2024/02/25 試合結果

2024年2月25日 『STARDOM in UTSUNOMIYA 2024』

『STARDOM in UTSUNOMIYA 2024
2月25日(日)ライトキューブ宇都宮(観衆464人=満員)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

6分57秒
ブレーンバスター→片エビ固め

八神蘭奈

◆シングルマッチマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

7分48秒
バズソーキック→片エビ固め

玖麗さやか

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
弓月

10分26秒
120%スクールボーイ

鹿島沙希
葉月 MIRAI●
○コグマ 朱里

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○星来芽依

11分46秒
流星龍

レディ・C●
桜井まい 上谷沙弥
ジュリア 林下詩美

◆10人タッグマッチ 20分1本勝負
○ジーナ

12分18秒
サンダーストラック→片エビ固め

渡辺桃
HANAKO スターライト・キッド
月山和香 フキゲンです★●
白川未奈 琉悪夏
舞華 刀羅ナツコ

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

10分54秒
ハイドレンジア

<挑戦者>
吏南 天咲光由

※第10代王者の吏南が6度目の防衛に成功

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○羽南

15分38秒
バックドロップホールド

安納サオリ
飯田沙耶 水森由菜●
岩谷麻優 中野たむ

試合詳細レポート

フューチャー・オブ・スターダム選手権試合調印式

 試合開始前にフューチャー・オブ・スターダム選手権試合の調印式がおこなわれ、岡田太郎社長、王者・吏南、挑戦者・天咲光由が調印書にサインをおこなった。

天咲「クイーンズクエストのスターダムの超新星・天咲光由です。今日、この会場で私がフューチャーのベルトを取って、てっぺんに咲きたいと思います」

吏南「大江戸隊のピンクデビル吏南です。栃木凱旋、そしてタイトルマッチということで、まあ、必ず勝って防衛して、このフューチャーのベルトの最多防衛記録にまた一歩近づきたいなって思ってます」

◆シングルマッチ 15分1本勝負
壮麗亜美

6分57秒
ブレーンバスター→片エビ固め

八神蘭奈

 ゴッズアイの壮麗亜美、八神蘭奈が同門対決のシングルマッチ。壮麗が八神に胸を貸す形だが、八神がどこまで壮麗に対抗し、なにをつかむかが問われる試合となりそうだ。

 八神が「お願いします!」と握手を求めると、壮麗も「お願いします!」と応じて試合がスタート。ロックアップから八神がバックを取ると、壮麗が腕を取る。八神が取り返すと腕の取り合いに。壮麗がヘッドロックで締め上げ「どうした?」と挑発。八神が脱出を試みてロープに振ると、ラリアットをかいくぐりドロップキックを連打。壮麗が受けて立つと、八神がエルボー連打からドロップキック。こらえた壮麗がショルダータックルで吹っ飛ばす。壮麗は八神をコーナーに追い込み逆水平の連打を浴びせる。八神が返すと、壮麗がボディースラム。返した八神が壮麗の突進をかわし、ハイキックからサッカーボールキックを連打。壮麗が返すと八神は腕十字。壮麗がエスケープすると、串刺しボディーアタック、ショルダータックル、逆エビ固め。八神がエスケープすると、壮麗は予告してブレーンバスター狙い。八神がこらえてエルボー連打。壮麗は「まだこいよ!」と挑発し受けて立つ。八神がドロップキックも2カウント。八神がミドルキック連打、壮麗がキャッチするが、八神がもう一発ミドルを打ち込む。返した壮麗に、八神は「決めるぞ!」とハイキック。かわした壮麗が逆片エビ固め。八神がエスケープしようと手を伸ばすが壮麗が中央に引き戻して締め上げる。八神がなんとかエスケープに成功。壮麗がストンピング連打、八神を引き起こしブレーンバスターの構え。八神が丸め込みから突進するがラリアットを食らう。壮麗が滞空時間の長いブレーンバスターを決めると八神が返せず、3カウントが入った。試合後、壮麗は何やら話しかけると八神を抱き寄せた。

