2024/06/23 試合結果

2024年6月22日『STARDOM THE CONVERSION』

『STARDOM THE CONVERSION
6月22日(土)東京・国立代々木競技場 第二体育館(観衆1654人)

シングルマッチ10分1本勝負
○フキゲンです★

4分33秒、

後方回転エビ固め

梨杏●

 梨杏とフキゲンです★がシングルマッチで対戦。「フキゲンの元の人の新人時代に似てる」とも一部で言われる梨杏。丸め込みが得意なのも共通点か。梨杏はトリッキーな丸め込みで、フキゲンに対抗する。

 フキゲンがロックアップをかいくぐり、四方にデースのポーズ。梨杏が邪魔をしてロープワークにもっていくが、フキゲンが喫煙ポーズ。そこに梨杏がドロップキック。フキゲンが鼻をつまんでチョップを振り下ろす。コーナーに追い込むと、顔面を踏みつけてポーズを決める。さらにスポーツ紙に目を通しながらのデスロック。梨杏はドロップキックでスポーツ紙ごと吹っ飛ばすとエルボー連打。フキゲンがセントーンを放つが2カウント。ブレーンバスターの予告を梨杏が丸め込む。もう一度丸め込みがフキゲンがクリアー。そしてフキゲンが丸め込むと3カウントが入った。

フキゲンです★コメント

 

梨杏コメント

 

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合30分1本勝負
〈王者〉

19分23秒、

ダイビング・ボディープレス→片エビ固め

〈挑戦者〉
葉月 羽南
○コグマ 飯田沙耶●

※第32代王者が2度目の成功。

 福岡での地元凱旋でゴッデス・オブ・スターダム王座を奪回した葉月&コグマ組が2度目の防衛戦。相手はNEW BLOODタッグ王者でもある羽南&飯田沙耶組で、前日に同王座を防衛したばかり。STARS同門対決とは言え、ベルトが懸かればユニットは関係ない。FWCは長期政権の足掛かりをつかみにかかり、wing☆goriは史上初のタッグ2冠が目の前にある。タッグ屋ならではのスリリングな攻防の末、最後にベルトを巻いているのはどちらのチームか?

 挑戦者組から手を差し出し、王者組も応じて握手が成立。コグマと羽南が先発に名乗りを挙げて試合開始。ロックアップで組み合い、羽南が腕を捻り上げる。コグマもやり返すと羽南がヘッドロック。葉月と羽南がロープワークの攻防。丸め込みの応酬となるが、どちらも譲らず。飯田の突進に葉月がスライディングでカット、コグマと合体し、ダブルで攻撃。葉月が飯田を捕獲し、滞空時間の長いボディースラム、フットスタンプ、ヘアーホイップ、顔面ウォッシュ。コグマが飯田にドロップキック、その場ボディープレスを連発。飯田が返すと、コグマがフットスタンプ。飯田が返してエルボーの打ち合いに持っていく。飯田が連打すると、コグマが一発で倒す。しかし飯田がジャンピングチョップ。託された羽南が後方からニーアタック、背中にドロップキック。すると葉月が乱入しドロップキック。怒った羽南が葉月とエルボーを打ち合う。コグマと葉月が合体も、羽南がまとめてクロスボディー、コグマにランニングエルボースマッシュ。羽南の突進を読んでコグマがガンスタン。葉月が羽南へスワンダイブ式ミサイルキック。羽南が返すと葉月はフェースロックに捕らえる。羽南がエスケープしてエルボー連打。葉月もやり返し、エルボーの打ち合いを展開。羽南が連打し葉月がダウン。葉月が羽南をかいくぐりコグマのアシストからコードブレイカー、セントーン。羽南が返すと、葉月がブレーンバスターの構え。羽南がこらえて飯田とサンドイッチ式エルボーで挟み撃ち。羽南が引き起こすと葉月がブレーンバスター。羽南がすぐにやり返す。飯田が葉月を踏み台にして控えのコグマを落とすと、葉月に飯田ロケット。飯田と葉月がエルボーの応酬。飯田のチョップに葉月が悶絶。エルボーとチョップの打ち合いから飯田が逆水平連打、両手を後ろで組んだ葉月が受けて立つ。葉月がダウンするまで飯田が打ち続ける。10分経過。飯田が突進するが葉月が切り返す。さらに飯田が切り返して腕を取る。葉月がエスケープすると。飯田が後方からラリアット。2発目は葉月が足を出して阻止。羽南がドロップキックで援護し、羽南と飯田でジャンピングチョップ。しかし葉月がかわし、コグマと葉月がエプロン越しにDDT。下からのドロップキックを飯田と羽南がかわしてドロップキック、羽南が場外へプランチャで飛び、飯田は戻されたコグマに飯田ロケット発射。しかしコグマの肩が上がる。羽南と飯田が合体スパインバスターも葉月がカット。飯田はフィニッシュを宣言してコグマに垂直落下狙い。コグマが切り返しスリーパーでぶん回し、胴締めスリーパー。飯田が回転してロープに到達。葉月とコグマが合体ネックブリーカー。しかし羽南がカットする。15分経過。コグマは飯田を寝かせてコーナーへ。飯田も上がって雪崩式パワースラム。コグマが高角度のノーザンライト。飯田がラリアットもコグマが止める。しかし飯田が葉月とコグマにラリアット。羽南がバックドロップ、飯田がラリアット。羽南がカットに入った葉月を場外に落とす。飯田がコグマに串刺しラリアット、達者でな!の体勢。しかし、コグマがかいくぐる。飯田が切り返して飯田橋も2カウント。コグマが飯田の突進をかわし葉月とコードブレイカーで合体。しかし羽南がカット。羽南は次々と「オマエもだ!」とエルボーを打ちまくる。葉月とコグマが突進を止めてDDTで排除。葉月が飯田を引き起こし垂直落下、コグマがダイビングボディープレス。その瞬間、葉月が場外トペで羽南に一直線。飯田が返せずコグマが3カウントをゲットした。

コグマ「wing☆gori…ノドがやられた…ノドがやられた。ノドやられたんで、葉月おねがい…」

葉月「まずは2度目の防衛成功しましたー! ウィンゴリ、やっぱ長いことアンタらも組んでるだけあって強いし、ちゃんとウチらのこと勉強してきたね。ただウチらはまだまだwing☆gori、いや世界中のタッグの高い壁でありたいと思います。また何度でも挑戦待っとるけ、タッグ力上げて、挑戦してきてください。今日はありがとうございました(wing☆goriは座礼)。で、防衛したってことは? 次の挑戦者。オイ、オイ? 防衛したから誰か出て来てくれてもいいはずなんですけどね。てか出てくるでしょ、普通。バックステージでさ、『ゴッデス、私たち欲しいんだよね』とか言っとる朱里と小波! なに? バックステージでしか発言できないの? ウチらにビビってるのかな。なんかね、朱里はオマエら2人で1人で相手してやるよ!みたいなイメージだったけど、ビビってんだろね。まあいいよ。次の防衛戦、朱里と小波でOKだよね? えっ、イヤイヤ? イヤ? OK、OK。じゃあすぐ来週? 来週? 来週やろう。そう! 来週の後楽園で防衛戦やりま~す! みなさん、後楽園もFWCが最高のタッグマッチをお見せするので見に来てください!」

