2023/08/20 試合結果

2023年8月19日 『STARDOM ミッドサマーフェス2023』

『STARDOM ミッドサマーフェス2023
8月19日(土)大田区総合体育館
(観衆1653人)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負
星来芽依

4分58秒
回転エビ固め

HANAKO

※もう一人はフキゲンです★

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
妃南

7分4秒
セブンティーン

水森由菜
吏南 月山和香●
○羽南 レディ・C

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○マライア・メイ

7分6秒
エビ固め

メーガン・ベーン
白川未奈 テクラ●

◆タッグマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

9分17秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美
○舞華 飯田沙耶●

◆タッグマッチ 15分1本勝負
コグマ

9分31秒
スタンディングドラゴンスリーパー

鹿島沙希●
○岩谷麻優 朱里

◆8人タッグマッチ 30分1本勝負
ZAP

13分41秒
デスバレーボム→片エビ固め

井上京子
ダンプ松本 天咲光由●
琉悪夏 AZM
○刀羅ナツコ 林下詩美

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
安納サオリ

16分4秒
フェアリーマジック

井上貴子
○なつぽい 神取忍
中野たむ 葉月●

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○中西百重

27分1秒
ナナモモダイバー→片エビ固め

優宇
高橋奈七永 渡辺桃
ジャガー横田 スターライト・キッド●

 

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負
星来芽依

4分58秒
回転エビ固め

HANAKO

※もう一人はフキゲンです★

 当初はコグマvsHANAKOvsフキゲンです★の3WAYマッチが発表されていたがMIRAI欠場の影響でカードが変更、HANAKOvs星来芽依vsフキゲンです★の3WAYマッチとなった。まったく個性が異なる3名による闘いで、勝ち名乗りを受けるのは?

 HANAKOと星来が握手を求めるとフキゲンは「ノーデース!」と拒否。HANAKOが両手を高く上げて2人を誘う。星来もフキゲンも届かず、2人で一斉に足を踏みつけロープワーク。HANAKOが星来を抱えてフキゲンを蹴り飛ばす。星来がHANAKOに飛び乗りスリーパーでギブアップを迫る。HANAKOが抱え上げてロープに固定しショルダータックルで吹っ飛ばす。しかしフキゲンがカット。フキゲンはHANAKOの手を取りロープ渡り。HANAKOがビッグブーツ連打。HANAKOが星来を抱え上げてマットに叩きつけると2人まとめて逆片エビ固め。HANAKOは2人をコーナーに振り串刺しで突進。かわしたフキゲンが丸め込むと星来も丸め込み。星来がドロップキックでHANAKOを分断、フキゲンにドロップキック。フキゲンが星来、HANAKOにサミング。ブレーンバスターを狙うがHANAKOが反対に叩きつける。星来がHANAKOに飛びついて丸め込むと3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
妃南

7分4秒
セブンティーン

水森由菜
吏南 月山和香●
○羽南 レディ・C

 羽南&吏南&妃南の三姉妹が久々のそろい踏みでトリオを結成、レディ・C&月山和香&水森由菜組と対戦する。前日の品川大会「NEW BLOOD10」で羽南と妃南がタッグを結成、吏南はメインで月山を破りフューチャー・オブ・スターダム王座を防衛した。2日連続で対戦する吏南と月山を筆頭に、若い力の激突に注目だ。

 水森が先発に名乗りを挙げると三姉妹からは妃南が出てくる。ロックアップから腕の取り合い、妃南のヘッドシザーズを水森が抜け出す。妃南の突進を月山がエプロンから妨害し、水森が月山とレディをまとめてプレスさせようとするが持ち上がらず。三姉妹がカットし、まとめて払い腰。妃南が水森にフェースロック。水森が妃南にドロップキック。レディが妃南にビッグブーツ、ジャイアントスイングを狙うが妃南が切り返す。妃南はレディをマットに叩きつけ吏南に託す。吏南が串刺しダブルニーアタックからドロップキック。レディが返すと、妃南を走らせずに河津落とし。月山が入り吏南にヒップアタック、ロープに振り合い吏南がビッグブーツ。吏南と月山がエルボーの打ち合い。月山がフェースクラッシャー、ミサイルキック。羽南が月山にドロップキック、ニーアタック。月山が返すと、羽南のクロスボディーをかわして変型ネックブリーカー。月山はコーナーから極楽ドンを狙うが羽南が切り返し回転エビ固め。月山の突進を吏南が妨害し妃南のアシストから羽南がフェイマサ―を決める。月山が返すとレディがネックブリーカー、水森がラリアット、月山が極楽ドン。吏南のダブルニーがかわされ羽南に誤爆。月山は羽南にオースイスープレックス。羽南が切り返し丸め込むと3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○マライア・メイ

7分6秒
エビ固め

メーガン・ベーン
白川未奈 テクラ●

 白川未奈&マライア・メイ組のクラブビーナスとメーガン・ベーン&テクラ組によるタッグマッチ。ゴッデス・オブ・スターダム王座から転落してしまった白川&マライア組だが、メーガン&テクラ組との対戦はタイトルマッチ級の闘いと言っていいだろう。中野たむの赤いベルト挑戦をはじめ、5★STAR GP開催中にもかかわらず圧倒的パワーでシリーズを席巻しているメーガンと、白川&マライア組の激突は見どころが多い。インターナショナルな女子プロレスが展開されそうだ。

