『STARDOM in KORAKUEN 2024 Apr.』
4月12日(金)東京・後楽園ホール(観衆1390人=満員)
試合結果
◆6人タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
〇中野たむ |
10分18秒、 バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め |
水森由菜● |
安納サオリ | さくらあや | |
なつぽい | 玖麗さやか |
3・30仙台でおこなわれたトロピカル審査において、コズミックエンジェルズの正規メンバーをめざすさくらあやと玖麗さやの見習い2人が直接対決。試合がドローに終わると審査員の水森由菜が両者合格を言い渡した。しかし、リーダーの中野たむが物言い。これにより、中野たむ&安納サオリ&なつぽい組vs水森由菜&さくらあや&玖麗さやか組の6人タッグマッチがおこなわれることになった。期せずしてさくらと玖麗を引っ張る形にもなった水森。はたしてこの試合で2人のコズエン入りに結論が出るのか?それとも…。
見習い軍が握手を求めると、中野らがしっかりと応じる。すると、水森組がいっせいに攻撃して試合がスタート。3人を中央にしてドロップキック。しかし、全員がカウンターのエルボーを浴びてしまう。中野となつぽいがバックキック、安納がビッグブーツ、トリプルドロップキックを玖麗に見舞う。安納がカバーするが2カウント。玖麗がエルボー連打からドロップキック連打も、安納が受けて立つ。なおも玖麗が安納にエルボー連打、安納が「もっとこいよ!」と打ってこさせる。安納が玖麗の突進をかわす、玖麗はエプロンからスワンダイブのアームホイップ、ドロップキック。さくらが入り、玖麗と合体。しかしなつぽいがカットし、安納とともにさくらにサッカーボールキック。中野がさくらを引き起こし、エルボー連打を受けて立つ。中野がロープに振ってさくらにエルボー。ダウンのさくらは引き起こされるとミドルキック連打。中野の突進にもミドルキックを打ち込み、串刺し式で後ろ回し蹴り。さくらに中野がスピンキック、バックを取るとさくらがエスケープもニーアタック。再度バックを取るがさくらがこらえて玖麗がドロップキック。中野の突進にさくらと玖麗でドロップキック。水森が中野に串刺しラリアット、ギロチンドロップ。中野が返すと、水森がヘッドロック。丸め込みから中野がサブミッション。さくらと玖麗がなつぽいと安納を分断し、ダブルで中野にエルボー連打。中野がやり返し突進するが、さくらと玖麗がカットしドロップキック、水森がラリアット。水森ら3人がまとめて場外ダイブ。玖麗がスピア、さくらがダイブし、水森がダイビングボディープレスを中野に浴びせる。安納となつぽいがバックを取るが、さくらと玖麗が切り返してネックブリーカー、水森がハリケーンドライバーで中野をマットに叩きつける。返した中野に水森はフィニッシュを宣言し、肩車の体勢。中野が切り返しジャーマンも2カウント。中野が水森を引き起こしバイオレットスクリュードライバー狙いで持ち上げるが、ラリアットを食らう。水森がラリアットにいくが中野がスピンキック、なつぽいとトラースキックで競演。中野はバイオレットシューティングもカットされる。安納となつぽいがさくらと玖麗を排除し、コズエンでカカトと落とし、バイオレットスクリュードライバー決める。3カウントが入り、中野が水森を破った。
中野「さくら、玖麗、ゆなもん。全員まだまだだね。コズエンに必要なもの、かわいさでも愛嬌でもダンスのうまさでもない。プロレスラーにとって一番大事なこと何かわかる? もっと自分をさらけ出すこと! 今日、いや、トロピカル審査? 3人とも…合格です!
