2024/02/12 試合結果

2024年2月12日 『STARDOM in TOYOHASHI 2024』

『STARDOM in TOYOHASHI 2024
2月12日(祝・月)ロワジールホテル豊橋 ホリデイホール(観衆339人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

9分54秒
ドルフィンバスター→片エビ固め

弓月

◆3WAYマッチ 15分1本勝負
鹿島沙希

7分45秒
起死回生

レディ・C

※もう一人は葉月

◆タッグマッチ 15分1本勝負
スターライト・キッド

10分30秒
冷凍庫爆弾→エビ固め

月山和香●
○琉悪夏 舞華

◆8人タッグマッチ 20分1本勝負
八神蘭奈

13分11秒
胴締めスリーパーホールド

天咲光由●
壮麗亜美 上谷沙弥
MIRAI AZM
○朱里 林下詩美

◆タッグマッチ 20分1本勝負
水森由菜

14分35秒
バイオレットシューティング→片エビ固め

玖麗さやか●
○中野たむ 星来芽依

◆タッグマッチ 20分1本勝負
桜井まい

16分32秒
両者リングアウト

渡辺桃
ジュリア 刀羅ナツコ

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○羽南

15分50秒
ブロックバスターホールド

HANAKO●
飯田沙耶 ジーナ
岩谷麻優 白川未奈

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

9分54秒
ドルフィンバスター→片エビ固め

弓月

 昨年11月にデビューし、新人王を獲得、STARS入りを果たしフューチャー・オブ・スターダム王座に初挑戦した弓月が、昨年度の5★STAR GP覇者・鈴季すずに挑む。若手のトップランナーがどこまで鈴季を追い込めるか。

 握手は交わさず試合がスタート。両者ゆっくりと歩を進めロックアップで力比べ。鈴季が左腕を取って捻り上げると、弓月も取り返す。鈴季が切り返してヘッドロックからグラウンドへ。弓月がヘッドシザーズにいくと、鈴季が抜け出す。鈴季がロープに振ると、アームホイップ。弓月もやり返してドロップキック。弓月が鈴季の腕を取って三角飛びを狙うが、切り返される。鈴季は弓月をコーナーに追い込み顔面を踏みつける。串刺しニーを顔面にぶち込むが、弓月が返す。鈴季は「やり返せよ」と挑発、エルボー連打には「弱いなあ」と仁王立ち。弓月の連打に鈴季は「言いエルボーしてんじゃねえか!」と一発で倒し、ボディースラムを連発。弓月がドロップキック連打、鈴季が受けて立ち、「終わりかよ」と挑発。弓月はラリアットをかいくぐりコルバタからドロップキック。鈴季が返すと、弓月は「上げるぞ!」と予告。しかし、鈴季がこらえて「上がるかバカヤロー!」と、反対にボディースラム。鈴季は逆エビ固めで弓月を絞り上げる。弓月がエスケープしようとするが鈴季が中央に戻してみせる。それでもなんとか弓月がロープに到達。鈴季がバックを取ると弓月が払い除けてエルボー、腕を取って三角飛び式フェースクラッシャーをお見舞い。鈴季が返すと、ボディースラムの掛け合い。弓月が投げ切り、カバーの連続。鈴季がサッカーボールキックから弓月をサードロープに乗せるとリング下を走ってビッグブーツ。弓月が返すと、鈴季は「弓月、こいよ!」と挑発。弓月がエルボーで向かっていくと、鈴季は「こんなもんか」「やり返してこいよ」「もっともっと!」と、さらに挑発。鈴季のエルボーで弓月がダウン。バズソーキックを弓月がかわしローリングアロー。鈴季が返すと、カウンターでトラースキック、背後からニーアタック。返した弓月に鈴季はバズソーキックを叩き込む。弓月が肩を上げると、鈴季はバックを取りハーフネルソンバスター。3カウントが入り、鈴季が勝利した。