 マライアとテクラがアピール合戦。白川も加わりアピールすると白川とマライアがメーガンの横でダンス。メーガンが襲いかかり試合がスタート、白川を自軍コーナーに追い込む。テクラが入り白川にタランチュラ、ドロップキック。メーガンが白川にボディースラム、テクラを白川の上に叩きつける。白川が返すとメーガンにローキック連打。メーガンが白川をマットに叩きつけ突進。白川がかわしてマライアがドロップキック。白川が延髄斬り。マライアがメーガンにミサイルキック、エルボー連打。メーガンがマライアの首をつかむ。白川が乱入し左右の打撃。マライアが左右で張り手を打ち込む。メーガンが白川にラリアット、マライアをキャッチしサイドに叩きつける。テクラがマライアにエルボー連打。テクラがマライアをかわしメーガンがキック。テクラがエプロンからキックをぶち込む。テクラがコーナーに上がるとマライアが止めて雪崩式フランケン。マライアがスリングブレイド、テクラがスピア。マライアが返すと、テクラがトラースキック。白川が介入しマライアがサイドに叩きつける。テクラが返すと、マライアが控えのメーガンにチョップ。白川が加わりダブルでスタナー。マライアがテクラを肩車し白川がダイブ、しかしメーガンがカットしマライアにジャーマン。白川にはエルボー。白川がロープを引いてメーガンを外に出すと場外プランチャ。マライアがテクラを捕まえパイルドライバー狙いも丸め込まれる。切り返したマライアが押さえ込むと3カウントが入った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

9分17秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美
○舞華 飯田沙耶●

 当初はMIRAI&壮麗亜美&飯田沙耶組vs舞華&鈴季すず&星来芽依組の6人タッグマッチが発表されていたがMIRAIが欠場となりカードが変更、壮麗亜美と飯田沙耶がユニットの枠を超越し、次期ゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦者チームの舞華&鈴季すず組と対戦する。

 飯田と舞華が視殺戦。壮麗が制して先発に名乗りを挙げ舞華と対峙する。ロックアップでの力比べから舞華がブレイクと見せかけ蹴りを入れる。舞華の突進に壮麗が逆水平の連打。鈴季が羽交い絞めにし「やり返せ」と指令。しかしかわされ誤爆。飯田と壮麗が逆水平の連打を舞華と鈴季に浴びせていく。さらにジャンピングチョップでも競演し一緒にゴリラポーズ。舞華が返すと壮麗の突進をキャッチしてパワースラム。鈴季がエプロンの壮麗にリング下からビッグブーツ、リングに戻り背後からドロップキック。壮麗が鈴季をアルゼンチンで担ぎコーナーへ宙吊りにする。ボディーアタックを浴びせるが鈴季が返す。壮麗がショルダータックルから逆エビ固め。鈴季がウラカンラナに切り返すとテキーラショット狙い。壮麗がかわしてブレーンバスター。鈴季がジャーマン、壮麗がラリアット。飯田が鈴季に飯田ロケット。鈴季が返すと、飯田が逆水平、鈴季がスピア。舞華が串刺しラリアット連打。飯田はショルダータックルを連続でこらえる。舞華はラリアットを連続でこらえてみせる。舞華は飯田にラリアットも2カウント。舞華がフィニッシュを宣言し飯田に炎華落とし狙い。飯田が切り返しラリアットを前後から放つ。舞華が返すと飯田は串刺しラリアットから達者でな狙い。鈴季がカットし舞華とクローズライン。飯田がかわし壮麗がラリアット。壮麗は舞華をサイドに叩きつけ飯田をリフトアップ、飯田はエルボードロップを決める。鈴季が壮麗にハイキックで分断。舞華と飯田が突進し舞華がラリアット。飯田が立ち上がると舞華がバックドロップ。飯田が立ち上がり張り手。舞華もやり返すが飯田がラリアット。飯田の突進に舞華がローリングラリアット。飯田が返すと、舞華はみちのくドライバー。3カウントが入り舞華が飯田をフォールした。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
コグマ

9分31秒
スタンディングドラゴンスリーパー

鹿島沙希●
○岩谷麻優 朱里

 当初は岩谷麻優&向後桃組vs朱里&鹿島沙希組が予定されていたが向後の欠場から岩谷のパートナーにはコグマが入る。安定のSTARSと新生ゴッズアイのぶつかり合い。岩谷と朱里のバチバチした闘いはもちろん、ドリームタッグでチームを組むことになった岩谷と鹿島の絡みも興味深い。また、ハイスピード王座を争ったばかりの鹿島とコグマも再び激突、コグマがリベンジか、それとも鹿島が起死回生で返り討ちか?

