2023/09/09 試合結果

2023年9月9日 『STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023 Supported by SoftBank後楽園大会』

『STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023 Supported by SoftBank後楽園大会
9月9日(土)後楽園ホール(観衆1327人)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
HANAKO

6分54秒
天橋立

レディ・C
○天咲光由 妃南●

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○メーガン・ベーン

8分26秒
F5→片エビ固め

マライア・メイ
星来芽依 月山和香●

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○鹿島沙希

8分28秒
起死回生

水森由菜●
朱里 なつぽい

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃

7分49秒
スタンディングドラゴンスリーパー

フキゲンです★
コグマ 吏南●
○岩谷麻優 刀羅ナツコ

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
安納サオリ<8点>

12分42秒
ポテリング

MIRAI<6点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<6点>

10分19秒
葉・月ストラル

スターライト・キッド<2点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
鈴季すず<6点>

13分24秒
ジャーマンスープレックスホールド

中野たむ<7点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<9点>

12分12秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

舞華<5点>

試合詳細レポート

JTOの稲葉あずさが吏南に対戦要求。

JUST TAP OUTの稲葉あずさがリングに上がり吏南を呼び出す。

あずさ「スターダムファンのみなさん、こんにちは。JTO所属の稲葉あずさです。今日は言いたいことがあって来ました。吏南選手、いますか? いるならリング上に上がってきてください」

吏南が現われリングへ。

あずさ「吏南選手、はじめまして。今日は挑戦状を渡しに吏南選手に会いに来ました。前回のNEW BLOODでフューチャー戦、スターダム選手以外にも他団体選手とやりたいって言ってましたよね? その言葉を聞いて自分は今日ここに来ました。今までのフューチャーのベルトを巻いてきた人の中で、一番吏南選手が若くて、一番吏南選手が輝いていると自分は思います。でも、自分は15歳、デビューして6カ月。吏南選手よりも若くて、そのフューチャーのベルト、自分の方が似合ってると思いますよね? でも、実の姉、稲葉ともかも巻けなかったベルト、妹の稲葉あずさがそのフューチャーのベルト、挑戦させてください」

吏南「待て、まず一つ。試合で勝ったら言え。15歳? クソガキじゃねえかボケ!吏南16歳、お姉さーん。挑戦したいの? いいよ。別にいいけど、若いねえ。まあ、いろいろ言いたいことはあるけど、私16歳、アンタ15歳、フューチャーにふさわしいんではないでしょうか? 一人でこのスターダムのリングに上がってきた度胸は認めてやるよ。次のNEW BLOODでやりましょう」

あずさ「稲葉あずさの姉越え、押忍」

吏南「みんな今日後楽園楽しんでねー」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
HANAKO

6分54秒
天橋立

レディ・C
○天咲光由 妃南●

 レディ・C&妃南組のクイーンズクエストと天咲光由&HANAKO組によるタッグマッチ。体調不良により9・4広島を欠場したHANAKOだが、1大会欠場でカムバック。 

レディとの大型対決とともにどこまでアピールできるか。

 レディとHANAKOが先発に名乗り。ロックアップでスタートし、HANAKOが押し込むがレディがすぐに反転して逆水平を叩き込む。レディがショルダーをぶつけるとHANAKOも応戦。HANAKOがエルボーを連打するとレディが河津落とし。妃南が入りレディと合体、ドロップキックをダブルで浴びせる。HANAKOが返すと、妃南はキャメルクラッチ。天咲がカットに入るとレディがコブラツイストで阻止してみせる。妃南の突進をHANAKOがキャッチしてボディースラム。天咲が妃南にDDT、ドロップキック。妃南が返すと天咲は変型スリーパー。妃南がエスケープすると、天咲が串刺しで突進。妃南がかわしレディとビッグブーツの挟み撃ち、妃南がドロップキック。天咲が返すと、妃南が巴投げを連発しバックブリーカー。返した天咲に妃南が突進するとHANAKOが捕まえコーナーに追い込み天咲が側転串刺しエルボー、DDT。妃南が返すと、天咲とエルボーを打ち合う。妃南が払い腰で、STO。しかし天咲が肩を上げる。妃南とレディがSTOと河津落としの合体、妃南がマットに叩きつけるが天咲が返してみせる。妃南はフィニッシュを宣言するがHANAKOのビッグブーツから天咲が天橋立。妃南が返せず天咲が3カウントを奪った。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○メーガン・ベーン