泣いてるう(笑)」
中野が搭乗員を紹介。
中野「宇宙一かわいいたむちゃん。妖精なつぽい、そしてサオリちゃん。そして、トロピカル審査委員長うゆなもん! そして今日から正式メンバーの玖麗!そしてさくら! 私たちもアナタたちもデリシャース、ウ~~ンマ!」
COSMIC ANGELSコメント
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
●月山和香 |
9分29秒、 黒虎脚殺 |
スターライト・キッド〇 |
HANAKO | 琉悪夏 |
E neXus Vの月山和香&HANAKO組と大江戸隊のスターライト・キッド組がタッグで対戦。キッドは初のアメリカ遠征においてスパーク女子世界王座を奪取し、海外のベルトを奪っての凱旋試合でもある。月山&HANAKO組はNEW BLOODタッグ王座挑戦もベルト奪取を逃しており、再びチャンスをつかみたい。元王者のキッドと、NEW BLOOD世代の琉悪夏が相手だけに絶好のアピール機会にもなりそうだが…。
月山とHANAKOが奇襲攻撃。琉悪夏を捕獲し、ダブルで攻め込む。HANAKOが月山を琉悪夏の上に落とす。月山はヒップアタックを連打し突進。琉悪夏がかわしてキッドが背中にキック。替わったキッドが月山をコーナーに乗せて攻撃。カバーを返した月山にニークラッシャー。琉悪夏が月山を踏み潰すと、「さっきの威勢どうしたんだよ」と挑発し、エルボー連打を受けて立つ。琉悪夏の一発で月山がダウン。しかし、月山が走らせずにフェースクラッシャー。HANAKOがキッドを持ち上げ琉悪夏にぶつけると、串刺しボディーアタック、ニードロップ。琉悪夏が返すと、HANAKOの突進を妨害し、クロスボディー。HANAKOが返すと、キッドのボディーアタックを受け止めバックブリーカー。振られたキッドが「なめんな!」とドロップキック、その場跳びムーンサルト。HANAKOはキッドにブレーンバスター狙い。キッドがこらえると、HANAKOはエプロンに出して、ロープ越しにブレーンバスターを決める。月山がキッドにミサイルキック、ヒップアタック連打。返したキッドに月山は極楽ドン狙い。キッドはカウンターでドロップキック、ストレッチマフラー。しかし、HANAKOがカットする。キッドの突進をHANAKOが妨害。琉悪夏がHANAKOを捕まえるが、ラリアットを誤爆させる。HANAKOと月山が合体してキッドにプレス。月山が極楽ドンを決めるが、キッドが返す。キッドが丸め込みからストレッチマフラー。月山が切り返し、丸め込みの応酬に。月山がオースイスープレックスにいくが、琉悪夏がボディープレスでカットする。琉悪夏はHANAKOを場外に送り出し、キッドとダブルで月山を叩きつける。キッドはドラゴンスクリューから黒虎脚殺へ。月山がギブアップしキッドの勝利となった。
スターライト・キッド&琉悪夏コメント
月山和香&HANAKOコメント
◆3WAYタッグマッチ15分1本勝負 | ||
鹿島沙希 |
5分53秒、 120%スクールボーイ |
〇コグマ |
●八神蘭奈 | 向後桃 |
※もう1組はレディ・C&天咲光由
ゴッズアイの鹿島沙希&八神蘭奈組、クイーンズクエストのレディ・C&天咲光由組。STARSのコグマ&向後桃組が3WAYで激突。4・4フィラデルフィアでハイスピード王座を奪回した鹿島が日本凱旋でタッグの3WAY。ハイスピードの新王者が試合をかき回しそうだ。
コグマが「クマやりたい人」を募集すると、鹿島と天咲が一緒にクマポーズを披露しハイタッチ。すると鹿島が、「走りたい人」を募る。コグマと天咲がロープに振るが、鹿島はゆっくりと歩いてリング外へ。八神がドロップキックを浴びせるが、コグマと向後が合体し、天咲と八神にボディープレス。控えの鹿島は