◆シングルマッチマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

7分48秒
バズソーキック→片エビ固め

玖麗さやか

 当初はAZMvs鈴季すずvs玖麗さやかによる3WAYマッチが予定されていたが、前日に引き続きAZMが体調不良により欠場、鈴季vs玖麗のシングルマッチに変更された。シングルマッチになったことで、玖麗にとっては昨年5★STAR GP覇者の胸を直接借りる試合になる。鈴季にどこまで爪跡を残せるか?

 ロックアップで始まり、鈴季がロープに押し込む。鈴季がブレイクすると、玖麗がエルボー連打でコーナーに追い込む。玖麗が振ろうとするが、鈴季がコーナーに振って串刺しニーアタック。玖麗が返すと、鈴季は「勢いがいいなあ」と感想を漏らす。鈴季はキャメルクラッチにとり「かわいい顔してるなあ」と言って締め上げる。「オマエも中野たむと一緒にブサイクにしてやるう!」と顔面を攻撃。レフェリーに注意されると鈴季は「すいません」、場内後方で見ている中野と安納サオリに気づいて、「見てるじゃん」。すると鈴季は「どうしたんだよ、玖麗。やり返してこい」と挑発。玖麗が向かっていくと鈴季が蹴り倒す。鈴季は玖麗をロープに振って体当たり、顔面を踏みつける。ロープに振られた玖麗がドロップキック連打、鈴季が仁王立ちで受けて立つ。鈴季がミドルキックから引き起こしラリアット。玖麗がかわしてドロップキック、コーナーに振って突進。鈴季がかわすが、玖麗がスワンダイブ式アームホイップ、後方からドロップキック。鈴季が返すと、玖麗は「すず!」と絶叫しボディースラムの構え。鈴季が切り返すが、玖麗も切り返しエルボー連打。鈴季は「お疲れさま!」と強烈なエルボー、「終わりだ!」と逆片エビ固めで締め上げる。玖麗がなんとかエスケープに成功。鈴季は「終わりか?」とバックを取る。玖麗がこらえて脱出しバックエルボー連打。鈴季がニーから顔面へビッグブーツ、リング下からドロップキックを叩き込む。玖麗が返すと、鈴季はジャーマンの構え。玖麗が丸め込むが鈴季が返す。玖麗はスピアを決めるも3カウントには至らず。玖麗の突進に鈴季がトラースキック。玖麗が返すと、鈴季は「終わり!」とバズソーキック。玖麗が返せず鈴季がフォール勝ち。

試合後、鈴季は玖麗の髪をつかんでさらなる挑発行為。セコンドの水森が割って入ると鈴季が手を引いた。

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
弓月

10分26秒
120%スクールボーイ

鹿島沙希
葉月 MIRAI●
○コグマ 朱里

 ゴッズアイの朱里&MIRAI&鹿島沙希組とSTARSの葉月&コグマ&弓月組が6人タッグマッチで対戦。葉月&コグマのFWCに新人王・弓月が加わることでどんなチームワークが見られるか? 鹿島の起死回生には要注意だ。

