2023/12/03 試合結果

2023年12月2日 『STARDOM NAGOYA BIG WINTER 2023〜風雲名古屋城〜』

『STARDOM NAGOYA BIG WINTER 2023〜風雲名古屋城〜
12月2日(土)ドルフィンズアリーナ(観衆952人)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
HANAKO

8分24秒
天聖→片エビ固め

弓月●
○天咲光由 白川未奈

◆シングルマッチ 15分1本勝負
桜井まい

5分27秒
マイパンロール→片エビ固め

琉悪夏

◆タッグマッチ 15分1本勝負
水森由菜

7分6秒
タンタンドル

羽南●
○安納サオリ 飯田沙耶

◆ハイスピード選手権試合 15分1本勝負
<王者>

8分5秒
ラ・マヒストラル

<挑戦者>
星来芽依 テクラ

※第24代王者の星来芽依が2度目の防衛に成功

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

9分9秒
スワントーンボム→片エビ固め

壮麗亜美●
スターライト・キッド MIRAI
○刀羅ナツコ 朱里

◆異種格闘技戦 UWFルール 30分1本勝負
高橋奈七永[D:1/E:1]

7分21秒
バックエルボー→TKO

スカンジナビア・ハリケーン[D:1/E:0]

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

12分56秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア AZM

※第2代王者のジュリアが6度目の防衛に成功

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権 王座決定戦 30分1本勝負
上谷沙弥

13分8秒
ジャーマンスープレックスホールド

メーガン・ベーン●
○林下詩美 舞華

※林下詩美&上谷沙弥が第30代ゴッデス・オブ・スターダム王者となる

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 挑戦権利証マッチ 30分1本勝負
<権利証保持者>

14分16秒
ジャーマンスープレックスホールド

<挑戦者>
鈴季すず 葉月

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 15分1本勝負
HANAKO

8分24秒
天聖→片エビ固め

弓月●
○天咲光由 白川未奈

 1117大阪「NEW BLOOD」でデビューし6戦目の新人・弓月が初めてのタッグマッチに臨む。弓月はクラブビーナスの白川未奈に率いられ、天咲光由&HANAKO組との対戦。こちらもNEW BLOODチームと言えるだけに、フレッシュな闘いが期待される。

 白川が弓月を先発に送り出して試合開始。HANAKOとロックアップで組み合い、追い込まれた弓月がエルボー連打、HANAKOがドロップキックをかわしショルダータックル。HANAKOがヘアーホイップの連続から弓月をカバー。弓月が返すと天咲が入り、コーナーに額を何度も打ち付けるとボディースラム。天咲、HANAKOが次々と弓月にボディースラムを見舞う。HANAKOが弓月に逆エビ固め。白川がカットしようとすると天咲が阻止してみせる。弓月がエスケープすると、HANAKOに払い腰を決めて白川にタッチ。白川はHANAKOに串刺しエルボー、ドロップキック。天咲が入りHANAKOと合体を試みるが、白川が天咲をかいくぐりHANAKOにコルバタ式河津落とし。HANAKOが返すと、白川のDDT狙いを阻止もミドルキックでダウン。白川の突進をHANAKOがキャッチしボディースラム。弓月が天咲にドロップキックの連打を浴びせボディースラムの構え。天咲が切り返し突進すると弓月がドロップキックからボディースラムで叩きつける。天咲と弓月がエルボーの打ち合い。天咲が突進すると弓月がかわし白川がエルボー、延髄斬り。弓月が天咲を捕まえ三角飛びフェースクラッシャー。しかしHANAKOがカットする。HANAKOは白川を場外に送り出し、弓月に体当たり、天咲と前後からのキックを打ち込む。天咲は弓月を引き起こし天聖狙い。しかし、白川がハイキックでカットし弓月が丸め込む。しかしHANAKOのカットが間に合う。白川が突進すると、HANAKOが止めてブレーンバスター。弓月の突進を止めて天咲がDDT。弓月が返すが、天咲は天聖へ。弓月が返せず天咲が3カウントを奪ってみせた。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
桜井まい

5分27秒
マイパンロール→片エビ固め

琉悪夏

 ドンナ・デル・モンドの桜井まいと大江戸隊の琉悪夏が一騎打ち。琉悪夏のラフが貴婦人ファイトを切り崩すか、それとも貴婦人が優雅に不良娘を料理するか。意外と珍しいシングルマッチ、その結末は?