 コグマが「クマやりたい人」と呼びかけると、言い終わらないうちに鹿島が名乗り。試合が始まり、コグマと岩谷が合体、ドロップキックで挟み撃ち、コグマはボディープレスの連続から自軍コーナーへボディースラム。岩谷が鹿島にサッカーボールキック。リングサイドではコグマと朱里が鬼ごっこ状態。コグマが鹿島に串刺しドロップキック。鹿島がタッチを求め手を伸ばすがコグマが阻止。鹿島はコグマをかいくぐりコルバタ。鹿島が裏拳を放つがコグマが返す。朱里がコグマにドロップキック、岩谷にはコードブレイカー。さらにコグマにスタンディングギロチン。コグマが返すと、朱里のバックを取り走らせず。朱里が向き合うとコグマがサッととクマポーズでフェイントをかけ背後からドロップキック。コグマは朱里を捕獲して強制クマポーズをさせるが、背後から鹿島がコーナーポストで殴打する。コグマが朱里に飛び乗りスリーパー。岩谷が朱里にドロップキック、バックキック。朱里がDDTを放ち鹿島に託す。鹿島が岩谷に串刺しニーアタック。ダイビングフットスタンプ。岩谷が返すと、鹿島とエルボーの打ち合い。鹿島がカウンターのビッグブーツ、朱里がサッカーボールキック、鹿島がダイビングフットスタンプ。しかし岩谷が返してみせる。鹿島はダブルアーム式フェースバスターもコグマがカット成功。鹿島にコグマがスタナー、岩谷とコグマが合体ボディープレス。岩谷が鹿島にドロップキック連打。しかし鹿島の肩が上がる。岩谷が鹿島にドラゴン狙い。鹿島が起死回生で切り返すがコグマがカット。岩谷がバズソーキック、コグマとのミサイルキック競演、スタンディングドラゴンスリーパー。鹿島がギブアップし岩谷の勝利となった。

◆8人タッグマッチ 30分1本勝負
ZAP

13分41秒
デスバレーボム→片エビ固め

井上京子
ダンプ松本 天咲光由●
琉悪夏 AZM
○刀羅ナツコ 林下詩美

 林下詩美&AZM&天咲光由のクイーンズクエストになんとディアナの井上京子が合体。対する大江戸隊の刀羅ナツコ&琉悪夏には極悪同盟のダンプ松本とZAPが合流、時代を越えたヒールユニットが誕生する。全女時代には絶対のベビーフェースだった京子がQQに加わることでどんな化学反応が起こるのか。また、大江戸隊との抗争を展開するQQが極悪同盟との遭遇でいったいどんな風景がリング上に現出するか。

 QQに続き京子、極悪同盟のテーマ曲でナツコ&琉悪夏&ダンプ&ZAP組が入場。ダンプはリングインするなり安藤リングアナを竹刀で殴打する。さらにダンプは自分がコールされたところで相手に襲いかかり、そのまま試合がスタートする。場外戦でダンプが天咲を客席に放り投げる。リング上を大江戸隊と極悪同盟がジャック。天咲がリングに戻されヒール軍が総攻撃。ダンプが天咲の髪を引いて変型キャメルクラッチ、ZAPとナツコが加勢する。ZAPが天咲にブレーンバスター、レッグドロップ。グロッギー状態の天咲がダンプに向かっていく。ダンプは張り手一発でダウンさせる。天咲がエルボー連打、ボディースラムを狙うがこらえられる。すると天咲はバックを取る。ダンプが返してラリアッと。天咲がかわし丸め込む。ダンプがロープに振りラリアット。京子が入りダンプをど突く。京子はラリアットでダンプを倒し天咲にタッチを求める。しかしナツコが妨害。天咲をナツコが捕まえ自軍コーナーに連行。天咲が琉悪夏にフェースクラッシャー。タッチを受けた京子が琉悪夏のエルボー連打を受けて立つ。京子はエルボー一発で琉悪夏を倒す。琉悪夏は顔面をかきむしる。AZMが入って京子とファンタスティックフリップの競演。詩美が京子とタッチをかわしリングイン、琉悪夏にドロップキック。アルゼンチンからバックフリップ。しかしダンプが竹刀で殴打。詩美が琉悪夏のバックを取る。琉悪夏が切り返しフィッシャーマン。ZAPが詩美に向かっていくとAZMが羽交い絞め。しかし詩美のラリアットがかわされ誤爆。ダンプが竹刀で詩美をコーナーに追い込むとヒール軍が次々と串刺し攻撃、ZAPがコーナーに上がると京子がカットしようとするもZAPが回避しダイビングボディープレスを詩美に決める。ZAPのバックドロップを詩美が切り返し京子と合体ショルダータックル。しかしダンプが竹刀でカット。10分経過。詩美がZAPへミサイルキック。これもダンプが竹刀でカット。ZAPが羽交い絞めもダンプの竹刀が誤爆し詩美がZAPにバックドロップ。天咲が入るがダンプが竹刀で殴打。ナツコがコーナーに追い込むが天咲がかわしQQが串刺し攻撃。QQと京子でドロップキックの競演。しかしダンプが竹刀でカット。吏南がリング下から天咲の足を引き琉悪夏がボディースラム。ナツコがコーナーに上がると京子が雪崩式ブレーンバスター、AZMがダイビングフットスタンプ、天咲が天聖。しかしZAPがカットし吏南がレフェリーの足を引く。ヒール軍が天咲を集中攻撃。ダンプ、ナツコが一斗缶で殴打。ナツコが振ってダンプと竹刀でクローズライン。ダンプとナツコがミスト攻撃からデスバレー。天咲が返せず3カウントが入った。

 