「八神走れ!」と指示。向後の突進に天咲がドロップキック、DDT、鹿島が入りカバーを横取り。レディが鹿島にビッグブーツ、向後にもまとめてネックブリーカー。レディは、さらに鹿島と向後にコブラツイスト狙い。切り返した向後がレディと鹿島にボディーアタック、619を決める。コグマがレディと鹿島にボディーアタック。鹿島がかわしてレディだけにヒットさせる。八神がコグマにエルボー連打。コグマがやり返し、串刺しボディーアタック。八神がかわし、天咲がドロップキック、レディがコグマにショルダータックル。レディはコグマにチョークスラム狙い。コグマが切り返すと、天咲が加わりコグマを叩きつける。レディのカバーを八神がカットし、コグマにミドルキック連打。八神がコグマにドロップキック、串刺しハイキック。「ちょっと遠い」と、鹿島が八神に距離を変えさせてダイビングフットスタンプ投下。天咲がDDTも、コグマがドロップキック、八神にミサイルキック。八神が返すと、コグマはジャーマンの構え。八神が切り返しレディがビッグブーツ。かわしたコグマが八神を丸め込み、3カウントを奪ってみせた。
コグマ&向後桃コメント
鹿島沙希&八神蘭奈コメント
◆6人タッグマッチ20分1本勝負 | ||
鈴季すず |
11分42秒、 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め |
刀羅ナツコ |
星来芽依 | 吏南〇 | |
●梨杏 | フキゲンです★ |
鈴季すず&星来芽依のゴッデス・オブ・スターダム王者チームに梨杏が合流、刀羅ナツコ&吏南&フキゲンです★組の大江戸隊が6人タッグマッチで対戦する。デビュー3戦目の梨杏には初めての6人タッグマッチ。タッグ王者のクレイジースターが、新人の梨杏をいかにして引っ張っていくかが注目される。
星来とフキゲンが先発に名乗りを挙げて試合がスタート。星来のドロップキックをフキゲンがかわしロープワーク。フキゲンが喫煙ポーズでフェイントをかけ、再びロープワークの攻防に。梨杏がフキゲンにドロップキック。フキゲンは鼻をつまんで梨杏にチョップ。吏南が梨杏にヘアーホイップ連発の洗礼。ナツコが梨杏をコーナーに追い詰め顔面を踏みつけると、高々とボディースラム、逆エビ固め、ブレーンバスター、セントーン。梨杏がドロップキックもナツコがかわす。ナツコの突進を星来が妨害し、梨杏がドロップキックを決める。鈴季がナツコに串刺しニーアタック連打、サッカーボールキック。フキゲンが鈴季をカットしナツコと合体、しかし鈴季がまとめてスピア。鈴季がナツコのバックを取るがこらえられる。鈴季がエルボーも、ナツコがバックフリップ。ナツコが鈴季にキャノンボール狙い。しかし星来がカット。すると吏南が払い腰を星来に決めて、ナツコが2人まとめてキャノンボール。吏南が鈴季にビッグブーツ、卍固め。鈴季が返すと、吏南のビッグブーツを乾いて背後からニーアタック、リング下から顔面を蹴り上げる。梨杏が吏南にドロップキック、エルボー連打。吏南は梨杏を走らせずに髪を引いて倒すとボディースラム。梨杏が吏南をかいくぐりドロップキックも2カウント。梨杏はボディースラムの体勢も、吏南が切り返す。こらえた梨杏が突進するが吏南がかわす。それでも梨杏がコルバタを決めてボディースラムで叩きつける。吏南が返すと、梨杏はフィッシャーマン狙い。吏南がこらえてハイドレンジア。しかし鈴季と星来にカットされる。吏南は梨杏を寝かせてダイブ。梨杏がかわすと鈴季と星来が吏南を合体コードブレイカー、梨杏がフィッシャーマンを決めるが2カウント。梨杏は押さえ込みの連続も3カウントには至らず10分経過。梨杏をかわして吏南とフキゲン、ナツコが串刺し攻撃。吏南がフィッシャーマンで叩きつけるが、梨杏が返して丸め込み。吏南が返すと梨杏が再度丸め込みへ。吏南が返すと梨杏がエルボー連打。吏南がカウンターでビッグブーツを叩き込み。払い腰からダイビングダブルニードロップ。3カウントが入り、吏南が梨杏をフォールしてみせた。試合後、プロミネンスのテーマ曲がかかり、世羅りさ、柊くるみ、藤田あかね、夏実もちのプロミネンス勢が登場、リングに上がる。