 弓月が先発に名乗りを挙げると出ると、鹿島が「お、新人が出ます」と先発を買って出る。鹿島は「逃げんなよ」と言って弓月と対峙。試合が始まると鹿島がロープに振って弓月がアームホイップ、鹿島もやり返し視殺戦。鹿島が「仕事終わりました」とタッチをしようと背を向けるとSTARSが襲撃、トリオで鹿島を攻撃する。鹿島は弓月を無理やり自軍コーナーに追い込みMIRAIとタッチ。MIRAIは弓月にボディースラム、キャメルクラッチ。朱里が弓月の顔面を踏みつけると、鹿島が「新人コラ!」と加勢。朱里がサッカーボールキックを打ち込むが、葉月がカット。朱里は弓月をコーナーに追い込んで踏みつける。弓月が腕を取り三角飛び式フェースバスターからドロップキック。葉月が入り朱里を飛び越え、控えのMIRAIを落としてから朱里にミサイルキック、フェースロック。MIRAIと鹿島が合体するが、葉月がまとめてコードブレイカー、朱里をマットに叩きつけ顔面ウォッシュ。朱里がニーアタックからフロントネックチャンスリー、サッカーボールキック。MIRAIが葉月へミサイルキック。葉月が返すと、MIRAIのラリアットをかわしSTARSが乱入。葉月が二段蹴り、DDTを決めると、コグマがダイビングボディープレス。しかし、ゴッズアイのカットが間に合う。コグマがMIRAIのバックを取るが、MIRAIが切り返して羽根折り固め。MIRAIの突進をかいくぐり、コグマがDDT。コーナーに上がると、鹿島が昇竜拳でカットし、MIRAIがカナディアンの体勢からサイドに叩きつける。コグマが返してMIRAIとエルボーの打ち合い。コグマの突進を朱里が妨害、MIRAIがドロップキック。コグマが返すと、MIRAIがハリケーンドライバー。コグマがカバーを反転するが2カウント。MIRAIがカウンターのラリアットを叩き込むがSTARSがカット成功。葉月と弓月がダブルのドロップキックで朱里と鹿島を場外に送り出す。葉月がMIRAIにロープに振られると、葉月が場外トペで朱里と鹿島へ一直線、直後にコグマがMIRAIを丸め込んで3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○星来芽依

11分46秒
流星龍

レディ・C●
桜井まい 上谷沙弥
ジュリア 林下詩美

 ジュリア&星来芽依&桜井まい組と、クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&レディ・C組が6人タッグマッチで対戦。詩美と上谷がゴッデス・オブ・スターダム王者とあって、ジュリア&桜井は王者チームを意識しての試合となるか? また、上谷と星来の空中戦にも期待がかかる。

 レディが先発を買って出ると、ジュリアが出てくる。探り合いからレディがタックルでグラウンドへ。ジュリアが上になりコントロール。レディが切り返そうとするとジュリアが三角絞め狙い。レディが体重をのせてフォール。ジュリアが返すと「こいよ!」とレディを挑発。レディがエルボーを連打すると、ジュリアが一発で倒してみせる。桜井がレディにキックの連打。ジュリア組が3人でレディを捕獲する。桜井がレディにビッグブーツ、ロープに固定して攻撃する。桜井の突進を詩美と上谷が妨害し、レディがビッグブーツ。桜井が返すと、レディは逆水平、ニードロップ。上谷が桜井にストンピング連打、ボディースラム。詩美が桜井にボディースラム。桜井が返すと、詩美がコーナーに振って串刺しエルボーアタック。桜井がドロップキックをかわして詩美にドロップキック。パラダイスロック狙いを詩美が跳ね除ける。桜井はフェースクラッシャーからパラダイスロックへ。そして桜井は詩美を庶民扱い。タッチを受けたジュリアが入ると、レディが妨害。ジュリアがレディを詩美にぶつけ、詩美のパラダイスロックが解ける。ジュリアはレディを排除し詩美とエルボーを打ち合う、詩美がジュリアにサイドスラム。上谷がジュリアに串刺しニーアタック、ドロップキック。ジュリア組がトリオで上谷にビッグブーツ、ジュリアが上谷を後方に投げつける。星来が上谷にドロップキック。上谷がカウンターのドロップキックを星来に決める。レディが星来にビッグブーツ、ショルダータックル。星来が返すと、レディはコブラツイスト狙い。星来が切り返してロープに振るが、レディがコブラツイストを決めて締め上げる。レディはエスケープさせずに河津落とし、グラウンドでコブラツイスト。星来がエスケープすると、エプロンからドロップキック、セカンドロープからのドロップキック。レディが突進をかわし詩美と上谷がサンドイッチ攻撃。レディがチョークスラムを狙うが星来が切り返す。詩美が星来をアルゼンチンに捕獲しレディのネックブリーカーと合体。レディが星来にチョークスラムも2カウント。10分経過。レディが星来のバックを取るがジュリアが乱入しバックドロップ。桜井がレディにミサイルキック、星来がスリーパーでギブアップを迫る。混戦からリング上はレディと星来。レディがカウンターでネックブリーカー、星来がドロップキック。レディが返すと、星来はフィニッシュを予告し流星龍。レディがギブアップし、星来の勝利となった。