ナツコ組のコメント

ナツコ「極悪同盟と大江戸隊がついに…。今日はじめて、プロレスやっててホントに良かったって、心の底から思えた。ダンプさん、ずっとあこがれで。でも、恐れ多くて、本人の前であこがれてますって言えなかったんだけど、今日ホントに…。言葉が出てこねぇ。なんて言ったらいいのか。どう琉悪夏」

琉悪夏「こんな貴重な機会、ホントにプロレスやっててよかった」

ナツコ「ホントに良かった。いろんなこといっぱいあったよな。嫌なこと死ぬほど言われたし、もの投げられたこともあったし。いろんなことあった。比じゃないぐらいダンプさんは経験してると思う。ウチらなんかあまっちょろいモンだよ、こんなの。それでもプロレスやってて、ホントにはじめて、心から続けててよかったってマジで、ホントにホントに思いました。ありがとうございました」

ダンプ「ヒールにあこがれるっていうか、極悪になりたい人なんてホント誰もいないのね。みんなやっぱりキャーキャー言われて、ニコニコしてるベビーフェースのほうがうれしいわけだよ。楽しいの、キャーッって言われるほうが。それをね、こうやってヒール、極悪と組んでやりたいっていうオファーをもらって、Tシャツあげたとき、2人がすっごく喜んで。シールもあげたらホントに喜んでくれて。こういう後輩ができて、すごくうれしい。1回だけじゃなくて、何回も組ませてもらえたら楽しいなと思う。もっとやりたいなと思う」

ナツコ「やりたいですね」

ダンプ「やりたいやりたい。まだ今日は…」

ナツコ「ちょっとしかやってない」

ダンプ「痛めつくけてないじゃん。あとの2人なんか触ってもないよ。みんな血だるまにしたいよ」

ナツコ「やりたい」

ダンプ「やりたい。お願い、このメンバーで」

ナツコ「もう一度だけやりたい」

ダンプ「もう何回も。地方も行きたいよ」

ナツコ「来てくださるんですか?」

ダンプ「行くよ。やりたい。今日はありがとうございました」

ナツコ&琉悪夏「ありがとうございました!」

ダンプ「これからが楽しみ、これからの2人を応援するんで。がんばってくれ」

 

詩美組のコメント

京子「(天咲に対して)なにそれ、何食らったの?」

天咲「わかんないです」

京子「えぇ…?」

詩美「入場からずっと凶器もって、アイツら」

京子「良くない。あれ、良くないね」

AZM「なんですか、あれ」

京子「あれがあっても勝たなきゃダメなんだけどね。悔しいね!」

AZM「悔しいです…! でも、今日は組んでくださってありがとうございます」

京子「いやいや。勝てなかったから意味ない。ホントにゴメン。次もしあったら勝とう」

詩美「ぜひまた次よろしくお願いします」

ここで京子がQQポーズを決める。

AZM「あ、QQポーズ! よろしくお願いします!」

京子「アンタもっとがんばれよ! なんでもいいんだよ、もっと手を出すんだよ。なんでもいいから出すんだよ」

天咲「ハイ」

京子「技じゃなくてもいいんだよ。手を出すの、とにかく。何もしないのが一番悪い」

AZM「私、けっこう京子さんといいタッグだったと思うんですけど」

京子「いきなりきたから。京子さん!とかいって。やるしかないじゃん」

AZM「いきなり言っても抱っこしてくれて、ありがとうございます」

京子「ばしっと決まったもんね」

AZM「負けましたけど、楽しかったです。また組んでください。そしてまたゲームも一緒にやってください」

京子「あはは、ありがとう。教えてください」

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
安納サオリ

16分4秒
フェアリーマジック

井上貴子
○なつぽい 神取忍
中野たむ 葉月●

 中野たむ&なつぽい&安納サオリのコズミックエンジェルズは、8・13大阪で中野がワールド・オブ・スターダム王座防衛、なつぽい&安納組がゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取したチャンピオントリオである。その王者3人が神取忍&井上貴子のLLPW―Xと時空を超えて対戦。そこになぜか葉月が加わることになったとはいえ、ミスター女子プロレス神取と、アイドルレスラーの元祖的存在である貴子がコズエンと遭遇するという予測不可能な顔合わせとなった。会見では神取が中野に対して厳しいコメント。中野は神取を振り向かせ、現在の女子プロレスを見せつけることができるか、それともレジェンドの築いた歴史に圧倒されるのか?