世羅「プロミネンスです。タッグ戴冠おめでとう。どこでも他団体でもやるって言ってたから、来てやったよ。真っ先にプロミネンスに挑戦させろ。もちろん逃げねえよな」
鈴季「オマエさ、鈴季すずのこと好きすぎだろ! なんだって? クレイジースターの持つゴッデスに挑戦したいって? なかなかいいセンスしてんじゃん。クレイジースターはこのゴッデスのベルト、いっぱい防衛したいんで、今すぐにでもやってやりたいんだけど、いまは試合後だからちょっと。すぐやろう。来週の大阪どうですか?」
世羅「もちろんやりましょう。ただその前に、明後日の浜松行ってやるからさ。このメンバーと前哨戦やろうや」
鈴季「いいよいいよ、いいよな、岡田。OK。やってやるよ あのときの鈴季すずといまの鈴季すずは全然違うから、覚悟しとけ!」
鈴季すず&星来芽依コメント
◆4WAYバトル20分1本勝負 | ||
●壮麗亜美 |
8分4秒、 ピーチサンライズ |
〇渡辺桃 |
※残り二人は葉月、ジーナ
STARSの葉月、ゴッズアイの壮麗亜美。E neXus Vのジーナ、大江戸隊の渡辺桃が一度に闘う4WAYマッチ。舞華の保持するワールド・オブ・スターダム王座への挑戦が決まっている桃を中心に、複雑な駆け引きが展開される。
桃がひとりリングを下りて試合開始。3人が慎重に手四つの構え、葉月が狙われショルダータックルを食らうが、すぐに立ち上がりロープワークの攻防にもっていく。葉月は2人を鉢合わせにしてアームホイップ、まとめて顔面ウォッシュ。しかしリング下から桃が足を引っ張り妨害。壮麗とジーナが葉月にショルダータックル。壮麗とジーナがチョップの打ち合い。ジーナは桃を呼び込みチョップ合戦に加える。ジーナの連打で壮麗、桃が悶絶。ジーナはさらに葉月も招いてチョップを打たせる。ジーナが受けて立ち、桃、壮麗、葉月に連打。葉月と壮麗が合体を試みると、葉月と桃が壮麗にニーアタック。桃がPK。葉月がセントーン。葉月が返すと、桃とエルボーを打ち合う。壮麗が割って入るとジーナがエルボー。ジーナと壮麗がラリアット、ショルダータックルで桃と葉月を吹っ飛ばす。ジーナと壮麗がラリアット合戦。壮麗がエルボー連打、葉月をジーナに投げつけるがジーナがキャッチ。葉月が叩きつけると壮麗と桃にミサイルキック。ジーナが葉月をキャッチし変型サイドスラム、壮麗にはダブルアームスープレックス。ジーナは「オワリ!」と叫んで壮麗を持ち上げる。壮麗が切り返すがジーナがノーザンライト。そこへ葉月がダイビングセントーン。桃がカットし、葉月にエルボー。葉月がかわしてDDT。桃はバットで葉月を殴打。壮麗がバットをかわしラリアット。壮麗は桃に雷の如く狙いも切り返されて叩きつけられる、桃はテキーラも2カウント。ピーチサンライズを決めると壮麗が返せず3カウントが入った。
渡辺桃コメント
壮麗亜美コメント
葉月コメント
◆タッグマッチ20分1本勝負 | ||
△岩谷麻優 | 時間切れ引き分け | 朱里 |
羽南 | ジュリア△ |
岩谷麻優&羽南組のSTARSと、朱里&ジュリア組がタッグで対戦。この試合がスターダムラストマッチとなるジュリアはドンナ・デル・モンド時代に組んでいた朱里とのアルトリヴェッロカバリアン(アリカバ)を復活させ、スターダムマットを去ることとなる。IWGP女子王者・岩谷と前STRONG女子王者ジュリアが最後の遭遇。アメリカマットも沸かせてきた2人を中心に、どんな闘いが見られるか?