 ロックアップで組み合い、琉悪夏がロープに押し込み髪の毛をつかむ。「名古屋いくぞ!」と叫んでロープに振ろうとするが桜井が拒否してドロップキック。2発目狙いは琉悪夏がカウンターのショルダータックルで阻止してヘアーホイップの連続。桜井は「お黙り!」と向かっていくが琉悪夏は「オマエが黙れ!」と蹴りを入れる。コーナーに振られた桜井が、カウンターのビッグブーツからパラダイスロックを仕掛けて琉悪夏を罵倒。桜井はSTFを決めるも琉悪夏がエスケープ。桜井がビッグブーツ、琉悪夏がボディーアタック、クロスボディー。琉悪夏のパンチに桜井はキックで対抗。ドロップキックも決めてカバーするが琉悪夏がクリアー。琉悪夏がラリアットを連打し、フィッシャーマンを決める。琉悪夏が返すと、ネックハンギング狙い。桜井が切り返しマイパンロールで丸め込むと3カウントが入った。

桜井「(文句を言いながら退場する琉悪夏に)お黙り! 改めましてドルフィンズアリーナにお越しの庶民のみなさま、ごきげんよう! 今日はわたくしのために、前田慶次様がリングおコールをしてくださいましたわ。アナタたち庶民はぜひ、花の慶次を打ちにいきなさい。それじゃあ、ごめんあそばっせ!」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
水森由菜

7分6秒
タンタンドル

羽南●
○安納サオリ 飯田沙耶

 1125狭山大会で負傷し、郡山、後楽園大会を欠場した水森由菜が復帰。安納サオリとのコズミックエンジェルズでSTARSのwinggori羽南&飯田沙耶組と対戦する。羽南&飯田組はNEW BLOODタッグ王者。返上になってしまったものの安納がゴッデス・オブ・スターダム王者だっただけに、この顔合わせも注目される。

 羽南と水森が先発に立候補してゴング。ロックアップからバックの取り合い、水森がショルダーをぶつけるが羽南がドロップキック。飯田が入り羽南と合体、水森をロープワークで翻弄し、ドロップキックの挟み撃ち。水森が飯田の突進にコーナーから足を出し、ドロップキック。安納が飯田にビッグブーツ、インディアンデスロック、カットに入った羽南にフィッシャーマン。安納の延髄斬りをかわして飯田がジャンピングチョップ、ドロップキック。飯田と水森がショルダーをぶつけ合い打撃の応酬。飯田は逆水平の連打を浴びせる。水森がブロックしてラリアット。飯田がかわしてラリアット。かわした水森がラリアットを決めるが飯田がノーザンライト。水森が返してラリアットをぶち込む。ともにタッチをかわし、安納が羽南にビッグブーツ。羽南がボディーアタックも安納がかわしてミサイルキック。羽南と安納がエルボーの打ち合い。羽南がエルボー連打、安納がチョップを打ち込み突進するが、飯田がカットし羽南がフェイマサ―。安納が返すと、フィッシャーマン。羽南がカウンターでブロックバスターホールド。返された羽南はフィニッシュを予告してバックを取る。しかし安納が切り返し水森がラリアット、ダブルのカカト落とし。安納が羽南にジャーマンを決めるが飯田のカットが間に合う。安納が羽南にタンタンドル。3カウントが入り安納が羽南をフォールした。

◆ハイスピード選手権試合 15分1本勝負
<王者>

8分5秒
ラ・マヒストラル

<挑戦者>
星来芽依 テクラ

※第24代王者の星来芽依が2度目の防衛に成功

 鹿島沙希から悲願のハイスピード王座を奪取した星来芽依が、花園桃花に続き2度目の防衛戦。今回の相手は久々の挑戦となるテクラである。テクラは現アーティスト・オブ・スターダム王者であると同時に、いつハイスピードのベルトを巻いてもおかしくない高速実力者。数々のテクニックがあるだけに星来にとって難敵と言えるだろう。ハイスピードの新しい歴史を作ると豪語する星来だが、テクラも久々の外国人ハイスピード王者の座を狙う。一瞬も目が離せないハイスピードバトルは必至だ。

