2024/04/28 試合結果

2024年4月27日『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』

『家出レスラー presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』

4月27日(土)神奈川・横浜BUNTAI(観衆2735人)

第0試合①10分1本勝負
〇向後桃 6分11秒、
ネクターピーチ
八神蘭奈●

 新装なった横浜BUNTAIのプロレスこけら落としマッチ。探り合いからバックを取り合い、向後が背中にエルボー連打。グラウンドにもっていくと背中にドロップキックを食らわせる。返した八神がエルボー連打、向後が手を広げて受けて立つ。八神がドロップキック連打にいくと、向後がカウンターの一発からボディースラムを3連発。向後の突進を八神がかわしドロップキック。向後が返すと、ボディースラムを切り返す。しかし八神がミドルキック連打で倒してコーナーに追い込みランニングハイキック、サッカーボールキック。八神が腕十字に入るが、向後の足がロープへ届く。八神はエルボー連打も向後が「なめんな!」と変型コブラツイスト。八神がエスケープすると、向後が619。八神が逆さ押さえ込みからスモールパッケージ。丸め込みの連続からドロップキックも、向後がクリアー。向後がトラースキックからネクターピーチ。3カウントが入り、向後が八神を破った。

向後桃コメント

 

八神蘭奈コメント

 

第0試合②タッグマッチ15分1本勝負
〇水森由菜

8分57秒、

TPサンシャイン→片エビ固め

レディ・C
さくらあや 梨杏●

 さくらとレディが先発に立候補。さくらがヒザ十字にとると、レディが切り返し押さえ込む。レディがネックロックからエプロンに出して首筋にエルボー、予告してジャイアントスイング、14回転。フラフラのさくらだが、エルボー連打で向かっていく。レディはエルボー一発で倒すが、起き上がったさくらが後ろ回し蹴り。水森がレディにダイビングボディーアタック、ギロチンドロップ。レディが返すと、ショルダータックルをぶつけ合う。水森が「かかってこいや!」と挑発もレディが打ち勝つ。レディはフィニッシュを宣言し、チョークスラム狙い。水森が切り返しドロップキック。梨杏がドロップキックの連発でつづいてエルボーも連打。水森はボディースラムも、ギロチンをかわされドロップキックを食らう。水森がショルダータックルから向かっていくが、梨杏が蹴飛ばしてコルバタ。レディがビッグブーツで援護し、水森の上に梨杏を叩きつける。梨杏がエルボーからフィッシャーマンを決めるが水森が返す。梨杏が丸め込みから水森にエルボー連打。水森が梨杏をマットに叩きつけるがレディのカットが間に合う。さくらと水森が打撃のサンドイッチ攻撃でレディを分断、さくらが梨杏をボディースラム、水森がダイビングボディープレス。決まったと思われたが、梨杏が返す。しかし水森が梨杏を肩車して前方に叩きつけると3カウント。水森が梨杏をフォールしてみせた。

 

水森由菜&さくらあやコメント

 

レディ・C&梨杏コメント

 

第1試合フューチャー・オブ・スターダム選手権試合15分1本勝負
〈王者〉

8分57秒、

ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め

〈挑戦者〉
〇吏南 玖麗さやか●

※第10代王者が8度目の防衛に成功。

 コズミックエンジェルズの見習いから正規メンバーに昇格した玖麗さやかが初めてのタイトルマッチに挑む。玖麗が挑むのは若手のためのタイトルであるフューチャー・オブ・スターダム王座だ。現王者は大江戸隊の吏南で、ここまで7度の防衛に成功中。姉・羽南の持つ10度の防衛にあと3と近づいている。
同王座最多防衛記録を狙う吏南が他団体に目を向けているときに現れたのが、スターダムの新人・玖麗だった。玖麗はシンデレラ・トーナメント1回戦で初勝利を挙げたものの、刀羅ナツコの確信犯的反則による悔しい勝利だった。同期の先陣を切って挑む玖麗が事実上のシングル初勝利で初の栄冠を手にするか、それとも吏南が貫録の防衛でⅤ8達成か?
 腕の取り合いから玖麗がエルボー連打、吏南がドロップキックをかわしてドロップキック、ヘアーホイップ、ボディースラム、ワキ固め。玖麗がエルボーで向かっていくと、吏南が受けて立つビッグブーツ。玖麗が突進をかわしエプロンからスワンダイブ式アームホイップ、ドロップキック。串刺しでもう一発放つとボディースラム。エルボーの打ち合いから玖麗がドロップキック、吏南が払い腰。玖麗がビッグブーツからカバーするが、2カウント。吏南の突進に玖麗がドロップキック。ネックブリーカーからそのままホールド。吏南が返すとハイドレンジアへ。玖麗がエスケープすると、吏南がダイビングフットスタンプ、玖麗がかわしてスピアを決める。吏南が返すと、玖麗は不知火を強引に決める。吏南が返すと。玖麗にカウンターでビッグブーツ。吏南がフィッシャーマンをも玖麗がクリアー。吏南がピンクデビルを狙うが玖麗が切り返してジャックナイフ。ギリギリで吏南が返すと、玖麗の突進を止めてリバースブレーンバスター。しかし、3カウント寸前で玖麗が返す。吏南はダイビングダブルニードロップ。

 

吏南コメント

 

玖麗さやかコメント

 

第2試合6人タッグマッチ20分1本勝負
朱里

11分49秒、

トライアングルランサー

ジーナ
〇小波 月山和香●
壮麗亜美 HANAKO

 フリーとして限定出場だった小波が正式にスターダム復帰、ゴッズアイに正式加入し朱里&壮麗亜美とのトリオを結成する。相手はジーナ&月山和香&HANAKO組のE neXus V。小波不在の間に誕生したユニットを相手にレギュラー参戦の再スタートを切る。
 小波とジーナの先発でスタート。グラウンドでやり合い小波が胴締めスリーパーも、ロープ際。ジーナがバックを取りにいくと、小波が切り返してサッカーボールキック、PK。ジーナが突進を止めて旋回式サイドスラム。月山が小波にヒップアタックを狙うが、完全に読まれてヒップにミドルキックを食らう。朱里が月山にサッカーボールキック、フロントネックチャンスリー、腕十字。月山がフェースクラッシャーを決めてHANAKOに託す。HANAKOは壮麗にボディーアタック、ニードロップ。壮麗がHANAKOのショルダータックルを受けて立ち、ショルダーをぶつけ合う。壮麗が打ち勝つと、HANAKOがやり返して吹っ飛ばす。ジーナがコルバタから壮麗にチョップを連打。月山が小波にミサイルキック、ヒップアタック。小波が返すと、月山は極楽ドンの構え。小波が切り返し三角絞めも月山が覆いかぶさる。小波が返してグラウンドで腕を取る。HANAKOが月山を小波の上に落とす。月山は極楽ドンを決めるがカットされる。小波が腕を取り首もロック。そのまま丸め込むがロープへ、小波がジャーマンにいくが2カウント。月山がオースイにいくがカットされる。朱里と壮麗が連係で月山を攻めて肩車、小波がミサイルキック。そして小波が月山にトライアングルランサーで勝利した。