朱里&ジュリアが南側客席から登場。朱里とジュリアが握手を交わすと、岩谷と羽南が手を差し出す。朱里、ジュリアとも応じて、先発は岩谷とジュリア。朱里はジュリアをハグして送り出す。ジュリアコールに岩谷はイヤそうな表情。場内はマユコールとジュリアコールが交錯し、慎重に手四つ。岩谷がゆらゆら動かすとジュリアが「めんどくせえな!」。すると両者がガッチリとロックアップ。岩谷が腕を取ると、ジュリアが足を取ってヘッドロック。ジュリアがショルダータックル、岩谷がアームホイップ、ドロップキック。STARSが合体し、ジュリアに連係で攻撃、ダブルのドロップキックを後方から放つ。羽南がジュリアに後方アタック。朱里が乱入し、ジュリアと合体、ダブルの串刺しショルダータックルからダブルでドロップキック。羽南が返すと、ジュリアがネックブリーカー。朱里とジュリアが自軍コーナーで羽南を攻撃。朱里がサッカーボールキックも、羽南が返す。朱里はもう一発打ち込み、コーナーに追い込んでストンピング連打、串刺しニー。ジュリアが羽南の髪を束ねてスリーパー。羽南のエルボー連打をジュリアが受けて立つと、エルボーでダウンさせる。朱里がストンピング連打から顔面を踏みつけるとDDT。返した羽南に朱里がミドルキック連打。羽南が返すと、朱里はチンロック、スリーパー。羽南がエスケープするが、朱里がニー連打。朱里の突進に羽南は払い腰。替わった岩谷が、朱里へダイビングフットスタンプ。ジュリアが岩谷に突進もかわされてドロップキックを食らう。岩谷の突進をアリカバがかわす。岩谷は2人をコーナーに追い込み。まとめてアームホイップ、ドロップキック。バックの取り合いから朱里がドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリー。岩谷が返すと、朱里がサッカーボールキック。ジュリアが岩谷に丸め込みからSTFへ。10分経過。岩谷がエスケープすると、ジュリアが後方に投げつける。返されたジュリアはコーナーへ。岩谷が追いつき、ヘッドバットから雪崩式フランケンを決める。さらにバックを取りジャーマンでホールド。ジュリアが返すと、岩谷がコーナーへ。朱里が止めて、ジュリアが雪崩式ダブルアームの構え。朱里が加わり、トップから2人を叩きつける。つづけてジュリアがファルコンアローも、岩谷がクリアー。ジュリアは岩谷にグロリアスドライバー狙い。岩谷が切り返しトラースキック。替わった羽南がジュリアにランニングエルボースマッシュ4連打。ジュリアが返すと、羽南が腕十字、しかし、朱里がギロチンでカット。羽南のスープレックスをジュリアが切り返すと朱里が加わり、ダブルの打撃から羽南をマットに叩きつける。羽南が返すと、ジュリアが腕をロックしサブミッションで固める。15分経過。羽南の足がロープに到達。ジュリアはフィニッシュを予告してグロリアス狙い。岩谷がミサイルキックでカット、朱里をコルバタで分断。羽南がプランチャ、岩谷がトペで同時に場外へダイブ。ジュリアがリングに戻され、羽南がフェイマサ―、ブロックバスターホールド。ジュリアが返すと、羽南がバックを取る。ジュリアが丸め込むが2カウント。返した羽南にジュリアがバックドロップ連発。羽南が立ち上がり、エルボースマッシュでかち上げる。岩谷と羽南が合体し、ジュリアを前方に叩きつける。残り2分。リング上は羽南とジュリア。羽南がジュリアをコーナーに乗せてバックを取る。朱里がカットし、ジュリアとニーアタック、大蛇で叩きつける。しかし、岩谷のカットが間に合い、残り1分。ジュリアがグロリアスドライバーを決めるが、岩谷がカット成功。ジュリアが持ち上げるも、羽南が切り返して丸め込む。朱里がカットし、ジュリアが羽南を引き起こす。残り10秒で羽南がバックドロップホールド。2カウントが入り朱里がカットしようとしたところでタイムアップとなった。
羽南「ジュリア、ジュリアと闘えてよかった。私とジュリアはさあ、同期じゃん。同期なんだよね。今日はドローで決着つけられなかったけど、私はスターダムで成長して、オマエからスリー(カウント)取ってやるよ!」