8分26秒
F5→片エビ固め

マライア・メイ
星来芽依 月山和香●

 マライア・メイ&月山和香組のクラブビーナスと星来芽依&メーガン・ベーン組がタッグマッチで対戦。マライアとベーンの外国人対決に、星来のスピードが合流。タッグを続けることで合体技も出てきたメーガンと星来のコンビネーションも見どころとなりそうだ。

 マライアが月山を肩車して入場。するとリング上でもメーガンが星来を肩車して対抗。マライアが「メガサス!」と叫んでメーガンを指名。星来が割って入り先発を志願する。試合は星来がドロップキックで先制もマライアがかわす。星来もマライアのビッグブーツをかわしてみせる。かわし合いから星来が丸め込み。マライアも返して丸め込む。マヒストラルに行くが星来が反転して丸め込みの応酬。お互いにタイムをかけ握手、マライアが引っ張り旋回式バックブリーカー。月山が入りマライアとドロップキックで挟み撃ち。月山は星来にヒップアタック連打。星来がヘアーホイップでコーナーに追い込み、メーガンに託す。メーガンは月山を別のコーナーに追い込みブレーンバスター式ボディースラム。片足でカバーするが月山が返す。星来が月山にブレーンバスター。星来の突進に月山がクロスボディー。マライアが星来にスリングブレイド、逆水平連打、コーナーに乗せるとダブルチョップを叩き込み雪崩式フランケン、ミサイルキック。星来が返すと、マライアの突進にドロップキック。星来の突進を月山が妨害しDDT、マライアがバックドロップ。しかしメーガンがカットし投げっぱなしジャーマン。月山にラリアット、星来を自軍コーナーに引っ張り強引にタッチする。メーガンはマライアに串刺しラリアット。マライアが人工衛星ヘッドシザーズ、エプロンでニー。月山がエルボー連打でコーナーに追い込む。メーガンが月山を担ぐとマライアのボディーアタックをキャッチして2人まとめてバックフリップ。月山が返すと、メーガンにエルボー連打。メーガンが一発で倒し、ブレーンバスターの構え。月山が切り返すがメーガンがマットに叩きつける。月山の突進を止めてメーガンがネックハンギングボム。星来がマライアにドロップキック。メーガンが星来を担いで場外のマライアに投げ捨てると月山にF5。3カウントが入りマライアが月山をフォールした。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○鹿島沙希

8分28秒
起死回生

水森由菜●
朱里 なつぽい

 朱里&鹿島沙希組のゴッズアイとなつぽい&水森由菜組のコズミックエンジェルズがタッグ対戦。ゴッズアイは鹿島が新メンバーで、水森が見習い。異色のメンバーを朱里、なつぽいのリーダー格がどう引っ張るか?

 水森と鹿島が先発。鹿島が握手を求めると、水森がその手を叩こうとする。鹿島がかわすと水森はショルダースルー。鹿島が抜け出し「お願いします!」と叫んでロープ事蹴り上げる。鹿島はタッチしようとするが朱里が応じず、ならばと鹿島は「上げるぞ!」と水森にボディースラムの構え。持ち上がらないと「もっと痩せやがれ!」と言い放ち、「朱里さん見ててくださいよ」とサッカーボールキック。しかし蹴り足にダメージ。代わった朱里が「よく見てろ!」とサッカーボールを連発で叩き込む。水森が返すと、朱里はスリーパー。水森がエスケープすると、朱里がサッカーボールキック、ストンピング連打。水森がエルボーを打つと朱里が両手を広げて受けて立つ。水森が連打すると朱里が蹴り倒してストンピング連打。朱里の突進に水森がエルボー、ドロップキック。なつぽいが朱里にドロップキック、バックキック、ネックブリーカー。ドロップキック狙いを鹿島がカット、なつぽいが鹿島をかいくぐりアームホイップ、朱里と鹿島にまとめてドロップキックを叩き込む。朱里となつぽいがエルボーの打ち合い。朱里のサッカーボールキックをなつぽいがかわす。しかし3発目狙いがヒット。替わった鹿島がなつぽいに串刺しキック。ダイビングフットスタンプ。ダブルアームの体勢をなつぽいが切り返す。なつぽいがトラースキック、バックキック。水森が鹿島にフライングショルダータックル、ドロップキック。朱里が乱入し鹿島と合体、水森がクローズラインをかわして、なつぽいがまとめてボディーアタック。水森となつぽいが合体、水森がラリアット。鹿島が返すと水森はもう一発ラリアット。鹿島がかわし昇竜拳、水森が鹿島を担いで叩きつけるがカバーを鹿島が反転。水森がなつぽいのアシストを得てスーパーガールも朱里がカット。水森のラリアットを鹿島が返す。水森はフィニッシュを宣言し担ぎ上げるが、鹿島が身をかがめて朱里がハイキック、そして鹿島が起死回生。3カウントが入り鹿島がフォール勝ち。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
向後桃