 コズミックエンジェルズ、葉月、貴子、神取の順に入場。中野が神取に詰め寄り視殺戦。葉月がコズエンの前に立ちふさがり神取と貴子をガードする。スタンガンを手に貴子が先発、コズエンに詰め寄って中野を捕まえるといきなりパイルドライバー。貴子は中野を「起きろ」と挑発。ロックアップから中野がロープに追い込みブレイクと見せかけキック。貴子がショルダータックル。コーナーに追いこまれた中野がかわし安納となつぽいがドロップキック、コズエンが次々と串刺し攻撃。コズエンがトリプルドロップキック。中野が貴子をカバーするが貴子はカウントを入れさせず。なつぽいのドロップキックを貴子がかわし顔面を蹴飛ばしていく。貴子が「なめんなよ!」とDDT。葉月がなつぽいに顔面ウォッシュ、ボディースラム。なつぽいが返すと葉月は神取に託す。神取がなつぽいの顔面を踏みつけていく。ネックハンギングを決めると神取は「弱えよなあ」。なつぽいが神取にアームホイップからドロップキック。中野が神取にダイビングボディーアタックもあっさりかわされる。神取がスリーパーにいくが安納もスリーパー。貴子もスリーパーを決め数珠つなぎに。神取と葉月が中野と安納を捕獲。しかし中野と安納が神取にドロップキックの挟み撃ち、中野がダイビングボディーアタックを決める。神取が返すと、中野はバックを取る。神取が切り返しヘッドバット。中野が張り手、神取も張り返しワキ固めに。神取はあえてすぐに外してみせる。中野が張り手の連打、神取が崩れるが突進を止めて腕十字狙い。安納、なつぽいをカットし中野にワキ固め。中野が神取をロープに振る。神取が止まると安納がキック、中野がキックのコンビネーションもカウンターでラリアットを食らう。神取の突進に中野がスピンキック。代わった貴子が安納にロー。安納がエルボーで向かっていく。ビッグブーツの応酬から安納が連打。コーナーに振られた安納が貴子をかわすがビッグブーツを食らう。安納が返すと、なつぽいが乱入し貴子にドロップキック。安納がフィッシャーマン。貴子が返すと、安納の突進にバックブロー。しかしメルティアがカットする。貴子は安納にバックブロー、安納がかわし延髄斬りからフィッシャーマン。10分経過。葉月がなつぽいにスリーパーを決めると神取が中野、貴子が安納にスリーパーで援護。なつぽいがエスケープすると、葉月がフルネルソンバスター、セントーン。エルボーの打ち合いから、なつぽいがポイ捨てジャーマン。なつぽいがコーナーに上がると貴子がカット、中野、安納も上がると、神取がまとめて落とす。神取はなつぽいにスイングスリーパー。貴子がバックドロップ、葉月がダイビングセントーン。返された葉月はなつぽいに垂直落下狙い。なつぽいが切り返しフェアリングリングも貴子がカット。中野がネックブリーカーを神取に決め。コズエンがトリオで神取と貴子と葉月にカカト落とし。なつぽいが丸め込むが葉月が返す。コズエンが次々と葉月にコーナーからダイブ。なつぽいが葉月にジャーマン狙い。葉月が切り返しカウンターで二段蹴り、なつぽいが葉月にジャーマンも葉月がバックを取り神取を呼び込む。しかし掌底がかわされ誤爆。なつぽいが葉月をフェアリーマジックで丸め込むと3カウントが入った。

 

なつぽい「神取さん、貴子さん、今日は試合できてうれしかったです。ありがとうございました。また絶対闘いたいです。お願いします。ぽい!」

貴子もぽいぽーず

中野「そうだね。神取忍!これで終わりじゃねーぞ。次はシングルだ」

神取は両手を広げて「どうかな?」のジェスチャー。

なつぽい「神取さん、貴子さん、バイポーイ」

神取「だから、バイポイって何?」

 

葉月組のコメント

神取「なんとなく骨があるね。骨はあったね」

――試合後、中野からシングルの要求があったが。

神取「だから、気持ち的にそこまで上がってないけど、記者会見のときよりも、思ってた以上に骨があった」

――初参戦のスターダムの感想。

神取「リングはどこでも一緒。でも、すごく新しいものを取り入れたりとか、そういったものは刺激的だよね。でも、もうちょっとブーイングがくると思ったら声援が多かったからね。びっくりしちゃった」

貴子「やりにくかった(笑)」

――昔、いろいろあった中野と闘ったり、スターダム初参戦だったが?

貴子「中野たむと試合をやったことはあまり覚えてないんですけど、そこから彼女は彼女なりにいろんなことがあって這い上がっていまの地位をもっていったと思うので。スターダム、中野たむの名前がないと成り立たないような選手。そういう意味では今日私たちを見るのが初めての人もいたと思うので。そういうのが刺激的だったなっていうのと、自分たちのやる気というか。まだ負けないっていう闘志につながったなと思います」

葉月「今日は負けちゃったんですけど」

神取「申し訳ない」

葉月「普段組まない、組むことがない、そして私は日本の女子プロレスを知らずにこの世界に入った人間なので」

神取「どこにいたの?」

葉月「自分はWWEが好きで入った人間なので、今日はレジェンドの神取さん、そして井上貴子さん含めて、隣にいる私にしかできない経験値がまたさらに上がったと思うので、私はこれをしっかり忘れずに女子プロレス界のトップ、プロレス界のトップを取りたいと思います」

――葉月と組んでどうだった?

神取「いいと思う。さすがWWEを目指すだけあって、すごくいいと思う」

貴子「受け身がすごいね」

神取「受け身いいね。(また組みたい)そういう気持ちにさせてくれるよ」

――若手のアイドルに何を思った?

