2024/02/05 試合結果

2024年2月4日 『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱〜』

『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱〜
2月4日(日)エディオンアリーナ大阪 第一競技場(観衆1377人)

試合結果

◆4WAYバトル 15分1本勝負
桜井まい

5分9秒
エスカルゴ

八神蘭奈

※もう二人はHANAKO、琉悪夏

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○羽南

5分53秒
セブンティーン

鹿島沙希●
飯田沙耶 壮麗亜美

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

9分8秒
Pink♥Devil→片エビ固め

<挑戦者>
吏南 弓月

※第10代王者の吏南が5度目の防衛に成功

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○渡辺桃

6分7秒
Bドライバー→エビ固め

天咲光由
刀羅ナツコ レディ・C●

◆中野たむ復帰戦 タッグマッチ 15分1本勝負
水森由菜

12分43秒
タイガースープレックスホールド

月山和香●
○中野たむ 白川未奈

◆ハイスピード選手権試合 15分1本勝負
<王者>

15分00秒
時間切れ引き分け

<挑戦者>
星来芽依 葉月

※第24代王者の星来芽依が4度目の防衛に成功

◆スターダム創立13周年記念特別試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈七永

20分51秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

鈴季すず●
AZM MIRAI
林下詩美 朱里
○岩谷麻優 ジュリア

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

17分42秒
ジャパニーズオーシャンスープレックスホールド

<挑戦者>
安納サオリ スターライト・キッド

※第20代王者の安納サオリが初防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

21分36秒
変形みちのくドライバーⅡ→エビ固め

<挑戦者>
舞華 上谷沙弥

※第17代王者の舞華が初防衛に成功

試合詳細レポート

◆4WAYバトル 15分1本勝負
桜井まい

5分9秒
エスカルゴ

八神蘭奈

※もう二人はHANAKO、琉悪夏

 当初は桜井まいvsHANAKOvs八神蘭奈の3WAYが発表されていたが、玖麗さやかの欠場によりカードが変更、琉悪夏が加わり、桜井まいvs琉悪夏vsHANAKOvs八神蘭奈の4WAY戦に変更となる。

 全員が手四つ狙いで組み合い、桜井がHANAKO、八神が琉悪夏にビッグブーツ。桜井が片足で踏みつけると庶民扱い。八神もお返しと踏みつけると琉悪夏がカット。桜井が琉悪夏とHANAKOにまとめてスタナー、ドロップキック。HANAKOが八神を担ぎあげ、桜井と琉悪夏にぶつけていく。八神がHANAKOの突進をかわしドロップキック、琉悪夏とHANAKOがショルダータックルをぶつけ合う。琉悪夏が打ち勝つが、HANAKOもやり返してニードロップ。八神がHANAKOにミドルキック連打。HANAKOのビッグブーツをかわしミドルでダウンさせる。しかし、HANAKOは八神にブレーンバスター。桜井が琉悪夏にミサイルキック、パラダイスロックで固めると、HANAKOにも狙う。HANAKOが跳ね除けると八神がカット。桜井が八神を排除し、HANAKOにパラダイスロック。八神を捕まえるが桜井が丸め込まれる。切り返した桜井が八神にエスカルゴ。八神がギブアップし、桜井の勝利となった。桜井は八神にもパラダイスロックに捕らえてマイクを取るも、琉悪夏が抵抗。

桜井「うるっさいわね。おだまり! なにすんのよ! おぼえておきなさい!」

琉悪夏が走って退場。桜井がマイクを続ける。

桜井「気分を害しましたので、わたくしはお帰りします。アナタたち2人(HANAKO&八神)はそのままでいなさい。それじゃ、ごめんあそばっせ!」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○羽南

5分53秒
セブンティーン

鹿島沙希●
飯田沙耶 壮麗亜美

 ゴッズアイの壮麗亜美&鹿島沙希組とSTARSのNEW BLOODタッグ王者チーム羽南&飯田沙耶組がタッグで対戦。壮麗&鹿島組は前日の京都大会に続き連日のチーム結成。京都では葉月&飯田組に敗れており、STARS相手に雪辱を狙う。また、壮麗を強烈にライバル視する羽南の闘いぶりも注目される。

 飯田が先発に名乗りを挙げると羽南が手を上げる。鹿島が引き下がり、壮麗と羽南でスタート。羽南がヘッドロックにとると、グラウンドへもっていく。飯田が入り、壮麗に合体攻撃、ドロップキックの挟み撃ち。壮麗が飯田に串刺しボディーアタック、逆水平の連打。鹿島がカットし、壮麗が逆水平連打のお返し。壮麗の突進を飯田がかわしてジャンピングチョップ、バックエルボー。羽南が壮麗の背後からニーアタック、ダイビングボディーアタック。壮麗と羽南がエルボーの打ち合い。羽南が払い腰からランニングエルボースマッシュ、壮麗がブレーンバスター。鹿島がタッチを前に控えの飯田を落として壮麗を引っ張る。壮麗がタッチをして鹿島がリングイン。鹿島は羽南に串刺しニーアタック、ダイビングフットスタンプ。ダブルアームの構えを羽南が切り返す。飯田が割って入り、羽南とエルボーの挟み撃ち。鹿島が返すと、羽南がバックを取る。鹿島が切り返し壮麗がショルダータックル。合体攻撃を羽南がかわして鹿島を丸め込むと3カウントが入った。

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

9分8秒
Pink♥Devil→片エビ固め

<挑戦者>
吏南 弓月

※第10代王者の吏南が5度目の防衛に成功

 

