『第13回 GODDESSES OF STARDOM タッグリーグ〜開幕戦〜』
10月15日(日)大田区総合体育館(観衆813人)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
琉悪夏 |
5分56秒 |
水森由菜 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○桜井まい |
7分33秒 |
天咲光由● |
テクラ | MIRAI |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
ジュリア |
10分19秒 |
MICHIKO |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
星来芽依 |
15分00秒 |
柊くるみ |
鈴季すず【1点】 | 世羅りさ【1点】 |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
月山和香 |
7分19秒 |
HANAKO● |
○白川未奈【2点】 | 飯田沙耶【0点】 |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○メーガン・ベーン |
6分27秒 |
壮麗亜美 |
舞華【2点】 | レディ・C●【0点】 |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
10分3秒 |
鹿島沙希● |
刀羅ナツコ【2点】 | 朱里【0点】 |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
葉月 |
12分47秒 |
羽南● |
○コグマ【2点】 | 岩谷麻優【0点】 |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
琉悪夏 |
5分56秒 |
水森由菜 |
当初はMIRAIvs水森由菜vs琉悪夏の3WAYマッチが組まれていたがカード変更。水森由菜と琉悪夏の一騎打ちとなった。タッグパートナーの中野たむが負傷欠場によりタッグリーグ戦が不戦敗となった水森。なつぽいも欠場中なだけに、このシリーズでコズミックエンジェルズをどう守っていくかが注目される。まずは琉悪夏との一騎打ちで、水森の心意気が試される?
ロックアップから琉悪夏がロープに追い込んでブレイク。水森がサッと丸め込み、返されるとネックロック。琉悪夏がロープに振るとショルダータックルをぶつけ合う。琉悪夏はTシャツで水森の首を絞めるとロープに追い込み顔面に体重を乗せていく。さらに串刺しボディーアタックからショルダータックル。琉悪夏は軽く張り手の連打。水森が向かっていくと琉悪夏がエルボーを放ち「こいよ!」と挑発。琉悪夏はもう一発軽めの張り手。水森がボディースラムからラリアット。琉悪夏が返すと、水森がダイビングショルダータックル。ミサイルキックを琉悪夏がかわしてボディープレス。水森が返すと琉悪夏はフェースロック。水森がエスケープすると、至近距離からラリアット連打。琉悪夏が受けて立ち突進すると水森がドロップキックからラリアット。琉悪夏が返すと、水森がフィニッシュを宣言し担ぎ上げる。切り返した琉悪夏がラリアットも2カウント。水森が丸め込みから突進。琉悪夏が止めてネックハンギングボム。琉悪夏が冷凍庫爆弾を投下すると水森が返せず3カウントが入った。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○桜井まい |
7分33秒 |
天咲光由● |
テクラ | MIRAI |
当初は桜井まい&テクラ組vsAZM&天咲光由組のタッグマッチが組まれていたが、前日のさいたま大会と本大会をAZMが欠場。そのため、AZMのところにMIRAIが入ることになった。カードは桜井まい&テクラ 組vsMIRAI&天咲光由組。ゴッズアイとクイーンズクエストの越境タッグで何が生まれるか。また、タッグリーグ戦を越境コンビで出場する桜井とMIRAIがこの日は対戦。これが通常の図式でもあるが、公式戦に向けてどんな意識で臨むのか?