 ハイスピード王座戦は151本勝負で場外は10カウント。ゴングが打ち鳴らされ両者ゆっくりと中央へ歩を進める。ロックアップをかいくぐり星来がテクラをロープワークに誘う。アームホイップからドロップキックもテクラがかわす。カバーをテクラがかいくぐりドロップキックもかわしてみせる。ロープに振り合いからテクラがロープで待ち受けると星来がドロップキックから場外へ飛ぶ。テクラがかわし場外戦。テクラが鉄柱に振られるもドロップキックをかわし8カウントで星来を戻す。テクラはエプロンでニーを打ち込む。「サアコイハイスピードチャンピオン」と挑発しロープワークへ。テクラがタイムのポーズをして水を欲しがる。テクラは水を飲んで一息つくと後方からペットボトルで攻撃。テクラは星来にボディースラム。星来が返してエルボーの打ち合い。星来が丸め込むとテクラも丸め込み。テクラのフットスタンプをかわし星来がエプロン越しにドロップキック。ハイアングルのドロップキックも決めるがテクラが返す。星来がコーナーからボディーアタック、テクラがかわすと星来もダイブをかわしてコードブレイカー、テクラがドロップキック。5分経過。エルボーの打ち合いから星来が連打、テクラがブレーンバスターを連発しフィッシャーマン。返した星来のラリアットをブリッジでかわす。星来が丸め込むがロープ際。星来がブレーンバスターの構え、テクラがかわして丸め込み。星来が返すとテクラがラリアットをブリッジでかわしフィニッシュを宣言。毒グモ狙いを星来が阻止もテクラが丸め込む。テクラがトラースキックも星来がカウンターでソバット、マヒストラル。3カウントが入り星来がテクラをフォールした。

 

星来のコメント

「疲れてない、疲れてない。ハイ、防衛しっかりと成功させました。みなさんどうですか、ニューコスチューム。気合入ってます、今日は。テクラは、テクニック的な部分で尊敬があったんで、それを全部吸収して、また次から違った星来芽依のハイスピードが見られると思うので、みなさん期待してください」

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

9分9秒
スワントーンボム→片エビ固め

壮麗亜美●
スターライト・キッド MIRAI
○刀羅ナツコ 朱里

 ゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美組と大江戸隊の刀羅ナツコ&スターライト・キッド&渡辺桃組が6人タッグマッチで全面対決。両ユニットのベストメンバーによる闘いは、どんな決着をみるのか?

 ゴングを待たずに大江戸隊が奇襲攻撃、場外戦にもっていく。リングに戻りキッドがMIRAIにボディーアタック、ドロップキック、その場跳びムーンサルト。MIRAIがかわして丸め込む。かわされたキッドは「空気読めよ」と顔面を蹴飛ばす。しかしMIRAIがコーナーから「一発食らえ!」とミサイルキック。朱里がキッドにサッカーボールキックを連打。キッドが返すと朱里の額をコーナーに叩きつけてダイビングボディーアタック。キッドはあらためてその場跳びムーンサルトプレス。桃が朱里に串刺しドロップキック。朱里がミドルキックを打つと桃もやり返す。ミドルの打ち合いからキッドのアシストを得て桃が蒼魔刀。朱里がニー連打からジャーマン。桃がすぐに立ち上がりハイキック。朱里のニーで両者ダウン状態に。ナツコ、壮麗が入りショルダーをぶつけ合う。壮麗がボディーアタック、ナツコがラリアット。MIRAIが乱入して壮麗のショルダータックル。を引き出す。壮麗はナツコとキッドをコーナーに設置しボディーアタック。壮麗が逆水平の連打をナツコに浴びせる。ナツコがクロスボディーアタック、セントーン。MIRAIと朱里が援護し壮麗がナツコにラリアット。壮麗はブレーンバスターの構えもナツコがこらえる。それでも壮麗が投げ切ってみせる。しかしキッドがカットに成功。MIRAIと朱里が合体もキッドがかいくぐりまとめてコルバタで投げ捨てる。ナツコがコーナーのゴッズアイにキャノンボール。しかしボディープレスを壮麗にかわされる。桃とナツコが合体しナツコが壮麗にスパインバスター、デスバレーボム。しかし壮麗が返してみせる。ナツコはフィニッシュを宣言しスワントーンボムを壮麗にヒットさせる。3カウントが入り、ナツコが壮麗を破った。大江戸隊退場後には安納サオリがリングに上がり白いベルト戦をMIRAIに要求。MIRAIも同意し、両国国技館でのタイトルマッチがアピールされた。