◆10人タッグマッチ 20分1本勝負
○ジーナ

12分18秒
サンダーストラック→片エビ固め

渡辺桃
HANAKO スターライト・キッド
月山和香 フキゲンです★●
白川未奈 琉悪夏
舞華 刀羅ナツコ

 舞華&白川未奈&ジーナ&月山和香&HANAKO組のE neXus Vと、刀羅ナツコ&渡辺桃&スターライト・キッド&琉悪夏&フキゲンです★組の大江戸隊が10人タッグマッチで激突。ユニット総力戦で最後に勝ち名乗りを受けるのは?

 桃と舞華が先発で対峙。グラウンドの攻防でスタートし、舞華が腕十字を狙う。桃がマウントを取り腕十字にいこうとするも、舞華が上になってカバー。両者立ち上がると蹴りをかわし合い、舞華がショルダータックルで桃を吹っ飛ばす。月山が桃にヒップアタック連打。桃がかわしてエプロンからフキゲンがスポーツ紙で殴打する。大江戸隊が月山を捕獲し連係で攻撃。ナツコがセントーンを決めるが、舞華がカット。ナツコが月山にフェースロック。ほかの選手が場外戦を繰り広げる。ナツコが月山に逆水平、ブレーンバスター。フキゲンが月山をスポーツ紙で連続殴打、鼻をつまんで攻撃。琉悪夏が月山のエルボーに仁王立ち。月山が先回りして琉悪夏にフェースクラッシャー。HANAKOが琉悪夏に突進もかわされる。しかしHANAKOは大江戸隊を蹴散らし、全員に2方向で串刺しボディーアタック、琉悪夏にニードロップ。HANAKOと琉悪夏がショルダーをぶつけ合い、HANAKOが打ち勝つ。HANAKOは琉悪夏をコーナーに振るがカウンターでショルダータックルを食らう。さらにHANAKOがショルダーをぶつけていく。キッドが白川にストレッチマフラー狙い。白川が切り返し足4の字の態勢へ。キッドが脱出しストレッチマフラーも、エスケープを許す。白川が足をロックするが、キッドがエスケープ。キッドが足4の字狙いを回避し白川のヒザを蹴る。白川もキッドのヒザを蹴り飛ばす。キッドの突進に白川がカウンターでドロップキック、足4の字固め。大江戸隊がいっせいに乱入しカットする。舞華と白川が合体し、キッドをマットに叩きつける。ジーナがキッドをマットに叩きつけるとダブルアームスープレックス。キッドが返すと、ジーナの打撃をかわしてコルバタ、ドロップキック。フキゲンがジーナへ串刺し攻撃。しかし、そのたびにジーナが足を出してカットする。機嫌を悪くしたフキゲンがレフェリーを振るが、反対に振られる。すると大江戸隊がいっせいに乱入し、ジーナに串刺し攻撃、フキゲンがダイビングセントーン。10分経過。フキゲンがブレーンバスターと見せかけ丸め込む。ジーナが返すと、白川をフキゲンに叩きつける。乱戦からジーナがフキゲンを抱え上げる。フキゲンが丸め込みから突進すると、舞華とジーナが合体、振り子式にフキゲンを叩きつけ、ジーナがサンダーストラック。フキゲンが返せず3カウントが入った。