7分49秒
スタンディングドラゴンスリーパー

フキゲンです★
コグマ 吏南●
○岩谷麻優 刀羅ナツコ

 STARSの岩谷麻優&コグマ&向後桃組と大江戸隊の刀羅ナツコ&吏南&フキゲンです★組が6人タッグマッチで激突。体調不良で2大会を欠場したコグマには復帰戦となる。

 コグマが先発に名乗りを挙げフキゲンと対峙。フキゲンが睨みつけるとコグマはゆっくりとクマポーズ。フキゲンものって一緒にクマポーズ。フキゲンがロープに振ると喫煙ポーズ、レフェリーに「禁煙です!」と注意される。フキゲンがレフェリーの首を絞めるとコグマがカットするがサミングされてしまう。コグマがフキゲンにドロップキック、ロープに走るとセコンドに足を引かれる。大江戸隊がコグマと向後を捕獲しロープで攻撃。ナツコが吏南を呼び込みコグマに連係で攻撃。ナツコが吏南を背負いボディープレス。コグマが返すとナツコのバックを取り走らせない。ナツコが反転しエルボー、コグマがDDT。岩谷がナツコにドロップキック、突進をかわしドロップキック。ナツコが顔面をかきむしりバックフリップ、セントーン。吏南が串刺しダブルニー。岩谷が返すが吏南がフィッシャーマン。吏南の突進を向後が阻止しコグマと岩谷が合体ボディープレス、岩谷がフットスタンプ。岩谷がバックキック、吏南が突進をかわし大江戸隊が次々と串刺し攻撃、ナツコがキャノンボール。ナツコが岩谷を前方に叩きつけると吏南がダイビングダブルニードロップ。吏南がピンクデビルの体勢にいくと向後がカット。吏南が岩谷をロープに振る。岩谷はそのまま場外へトペスイシーダ。コグマが吏南を寝かせて岩谷がダイビングフットスタンプ。吏南が返すと、岩谷はフィニッシュを宣言してフルネルソンの構え。吏南がかわしジャックナイフで押さえ込む。岩谷が返すとトラースキック、スタンディング式でドラゴンスリーパー。吏南がギブアップし岩谷が勝利した。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
安納サオリ<8点>

12分42秒
ポテリング

MIRAI<6点>

 安納サオリとMIRAIが5★STAR GP公式戦で初遭遇。ワンダー・オブ・スターダム王者MIRAIに安納が挑む図式でもあり、安納はMIRAIも巻いていたゴッデス・オブ・スターダムの現王者だ。安納はこの試合を終えればあとは最終戦9・30横浜での白川未奈戦を残すのみ。五分で迎えるか、それとも脱落した状態で白川に対するかで状況は大きく異なってくるだろう。また、シンデレラ・トーナメントとの春夏連覇を目指すMIRAIも絶対に落とせない公式戦だ。