 23年度の新人王を勝ち取った弓月がデビュー3カ月を待たずに初めてのタイトルに挑む。弓月がデビュー時からほしいと言っていたフューチャー・オブ・スターダム王座への挑戦で、王者はここまで4度の防衛に成功している吏南。吏南は姉の樹立した10回の防衛を超えることを目標としており、弓月との試合はちょうど中間地点。フューチャー王者として盤石の体勢を見せている吏南が貫録の防衛か、それとも新人王を奪った勢いそのままに弓月が初挑戦で初のベルトをかっさらうか。

 STARSのメンバーがロープを上げて弓月を迎え入れる。ロックアップから弓月が腕を取ると吏南も取り返す。腕の取り合いから吏南がヘッドロックでグラウンドにもっていく。弓月が切り返しドロップキック。ボディースラムの構えは吏南がこらえる。吏南は弓月をかいくぐり脳天からマットに叩きつけるとボディースラム。弓月が返すと吏南はワキ固め。弓月がエスケープすると、吏南が「どうした?」「こんなもんか?」と顔面を踏みつけ、止めに入ったレフェリーを「クソジジイ」扱い。吏南はビッグブーツで弓月を倒すが、コルバタを食らう。弓月はつづけてドロップキックも2カウント。弓月の投げ狙いを吏南が切り返してエルボーの打ち合い。弓月が連打し腕を取ると、三角飛び式フェースクラッシャー、ボディースラム。吏南が返すと、弓月が払い腰の構え。吏南がこらえて反対に叩きつける。吏南がコーナーに上がると弓月がデッドリードライブで落としてコブラツイストの構え。アピールしたところで吏南が切り返しグラウンドで締め上げる。しかし弓月がエスケープ。吏南は弓月を引き起こし、コーナーからダイビングダブルニー。弓月がかわし丸め込み、吏南が切り返すが弓月も切り返して丸め込む。吏南が蹴りの連打から突進すると、弓月がカウンターでドロップキック、払い腰の連続。吏南が返すが弓月が押さえ込みの連続。吏南がしのぐと、弓月はマットに叩きつけて丸め込む。しかし吏南が返してみせる。弓月がもう一度狙うが、吏南がこらえる。吏南が叩きつけて押さえ込むが、弓月が返す。吏南がコーナーからダイビングダブルニードロップ投下。しかし、ギリギリで弓月が肩を上げる。吏南は弓月を引き起こし、ピンクデビル狙い。弓月が切り返しローリングアローの丸め込みへ。吏南が返すとピンクデビルで叩きつける。弓月が返せず、吏南の防衛となった。試合後、吏南が手を差し出すと、弓月がその手を振り払った。

 

吏南のコメント

「フューチャー5度目の防衛、成功しました。弓月ね、なんかべつに油断してたわけじゃないけど、強かった、素直に。強かったけど、吏南もまだまだ負けてられないし、まだね、けっこうキャリアありますけど、17歳になったばっかなんで、弓月、吏南から言えることとしては、こないだ新人王取って、ユニットにも入って、上り坂っていう感じだけど、プロレスってうまくいくことばかりじゃないからね。私もそうだけど。いまはチャンピオンだけど、いつかはチャンピオンじゃなくなる時期も来ると思うし。来させないけど。まあ、クソユニットのSTARSでこれからも大きくなっていけばいいんじゃないのかなって、吏南は思います。そうだ、次。宣戦布告してやるよ。オイ、他団体のフューチャー挑戦権利のあるヤツ、言っとくけどな、フューチャーのベルトが若手の中じゃ一番のベルトなんだよ! テメエら見てるだけじゃなくて、挑戦表明でもなんでも突っかかってこいよ、クソヤロー!」

 

弓月のコメント

「新人王も取って勢いに乗ってたのに…。勢いに乗ってたけど、吏南さんの壁は、相当デカかったし、勝ちたかったけど、もちろん最初から勝つ気満々だったけど、勝つことができませんでした。すいません、みなさん。でも、必ずもう一回、フューチャー挑戦して、吏南さんからフューチャーのベルトを奪い取りたいと思います。何度だって挑戦してみせる。まだ、負けは負けだけど、まだまだ私はここからだと思ってます。次に闘うときは、もっと強くなった自分を吏南さんにぶつけるので、楽しみにしておいてください。ありがとうございました」

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○渡辺桃

6分7秒
Bドライバー→エビ固め

天咲光由
刀羅ナツコ レディ・C●

 当初はレディ・C&天咲光由&玖麗さやか組vs刀羅ナツコ&渡辺桃&琉悪夏組の6人タッグマッチが予定されていたが、玖麗が欠場。これにより、レディ&天咲組vs刀羅ナツコ&渡辺桃組のタッグマッチに変更された。クイーンズクエストvs大江戸隊の図式で勝ち名乗りを受けるのは? 前日の京都大会では地元凱旋の天咲がメインで勝利。この勢いで大江戸隊も突破したいところだ。