葉月&コグマコメント

 

葉月「2度目の防衛成功! 声が…やられたね!」コグマ「(枯れた声で聞き取れず)」

葉月「でも、それくらいきてくれたってことだね。予想していた以上にウチらを追い込んでくれたけど、ウチらにはまだまだ出してないものもあるし」

コグマ「(枯れた声で聞き取れず)」

葉月「止まってられない! バックステージでしか言えない2人を後楽園で迎えて防衛したいと思います。最多防衛記録を作るためにはもっともっと強くならないと。ウチらは発展途上だから。今日も代々木で暑かったのは!」
コグマ「FWC!」

葉月「最高の女たちは?」

葉月&コグマ「FWC!」

羽南&飯田沙耶コメント

 

飯田「やっぱり…壁が…!」

羽南「何回も勝てそうなところ、あったよね?」飯田「あったと思う」

羽南「それでも勝てないくらいの相手だと思ったし、私も飯田ちゃんがペアでよかったなって思います」

飯田「何度も死にそうになったけど、羽南さんという心強いタッグパートナーがいて、お客さんの声援があるから意地でも取りにいこうと頑張りました」

羽南「史上初のタッグ2冠はならなかったけど、またFWCを見て盗みながら成長して、FWCから取るので待っててください!」

飯田「朱里と小波、来週後楽園?」

羽南「クレイジーすぎでしょ!」

飯田「そういうところも見習っていかなきゃね」

羽南「STARSで成長していきます! ありがとうございました!」

スペシャルシングルマッチ15分1本勝負
○スターライト・キッド

13分23秒、

スター・スープレックス・ホールド

星来芽依●

 スターライト・キッドと星来芽依が一騎打ちの空中ハイスピードバトル。キッドは現在ユニット無所属で、星来はパートナーの鈴季すずが欠場中。純粋なシングルマッチで、白黒つくか?

 星来のセコンドに欠場中の鈴季すずがつく。キッドがバックを取りネックロックに移行。星来が切り返すが、キッドはヘッドロックでグラウンドへ。星来が体を入れかえてカバー。キッドが返すと睨み合い。星来が握手を求めると、キッドも応じる。キッドが驚いた直後に星来が蹴りを入れてロープワークに持っていく。キッドはドロップキックをかわすとラリアットもかいくぐりコルバタ。星来がスクっと着地も、キッドがレッグツイスト。キッドは星来の右脚にストンピング、エルボー、サードロープにかけて締め上げる。さらにヒザへのドロップキックを放つと、ヒザを踏みつけてその場跳びムーンサルト。星来がクロスボディーでキッドを場外に送り出すと、エプロンからドロップキック。リングに戻すと、ラリアットからネックブリーカー、ネックロック。キッドがエスケープすると、星来がエプロンからドロップキック。かわしたキッドが619、エプロン越しにDDT、旋回式ダイビングボディープレス。しかし星来がかわしてエルボー。ブレーンバスターの構えはキッドが阻止してエルボー連打。星来がこらえてドロップキックを至近距離から3連発。キッドがこらえてカウンターのエルボー、ハイキック。キッドがタイガーの構えにいくと星来が切り返してドロップキック。コーナーからネックブリーカーも2カウント。星来はキッドを引き起こしパワーボムの構え。キッドが切り返すが星来が投げっぱなしジャーマン。星来はフィニッシュ狙いでドロップキックもキッドがキャッチするようにかわしてストレッチマフラー。黒虎脚殺に移行する前に星来がエスケープし反転。10分経過。キッドが返すと、後方からドロップキック、旋回式ダイビングボディープレス。しかし、星来が返してみせる。キッドがムーンサルトプレスを決めると、星来がギリギリで返す。星来がローリングソバット、ジャックナイフ。キッドが反転して丸め込みの連続。星来が丸め込みの連続もキッドがクリアー。残り3分。星来の突進を止めてキッドがパイルドライバーの構え。星来が切り返し流れ星も2カウント。星来がドロップキックを叩き込むが、これもキッドが肩を上げる。星来はキッドを引き起こし変型テキーラショット狙い。キッドがかわしてスタースープレックス。返される、フックを離さずもう一発。星来が返せずキッドが3カウントを奪ってみせた。試合後、キッドが何やら星来に耳打ち。星来が鈴季を呼び込み、キッドから聞いたことを伝えるためか、こちらもなにやら耳打ち。キッドは星来にオーバーマスクを乗せて退場した。

スターライト・キッドコメント

 

「ちょっと! 芽依ちゃん、早いし強いじゃないの! 顔面ドロップキックで撃ち抜かれて一瞬危なかったけど、私が星来芽依を、ぶっ転がしましたー! (腕を見せながら)芽依ちゃんとお揃いのヤツ、勝手にやってきた! 芽依ちゃん、初シングルマッチ、SLKとやってみてどうだった? 私はメッチャ楽しかったよ。楽しかったから、最後スタースープレックスでぶん投げちゃった。芽依ちゃんも組んでも闘ってもなんでもできる相手の1人だと思ってます。今日はすずもセコンドにきてくれてて、私のじゃなかったけどさ。ハハハ」

星来芽依コメント

 

「スターダムにきて1年半、やっと念願のキッドさんとシングルができて。復帰戦のパートナーでもあったので、これからも組んでも闘ってもやっていきたいと思いました」

タッグマッチ20分1本勝負
○白川未奈

11分17秒、

グラマラスドライバーMINA→片エビ固め

なつぽい
HANAKO 水森由菜●

 白川未奈&HANAKO組のE neXus Vとなつぽい&水森由菜のコズミックエンジェルズがタッグマッチで対戦。アメリカから帰国した白川だが、今回は6・30「フォービドン・ドアー」でおこなわれるトニー・ストームとのAEW女子世界王座戦の調印式のために渡米した。日米を往復する白川は、今回も疲れを感じさせないファイトをしてくれることだろう。そのためにはHANAKOのアシストも必要だ。