 

God’s Eyeコメント

 

小波「BUNTAIこけらおとし、ありがとうございました!」
朱里「小波完全復活~! おめでとう!」
壮麗「おめでとう!」
小波「めっちゃ嬉しいです! このゴッズアイのメンバーと戻ってきた日にできるっていうのは、新しいスタートでもあるし、スターダム今からもっともっと盛り上げたいと思うので。ゴッズアイが筆頭となって、スターダムを盛り上げていけたらなと思います。このままゴールデンウィークシリーズ、全勝しましょう!」

 

E neXus Vコメント

 

ジーナ「小波が帰ってきて、ゴッズアイが勝っておめでとう…とはならないわ。なぜならアーティストのベルトはここにあるから。小波、1対1でやるかい?」
HANAKO「今日は亜美とぶつかりあったけど、次は私が絶対倒してそれをつなげたいと思います」
月山「今日は私が負けてしまいましたが、私がもともとスターダムにきたとき、誰にあこがれてきたんだとたむさんに聞かれ。コ、コ…、コズエンではなく、小波さん、アナタにあこがれてきた。私もまた試合がしたい。けど、ちょっと腕とおしりを冷やします…」

第3試合ハイスピード選手権試合4WAYバトル15分1本勝負
〈挑戦者〉

6分58秒、

フランケンシュタイナー→エビ固め

〈挑戦者〉
〇上谷沙弥 フキゲンです★●

※他2名は〈王者〉鹿島沙希、〈挑戦者〉飯田沙耶

※鹿島が初防衛に失敗、上谷が第26代王者となる。

 アメリカ大会における3WAYマッチでまさかのハイスピード王座奪回をやってのけた鹿島に次々と挑戦者が名乗り。4・20神戸でのタッグ3WAYマッチで鹿島をフォールした上谷沙弥、4・21大阪での3WAYで鹿島を破った飯田が挑戦を表明すれば、フキゲンです★まで現われタイトルマッチを要求した。鹿島は梨杏も加えようとしたが、さすがにこれは叶わず。それでも4WAYでの王座戦が決定。この試合は勝った選手がそのまま王者として認定される。鹿島には負けずしてベルトを失うピンチだが…。
 鹿島を除く3人が探り合い、鹿島が加わり手四つの構え。鹿島が抜けて3人での力比べに。上谷と飯田がフキゲンをドロップキックで場外に送り出す。上谷と飯田がロープワークの攻防。飯田がジャンピングチョップ、上谷がドロップキック。フキゲンと鹿島が割り込んで丸め込みから分断。フキゲンが鹿島の手を取りコーナーへ。鹿島は飯田の手をとらせると、上谷が飯田にドロップキック。飯田が上谷に逆水平連打。上谷は飯田に鎌固めも、フキゲンが割って入り座り込む。上谷と飯田が共闘しフキゲンを攻撃。しかしフキゲンがまとめてセントーン。フキゲンを飯田が丸目込み。フキゲンが飯田と丸め込みの応酬。上谷がフキゲンを丸め込むが飯田がカット。飯田が上谷にラリアット。上谷が飯田にスピンキック。飯田が旋風脚をかわし飯田橋。しかし鹿島がカットする。鹿島が起死回生を上谷に決めるがフキゲンがカット。鹿島はフキゲンにも起死回生、飯田が起死回生を切り返しラリアット。飯田が上谷にラリアット。上谷が飯田を外に送り出しフキゲンにフランケンシュタイナー。3カウントが入り王座が移動した。負けずして王座陥落の鹿島は上谷と強引に両手で握手、ベルトを腰に巻くふりをしてベルトを奪い逃走を試みる。上谷がなんとかベルトを取り戻して花道をあとにした。

 

上谷沙弥コメント

 

「取りましたー!! ハイスピードのベルト! そして見て下さい、この赤いコスチューム。いろんな意味を込めてこのコスチュームを作りました。そしてみなさん、見ましたか? 新しいハイスピード。デカくて動ける、新しいハイスピード像を作っていきますよ! いままでの固定概念、全部ぶっ壊してくんで。これからの新しい上谷沙弥をお楽しみに」

 

鹿島沙希コメント

 

朱里がムリヤリバックステージに鹿島を連行。
鹿島「わーわー! 返して! 痛い痛い! なんで連れて帰るんですか? 盗まれたんですよベルト!? ゴッズアイから1つ盗まれて、流出しちゃったんですよ!?」
朱里「よくないけど…!」
鹿島「なんで引き剥がしたんですかムリヤリ…あれで取り返したかもしれないのに。負けてないし! 朱里さん! 亜美ちゃんも! 集合!」

 

飯田沙耶コメント

 

「アッシは1対1で闘いたかったんだけどさ、上谷に不覚にも取られてしまって悔しいね。このままじゃ負われないから、希望通り私は1対1で上谷に挑戦してやるよ。もっと鍛錬してくるから待ってろ! ふうぅ…息が…(苦笑)」

 

フキゲンです★コメント

 