「わたくしがいきます!」と桜井が名乗りを挙げると、MIRAIも「わたくしがいきます!」と先発に立候補。この2人で試合が始まると桜井がいきなりパラダイスロックを仕掛けてMIRAIに「この庶民が!」。桜井が貴婦人マネーをばらまいている背後からMIRAIが攻撃。MIRAIの突進に貴婦人マネーを投げつける。テクラがMIRAIにネックツイスト。MIRAIがテクラをかいくぐりバックを取る。テクラが切り返し丸め込むが2カウント。テクラの突進をMIRAIがキャッチしバックフリップ。天咲がテクラにドロップキック連打、サブミッションを決めるとテクラがエスケープ。天咲はDDTから串刺し側転エルボー。テクラがかわしてカウンターのエルボー、フィッシャーマン。桜井が天咲にビッグブーツ連打、ドロップキック。天咲が返すと桜井はSTFへ。MIRAIがカットして桜井にフェースクラッシャー、天咲の串刺し側転エルボーを呼び込む。桜井が返すと天咲は天聖の構え。桜井がこらえてカウンターのキック。天咲が返すと桜井はSTFを決める。天咲がなんとかエスケープに成功。桜井が顔面へビッグブーツ、テクラがダイビングボディーアタック、桜井がフィッシャーマン。桜井は「決めるぞ!」と叫ぶが天咲が丸め込む。桜井が返してドロップキック、シャイニングバスターから変型デルフィンクラッチ。3カウントが入り桜井が勝利した。
桜井「大田区総合体育館にお越しの超庶民のみなさま、ごきげんよう! 今日からタッグリーグが開幕いたしますが…MIRAI? タッグリーグよろしくね! アナタもこのポーズしなさいよ!」
MIRAI「『魂込めて』って言ってくれたらやる」
桜井「おだまり! シッシッシッ、お帰り! ってことでアナタたち超庶民はミラクサクを応援してちょうだい。それでは、ごめんあそばっせ!」
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
ジュリア |
10分19秒 |
MICHIKO |
10・1後楽園に乱入しジュリアを襲撃したGLEATのMICHIKOが登場、希望通りジュリアとの対戦がマッチメークされた。MICHIKOはアンドラス宮城時代に大江戸隊で闘っていたがアーティスト王座陥落後に追放。ひとりになったところでタッグを組んだのが、スターダムに乗り込んできたばかりのジュリアだった。ジュリアとアンドラスは何度かタッグを組むも数試合で空中分解、ジュリアが別れを告げる形でアンドラスもスターダムのリングから消えた。MICHIKOによれば「あの時の恨みを晴らすため」のスターダム参戦。忘れていた過去をぶり返されたジュリアがどんな気持ちでMICHIKOを迎え撃つか。
コールを受けたMICHIKOにはブーイングも。ゴングが打ち鳴らされるが2人ともコーナーから動かず。MICHIKOがゆっくりと歩を進めジュリアも出てくる。リング中央で睨み合い、MICHIKOが突く。エルボーを打つとジュリアが受けて立つ構え。連発をジュリアがこらえる。MICHIKOのエルボーがだんだん強くなっていくとジュリアが張り手。ジュリアが押し倒しマウントを取りエルボー、張り手。MICHIKOが反転すればジュリアも戻して左右の張り手から腕十字狙い。MICHIKOがエスケープすると、ジュリアが「おいMICHIKO!」と叫んでストンピング。ダッシュしたジュリアの足を引いてMICHIKOが場外戦に誘う。MICHIKOは客席にジュリアを投げつける。別方向でも投げようとするがジュリアが反対に叩きつける。ジュリアは鉄柱にMICHIKOを叩きつけると突進。MICHIKOがキャッチしエプロンにパワーボムで叩きつける。場内ブーイングにMICHIKOは「足りないよ!」と煽ってみせる。MICHIKOはイスで殴打。MICHIKOはジュリアをリングに戻し、反対方向から再びリング下に落とす。エプロンに額を叩きつけると本部席のテーブルに叩きつける。さらにテーブルの上に乗りパイルドライバー狙い。ジュリアがこらえてヘッドバット、テーブルでパイルドライバーを決める。場内ジュリアコールに。ジュリアはMICHIKOをリングに戻してエルボー連打。