安納「MIRAI、この間、白いベルトの闘い、30分ありがとう。続きやらへん、両国で」

MIRAI「安納サオリなら来てくれると思ってました。だって絶対不屈彼女だもんね。もちろん、完全決着やろう」

 

安納のコメント

「新たな道に進もうかなって言ってから1カ月も経ってないけど、ふとしたときとか寝る前とか、なんか思い出すんよね。あの大阪でMIRAIとやった白いベルトの闘いをさ。この思いを来年まで持ち越したくなかった。2023年の集大成、そして来年につなげる12月にします」

 

MIRAIのコメント

「安納サオリから挑戦表明受けました。自分の答えはもちろんマルです。この前の試合後コメントでは新しい道とか言ってたけど、自分は安納サオリ、もう一回来てくれると思ってました。だって、絶対不屈彼女でしょ。あの名勝負をもう一度。ただ、今回の結果は自分の勝利で終わらせます。そして、このベルトとともに来年へ魂込めて進みます」

◆異種格闘技戦 UWFルール 30分1本勝負
高橋奈七永[D:1/E:1]

7分21秒
バックエルボー→TKO

スカンジナビア・ハリケーン[D:1/E:0]

 1118大阪で初登場、朱里と異種格闘技戦UWFルールを闘ったスカンジナビア・ハリケーンが再び同ルールでの試合に臨む。今回の相手は女子プロレス界の人間国宝と言われている高橋奈七永だ。奈七永には初の異種格闘技戦ながら、ミャンマーの格闘技ラウェイでの経験がある。一方のハリケーンは格闘技の経験をバックに、日本ではプロレスルールで闘ってきた。朱里とのUWFルールマッチでは敗れたものの、それ以後は3勝0敗1引き分け。格闘技経験ある奈七永のプロレスと、格闘技をバックボーンにプロレスにも適応するハリケーンの激突。その結末は?

 奈七永が掌底連打、ハリケーンがタックルにいくと奈七永がグラウンドで上になる。ブレイクし、ハリケーンがネックロック。奈七永がコーナーに追い込みグラウンドへ。奈七永がグラウンドで首を取るとグラウンドでのコブラツイストへ。ハリケーンが切り返し三角絞め。奈七永がはずしてヒザ十字。ハリケーンが脱出し、バックを取る。エルボーを打ってコルバタ。回し蹴りを奈七永がかわすが、ハリケーンがグラウンドで首と腕をロックする。奈七永がエスケープ。奈七永はハリケーンの突進をかわしバックドロップ、ハリケーンがバックエルボーをかわし打撃の連続で奈七永をダウンさせる。立ち上がった奈七永にハリケーンがヒザのラッシュ、キックのコンビネーション。ハイキックをブロック。奈七永がカカト落としをブロックしスリーパー。ハリケーンが立ち上がると奈七永はニー連弾。ハリケーンがバックを取り後方に投げ捨てる。ハリケーンがワキ固め。奈七永が脱出もハイキックを食らう。奈七永が立ち上がるとハリケーンがミドル連打。奈七永がハイをキャッチしスタンディングヒールホールド。ハリケーンが脱出も奈七永がジャーマン。バックの取り合いから奈七永がもう一発。ハリケーンが打撃のラッシュ、奈七永がバックエルボー連打でハリケーンがダウン。カウントが数え始められるがレフェリーがストップ、奈七永の勝利が宣告された。

 