第4試合スペシャルシングルマッチ30分1本勝負
▲白川未奈

9分32秒、

テクラの乱入→無効試合

刀羅ナツコ▲

 4・20神戸でのEXVvs大江戸隊10人タッグマッチで遺恨が発生した白川未奈と刀羅ナツコが一騎打ち。翌4・21大阪での8人タッグマッチからしても、一騎打ちではさらなる大荒れの展開が予想される。
 ゴングと同時に白川が突進しエルボー連打。大江戸隊のセコンドが足を引っ張り場外で攻撃する。戻された白川にナツコがヘアーホイップ、顔面ウォッシュ。ナツコは白川を挑発しエルボーで倒す。白川はナツコをかいくぐりコルバタ式河津落とし、左ヒザにエルボードロップ連打。足4の字狙いをナツコが阻止して場外に送り出す。再びセコンドが白川を攻撃。戻された白川にナツコがボディープレス。白川が返すと、ナツコはブレーンバスター。セントーンを白川がかわし丸め込みからレッグロック、ニークラッシャー。白川の突進をレフェリーに誤爆させてナツコがラリアット、キャノンボール。白川が返すと、ナツコはバックフリップ狙い。白川がカウンターのエルボーから突進。ナツコがエプロンに送り出すと白川が腕を取ってコーナーからダイブ、DDT。ナツコが返すと、白川が足4の字固め。ナツコがエスケープするが白川が中央に戻して締め上げる。ナツコが毒霧を噴射し前方に叩きつけるとスワントーンボム。白川が丸め込み。ナツコが返すとセコンドが介入。琉悪夏が白川を羽交い絞め。テクラが入ってきてナツコの鉄パイプを奪い取る、するとまさかの白川を殴打。テクラの乱入により、レフェリーが無効試合を宣告した。
テクラ「スターーダーーム! テクラはモドッテキタヨー。ホントニ、ホントにアイタカッタデスケド、ザンネンガラ、テクラハイソガシカッタネ。ヘイ、ドウシタ、オッパイさん?」
ナツコ「オイ、アリさんマークの海外かぶれ! いまテクラが何言ったかちゃんと聞き取れたか? 私が翻訳してやろうか? 白川、オマエは私に『アリとキリギリス』の話を出したな。童話の中じゃ、アリは一生懸命働いて報われるかもしんねーけど、ここは童話じゃねぇ。現実だ! オマエみたいなヤツは、何を言っても報われない。最初に言っただろ、オマエのこと踏み潰してやるって。利用させてもらったよ、白川。なあ、テクラ」
テクラ「ミナ、私がやりたいようにやらせてもらう。私は新しいスターダムを作り直すために帰って来た。ナツコと一緒に、だ。大江戸隊として!」
テックらはナツコと握手をかわし、一緒に花道を退場した。

 

ナツコ&テクラコメント

 

ナツコ「テクラ、ウェルカムトゥー大江戸隊」
テクラ「サンキューベリーマッチ。コレカラヨロシクオネガイシマス。アハハ。ナツコスゴイクール。これを言わせてほしい。ナツコの鉄パイプで殴る行為がいいよね。ナツコの金網マッチには刺激を受けたよ。それ以来、大江戸隊でやってみたいと思うようになった。コレカラグレートビジネスを一緒にやっていきたいと思ってる」
ナツコ「一緒にビジネスパートナー、いやビジネスパートナーじゃないよ、一生涯、友だちとしても仲間としてもやってこうぜ」
テクラ「タノシミ」
ナツコ「言いたいこと言い終わった?」
テクラ「イッタ」
ナツコ「じゃあ行くか、今日は帰るか。メシ食って帰ろうぜ」
テクラ「ナンカノモウ」
ナツコ「OK、OK」
テクラ「バイバーイ」

 

テクラコメント

 

第5試合タッグマッチ30分1本勝負
●中野たむ

16分59秒、

ダイビングエルボードロップ→体固め

アジャコング〇
なつぽい 伊藤薫

 アジャコング&伊藤薫の重鎮がスターダムに初登場。アジャは4・7アメリカのスパーク女子に参戦し、中野たむとタッグを結成、白川未奈&ジャナイ・カイ組と対戦しスターダムとの接点が生まれた。そして待望の初参戦が実現、伊藤とのタッグで中野&なつぽい組のメルティアと対戦する。メルティアにとってレジェンドとの対戦は昨年8・19大田区での中野&なつぽい&安納サオリ組vs神取忍&井上貴子&葉月組以来。現役バリバリとのレジェンドとの遭遇で、はたしてどんな闘いが展開されるか?
 中野が先発を買って出てアジャと対峙。中野がローキック連打もアジャには利かず。中野はマットに寝そべりポージング。アジャがローキックから立ち上げてロープに振る。メルティアがドロップキックの挟み撃ちもアジャは倒れず、するとメルティアで寝そべってポーズを決める。アジャは中野に逆水平連打。伊藤が中野をコーナーに振って串刺しラリアット。中野がエルボーで向かっていくが、伊藤が仁王立ち、ラリアット。中野がすぐに返して突進もショルダータックルを食らう。アジャと伊藤のクローズラインを中野がかいくぐり、なつぽいがチョップで分断。なつぽいが伊藤のバックを取るがコーナーで押し潰される。なつぽいは串刺しドロップキックを伊藤に決めコーナーからダイビングボディーアタック。伊藤が返すとなつぽいが腕十字。伊藤が上になり持ち上げるとマットに叩きつける。フットスタンプをなつぽいがかわしていくが串刺しラリアットを食らう。なつぽいがエルボー連打も伊藤の一発でダウン。すぐに立ち上がると伊藤のパワーボム狙いを丸め込む。伊藤のバックを取ったなつぽいに中野が加勢。ダブルでバックを取るが伊藤が切り返しラリアット。かわしたメルティアだがバックを取るも押し潰される。伊藤はまとめてセントーン。伊藤がリング下の2人にスライディングキック。なつぽいを戻してフットスタンプ。セントーンはなつぽいがかわし、スピンキック連打。コーナーに上がると、アジャが妨害。伊藤がコーナーに上がり雪崩式バックフリップ。アジャが2人まとめてブレーンバスター。メルティアがダブルの回し蹴りネックブリーカー。中野がアジャニ側転ニードロップ。中野の突進にアジャがラリアット。中野が張り手連打もアジャが受けて立つ。アジャの一発で中野がダウン。アジャは中野にブレーンバスターの構え。中野が切り返しバックを取る。アジャがエスケープし、伊藤が中野を捕獲。しかしアジャが伊藤に誤爆。メルティアが2人を場外に送り出し、なつぽいがプランチャ、中野も続く。中野がバイオレットシューティングをアジャに3連発。しかし、アジャの肩が上がる。中野がデスティニーハンマー、なつぽいがフェアリアルギフト。中野が突進するがアジャが体当たり。アジャは中野を寝かせてダイビングエルボー狙い。中野が立ち上がりアジャをコーナーからバックドロップ、バイオレットシューティング。しかし伊藤がカットする。中野がアジャにタイガー狙い。なつぽいのトラースキックから後方にったきつけるが、2カウント。中野はアジャニブレーンバスターの構え。アジャがこらえると中野がスピンキック、アジャがブロックしてバックドロップ。アジャが中野に垂直落下式ブレーンバスター。なつぽいがカット成功。アジャは中野を引き起こし、バックドロップ狙い。中野が切り返しスピンキック、飛びついて丸め込む。伊藤がカットすると、メルティアにクロスボディー。15分経過。アジャが中野を引き起こし一斗缶殴打、なつぽいも殴打し、中野にバックドロップ。しかし中野の肩が上がる。アジャは予告して裏拳狙い。なつぽいがカットしようとするが伊藤が阻止。アジャと伊藤がラリアット、伊藤がなつぽいに裏投げ、アジャが中野にバックドロップ。伊藤はなつぽいにダイイングフットスタンプ。アジャは中野にダイビングエルボードロップ。アジャがカバーすると中野が返せず3カウントが入った。試合後、アジャが寝そべって中野の前でポーズを作る。伊藤はなつぽいをハグ。アジャがなつぽいの面前でポーズを決めると、なつぽいはポイポーズでやり返した。

