2023/09/30 試合結果

2023年9月30日 『STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023 Supported by SoftBank〜優勝決定戦〜』

『STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023 Supported by SoftBank〜優勝決定戦〜
9月30日(土)横浜武道館(観衆2507人=満員)

試合結果

◆バトルロイヤル 時間無制限
鈴季すず

9分5秒
OTR

星来芽依

退場順
①吏南&妃南③琉悪夏④テクラ&水森⑥コグマ&HANAKO&天咲&月山⑩飯田⑪鹿島&岩谷⑬メーガン&ジュリア

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
羽南<6点>

8分47秒
セブンティーン

マライア・メイ<6点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃<10点>

8分13秒
ピーチサンライズ

AZM<8点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
安納サオリ<10点>

11分7秒
スモールパッケージホールド

白川未奈<9点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
舞華<12点>

11分0秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

MIRAI<10点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
壮麗亜美<8点>

9分14秒
朱雀を切り返し→片エビ固め

朱里<11点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<10点>

9分41秒
葉・月ストラル

刀羅ナツコ<12点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<11点>

10分54秒
フェアリーストレイン

中野たむ<11点>

◆5★STAR GP 2023優勝決定戦 時間無制限1本勝負
<レッドスターズ1位>
鈴季すず

14分3秒
スカイツイスタープレス→片エビ固め

<ブルースターズ1位>
舞華

試合詳細レポート

◆バトルロイヤル 時間無制限
鈴季すず

9分5秒
OTR

星来芽依

退場順
①吏南&妃南③琉悪夏④テクラ&水森⑥コグマ&HANAKO&天咲&月山⑩飯田⑪鹿島&岩谷⑬メーガン&ジュリア

 16選手参加のバトルロイヤル。スターライト・キッドの欠場で公式戦が不戦勝となった岩谷麻優もバトルロイヤルに加わる。メーガンがパワーで圧倒すれば吏南と妃南が払い腰で競演。しかし吏南と妃南が押さえ込まれて退場。メーガンがコーナーに追い込まれ串刺し攻撃を浴びる。しかし琉悪夏にはジャンピングラリアットで失格させる。テクラがメーガンの王冠を奪い投げ捨てる。怒ったメーガンの背後から水森がラリアット、メーガンは水森を抱えるとテクラもキャッチしバックフリップ。テクラと水森がまとめてフォールされた。首4の字固めの数珠繋ぎをメーガンが歩いて渡る。天咲と月山がエルボー連打。しかしドロップキックをメーガンにかわされる。コグマが丸め込むがメーガンがクリアー。クローズラインをかいくぐりメーガンがラリアット連打。メーガンが次々とボディースラム。ボディープレスでまとめて押さえ込む。ジュリア、飯田、メーガンがチョップの応酬。ジュリアと飯田が逆水平の競演からドロップキックをダブルで放つ。メーガンが飯田を担ぎ場外に投げ捨て失格させる。さらに鹿島と岩谷も投げ捨てる。メーガンとジュリアが同時に落とされる。リング上は鈴季と星来。コーナーに上がった星来を突き落とし、鈴季の勝利となった。試合後、岩谷がマイク。

岩谷「ちょっと待ってくれ。横浜武道館にお越しのみなさん、こんばんはー! どうも。キッドとの試合、なくなっちゃったけど、第0試合、入場しかしてないけど、今日、新コスチュームでーす! まあまあまあ、それは置いといて、ホントはシングルで勝っていろいろ言いたかったけどこのIWGP(女子)のベルトをなかなか防衛戦できてないです。だから、このベルトを持って、海外に乗り込みまーす! だから、このPPVを見ているそこの外国人レスラー、まあ、誰でもいいです。誰からも挑戦を受ける。なので、近々、いつかわからないけど、近々ね、このベルトを持ってアメリカに行って、またアメリカで防衛戦して、このベルトを日本に持って帰りたいと思います。応援よろしくお願いします! いま第0試合なんで、もっともっとね、熱い夏の闘いがこれから続くんで、もっとみなさん盛り上がっていくぞー! それでは、というわけで、ありがとうございました!」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
羽南<6点>