MICHIKOのビッグブーツをつかんでイタリアンフック、ニー。MICHIKOが返すと、ジュリアは髪を引いて起ち上げる。MICHIKOがレフェリーを引きジュリアのビッグブーツが誤爆。MICHIKOがジュリアをたたきつけるとイスを持ち出しツームストーンパイルドライバー。ブーイングのなかMICHIKOがレフェリーにカウントを取らせる。ジュリアが返すとMICHIKOが起ち上げる。すぐにジュリアがバックドロップ、グロリアス狙い。MICHIKOが切り返し腕を引きながら蹴り飛ばす。ジュリアが後方に投げつけ勝利を確信も2カウント。ノーザンライトボムにいくと3カウントが入った。
ジュリアが「大田区にお越しの諸君、ごきげんよう! オイオイ、アンドラス…じゃなくてMICHIKO? 久しぶりだな。オマエが一人で乗り込んできたことは認めてやるけど、私とオメエは見ているところがまったく違う! これで本当にアリべデルチ、サヨナラだよ」
MICHIKO「ここで起きたことすべて後悔させてやるぞ、ジュリアーッ!」
ジュリア「(ノーマイクで)終わり!」
ジュリアのコメント
「ハイハイハイ、今日はタッグリーグの開幕戦だぞ、おいおい。2冠チャンピオンのジュリアさまの開幕戦のお相手は、アンドラス宮城、いや、MICHIKO。なんだか去年あたりからいろんな再会があるけど、オマエが一番なに考えてるかわからなくて、やりづらかったよ、正直。困らせんなよ、私を。ただ、さっきも言った、一人で来たことだけは認めてやるけどな。目指す場所もなにもかもが違う。これでホントに最後なんだろうなって。自分、(タッグリーグ戦の)入場式あるから、またな」
MICHIKOのコメント
「ジュリア、ジュリア! ジュリアー!! ここでやったこと絶対、必ず後悔させてやるからな、おぼえてろ!」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
星来芽依 |
15分00秒 |
柊くるみ |
鈴季すず【1点】 | 世羅りさ【1点】 |
鈴季すず&星来芽依組がタッグリーグ初戦。鈴季は5★STAR GPを初制覇し、星来はハイスピード王座を奪ったばかり。スターダム参戦からタッグを組み始めた両者だが、すでに個人でも実績を上げており、こんどはタッグと意気込んでくることは間違いない。初戦の相手はプロミネンスの世羅りさ&柊くるみ。スターダムでは鈴季も加えたトリオでアーティスト王座も奪取したが、王座陥落後には鈴季がプロミネンスを脱退。よって世羅&くるみにとって、鈴季はいまや敵対相手。因縁の闘いに昇華したカードに待っている結末とは?
タッグリーグ戦入場式で世羅&柊が鈴季を挑発。「ゴチャゴチャうるせーんだよ。いますぐ試合させろ。逃げねーよな、すず」と世羅がアピールすると、鈴季が「おいおいおいおい、プロミネンスさんよぉ~、気がはえーよ。いいよ、逃げるわけねーだろ! やってやるよ!!」と応じ、そのまま試合がスタートした。場外乱闘から鈴季と星来が合体し世羅を連係で攻撃。柊が全員まとめて串刺しボディーアタック。世羅も巻き添えになるが星来にニーの連打。星来がカウンターでドロップキック。鈴季が世羅にリング下からドロップキック。鈴季が世羅にサブミッション。世羅が逆エビ固めに鈴季をとらえる。鈴季がエスケープしようとするが中央に引き戻してさらに締め上げる。コーナーに追い込まれた鈴季が世羅の突進をかわしスライディングジャーマン。鈴季がコーナーに上がると世羅が下からエルボー連打。鈴季がコルバタも世羅が担いでマットに叩きつける。鈴季がバックを取ると世羅が切り返しエルボーの打ち合いに。世羅は左右でエルボー連打、鈴季もやり返し両者ダウン状態。柊が鈴季を担ぎ上げ前方に叩きつけるとダイビングフットタンプ。10分経過。柊の突進を鈴季がかわし星来がネックブリーカー、鈴季が背後からニーアタック。鈴季が柊にミサイルキック。柊が返すと、鈴季がテキーラショットを狙う。しかし柊が切り返しサイドスラム。世羅が鈴季をコーナーに追い込みダブルニーアタック。柊がキャノンボール。柊がラリアットも星来がカット。柊がひとでなしドライバーを決めるが鈴季がギリギリで返す。残り3分。柊のコーナーからのサマーソルトを鈴季がかわし星来のアシストからジャーマン。返された鈴季だがコーナーに上がりダイブの構え。世羅が上がって雪崩式で羅紗鋏。柊が鈴季をマットに叩きつけるが2カウント。鈴季がカナディアンデストロイヤーで叩きつけると柊が返してラリアット。すぐに立ち上がって鈴季がテキーラショット。返した柊に鈴季はバズソーキック連打。残り30秒、柊がアックスギロチンも2カウント。鈴季と柊がエルボーを打ち合うなか時間切れのゴングとなった。