 HANAKOが先発に名乗りを挙げると、なつぽいと向かい合う。HANAKOが手を上げて誘うが、なつぽいは届かない。なつぽいはコーナーから手を上げてHANAKOを誘う。HANAKOはなつぽいをデッドリードライブで落としてヘッドロック。なつぽいがロープに振ろうとするが、HANAKOはヘッドロックを離さずに絞り上げる。HANAKOがバックを取り高々と持ち上げる。なつぽいが体を入れかえ丸め込む。返したHANAKOがショルダータックル、なつぽいのクロスボディーをキャッチ。返したなつぽいがドロップキック。水森がHANAKOにボディープレス、なつぽいを肩車するが、息が合わずに白川に蹴り飛ばされる。白川が水森をコーナーから挑発、ローキック、吊り天井を仕掛ける体勢でフットスタンプ。HANAKOがアルゼンチンから水森をコーナーに叩きつけ、串刺しボディーアタック、ニードロップ。水森はバックドロップ狙いをかわしてドロップキック。なつぽいがHANAKOにネックブリーカー、ダイビングボディーアタック、腕十字。しかし、白川がカットする。なつぽいが白川にアームホイップ、2人まとめてドロップキック。HANAKOが返すと、なつぽいにバックブリーカー、顔面ビッグブーツ。白川の突進をなつぽいがかわす。白川はフェイントをかけてコーナーから延髄斬り。なつぽいが返すと、白川の打撃をかいくぐる。白川もなつぽいの打撃をかいくぐる。なつぽいがバックキックからバックラッシュ。水森が白川に串刺しラリアット、ダイビングショルダータックル、ギロチンドロップ。白川が返すと、HANAKOが乱入しボディースラム、白川に指示を出して持ち上げると、水森の上にトルニージョプレスで投下する。白川は水森にエルボー、コーナーに上がるとなつぽいが落として、水森が変型ネックブリーカー。なつぽいのトラースキックから水森が前方に叩きつけラリアット。しかし、白川が返してみせる。水森は白川を引き起こし肩車。白川が切り返し水森をマットに叩きつける。白川はグラマラスドライバー狙い。水森が切り返してラリアット。白川が返すと、水森が三角飛びラリアット。白川がかわしHANAKOがブレーンバスター、白川がダイビングしての十字固め。10分経過。水森が丸め込むが2カウント。白川がエルボーでダウンさせ、引き起こすとグラマラスドライバーMINA。水森が返せず3カウントが入った。

E neXus Vコメント

 

白川「きょうはね、負けるわけにはいかないんです。なぜならば昨日帰ってきて、火曜日にまたアメリカへ飛びます…ってことで、勝ったいいイメージでいかないと、ここはパッションで。…パッション大丈夫だよね(HANAKOに小声で)、パッションで乗り切ったわけだよ。ね。で、来週火曜日に行って、AEWダイナマイトで6人タッグマッチがありまして、それももちろん私が123取って、6月30日、日本時間7月1日の『フォービドゥン・ドアー』で(AEW女子世界の)ベルトを必ず取って、この夏はちゃんみなメチャクチャ忙しくなって、ちゃんみなイズヒアー、アンドゼアーって感じで、いろんなところにちゃんみな出没したいと思ってます」

白川が「ウィーウォントミナ(ミナを出せ)!と叫ぶと月山も加わる。

HANAKO「未奈さん、絶対ベルト取ってください」

白川「当たり前でしょ。言われなくても取ってきますし、HANAKOもアメリカの風、感じてみたら」

HANAKO「アメリカ…。私もずっといつかと思ってました」

白川「今後、私たちの夏の動きにもご期待ということで」

COSMIC ANGELSコメント

 

水森「白川未奈、私と同じ2018年デビュー、同期。一枚も二枚も何枚も皮むけて、いま海外で引っ張りだこ。ゆなもんだって、私だってもっと何皮でもむけて強くなりたい!この夏、絶対に5★STARに出て私はトロピカって何皮でもむけるレスラーになります」

なつぽい「本当に未奈ちゃん、すごいね。未奈ちゃんと久々にきょう当たってすごく楽しかったし、最後、未奈ちゃんとぽいはお約束をしたと思ってるから。ぽいも夏といえばなつぽいの夏でしょ。やって来ますよ。なつぽいの夏、見ていてください。サオリ、きょう見てるから、ばいぽい!」

(ばいぽいって何?)

水森「トロピカル…バイバイ!」

6人タッグマッチ20分1本勝負
○鹿島沙希

11分51秒、

ともかの一撃必殺ともか蹴り→体固め

中野たむ
八神蘭奈 さくらあや●
稲葉ともか 玖麗さやか

 中野たむ&さくらあや&玖麗さやか組のコズミックエンジェルズと、鹿島沙希&八神蘭奈&稲葉ともか組のゴッズアイが6人タッグマッチで激突。前日の竹芝「NEW BLOOD13」では、さくら&玖麗組が羽南&飯田沙耶組のNEW BLOODタッグ王座に挑み大奮闘。ベルトには届かなかったものの、セコンドについていた中野にも思うところは大きかったようだ。そして今回はトリオを組んでゴッズアイと対戦。さくらと玖麗には自力初勝利も期待され、フューチャー・オブ・スターダム王座への挑戦もアピールした八神との対戦にも期待がかかる。また、ゴッズアイには前日に引き続き稲葉ともかが合流。このトリオは初となるだけに、どんな連携が見られるか注目される。

 玖麗と八神の先発でゴング。バックの取り合いから玖麗がヘッドロック。八神が取り返し絞り上げるとアームホイップ。玖麗がその場跳びドロップキック。玖麗とさくらが次々と串刺しドロップキックを八神に放つ。八神と玖麗がエルボーの打ち合い。八神が打ち勝ちドロップキック、サッカーボールキックを連発。玖麗は1カウントで肩を上げる。鹿島が入り玖麗を踏むと、すぐにともかにタッチする。ともかが玖麗にボディースラムを連発。玖麗がともかにドロップキックを決め中野に託す。中野はともかにダイビングボディーアタック。八神が中野を羽交い絞めにしてともかがニー。八神とともかが合体するが、中野がドロップキックで分断。ともかと中野が蹴りのかわし合い、ともかが二段蹴り。中野が返すと、ともかがフェースロック、サッカーボールキック。中野が返すと、ともかの一撃必殺ともか蹴りをキャッチしスピンキック。ともかが立ち上がりハイキックもかわされてジャーマンを食らう。中野はタイガーの構え。ともかが切り返しニーから回し蹴り。鹿島がタッチを申し出てリングイン。すぐに中野をカバーするが返される。鹿島はコルバタを極めタッチを求めるが、中野のバックドロップの餌食に。さくらがタッチを申し出て鹿島に蹴りの連打。鹿島が返すと、さくらは変型三角絞め、エルボー連打、玖麗を呼び込みダブルでドロップキック。鹿島が返すと、さくらが変型ノーザンライト。ともかがカットし八神がミドルキック、鹿島がそのまま押さえ込むがさくらが返す。さくらは鹿島に丸め込みの3連続。鹿島が返すとさくらはハイキック。鹿島がかわすが中野がトラースキック。さくらが玖麗の援護から丸め込む。鹿島が返すと、さくらは気合を入れてキックのコンビネーションでダウンさせる。しかし鹿島の肩が上がる。そして鹿島が起死回生。しかし中野と玖麗が懸命のカット。さくらのニーアタックを鹿島がかわし八神とともかが蹴りの競演、鹿島をカバーさせるが2カウント。八神とともかがコズエンを分断し、ともかがさくらに一撃必殺ともか蹴り。鹿島を引っ張りさくらの上に無理やり乗せると3カウントが入った。

鹿島沙希&八神蘭奈&稲葉ともかコメント

 

COSMIC ANGELSコメント

 

「家出レスラー」Presents タッグマッチ15分1本勝負
岩谷麻優

時間切れ引き分け

朱里
向後桃 壮麗亜美
with岩谷マユ

 映画「家出レスラー」を再現するような試合がリングで実現。モデルとなった岩谷麻優は、映画でGMを演じた向後とタッグを結成。しかも、岩谷マユを演じた平井杏奈が「with」として参加する。相手は朱里&壮麗亜美組で、朱里は花月をモチーフとしたマユのライバル羅月を演じ、壮麗は岩谷新人時代のユニット、たわしーずの一員として映画に登場した。お祭り感のある試合で、どんな光景が展開されるか?