 

アジャコング&伊藤薫コメント

 

meltearコメント

 

第6試合ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合4WAYバトル30分1本勝負
〈王者〉

11分16秒

チェックメイト

〈挑戦者〉
鈴季すず スターライト・キッド
〇星来芽依 琉悪夏●

※第31代王者が2度目の防衛に成功。

 4・21大阪で鈴季すず&星来芽依組のクレイジースターがプロミネンスの世羅りさ&柊くるみを破りゴッデス・オブ・スターダム王座初防衛に成功。すると試合が。次々と選手が現われタイトルマッチを要求した。王者側はまとめてやってやると受諾し、今大会での4WAYによるゴッデス王座戦が決定。元王者でSTARSの葉月&コグマ組、クイーンズクエストのAZM&天咲光由組、大江戸隊のスターライト・キッド&琉悪夏組が挑む。
 星来、コグマ。AZM、キッドが先発。コグマがいきなりクマポーズ。ドロップキックのかわし合いから、2方向で押さえ込みの応酬。琉悪夏がコグマにセントーン。星来を受け止めると天咲がクロスボディー。星来が場外に飛ぶと。葉月が鈴季にコードブレイカー。葉月は顔面ウォッシュにいくが、キッドがカットしコグマが星来を押さえ込む。鈴季、天咲、コグマ、キッドがエルボーの打ち合い。鈴季がコグマにエルボー、キッドにもエルボー。キッドの突進を天咲が阻止もコグマがガンスタン。天咲がすぐにDDT。キッドが鈴季にフィッシャーマンも鈴季がジャーマン。AZMが鈴季にミサイルキック。AZMと葉月でエルボー合戦、AZMがブレーンバスター。AZMはダイビングフットスタンプも葉月がかわす。葉月はコーナーの星来に向けて上がっていくがAZMが落とす。AZMのアームホイップを星来がこらえると、葉月がまとめて雪崩式ブレーンバスター狙い。そこに琉悪夏がまとめてパワーボム。琉悪夏はAZMにフィッシャーマン。そこにコグマがボディープレス。天咲と葉月が丸め込みの応酬。鈴季が割って入りコグマを丸め込む。キッドの突進に星来が丸め込み、鈴季がドロップキック。ダブルでもドロップキック。鈴季がキッドにジャーマンの構え。星来のコードブレイカーと合体し流れ星。しかし琉悪夏がカット成功。混戦から葉月が場外トペ。コグマと葉月が合体もAZMがカット。天咲が丸め込むが鈴季がカット。鈴季が天咲に突進もかわされキックの挟み撃ちを食らう。琉悪夏がまとめてラリアット。星来が大江戸隊にミサイルキック。星来が琉悪夏に飛びつくがかわられる。星来の突進意セコンドが鉄パイプ殴打。琉悪夏が押さえキッドがムーンサルトプレス。しかし鈴季がカットする。鈴季がセコンドに足を引いかれる。星来がキッドを丸め込むも琉悪夏がカット。大江戸隊がマットに叩きつけ。琉悪夏がコーナーへ。キッドがボックスを乗せて琉悪夏が冷凍庫、星来がカットし丸め込み。葉月とコグマに天咲がDDT、AZMがキッドにヌメロウノから押さえ込む。キッドが返すとAZMがハイキック。突進にキッドがボックス殴打。琉悪夏が振るが、キッドの殴打が誤爆し星来が琉悪夏を丸め込むと3カウントが入った。
星来「ヤバイ、アタマ、グラグラする。よし! クレイジースターが2度目の防衛、成功したぞ! まあね、ウチらクレイジースターだから、この調子でウチらどんどん防衛していきたいから、スターダム、全タッグチーム打っ壊していくぞ!」
コグマ「待て、待て、待て。待って、私たちもクレイジーだから。ということで、ちょっとクレイジーな提案。今日さ、いろいろあってメチャクチャだったら、やっぱ2対2、サシでやろう」
葉月「いいね、いいよ。まあ、クレイジースターがウチらFWCにビビってなければ、ウチら凱旋、5月5日福岡で、ここFWCとクレイジースター、サシでもう一度、タイトルマッチどうですかあ?」
鈴季「しつこいね、オマエら。ビビると思った? ビビるわけねーだろ、やってやるよ!まあね、ウチらも気持ちよく帰ろう、みんなありがとう!」
王者組が退場。リングではキッドがマイクを取り琉悪夏に渡そうとすると、琉悪夏がキッドを戸突き飛ばす。「ゴメン」と謝るキッドに琉悪夏はブラックボックスで殴打。さらに大江戸隊が乱入しキッドに制裁を加える。琉悪夏がキッドに冷凍庫爆弾withブラックボックスを投下。
琉悪夏「オイ、今日、私はオマエのせいで負けたんだよ。そうだろ? オイ、スターライト・キッド、オマエはもう大江戸隊に必要ねえんだよ!」
ナツコがキッドの上に乗りマイク。
ナツコ「長いこと客寄せパンダありがとうね。さよなら、キッド」
ナツコがキッドのマスクを引き裂きにかかると、中野たむが救出へ。
ナツコ「ちょっと前にもこんな光景見たなあ。仲良くやりなよ」
ナツコはマイクを投げ捨て退場。リング上はキッドと中野。中野は耳元でなにやらささやくとキッドが笑みを浮かべている様子。中野が握手を求め手を差し出すとキッドが立ち上がる。握手には応じなかったキッドだが、中野の肩を借りる形で一緒に退場した。