 大江戸隊がダブルで天咲を捕獲。早いタッチワークで天咲を孤立させる。桃がサッカーボールキック、「成長したんだろ。見せてみろよ」と挑発しながら顔面を蹴飛ばしていく。天咲がエルボー連打で向かっていくが、桃が仁王立ち。桃はミドルキック一発で天咲を吹っ飛ばす。天咲が2人にエルボーで向かっていく。DDT狙いをかわされた天咲だが、ナツコを蹴飛ばし桃にスイングDDT。レディが入り桃にコブラツイスト狙い。桃が切り返すが、レディがコブラツイストを決める。レディが河津落としも、桃が返す。レディが桃の突進をかわすと、ナツコもかわしてビッグブーツ。レディの突進を桃が妨害、しかしレディがまとめてネックブリーカー。桃がチョークスラム狙いを切り返すと、天咲が乱入しDDT、レディがチョークスラムを決める。桃が返すと、レディはバックドロップの構え。桃が切り返しドラゴンスリーパー。レディの突進をナツコがカットしショルダータックル、桃が蒼魔刀をぶち込む。レディが返すと、桃がBドライバーを決める。3カウントが入り、桃がレディをフォールした。

◆中野たむ復帰戦 タッグマッチ 15分1本勝負
水森由菜

12分43秒
タイガースープレックスホールド

月山和香●
○中野たむ 白川未奈

 昨年の10・9名古屋でのワールド・オブ・スターダム王座戦を最後にヒザの負傷のため欠場していた中野たむが4カ月ぶりの復帰戦。赤いベルトを返上した中野はコズミックエンジェルズの水森由菜と組んで、元コズエンの白川未奈&月山和香組と対戦する。白川と月山は新ユニットE neXus Vを結成したばかり。休んでいた中野にいいところを取らせないとの思いが強いはずであり、中野にとっては決して「おかえりなさい」の試合とはならないだろう。それだけにある意味危険な香りも漂うタッグマッチ。中野は無事に復帰戦を飾ることができるのか、それとも?

 中野と白川の先発でゴング。中野がバックを取ると白川が足を取ってグラウンドにもっていく。白川が上になりカバーすると中野が返す。中野の突進に、白川がヒザへのドロップキック。白川はエルボードロップを連打し、ヒザをマットに叩きつける。月山が入り、白川とともにニークラッシャー。月山は、中野の左脚をロープにかけてニーアタック。白川がヒザへのドロップキック、タッチをさせずにニークラッシャー。中野が返すと、白川の足4の字狙いを丸め込む。中野は水森にタッチしようとするが、白川が阻止してエルボードロップ、ヒザからマットに落とす。中野がエルボー連打で向かっていくが、白川がヒザへのストンピングを連打。白川の突進に水森が乱入しドロップキック。中野が水森とタッチ。水森が2人をコーナーに追い込み、まとめてフェースクラッシャー。水森は白川にヘッドロック。白川がバックキックで抜け出すが、水森がサイドスラム。中野が白川へダイビングボディーアタック。バックを取られた白川がヒザを蹴飛ばし脱出。白川は中野にエルボー、中野もやり返す。エルボーの応酬から、さらに中野が連打。白川が突進にカウンターのローリングエルボー。中野が返すと白川はロープに乗せてDDT。月山が中野へミサイルキック、フェースクラッシャー。中野が返すと、月山は極楽ドンを決める。返した中野がキックの連打から突進。月山がかわすと白川がエルボーで援護し、腕を取ってコーナーからダイブ。月山がスープレックスで続くが、水森のカットが間に合う。月山はコーナーで極楽ドンの構えにいくが、水森がカット。中野が月山を落とすと水森がコーナーからダイブする。中野がバイオレットシューティングも、白川がカット。中野は月山にタイガーの構え。月山が切り返しオースイスープレックスホールド。中野が返すと、白川に水森がラリアット、中野が月山にジャーマン。残り3分。中野が月山を担ぎあげ旋回、水森が気合いだとスタナー、中野が前方に叩きつける。そして中野がタイガースープレックス。3カウントが入り、中野が月山からフォールを奪った。

中野「宇宙のみなさん、ただいま! 中野たむ、リングに生還しました! やっぱ、このリングの上が、たむの生きる場所だって思える。休んできた分、ここから一気に巻き返していきます! キラキラに輝く、たむロード第2章! また、たくさん心配かけちゃうかもしれないけど、これからも信じてついてきてくれたら、うれしいです。いい? 宇宙にきらめくたむロードについてこい、ビリーブ・イン・たむ!」

中野組のコメント

中野「宇宙のみなさん、ただいま!」

水森「おかえりなさい、たむさーん!」

中野「ゆなもん、本当にゆなもんが隣にいてくれてすごく…」

水森「(遮って)ずっとずっと、ずっとずっと待ってました!」

中野「おお…。たむがしゃべってるのに(笑)。ごめん。本当にコズエンをずっと守ってくれててありがとう。今日もゆなもんが隣にいてくれて本当に心強かった。みなさん、本当にいままで待っててくれてありがとうございます。やっぱり今日、みなさんの声援を受けてリングで闘って、リングの上こそが、プロレスこそが私の生きる道だってあらためて強く感じた。コンディションはメチャクチャいいです。欠場前より強く、かわいく?(映し出された画面を確認して)…なって帰ってきてる。この調子だったら、あのベルトもすぐに取りにいけるんじゃないかなと思ってます。ねえ、ゆなもん。本当に感謝してる。この4カ月間、本当にいろんなことを考えた。自分自身のこと、コズエンのこと、ゆなもんのこと。本当にいろいろ考えた。……それについてはまた今度言うね」

水森「たむさん、最後に言わせてください。不安だったけど、私はずっとビリーブ、イン、たむ!です!」

 