奈七永のコメント

「ありがとうございました。パッション!27年目で初めてのルールで、なんでかね。なんで緊張してるのかわからないけど、いつもプロレスの試合でも緊張すんだけどさ!結果が出た!出せた!本当にありがとう。不安だった。不安だけど、リングに上がったらみんながパッションって言ってくれたから私は心が強くなれたし、パッションはそうやって伝染していくものだと思うから。だから私は一人でもパッションって叫びたいし、このパッションを世界に発信していきたいなと。もっともっと届いてあったかい世界になるといいなって思う。だし、私は44歳で、今月で45歳になるんですけど、ふだんはダメ人間ですよ。ふだんは家の掃除もできないような人間だけれども、それでもプロレスをこうやって真っすぐ突き進んできたからこうやってリングでは輝けるんだよ。その夢があるじゃないか!だからもっともっと元気にパッションを発信して、もっとなんでもこい、なんでもこい。高橋奈七永に怖いものはない。なにもないから、まだまだ挑戦はやめない。それだけだ。覚えとけ、パッション!」

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

12分56秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア AZM

※第2代王者のジュリアが6度目の防衛に成功

 ジュリアのSTRONG女子王座にAZMが挑戦。IWGP女子王座には挑んだことがあるAZMだが、現王者の岩谷麻優は欠場中。そこで海外での試合を実現させたいAZMが狙いを定めたのがジュリアのベルトだった。AZMは5★STAR GP公式戦でジュリアに勝利しているとあって、ジュリアはこのチャレンジを受諾。AZMには実績があり、ジュリアには苦手なタイプとあってベルト移動の可能性もあるだろう。AZMのストロングがジュリアを上回り、海外防衛戦の権利を手にするか。それともジュリアが55秒殺のリベンジを果たし、6度目の防衛に成功か?

 AZMが握手を求めるとジュリアも応じて両手で握手が成立。ロックアップで組み合いジュリアがすぐに押し込む。慎重にブレイクしジュリアが蹴りを入れるとジュリアが丸め込み。AZMが切り返し丸め込みの応酬。AZMが後方から飛びついて丸め込み。ジュリアが返すとAZMはあずみ寿司。場外のジュリアにAZMは鉄柱越えプランチャ。AZMはリング下でボディースラム、片足で踏みつけてからコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。しかしジュリアがかわして「お返しだ」と場外マットへブレーンバスター。ジュリアがAZMをリングに戻し、ロープワークをさせずにグラウンドにもっていく。すぐに立ち上がると変型逆エビ固めで足をロック。AZMがエスケープすると、ジュリアは抱え上げて後方に叩きつける。AZMが返すと、ジュリアはSTFへ。AZMがエスケープするとジュリアがロープ際で全体重を乗せていく。ジュリアが頭を叩いてAZMを挑発。AZMが怒ってストンピング連打、ジュリアが髪をつかんで引き離しドロップキック、バックドロップ。ジュリアがコーナーに上がるとAZMが追いつき張り手。エルボー。ジュリアのエルボーでAZMが転落もドロップキックでエプロンに蹴落とす。AZMはコーナーに上がるがジュリアがデッドリードライブでエプロンへ叩きつける。ジュリアは「まだ!」と叫んでエプロンでバックドロップの構え。AZMがこらえるとジュリアにハイキック、エプロン越しにコルバタ、DDT。AZMはコーナーに上がり、ダイビングフットスタンプ投下。もう一度コーナーから放つがジュリアが返す。AZMが突進しミスティカ式ワキ固め、頭部へのキック。AZMがカナディアンデストロイヤー狙いもジュリアがこらえる。AZMはジュリアの突進をかわすがジュリアが下からエルボー。ジュリアはブレーンバスター狙いも反対にAZMが決める。AZMの蹴りを連続でかわしジュリアがニーをぶち込む。ジュリアはファルコンアローもAZMがクリアー。ジュリアは首を勝っ切るポーズからグロリアス狙い。AZMが切り返しカナディアンデストロイヤーを決める。しかしジュリアが返してみせる。AZMがもう一発狙うがジュリアが切り返す。しかしAZMがあずみ寿司。ジュリアが返し10分経過。AZMが突進するとジュリアが雁之助クラッチ、すぐにAZMが丸め込み。ジュリアが丸め込み狙いを切り返しバックドロップ。AZMがハイキック。ジュリアがイタリアンフック、AZMがハイキック、ジュリアがイタリアンフック、AZMがハイも、かわしたジュリアがバックドロップ。ジュリアはAZMを引き起こしグロリアスドライバーを旋回しシットダウンで決める。AZMが返すと、ジュリアがノーザンライトの構え。AZMがワキ固めからあずみ寿司。ジュリアが返すともう一度あずみ寿司。ジュリアが返すと突進をキャッチし滞空時間の長いノーザンライトボム。AZMが返せずジュリアが勝利した。