 MIRAIがリング中央に歩を進めると安納も出てくるが、そのままコーナーに下がる。試合が始まるとロックアップから腕の取り合い。MIRAIがヘッドロックからグラウンドへ。安納が逃れて視殺戦。安納が手を上げて誘うとMIRAIが応じて手四つの構え。力比べからMIRAIが上になると安納のブリッジに乗る。安納が起き上がるがMIRAIが倒す。安納が首4の字式のブリッジから首4の字固め。MIRAIがエスケープすると、安納はコーナーに上がる。MIRAIが下からエルボー連打、デッドリードライブ、ショルダータックル連打、チンロック。安納がエスケープすると、MIRAIはコーナーで逆水平。安納が突進をかわし延髄斬り。MIRAIがビッグブーツ、ラリアットをかわしてショルダータックルで吹っ飛ばす。MIRAIは串刺しエルボーアタック連打、串刺しラリアット、ミサイルキック。エルボーの打ち合いで安納が崩れ落ちる。安納もやり返し、さらにエルボーを打ち合う。安納が延髄斬り、MIRAIが蹴り足をつかみDDT。MIRAIがコーナーに上がると安納が追いつき、トップから雪崩式フランケンシュタイナー。安納がフィッシャーマンもMIRAIが返す。すると安納が極楽固め、胴締め式に移行しグラウンドで締め上げる。しのいだMIRAIに安納はジャーマン狙い。MIRAIが切り返すと安納がチョップ、ジャーマン。MIRAIが返すと至近距離からラリアット。10分経過。両者ダウン状態から立ち上がり突進。ラリアットをかわし合いMIRAIがバックフリップ、変型バックドロップ。安納が返すと、MIRAIはミラマーレショック狙い。安納が切り返し丸め込む。返したMIRAIがカウンターのエルボー、変型ノーザンライトスープレックス。安納が返すとミラマーレショックへ。しかし安納が切り返す。MIRAIが前方に叩きつけるが安納が返す。残り3分。MIRAIがラリアットにいくが安納が切り返しポテリング。3カウントが入り安納がMIRAIを破ってみせた。試合後はMIRAIの方から握手を求めると安納が軽く応じた。

 

MIRAIのコメント

「なんだあの丸め込み。めっちゃ悔しい。悔しいけど、今日のところは1本取られました。自分はこれで3敗か。いや、今日、安納サオリとシングルで初対決、初遭遇だったんですけど、安納サオリ、めちゃめちゃ面白い選手ですね。きょうキレイに1本取られたんですけど、安納サオリはあのクールな感じに隠して、まだまだいろんな感情を持ってるような。いろんな安納サオリがいるような気が、自分の中で今日闘ってみて思ったので。このベルト、そういう感情が出てくるベルトじゃないんですかね。自分はぜひ、アナタとやりたいです。まあ、考えておいてください。今日で3敗目。3敗ってまだチャンスありますか? …ギリギリあるみたいなので、自分はリアルシンデレラです。この状況には負けません。絶対に絶対に絶対に絶対に魂こめて春・夏制覇みなさんにお見せします」

 

安納のコメント

「MIRAIが愛されてる理由がなんかわかった気がする。でも、あの子の技は愛せへんぐらい痛いな。今日お互い6対6やったけど、また違った6点で。でもきょう勝ったことは今後、何かにつながるかもしれない大切な2点やったと思いますし、そして私が初めて触ったもの。うーん、まだ答えは出さんとこかな。でも、MIRAIとのシングルマッチ、めっちゃ魂感じたし、私も魂出したと思う。じゃあ、私はもう最後なんで次、最終戦、残り1戦。9月30日、白川未奈。そして明日はドリームマッチ。なつみ、ドリームやって」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<6点>

10分19秒
葉・月ストラル

スターライト・キッド<2点>

 スターライト・キッドと葉月による5★STAR GP公式戦。体調不良で2大会欠場した葉月は復帰戦だ。すでにキッドは4敗しており決勝進出の可能性がなくなってしまったが、葉月は黒星が先行ながらも残り試合を全勝すれば決勝進出の可能性がある。葉月にはキッド戦が6試合目の公式戦。これを含め3連勝して最終戦の9・30横浜に乗り込めば、レッドスターズで首位をいくナツコと同点で向き合える。その試合で勝った方が決勝進出という可能性があるだけに、キッド戦は何としても落とせない一戦だ。一方のキッドは同じ大江戸隊のナツコを援護するために葉月潰しを狙う。キッドの勝ちか引き分けで、葉月の脱落が決定するが…。