白川組のコメント

月山「今日は中野たむ復帰戦ということで、相手に選ばれたと知ったとき、会見のとき、すごく光栄だって思ったけど、私はあのあと未奈さんと舞華さんから、あなたのプロレスラーとしての意識はいまのEXVにふさわしくない、プロとしてダメだというお叱りを受けました。私はプロレスラーである2人にそんなことを言わせてしまった自分がすごくふがいなくて。なので、今後行動で示していきます。たむさん! …じゃなくて中野たむ。中野たむが終わった後にリングで優しい言葉をかけてくれたけど、私はここで仲間たちと一緒に頑張っていくので。(白川を見て)今後ともよろしくお願いします」

白川「そうですね、プロレスラーは目の前にいる相手のことがいくら大好きでも、愛していても、ぶっ倒して最後に立っている者が強い、最後に立っている者が輝く、そういう世界なので。中野たむがこのリングが生きる道なように、私もこのリングでトップを取ることが私の生きる目標なので。そこは譲らずに突っ走り、EXVをトップに引き上げます」

◆ハイスピード選手権試合 15分1本勝負
<王者>

15分00秒
時間切れ引き分け

<挑戦者>
星来芽依 葉月

※第24代王者の星来芽依が4度目の防衛に成功

 星来芽依がハイスピード王座4度目の防衛戦。フキゲンです★を破り3度目の防衛に成功した試合後、王者が次期挑戦者に指名したのが、元王者の葉月だった。星来はシンガポール遠征で実現したシングルマッチで葉月に敗れており、雪辱を期して挑戦者に指名したのである。白いベルトが目標の葉月だが、星来のスタイルには興味を抱いており、この要請を受諾。葉月が惚れたという星来のドロップキックを中心に、目まぐるしい空中戦は必至だろう。

 星来のドロップキックを葉月がかわす。星来がタックルからヘッドロックに取ると、葉月がロープに振ってドロップキック。星来がかわしエプロンからドロップキック、葉月をかいくぐるが、葉月がアームホイップ。視殺戦から星来がコーナーに振って突進、ネックブリーカー。葉月が返すと、星来はフェースロック。葉月がエスケープすると、星来がストンピング連打。星来の突進を葉月がかわし、場外に送り出すとトペスイシーダ。すぐにリングに戻りトペの合計3連発。葉月は星来をリングに戻してミサイルキック。星来が返すと葉月はフェースロックへ。星来がエスケープすると、葉月が顔面ウォッシュ。葉月がバックを取ると星来が切り返す。葉月が挑発し星来にエルボーを打たせる。エルボーの応酬が展開され、葉月の連打で星来が沈んでいく。葉月がダッシュすると星来が体当たり。葉月もやり返すが星来がロープを利用しネックブリーカー。星来が回し蹴りからスワンダイブ。葉月がこれを迎撃する。両者ダウン。9カウントで両者ヘッドスプリングで立ち上がり、ロープワークの攻防。星来がコルバタ、葉月がバックを取ると星来が切り返しコーナーへ。葉月が落とすが、星来がエプロンの葉月を蹴飛ばし場外に落とし、エプロンからコルバタを見舞う。8カウントで生還し、星来がスワンダイブ式ネックブリーカー。葉月が返すと、星来は足をロックしフェースロック。葉月がエスケープし10分経過。星来がコーナーに上がると、葉月も上がり雪崩式ブレーンバスター。星来がすぐに立ち上がりアタマへのドロップキック、葉月が顔面に二段蹴り、コーナーに乗せるとコードブレイカー。葉月はコーナーからダイビングセントーン。しかし、星来の肩が上がる。葉月がカナディアンからサイドに叩きつけフェースロック。残り3分。葉月がエスケープさせずに反転、さらに締め上げる。残り1分。星来がエスケープ成功。葉月のブレーンバスター狙いを切り返し星来が丸め込む。星来が流れ星にいくが葉月が押さえ込み。星来が返すと葉月がマヒストラル狙い。切り返して葉月が葉・月ストラル。星来が切り返すと葉月が垂直落下式ブレーンバスター。ここでタイムアップとなり時間切れ引き分け、星来の防衛となった。

 

葉月のコメント

15分ドロー。今日は、お互いに勝っても負けてもない。次は、延長と言わず、逆に時間を短く10分以内?5分以内? 最短の闘いをもう一度しよう。芽依ちゃんがしたいならね。いつでも受けて立つよ」

 

星来のコメント

「4度目、こんな形では悔しいんですけど、なんとか防衛できました。悔しい、ホントに悔しい。自分は新しいハイスピードの歴史を作るって言ってますけど、まだまだ結果こんなもんで。なんて言ったらいいの? わかんない。絶対に葉月さんにはリベンジしたいなって思います。自分がもっともっとハイスピードのレベルを上げて、そのときまた葉月さんを指名したいと思います。そのときは絶対に秒殺してやります」

◆スターダム創立13周年記念特別試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈七永

20分51秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め

鈴季すず●
AZM MIRAI
林下詩美 朱里
○岩谷麻優 ジュリア

 「スターダム創立13周年記念特別試合」と銘打たれた8人タッグマッチ。岩谷麻優&林下詩美&AZM&高橋奈七永組と朱里&MIRAI&ジュリア&鈴季すず組が激突する。全員がスターダム13年の歴史を築いてきた重要人物とあって、どの組み合わせをとっても豪華そのもの。岩谷と詩美、AZM、奈七永が組むのが貴重なら、朱里&MIRAIとジュリア&鈴季が同じコーナーに立つのも興味深い。13年の歴史が凝縮された闘いで、どんな光景が広がるか?