 

AZMのコメント

「勝たなきゃ意味ないんだよ! 負けた。キッチリ負けた。海外行きたかったなあ。それもまだ遠いのかなあ。でも私は、あきらめてないから。私なりのAZMのストロングでもっともっともっと強くなって、ジュリア、ぶっ潰してやるよ、こんどこそ。おぼえとけ!」

 

ジュリアのコメント

「おい、伊達に10年キャリアで食ってるわけじゃねえな。わかってたけど、AZM、オマエのオマエのストロングをしっかりたっぷり感じさせてもらったよ。なあオマエ、海外に行って試合するのが夢とか言ってたけどなあ、こっちはこのSTRONGのベルトを持ってるからこそ言わせてもらうよ。海外でこのベルト持ったまま、スターダムの選手とシングルマッチをすることが私の夢でもある。AZM、オマエはすげえよ。きっと、世界に行くんだろうな、そう感じたよ。でもな、このベルト持ってるジュリアが、すべて一足先に行っちゃうけどね。そういうわけで、またやろうよ。アリベデルチ。またな」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権 王座決定戦 30分1本勝負
上谷沙弥

13分8秒
ジャーマンスープレックスホールド

メーガン・ベーン●
○林下詩美 舞華

※林下詩美&上谷沙弥が第30代ゴッデス・オブ・スターダム王者となる

 ゴッデス・オブ・スターダム王者不在のなか争われたゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦は、舞華&メーガン・ベーン組が優勝。覇者の2人は自分たちこそベルトを巻くにふさわしいとして、最近ではゴッデスのベルトを巻いてリングに上がっている。そしてゴッデス王者のなつぽい&安納サオリ組がなつぽいの欠場から正式にベルトを返上、今大会であらためて王座決定戦がおこなわれることになった。そして、舞華&メーガン組の相手に名乗りを挙げたのが、元王者でもある林下詩美&上谷沙弥組。両者はともに負傷欠場を強いられていたものの、1128後楽園で復帰、AZMとのトリオで鈴季すず&星来芽依&メーガン組と時間切れドローながらもフルタイム闘ったことで復調をアピールし、ベルトへの挑戦も表明した。そして実現する両チームの激突。試合後、正式にゴッデス王者として認定されるのはどちらのチームか?