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

10分54秒
ハイドレンジア

<挑戦者>
吏南 天咲光由

※第10代王者の吏南が6度目の防衛に成功

 吏南のフューチャー・オブ・スターダム王座に天咲光由が挑むタイトルマッチ。吏南は昨年5・12品川で壮麗亜美を破りフューチャー王座戴冠、以来5度の防衛に成功しており、今回が6度目の防衛戦となる。吏南を直接破ることで挑戦をアピールした天咲は、22年8・21名古屋で羽南に挑んで以来、これが2度目の挑戦となる。姉・羽南のⅤ10超えをめざす吏南が地元・栃木県で防衛なるか、それとも超新星と言われた天咲がついにベルトを手にするのか。前日のタッグによる前哨戦では時間切れの引き分けも、天咲が王者に肉薄するシーンが多く見られたが…。

 天咲がドロップキック、エルボー連打で先制。吏南が走らせずにコーナーに叩きつけると、エルボー連打のお返し。ヘアーホイップで叩きつけると「このクソヤロー!」と顔面を踏みつける。止めに入ったレフェリーをクソジジイ扱い。カバーを返された吏南は、ワキ固めでギブアップを迫る。天咲がエスケープすると、吏南は右腕をロープにかけて締め上げる。吏南はコーナーからダイビングダブルニーを右腕に投下。天咲がエルボーで向かっていくと、吏南が「こいよ!」と仁王立ち。吏南の突進に天咲がドロップキック、DDT。吏南が返すと、天咲が串刺しで突進。吏南がかわして串刺しダブルニーアタック、ドロップキック。天咲が返すと、吏南が卍固めに入る。そこから丸め込むが2カウント。吏南は「上げるぞ!」と予告してノーザンの構え。天咲が切り返し高角度DDT。天咲は「決めるぞ!」と叫んで天聖の構え。吏南が切り返すと天咲がエルボー、吏南が走らせずにノーザンライト。天咲がコーナー上の吏南にエルボー連打。吏南が落とすが天咲が立ち上がりDDT。場外に出た吏南に天咲がプランチャ。天咲は吏南をリングに戻し、コーナーからフェースクラッシャー。吏南が返すと、天咲は「決めるぞ!」と絶叫、天聖を狙う。吏南が切り返して払い腰。両者ダウン状態から立ち上がり、エルボーの応酬。立ち上がっても打ち合い、吏南がビッグブーツ。吏南が突進すると天咲がドロップキック、DDT狙い。吏南が切り返しリバースブレーンバスター。吏南はボディースラムで叩きつけダイビングダブルニードロップ。しかし、天咲の肩が上がる。吏南がピンクデビルの体勢も天咲が天橋立で押さえ込む。吏南が返すが天咲がスイングDDT。天咲は腕を取って変型DDT。しかし、吏南が肩を上げる。10分経過。天咲がフィニッシュを宣言し天聖、吏南が切り返しジャックナイフ。吏南が卍固めからハイドレンジアへ。吏南が中央にもっていき締め上げると天咲がギブアップ、吏南の防衛となった。

吏南「防衛6度目成功したぞー! あ~、天咲光由、オマエとはここ最近、勝ったり負けたり引き分けたり、吏南はやり合えて楽しかったよ。ただひとつ、オマエにベルトはまだまだ遠いんだよ、バカヤロー!」

天咲「おい吏南、ここ1カ月で試合何試合もして、いままでで一番楽しかったんだよ、バカヤロー! だから私は、吏南を倒すことも諦めないし、そのベルトも諦めきれねえんだよ!」