貴子「いまはそうやって最初の入場から最後のマイクアピールまで、ああいうのが主流なんだなあっていう感じで。ちょっと温度差がすごくあるんですけど。でも、試合をやってみたらそれだけでもない。ちゃんとしてるなって思いました」

 

中野組のコメント

なつぽい「最強な神取さん、貴子さん、葉月さんからうちらが勝ちました」

中野「最強じゃん」

なつぽい「最強だよ…。なつぽいとしては最強ロードを爆走中のこのタイミングで、こんなに女子プロレスの歴史を築いてきた最強と当たれるなんて本当に幸せなことだなって思いました。最後、貴子さんがぽいってしてくれて、めっちゃ嬉しかったです。ぽい!」

安納「私さ、いっつもレジェンドと闘うときってめっちゃ悔しい思いするの。入場から。あっちが入場してきただけでうわーっていうあの歓声だけとか、技一つかけただけとかのその悔しさがずっとあったけど、今日は2人がいたから、そんな思いがあんまなかったかな」

中野「たむも」

なつぽい「仲間だね」

中野「こうやってさ、女子プロレスの歴史を今日肌で感じて、私たちいまのスターダムが新しい女子プロレスの歴史を変えていかなきゃいけない、作っていかなきゃいけない。本当に心の底から強く感じた。(赤いベルトを前に出し)神取忍!シングル、やってくれるよね」

なつぽい「バイポイ」

中野「バイポイって何?」

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○中西百重

27分1秒
ナナモモダイバー→片エビ固め

優宇
高橋奈七永 渡辺桃
ジャガー横田 スターライト・キッド●

 高橋奈七永と中西百重のナナモモが大復活。そこに御大ジャガー横田が加わるという全日本女子プロレストリオが誕生。対するスターライト・キッド&渡辺桃には7Uppの優宇が加わる。大江戸隊と組む優宇は、8・13大阪では大江戸隊によってジュリアのSTRONG女子王座に挑戦した。今回は大江戸隊と直接組むのだが、優宇自身は大江戸隊入りを否定。この日は奈七永との7Upp対決にもなるのだが、優宇の去就はいったいどうなっているのか、この試合から明らかになるのだろうか。また、パッション注入マッチを闘った奈七永とキッドが再び対戦。ここにキッドがコーチを依頼した中西が復活し、キッドと対戦することに。そしてナナモモと組むことになったジャガーとの対戦を志願したのが桃。全女の歴史vs大江戸隊の図式を中心に、さまざまな時代がスターダムのリングで交錯する。

 優宇、キッド&桃、奈七永&中西、ジャガーの順に入場。キッドが先発に出ると中西にドロップキックの奇襲、中西はドロップキック3連発からボディースラム、カバーをキッドが返してドロップキック。キッドがボディースラムからカバーにいくと中西もブリッジで返す。コーナーに振られた中西が足を出してキッドの突進を止める。タッチをかわし奈七永と優宇がショルダーをぶつけあう。チョップの応酬から優宇がダブルチョップ。奈七永がショルダータックルも優宇が打ち勝ちセントーン。奈七永がかわしショルダータックル。ジャガーと桃がリングイン。ロックアップから桃が押し込むとエルボー。ジャガーが反転してエルボー連打。桃も打ち返しミドルキック連打、ジャガーがキャッチしドラゴンスクリュー。ジャガーは桃をロープに振るがキッドとタッチが成立。キッドと桃がダブルのドロップキックをジャガーに放つ。キッドはジャガーの頭部を蹴り飛ばしていく。キッドが走るとジャガーがかわしコブラツイスト。奈七永と中西もコブラで援護。ジャガーはキッドの頭部をトップロープにこすりつけると中西とともにロープ際で顔面を踏みつける。奈七永が「このクソチビがよ」とキッドに詰め寄りエルボーを受けて立つ。奈七永はキッドにヘアーホイップ、ブレーンバスター。中西がタッチを申し出てリングイン。ナナモモが合体でキッドに攻撃。中西はジャガーを呼び込む。ジャガーもキッドを踏みつけ中西がキャメルクラッチ。ここに奈七永とジャガーも加わる。ジャガーはキッドのマスクをつかんでエルボー、DDT。奈七永がキッドにサッカーボールキック。前からも蹴り上げカバーを返されるとフェースロック。ジャガーがキッドにパイルドライバーを高速で決める。片足でカバーするが優宇がカット。中西がキッドにダブルアームスープレックス。2発目はホールドするが2カウント。10分経過。ジャガーがキッドをロープ際で踏みつける。キッドが向かっていくがジャガーが喉元を踏みつける。ジャガーに振られたキッドが「ふざけんな!」とボディーアタック、その場飛びムーンサルト。優宇が入り、ジャガーにセントーン。ジャガーは優宇をロープに振ろうとするがこらえられる。ナナモモが加わるが優宇がまとめてクロスボディー、3人を場外に送り出しゴロゴロとリング外へ。しかしかわされてしまい奈七永がリングサイドを徘徊、中西が場外へのムーンサルトアタックを決める。優宇がリングに戻されジャガーが突進に足を出す。ジャガーはカカト落としからローリングカカト落としへ。中西が優宇を引き起こしバックを取る。優宇がこらえると、コーナーに押し込みボディーアタック。中西が返すと、優宇はセカンドへ上がる。奈七永が追いつきカットすると中西がトップで雪崩式ブレーンバスターを狙う。奈七永が代わり雪崩式ブレーンバスターを決める。モモ☆ラッチを優宇が押し潰す。桃が中西にミドルキック。15分経過。桃が振ってキッドが619.桃がミドル。桃がバックを取るが優宇のチョップが誤爆、中西が丸め込みの連続からモモ☆ラッチ。しかしキッドがカット成功。桃のハイキックが中西にヒット。キッドが中西にダブルチョップ連打、気合を入れるとコーナーに振るがムーンサルトアタックを食らう。中西がバックを取る。キッドが切り返し、ムーンサルトアタックのお返し。キッドはフィッシャーマンも中西が肩を上げる。奈七永がキッドにバックドロップ、中西が飛びつき強引にカバー。中西はジャーマンも2カウント。奈七永が入りキッドにラリアット。至近距離からも打ち込みハイキック。奈七永が手を上げて突進をキッドがかわし桃と優宇が串刺し攻撃。キッドと桃が蒼魔刀の挟み撃ち。キッドはコーナーから奈七永に旋回式ダイビングボディープレスもジャガーがカット。キッド組が3人で向かっていくも奈七永が抵抗。20分経過。奈七永がキッド、桃。優宇にラリアット。ジャガーがキッドをバックドロップ、奈七永が冷蔵庫爆弾。奈七永と中西がキッドにナナモモダイバー狙い。キッドがかわす。キッドはなんとか立ち上がり中西、奈七永にエルボー。奈七永が一発で倒す。キッドがナナモモをかわし優宇がラリアット。キッドがナナモモに場外ケブラーダ。2人をリングに戻すと、優宇がナナモモにヒッププッシュ。ジャガーも追い込み3人まとめて押し潰すとキャノンボール。ジャガーだけはかわしてみせる。桃が奈七永にBドライバー、キッドがムーンサルトプレス。奈七永が押し潰すが桃がハイキックでカット。キッドがジャーマンも中西がカット。キッドが奈七永にモモ☆ラッチもカットされる。キッドは奈七永のバックを取る。奈七永が切り返しキッドがチョップ連打。キッドが張り手。奈七永がラリアットもかわされキッドが飛びつくが奈七永が前方に叩きつける。キッドが返すと25分経過。吏南がリングに上がりレフェリーを引きつける。奈七永がキッドを起こしフィッシャーマンも優宇がカット。桃がバットでジャガーを殴打も奪われ殴打される。奈七永がキッドに冷蔵庫爆弾。キッドがかわしてモモ☆ラッチも中西がカット。ジャガーが回転カカト落とし。ナナモモダイバーがキッドにさく裂。3カウントが入り奈七永がキッドをフォールした。