 メーガンと詩美が対峙し試合がスタート。ロックアップで組み合い、メーガンが押し込む。もう一度メーガンが押し込むと「こい」と挑発。上谷が入り詩美と合体、しかしメーガンが次々と串刺しボディーアタックを見舞い、2人まとめてバックフリップ。舞華が詩美を自軍コーナーで踏みつける。メーガンが詩美をボディースラム。入ってきた上谷もボディースラム。さらに舞華を2人の上にボディースラムで叩きつける。舞華もメーガンを2人の上にボディースラム。メーガンが詩美をコーナーに追い込んで攻撃。舞華が詩美に串刺しラリアット連発、ショルダータックル。こらえた詩美もやり返しショルダーをぶつけ合う。詩美が打ち勝つが、すぐに舞華もやり返す。舞華が詩美にブレーンバスター狙い。詩美がこらえてサイドバスター。上谷がチェンジを申し出てスワンダイブでリングイン、舞華とメーガンが合体しクローズラインも上谷がかいくぐりまとめてドロップキック。舞華が突進も上谷がかわし場外のメーガンにプランチャで飛んでいく。さらにリング内の舞華にボディープレス。舞華が上谷にブレーンバスター狙い。上谷が切り返すが舞華がパワースラム。舞華は上谷を引き起こし滞空時間を取ってのブレーンバスター。メーガンが上谷を前方に叩きつけラリアットへ。上谷が返すと、メーガンが突進をかわす。上谷はスワンダイブ式プランチャ。詩美がメーガンに串刺しエルボー、ミサイルキック。詩美がカウンターのエルボー、バックフリップ。メーガンが返すと、詩美にバックフリップのお返し。しかし上谷がカット。詩美と上谷が突進するがメーガンと舞華がパワースラム。メーガンが詩美にバックドロップ。詩美が返すと、メーガンがブレーンバスター狙い。詩美が切り返し飛び乗ってのスリーパー。メーガンが持ち上げ前方に叩きつける。10分経過。メーガンが詩美を旋回して叩きつける。しかし上谷がカット成功。詩美と上谷がマジックキラーをメーガンに狙う。メーガンがこらえると詩美と上谷がラリアットをかわしダブルでドロップキック。詩美がメーガンにコウモリ吊り落としを決める。しかし舞華がカット成功。上谷が舞華にニールキック。詩美と上谷がダッシュするが舞華とメーガンがキャッチしてパワーボム。メーガンが詩美にフライングラリアット。詩美が返すと、メーガンはF5狙い。詩美が切り返し丸め込み。舞華がカットしメーガンがコーナーへ。舞華は詩美を肩車。上谷がメーガンをカットし雪崩式フランケン。舞華のラリアットが上谷にかわされメーガンへ。詩美がジャーマンを決めるとメーガンが3カウントを奪われた。

詩美「上谷と3年ぶりにゴッデスのベルト取りました! すげえボロボロで、舞華もメーガンもホントに強えよ。でも、今日、こうやってアフロディーテがベルトを取ったからには両国に向けて、このゴッデスのベルト持って突き進んでやりますよ。両国で最強のチャレンジャー、お待ちしてます」

大江戸隊のナツコと桃が登場。

ナツコ「詩美、お帰り」

詩美「ただいま、ナツコ」

ナツコ「復帰して早々メーガンたち倒すなんて、ホントに強いね、キミたち。どっちみち、オマエたちが復帰したら最後の両国はオマエらとやるつもりだった。金網のこと、まだ忘れてないから決着つけよう。私たちがそのベルトを持って2024年にいく。両国まで、震えて眠れ」

ナツコと桃が退場。

詩美「オマエらにベルト取らせねえよ。当日は、私たちアフロディーテが、このベルト防衛します。両国で、またこのベルトを巻くその日まで、ごきげんよう」

 

詩美&上谷のコメント

詩美「3年ぶりです、3年ぶりに上谷とアフロディーテがゴッデスのベルト巻きましたよ。ゴッデス落としてから2人でずっと、また2人でゴッデスのベルト巻きたいと言ってて、今日やっと、欠場して2人で帰ってきて、2人で巻くことができました。2人の最高の思い出のこのゴッデスのベルト、これから大事に守っていきたいと思います」

上谷「ホントにこのゴッデスのベルト巻いたのは、ホントに今年入ってからいろいろなことを乗り越えてきたからこそのゴッデスのベルトだと思ってます。私はアフロディーテをプロレス界ナンバーワンの誰もが認めるナンバーワンのタッグにしていきたいと思ってます。そのためにたくさんの夢を2人で見て、かなえていきたいと思っています」

詩美「次の防衛戦、刀羅ナツコ。渡辺桃。そんなに金網のことが、私たちのことが忘れられないみたいだな。次のこのベルトを懸けた防衛戦でキッチリ白黒つけてやるよ」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 挑戦権利証マッチ 30分1本勝負
<権利証保持者>

14分16秒
ジャーマンスープレックスホールド

<挑戦者>
鈴季すず 葉月

 中野たむのワールド・オブ・スターダム王座を返上に伴い、1229両国国技館での新王者決定戦が正式決定。5★STAR GPを制して挑戦権を手にした鈴季すずだが、これに待ったをかけたのが葉月だった。両者は9・23仙台での5★STAR GP公式戦でも当たっており、このときは鈴季が勝利。しかし昨年のリーグ戦では葉月が鈴季に勝利し、通算では11敗。そこで決着をつけようと葉月がアピールし、王座決定戦への進出をかけた試合が実現することとなったのだ。両国で王座決定戦に出場するもう一方の選手は、1128後楽園でのトーナメントを勝ち抜いた舞華に決定。この試合で勝利した選手が赤いベルトをかけ、1229両国で舞華と新王者決定戦をおこなうこととなる。