吏南「いいじゃん、またやろうよ」

吏南と天咲が髪をつかみ合い、吏南が天咲を突き放す。

吏南「ってことで、今日6度目防衛成功したってことで、吏南には目標があって、それは最多防衛記録。10でしょ、あと4回、それ以上。吏南ならできると思わない、みんな? スターダムにいるかなって思ったけど、オマエだよ、(セコンドについていた)妃南。ひとつ言うと吏南は挑戦者のときケガして早々復帰したヤツに挑戦させるかとか言ってたけど、それはいまも一緒だよ。テメエが復帰してすぐに挑戦させるわけねえだろ。早く復帰して、挑戦してこいよ」

妃南「まずは6度目の防衛おめでとう。フューチャーのベルト、吏南が言う通り、復帰してすぐ挑戦しろとは言わない。でも、必ず吏南が持ってるこのフューチャーのベルトに挑戦するから、それまでオマエが持ってろ」

吏南「ってことで、今日メインじゃないのがなんかハテナって感じですけど。ふつうねえ、吏南が凱旋なんだからメインだろうよ! おい、おい、ふざけんじゃねえ。言っとくけどなスターダムの中でもフューチャのベルトが一番なんだよ、バーカ!」

◆6人タッグマッチ 30分1本勝負
○羽南

15分38秒
バックドロップホールド

安納サオリ
飯田沙耶 水森由菜●
岩谷麻優 中野たむ

 STARSの岩谷麻優&羽南&飯田沙耶組とコズミックエンジェルズの中野たむ&安納サオリ&水森由菜組が6人タッグマッチで激突。STARSは岩谷がIWGP女子王者で、羽南&飯田組がNEW BLOODタッグ王者というチャンピオントリオ。対するコズエンは、元赤いベルトの王者・中野と現・白いベルトの王者・安納のタッグに中野不在のコズエンを支えた水森を加えたトリオでSTARSに対抗する。そして、メインに登場する栃木県出身の羽南が準凱旋試合で地元に錦を飾れるか?

 水森が手を上げて先発に名乗り。中野が胸を叩いて送り出す。STARSからは飯田が先発。ロックアップでスタートし、力比べ。ショルダーをぶつけ合い、エルボーの応酬へ。水森が突進すると飯田がショルダータックル。水森もやり返し突進、飯田が受け止めボディースラム。STARSが合体し、トリオで水森を攻撃、3方向からドロップキックを決める。水森が返すと、羽南の突進を中野がカット、安納のビッグブーツから水森がショルダースルー。コズエンがトリオで羽南の背中にドロップキックをぶち込む。水森がギロチンドロップを投下も、羽南が返す。安納が羽南をロープに固定すると、コズエンで合体。反対側でも固定し、安納がロープ越しにチンロック、中野と水森が加勢する。安納は羽南にレッグロックからブリッジ、足4の字固めに移行。そこに中野が首4の字固め、水森がボディープレス。中野が羽南に串刺しボディーアタック、ミドルキック連打、カカト落とし。羽南が中野にエルボー連打、中野がやり返し一発で倒す。羽南がエルボーをさらに連発、中野が再び一発で吹っ飛ばす。中野がコーナーに振るが羽南が反転してボディーアタック。岩谷が中野にドロップキック、バックキック、ドロップキック。コズエンが乱入すると、岩谷が安納と水森にまとめてアームホイップ、中野にドロップキック。飯田が中野にショルダータックル、逆水平連打、ジャンピングチョップ。中野が突進をかわし、飯田にバックドロップ。安納が飯田へミサイルキック、飯田がショルダータックル。安納がブレーンバスターを阻止も、飯田がラリアット、エルボードロップ。羽南が安納にニーアタック、ランニングエルボースマッシュ。安納が返すと、羽南がダブルリスト狙い。安納が切り返すが羽南がエルボースマッシュ。安納が延髄斬りからブロックバスターホールド。水森が羽南にダイビングショルダータックル。羽南が突進をかわすが、水森が至近距離からドロップキック。水森がエルボー連打から突進。飯田がカットし羽南が払い腰で水森を叩きつける。STARSが合体フェースクラッシャーを狙うが、コズエンが阻止して水森が羽南に逆逆エビ固め。羽南がエスケープすると。水森がボディースラム、ラリアット。羽南がかわしランニングエルボースマッシュ。コーナーの羽南を安納がカットしブレーンバスター、中野がバイオレットシューティング、水森がラリアット。水森は羽南を引き起こし担ぎ上げる。岩谷がトラースキックでカットし、飯田と羽南がサンドイッチ攻撃、羽南がフェイマサ―。水森が返すと羽南はフィニッシュを宣言。しかし水森が、ラリアット連打、ハリケーンドライバー。決まったと思われたがSTARSのカットが間に合う。中野が場外プランチャで舞うが、STARSにかわされる。STARSがエプロンから同時プランチャ。STARSが水森をリングに上げ、合体フェースクラッシャー。羽南がブロックバスターホールド。しかし、カットされてしまう。羽南はフィニッシュを宣言して水森にバックドロップ狙い。水森がこらえてラリアット。羽南が立ち上がりバックドロップ。15分経過。羽南と飯田が合体で水森を叩きつけ、羽南がバックドロップホールド。3カウントが入り、羽南が水森をフォールした。