◆3WAYマッチ 15分1本勝負
鹿島沙希

7分45秒
起死回生

レディ・C

※もう一人は葉月

 ゴッズアイの鹿島沙希、STARSの葉月、クイーンズクエストのレディ・Cが一度に対戦する3WAYマッチ。レディには連日の3WAYで、前日の雪辱を果たしたい闘いだ。

 レディが鹿島に視線を送ると、葉月が目の前をサッと通り過ぎる。レディが近づいてくると鹿島が警戒。レディが両手を上げ2人を誘う、鹿島と葉月がヘッドロック、ロープに振られた鹿島はリングを下り、レディが葉月を攻撃する。レディは逆水平の連打を葉月に浴びせ、鹿島に入ってくるよう指示。鹿島が「レディいくぞ!」と合体、しかし葉月が分断しレディにドロップキック、まとめて顔面ウォッシュを浴びせる。葉月のセントーンを鹿島がかわすと、レディが鹿島にジャイアントスイングを予告。しかし葉月が鹿島の手を引いて未遂に。レディは「邪魔すんな」とビッグブーツ、葉月がかわし鹿島のアシストを得てドロップキックをレディにヒットさせる。葉月と鹿島がブレーンバスターを狙うがレディが分断、葉月にジャイアントスイング11回転。鹿島がカバーに入るが、レディがカット。鹿島が怒ってレディを何度も蹴飛ばす。鹿島は串刺しニーからダイビングフットスタンプ。鹿島が葉月を呼び込むが、葉月は「ひとりで行け!」とリング下から見守る。レディが鹿島にエルボー連打。鹿島が昇竜拳をヒットさせると葉月がセントーン、鹿島がかわしてレディにヒット。レディが葉月を持ち上げ鹿島にぶつける。葉月がレディにコードブレイカー、二段蹴り。レディが返すと、葉月はフェースロック。レディがエスケープすると、葉月の突進をかわしビッグブーツ、ネックブリーカー。返した葉月にレディは、チョークスラムの構え。葉月が切り替えすがレディがビッグブーツ。鹿島がコーナーに上がり「セットしろ」と指示、レディにネックブリーカーを仕掛け、葉月にダイブ。レディが葉月にビッグブーツ、葉月がブレーンバスターでお返し。レディがカウンターでチョークスラム、鹿島がサッと丸め込み、レディがフォールを奪われた。納得いかないレディが鹿島を追い回す。鹿島はおびえながら退場した。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
スターライト・キッド

10分30秒
冷凍庫爆弾→エビ固め

月山和香●
○琉悪夏 舞華

 E neXus Vの舞華&月山和香組と大江戸隊のスターライト・キッド&琉悪夏組がタッグマッチで激突。2・4大阪でワールド・オブ・スターダム王座を防衛した舞華と、同大会でワンダー・オブ・スターダム王座取りに失敗したキッドの対戦でもあり、YoungOEDのキッドと琉悪夏には新日本プロレス2・17幕張参戦を前に勢いをつけたい試合。月山の頑張りが勝敗の行方を左右しそうだが…。

 ゴングを待たずに大江戸隊が突っかかり、そのまま試合開始。月山がキッドにエルボー連打、キッドが張り手からエルボー連打のお返しをしてみせる。月山がサードロープをくぐりかく乱すると、背後からドロップキック。さらに月山はキッドにヒップアバットの連打。キッドが相手のお株を奪うヒップバット一発で月山を吹っ飛ばす。キッドと琉悪夏が連係で月山を攻撃。琉悪夏は舞華を蹴飛ばしリング下に落とすと、月山にフェースロック。舞華がカットに入るがキッドがリング下に落とす。キッドが月山にボディースラム、その場跳びムーンサルト。月山がカウンターのドロップキックをキッドに放ち、舞華に託す。舞華はキッドに串刺しラリアット連打、ショルダータックル。キッドはラリアットをかいくぐり飛びつくが、舞華がキャッチしてコーナーに追い込む。キッドがエプロンから舞華の頭部をコーナーに叩きつけ、ダイビングボディーアタック。舞華がキャッチし、フォールアウェースラム。キッドがブレーンバスターをかわし、コルバタから丸め込む。さらにストレッチマフラーで舞華を絞り上げる。キッドが舞華の右ヒザめがけてドロップキック。琉悪夏が舞華にクロスボディー。舞華が返すと、琉悪夏とショルダーをぶつけ合う。舞華が打ち勝ち、月山にタッチ。月山が琉悪夏にヒップアタック連発。琉悪夏が返すと、月山はパロ・スペシャル。ロープに逃げられるとエルボー連打。キッドがカットに入ると、琉悪夏が月山を捕獲しキッドがボディーアタック。琉悪夏が月山を持ち上げると、舞華がカットしキッドとの合体を阻止、キッドにブレーンバスターをお見舞い。琉悪夏が腹部へのパンチも、舞華がラリアット、月山が極楽ドン。琉悪夏が返すと、月山はコーナーから極楽ドン狙い。琉悪夏が切り返すと、月山はミサイルキック。返した琉悪夏に月山はスープレックス狙い。琉悪夏がこらえてショルダータックル、月山が丸め込む。琉悪夏が返すと、突進を止めて滞空時間の長いフィッシャーマンバスター。返した月山を引き起こし、琉悪夏がネックハンギングの構え。月山が切り返しオースイスープレックスホールドもカットされる。キッドが舞華へのコルバタで月山を孤立させる。キッドと琉悪夏が月山をマットに叩きつけると、琉悪夏が冷凍庫爆弾投下。月山が返せず3カウントが入った。