世羅組のコメント
世羅「クソッ。ああやって奇襲を仕掛ければ、確実に勝つんじゃないかってこっちもいろいろ考えてたわけですけど、やっぱりあっちがこっちを知りすぎてるんだろうなと思った。こっちももちろんあいつの性格はわかってるし、ああやって挑発すれば絶対に受けて立つのはわかってたし。ただ、いまのあいつは5★STAR優勝者? ノリに乗ってる鈴季すずとハイスピードチャンピオンの星来芽依でしょ。落としたくはなかったんだよね、初戦。奇襲したのにドローで終わるのはちょっとふがいない結果ではありますけど、我々今日でどんなタッグかわかってもらえたと思うので。これからバンバン大型の2人でバンバンバンバンスターダムの選手をなぎ倒していって、楽しみにしときな、残りのヤツら。(タッグリーグでの)狙い? もちろんすずの首だったんですけど、初戦だったし今日の奇襲も失敗しちゃったんで、とりあえず方向転換。アイツに並ぶには優勝しかない。優勝してすずと同じ位置に立って、あらためてあいつをボコボコにしてやりたいと思います」
鈴季組のコメント
鈴季「おいおいおい、プロミネンスさんよ。オマエらちっと気がはえーよ。久しぶりのスターダム参戦でうれしくなっちゃったんじゃないの? まあまあ、私が一番よくオマエらの強さとオマエらのしぶとさはわかってんだよ。だけど、もうオマエらと一緒にやってたころの鈴季すずはいねーんだよ。ふざけたマネしやがって。オマエらよりも高い高い高いところに上り詰めていこうとしてんだよ、こっちは。邪魔してくんじゃねえよ。二度と私の前に現れるなよ」
星来「初戦がプロミネンスで、しかも入場式でいきなりすずに…。私、どうしたらいいかわからなくなっちゃった。でも、自分は負けより引き分けという結果がめちゃくちゃ嫌いなんですよ。しかもあと自分よりはるかに大きい人、あまり対戦してこなかったので、これで自分の足りないところっていうのもわかったので、今後またそれを直していく? 頑張ります」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
月山和香 |
7分19秒 |
HANAKO● |
○白川未奈【2点】 | 飯田沙耶【0点】 |
白川未奈と月山和香のクラブビーナスと飯田沙耶&HANAKO組による公式戦。飯田とHANAKOは凸凹コンビと言えるが、両者のパワーが結束すればその可能性はとてつもなく大きいと言っていいだろう。飯田は羽南とのコンビでNEW BLOODタッグ王座を奪取し、HANAKOもNEW BLOODでの飛躍が期待される。対するクラブビーナスも白川が月山を引っ張る形になるだろう。初戦を勝利し勢いをつけるのはどちらのチームか?
月山が先発を志願し飯田を呼び出す。月山がドロップキックにいくと飯田がかわしてショルダータックル、逆水平の連打。飯田がロープに振ってドロップキック、スリーパー。月山が突進をかわし白川とダブルのドロップキック。飯田が返すと白川がミドルキック連打。飯田は「きいてねえんだよ」と受けて立つ。白川がミドルで倒すと月山が飯田、HANAKOに次々とヒップアタック。白川が飯田をかいくぐり打撃の連打。飯田がジャンピングチョップを浴びせHANAKOに託す。HANAKOが白川にショルダータックル、月山も吹っ飛ばし飯田とコーナーでボディーアタックの競演。HANAKOが白川にボディースラム。白川が返すとHANAKOにローリングエルボー。返したHANAKOに白川はインプラントDDT狙い。飯田がカットすると、HANAKOが飯田をリフトアップし白川に投げ落とす。白川が返すと、HANAKOはブレーンバスター。しかし月山のカットがなんとか間に合う。HANAKOは白川を起こしてアルゼンチン。飯田が月山をドラゴンスリーパーにとらえてHANAKOを援護。しかし月山が飯田をぶつけクロスボディー、飯田とHANAKOが月山をキャッチするが白川がドロップキックで援護。HANAKOが白川にエルボー連打、白川がバックブロー、延髄斬り。飯田がカットするが月山が排除。白川と月山がダブルでリバースDDT、白川がインプラントDDT。HANAKOが返せず白川がフォールを奪った。