8分47秒
セブンティーン

マライア・メイ<6点>

 2勝6敗の羽南と3勝5敗のマライア・メイによる5★STAR GP公式戦。この2人はランブル戦で勝ち残ったことによりリーグ戦エントリーを決めた“戦友”。ともに同じブロックに入り、シングルでの対戦が最終戦に組まれた。羽南とマライアはドリームタッグにも選出され、試合ではコスチュームを交換してリングに立った仲。前日に飯田沙耶とのコンビでNEW BLOODタッグ王座を奪取した羽南には昨年を上回る3勝目がかかっており、マライアも初のエントリーで急成長を遂げた上に完走、有終の美を飾りたいところだろう。最後に勝ち名乗りを受けるのは、羽南か、それともマライアか。

 羽南は前日に獲得したNEW BLOODタッグ王座のベルトを巻いて登場。羽南が握手を求めるとマライアも手を引き寄せてがっちり握手。腕の取り合いから羽南がヘッドロック。マライアが取り返すと羽南が腕を取りにいく。羽南はコーナーに追い詰めて突進、マライアが余裕でかわして投げキッス。羽南がドロップキックから握手を求める。マライアが応じると羽南が手を引いてバックドロップ狙い、コーナーに振られた羽南がボディーアタック、後方からニーアタック、ランニングエルボースマッシュ。マライアが先を読んで背中にドロップキック、ロープ越しに変型コブラツイスト。ロープに固定し背中へのドロップキックを見舞う。エプロンに出ると場外への回転エビ固めを狙う。羽南が切り返して場外へ飛ぶ。リングに戻してフェイマサ―もマライアが返す。羽南の逆水平もマライアが涼しい顔で受けて立つ。マライアはまだまだのポーズ。羽南がダブルチョップから突進もマライアがスリングブレイド。マライアが逆水平の連打、コーナーに追い込んで連打する。コーナーに乗せるとダブルチョップから雪崩式フランケン。コーナーに上がったマライアを羽南が落とすがハイキックを食らう。マライアのカバーを羽南が返す。マライアはツームストーンを狙う、羽南がこらえると払い腰、マライアがバックドロップ、羽南もやり返し両者ダウン。エルボーの打ち合いから羽南が突進すると、マライアが止めてダブルアーム式フェースバスター。マライアはエアプレーンスピンの体勢からサイドに落とす。しかし羽南の肩が上がる。マライアが羽南を引き起こすとビッグブーツ、羽南が丸め込むと3カウントが入った。

羽南「マライア・メイを倒した! マライア、言いたいことあるんでしょ。いいよ」

マライアがマイクを受け取る。

マライア「キョウハ、サイゴノシアイデス。ミンナ、アリガトウ! ニホン、ダイスキ。スターダム、ダイスキ。ミンナ、ダイスキ。ワタシハ、フォーリン・エースデス。ワタシノコト、ワスレナイデネ!」

マライアと羽南がハグをかわすと肩を組んで一緒に花道を引き揚げた。

 

羽南&マライアのコメント

羽南「最終戦、終わりましてマライアから3カウントを取って勝つことができました。マライア、これでトゥデイ、ラストマッチ。だけど絶対またマッチ、トゥギャザー」

マライア「ラストマッチ。これが私のベストマッチにもなりました。お気に入りのイチバンになったわ。ここ数カ月緊張した時間を過ごしてきました。滞在期間を延長して頑張ってきたけど、今日でいったんお別れです。姪っ子に数カ月会えるよって約束したんだけど、延期になってしまっていたの。計画を変更して日本に長く滞在した。帰国したら姪っ子に伝えます。人生、夢をかなえるためには一生懸命に働く、何かを犠牲にしないといけないこともある、愛していてもあきらめなければいけないこともあるってね。いま、帰国すれば彼女のバースデーにも間に合うの。彼女にも私の経験を見せてあげたい。スターダムはベスト、マイファミリー。また戻ってくるわ、そのときにはスターダムの未来、羽南とのタッグを組みたいわ」

羽南「リングはつながってるから、またリングの上でマライアと会いたいと思います。ありがとうございました」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
渡辺桃<10点>