◆8人タッグマッチ 20分1本勝負
八神蘭奈

13分11秒
胴締めスリーパーホールド

天咲光由●
壮麗亜美 上谷沙弥
MIRAI AZM
○朱里 林下詩美

 クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM&天咲光由組とゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美&八神蘭奈組が8人タッグマッチで全面対決。両ユニットによる8にタッグマッチは前日の富士大会でも組まれており、QQは同じ布陣、ゴッズアイは鹿島に代わりMIRAIが入る。富士大会では天咲が天聖で八神をフォールしており、八神の奮起&初勝利が期待される。

 詩美と八神の先発でスタート。八神がタックルでグラウンドに誘い、詩美がネックロックで立ち上がる。八神が腕を取りにいくと、詩美も取り返して腕の取り合い。詩美がヘッドロックを決め、ロープに振らせず。八神がもう一度トライしロープに振るも、ショルダータックルを食らう。詩美は八神にストンピング。天咲が入り、八神に予告してボディースラム。天咲が突進するとMIRAIが介入、八神がサッカーボールキックを打ち込む。MIRAIが天咲にショルダータックル。天咲が返すと、複合サブミッション。朱里とMIRAIが次々と天咲、AZMに串刺し攻撃。MIRAIが天咲にボディースラムからカバーの連続。壮麗が天咲に逆水平。天咲がフェイントをかけるも壮麗がショルダータックル。詩美のアシストを得て天咲が壮麗にドロップキック。上谷がスワンダイブも壮麗がかわす。上谷はロープ越しにボディープレス。壮麗へのスープレックスを狙うがMIRAIが介入。しかし詩美が入り上谷とダブルのドロップキックをMIRAIと壮麗にヒットさせる。さらにダブルで壮麗にフットスタンプ。壮麗が返して上谷に逆水平の連打、アルゼンチン、コーナーに宙吊りにしてボディーアタック。上谷が壮麗にニールキック、フィッシャーマン。壮麗が上谷にブレーンバスター、上谷が二段蹴り、壮麗がラリアット。両者ダウン状態から朱里とAZMがエルボーの応酬。AZMがPK、ドロップキック。ブレーンバスターを狙うが、朱里がこらえてドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリー、サッカーボールキック。AZMは「きいてねえよ!」。朱里の前蹴りをキャッチもミドルを食らう。AZMはコルバタを決め、天咲に託す。天咲がDDT、ドロップキックを朱里に見舞う。朱里が返すと。天咲のDDT狙いを切り返してスリーパー。天咲がエスケープすると、QQが朱里に合体攻撃、4方向からドロップキック、天咲がスイングDDT。しかし、ゴッズアイのカットが間に合う。天咲は「決めるぞ!」と絶叫し朱里に天聖の構え。朱里が切り返し、八神、朱里のミドルキック。天咲が返すと朱里は再びスリーパー。MIRAIと壮麗がラリアットで詩美と上谷を分断、天咲にアトミックドロップ、朱里がニーアタック。八神がAZMを場外に落とす。天咲が朱里の腕をロックしDDT。朱里が返すと、天咲がエルボー連打。天咲の突進に朱里がハイキックをぶち込む。しかし、天咲が肩を上げる。朱里は胴締めスリーパー。天咲がギブアップし、朱里の勝利となった。