白川組のコメント
白川「イェー、和香!」
月山「イェイ未奈!」
白川「ムーンライトビーナス、初戦勝ちましたね。どうよ、憧れのNEW BLOODタッグチャンピオンがいたでしょ?」
月山「私はスターダムに来た当初から飯田さんという人はすごく体がムキムキで、一度ああなりたいと思ったんですけど、一向になれず。(白川にお腹を叩かれる)いや、お腹はそんな…。でも、今日やっぱりチョップを受けて、飯田さんは心も強い人だから、私はもっともっと精神面も鍛えなきゃいけないと思いました」
白川「お、精神面鍛える。お、いいこと思いついた。私、タイ行くから、ムエタイの道場に行きたいんだけど、行きましょう」
月山「…」
白川「それでクラブビーナスのフロムタイもスカウトできるかもしれないし。行きましょう。クラブビーナス第2ストーリー、スタートだからね。頑張るぞ。和香がキーポイントだぞ!」
月山「NEW BLOODタッグ、挑戦するからな。飯田、羽南、待ってろよ」
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○メーガン・ベーン |
6分27秒 |
壮麗亜美 |
舞華【2点】 | レディ・C●【0点】 |
鈴季すずと加えたトリオで挑むもアーティスト王座取りに失敗した舞華&メーガン・ベーンだが、タッグリーグでは優勝候補の一角と言っていいだろう。5★STAR GP制覇をあと一歩で逃した舞華と、赤いベルトに肉薄したメーガンのコンビは未知数ながらもスケールの大きさはほかのチームを圧倒する。初戦の相手は壮麗亜美&レディ・C組。越境チームながらこちらもスケールの大きさでは舞華組に対抗できるのではないか。それだけに、初戦から迫力のバトルが期待される。
レディがメーガンを挑発し試合開始。視殺戦からレディがエルボーを連打すると舞華が乱入。壮麗も入りレディとダブルで逆水平連打。メーガンと舞華が突進を撥ね飛ばしメーガンがレディをボディースラム。メーガンはレディを捕まえ自軍コーナーに連行、体をぶつけていく。舞華が串刺しラリアット連打からショルダータックル。ブレ―バスター狙いをレディがこらえるも舞華がパワースラム。レディがビッグブーツからネックブリーカーを舞華に決める。壮麗が舞華に逆水平連打、アルゼンチンバックブリーカー、コーナーに宙吊りにして串刺しボディーアタック。舞華が返すと壮麗とショルダーをぶつけ合う。舞華がショルダータックルで吹っ飛ばすと壮麗もお返し。メーガンがレディ、壮麗にラリアット。2人まとめて串刺しボディーアタックレディを持ち上げると壮麗のクロスボディーをキャッチしまとめて叩きつける。メーガンの突進をレディと壮麗が止めてマットに叩きつける。メーガンは1カウントでクリアー。メーガンと舞華がブレーンバスターの競演。メーガンがレディを担ぎ上げると壮麗がラリアット、レディが丸め込む。舞華がラリアットで壮麗を排除。舞華がレディを肩車しメーガンがダイビングラリアット、F5。3カウントが入り、メーガンがレディを破った。
舞華組のコメント
舞華「いいねえ、メーガン。いろいろあったけど、タッグリーグ、メーガン。ユーアー、グッドパートナー。アールッキングフォアトゥーファイティンウィズユー。お願いします」
メーガン「グッドパートナー、グレイトチーム」
壮麗組のコメント
レディ「オイ、メーガン! わかってんだよ、チョップでオマエの胸が裂けてることも! 実は痛そうな顔してるのもわかってんだよ! 絶対オマエを倒すから! 壮麗ごめん」