 ジュリアの号令でジュリア組が突っかかり試合開始。しかし、岩谷組が鈴季をコーナーに追い込み次々と串刺し攻撃。後方から飛びついていくが、最後にAZMが乗ったところで崩れてしまう。岩谷がジュリアに向かっていくと、ジュリアとMIRAIがショルダータックル。ジュリア組が岩谷を叩き落とし、全員でドロップキック。MIRAIが岩谷にアームブリーカー、ボディースラム、腕十字。朱里とMIRAIが合体し岩谷と詩美に次々と串刺し攻撃を見舞う。朱里とMIRAIが岩谷にダブルでドロップキック。ジュリア組が岩谷を自軍コーナーで捕獲して攻撃。ジュリアが岩谷を抱え上げてマットに叩きつける。岩谷が返すと、ジュリアをかわしてドロップキック。奈七永がタッチを申し出てリングイン。次々とショルダータックルを見舞っていく。ジュリアと朱里が合体も詩美と奈七永がショルダータックルで共闘。奈七永とAZMがジュリアの髪を引いて立ち上げる。ジュリアが分断するが、奈七永がラリアット、詩美とAZMが挟み撃ちにする。奈七永が「13周年おめでとう!」と逆水平の連打からラリアット。朱里が奈七永をミドルキックで倒す。そのたびに奈七永が起き上がるもミドルキックの餌食に。詩美が乱入し朱里を排除。奈七永はジュリアのバックを取る。鈴季がカットし、ジュリアと合体でバックドロップ。ジュリアが奈七永にバックドロップ、エルボーの連打、バックドロップ。朱里がタッチを申し出るとジュリアは頭を叩いて交代。朱里が奈七永にドロップキック。バックを取り合い、奈七永が張り手から延髄斬り。AZMが朱里にドロップキック。朱里が返すと、AZMが挑発しエルボーを打ち合う。朱里がAZMにサッカーボールキック。朱里がAZMにサッカーボールキックを打たせる。朱里は前からの蹴りをキャッチも、AZMがハイキック。朱里とジュリアが合体ドロップキック、エルボードロップ。朱里がAZMにサッカーボールキック。MIRAIがAZMにミサイルキック。AZMがラリアットをかいくぐりコルバタ。詩美がMIRAIにラリアット、串刺しエルボー。朱里が乱入しMIRAIをアシスト。ショルダータックルのぶつけ合いで詩美がMIRAIに打ち勝つ。MIRAIが詩美にドロップキック、ショルダータックル。MIRAIの突進を詩美がかわしコウモリ吊り落とし。詩美がMIRAIにアルゼンチン。MIRAIが切り返すとバックドロップ。詩美がジャーマン。MIRAIがラリアット。詩美もラリアット。両者ダウン状態でタッチをかわし、岩谷と鈴季が技のかわし合い。鈴季が岩谷にサッカーボールキック。ジュリアが入り岩谷を抑えると、鈴季がリング下からビッグブーツ。鈴季の突進を詩美がカットしAZMとドロップキック、奈七永が岩谷の腕を取り投げつけるがカットされる。岩谷は鈴季を引き起こしフルネルソンの構え。カットしたジュリアのエルボーから鈴季が奈七永をマットに叩きつける。ジュリアと鈴季が詩美を振るが、AZMがミサイルキック。岩谷とAZMがコーナーへ。しかしカットされ、2方向で雪崩式ブレーンバスター。奈七永とMIRAIがラリアットをぶつけ合う。奈七永が張り手連打、MIRAIも張り返すと、ラリアットが交錯。ジュリアと朱里が岩谷に大蛇を決める。鈴季が岩谷にテキーラショットもカットされる。鈴季は岩谷にジャーマン、詩美がジャーマン、AZMがダイビングフットスタンプ、奈七永がスライディングエルボー。岩谷にカバーさせるが2カウント。岩谷は鈴季を引き起こしドラゴン。20分経過。詩美がAZMをリフトアップし場外へ投げる。詩美と奈七永がセッティングし、岩谷とロケット発射、岩谷がムーンサルトプレスを決めると鈴季が返せず3カウントが入った。

岩谷「大阪大会にお越しのみなさん、こんばんはー! 本日はあちゃちゃちゃ、あたた、本日、大阪大会、ずーさんすうねん、お越しいただいて、ありがとうございます! スターダム、13周年を迎えることができました。これも、ふだんスターダムを支えてくれた選手も、スターダムを応援してくれてるみなさんのおかげです。ホントに、ありがとうございます。まあまあまあ、まだまだ13周年、ちょっとキリが悪いですね。です、キリが悪いんです。あれ、メッチャ反響してる? ゆっくりしゃべった方が、聞き取りやすい? これからも、スターダム、15周年、いや、20周年、元気に、迎えたいと思いますんで、これからも、みんな、応援、よろしくお願いします! 以上、スターダムのアイコンでした。ありがとうございました」

朱里組のコメント

鈴季「くそー、負けちまったー!みんなすまねえ!」

ジュリア「アイツらが汚ねえ手を使ってくるからだよ」

朱里「汚すぎる」

ジュリア「汚ねえ手ばっか使ってよ」

鈴季「クソが。おい岩谷麻優、おまえにこれで3つも借りを作っちまったよ。その3つ、絶対に回収して私がおまえをぶっ潰してやるからな。覚悟して待っとけよ、クソゾンビ」

ジュリア「おい、きたねえ手使ったAZMと高橋奈七永!人の髪の毛なんだと思ってんだよ。せっかくここまで伸びたのに。引っこ抜くつもりかよ!AZMテメーが一回抜いたら、美容師さんがもう取れないようにやってくれるようになったから、引っこ抜くまでやってみろ。そのかわりおまえ、髪の毛懸ける覚悟あるのかよ、おい。クソチビ!あと奈七永!テメーもだ、おい!朱里、なんかしゃべれ!」