◆タッグマッチ 20分1本勝負
水森由菜

14分35秒
バイオレットシューティング→片エビ固め

玖麗さやか●
○中野たむ 星来芽依

 コズミックエンジェルズの中野たむ&水森由菜組が星来芽依&玖麗さやか組がタッグで対戦。中野は2・4大阪での復帰以来、3大会連続で水森とのタッグとなる。前日は水森がE neXus Vの舞華にフォールを取られており、雪辱の白星を取りにいく試合となるだろう。対する星来組は、星来が新人の玖麗を引っ張る形。ハイスピード王者にリードされ、玖麗が持ち味を発揮するか? そして、豊橋出身の玖麗には凱旋試合となる。

 星来と水森の先発で試合がスタート。ロックアップから水森がロープに追い込む。星来が足を踏みつけ、水森を挑発しアームホイップ。水森がグラウンドで変型ヘッドシザーズからの丸め込み。星来が飛びつきロープに追い込むとエプロンでドロップキック、玖麗がドロップキック、星来がもう一発ドロップキック。玖麗が水森にエルボー連打、水森がボディースラム連発。玖麗が返すと、水森がキャメルクラッチ、中野がロープ間を走ってドロップキック。中野が玖麗にネックロック、サッカーボールキック、逆エビ固め。玖麗がエスケープすると、中野は水森に託す。水森が玖麗にバックブリーカー、ボディープレス。玖麗がエルボー連打で向かっていくと、水森が一発で倒す。水森の突進に玖麗がドロップキック。星来が水森へ突進、中野がカットし水森とクローズライン。星来がかわすとまとめてドロップキック、水森が串刺しラリアット、星来の突進を止めてドロップキック。中野と水森が合体ネックブリーカー、中野が側転ダブルニー。星来が返すと、中野とエルボーを打ち合う。「いま小さい声でクソババアって言った」と中野。星来が大きな声で言うと、中野は「年上を敬いなさい!」とさらに連打。星来がカウンターのドロップキック。玖麗が中野にドロップキック4連打、こらえた中野がショルダータックル。玖麗が突進をかわしスワンダイブ式アームホイップ、ドロップキック。中野が返すと、玖麗がボディースラム狙いを切り返し背後からスリーパー。10分経過。中野が背中にドロップキック、カカト落とし。しかし、玖麗が肩を上げる。中野は玖麗を引き起こしバックキック。星来がネックブリーカーでアシストし、玖麗がジャックナイフ、スリーパー。グラウンドにもっていき締め上げる。しかし、中野の足がロープに届く。玖麗はギブアップを求め、なかなか離さない。ブレイクすると、玖麗が中野を引き起こそうとする。中野がバックドロップで玖麗を叩きつけ、背後からニーアタック。玖麗が返すと、中野は顔面へデスティニーハンマー。しかし、ギリギリで玖麗が返す。中野は玖麗を引き起こし、ジャーマン狙い。玖麗が切り返しスピアを決める。中野が返すとスピンキック。しかし、星来のカットが間に合う。中野と水森がダブルのカカト落とし、中野がバイオレットシューティング。3カウントが入り、中野が玖麗をフォールした。

玖麗「私は。ここ豊橋市出身です。大好きな地元で試合ができたこと本当にうれしいです。でも、私が見せたかったのはこんな姿じゃないです。私、いまのままの自分じゃイヤです。変わりたいです。今日、確信しました。私は。私に輝き方を教えてくれる場所を、たむさん、水森さん、私、コズエンに入りたいです!」

星来は鈴季と寂しそうに退場。

中野「玖麗、私もコズエンのこと、すごくいろいろ考えた。いいよ!」

「ちょっと待った!」と水森がマイクを奪う。

水森「玖麗、コズエンはそんな簡単に入れるユニットじゃありません、たむさん。(玖麗は)顔よし、声よし、体型も、まあよし」

中野「なんでじゃい!?