壮麗「いや、私はレディと余り物のタッグになるつもりはないんで。だけど、レディは全然心折れてないから! 一緒にこのタッグリーグ進んでいきます」
レディ「見てろよ」
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
10分3秒 |
鹿島沙希● |
刀羅ナツコ【2点】 | 朱里【0点】 |
朱里と鹿島沙希がゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦にエントリー。朱里と闘いたくない鹿島には絶好のタッグパートナーと言っていい。鹿島が対するは刀羅ナツコ&渡辺桃組、古巣の大江戸隊とあって鹿島への制裁が懸念される。これをどうかいくぐり勝利を引き寄せるか。
朱里と鹿島が握手。サッと鹿島が下がると朱里は「今日は出てもらうよ」と先発に送り出す。ゴングが鳴ると鹿島は花道をダッシュで帰る。朱里が追いかけて8カウントで戻すと待ち構えていた大江戸隊が襲いかかりダブルで攻撃。ナツコが鹿島にスリーパー、フロントネックロック。桃が鹿島に「逃げてんじゃねえよ」とヘアーホイップの連続、コーナーに追い詰めて顔面を踏みつける。ナツコが突進すると鹿島がビッグブーツ。タッチを求めるが桃が朱里の足を引いて阻止。鹿島がナツコにコルバタ、タッチを求めるが朱里がリング下で「いけいけ!」と鹿島を鼓舞。鹿島が攻撃してから朱里がタッチを受けてリングイン。大江戸隊のクローズラインをカットしナツコにフロントネックチャンスリー、腕十字。ナツコがエスケープすると、朱里がヒップドロップをかわしサッカーボールキック。ナツコがラリアット、キャノンボール、バックフリップ。桃が朱里にドロップキック。朱里と桃がミドルキックの応酬。朱里のニーアタックで桃が崩れ落ちる。朱里は嫌がる鹿島に託す。鹿島が入り桃に串刺しニーアタック、ダイビングフットスタンプ。桃が返すと、鹿島がダブルアームの構え。桃が切り返すと朱里と鹿島が合体、鹿島がダイビングフットスタンプ。鹿島がダブルアーム式フェースバスター、マイエンブレム狙い。桃が切り返すが鹿島が昇竜拳、ナツコがラリアット、桃とナツコで打撃の挟み撃ち、桃が蒼魔刀、チキンウイングフェースロック。桃が起ち上げるとハイキック。鹿島が起死回生、ナツコがカット。桃とナツコが合体で朱里をたたきつける。桃は鹿島を引き起こしBドライバー。鹿島が返すと、桃がツームストーンの構え、鹿島が丸め込むが桃が上になる。鹿島が返すと桃がハイキック、テキーラサンライズ。鹿島が返せず桃が勝利した。
試合後、スクリーン上で海外の格闘家スカンジナビア・ハリケーンがUWFルールで朱里に挑戦表明。
朱里「早くも、世界から名乗りをあげてくれました。私は凄く嬉しいです。ちょっと映像出ると思ってなかったから誰かわからなかったんですけど、とりあえず対戦しようよ。オマエと闘えるの楽しみにしてるから待ってろよ。えー、タッグリーグ開幕戦、自分たちは負けてしまったんですが、沙希とのタッグ、アネコンで挽回して絶対に絶対に優勝するので見ててください」
ナツコ組のコメント
桃「おいおいおい、楽勝。あんないっつも逃げてる鹿島沙希なんかに、ウチらエクストララージが負けるわけねーんだよ。なあ? うちらはこのタッグリーグ優勝して、まあまだ特に目標も決めてないけど、いろいろ狙っちゃったりするんじゃないの? まあ今日は楽勝ってことで。じゃっ!」
ナツコ「じゃっ!」
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
葉月 |
12分47秒 |
羽南● |
○コグマ【2点】 | 岩谷麻優【0点】 |
岩谷麻優&羽南組vs葉月&コグマ組はSTARS同門対決であると同時に、生え抜きばかりによるタッグリーグ櫛木戦でもある。クリーンでハイスパートな闘いは必至のカード。葉月&コグマはもちろん優勝候補であり、岩谷と羽南のコンビは新鮮でもある。勝った方がリーグ戦をリードする存在になりそうだ。