羽南「栃木の凱旋試合、羽南がメインで勝ちました! 私の地元は宇都宮じゃなくて、下野市というところなので、そこでも凱旋やりたいです、社長! やりたいです」

岡田社長「がんばりましょう」

羽南「考えてください、お願いします。来月はシンデレラ・トーナメントというシングルのトーナメントがあります。そこで優勝したらドレスが着れるんですよ。私はいまスターダムで、一番シンデレラに近い女としてやらせてもらってるんですよ。お見知りおきをお願いします。だから次、ここに帰ってくるときはシンデレラになった羽南で帰ってきたいと思います。そのときは観に来てくれますか? いまを信じて明日に輝け、We are スターダム!」

STARSのコメント

羽南「栃木の凱旋、私が勝ちました! 今日はね相手に安納サオリがいて、私の今年の目標照準は白いベルト取ることなのでシンデレラ・トーナメント優勝して、シンデレラになって、栃木にも帰ってきますし、ベルトももっと意識していきたいと思います」

飯田「自分も白いベルト狙ってるから、羽南さんにその座は譲るわけにはいかないので、私も安納サオリ狙ってます」

岩谷「そうですねえ、2024年、私はシンデレラ・トーナメント出ませんけども、個人的にはこの2人で決勝争ってほしいし、この2人ならシンデレラにふさわしい闘いをしてくれてると思うので、決勝戦を楽しみに、どっちかが必ず上がってくれることを祈ってます。がんばってください」

羽南「ありがとうございます」

STARS「We are STARS!」

コズエンのコメント

水森「羽南がいま一番勢いがあるっていうのはわかってる。だからこそ次は絶対にこの負け、取り戻す」

中野「もうすぐシンデレラ・トーナメントも始まるから、ゆなもんは優勝してコズエンのシンデレラになって」

安納「ウチらは出えへんやん。どうする?」

中野「たむは、みんなのシンデレラだから、出ない」

安納「私は?」

中野「みんなのマレフィセント?(笑)」

安納「いや、悪もんやん」

中野「え、なにするの?」

安納「でもさ、2月たむが復帰したやん。そこからけっこう久々に組んでみて、改めて思ったけど、たむはたむやな」

中野「何それ? なんじゃい? まあまあ、もうすぐね、きっとなっちゃんも帰ってくる。玖麗も入って、またコズエンみんなで頂点めざしてがんばろう」

水森「たむさん、玖麗はまだコズエンには入ってません。入ってません。わかりますよ、みんなも、そして、たむさんもサオリさんも認めてる気持ちはわかります。でも、見守ってください。トロピカルシーザー」

中野「トロピカルシーザーってなに?」

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