 キッドが入場で葉月を襲撃、場外戦でスタートする。キッドが葉月をつかんで南側客席を徘徊。葉月の二段蹴りをかわしキッドがコルバタ。キッドが葉月を階段で蹴落とすと場外マットにボディースラム。先にキッドがリングに戻り、19カウントで葉月が生還。しかしキッドが顔面ウォッシュを浴びせドロップキック。キッドが走ると葉月がビッグブーツ、顔面ウォッシュのお返しからフルネルソンバスター、セントーン、串刺しエルボー。「まだだ!」と絶叫しミサイルキック。キッドが返すと葉月はフェースロック。キッドがエスケープすると葉月が二段蹴り。キッドがかわしエプロン越しにニーブレイカー、その場跳びムーンサルト、ストレッチマフラー。葉月がエスケープすると、技のかわし合いからキッドが背中へドロップキック。キッドはエプロン越しに背後からダブルニーアタック、黒虎脚殺狙いは葉月が切り返しコーナーでコードブレイカー。葉月はセカンドからダイビングセントーン、トップからも放つがキッドがかわしてストレッチマフラー。葉月が切り返し丸め込む。キッドも返してフィニッシュ狙いで飛びつく。「なめてんじゃねえ」と葉月がブレーンバスターの構え。キッドがこらえてフィッシャーマン。もう一発見舞い、コーナーからムーンサルトプレス投下。しかし葉月の肩が上がる。キッドがコーナーに上がり旋回式ダイビングボディープレスを右ヒザへ。さらにストレッチマフラーから黒虎脚殺狙い。こらえる葉月が反転して上になる。キッドが返すと葉月は葉・月ストラル狙い。キッドが切り返し上になる。さらに反転して葉月が上になると3カウントが入った。敗れたキッドはグラウンドで右脚へのドラゴンスクリューを見舞い憂さを晴らした。

 

葉月のコメント

「キッドに勝って2点ゲット。点数はゲットしたけど、やっぱり体調不良で広島欠場してからの今日一応復帰戦ではあったんですけど、納得のいく試合ではなかった。やっぱり、なんだろう、欠場して体力的にもちょっと落ちたのかなと、試合を通して感じました。ただ、キッドから2点取ったからには、まだ自分は優勝の可能性が残ってるから、一戦一戦大事に落とさず確実に、どんな手を使ってでも優勝に進みたいと思います」

 

キッドのコメント

「もうさ、5★STAR GP、脱落してしまったからよお、八つ当たりってヤツ? アハハ、アハハ。もう負けがなんだよって感じだけどさ。いまの私にできることは、確率の残ってるヤツの点数を止めに行くこと。だけど、まあ、葉月に最後…この5★STAR GP初戦のなつぽいもそうだどさ、似たような同じ技?で2回も取られてる自分にちょっとうんざりしちゃうけど、でも今日は八つ当たりを存分にぶつけられたかなと思います。あと、朱里と岩谷麻優か。岩谷麻優はもう脱落してしまったみたいだけどさ、まあ、SLKと岩谷麻優のシングルっていうのは3年連続最終戦というところに意味があると思うから、点数とか関係なく私が岩谷麻優、今年こそは倒すだけだよ」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
鈴季すず<6点>

13分24秒
ジャーマンスープレックスホールド

中野たむ<7点>

 3勝1敗1引き分けの中野たむと2勝3敗の鈴季すずが、世代闘争の意味合いも含む5★STAR GP公式戦。決勝進出の可能性はギリギリ残っている鈴季だが、世代闘争提唱者のひとりとして勝利したいところ。かねてから赤いベルトの王者・中野との対戦を望んでいただけに、タイトルマッチを実現させるためにも重要な試合となりそうだ。また、中野には昨年果たせなかった初優勝が今年は狙える位置にいる。シリーズ後の刀羅ナツコとのタイトル戦も決まっただけに、優勝したうえで10・9名古屋を迎えたい。そのためにも鈴季との公式戦は勝ち点2を奪い取りたい闘いだ。

 睨み合いかから髪と顎をつかみ合い、鈴季がエルボー。中野もやり返しエルボーの打ち合い。中野がブリッジでかわしてドロップキック。ニーアタックを鈴季がかわしエプロン越しにドロップキック。中野がダッシュをかわして背後からニーアタック連打。中野はエプロンでも背後からニーアタック。鉄柱越しに鈴季を固定し締め上げる。コーナーに上がると鈴季が下から張り手。鈴季も上がるが中野が張り手。「なめんじゃねえぞ!」と鈴季がコーナーの中野をデッドリードライブでエプロンへ叩きつける。鈴季は中野を客席に連行、「コイツの顔面整形してやる!」とボードに叩きつける。中野もやり返し、鈴季の顔面をボードに叩きつけていく。中野は鈴季をリングに戻し蹴り上げると、もう一度場外へ。鈴季が場外のボードに顔面を叩きつけ、レフェリーには「戻るから待っとけ!」。鈴季は中野をリングに戻してコーナーからミサイルキック。鈴季は左右でエルボー連打、ドロップキック、フィニッシュを宣言するとテキーラショット狙い。中野がこらえると鈴季はトラースキック、ジャーマンの構え。中野がエスケープすると、ダッシュの読み合い。鈴季がジャーマン、中野もジャーマン。鈴季がもう一発放つと中野ももう一発。相手の手を握って立ち上がりエルボーの応酬、ハイキックが交錯し両者ダウン。立ち上がって突進し中野のスピンキックがヒット。鈴季のテキーラを切り返し中野がバイオレットシューティング。鈴季が返し10分経過。中野はVSD狙い、鈴季が切り返し丸め込む。返された鈴季がトラースキック連打。中野がつかむが鈴季がもう一発蹴り上げる。鈴季が中野を引き起こし、テキーラショットを決める。しかし中野が返してみせる。鈴季は中野を寝かせてコーナーに向かおうとするが、中野が足をつかむ。鈴季がコーナーに上がると中野も上がる。鈴季が張り手の連打、「終わり!」と叫ぶとバックを取って叩きつける。しかし中野が肩を上げる。鈴季がジャーマンをロコモーション式で狙う。中野が切り返し丸め込む。鈴季が返すとジャーマンをロコモーションで決める。3カウントが入り、鈴季が中野を破ってみせた。