 朱里が羅月メイク、壮麗が巨大たわしを含む、たわしを持参。MAYUランドから岩谷組が登場。まずは麻優とマユがステージに姿を現すと、GMスーツ姿の向後が先導してリングイン。マユは岩谷組のセコンドに着く。試合にはたわしとセコンドの使用が認められる。向後はスーツのまま試合をする模様。試合は岩谷と朱里でスタート。場内は羅月コールから次第に麻優コールも交錯。バックの取り合いから腕を取り合い、朱里がヘッドロック。岩谷がロープに振ると、アームホイップの応酬から視殺戦。岩谷がDDTを決めると向後も入りクローズライン。朱里がかわすと壮麗がたわしで殴打し、たわしをばらまく。朱里と壮麗が向後と岩谷にキャメルクラッチを極め、たわしでも攻撃。朱里が向後を捕獲すると、壮麗がゴムパッチン攻撃。場外乱闘で壮麗が向後に再びゴムパッチン、朱里が岩谷をたわしで攻撃。岩谷がたわしを朱里に投げつけて反撃。朱里が岩谷をリングに戻し、花道に連行。マユが追いかけ2人で朱里の前に立ちふさがる。朱里は区別がつかずに困惑。しばし考えマユをホンモノと確信。マユを捕まえヘッドロックでリングに戻す。朱里はマユに逆エビ固め。マユはなんとかエスケープ。

マユのエルボー連打を朱里が受けて立つ。マユは変型卍固め。岩谷も壮麗に決めてみせる。朱里がロープに到達もマユが丸め込む。岩谷がドロップキックを決め向後にタッチ。向後は壮麗、朱里にコルバタ、岩谷と619で競演し、まとめてドロップキック。壮麗が返すと向後にダブルチョップ、向後がドロップキック、壮麗がボディーアタック、向後がドロップキック。壮麗がアルゼンチンからコーナーに宙吊りにしボディーアタック、ラリアット。壮麗のブレーンバスターを向後が切り返しトラースキック。岩谷が壮麗にドロップキック、突進をかわしドロップキック。岩谷が壮麗に突進もマットに叩きつけられる。朱里が岩谷とハイキックのかわし合い。エルボーを打ち合い、朱里がカウンターのバックキック、ドロップキック、ダイビングフットスタンプ。もう一度上がると壮麗がたわしで殴打、朱里が雪崩式ブレーンバスター、ニーアタック。しかし、岩谷が肩を上げる。朱里が担ぎ上げると岩谷が切り返しマユがたわしで殴打、壮麗が岩谷の丸め込みをカット。岩谷と向後が朱里を捕獲。岩谷のトラースキックから向後がボディーアタック。岩谷がフィニッシュを宣言しドラゴンの構え。朱里が切り返すとフェリーのブラインドを突いて毒霧からデスバレー。しかし、向後がカットする。朱里は岩谷にスリーパー、岩谷が丸め込むが2カウント。岩谷がトラースキックからジャーマンも壮麗がカット。残り10秒。朱里がバックを取りジャーマンも、ここでタイムアップ。15分時間切れ引き分けとなった。試合後、朱里がマユに向かっていくが、顔面を青く染めた岩谷が制止。しかし退場直前、朱里がマユとハグをかわした。

岩谷麻優&向後桃(STARS)with岩谷マユコメント

 

岩谷「毛穴のヨゴレ…毛穴のヨゴレ…敏感なんだよ! 毛穴のヨゴレ!」

マユ「ゾンビマユ!」

岩谷「ホントにゾンビ(苦笑)。でも、初めてのリングでボコボコにやられてたね!」

マユ「初めてのセコンドでまさからの乱入もちょっとさせてもらっちゃったんですけど…! 家出レスラーをやってて、女子プロレスが、スターダムが大好きになったんで、こんな光栄なタッグマッチに参入させていただいて幸せでした。家出レスラーに携わっていただいたすべての皆様に感謝です!」

向後「家出レスラーのメンバーでこんなリングマッチができると思ってなかったので、ちょっとしんどい思いをした人もいると思うけど、メチャクチャ楽しかったです!」

岩谷「マジで、マジで、映画になるってなったときは不安とかいっぱいあったけど、主役の岩谷麻優役が本当に平井杏奈ちゃんで本当によかったって思ってます。プロレスを、スターダムを愛してくれて、こんな全力で家出レスラーに関わってくれて本当にありがとう!」

マユ「ちょっと泣きそう…!」

岩谷「見てくれたみなさんもありがとうございました! 本格的にデビューするかもしれない!? 目も痛いし、毛穴が心配なので、洗顔してきます!」

マユ「すぐ洗いましょう(苦笑)」

岩谷「羅月~!!

God’s Eyeコメント

 

朱里「家出レスラープレゼンツ。この試合ができてすごくすごく嬉しいです。映画が無事に公開されて、いろんな人に見ていただけたと思うので。もっともっとたくさんの人に見てほしいという気持ちもあるんですけど、ホントにホントに素敵な映画になったと思うので。作品が公開されて、ホントにホントに嬉しいです。杏奈ちゃんがセコンドにいて、マジで『あれ、岩谷麻優どっちだ!?』ってなって。合ってたよね? 大丈夫だったよね?」

壮麗「う、ウ~ン…? 合ってた? たぶん! 今日は私もたわしーずとして、たわしを持って入場させていただいて、スゴくスゴく楽しかったです。代々木が終わって、私が次に目指す先は5★STAR。今日私たちの試合の前に5★STARの初戦の相手が発表されて、私の相手はなんと上谷沙弥! 去年は初年で上谷沙弥が欠場しちゃって、同じブロックだったけど闘えないまま終わってしまっていたので。すごくすごく、楽しみです。いまQQがどうなるか揺れてるところではありますけど、きっとその頃には決着もついてるかなと思うので。どんな上谷沙弥と当たれるのか、楽しみにしてます!」

朱里「自分はゴッデス、第1試合で葉月&コグマが勝ったので、FWCの方からゴッデスを言ってくれたので。まあ、自分もどっちか勝利した方に挑戦したいと思ってたので、ありがとうございます。次の後楽園ホールと言っていたと思うので、朱里&小波で絶対ゴッデスのベルトを巻くんで。お楽しみに!」