水森「でも。それ以外いったい何を見せれるんでしょうねえ? 本当にふさわしいかどうか、水森由菜がトロピカル審査します!」

中野「なに?」

水森「今日からオマエは、見習いだ。み・な・ら・い!」

中野「根に持ってたんだね。それでも、(玖麗は)このコズエンに入りたい?」

玖麗「入りたいです!」

中野「いい子だな」

玖麗「私、絶対にコズエンで成長して、豊橋に輝いている姿で帰ってきたいです。よろしくお願いします!」

中野「じゃあ、コズエンオーディションスタートだ! レディースエンドジェントルメーン、ウェルカムアボード、本日の搭乗員を紹介します。宇宙一かわいいアイドルレスラー、たむ! トロピカル審査員、ゆなもん! そして、今日から見習いの玖麗! ウィーアースーパーデリシャース、ウィーアーザベスト、ウィーアーナンバーワン! 私たちもアナタたちもデリシャース、ウ~~~ンマ!」

◆タッグマッチ 20分1本勝負
桜井まい

16分32秒
両者リングアウト

渡辺桃
ジュリア 刀羅ナツコ

 ジュリア&桜井まい組と、大江戸隊の刀羅ナツコ&渡辺桃組がタッグで対戦。前日の富士大会ではメインでナツコがジュリアから直接勝利、2・17後楽園でのSTRONG女子王座戦を強引に決定させた。この結果により、この試合はタイトルマッチに向けての前哨戦となる。前哨戦とはいえ連敗は避けたいジュリア、2日連続の勝利で王者にさらなるプレッシャーをかけたいナツコ。決戦に向けて、さまざまな駆け引きが展開されそうだ。

 あとから入場のジュリアと桜井が、コーナーで待つ大江戸隊を奇襲攻撃、場外戦で試合が始まる。ジュリアがナツコ、桜井が桃を攻撃。場外戦で桃が桜井、ナツコがジュリアに反撃、形成を逆転する。ナツコがジュリアをリングに戻し、セントーン投下。ナツコがジュリアにキャメルクラッチを決めると、桃が桜井を威嚇してからミドルキックを放つ。ナツコはジュリアの額をトップロープにこすりつけると、自軍コーナーで顔面を踏みつけていく。桃がジュリアにヘアーホイップの連続、コーナーに追い込むとミドルキックの連打。ジュリアが返すと、桃が「どうしたんだチャンピオン?」と挑発。ジュリアがエルボー、桃がミドルキック乱打。ジュリアが張り手、桃がミドルキック、ジュリアがスープレックス。しかし、ナツコがジュリアにタッチをさせず。ナツコと桃が合体するとジュリアがまとめてDDT、ドロップキック。桜井が入り、桃に串刺しビッグブーツ、ラリアット。桃はパラダイスロックを拒否しミドルキック。桜井がキャッチしてスタンディングギロチンからパラダイスロックを仕掛け、桃を庶民扱い。桜井がドロップキック、ビッグブーツ。桃が桜井にスリーパー、裏投げ、ミドルキック、胴締めスリーパー。しかし、ジュリアがカット。桃が桜井にミドルキック、桜井がカウンターのシザーズキック。ともにタッチをかわし、ジュリアとナツコがエルボー合戦。桃がジュリアの足を引いて場外戦へ。セコンドも加勢し、ナツコがジュリアにラリアット。ジュリアがリングに戻され、ナツコが串刺しボディーアタック、キャノンボール。10分経過。ジュリアが返すと、ナツコにSTF。ナツコがエスケープすると、ジュリアがミサイルキック。ナツコが突進をかわし桃と合体、ジュリアに打撃の挟み撃ち、ナツコがハリケーンドライバ。コーナーに上がると桜井が阻止して、ジュリアが雪崩式ダブルアームスープレックス狙い。桃がカットしマットに叩きつけ、ナツコがフロッグスプラッシュ。ジュリアが返すと、ナツコと桃がダブルのブレーンバスター狙い。桜井がカットし、ジュリアとダブルのブレーンバスターをナツコに決め、さらにダブルのダイビングエルボードロップ。ナツコが返すとジュリアがバックドロップ。桃が顔面蹴りでカット成功。桃はハイキックで桜井を排除。ナツコが鉄パイプでジュリアに向かっていく。ジュリアが蹴り上げ、ナツコにニー。ナツコが返すと、ジュリアはコーナーへ。桃が止めてナツコが雪崩式狙い。ジュリアがしのぐと、桜井が後方から鉄パイプで殴打する。15分経過。場外でジュリアがナツコにブレーンバスター。ナツコがジュリアを客席に叩きつける。そのまま両者リングアウトとなり、試合は引き分けに終わった。試合後も場外戦が続き、ナツコがジュリアにブレーンバスター。もみ合う両者をセコンドが強引に分けるも、ジュリアが猛ダッシュでナツコを追いかけた。