8分13秒
ピーチサンライズ

AZM<8点>

 AZMと渡辺桃のMOMOAZ対決が5★STAR GP最終公式戦で実現。これまで何度も闘ってきた両者だが、桃がAZMを裏切り大江戸隊に移ってからは遺恨対決の様相を呈している。この試合でも荒れた闘いになることが予想される。どちらも優勝戦線からは脱落も4勝4敗の五分。勝ち越しと負け越しでは大きな違いがあるだけに、どちらも勝ちにくることが予想される。桃には10・9名古屋での白いベルト戦が控えており、AZMには岩谷麻優との10周年記念試合前日。どちらも勝って気持ちよく先に進みたいところだが…。

 リングに立ったAZMに桃がいきなりキック攻撃、場外に送り出して客席に叩きつける。傘でAZMの額を攻撃し、リングサイドを徘徊、リングに戻す。桃はロープに追い込んでミドルキックの連打からボディースラム。ミドルキックからAZMのドロップキックをかわすとコーナーに宙吊りにしてミドルキック。AZMがかわしてワキ固めから腕固め。AZMがDDTを決めるが桃がすぐにチキンウイングフェースロック。桃はAZMを引き起こしコーナーに振る。AZMの三角飛びをハイキックで迎撃するとエプロンから蹴り飛ばす。AZMはエプロンでコルバタ、エプロンを走ってミドルキック。リング下でエルボーを打ち合い。AZMがハイキックを放ちカムバック、桃がカバーを返すと、AZMの突進をキャッチしひとでなしドライバー。AZMがカバーを反転、桃がテキーラもAZMが切り返しあずみ寿司、しかし桃が返してみせる。AZMがハイキックから桃を引き起こしカナディアンデストロイヤー狙い。桃がこらえて蹴り飛ばすと顔面も蹴り上げる。桃はバックを取るがAZMがこらえる。桃が強引にピーチサンライズ。AZMが返すがもう一発決めると3カウントが入った。

 

桃のコメント

「こんな消化試合。AZMと私がただの消化試合するわけねえだろ、おい。いってえな、あいつ、久々にやったら。でも10周年の前祝い、私の勝利で盛大にお祝いしてあげたんだよ。そんなことはおいておいて。5★STAR終わりだし、あとはMIRAIの持つ白いベルト。ねえMIRAI、クソつまんねえMIRAI。今日優勝して面白いところ見せてみろよ。その方が白いベルトの価値も上がるだろ」

 

AZMのコメント

「クソー。5★STAR最終戦。あの憎たらしい渡辺桃から負けたよ。久しぶりのシングルマッチで私も誕生日(が明日で)、20歳、ラスト試合ということで。渡辺桃、また大事なとき、私がお前をぶっ潰して、ぶっ殺してやるから!おい。明日は私のリアルバースデー、プラス早めの10周年で。(スターライト)キッドの欠場なり、(林下)詩美の欠場なりでカードが変わった結果、良い方に進んだんじゃない。そう、スターダムのアイコン、岩谷麻優とシングルだよ。何年ぶり?めっちゃ久しぶりな気がする。私が5★STAR初出場した以来とかじゃないでしょうか?いやー、楽しみだね。しかも私の1個の目標、そうIWGP(女子王座)持ってるじゃないですかー。私が10周年良い締めであなたから勝って、海外で麻優さん試合しましょう」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
安納サオリ<10点>

11分7秒
スモールパッケージホールド

白川未奈<9点>

 4勝3敗1引き分けの白川未奈と3勝3敗2引き分けの安納サオリが5★STAR GP最終公式戦で初シングル。両者はゴッデス・オブ・スターダム王座をめぐり対戦しており、白川&マライア・メイ組を破ったなつぽい&安納組が現王者となっている。タッグをめぐる闘いはもちろんのこと、シングルでも注目のマッチアップ。白川にはわずかながら決勝進出の可能性が残されており、2点を獲得したうえで奇跡を待ちたいところ。それとも安納が白川の“息の根”を止めて、可能性を完全に消し去るか。今後の対戦に向けても見逃せない一騎打ちだ。