 

鈴季のコメント

「おい、おーい、おい、赤の赤の王者、中野たむに勝ったのは、鈴季すずじゃあー! すっげえ、すっげえ、疲れてねえよ。疲れたって言いそうになったよ、全然疲れてないよ! まあ、あのな、私はスターダムに来たときから中野たむは気に食わなかったんだよ。ブサイクだし性格悪いし、おまけに強えし。そんな中野たむから今日ガッチリ3カウント取ったこと、オマエら忘れんなよ。鈴季すずがスターダムで、鈴季すずの物語を繰り広げてやるからな」

 

中野のコメント

「ブスって言うな! ホントに…。憎たらしいところも野蛮なとこもバカみたいに強いエルボーも、私の一番大っ嫌いなヤツにそっくりだよ、ミニジュリア! 今日の借りは絶対に100倍にして返す。どうせ、ジュリアの下位互換でしょ」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<9点>

12分12秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

舞華<5点>

 ドンナ・デル・モンドのジュリアと舞華が5★STAR GP公式戦で同門対決。リーグ戦ならではの同門対決であり、ここには舞華と鈴季すずをきっかけに始まった世代闘争の意味も含まれている。そのうえ、5★STAR GPの優勝争いでも重要な一戦。大混戦のブルースターズで飛び抜けるのは、2連覇を狙うジュリアか、それとも初制覇をもくろむ舞華か?

 腕の取り合いからグラウンドへ。ブレイクするとロックアップ。舞華がロープに追い込みロープワークへ。ジュリアが組み付いて変型卍固め。舞華が入れ替えて後方に投げ捨てる。場外に出たジュリアが舞華を客席に投げつける。ジュリアはイスで殴打し、重ねた椅子の上に投げようとするが反対に舞華がブレーンバスター。舞華は14カウントでジュリアを戻し、エルボーの打ち合い。ジュリアがSTF、頭部へドロップキック、串刺しエルボーアタック。コーナーに上がると舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター、さらにブレーンバスターを連発する。ジュリアが返すと、舞華がラリアット、山茶華。返したジュリアに舞華は炎華落とし狙い。ジュリアが切り返しジャーマン。ジュリアのニーを舞華がつかんでマットに叩きつける。炎華落としを決めるがジュリアが返す。舞華はみちドラ狙いもジュリアが切り返し監獄固め。舞華が張り手を見舞うとジュリアも張り返す。フロントネックロックと複合させギブアップを迫るジュリアだが、舞華がエスケープ。ジュリアがスープレックスで叩きつけるが2カウント。引き起こされた舞華がエルボー、パワーボム。ジュリアが返すと、舞華はみちドラ狙い。ジュリアがこらえると舞華がエルボー、ラリアット。ジュリアがかわしバックドロップ。舞華がすぐに立ち上がると丸め込み。10分経過。エルボーが連続して交錯。ジュリアが打撃の連打で舞華がダウン。ジュリアはフィニッシュを宣言しグロリアスドライバー。舞華は1カウントで返すがニーを食らう。ジュリアは舞華をコーナーに乗せて雪崩式ダブルアームスープレックス狙い。舞華がヘッドバット、ジュリアが張り手、雪崩式ダブルアームスープレックスをトップから決める。そしてノーザンライトボムへ。舞華が返せずジュリアが3カウントを奪ってみせた。