朱里「ああ、ごめん。あとごめん、足ごめん」

ジュリア「ダー!バカヤロー!」

朱里「ああ!奈七永が悪い。おい奈七永、おい奈七永!見てるよな、奈七永。次、蹴りでぶっ倒してやるからな。覚えとけよ。MIRAIいけ!」

MIRAI「おいパッション、奈七永!パッションパッションうるせえよ。魂の方が上なんだよ。絶対に絶対に…」

奈七永「奈七永奈七永うるせえんだよ!」

奈七永たちが乱入し乱闘に。AZMがジュリアの髪を引っ張る。奈七永のみがコメントスペースに残る。

奈七永「(ジュリアのストロング女子ベルトを持って)取ったぞ」

ジュリア「奈七永、このヤロー。取ってんじゃねえぞ。やりてえのか?」

奈七永「おもしれえな。いつでもやってやんぞ」

ジュリア「こいよ、びびってねえでこいよ。いつでもやってやるよ」

奈七永「おお。髪の毛でもなんでも、ベルトでもなんでも。私はなくすものは何もないから」

ジュリア「おお、そうか。じゃあ引退でも懸けてやってみるか」

奈七永「ハッハハ。おお、いいぞ。なんでもいいぞ」

ジュリア「覚悟あんのか」

奈七永「あったりまえだろうが。じゃなきゃ27年やってないんだコラ」

ジュリア「わかった。待ってるからな。こっちからいってやってもいいんだぞ」

奈七永「おお(笑)。はいはい、チャンピオン様。よろしくお願いします」

ジュリア「ああ、人間国宝様。必ずやるぞ、おい」

奈七永「おっしゃ」

ジュリア「クソパッションめ」

奈七永「ということで、13周年記念試合。(奈七永と組んだ選手たちはコメントスペースに来ない)なんで仲間いないの? 私がじゃあ最年長としてまとめますが、私が旗揚げのときはいて、岩谷麻優が唯一、ずっと13年のスターダムの歴史を見ているということで、しっかり今日はアイコンが締めてくれて、本当に頼もしくなったなってマジで純粋にリスペクトしている。みんなすごい個性のカタマリだと思う。だけどな、奈七永奈七永言うんじゃねえぞ、オマエ。こっちは27年やってんだからよ、おい、おい、おい!パッションって言葉を出したらよ、おい!私の呪いがふりかかるぞ。覚えとけ。覚えとけ!」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

17分42秒
ジャパニーズオーシャンスープレックスホールド

<挑戦者>
安納サオリ スターライト・キッド

※第20代王者の安納サオリが初防衛に成功

 昨年1229両国でMIRAIとの再戦を制し、ワンダー・オブ・スターダム王者となった安納サオリが白いベルト初防衛戦。相手は1・6後楽園におけるランブル戦を制したスターライト・キッドである。安納とキッドは同期デビューで、安納がデビュー後スターダムに上がった頃にリングで遭遇。しかしシングルマッチは今回が初めてとなる。タイトルマッチが決まって以来、前哨戦を繰り返してきた両者だが、前日の京都大会ではフィッシャーマンの応酬が展開され火花を散らした。そして迎えたタイトル戦。キッドがスタースープレックスなら、安納は両国で初公開したジャパニーズオーシャンスープレックスでの勝負を予告。4度目の白挑戦となるキッドと、時間こそかかったものの一発奪取の安納。いったいどんな結末を迎えるか?

 ゴングが鳴らされるも両者コーナーから動かず。ゆっくりと歩を進めキッドが顎をつかむと安納もやり返す。安納がエルボーを打ち込み組み合うと、キッドがロープに追い込む。キッドが張り手を見舞い、安納がロープに振るとキッドがコルバタから場外に送り出す。キッドがケブラーダを狙うと安納が阻止して場外戦。キッドは安納の右ヒザを机に打ちつけリングに戻る。キッドは安納をコーナーに追い込み足へのキック。安納が突進をかわすと延髄斬りも、キッドがかわして足を取る。安納がエスケープすると、キッドはヒザへのストンピング、安納が突進を受け止めサイドスラム。安納は右ヒザを抑えながらも立ち上がりフィッシャーマンの構え。キッドがこらえてエルボーで倒しフィッシャーマン、安納もフィッシャーマンをやり返す。キッドもフィッシャーマン。安納も、もう一発。キッドがさらにフィッシャーマンを連発。キッドがそのままホールドするが、安納が返す。キッドはコーナーに上がるが安納が追いつきフィッシャーマンで叩きつけ。もう一発。キッドが返してドロップキック、安納が延髄斬り。張り手が交錯し両者ダウン。安納が胸板にチョップ、キッドもやり返す。チョップの応酬から立ち上がり、さらにチョップを打ち合う。安納が連打し逆水平でキッドを倒す。安納の突進にキッドがドロップキック。キッドは場外の安納にケブラーダをヒットさせる。キッドは安納をリングに戻し、コーナーから旋回式ダイビングボディープレス、ストレッチマフラー。安納がエスケープすると、キッドはムーンサルトプレス。しかし、安納がカットする。安納がサブミッションでキッドの動きを止めにかかる。10分経過。安納がコーナーから旋回式ダイビングボディープレス。キッドがかわし、ヒザへのドロップキックからムーンサルトプレス、ストレッチマフラー。安納がエスケープすると、キッドはフィニッシュをアピールし、バックを取る。スタースープレックス狙いを安納が切り返しジャーマン。安納がバックを取るがキッドが回避。安納がジャーマンも2カウント。安納はキッドを引き起こしタンタンドル狙い。キッドが切り返し黒虎天罰を決める。キッドはタイガースープレックスを3連発。しかし、安納が返してみせる。キッドは安納を引き起こしスタースープレックスへ。安納が返すと、キッドが気合いを入れて安納を引き起こしダブルアームの構え。安納が切り返しポテリング。キッドが返すと安納が延髄斬り、エクスプロイダー。15分経過。安納がキッドのバックを取る。キッドがこらえると安納が腕を引いたまま頭部を何度も蹴りつける。安納はバックを取りジャーマン狙い。強引に決めると、もう一発ジャーマン。ホールドするがキッドが返す。安納はキッドを引き起こすと、キッドが飛びついて丸め込む。安納がフルネルソンスープレックス。キッドが返すと、安納がタンタンドル、手を引いて起こすとジャパニーズオーシャン。キッドが返せず、安納が勝利した。試合後は、中野たむが安納の腰に白いベルトを巻いた。