 探り合いから白川が髪をつかむと安納もつかみ返す。白川が足を取るが安納が回避。白川がヒザへのドロップキックを決め足4の字狙う。安納がかわすが白川がドロップキック。安納がカカト落としからインディアンデスロック。安納が足4の字式のブリッジから足4の字固めに入る。白川がエスケープするとローキック。安納がコーナーに追い込むと白川がドロップックをカウンターでヒザに決める。白川はニークラッシャーからヒザを攻撃。両ヒザも叩きつけるとヒザへのミサイルキックも決める。安納が返すと、白川はコーナーへ、安納がカットし下からエルボー連打。安納は雪崩式フィッシャーマンからもう一発フィッシャーマン、極楽固め。ヒザを締め上げる。白川がエスケープすると、安納がバックを取る。白川がヒザを蹴って脱出。安納もヒザを蹴ると白川も蹴り返す。お互いに何度もヒザを蹴り飛ばし安納が連打。安納が延髄斬りからもう一発ヒザへのドロップキック。すぐに白川もヒザへのドロップキック。両者ダウンから立ち上がり安納が突進、白川が止めてヒザをロックし足4の字固めへ。安納がエスケープすると、白川がヒザへのストンピング、ロープに乗せてスイングDDT。安納が返すと白川はDDT。10分経過。返した安納に対し白川はフィニッシュ狙いでフィギュアフォードライバー狙い。安納が切り返しジャーマンからポテリング、ギリギリで返して白川がバックブロー。肩車すると旋回して叩きつける。しかし安納が丸め込むと3カウントが入った。

 

安納のコメント

「私の、安納サオリの初めての5★STAR GPが終わりました。私の結果は白川に勝って4勝ち3負け2分け、得点10点。ずっと出たかった5★STAR。結果が10点。悔しいな。決勝にも行けず、優勝にも、優勝者にもなれず。私はこの夏、名を刻めたかな。日本中に、世界中に、安納サオリの名を刻めたかな。また、刻みます、安納サオリの名前を」

 

白川のコメント

「サオリに負けてゴッテスの借りは返せなかった。このリーグ戦、白いベルトのチャンピオンに勝った。ストロングのチャンピオンにも勝った。白いベルトの次期挑戦者にも勝った。けど、何も満足ができない。というか満足する権利はない。こういうリーグ戦は優勝しないと、何も歴史に残せないから。優勝しなきゃ意味がない。今日だけ落ち込ませてください。次は朱里とのUWFルールマッチもあるし、泣いてる暇があったら練習します。応援ありがとうございました」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
舞華<12点>

11分0秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

MIRAI<10点>

 5勝3敗のMIRAIと4勝2敗2引き分けの舞華が5★STAR GP最終公式戦で激突。この試合に勝った方がそのまま決勝にコマを進める大一番だ。リーグ戦ではMIRAIが5勝で舞華が4勝。しかし舞華には2つの引き分けがあり、MIRAIと同じ得点で並んでいる。ワンダー・オブ・スターダム王者でシンデレラ・トーナメントとの春夏制覇をもくろむMIRAIがそのまま決勝にコマを進めるか、それとも舞華が白の王者を破って決勝戦の舞台に立つのか。どちらが勝っても初の決勝進出。もしも引き分けた場合は、ブルースターズはさらなる混迷を極めることとなるが…。

 白川の脱落により勝った方が決勝進出のシチュエーションに。ショルダーを何度もぶつけ合う。MIRAIが串刺しラリアットで舞華をダウンさせミサイルキック。舞華が返すと、エルボーを連打、MIRAIもやりかえし舞華を倒す。舞華が滞空時間の長いブレーンバスター。舞華はスリーパーでMIRAIの動きを止める。しかしMIRAIの足がロープに届く。舞華がラリアットもMIRAIがかわし丸め込む。舞華が丸め込みにいくがMIRAIがかわして強引にバックドロップ。MIRAIはコーナーに上がるが舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター。MIRAIが返すと、舞華が山茶華。返したMIRAIに対し舞華はフィニッシュのポーズを見せて炎華落とし狙い。MIRAIが切り返すとラリアットの相打ち、MIRAIが舞華のラリアットをこらえると舞華もこらえる。舞華が打ち勝つがMIRAIもすぐにラリアット。再びラリアットの打ち合いとなりMIRAIが打ち勝つ。MIRAIがもう一発決めるが舞華が肩を上げる。MIRAIが舞華を引き起こしミラマーレ狙い。舞華が切り返し突進、MIRAIがキャッチし叩きつける。MIRAIがミラマーレショック狙いも舞華が切り返しみちのくドライバー。3カウントが入り舞華の決勝進出が決まった。