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○羽南

15分50秒
ブロックバスターホールド

HANAKO●
飯田沙耶 ジーナ
岩谷麻優 白川未奈

 STARSの岩谷麻優&羽南&飯田沙耶組とE neXus Vの白川未奈&ジーナ&HANAKO組が6人タッグマッチで対戦。この試合は新日本プロレス2・23札幌でおこなわれるIWGP女子王座に向けての前哨戦でもある。王者・岩谷には4度目の防衛戦で、白川は同王座初挑戦。新日本がきっかけでプロレスを目指した白川にはIWGPの名のつくベルトは夢の象徴でもあり、「スターダムは大丈夫」を外部にアピールする絶好の機会でもある。もちろん、スターダムのアイコンである岩谷にも絶対に落とせない闘いだ。決戦を控え、どんな駆け引きが展開されるか? また、桜井まい&ちゃんよた組を2・17後楽園で迎え撃つNEW BLOODタッグ王者・羽南&飯田組にとってもタイトルマッチを前に弾みをつけたい試合でもある。対するEXVは前日の富士大会と同じトリオ編成で、STARSの岩谷&葉月&羽南組に勝利した。その試合では日本復帰戦となったジーナが葉月からフォールを奪っており、2大会連続のSTARS狩りを狙う。

 岩谷と白川が、いきなり先発で対峙。探り合いからグラウンドへ。ロックアップから白川がバックを取り、岩谷がヘッドロック。白川がヘッドロックに切り返すとSTARSが乱入し合体、トリオでのドロップキックを決める。岩谷が白川に強烈なサッカーボールキック。打撃のかわし合いから白川が岩谷のヒザへドロップキック、左ヒザをマットに叩きつけ、ジーナを呼び込む。白川とジーナがダブルで岩谷のヒザを叩きつけると、ジーナが岩谷にレッグブリーカー。HANAKOも岩谷の左脚を攻撃。白川が岩谷をかわし、丸め込みから足をロック。足4の字に移行するとSTARSがカットに入る。岩谷が白川にドロップキック、替わった飯田が白川にショルダータックル、逆水平の連打を浴びせる。HANAKOがカットし、白川とクローズライン。飯田がかわして羽南とジャンピングチョップで競演。飯田がブレ―バスターを狙うと白川がこらえてバックを取る。羽南が乱入するが白川が排除し、飯田にボディープレス。ジーナが飯田にドロップキック。飯田が返すと、ジーナがサイドスラム。ジーナが飯田の突進をかわしてハイキック、白川とHANAKOがビッグブーツ。ジーナと飯田が逆水平の打ち合い。飯田ロケットがジーナにヒット。羽南がジーナの背後からニーアタック、払い腰。ジーナが返してトラースキック、ダブルアームスープレックス。HANAKOが羽南にショルダータックル連打、串刺しボディーアタック、ボディースラム。羽南が返すと、HANAKOは逆エビ固め。STARSがHANAKOを孤立させ、合体フェースクラッシャー狙い。しかしカットされ、HANAKOが羽南にショルダータックル、逆エビ固め。10分経過。羽南がなんとかエスケープ成功。HANAKOの突進を岩谷がカットし、飯田と羽南でサンドイッチエルボー。HANAKOが返すと、羽南はブロックバスター狙い。HANAKOがこらえ、羽南がエルボー連打。HANAKOがビッグブーツ、アルゼンチンバックブリーカー。コーナーに叩きつけ、串刺しボディーアタック、ジーナも続き、白川がドロップキック。EXVがトリオで羽南を捕獲。しかしSTARSがカットする。岩谷と飯田がドロップキック、岩谷と飯田が白川にダブルチョップ、岩谷が場外トペスイシーダ。HANAKOが戻され、STARSが合体フェースクラッシャーを決めると、羽南がフェイマサ―。しかし、白川のカットが間に合う。羽南はフィニッシュを宣言し、HANAKOにブロックバスター狙い。HANAKOが切り返しブレーンバスター。しかし、羽南が肩を上げる。HANAKOが羽南にアルゼンチン、羽南が切り返し、飯田が飯田ロケット。15分経過。飯田と羽南がHANAKOをダブルで叩きつける。HANAKOが返すと、羽南はブロックバスターホールド。3カウントが入り、羽南がHANAKOを破った。

