめないからな」

 

岩谷のコメント

「記憶、記憶ない。腰、腰、腰、痛い。足、足、痛い。なんだ? なんだ? いま、いまベルトを持っているのは自分。このベルトはここにある。ここにある、ベルトもトロフィーも。でも、今日…もう言葉が出てこない」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

15分23秒
タイガースープレックスホールド

<挑戦者>
中野たむ メーガン・ベーン

※第16代王者の中野たむが2度目の防衛に成功

 中野たむがワールド・オブ・スターダム王座2度目の防衛戦。ジュリアから赤いベルトを引っぺがした中野は白川未奈との2冠戦を制し、赤白同時王者となった。白はMIRAIに敗れ失っており、赤のみが懸けられる2度目の防衛戦は中野にとって事実上初めてのワールド王座防衛戦と言っても過言ではないだろう。挑むのはアメリカからやってきた元OVW女子王者のメーガン・ベーン。ここまで多くの選手をパワーで圧倒、中野とは前哨戦なしの一発勝負だ。中野が勝利し赤い王者ロードを歩むのか、それともメーガンが一発奪取でスターダムの至宝を奪い去るか。

 中野がメーガンのまわりを回るとメーガンが首をつかんでコーナーに追い込み投げ捨てる。中野がバックにまわるがメーガンアがぶっこ抜いて前方に叩きつける。ボディースラムをこらえた中野だが、メーガンが担いで場外に投げ捨てようとする。こらえた中野がエルボー、メーガンがやり返しショルダータックル。もう一度担ぎ上げると場外へダイレクトに投げ捨てる。16カウントで中野がエプロンに立つと、メーガンが高々と滞空時間の長いボディースラム。メーガンがニーを連打し、ストンピング連打、至近距離からラリアット。中野がローキック連打。メーガンがキャッチし後方に投げつける。中野が返すと、メーガンがダブルアームスープレックス。中野がローキック連打から組み付いていくと、メーガンが持ち上げてコーナーへ叩きつける。中野はメーガンの突進をかわしコーナーに激突させるとニーアタックでリング下に落とす。場外プランチャを狙うとメーガンがエプロンで担ぎ上げる。逃れた中野がトラースキック、エプロンからプランチャもキャッチされる。中野をコーナーに激突させ、場外プランチャで飛ぶ。リングに戻すとバイオレットシューティング。後方からも決め、前方からもさらに3連打。中野はノーザンクロスに入るが、メーガンの足がロープへ届く。10分経過。中野はタイガーの構え、メーガンが跳ねのけカウンターでラリアット。中野が返すと、メーガンはパワーボム狙い、中野が切り返し飛びついて押さえ込む。中野の突進を止めてメーガンがネックハンギングボム。返した中野にメーガンはファイヤーマンズキャリーからF5へ、しかし中野がDDTに切り返し両者ダウン。8カウントで立ち上がり両者突進、メーガンが担ぐが中野が逃れて飛びつく。メーガンがキャッチし投げ捨てパワーボム。返した中野にメーガンはF5。押さえ込むが中野が肩を上げる。メーガンは返されてぼう然。中野を引き起こすと、もう一度担ぎ上げる。中野が切り返しローキック、スピンキック。ロープの反動を利用しジャーマン。15分経過。バックを取るとタイガー。3カウントが入り、中野が勝利した。

たむ「宇宙のみなさん、そして大阪のみなさんこんにちはー!お尻4つに割れてないですか?巨人メーガンから赤いベルト守ったぞー!本当にいままでで最大のピンチでした。マジでバケモンでしょ。思ったこと一つある。世界ってめっちゃ広い。だからたむは、でも、私はスターダムを世界で一番だと思ってる。だからたむはまだまだこれからやらなきゃいけないことがある。みなさん、たむを信じてついてきてください。(倒れる)マジ、もう…。ブスですか、ブスですよね。ありがとう。みなさん、きょうも長い時間私たちと一緒に闘ってくれてありがとうございました。準備はいいですか!?宇宙にきらめくたむロードについてこい!ビリーブイン、たむ! ありがとう」

中野のコメント

たむ「ワールド・オブ・スターダム2度目の防衛に成功しました!ありがとう…。ブスですよね、さすがに今日は。なんか言ってくださいよ。巨人メーガン、バケモノすぎる。どっちが勝ったんだか、これじゃ分かんないじゃん。マジでマジで今回は本当にダメかもって何回も思った(涙)。怖かった…。でも防衛しました!メーガンさん、オマエはもう死んでいるってすごい良い日本語知ってると思う。でももう一つ教えてあげる。人はね、深い悲しみを背負った奴ほど強いんだよ。何回も何回ももうダメかもって思って、もう無理かもって思って、悲しいこといっぱいあって、でもそれを乗り越えて私は今この赤いベルトを取ったから。まだまだあんたに渡すわけにはいかなかった。もっともっといっぱい守っていきたい。あと今日分かったこと。世界はめちゃくちゃ広いってこと。たむにもまだまだやらなきゃいけないことがあるみたいです。たむを信じてついてきてください。ありがとうございました。あ、なっちゃん、サオリちゃん、チャンピオンおめでとう。どこ行ったの?」

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