MIRAIのコメント

「あー、クソー。舞華に負けた。初シングル、舞華に負けました。いまは悔しくて悔しくて、悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて悔しくて、悔しい。絶対勝たなきゃいけなかった。けど、この夏、自分はたくさんの経験を積んできたと思うのでこの経験とすべての記憶を忘れずに、魂込めて秋に進みたいと思います。あー、クソッ。舞華、絶対優勝しろよ。あー、クソッ」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
壮麗亜美<8点>

9分14秒
朱雀を切り返し→片エビ固め

朱里<11点>

 5勝2敗1引き分けの朱里と3勝5敗の壮麗亜美がゴッズアイ同門対決。朱里は刀羅ナツコの結果次第でまだ決勝進出の可能性が残されているだけに、2度目の制覇に向けて是が非でも2点を取っておきたい試合。対する壮麗は早々と優勝戦線から脱落も、翌日10・1後楽園でのSTRONG女子王座挑戦が決定。ジュリア戦を前に元ワールド・オブ・スターダム王者を倒し、勢いをつけたいところだが…。

 ゴングと同時に壮麗が突進、朱里がかわすが壮麗がコーナーに追い込み逆水平の連打。朱里が反転しようとするが壮麗が戻して連打を継続。ロープに振るとショルダータックル、カバーを返されると逆エビ固め。朱里がエスケープすると、壮麗がアルゼンチン狙い。朱里が切り返しサッカーボールキック。前からの蹴りを壮麗がかわすが朱里もラリアットをかわして睨み合い。朱里がニーアタックからフロントネックチャンスリードロップ、スリーパー。壮麗がチンクラッシャーで逃れるが朱里がストンピング連打、サッカーボールキックの連打。壮麗が返すと、朱里の突進を止めてブレーンバスター。アルゼンチンで担ぎ上げコーナーへ宙吊りにして串刺しボディーアタック。朱里が返してエルボーの打ち合いにもっていく。壮麗が連打すると朱里がミドルキック連打。壮麗が返すと、朱里は腕十字から腕固め。壮麗が切り返すが朱里がニーアタック、ロープを使ってDDT。返した壮麗に朱里は流炎の構え。壮麗がこらえて至近距離からラリアット3連打。担ぎ上げるとサイドに叩きつける。朱里が返すと、壮麗が突進、朱里がバックキック。壮麗がボディーアタック、朱里がジャーマン。朱里の突進をかわし壮麗がブルーサンダー。返した朱里がコードブレイカー、壮麗がカウンターのダブルチョップ、ラリアットで一回転。壮麗の突進に朱里が飛びつき丸め込む。壮麗が返すがカウンターのハイキックを食らう。返した壮麗に朱里は腕固め。壮麗が反転してカバーすると朱里が返せず3カウントが入った。

 

朱里のコメント

2023年5★STAR GP、優勝逃しました。今日は同門対決、壮麗亜美。壮麗亜美から(3カウントを)取られました。あー、悔しい。悔しいけど亜美の今の進化が見れてうれしい気持ちもあったけど、やっぱり悔しいですね。明日は亜美はSTRONG(女子王座)のベルト挑戦するので、しっかりと取ってほしいです。いやー、もう超くやしいー!あーもうやだ。失礼します。あーもうやだー」

 

壮麗のコメント

「朱里に勝った、朱里に勝ったー!明日、私はSTRONG(女子)のベルト戦があるわけだけど、いろいろ言われた。だから今日、絶対絶対絶対勝たなきゃって思ってた。あの朱里に、朱里から勝った。これで明日も絶対にベルトを取る!」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<10点>