羽南が手を上げて先発に名乗り。試合は葉月と羽南でスタートする。手四つからバックの取り合い、グラウンドから羽南が立ち上がりドロップキック。コグマと葉月が合体し連係攻撃。葉月が羽南に顔面ウォッシュ。リング下ではコグマが岩谷を攻撃しカットさせず。葉月が串刺しエルボーアタック。羽南がコーナーに振られるも反転してボディーアタック。岩谷が葉月にエルボー、バックキック、コルバタ、低空ドロップキック。葉月が返すと、カウンターで二段蹴り。コグマが岩谷にダイビングボディーアタックも岩谷が迎撃。岩谷がトラースキックも「あれ?あたらんかったいま」と言ってやり直す。ミサイルキックをヒットさせると別コーナーに上がる。葉月が妨害しコグマが雪崩式フェースクラッシャー。岩谷が返すと、コグマがコーナーへ、岩谷が追いつき雪崩式フランケン。コグマがこらえ葉月がコードブレイカー。コグマが岩谷にミサイルキック、葉月が岩谷をカナディアン、コグマがネックブリーカーで合体。葉月が羽南にカットさせずコグマがコーナーに。羽南がカットしコグマを投げ捨てる。羽南は葉月にバックドロップで分断、岩谷にタッチを求める。岩谷がなんとかタッチ。羽南がコーナーに上がると場外にプランチャ。コグマにランニングエルボースマッシュ。引き起こすとバックドロップの構え。コグマが阻止して突進も羽南が払い腰、コーナーに上がると葉月がカット。葉月は雪崩式ブレーンバスター、コグマがダイビングボディープレス。しかし岩谷がカット成功。岩谷が葉月にバズソーキックで全員ダウン。コグマと羽南がエルボーの打ち合い。羽南がバックドロップ、コグマがすぐに立ち上がり高角度ジャーマン。羽南が立ち上がると、両者激突しダウン。コグマが羽南にノーザンライト。羽南が返し10分経過。葉月が羽南を起こしてカナディアン。コグマがダッシュも岩谷がスリングブレイド、岩谷が葉月を投げ捨て、羽南と合体でコグマをたたきつける。羽南がブロックバスターホールドもコグマがクリアー。羽南が絶叫しコグマを引き起こすとバックドロップ狙い。コグマがロープに逃れると羽南の突進を止めて場外に送り出し葉月がトペ。葉月が羽南に二段蹴り、コーナーに乗せるとカナディアン。コグマが合体フェースクラッシャー。しかし羽南の肩がかすかに上がる。コグマが羽南を寝かせてダイビングボディープレス。まともに食らった羽南が3カウントを聞いた。
葉月「タッグリーグ開幕戦、勝利したぞ! 3年連続FWCで出場。去年はできなかったけど、2年ぶりの優勝、2個目の優勝リングを私たちがとりたいと思います」
コグマ「ありがとう。大丈夫、今日は泣かない、うれしいから。よし! 今日メインでSTARS同士闘って、羽南なんていつ以来? いつ以来かわからないけど、全然違う人、違う選手になってて…。なんか必死だった。この前のね、KAIRIさんみたいに先輩らしくとか思ってたんだけど、無理。必死だった…。でもこんな大きな大会のメインでSTARSで試合できて、勝てて本当に嬉しいです。ありがとうございます。そして、メインということは、締めがあるわけなんですけども、FWCの締め、ちょっとね、考えたの。あ、ゴメン、聞いてない? 言ってなかったか(苦笑)。私が『今を信じて、明日に輝け』と言いましたら、『優勝するのはフクオカダブルクレイジー!』って叫んでください。いきますよ。いまを信じて、明日に輝け、優勝するのはフクオカダブルクレイジー!」
葉月&コグマのコメント
葉月「タッグリーグ開幕戦同門対決で無事勝利」
コグマ「無事?」
葉月「無事だよ」
コグマ「麻優さんはわかってることだけどね」
葉月「羽南。前に闘ったときより、遠慮しなくなったね」
コグマ「我を出してるというか、もう必死、必死だった。なに、あのバックドロップ?」
葉月「ウチもやられた。でも勝ったのは私たちFWCなんで」
コグマ「FWCの締め、初めてやったけど」
葉月「ちゃんと聞こえた」
コグマ「フクオカダブルクレイジーって長いんだけど。優勝して、また締めを。優勝のリングもだし、締めもまたやろう」
葉月「私たちはまたこのタッグリーグでタッグ屋としての力をさらにさらにレベルアップしていきたいと思います」
2人「いまを信じて明日に輝け、優勝するのは、フクオカダブルクレイジー!」