Queen’s Quest vs 大江戸隊 完全決着最終章
 最終敗者以外4人、ユニット追放イリミネーションマッチ
○刀羅ナツコ

27分29秒、

スワントーンボム→片エビ固め

上谷沙弥●
渡辺桃 AZM
テクラ レディ・C
琉悪夏 天咲光由
吏南 妃南

退場順:①レディ・C②天咲光由③吏南④妃南⑤琉悪夏⑥テクラ⑦⑧AZM&渡辺桃
(1)〇テクラ(6分7秒、毒グモデスドロップ→片エビ固め)レディ●
(2)〇吏南(7分55秒、Pink♡Devil→片エビ固め)天咲●
(3)●吏南(12分26秒、外道クラッチ)妃南〇
(4)〇琉悪夏(13分37秒、OTR)妃南●
(5)●琉悪夏(14分36秒、あずみ寿司)AZM〇
(6)●テクラ(18分5秒、あずみ寿司)AZM〇
(7)●桃(22分37秒、両者OTR)AZM●

※上谷沙弥以外の4名はQueen‘s Questから追放

 クイーンズクエストと大江戸隊が存続をかけて最終決着戦の5対5イリミネーションマッチ。QQは上谷沙弥&AZM&レディ・C&天咲光由&妃南組で、大江戸隊は刀羅ナツコ&渡辺桃&テクラ&琉悪夏&吏南組の10人タッグマッチ形式。この試合で琉悪夏は復帰となる。当初は最終敗者がユニットから強制的に脱退となるはずだったが、会見においてナツコが調印書を偽造、最終敗者以外の4人がそのユニットを去ることが決定となってしまった。となれば、この試合は負けたユニットが事実上の解散となる。上谷の桃勧誘をきっかけに、もつれにもつれた両軍の闘い。最後の最後に待っているものとは…。

 ゴングと同時に両軍が突進しエルボーを打ち合う。リング上は天咲と桃。桃の突進を天咲がかわし、QQが全員でドロップキック。しかし桃がかわして大江戸隊がドロップキック、桃が天咲を落として場外戦となる。桃が天咲を戻してミドルキック、片ヒザでカバー。返されるとミドルキックを連打する。テクラと桃が天咲を蹴飛ばしていく。テクラが天咲の後頭部にキック。天咲が返すと、テクラが打撃の連打。天咲がDDT。レディがテクラ、桃、吏南にショルダータックル。ナツコがこらえると、テクラと合体。しかし、レディがまとめてコブラツイスト、河津落とし。テクラがチョークスラムをかわしエルボー、ビッグブーツ。レディが返すと、テクラが蜘蛛絡み。QQが総出でカットする。テクラの突進をレディが止めてビッグブーツの連打。テクラがコーナーからレディに絡みつきネックロック。レディがコーナーに叩きつけ突進。テクラがかわすと大江戸隊が次々と串刺し攻撃。テクラがボックスで殴打し、レディに毒グモデスドロップ。レディがフォールされ失格。 

 吏南が天咲にビッグブーツ。天咲がDDTも吏南が返す。天咲は天聖にいくが吏南がジャックナイフに切り返す。天咲が吏南にDDTも2カウント。桃が天咲にミドルでカット、テクラのアシストから琉悪夏がラリアット、吏南がピンクデビルで天咲を失格させる。

 QQをコーナーに追い込み、次々と大江戸隊が串刺し攻撃。吏南が上谷にリバースブレーンバスター。上谷が返すと、桃がテーブルに寝かせてナツコがダイビングボディープレス。上谷がかわしてテーブルは真っ二つ。妃南が次々と払い腰。桃はこらえてナツコが加勢。妃南が2人をかわし払い腰で叩きつける。10分経過。妃南が吏南にネックブリーカー。吏南がフットスタンプからノーザン狙い。妃南が切り返すが払い腰を食らう。吏南がSTOも2カウント。吏南がPink♡Devil狙いも妃南が切り返す。そこに桃がハイキック、吏南がノーザン、ダイビングダブルニー。しかし妃南が返す。吏南はもう一度上がり、ダイビングフットスタンプ。妃南がかわすと上谷の援護から外道クラッチで吏南を退場させる。

 桃と琉悪夏がダブルで妃南を攻撃。妃南が琉悪夏に払い腰。琉悪夏がOTR狙いも妃南がこらえる。琉悪夏はエプロンに出してクロスボディー、妃南が転落し失格に。

 AZMが琉悪夏にダイブもかわされる。AZMがハイキックも琉悪夏がこらえてラリアット。AZMが返すと、琉悪夏がフィッシャーマン狙い。AZMが切り返しあずみ寿司で退場させる。

 AZMとテクラが打撃の攻防。テクラの丸め込みをAZMが返して丸め込む。15分経過。AZMがコーナーに上がるとテクラがコスチュームのベルトで殴打し、コーナー上でエルボー、ベルトを首に巻き付けスパイダー式雪崩式ブレーンバスター。狙いすましてスピアを決めるが上谷がカット。上谷がナツコと桃にまとめてフランケン。桃とテクラがバズソーの挟み撃ち、テクラがボックスでAZMを殴打。AZMがかわしてドロップキック、テクラがカウンターでエルボー。AZMがボックスでカウンターの殴打から丸め込むとテクラが退場に。

ナツコと桃でサンドイッチ攻撃、ナツコがAZMにキャノンボール、桃が蒼魔刀。AZMが返すと、桃はチキンウイング、AZMが切り返すと上谷が入ってカットしAZMが丸め込む。20分経過。AZMが桃にバズソーキック。フィニッシュを宣言してAZMがダイビングフットスタンプ。食らった桃だが肩を上げる。AZMは桃を引き起こす。ナツコが毒霧噴射し、桃がBドライバー。AZMが返すと、桃とナツコが合体。上谷がスワンダイブでカットし、AZMが桃に丸め込みの連続、ナツコがカット。桃がバズソーキックからAZMにひとでなしドライバーの構え。上谷がドロップキック、2人がエプロンに、ナツコがショルダーで上谷を分断。AZMに桃がエプロンでOTR狙い。AZMがヌメロウノで飛びつくと桃ともOTR失格に。

 ナツコと上谷がエルボーの打ち合い。上谷がニールキック。大江戸隊が次々と乱入しフキゲンがダイビングセントーン。ナツコがフィニッシュ狙いで叩きつけるが上谷が返す。ナツコは上谷に向けコーナーへ。QQが止めて上谷が雪崩式フランケン。ナツコが立ち上がるがスピンキックから旋風脚を食らう。25分経過。上谷がスタークラッシャー狙い。桃がバットを持つとナツコにヒットさせる。上谷がカバーもナツコが返す。QQが総出でナツコにドロップキック。上谷と桃がナツコに向けてコーナーに上がる。ダブルでニーアタックをヒットさせ上谷がスタークラッシャー。琉悪夏がボックスを投げてカットする。ナツコが鉄パイプを手に。桃がイスで殴打も、狙いは上谷。ナツコがデスバレーからスワントーンボム。3カウントが入り、大江戸隊の勝利。大江戸隊のひとり残りがちで上谷以外のQQがユニット追放に。桃は当然のように大江戸隊サイドへ。