9分41秒
葉・月ストラル

刀羅ナツコ<12点>

 4勝4敗の葉月と6勝2敗の刀羅ナツコによる5★STAR GP最終公式戦。葉月にはこの最終戦でナツコに勝てばナツコを上回るチャンスがあった。しかし9・23仙台で鈴季すずに敗れ決勝進出の可能性が消滅。一方のナツコはこの試合で2点を獲得すればその場で決勝進出が決定する。昨年のスタートダッシュで優勝に近づくもその後の連敗で決勝進出を逃し、今年は追い上げでチャンスが芽生えるも逃してしまった葉月が腹いせでナツコの足を引っ張りにいく可能性は十分。シリーズ前半にリーグ戦が集中したナツコにはこれが8・27敦賀以来の公式戦。シングルのブランクがあるだけに、初優勝をもくろむナツコにはいっそうの注意が必要だろう。

 ロープワークの攻防でスタートし、葉月が突進、ナツコがショルダータックルで吹っ飛ばす。ナツコはロープに追い込み顔面ウォッシュ。しかし葉月が読んでおりドロップキック。するとナツコが足を引いて場外に送り出す。それでも葉月がコーナーに叩きつけ客席にも放り投げる。リングに戻った葉月が顔面ウォッシュ。コーナーに振ると串刺しエルボーアタック、ミサイルキック、フェースロック。ナツコがエスケープすると、葉月がフルネルソンの構え、ナツコが切り返しラリアット。串刺しでも見舞うとキャノンボールへ。葉月が返すと、ナツコはダイビングセントーン。葉月がカウンターの二段蹴りから場外トペ。しかしナツコがボックスで迎撃し、リングに戻りラリアット。ナツコがデスバレーボムも葉月が返す。ナツコはコーナーに上がるが葉月が起き上がりエルボー連打、雪崩式ブレーンバスター、もう一度上がるとナツコが追いつき雪崩式で前方に叩きつける。葉月が返すとナツコはスワントーンボム。しかし葉月がかわして葉・月ストラル。ギリギリでナツコが返すと葉月はエルボー連打、ビッグブーツ。ナツコが場外に転落すると葉月がトペで飛ぶ。葉月はナツコをリングに戻しダイビングセントーン。しかしナツコが肩を上げる。ナツコが毒霧を噴射し前方に叩きつけるとスワントーンボムからデスバレー狙い。葉月が切り返し葉・月ストラルで丸め込むと3カウントが入った。

 

ナツコのコメント

「5★STAR、最終戦。まさか葉月なんかにやられるとは。だって今年の夏、思い出してみろよ? 誰に勝った? なんでだよ? なんであんな岩谷麻優の下でしか生きられないヤツに負けなきゃなんねえんだよ!? 待って待って、そもそもわたし会見のときに言ったでしょ? 決勝で闘いたいヤツがいるって。首のケガで欠場? 中途半端なことしてくれるじゃん。それに赤が決まってからずっと言ってたはず。5★STARっていうのは、赤いベルト戦のための、ただの保険だって。なんとも思ってねえよ。決勝行けなかったこと、優勝できなかったことがムカついてんじゃねえ。葉月に負けたことが、3カウント取られたってことにムカついてんだよ」

 

葉月のコメント

「ナツコからスリー取って、ナツコはこれで決勝行けなくなったんじゃない? ナツコ、引退のときにシングルやった以来の今回の久しぶりのシングルだったけど、メチャクチャ強くなってる。大江戸隊のリーダーとして背負ってきたもの、プレッシャーもいろいろあるなかで、よく頑張ったなとは思うけど、私も元大江戸隊なので、それなりに大江戸隊のやり方はわかってますよ。きょうは私の方が一枚上手だったんじゃないですか? 今日はわたしが勝ったけど、またナツコとは何度でもシングルやっていきたいですね。26歳、勝利して、いいスタート切れました。次は白いベルト取れるように、わたしはこれからも前に前に前に進んでいきたいと思います。みんな目を離さないように」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<11点>