CRAZY STARコメント

鈴季「さすがですよ」
星来「2度目の防衛成功しましたよ」
鈴季「サイコー」
星来「強いから。アタマもいいし。この調子でまずはスターダム一の強いタッグチームになっていきたいなと思います。あとは明後日ディアナさんで(WWWD世界)シングルのタイトルあるんで、それをスターダムに持ってきて、シングルとタッグで」
鈴季「いっちゃうよ、ホントにさ。私と横浜文体とはいろんな因縁というか、いろんな思い出があってさ、シングルのベルトはじめて巻いたのも文体だし、デビュー戦の予定だったところも文体だし、サヨナラ文体という文体最後のプロレス興行にも出ちゃったし、そんな文体で新しくリニューアルしたBUNTAIでこのゴッデスのベルト持ってでっかくなった姿見せれてホントによかった。あとは、FWC、フクオカワンパククマゴロー、あの2人をね、とりあえずぶっ潰してやりたいからさ、ゴッデス守ろうぜ! 今日も焼肉だ!」
星来「今日も?」
鈴季「また!」

ナツコ&琉悪夏コメント

 

琉悪夏「アイツのせいで負けた。あんなヤツと組んでなかったらな、取ってたに決まってんだよ。まあ、またどこかでBMIとかでゴッデスどうですか?」
ナツコ「いいよ。誰に挑戦すんの?」
琉悪夏「誰でもいいよ、持ってるヤツに挑戦すれば取れるわけでしょ」
ナツコ「そんなことよりさ、キッドは、今日で大江戸隊追放。リングでも言ったけど、何年間くらいかな、客寄せパンダありがとうって感じ。もうお役御免。いらねえよ、あんなヤツ。教育がなってねえヤツに教育しなきゃ。キッドもそう、白川もそう。これからの大江戸隊は、生ぬるいヤツはどんどん切り捨てていく」

スターライト・キッド&中野たむコメント

中野「ごめんね、きっちゃん、こんなボロボロで、カッコ悪い状態です。もうちょっとカッコよく助けにいけたらよかったんだけど。きっちゃんはさあ、あんなとこにいなくていいよ。わかってるでしょ。たむはわかってる。アナタは、強くて速くて、ホントはすごく優しくて、まじめで、宇宙一のマスクウーマンなんだから。どんな逸材も、場所を間違えたらきれいな花は咲かないんだよ」
キッド「なんで? なんで? さっきまで、ナツコの試合もよくやってたのにさ、なんなの琉悪夏? 大江戸隊、もう…たむ、たむちゃんも出てきて、守ってくれたの? それはありがとう。でもさ、ちょっと感情がなんかいろいろぐちゃぐちゃでもう、なんにも離せない、追いつかない」
中野「そうだよね。わかった。いいこと考えた。明日から一緒に闘おう!」
キッド「……。いまはなんも言わないでおこう」
中野「一人で帰れる? 肩貸そうか?」
キッド「いい」
中野「意地っ張りなんだから」

FWCコメント

 

02ラインコメント

 