ナナモモがキッドを立ち上げ健闘を称える。奈七永「パッションパッションパッションパッションパッション! ありがとう。ありがとう。一緒にこうやって盛り上がってくれて、いろんな世代が今日出た大会なわけですが、キッド、もしかしたら今日この大会があるのはキッド、オマエのおかげかもしれない。だから、お礼を言わないといけないのかもしれない」

キッド「お礼なんて、これっぽちもいらねえんだよ! 私は、奈七永に何度負けようが心は決して折れてない! さっき手を取られたけどな、私が奈七永の目の前で拳を突き上げるときは、私が奈七永に勝ったときだ。そのときは必ず自分の力で勝って、奈七永を見下しながら拳を突き上げてやるからよ。私と何度でも闘え!」

キッド組が退場。

キッド「おぼえときやがれ!」

奈七永「ありがとうキッドちゃん。そんでなあ、優宇、優宇、オマエ、なにがやりたいのかな? ちょっとよくわかんないんだけど」

優宇「嫌がらせでこのカードになって、どう考えたってジャガー横田の方が大江戸隊の顔してんだろ! これはな、怒られたって言い続けるぞ、私よりジャガー横田の方が大江戸隊入りの顔してる。そして私は、大江戸隊には入らない!」

奈七永「オマエ、ジャガーさんに失礼だろうが! ジャガーさん、大江戸隊入るんですか?」

ジャガー「入ろっかな? 入った方がいいかな? ねえ、入ってもいい? あらためましてスターダムのファンのみなさん、ありがとうございました。レジェンドのレジェンドは、ちょっとどんな感じかなときたところ、なかなかできる、スターダム。ビックリしました。人気のあるのがわかる。なので、応援してください女子プロレス。今日はありがとう。ありがとう」

中西「モモのプロレス楽しかったですか? 復帰じゃない。プロレスってそう簡単にできるものじゃないと思います。なのでスターダムさん、簡単に声かけないでもらえますか?でも今日はすごく楽しかったです。ありがとうございました!」

奈七永「ナナモモが組めて、私もお客さんと一緒にメッチャ楽しかった! プロレス続けてると、いいことがある! みんなも見続けてると、いいことがある! 昔も今もこれからも、続いていくずっと続いていくんだ。それをしっかりみんな、見ていてくださいよ! 女子プロレスがイチバーン!」

ジャガー&奈七永&中西のコメント

ジャガー「どうしてもね、スターダムのイメージだとビジュアルからみたいなのを考えながらきたんだけど、これがまたなかなかできるのでビックリしました。やっぱりプロレスが好きな人が残ってるので、そういう意味ではビジュアルばかりと言われないようにしようというふうに頑張っているのが闘ってみて感じました。もちろん私の立場から言うと気をつけないといけないところもあったんですが、やっぱり歴史の短い団体ですから、そう思って見たときに余計プレッシャーをかけながら頑張ってるんだなって姿を見せてもらいました」

――ナナモモとも組んで。

ジャガー「当時はもう組む間柄ではないので(高橋奈苗は)教え子ですから、そういう意味では私からしてみれば夢の一戦でしょうね。あの2人が前の現役のときに頑張ってたのを見てましたので、それは素晴らしい。即席で組んでもやっぱりやるときはやるんだなという意味では一流レスラーはブランクがあっても関係ないなと思いました」

――試合中にバットを振り回す場面もあったが。

ジャガー「あれは真の姿ですから、私の。でも頼もしい選手が多くて、ちょっと安心して帰ります。同じレスラーとしていろんな見方ができますが、スターダムに上がらせてもらってなかなかこんな動員ができる団体は少ないので女子は。そういう意味ではとても新鮮だったし、魅了する者はなんなのかと勉強のために見させてもらいました。それだけ努力しているというのを考えてます」

――またスターダムマットに上がりたい気持ちは?