10分54秒
フェアリーストレイン

中野たむ<11点>

 中野たむとなつぽいがコズミックエンジェルズ同門対決で5★STAR GP最終公式戦。中野が勝てば2年連続の決勝進出となる大一番。前半で白星を重ねたなつぽいだが。すでに決勝進出の夢はついえた。同門のリーダー、中野の決勝進出がかかる一番でどうなつぽいが試合に臨むかが注目される。中野にとっても昨年の雪辱を果たす優勝とともに、赤いベルトの王者としての初制覇がかかっている。中野となつぽい、勝つのはどっちだ?

 朱里、刀羅ナツコが前の試合で敗れたため、この試合で中野が勝てば決勝進出、負ければナツコとの直接対決に勝っている鈴季すずが優勝決定戦にコマを進めるシチュエーション。

蹴りのかわし合いから中野がバックキック、ロープワークの攻防でドロップキックが交錯、押さえ込みをブリッジで返し合いなつぽいがフットスタンプ。中野がドロップキックをかわしサイドからドロップキック。中野のプランチャをかわしてなつぽいがプランチャ。しかしこれもかわされる。中野がリングサイドでエルボー、ボディースラム。なつぽいが悶絶。中野がリングに戻すとコーナーで引き揚げて宙吊りスリーパー。なつぽいは場外転落。中野がプランチャをヒットさせる。なつぽいはリングに戻さず場外マットにジャーマン。なつぽいが戻り、中野も14カウントで生還。エルボーの打ち合いとなり、中野の連打でなつぽいが崩れ落ちる。中野の突進になつぽいがバックキック。中野がスピンキックもなつぽいがポイ捨てジャーマン。中野が強引にジャーマンも2カウント。中野の突進になつぽいがドロップキック、相打ちとなり両者ダウン状態。なつぽいが後頭部へのドロップキック、スイングネックブリーカー、フェアリアルギフト。中野がかわしてローリングエルボー、なつぽいがバックを取るが中野が取り返してクロスアーム式ジャーマン。なつぽいの手を引いて頭部へのキック。正面、後ろ、左からバイオレットシューティング。なつぽいが返すと、中野はバイオレットスクリュードライバーの構え。なつぽいが切り返し連続のマヒストラル。中野が返すとなつぽいが突進、中野がスピンキック。なつぽいが2発目をかわし飛びつくが中野がブレーンバスター気味に叩きつける。なつぽいがバックキックからタイガー。中野が返すと、なつぽいがトラースキック、フェアリーストレイン。3カウントが入り、なつぽいが中野をフォールしてみせた。

 

なつぽいのコメント

「やっぱり、たむちゃんとの試合は楽しい! すっごく楽しい。今日は、やり合ってたときとはまた違った、新しい景色が見えました。赤いベルトの王者になった中野たむ、そして最強ロードをこの夏、歩み続けたなつぽい、2人が全力で上を目指して、いつでもいつでも上を目指してた2人だからこそ、前回の金網、後楽園とはまた違った試合ができたような気がします。なにより、たむちゃんから3を取ったことは、この夏最強ロード掲げて歩んできて間違ってなかったなってホントに思いました。なつぽいはサイキョーのスターになります! いっちばん輝くキラッキラしたスターになります。なつぽいは、誰よりも一番最強一番、お客さんを笑顔にするプロレスラーになります! これからのなつぽい、見ていてください。バイポイ」

 

中野のコメント

「負けたー! 負けたあ…。私もう、いけなかった。でも、なんかうれしい。なつぽい、メッチャ強くてうれしい。最強だよ。こんな最強の仲間と同じユニットで仲間でいれて、新しいメンバーゆなもんも加入して、コズエン、名実ともに最強のユニットになっちゃうんじゃないですか? ああ…まあ、今年も去年の雪辱を果たせませんでしたが赤いベルトのチャンピオンとしてここから、この5★STARで負けてしまった相手と、負けてしまった相手に全員に復讐してやる。まずはナツコ、すず、そしてなっちゃん。必ず全員に復讐してやる。2023年、中野たむが赤いチャンピオンとしての中野たむが、2023年、中野たむのものにします。たむロード信じてついてきてください」