ジュリア「舞華、オマエは本当に、つえーよー! だからさ、もう、覚えてる人いるかわかんないけど、世代闘争とか、もう、やらなくていいんじゃないの? 舞華がDDMにいることが私は何よりも心強くて、舞華のことは本当に最高の、最高の切磋琢磨できる仲間だと思ってる。だからこれからもよろしくお願いします。こうやって、同門でもバチバチやろうよ」

鈴季すずが登場。

鈴季「待てーい! ちょっと待ってくれよ舞華ー!」

舞華「いまいいとこだったのに」

鈴季「いいとこだったのかもしれないけど、また負けたのかオマエー! オマエなら勝てると持ってたのに!パート2

舞華「うるせー! うるせえんだよオマエよ! 空気を読めよ空気を。そんなに言うんだったらな…」

鈴季「おう、なんだよ?」

舞華「ジュリアにリベンジしてやるよ。その代わり、私とオマエ、組んでジュリアの持ってるアーティストに挑戦しろ」

鈴季「なんでオマエと組まなきゃいけねえんだよ? おかしいだろ?」

舞華「オメエがああだこうだ言うから…!」

舞華と鈴季が口論。

鈴季「OK出したら絶対勝てるんだな!? 言ったからな! オマエ、みんな聞いてるからな! オマエが絶対勝てるんだな?」

舞華「勝つよ。リベンジだって言ってんだろうが!」

鈴季「やってやるよ!」

舞華「OK! あと一人…」

すず「あと一人…」

舞華「あと一人…メーガン?」

舞華&すず「メーガン!」

ジュリアが頭を抱える

ジュリア「メーガン?」

舞華&すず「メーガン」

メーガン・ベーンは現れず。

ジュリア「こねえじゃねえかよ! メーガンわかってんの? こういうことやるって?」

舞華「いいよ、あとで説明するから大丈夫だよ」

ジュリア「なんだそりゃ! まあとにかく、ちょっと待った。あしたは(鈴季と)タッグでしょ? ドリームタッグでしょ? あのー、わかった、アーティストの件は頭に入れとくけれども、けれども、一旦あした終わってからまた考えさせてよ。それでいい? OK?」

舞華「リベンジするぞー!」

舞華と鈴季が退場。

ジュリア「アーティストのことは前向きに考えるとして、まずは明日、ドリームタッグ、すずとジュリアのタッグ、断トツのご投票、ありがとうございます。みなさん明日のタッグ、ドリームタッグを楽しみに。そして5★STAR GP私はいよいよ2試合。うーん、この調子で勝ち上がれば2連覇も夢ではない。なので、みんな、諸君、ジュリアが史上初の 5★STAR2連覇を成し遂げるところを楽しみにしててくだださい。じゃあ締めます。みんな、わかってる? それでは諸君! アリベデルチ! またな!」

舞華のコメント

「必ず、必ず私がジュリアから勝ってアーティストのベルトを巻いてやる。そして5★STAR優勝して、やりたいことも夢もまだまだあんだよ。全部全部!もがいてあがいて叶えてやる」

ジュリアのコメント

「なんとか舞華に勝ってあと残り2試合、順調に行けば決勝進出。今日舞華と闘って、シングルは2年ぶりかな。舞華が感じているもの、心の中にいろんなもどかしさとか悔しさとか、もがいている舞華を一番近くでいま見てて。ひめかが引退して、ここから舞華は一人で強くなって何かを変えようとずっと必死でもがいて、あがいている姿を私はたぶん誰よりも感じてる。だからこそ、今日は本気で舞華と闘った。そして私が勝った。私もユニットを引っ張る立場として、まだまだ負けるわけにはいかない。だからこそ世代闘争、そんなよくわからないものに括りつけられる必要もないし。舞華があの時、ジュリアと隣で、DDMにいながらジュリアを超えたい、そういった言葉、超えるとか超えないとか私は関係ないと思っているけど、あの舞華の言葉は私はしっかり受け止めて、同門だろうとなんだろうと本気で潰し合える仲間がいることは、そして切磋琢磨していけるこのユニット。素晴らしい仲間と巡り合ったなって、あらためて感じることができた。とても意味のある公式戦だった。だからこそアーティスト、私はちゃんと前向きに考える。考えておく、頭に入れておく。その前に明日ドリームタッグでめちゃくちゃな試合をやりましょう。アリベデルチ、またな」

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