羽南「今日のメイン、STARSが勝ちました! HANAKO、そして月山和香。このNEW BLOODのベルトをほしいの? ほしいなら、もっともっと気持ち伝えてこいよ! 私も2人とやりたいと思ってるから待ってるから挑戦してきてよ、2人で」

飯田「17日、自分ら(桜井まい&ちゃんよた組との)防衛戦決まってる中で、自分たちと闘いたいと言ってくれる相手がいてね、チャンピオンとしては、てえへんありがてえこって。だけどなあ、HANAKO、オマエ、アッシが1月の大阪、マイクで、このリングで言ったことおぼえてるか? このベルトは、オマエらみたいな新人、オマエらみたいな若手がもっと挑戦表明していいベルトだと思ってるんだよ。でもな、いまのオマエ、足りねえよ、気持ちがよ! テメエの闘志どこにあるんだよ? 月山、テメエ前からこのベルトほしいって言ってたな。オメエは変わったのか? おい、こっちにはまったく変わってねえように見えてさ。ホントに、このベルト取る気あるのかよ。もっと見せてくれよ!」

月山「フューチャーベルト、私はそれがほしかった。でも、取れなくて。初勝利して、私は自分が思ってる以上に変わってない! そうなんだよお! それは、自分でもわかってる! でも!ほしいからほしいって言って何が悪いんだよ!? 〇▲×◆! 裏で、一緒に練習して、あがいて、頑張ってきてんだよ!」

HANAKO「私だって足りてないもの、いっぱいあります。こうして月山みたいな仲間ができて、ほしいものも増えて、まだまだ未熟でも目指したいものがある。だから私は、このベルトに挑戦したい」

飯田「17日、我々が絶対に防衛してテメエらと試合してやるけど、それまでテメエらがどんぐれえ成長するか、見といてやる」

EXVがリングを下りる。

羽南「よっしゃ、締めましょう、麻優さん。そうなんですよ、2月17日の後楽園でコグマさんが復帰します! 次、ここ豊橋に帰ってくるときはSTARS7人全員で帰ってくるので、そのときはまた見に来てくれますか!? いまを信じて明日に輝け、We are STARS!」

EXVのコメント

月山「おい、羽南、飯田。NEW BLOODのタッグベルト、あんなこと言ったんだからオマエら絶対防衛しろよ。私たちだってそれまでに変わってやるから。ねえ、HANAKO」

HANAKO「ハイ。まだあきらめたわけじゃないです。絶対にそのベルト、引っぺがしてやります」

白川「挑戦前に泣くのはやめてくれ。約束したでしょ、舞華と。喜んで泣くって。それじゃベルト取れないから、心も鍛え直しな。IWGP女子、岩谷麻優は昨日、IWGPの壁は高いと言ってましたが、壁はね、ぶち壊すためにあるんで、壁はぶち壊さないと革命は起きないんだよ。必ずその高い壁、わかってる、IWGPはすごーい高いところにあること。その壁をぶち壊して、新しいスターダムを引っ張るのは私です」

STARSのコメント

羽南「STARSが勝ちました! NEW BLOODのベルトにHANAKOと月山が興味があるというか挑戦したい気持ちを言ってくれたのはすごいうれしいから。17日、私たちちゃんと防衛して2人の挑戦を受ける」

飯田「受ける、受けるけど、受けるけれど、受けるからにはテメエらそこそこにもっと成長してろって話なんだよね。じゃないと挑戦は受け付けません」

岩谷「IWGP、2月23日、覚悟を見せます」

羽南「あと、217日、コグマさんが復帰しますので、みなさんぜひ見に来てください。We are STARS!」

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