キッドのコメント

「この真っ黒なコスチュームに真っ白なべルト、メチャクチャ似合ってたと思うんだけどな。ベルトを真っ黒に塗り替えるとか、歴史をぶっ壊してやるとか、さんざん言っといて、この結果。期待してくれてたヤツら、ごめん。ホントにごめんなさい。でも!サオリ、またいつか私とやってよ。私はそう思ってるよ。メチャクチャ、アンタのこと憎いけど、そう思ってる。また負けて、メチャクチャ心底自分に腹が立つし、悔しいし、ホントに言葉が出ないくらいだけど、今回は前回みたいに弱くならねえ。だって私は、絶対!今年は去年みたいな年にしないって決めたから。2024年に掲げた目標を2024年のうちに達成、かなえてやる。だから、だから、ワンダー・オブ・スターダムのベルト、必ず今年中に私のここ(腰)に迎える。待っとけ!」

安納のコメント

安納「本音言っていい? 今日な、キッドと闘うのメッチャ怖かってん。どんなキッドが出てくるかわからんかったから。でも、闘ってよかった。あんなすごい選手が同期のことを誇りに思うわ。キッド、ワクワクする日々をありがとう。そして、いつも刺激をありがとう」

中野「防衛おめでとう」

安納「ありがとう。(水森に)いつもずっとね、前哨戦一緒に闘ってくれて、ありがとう。ホンマに心強い。(中野に)お帰り」

中野「ただいま。2人ともコズエンを守ってくれてありがとう」

安納「たむに言いたいことはひとつだけ。ずっとじゃなくていいからさ、まだまだ一緒にいてよ」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

21分36秒
変形みちのくドライバーⅡ→エビ固め

<挑戦者>
舞華 上谷沙弥

※第17代王者の舞華が初防衛に成功

 中野たむが返上したワールド・オブ・スターダム王座に就いたのが、昨年1229両国での王座決定戦で鈴季すずを破った舞華だった。その舞華の初防衛戦には、1・6後楽園でのランブル戦を勝利した上谷沙弥が決定。舞華と上谷は、舞華がスターダムのリングに上がった頃からのライバルで、フューチャー王座を懸けて何度も争ってきた。当時、ベルトを巻いたのが舞華で、上谷は届かず。しかし、上谷は白いベルトに到達し、防衛最多記録を樹立するまでの王者となった。そして、こんどは舞華が悲願の赤いベルトを獲得。そして今回、抜きつ抜かれつのデッドヒートを展開してきた両者による最高峰の闘いが実現する。舞華は白川未奈らとともに新ユニットE neXus Vを結成したばかりとあって、ユニットのためにも負けられない一戦。一方の上谷にも赤いベルトに到達する絶好のチャンス。今年のスターダムを占い試合とも言えそうだ。