◆5★STAR GP 2023優勝決定戦 時間無制限1本勝負
<レッドスターズ1位>
鈴季すず

14分3秒
スカイツイスタープレス→片エビ固め

<ブルースターズ1位>
舞華

 ロックアップから腕を取り合い鈴季がヘッドロック。舞華が抱え上げて場外に送り出すと、エプロンを走ってラリアットでダイブ。鈴季が客席に叩きつけると髪の毛をつかみ合う。鈴季はもう一度叩きつけようとするが反対に舞華がやり返す。再び髪をつかみ合い、エルボーが交錯。ともにリングに上がりエルボー合戦を継続。鈴季がカウンターのエルボー、舞華をロープに乗せてスライディングジャーマン、ミサイルキック。鈴季は腕、首をロックするが舞華がエスケープ。鈴季はリング下からドロップキックにいくが舞華がかわす、鈴季はロープ越しにスタナー、場外へのブレーンバスター狙い。舞華が反対にブレーンバスターの構え。こらえた鈴季の突進にパワースラム。舞華は滞空時間の長いブレーンバスターを屈伸付きで決める。鈴季が返すと、舞華がラリアット。鈴季がかわすが舞華が旋回して叩きつける。鈴季が返すと、舞華は炎華落とし狙い、鈴季がテキーラショットを狙うが舞華がラリアット、鈴季がジャーマン。舞華が立ち上がり髪をつかみ合う。エルボーが交錯し両者ダウン。9カウントで立ち上がり鈴季がマットに叩きつける。舞華が返すと、鈴季はコーナーへ。舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター、舞華がすぐにブレーンバスターを連発。しかし鈴季が返してみせる。舞華は鈴季を引き起こし山茶華。10分経過。鈴季が返すと舞華がラリアット、2発目狙いは鈴季がその場跳びスパニッシュフライで回避。鈴季が飛びつくと舞華がパワーボム、炎華落とし。しかし鈴季の肩が上がる。舞華がローリングラリアット、みちのく狙いを鈴季がジャーマンから押さえ込む。舞華が返すと、鈴季はバズソーキック。舞華が丸め込むが鈴季が返して後方からニーアタック、テキーラショット、舞華が返すと鈴季はジャーマンをロコモーション式で決める。しかしギリギリで舞華が返す。鈴季がスカイツイスタープレス。舞華が返せず鈴季が3カウント。鈴季が初優勝を達成した。

鈴季「5★STAR、優勝したぞー! ありがとう! 舞華、舞華、強すぎだろー! 5★STARを優勝したということは、プロレス界の顔に近づいたんじゃねえか!? 私はな、5★STAR優勝して、やりてえことがあるんだよ。両国国技館まで、待てねえよ。1118日、大阪エディオンアリーナ第1競技場で、赤いベルトに挑戦します! そのときにはチャンピオンが中野たむであろうが、挑戦が決まってる刀羅ナツコであろうが、私は5★STARで2人に勝ってんだよ。だから、結果は見え見えだろ? 鈴季すずが天下無双してやります!」

 

舞華のコメント

「応援してくれたファンのみんな、切磋琢磨して成長してきた仲間、支えてくれた家族、そしてなにより、ひめか…。優勝できなくて、ゴメン…。なにも変わることが、変えることができなかった。どうしていいのか、これからわからない。正直、プロレスからいま離れたい。でも、明日は後楽園。もちろんカードも組まれてるし、それでも闘わないといけない。どのツラを下げてみんなの前に、リングに立てばいいのかわからない。ファンのみんな、ゴメンね…」

鈴季のコメント

「5★STAR優勝! 言っただろ、私はシングルマッチが大好物なんだよ。5★STARで優勝したということは、私が最強だということ。つまり、スターダムの最高峰のベルトに挑戦する価値がある女だということ。私はプロレス界の顔になるのが、プロレス界の顔になるのが最終目標なんだよ。この勢いでこいつ(トロフィー)持って、プロレス界の顔になっちまうからみんな乞うご期待! 以上!」

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