第7試合IWGP女子選手権試合30分1本勝負
〈王者〉

20分26秒、

ドラゴンスープレックスホールド

〈挑戦者〉
〇岩谷麻優 Sareee●

※第3代王者が5度目の防衛に成功。

 岩谷麻優のIWGP女子王座にフリーのSareeeが挑戦。両者は岩谷のワールド・オブ・スターダム王者時代にベルトを懸けての一騎打ちが決まっていたが、体調不良によりSareeeが欠場、試合が流れた経緯がある。そのときの岩谷はMarvelousの彩羽匠とノンタイトル戦をおこなっており、4年越しの一騎打ちがついに実現することになる。WWEを経験して帰国したSareeeと、スターダムのアイコンとして新日本発のIWGPを手にし、アメリカでの防衛も成功させている岩谷。待望の一戦に決着はつくか?
 探り合いから岩谷がロープに押し込みブレイク。ロープに振り合いSareeeがアームホイップ、岩谷がドロップキックで場外に送り出しトペスイシーダ。場外でSareeeが岩谷を客席に叩きつける。リングに戻るとミサイルキックから逆エビ固め。岩谷がエスケープすると、Sareeeは鎌固めで絞り上げる。岩谷がエスケープすると、Sareeeをコーナーに追い込み顔面を踏みつける。岩谷はエルボーから突進をかわしてドロップキック連発。Sareeeがカウンターのエルボー。エルボーの打ち合いからSareeeが動きを読んでドロップキックを連打しフィッシャーマン。コーナーに上がると、岩谷も上がって雪崩式フランケン。10分経過。岩谷が上がると、Sareeeが追いつき雪崩式ブレーンバスター、正面からのドロップキック、ダイビングフットスタンプ連打。バックを取ると岩谷がこらえるが、Sareeeは強引に投げ捨てる。岩谷が場外でダウン。Sareeeが負いかけリングに戻す。しかし岩谷が、エプロンでドラゴンスープレックス、場外へトペスイシーダ、リングに戻してミサイルキック、フロッグスプラッシュ。岩谷の突進を止めてSareeeがジャーマン。岩谷が返すと、Sareeeが裏投げ狙い。岩谷がこらえるとSareeeがソバット。15分経過。岩谷がジャーマン。Sareeeもジャーマン。エルボーが交錯すると、Sareeeが岩谷を引き起こす、岩谷が切り返してドラゴンも2カウント。Sareeeが裏投げで両者ダウン。Sareeeが裏投げを狙うが岩谷がドドンパ。Sareeeが返すと、岩谷がドラゴンの構え。Sareeeが切り返しフットスタンプ、グラウンドでヘッドバット連打、引き起こして裏投げを3連発。しかし、岩谷の肩が上がる。Sareeeがもう一発狙うと岩谷がドラゴンスープレックス。岩谷はカバーにいけず両者ダウン状態。岩谷がツームストーンパイルドライバーもSareeeが返す。岩谷がグラウンドでヘッドバット連打、ドラゴンスープレックスホールド。Sareeeが返すと、岩谷が顔面を蹴り上げていく。岩谷はムーンサルトプレスを決めると、二段式ドラゴンを放つ。3カウントが入り、岩谷が勝利した。
岩谷「横浜BUNTAIのみなさん、こんばんはー! Sareee、4年ぶり。いや、4年越しのタイトルマッチ、実現させてくれてありがとう。あの日、後楽園ホール、赤いベルト、オマエがいなくなってムチャクチャ、ぶっ○○したくなったけど、今日こうやってIWGP、スターダムのリングに上がってくれて私は超ハッピー! 2011年生まれ、同期、新しいライバルが出来た気がする。今日だけじゃない。またどっかでやれたらいいなと思います。その日まで、同期の名を汚すんじゃねーぞ!」
Sareee「アタシさ、そのIWGPのベルト本気で欲しいのよ。本気で狙ってんの。だから今日は巻けなかったけど、アタシ必ず絶対にそのベルト取りに行くから、また闘おうよ。今日は本当にありがとうございました!」
2人が座礼し、握手。するとアイスリボンの藤本つかさが登場。
藤本「いま、超ハッピーって聞こえたんだけど、ハッピーといえばアイスリボンの藤本つかさです! スターダムさんとはいろいろありまして。引き抜き問題とか? ベストフレンズ対サンダーロック(紫雷イオ&岩谷麻優組)消滅問題とか。私のパートナー中島安里紗、引退しちゃうんです。かた~い鎖でかかった禁断の扉、そろそろ開きませんか? ベストフレンズvs岩谷麻優、やりたいな~」
岩谷「ちょっと待って待って。2対1、無理! 2対1、お断りさせていただきます。ありがとうございました」
藤本「ブーイング飛んでるけど?」
岩谷「てか、てか、ていうか、何? 防衛戦、防衛して出て来て、IWGP挑戦したいっていうヤツじゃないの? 普通、出てくるタイミング、『オイ、IWGPに挑戦させろよ!』とかじゃないんですか、普通? なにそれ。1対1みたいな提案。圧倒的不利じゃん!」
藤本「ベストフレンズvs岩谷麻優と、誰か」
岩谷「それだったらいいけど、最初からそう言ってくれればいいじゃん。まあいいよ、麻優、別にいっぱい仲間いるし、誰でもパートナー呼べるから、いいよ。これまた消滅した試合? 何回消滅してんねん!っていう感じですけど。もちろん2対2、あのときの再戦? いや、はじめての試合? もちろんやってあげますよ~」
岩谷が握手を求めるが、藤本は無視。
藤本「スターダムのアイコン、楽しみにしてる。アイスリボンの象徴より」
岩谷「フゥ~! なんでこんなに試合が流れちゃうんだろう。まあでも、そのぶんみなさん楽しみが増えたでしょ? でも自分はIWGPのチャンピオンとして、ただのタッグマッチで終わらせるつもりないから! そのタッグの闘い、その先を見て、自分はIWGPのチャンピオンとして闘いぬいていくんで、これからも応援よろしくお願いします!」

 

岩谷麻優コメント

 

Sareeeコメント

 

第8試合ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉

21分24秒、

スペシャルポテリング

〈挑戦者〉
〇安納サオリ 羽南●

※第20代王者が2度目の防衛に成功。

 昨年末、MIRAIを破りワンダー・オブ・スターダム王座を獲得した安納サオリ。2・4大阪ではスターライト・キッドを破り初防衛に成功した。そして迎える2度目の防衛戦は、シンデレラ・トーナメント優勝の羽南が相手だ。フューチャー・オブ・スターダム王座では10度という最多防衛記録を保持している羽南だが、トップのシングル王座は今回が初挑戦。シンデレラ・トーナメントには有言実行で初優勝を達成し、大きな成長を遂げたうえでのチャレンジとなる。安納が新人時代にスターダムにやってきたとき、練習生時代の羽南と一緒に練習をしたことがあるという。あれから月日が経ち、白いベルトを懸けての一騎打ち。両者は昨年の5★STAR GPで初シングルをおこない、そのときは安納が快勝したが、今回は?
 羽南がヘッドロックにいきグラウンドの攻防。羽南がネックロックから三角絞め。安納がエスケープすると、羽南が即、顔面を蹴り上げる。安納がコーナーに上がり羽南が突進。安納が足を出して止めるが、羽南がドロップキック、ランニングエルボースマッシュ、背後からドロップキック。安納が羽南の突進をかわすが、羽南が先を読んでドロップキック、ネックロック、後方からランニングエルボースマッシュ。安納がコーナーに上がると羽南が落として場外へのフェイマサ―。エプロンでの攻防で安納がフィッシャーマン。リングに戻すとミサイルキック。フィッシャーマンを狙うが羽南が切り返し払い腰。安納のエルボーに羽南も応戦。羽南がエルボースマッシュからブロックバスター。安納が突進を止めてやり返す。エルボーが交錯し、両者ダウン。10分経過。羽南がランニングエルボースマッシュ4連打。ダンデライオンを狙うが安納がエスケープ。安納がコーナーの羽南にフィッシャーマン。起き上がりこぼし式で決めるが、2カウント。安納は極楽固めで締め上げるも、羽南がこらえる。安納はフィッシャーマンからコーナーへ。羽南が下からエルボー連打、安納が蹴飛ばしミサイルキック。羽南が向かっていくと安納がジャーマン。返した羽南がバックドロップ。バックの取り合いからエルボーの打ち合い。羽南がドロップキック、場外へプランチャ。20分経過。羽南がフェイマサ―、バックドロップ狙い、安納が切り返すと羽南はアームバー、ダンデライオン。安納がエスケープすると、羽南はバックドロップ狙い。安納がエスケープすると、羽南がエルボースマッシュ連打。安納が絶叫、羽南がフェイマサ―。安納が返すと、羽南の突進を止めてドラゴンスープレックス。安納がジャーマンを3連発、羽南が返すと、安納はタンタンドル。ギリギリで羽南が返すと、安納はもう一発狙う。切り返した羽南がバックドロップ連発、ブロックバスターホールド。バックドロップホールドも安納が肩を上げる。もう一発決めるとさらにもう一発。安納が切り返し、スペシャルポテリング。3カウントが入り、安納の防衛となった。
安納「羽南、あのさ、なんなん? すごすぎるやろ。こんな魅力的な19歳、羨ましいわ。未来しかない。でもさ、こんな33歳も結構、魅力的ちゃう? 今日はありがとう」
羽南がマイクを奪う。
羽南「悔しいけど、魅力的な33歳! オマエは33歳で魅力的な女だ!! 白いベルトの階段は全然、全然全然高かったけど、また挑戦させてください。今日はありがとうございました」
羽南が握手を求めると、安納は頭をなでる。するとなつぽいが登場。安納の前に立ち見つめ合うと、「ちょっと待った~!」と壮麗亜美が登場。
壮麗「ちょっと下がっててもらえる?(と、なつぽいを押しやる)安納サオリ、次の白いベルトの挑戦者は私、壮麗亜美だ!」
なつぽい「ダメダメダメダメダメ、ダメなお話、それは。なにを言ってるか? えっ? えっ、なんで?」
壮麗「えっ、なんで? 逆に!」
なつぽい「空気、読んで!」
壮麗「私は空気読むほど、つまんねーヤツじゃねーんだよ!」
なつぽい「ダメでしょ、イヤヤヤ。ぽいだったからさ」
壮麗「イヤイヤ何も言ってないじゃん」
なつぽい「イヤイヤ、なんで? どうして?」
安納「なつみ、壮麗。そこ試合決定で。意味わかる? 意味わかるよな?」
なつぽい「サオリ、頭打ったか? 大丈夫か? ぽいを待ってたでしょ? ねえ!」
壮麗「イヤヤヤ、でも安納サオリがこう言うんだから、次期挑戦者決定戦やりましょう!」
なつぽい「焦らすね~。そういうことね。いいよ、やってやるよ!」
壮麗「こっちこそやってやるよ、かかってこいや!」
なつぽい「サオリから取るは私なんだよ! 絶対負けないから、ぽーい!」
壮麗「ぽいって何!?」
なつぽいは安納のベルトに手をかける。壮麗にあっちに行けといった様子で手を払う。
なつぽい「ばいぽーい」
なつぽいと壮麗が退場。
安納「うるさいな…。じゃあ、何度だって言わせてください。私がワンダー・オブ・スターダムチャンピオン、安納サオリです!」