ジャガー「そうですね、まあ、どこの団体さんも頑張ってるところは上がってぜひチャレンジしたいと。いまはチャレンジする立場ですからチャレンジしたいなとは思います」

ナナモモが入ってくる。

奈七永&中西「ありがとうございました」

奈七永「大江戸隊!」

ジャガー「敵にいるからな、こんどは」

奈七永「敵です。もう今日から敵です」

ジャガーが退席。

奈七永「すごすぎる、モモが。強すぎんだよ」

中西「継続は力なりだよ。やっぱ続けてる人ってすごいんです」

奈七永「継続しなくても力なりだったよ」

中西「え? いや、もうダメ、ブランク感じすぎて。でも反省するってなると次を考えてるみたいでいやだから(笑)。今日はやっぱ奈七永に助けられた。どうせ出るなら勝ちにこだわってたでしょ」

奈七永「もちろん。でもなんか、モモなんて何年ぶりのちゃんとした試合? ランブル戦で出たりとか」

中西「引退試合から18年くらい経ってると思います。ちゃんとした試合は」

奈七永「そんな動きじゃないのがホント天才レスラー。なんかワクワクする夢を見させてもらったというか、プロレスラーは夢を見ていただくものなので、それをやめただろうが、やめてないだろうが変わらない、リングに上がったら関係ないっていうものを見せられたのが、今日たくさんのレジェンドの方、ジャガーさんはレジェンド中のレジェンド、いろんな世代が集まって、そのレジェンドの方を見に来た、スターダムを普段見ないお客さんにもいろんなものが届いたのかなと思うので、昔も今もこれからも道はつながっていくというものを、私も全女解散のときに言ってたんですけど、自分の心の中に全女イズムだったり闘いだったりパッションがあれば、つないでいけると信じてやってますので、こういうなんか一日限りの夢かもしれないし、またあるかもしれないけど(笑)」

中西「やっぱ練習がつらいんだよ。すごい練習付き合ってもらったんですよ。道場行こうリング行こう、次いついく?ってすごい誘ってもらったんですけど、なかなかうまく時間が取れなくてもっとホントはやりたかったんだけど、でもやっぱり、いろんな選手がいる中でいろんなプロレスの楽しさ、昔、私、中西百重という選手がいました、いまいる高橋奈七永と混ざり合うとこういうプロレスが見せられます。いろいろ広がっていくじゃないですか。そういうのをいま若い選手たちに見せたかった」

奈七永「キッドな、オマエな、高橋奈七永、高橋奈七永言うんだったら今日感じただろ、リングで、同じリングで感じたよな。このスピード感だったり闘う気持ちだったり、それを盗めよ、しっかり。モモ☆ラッチやってるだけじゃなくて技だけじゃなくて、しっかりもっと強くなれ。もっともっと私にぶつかってこい。そうしたらまた何度でも闘ってやるからよ。楽しみだよ! あと優宇も…。ジャガーさんは大江戸隊に入ったの? じゃあ、これからもあるぞ! プロレスは、パッション!」

キッド&桃のコメント

キッド「言い出しっぺ、負けました。今日の主役、ナナモモに取られたのかな? メインだったからこそ絶対主役にならなきゃダメだったと思うし、誰がここのリングでレジェンドが締める大会なんて見てえんだよ。ああ、悔しい。ごめん、桃」

桃「大丈夫、大丈夫だけど、私はジャガー横田は許さねえ。アイツ、バット奪い取った上に、なおかつ私にバット食らわしたアイツ、おい、しかも優宇もよ、殴ってきて、アイツとは2度と組まねえ」

キッド「やっぱ息が合わないみたいね。でも、マジでボコボコにされたけど、これが全女の闘いなんだって、メチャメチャなリングなのが全女? 私が見てた全女を体感できてマジで痛いし、ボッコボコだけどすごく楽しかった。負けたのは悔しいけどね。でも、私は欲深き黒虎だから貪欲で負けず嫌いでほしいものはほしいし、自分が一番じゃなきゃ嫌だし、なんでもありなのがSLK。だからもっと強さを手に入れるためにも五番?勝負なのかわからないけど強さのためにもそういうのもっともっとやりたいし、奈七永! 私が満足するまで何度でも私と闘いあってください。こんなとこまで来て今日で終わりなんてことはない」

 

優宇のコメント

「私よりジャガー横田の方が大江戸隊の顔をしている。でも、こうやって闘えたのは、小学生の私に教えてあげたい。ジャガー横田は大江戸隊の顔をしている! それだけは伝えたい!」

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