 ゴングが打ち鳴らされ、両者がコーナーで視殺戦。ゆっくりとリング内を回り、上谷から仕掛けていく。舞華がタックルを受け止めると、腕を取って捻り上げる。上谷が切り返すとヘッドロックからグラウンドへ。舞華が切り返して睨み合う。舞華がヘッドロック、上谷がロープワークに誘うがリープフロッグを舞華がキャッチ。上谷がかわしてアームホイップ、ドロップキック。場外の舞華に上谷はスワンダイブ式プランチャ。リングに戻ると上谷がサソリ固めの体勢からアキレス腱固め。舞華がエスケープすると、上谷がエルボー、上谷の突進を止めて舞華がパワースラムから腕十字狙い。上谷がエスケープ。舞華は上谷をコーナーに追い込み左腕をロープにかけて蹴り上げる。ブレーンバスター狙いを上谷が切り返すが、舞華が腕十字。上谷がエスケープすると、舞華が顔面を踏みつける。上谷が向かっていくと舞華が両手を広げて「こいよ」と仁王立ち。舞華が上谷の腕を蹴り上げる。上谷がコーナーに追い込み串刺しニーアタック、ドロップキック。舞華がスープレックス狙いを切り返すが、カウンターのドロップキックを食らう。上谷がコーナーに上がると舞華が追いつき、雪崩式ブレーンバスターからブレーンバスター連発。10分経過。舞華の炎華落とし狙いを上谷が阻止。上谷のスピンキックがヒットしフランケン狙い。舞華がキャッチしパワーボム。エルボーの打ち合いから、上谷の連打で舞華がダウン。上谷が「チャンピオンどうした!?」と挑発。舞華が起き上がり一発で倒すと、コーナーに乗せてトップロープからの雪崩式狙い。上谷が切り返しコーナーを下りると再び乗って雪崩式フランケン狙い。舞華が切り返すが、上谷がスワンダイブで雪崩式フランケン。15分経過。上谷がニールキック、ミサイルキック。舞華が返すと、上谷がスープレックス、フィニッシュを宣言しバックを取るとフェニックスストライク狙い。舞華が切り返しラリアット。上谷がラリアットを切り返しフェニックスシャインもエスケープを許す。上谷がフェニックスストライクで叩きつけるが2カウント。上谷は点を指さしコーナーへ。すると舞華がランニングパワーボム、炎華落とし。上谷が返すと、舞華はフィニッシュを宣言してみちのくドライバー狙い。上谷が丸め込むが2カウント。舞華がラリアット、上谷がすぐに返すがローリングラリアットを食らう。上谷が二段蹴り、スピンキック、旋風脚。20分経過。返した舞華が上谷の突進を止めてみちのくドライバー。上谷が返すとヘッドバットから突進。舞華がカウンターのパンチを叩き込み、みちのくドライバー。上谷が返すと、舞華はもう一発みちドラを放つ。上谷が返せず舞華が3カウントを奪ってみせた。

舞華「赤いベルト、初防衛戦に成功しましたー! 上谷、オマエとは私がスターダムに来たときからバチバチやり合ったよね? でもさ、これからのスターダム、我々黄金世代が、もっとバチバチやり合って、スターダムで世界一、目指そうぜ! さて、次の挑戦者、前王者、中野たむ!と、言いたいとこなんだけど~、今日、ウチの白川がさ、だいぶまた足攻め、結構ハードにね、しちゃって、まあ今日100%の中野たむだったとは思うんだけど、私とやるときは、100以上、120150200! アイツの限界突破できるまで、私は待ってるよ」

後方で見ていた中野がリングへ向かう。

 

舞華「そのときが来たらいつでも、挑戦受けてやるよ」

中野が走ると舞華は「無理すんな」

中野がエプロンに上がり足を踏み鳴らしてみせる。

中野「意外と、すぐ来ちゃうよ」

ロープをはさんで睨み合い。中野がリングを下りる。

舞華「さて、今日は、13周年記念大会。私一人で締めるのも、もったいないよねえ!? スターダムの今日出た選手、セコンド、欠場してるヤツらも全員出てこい! …出てこーい! …ロッシー小川も出てこーい! 来たか、みんな? おーい? よしよしよしよし。OKOKOK。おーおーおー、なんでオマエらが前なんだ? 私どこだ? ちょっと待て。(立ち位置を確保して)来たか? OK。ハイ、13周年記念、我々全員で締めたいと思います! いまを信じて、明日に輝け! ウィーアー、スターダム!」

舞華のコメント

舞華「初防衛戦、成功しました。今日ね、あんまり、大きくは言ってないんだけど、じつは福岡から父と母とウチのばあちゃんがわざわざチケット買って見に来てくれてました。なんだろう、そういうプレッシャーもありながら、こうやって防衛できたことを心の底からホッとしてます。ちょっと親孝行できたかな。まあでもね、今日やってみて、やっぱ上谷はいいライバルだよ、ホントに。今日は勝ったけど、次やるときは上谷が勝つかもしれない。それとも私が勝つかもしれない。どっちが勝つかわからないこのハラハラドキドキが楽しくてしょうがないよ。まあね、これからどんどん防衛やっていく、これが女帝の闘い、これが女帝時代なんだよ。もっともっと、みんなの想像を超えた闘い、やってやるよ。そして世界一、目指してやるよ、成し遂げてやるよ、たくさんの夢かなえてやるよ。みんな、しっかりとついてこい。今日はありがとうございました。はあ、疲れた。(白川が登場)なんだよ? なんだコイツ?」

白川「おめでとー、おめでとー、おめでとー!」

舞華「ありがとう。ありがとね。どうした?」

白川「うれしいよ」

舞華「セコンドありがとう」

白川「うれしかったでしょ、今日、防衛できて?」

舞華「もちろん」

白川「でもね、そんなうれしい舞華にね、もっとうれしいことがあるんだな」

舞華「なに?」

白川「来週、ジーナがスターダムのリングに帰ってきます!」

舞華「おお、マジ?(笑)。いいねえ。よかった。やっとだね。やっと、E neXus V、全員集合! ということで、ユニットとしても」

白川「そうね、どんどん上がっていかなきゃ。エンジン全開」

舞華「やっていこうと思うからには、ユニットとして何かを成し遂げなきゃいけないよね」

白川「いけないなあ。あれ、ということは? ユニットの象徴、アーティストのベルト、挑戦しに、いく?」

舞華「いくしかねえだろ!」

白川「いくぜ! いくぜ! これは!」

舞華「これからE neXus Ⅴが、どんどんかき乱していくから、ほかのユニット、よろしく」

白川「アーティストのベルト、私たち挑戦表明しますので、チャンピオン、お答えをお待ちしています。(舞華に)おめでとう」

舞華「ありがとう」

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