 

安納サオリコメント

 

「私が19歳の頃はさ、自分の良さとか全然わからなくてさ。着飾ってばっかりいたけど、羽南は自分がある。羽南はシンデレラかもしれないけど、魔法がなくても十分すごい。だってここまで安納サオリを追い込んだんだからさ。そして壮麗亜美、なつみ、なんかちょっと壮麗亜美は想定してなかったな。でも2人の思いが重なり合ってるなら、2人で闘って決めた方がいいんじゃない? 個人的には私はなつみと約束したし、次はなつみかなって思ってたけど、2人の闘いも見てみたい。嬉しいな、このワンダーのベルトに挑戦してくる選手が現れて。わたし、もう止まらん。このベルトとともに歩んでいくって、大きくなるって、何度も言ってるから。これから注目して…とは言わん。でも見逃したら後悔させてやる。それでは、安納サオリでした」

 

羽南コメント

 

「白いベルトへの階段はまだまだ…まだまだ遠いけど、もう確実に私は白いベルトを狙ってるって言い切るしかないし、もう言えるし、次は絶対に私が取りに行くから! 安納サオリから絶対、絶対、絶対! 私が取るから!!」

 

壮麗亜美コメント

 

「シンデレラで準優勝だったという結果もあって、自分の中で落ち着いてしまっていたというか。自分もこんなもんなのかなって思ってた気持ちがちょっとあったなって。でも今日の安納サオリと羽南の試合を見て、今日このとき、いま挑戦しなきゃダメだってすごく思った。だから今日挑戦表明をしました。なつぽい、オマエには5★STARでも勝ってるし、私はハイスピードキラーだから。絶対にブッ倒してやる」

 

なつぽいコメント

 