ジュリア「後楽園ホールにお越しの諸君、ごきげんよう! そう、私と羽南ちゃんは、なんと同期、です。まあ、私はこないだ30歳になったけど、キミはいま何歳だ? 19歳? OK、OK。若いはいいねえ、同じ同期だけど10個以上(離れている)? 私が言いたいこと、羽南ちゃん、キミと初めて会ったときは、まだ私も20代だったけど、キミはまだ高校生だったよね。それがさ、ホーントにマジすごくなったねえ! ビックリした! まだまだ未来が、たくさん広がってるじゃん。だからこのスターダム、キミがいれば大丈夫だよなあ、なあ! だから、羽南ちゃん、こんど白いベルト闘うんでしょ。チャンピオンになるの楽しみにしてるから頑張ってくれたまえ!羽南ちゃん。そして、岩谷麻優! 岩谷麻優、私は、岩谷麻優といつかベルト懸けてシングルマッチがしたかったんだけど、それは叶うことができなかった。けど、私はもっともっとでっかくなったときに、岩谷麻優、オマエと、絶対また闘いたいと思ってる。だから岩谷麻優、スターダムの女子プロレスのアイコンとして、ポンコツもほどほどに、よろしくな。ありがとうございました!」
ジュリアが岩谷に手を差し出すと、ジュリアがそれを引いてジュリアが再びマイク
ジュリア「もう一回、必ず。アリベデルチ!」
岩谷が退場。
朱里「そして朱里!朱里!朱里!」
朱里がリングに上がる。
ジュリア「朱里、朱里にも一言。出会ってくれてありがとう!」
朱里とジュリアがハグをかわす。
ジュリア「そして、スターダム、4年前ヘンな移籍の仕方で来てしまった私を、いまこうやって、あったかく応援してくれてる諸君、本当にありがとう! ここでの、ここでの経験は私の一生の宝だから。スターダムにいることしっかり誇りに思って、もっともっと上を目指していくんで、これからも諸君よろしくなー! それではアリベデルチ、また会おうぜ!」
ジュリアはリングで座礼をしてから退場。
アリカバコメント
◆タッグマッチ30分1本勝負 | ||
舞華 |
19分9秒、 達者でな!→片エビ固め |
林下詩美● |
〇飯田沙耶 | 上谷沙弥 |
舞華&飯田沙耶組と林下詩美&上谷沙弥組によるタッグマッチは、黄金世代対決。詩美にはこれがスターダムでのラストマッチ。詩美と上谷によるアフロディーテもこれが見納めとなる。詩美を負いかけスターダムにやってきた舞華は現在ワールド・オブ・スターダム王者に君臨。かつて詩美が巻いていた赤いベルトの王者である。フューチャー王座をめぐる闘いから黄金世代と呼ばれてきた4人による最後の闘いで、さまざまな思いが交錯する。
詩美が最初に手を出し舞華と握手。ほかの選手たちも握手を交わして、舞華と詩美が先発で対峙。ウタミコールからロックアップで組み合い、力比べ。舞華がヘッドロックに取り、腕を捻り上げる。詩美が取り返し、腕の取り合いに。詩美がヘッドロックからグラウンドにもっていくと舞華がヘッドシザーズ、詩美が脱出すると舞華がコーナーに追い込み飯田とともに次々と串刺し攻撃。そこに詩美のパートナー上谷も串刺しニーアタックで加わり、3人でドロップキックを見舞う。飯田が詩美にエルボードロップ。詩美が返すと飯田をボディースラム。上谷が「ダブルだ」と合体を狙って入ると、詩美が上谷を蹴飛ばして飯田の上にボディースラム。上谷の呼びかけで詩美と合体。飯田を連係で翻弄し背後からドロップキックで競演。上谷は飯田にボディースラム。詩美が飯田にストンピング連打、後方からドロップキック、フロントネックロック。飯田のエルボーに上谷が挑発。飯田が連打すると、上谷もやり返しダウンさせる。飯田は上谷にラリアット。舞華が上谷にショルダータックル、フォールアウェースラム、舞華は上谷、詩美に次々と串刺しラリアット、上谷の上に詩美をブレーンバスターで叩きつける。舞華は上谷にブレーンバスター狙い。上谷が切り返し、ニールキック。詩美が舞華に串刺しエルボー、ドロップキック。舞華が返すと、詩美はアルゼンチンの構え。舞華が切り返し、詩美のラリアットと交錯。ラリアットの打ち合いで舞華が打ち勝つ。舞華が炎華落としを狙うが、詩美がジャーマン。詩美はコーナーに上がるも舞華がカット。上谷が介入し、コーナーへ。飯田がカットすると、舞華がまとめて雪崩式ブレーンバスターの構え、飯田がまとめてパワーボムで叩きつける。