ナツコ「この喝采は本当はオマエにいく予定だったのにな~、上谷。オマエは契約書を改ざんされたときから何もわかってねーよ!! なぁ、桃!」

桃「そう。なーんにもわかってない。ねぇ、バカなクイーンズクエストどもよ。今日で解散だよ、テメーらはよ。いや解散じゃないか。ねえ、上谷。一人いるクイーンズクエストだよね。一人でクイーンズクエストせいぜい頑張ってね(笑)」

テクラ「上谷、アタナはもう独りぼっちだよ! これからどうすんの? 上谷、やばいよ」

大江戸隊が退場。

上谷「(泣きじゃくりながら)本当に、みんなゴメンね…。本当にゴメン…」

上谷はひとりでQQのフラッグを持って退場。ほかのメンバーはリングで呆然。そこにゴッズアイが登場。

朱里「こういう風になるのは望んでなかったけど、どうかな? ウチらと一緒にやっていかない? ねぇ。どう、どうかな?」

鹿島「あの、強くて守ってくれる人だったら大歓迎です」

朱里「やっていきたい」

スターライト・キッドが登場。

キッド「いましかないと思って来ちゃった。AZM、光由、私と一緒にやっていかない?」

クレイジースターが登場。

鈴季「面白そうな話、してんじゃーん! その話、ウチらも混ぜてもらいまーす。芽依ちゃんはもちろん、キッド、AZM、光由。この同世代で組んだらプロレス界、もっともっと爆発しちまうんじゃないの?」

星来「はい。キッドさんとさっき試合して、芽依も一緒にやっていきたいって思った。AZMさん、光由、一緒にやりましょ」

キッド「これが私の出した答えです!」

AZM「みんな、みんなありがとう(涙)。嬉しいけど、ちょっといまはそれどころじゃない。だからいったんゴメンなさい」

キッド「まあそれは当然だと思うから、いまはね。信じて待ってるから!」

朱里「ゴッズアイも忘れないでね。よろしく」

AZM「こんなになっちゃったけど、最後に言わせてほしい。妃南ちゃん、光由、レディ、そして上谷。いままでありがとう。一緒に帰ろう」

元QQの4人が一緒に花道を引き揚げた。

上谷沙弥コメント

 

「(大泣きしながら)QQを守り切ることが出来なかった…リーダーらしくなくて本当にごめん…。プロレス人生で一番絶望的な日です…。もうどうしたらいいかわかりません…」

大江戸隊コメント

 

流悪夏「オイ、QQ! ついに、ついに、ついに終わったな! 正確に言えば上谷沙弥1人だけ残った。実質解散、アイツ1人で何ができる。QQだけじゃねえよ。これはまだ始まりに過ぎない。1つ1つ、ブッ壊してやる」桃「上谷、QQ1人? せいぜいがんばってね、私は応援してるよ?」

Crazy Star&キッドのコメント

キッド「私が出した答えは、いまやりたいことは、同世代の人たちと一緒に新ユニットとしてやっていくこと。すず、芽依、本当にありがとう。(鈴季は)欠場しとるけど」

鈴季「欠場してるけど、今日のあいつらの顔見てたらよ、いてもたってもいられなくなってよ。でもさ、すっごい気合入っちゃってるけど、私はオマエ(キッド)のことまだ認めてねえからな。鈴季すずにしっかりと勝ってからもっと気合入れてくださーい」

キッド「ウチらは組んでも闘ってもいけちゃうからね」

星来「ピース(平和)ですよ、ピース。まあね、キッドさんが一緒にやろうと言ってくれたのはメッチャメチャうれしくて。しかもスターダムに来て初めてのユニットなので、もしあのメンツでできるとなったらもう最高ですね。なので、自分も信じて待ちたいと思います。信じて待ちましょう」

キッド「OK,OK。でもね、AZMと光由がいますぐ答えを出すことができないっていうのは当然のことだと思ってます。私もすごくそれは気持ちがわかる。でも、私は同世代でね、AZM、光由と一緒にやっていきたいと思ってるし、絶対的必要な存在だと思ってるので。信じて、待つ。それだけかな。とりあえずは私の出した答えはこれです」

鈴季「以上!」

元QQコメント

 

AZM「前の渡辺桃に裏切られたときとまた違う絶望感があって、今日はQQ守ろうと決めてたのにみんなごめんね」

レディが泣きじゃくる。

AZM「今日終わってゴッズアイとキッドとクレイジースターが助けに来てくれたけど、私はQQが大好きだし、でも独りにしてしまった上谷に対してすぐにユニットを決めるとかはできなくて。もう少しだけ時間が欲しい」

レディ「自分が今日一番最初に負けて、足りないものが多すぎてもっともっと自分のプロレスを見つけていかなきゃいけないなって。でも、その道は今すぐはちょっと決められなくて。でもすごい誘ってもらって嬉しかった。

妃南「まあ負けてしまって、悲しいんですけど、いまは自分には目標があるんでクヨクヨしてられないし。他のユニットからの声がけもあったんで前向きに考えたいと思います」

天咲「私はQQが大好きで、大好きで。デビューしてからずっとQQでいて、これからもずっとQQでいると思ってて。大好きなQQでなくなってしまったこと、すごく辛いですけど、私はQQを諦めたくないし、まだ諦めきれない。自分でレベルアップして自分を信じます」

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合30分1本勝負
〈王者〉

21分8秒、

雷音→片エビ固め

〈挑戦者〉
●安納サオリ 岩田美香○

※安納が4度目の防衛に失敗。岩田美香が第21代王者となる。

 白いベルトの王者・安納サオリがセンダイガールズの岩田美香を迎え撃つ。岩田は久しぶりのスターダム登場で、かつての参戦時に岩田の試合をセコンドから見ていたのが安納だった。その後、安納は他団体で岩田と対戦してきたが決着はついていない。岩田は現在仙女ワールド王者であり、団体を背負っての参戦にもなる。数ある対戦希望者を差し置いて岩田からの勝利を最優先とした安納。勝算はあるのか、それとも…。