第9試合ワールド・オブ・スターダム選手権試合変則3本勝負
〈王者〉

2―1

〈挑戦者〉
〇舞華 渡辺桃●
(1)ノーマルルール30分
●舞華

14分14秒、

ピーチサンダー→片エビ固め

渡辺桃〇

(2)エニウェア・ハードコアマッチ30分

〇舞華

12分37秒、

みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

渡辺桃●

(3)ラストウーマンスタンディングマッチ時間無制限

〇舞華

8分14秒

旋回式みちのくドライバーⅡ→
10カウントノックアウト

渡辺桃●

※第17代王者が4度目の防衛に成功。

 昨年12・29両国で鈴季すずを破り、5★STAR GP決勝戦でのリベンジを果たすとともにワールド・オブ・スターダム王座初戴冠を成し遂げた舞華。以来、上谷沙弥、林下詩美、メーガン・ベインを退け、今回が3度目の防衛戦となる。挑戦者はメーガンとのパートナー対決前から舞華との対戦に名乗りを挙げていた大江戸隊の渡辺桃だ。この試合は両者の要望により、3本勝負でおこなわれることになった。しかも、お互いによる「相手の土俵で闘ってやる」とのアピールからルールを変えての変則3本勝負に。1本目は通常のプロレスルールで、2本目はハードコア、そして3本目はKOのみで決着がつくラストウーマンスタンディングマッチとなる。つまり、最後に立っていた方が勝者という完全決着戦。前代未聞の赤いベルト戦で、最後に立っているのは王者・舞華か、それとも赤初戴冠となる桃か?
 1本目は通常ルール。桃がエルボーを打ち込み舞華もやり返す。エルボーの応酬から舞華が連打、桃がミドルキック連打、舞華がキャッチしラリアット、桃がかわすと舞華がミドルとドロップキックをかわす。しかし桃がサッカーボールキック。桃がもう一発打ち込みヘアーホイップの連続。コーナーに追い込み顔面を踏みつける。桃は顔面を蹴り飛ばして挑発し、ミドルキック、キャメルクラッチ。場外に送り出すと、舞華を客席に投げつける。リングに戻すと、コーナーに追いこみミドルキック連打。桃の突進に舞華がパワースラム、スリーパー。桃がエスケープすると、舞華がラリアット。桃が返してブレーンバスター3連発、コーナーに乗せて雪崩式裏投げ、蒼魔刀、コーナーからも蒼魔刀を決める。舞華が返すとコーナーの桃にエルボー連打、雪崩式ブレーンバスター、山茶華、ラリアット。桃の突進を止めてブレーンバスター。桃がジャーマン。舞華は桃のミドルを迎撃しラリアット、桃がハイキック。両者ダウン。10分経過。エルボーの打ち合いから桃が連打しミドルキックの連打。桃の突進を止めて舞華が炎華落とし。桃が返すと、舞華はみちドラ狙い。桃が丸め込みからハイキック。桃の突進を止めて舞華がみちドラを決める。しかし、桃が肩を上げる。舞華が起こそうとすると桃が丸め込み。桃は突進を止めてひとでなしドライバー。舞華がカバーを反転。ラリアットをかわして桃がジャーマン、テキーラサンライズ。舞華が返すと。桃はピーチサンライズ狙い。舞華がこらえて突進するがハイキックを食らう。桃が顔面を蹴り上げ。ピーチサンダー、3カウントが入り、桃が先取。
 2本目はエニウェアでの決着が可能となるハードコアマッチ。桃がいきなり襲いかかり場外に舞華を送り出す。ナツコが押さえて桃がエプロンからミドルキック。桃は舞華を客席に投げつける。場外でBドライバーを狙うが舞華が丸め込み。桃が返すと凶器を投げつけると、イスの上にブレーンバスター。舞華が返すと、桃はコーナーポストをはずして殴りかかる。さらに剥き出しのコーナーに宙吊りにして、イスを挟んでのイス殴打。舞華が返すと、桃はトラッシュ缶を被せて有刺鉄線バットで殴打。舞華が追うあどぉかわし巨大ハリセンで殴りかかる。舞華は凶器の上にブレーンバスター。桃が返すと、舞華はラダーをコーナーに立てかけ激突させる。さらに串刺しでラリアット、ラダーに上がるが桃が追いつきマットに叩きつける。桃はラダーごと蒼魔刀。もう一発蒼魔刀にいくが2カウント。桃がラダーに上がると舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター。舞華の山茶華狙いを切り返し、桃がミドルキックからバットで殴打。10分経過。桃はテーブルに舞華を雪崩式Bドライバー狙い。舞華が切り返しパワーボムでテーブルに叩きつける。これでテーブルが真っ二つも2カウント。舞華は桃を引き起こし、イスへのみちドラ狙い。桃が切り返すが舞華がイスの上に叩きつける。舞華がハリセンで殴打、みちドラをイスの上に決めると3カウント。イーブンに持ち込んだ。3本目はノックアウト決着のみのラストウーマンスタンディングルール。両者グロッギー状態も目線が合うと両者とも笑みを浮かべる。両者突進しエルボーを打ち合い、舞華がショルダータックルスライディングラリアット。桃がかわしてミドルも桃がかわす。桃がグラウンドのハイキック。桃がコーナーに上がると舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスター。さらにブレーンバスター4連発。桃がダウンも、6カウントで立ち上がる。舞華がすぐにラリアット。起き上がりこぼし式でもラリアットを放つ。桃がかわしてミドルキック連打。舞華がダウン。8カウントで立ち上がるが桃のハイキックを食らう。舞華はミドルを止めてパワーボム、しかし桃が三角絞め。舞華がこらえると桃がハイキックでダウンを奪う。桃もダウン。9カウントで立ち上がると、桃がBドライバーを決める。ひとでなしドライバーを狙うと舞華がバックドロップ、ローリングラリアット。舞華は桃を引き起こして突進。桃が止めてひとでなしドライバー、両者ダウンもすぐに起き上がり、舞華がラリアット、桃がミドルキック、ハイキック。桃のミドルを舞華が打ち落としラリアット。桃がハイキック。両者ダウン。9カウントで立ち上がり、舞華が得るB-、みちドラ。桃がダウン。9カウントで立ち上がると舞華が旋回式みちドラ。桃がダウン。桃が立ち上がろうと縋り付くが、崩れ落ちて10カウントが入った。
舞華「ハァ~、渡辺桃、楽勝で私が2勝して勝てると思ってたのに、しょっぱなテメエから負けてマジで焦ったよ。渡辺桃、オマエはやっぱりスッゲーレスラーだよ! あー、クソッ! 今日はオマエとやれてよかったと心の底から思ってる。ありがとう」
桃「まいかぁ~、舞華…。ありがとう……とでも言うと思ったか! コラボケ、クソボケが! そのベルト、私がこのやり方でゼッテーに取ってやるから待っとけ、クソ・チャンピオン!」
桃が退場。
舞華「全然無事じゃないんですけど、防衛に成功しました! 今日、来てくれたたくさんのお客さん、そしてPPVをご覧のみなさん、本当にありがとうございます。いま、いろいろなことがあって、いろんな話題があるけど、私はいままでの歴史だったり、受け継がれてくるものだったり、それだけじゃない。もっともっと、その歴史たちと向き合って、新しい何かを生み出さなきゃいけない! それが私たちプロレスラー! そして、これが女帝時代だー! 私はね、これからももっともっと、このベルトを懸けていろんな試合をして、世界一スゲ~試合、バンバンやって、女帝時代築き上げていくので、みなさんよ~く見とけよ! それじゃ、ちょっと明日から長いツアーがはじまるので、そろそろ締めたいと思います。もうヘロヘロだからさ。それでは、BUNTAIのみなさん、PPVをご覧のみなさん、また会うその日まで、せーの、さらばだ!」

 

舞華コメント

 

「前代未聞じゃないの? なんだよ、赤いベルトのタイトルマッチで3本勝負でやろうってやったヤツ! まあでも、みんなと同じことやってもおもしろくないっしょ。ああ、しんどいねえ。いやあでも、生きてるって感じがするねえ。スターダム、いろんな刺激あるよ。私の知らない歴史だったり、いろんなものがこのスターダムには詰まってる。でも、その歴史を繰り返すだけじゃダメなんだよね、もっともっと新しくいろんな何かをそこから生み出さなきゃいけない。もっともっと私がスターダムおもしろくしてやるよ、この赤いベルト戦もおもしろくしてあげるよ。スターダムから目を離せなくしてやる。なんでもこいだ。スターダムには私が、女帝がいるから大丈夫だよ。女帝時代、まだまだ始まったばかり。みんな目をかっぽじって、よーく見とけよ」

渡辺桃コメント

一覧へ戻る