舞華のタッチを受けて飯田が詩美にドロップキック、逆水平連打。10分経過。飯田はジャンピングチョップ、バックエルボー。詩美が返すと上谷が介入し飯田を丸め込み、詩美がドロップキック。飯田が返すと、詩美とエルボーの打ち合い。詩美がカウンターのエルボー、飯田がスパインバスター。詩美が返すと、飯田はブレーンバスターを狙う。詩美が切り返し、コウモリ吊り落とし。飯田が返すと、詩美がダッシュ。舞華がカットし、飯田が飯田岩。しかし、上谷のカットが成功。舞華と飯田が上谷を振るが、ドロップキックを食らい場外へ。上谷がスワンダイブ式プランチャで舞う。詩美が飯田にラリアット、「終わり!」とジャーマンを決めるが2カウント。15分経過。詩美がアルゼンチンも飯田が「もらった」と切り返し飯田橋。しかし上谷がカットする。詩美と上谷がマジックキラーで合体、詩美が飯田を引き起こしアルゼンチンから前方に叩きつける。しかし、舞華のカットが間に合う。詩美と上谷が舞華を合体で叩きつけるが、飯田がまとめてラリアット。全員ダウン状態から、詩美と飯田がヒザをついてエルボーの打ち合い。立ち上がってもエルボーを応酬し、飯田が打ち勝つ。舞華が入り、詩美を肩車すると飯田が飯田ロケット発射。しかし、詩美の肩が上がる。飯田は詩美を引き起こし、達者でな!を狙う。切り返されるも飯田はラリアット。飯田は狙いすまして串刺しラリアット、コーナーに乗せると、リング中央で叫んで「達者でな!」を決める。3カウントが入り飯田が詩美をフォールしてみせた。
詩美「……。いた、痛すぎるかな、ちょっと。これは鮮烈だ、ちっと、やりすぎだわ…。この黄金世代のある時代にプロレスラーになれて、ホントに幸せだわ。黄金世代でひめかみたいなかわいいヤツと出会って、プロレスすげえ楽しいと思ったし、舞華、オマエみたいなライバルがいてくれたから私のプロレス人生がさらに輝いた、ありがとう。飯田、たった2人の私たち2人だけのスターダム10期生、オマエは本当の同期で、飯田の背中が私の幸せだから、これから楽しみにしてるよ。そして上谷、ずっととなりにいてくれて、パートナーでいてくれて、毎日がすごく楽しかった、ありがとう。黄金世代で試合ができて、もう思い残すことはないです、みなさんありがとうございました」
上谷「詩美さんとこうやってタッグが組めて本当に幸せだったし、アフロディーテ最高だなって。でも、私まだ一つやり残したことがあるんですよ。(詩美との)シングルマッチ。見たいですよねえ! シングルマッチ、いまここでやりたいんですけど」
岡田社長「いまここで、5分やりましょう!」
上谷「ということで、5分1本勝負シングルマッチ決定だ!」
◆5分1本勝負 | ||
△林下詩美 | 時間切れ引き分け | 上谷沙弥△ |
ゴングとともに両者が突進。上谷のロープワークに詩美がフェイント。上谷が切り返し両者のドロップキックが交錯する。詩美がドロップキックを背後から放つ。上谷が丸め込みからドロップキック。上谷がフィッシャーマンを狙うと、詩美がこらえてエルボーが交錯。上谷の蹴りをつかんで詩美がコウモリ吊り落とし。詩美がジャーマンの構えも、上谷がロープへ。詩美が突進すると上谷が二段蹴りを連発。両者ダウン。残り2分。詩美が上谷の手を引いてエルボー。上谷もやり返す。エルボーの打ち合いから上谷が走らせず張り手、二段蹴り、スピンキック、旋風脚。かわした詩美がバックドロップ。残り30秒。詩美がジャーマンも上谷が返す。詩美が突進すると上谷がフランケンから「詩美!」と叫びながらマウントパンチ乱打。しかし、そのままタイムアップのゴングとなった。試合後は両者がハグをかわす。すると、舞華が登場。
舞華「おい上谷、もう悔いはないか? もう悔いはないか? 飯田は、もう悔いないか? ないって。我々黄金世代は、すごく自由で、個性豊かな集まりだとホントに心の底から思うよ。リングが変わっても我々は崩れない。黄金世代第2章だ! そうだよな、飯田」
飯田「あったりめえだろ! 我々黄金世代はリング上がる限り、咲き続けて散ることなく、こうやってアナタ方の目の前で弾けまくるぜ! 黄金世代は、終わらねえ! 詩美、最後にオマエに言いたいことがあるんだけどさあ。みんなで最後送り出そうぜ。ここはあれしかねえよ。アッシが詩美と言ったら、みなさんで『達者でな!』(と叫べ)わかったか。任せろ。詩美、達者でな!」
最後は4人がリング上で肩を組んでポーズ。
黄金世代コメント