 睨み合いから鈴季が仕掛けてエルボーの応酬、戦場が場外に移行し髪の毛をつかみ合う。葉月が鈴季を客席に連続で叩きつける。リングに戻り葉月がボディースラム3連発。鈴季が返すと、葉月は顔面ウォッシュへ。カバーを返した鈴季に葉月はフェースロック。鈴季がエルボーも葉月がやり返してコーナーに叩きつける。鈴季が突進をかわすが葉月が足を出す。鈴季は足をロープに乗せてスライディングジャーマン。鈴季が顔面ウォッシュのお返し。エルボーの打ち合いで葉月が連打し鈴季が崩れ落ちる。鈴季がラリアットをかわしジャーマン。葉月がビッグブーツ。エルボーが交錯し両者ダウン。場外の鈴季に葉月がトペスイシーダ、リングに戻すとミサイルキック。返した鈴季に葉月はフェースロック。同時に足も決めるが鈴季がエスケープ。葉月がサイドに叩きつけ顔面へ二段蹴り。鈴季が返すと、10分経過。葉月がブレーンバスターを狙うが鈴季が切り返す。鈴季のハイキックを葉月がかわしコーナーでコードブレイカー。ダイビングセントーンを決めるが鈴季の肩が上がる。葉月はフィニッシュを宣言してブレーンバスターを狙う。鈴季が切り返し丸め込むが2カウント。鈴季がテキーラショットを狙うと葉月が丸め込み、コードブレイカー。返した鈴季がテキーラショット。葉月が返すと鈴季はコーナーへ。しかし葉月が足を引く。鈴季は蹴りを入れコーナーへ上がる。しかし葉月が追いつき、「落とすぞ!」とアピール。鈴季がこらえて雪崩式ドルフィンバスター。反転して葉月が丸め込む。返した鈴季がキックの連打。葉月が返すと、鈴季はジャーマンの連発。しかし葉月が返してみせる。ならばと鈴季はもう一発ジャーマン。3カウントが入り鈴季が権利証を守った。

鈴季「おい葉月、オマエつえーな。これでオマエとは2勝1敗。あたしがリードしましたよ。赤いベルト両国で取ってくるから、そのときは挑戦させてやってもいいよ」

葉月「…すず、両国で必ず赤いベルトを巻け。そして挑戦者に私を指名しろ!」

鈴季「考えとくわ!おいおいところでよ、挑戦権利証、守ったぞ!舞華、どうせ見てんだろ、舞華。どこだ」

舞華が登場。

鈴季「早くこい!走れ、走れ。走ってこいよ。舞華、有言実行したぞ。これで1229日、両国国技館でおまえとあたしの最終決戦だな。5★STARのときのように私に負けてめそめそめそめそピーピー泣くんじゃねーぞ!」

舞華「鈴季すず、あのときの私と同じだと思ったら大間違いなんだよ!私がどんだけ負け続けて、今日だってそうだよ。いいところで結果が残せない。それでも前向いて歯食いしばって夢かなえる理由がたくさんできたんだよ! すず、おまえはせいぜい女帝時代の幕開けの生贄になる」

舞華が退場。

鈴季「生贄だってよ、生贄。生贄になんてなるかよ、バーカ。これで1229日、両国国技館大会も楽しみになってきたよね!このままスターダム、そして鈴季すずの進化に乞うご期待。以上!」

鈴季のコメント

「はいはいはいはいはいはい、挑戦権利証ー、守りましたー!葉月、つえーよオマエ。なんでそんなつえーのに埋もれてるんだよ。悔しかったらまた鈴季すずの目の前に立てよー。ってことで1229日、舞華と赤いベルト懸けてやる。舞華とすずの物語は1229日で終わりだよ。あたしが赤いベルト取って終わらせてやる」

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