 両者コーナーから動かず、そのままゴング。ゆっくりと歩を進め、睨み合いながら中央へ。ロックアップで組み合い、岩田がヘッドロック。安納はロープに振ると見せかけ髪をつかむ。岩田も髪をつかんで視殺戦。岩田がニーを入れサッカーボールキック。前からの蹴りを安納がかわすが岩田が後方から蹴り飛ばす。安納が向かっていくと岩田がミドルの連打、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。岩田が串刺しニーからジャンプしてのキック。安納が蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー、脚をクロスしてブリッジ、足4の字固めでギブアップを迫る。岩田がエスケープすると、安納は左脚をロープにかけて締め上げる。安納がフェイントをかけてヒザへドロップキック。岩田が打撃で向かっていくが安納がヒザにドロップキック。フィッシャーマンを切り返した岩田が反対に安納を叩きつける。安納が場外に転落、岩田がエプロンから蹴り上げる。岩田のハイキックがかわされて鉄柱直撃。安納は場外で脚を蹴り上げる。18カウントで岩田がカムバックも安納が突進しドラゴンスクリュー、ヒザへのドロップキック。安納は「どうした」と挑発しながら蹴飛ばしていく。岩田がミドルを連打、安納が受けて立つ。岩田が飛びつき腕十字、三角絞めからフェースロック。安納がエスケープして顔面を蹴り上げる。岩田はミドルキック、安納が顔面ビッグブーツの応酬。安納が右足を蹴飛ばしダウンさせる。エルボーの応酬から安納がビッグブーツ。さらにエルボーを打ち合い、安納の突進に岩田がトラースキック。10分経過。岩田がコーナーに駆け上がると安納が止めてフィッシャーマンの連続、返されると両腕をクロスし極楽固め。岩田がなんとかエスケープ。安納がビッグブーツ、ダブルアームスープレックスホールド。岩田が返すと、安納がバックを取る。岩田がエスケープもロープを蹴り上げてジャーマン。岩田が返すと、安納はタンタンドルを狙う。岩田が切り返しハイキック連打。安納がダウンも9カウントで立ち上がる。そこへ岩田がハイキック。安納が返すとジャーマン、延髄斬り、腕十字。15分経過。安納がミサイルキックも2カウント。安納がドラゴンを投げっぱなしで放つと、タンタンドル。返した岩田に安納はジャパニーズオーシャン狙い。岩田が切り返しスピンキック。両者ダウン。9カウントで髪をつかみ合うと、エルボーの打ち合い。ともに立ち上がりエルボーの応酬が続く。安納が延髄斬り、岩田がハイキック、カカト落とし、ニーアタック。安納が返すと、岩田は三角飛びで延髄。返した安納がポテリング。20分経過。岩田が返してハイキック、バズソーキック。安納が1カウントで返すが岩田のキック3連打。安納が返すと、岩田は雷音で叩きつける。3カウントが入り、岩田が白いベルトをゲットした。

岩田「オイ、安納。決着ついちゃったよ。でも、安納サオリのわがまま、これじゃゴールできねえだろ? なんとか言ってみろよ、安納。オイなんとか言え、安納」

なつぽいがリングに上がり安納に駆け寄る。

岩田「まあ、いい。私はこのベルトをとったらやりてーこと決めてました。このベルトの、スターダムのベルトを、仙女のリングで防衛する。オイ、わかってんだろ、安納サオリ!」

なつぽいがマイクを渡すも、安納は受け取らない。

なつぽい「なに? いまなんつった? なんて言ったか!? そんな言葉聞きたくないんだよ! 悔しくて涙出そうだよ! 行くよね? もう1回行くでしょ?」

安納は何も答えず、リングを降りてしまう。

なつぽい「サオリ! 諦めんなよ。ねぇ、約束は? サオリが行かないんだったら私が行くよ!? でも、それじゃ意味がないじゃん! 意味がないんだよ、サオリ!(ファンの声に)黙ってろ!」

岩田「誰でもいいよ? かかって来いよ」

なつぽいは返答せずに安納を追う。

岩田「あ~、白のこのベルトに群がってたヤツらは言葉だけか、オイ。口だけなのか、オイ! ああ、いいよ。私はな、このベルト、もう早く防衛戦がしてーよ。仙女のリング、早く用意できるのは、715日後楽園じゃ! 安納サオリ、わかってんだろ、オイ。待ってるからな。オイ安納サオリ、待ってるからな。(安納が退場ゲートから姿を消す)私がこのベルトを獲ったからには誰が何と言おうと、ガタガタ言われようと、私がコイツの価値を上げていくし、誰の挑戦だって受けてやるよ。私が私のやり方で、この白のベルトを岩田色にしっかり染めてやるよ!」

岩田美香コメント

 

「決着ついちゃったぞ、安納サオリ、オイ! 何もしゃべんねーけどよ。そんなもんじゃねーだろ、安納サオリよお。なんも言わなくたって伝わってるけど!? オマエの悔しさなんてわかってるよ。わかってるからこそ、もう1回挑みに来いっつってんだよ。こんなこと言わせんな。わかってるだろ。なんも言えねぇくらい悔しいなら、さっさと挑戦しに来い! 安納が挑戦しねーなら誰だっていいよ。なつぽい? アイツは口だけじゃねーかもしれねーけど、まだオマエじゃねえ。もっと安納サオリと真っ向から勝負がしてーんだよ。こんなもんじゃ足りねーだろ、安納サオリ。私は足りねーんだよ! オマエからえげつないほどのラブコール受けてたけど、毎日毎日オマエの顔をずっと思い浮かべて、こっちは準備してきたんだよ。オマエのわがままのゴールまで私がトコトンつきあってやるよ。オマエがなんかしっかり自分の口でしゃべるまで、私はしっかりオマエを見てるから。しっかりかかってこい。以上!」

ワールド・オブ・スターダム選手権試合30分1本勝負
〈王者〉

22分27秒、

リストクラッチ式みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

〈挑戦者〉
○舞華 ジーナ●

※舞華が5度目の防衛に成功。

 ワールド・オブ・スターダム王者・舞華が5度目の防衛戦。今回迎え撃つのはE neXus Vの同門でもあるジーナだ。オーストラリアからやってきたジーナにとって、スターダムのシングル王座に初めてのチャレンジ。舞華とは白川未奈も含めアーティスト・オブ・スターダム王座を保持しているが、あえてシングルでの頂点取りに乗り出した。前哨戦ではともにフォールを奪い合い、直近の大阪ではジーナが舞華から直接3カウントを奪っている。それだけに舞華にとっては要注意の相手となるだろう。舞華が赤いベルトをかけて外国人レスラーと対戦するのはメーガン・ベイン以来2人目。ともにタッグパートナーで、パワーファイター。今回も舞華はベルトを守れるか、それともジーナが初奪取でスターダムの勢力図を塗り替えるか?

 ゆっくりと向き合い舞華が突っかかる。ジーナがかわしてチョップの連打からリフトアップを狙う。舞華も切り返しリフトアップを狙う。ショルダーをぶつけ合うと、一旦ブレイクしてロックアップで力比べ。ロープに押し合い、舞華がブレイクと見せかけ蹴りを入れる。舞華はフルと見せかけフォールアウェースラムからヘッドスプリングで立ち上がる。舞華はジーナをコーナーに振るがジーナがエプロンから入ってコルバタ、旋回式バックブリーカー。止めてからさらにスイングして叩きつける。舞華が返すと、ジーナはアームブリーカーからエルボースマッシュ、ドロップキック。舞華が返すと、ジーナがカバーの連続。ジーナが逆水平の連打、舞華に打ってくるようにアピールし、舞華が向かってくると丸め込みからサブミッション。舞華が足を延ばしてエスケープ。ジーナがチョップの連打、舞華はカウンターでドロップキック、串刺しラリアット。ショルダータックルをぶつけ合い、ジーナがバックを取る。舞華がコーナーに振ってカウンターでショルダータックル連打。ブレーンバスターはジーナが切り返しカウンターのエルボー、打撃の連打でコーナーに舞華を追い込む。舞華をコーナーに乗せるとチョップを打ち込み、雪崩式ブレーンバスターの構え。舞華がこらえてエルボーで落とす。ジーナがロープをジャンプしハイキックで舞華を落とすと、ロープ越しにブレーンバスターの構え。舞華もトライしジーナもエプロンへ。エプロンでエルボーを打ち合い、ジーナがチョップ。舞華がビッグブーツ。ラリアット狙いの舞華をジーナがエプロン越しにパワースラムで叩きつける。ジーナも場外に出ると場外マットを外してブレーンバスター。戻ろうとするところで舞華が反対にブレーンバスター。19カウントでカムバックし、ラリアットが連続して交錯。ジーナが打ち勝つと舞華が立ち上がりラリアット。ジーナも立ち上がると後方からラリアット。舞華が返すと、ジーナを寝かせてコーナーへ。舞華が立ち上がり雪崩式ブレーンバスター。もう一発ブレーンバスターを決めるが、さらに狙う舞華にジーナがバックドロップ。両者ダウン。8カウントで立ち上がりエルボーとチョップの打ち合い。ジーナが受けて立ち、15分経過。立ち上がってもジーナがチョップの連打。舞華のエルボーにジーナがチョップで対抗。ジーナが連打で舞華がサンドバッグ状態。ジーナも手を広げて舞華を待つ。舞華がチョップを連打するとジーナは笑顔。舞華が手を取って至近距離からラリアットも2カウント。ジーナが「マイカ!」と叫んでヘッドバット、ダブルアームスープレックス。ジーナが丸め込みからヨーロピアンクラッチ。返した舞華がスリーパー、ジーナが抜け出しヨーロピアンクラッチ。舞華が返して胴締めスリーパー。ジーナがそのまま立ち上がり、前方に投げ捨てる。バックを取って叩きつけるが舞華が返す。ジーナは首を掻っ切るポーズから舞華にサンダーストラック狙い。舞華が切り返しバックドロップ。20分経過。舞華が向かっていくとジーナがヘッドシザーズから飛びついて腕を取る。腕十字に入るが舞華がエスケープ。

ジーナがダブルチョップ、舞華が突進を止めてみちドラ。しかしジーナが肩を上げる。舞華はフィニッシュを宣言してみちドラ狙い。ジーナが切り返しトラースキック、舞華がカウンターのパンチ。ジーナを引き起こしみちドラへ。ジーナが返すと、舞華はみちドラをもう一発。ジーナが返せず舞華の防衛となった。すると、ナツコが琉悪夏とともにリングへ。

ナツコ「顔面グーパンチの反則まで使って、防衛おめでとうございま~す。次の挑戦表明をしに来ました」

舞華「待たせたね、ナツコ。いいよ。その挑戦、乗ってやるよ」

舞華がベルトを掲げると、ナツコが睨み付ける。ジーナが割って入り、ナツコに氷嚢を渡して舞華と対峙する。舞華を裏切るのか…と思いきや、向き直ったジーナはナツコにオーバーハンドチョップを見舞う。すると琉悪夏がジーナに襲いかかる。そこに割って入ったのは稲葉ともか。

ともか「次、舞華と闘うのはこの私、稲葉ともかだ! ちょっと下がっててもらってもいい?(大江戸隊を排除する)オイ舞華! 先日のJTO後楽園ホール大会、忙しいのに来てくれてありがとう。そのとき言ってたよね!? 次の715日、私のデビュー5周年記念、後楽園ホール大会でその赤いベルト懸けてやりたいって言ってたよね?」

舞華「そうだった…。そうだったね、ゴメンね。ついついカッとなっちゃって、でも、ともかとやりたい気持ちは変わらない。たとえアイツが先でも絶対に防衛して、どこでもともかとなら闘ってやるよ」

ナツコ「ハイハイ、仲良しこよし、しといてください。別にどっちでもいいから札幌でやるからな。どっちか楽しみにしてるよ」

稲葉「女子プロレス界イチの団体・スターダムの最高峰のベルト、ワールド・オブ・スターダム・チャンピオンの舞華。オマエのすべてを奪ってやる! もうあのときの泣き虫ともかじゃねーから!」

舞華が手を差し出し、ともかと握手。

舞華「はぁ、邪魔者が入ったせいで変なテンポになっちゃったじゃん。まあ、いいや。ジーナ! ユー・アー・ベリー・ストロング。エンド・アイ・リスペクト・ユー。センキュー・フォー・ファイティング」

ジーナも舞華へのリスペクトを伝え、今後も同じユニットであることを宣言。そして握手からハグをかわした。場内はジーナコールに。

舞華「どうなることかと思ったよぉ、ジーナ…。でもE nexus Ⅴに残る決断をしてくれてありがとう。私もいろいろあったからね。仲間を失う大切さっていうのは仲間って本当に大事な存在。ジーナだけじゃない! 白川、月山、HANAKO、全員リングに上れ! あ~このメンバーもね、いろいろ不安にさせてしまって申し訳ない。でもこれ一層、E nexus Ⅴの絆は深まったと私は思っています。想像を超えて世界へ。E nexus Ⅴイズヒアー!」

 舞華コメント

 

「なんだろう、初めての感情。もしかしたら、分裂するかもしれない。ホントにジーナが考えてることがわからなくて、全然コミュニケーションという者ができてなかったのかもしれないけど、今日1対1でジーナとやり合って、なんとなく、いや、なんとなくじゃないね。ジーナの思ってることメチャメチャ体に染み込んできました。今日はホントに闘えてよかったです。それと、ともか。忘れてたわけじゃないんだけどさ、ちょっとごめんね。ああやってこられるとついカッとなって、いろいろ決めちゃう癖があって、でも止めてくれてありがとう。それでこそ、同期だよ。いままでのアイツならこなかったんじゃないかな、一歩引いて背中を見てるようなヤツだったし、でももう、変わったんでしょ。それは十分わかってるから、7月15日、私がこの最高峰のスターダムのチャンピオンとしてJTOに帰ってきてあげるから、JTOのみなさん、私の帰りをお楽しみに。そしてなんといっても、オマエ(ナツコ)はその後にひねり潰す。いろいろ暴れまわってるみたいだけど、私がオマエを徹底的に潰す。オマエのこと、見てなかったわけじゃないから。オマエの、オマエらの、やり方は私には向いてないんで、正々堂々私が叩き潰してやるよ」

ジーナコメント

 

「約1年前に日本に来て、いったんスターダムを離れたときの相手が朱里だった。そしてスターダムに戻ってきて、赤いベルトを巻いていたのが同じユニットのメンバーの舞華だった。舞華は尊敬してる。心の底から尊敬してる。一緒にこれからもチームとしてやっていく。個人としても闘っていく。そしていまE neXus Vは私のホームになった。次にまた、挑戦のチャンスをつかみたい」

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