2024/06/30 試合結果

2024年6月29日『STARDOM in KORAKUEN 2024 Jun.2』

『STARDOM in KORAKUEN 2024 Jun.2
6月29日(土)東京・後楽園ホール(観衆946人)

棚橋弘至新日本プロレス社長があいさつ

テーマ曲に乗って新日本プロレスの棚橋弘至社長が登場。
棚橋「新日本プロレス代表取締役社長、そして100年に一人の逸材、棚橋弘至です。ニュースでご存じかもしれないですけども、ブシロードグループのなかの新日本プロレス、スターダムだったんですけども、スターダムが新日本プロレスのグループ会社になりました。ボクのイメージとしては、家族。新日本プロレスがお兄ちゃんだったらスターダムが妹。家族と言えば、力を合わせてやっていく。時々けんかをするかもしれない。ボクが舞華選手に投げられるかもしれない。なんかそういうね、明るい未来をイメージしてますので、岡田社長と力を合わせて盛り上げていきますので、みなさん応援よろしくお願いします!」
岡田社長「スターダムは昨日から名称も変わりまして、株式会社ブシロードファイトだったんですけども、株式会社スターダムになりまして、あらためてもう一度スタートと思っております。新日本プロレス、会社としては親会社。イメージとしては、お兄ちゃんというところでありますが、我々スターダムは選手スタッフ一同、新日本プロレスを超える勢いでますますスターダムを盛り上げていきますので、みなさまのご声援よろしくお願いいたします!」
棚橋「というわけでみなさん、プロレスを盛り上げていきましょうということで、最後に新日本プロレス…」
岡田「スターダム」
棚橋&岡田「愛してまーす!」

ハイスピード選手権試合
《王者》 4分49秒、
回転足折固め
《挑戦者》
上谷沙弥 フキゲンです★

※上谷が二度目の防衛に成功

 上谷沙弥がハイスピード王座2度目の防衛戦。相手はベルトを取った4WAY戦で上谷がフォールを奪った大江戸隊のフキゲンです★だ。フキゲンにとってはリベンジマッチでもあるが、先日の代々木大会ではクイーンズクエストが大江戸隊との5対5イリミネーションマッチに敗れ、上谷以外が追放された。よって、上谷は一人QQとなったことになる。それだけに、このタイミングで大江戸隊のフキゲンが挑戦することになんらかの意味がありそうだ。フキゲンのセコンドに大江戸隊がついて介入、ひとりユニットの上谷からベルトを奪ったうえで完全に息の根を止めるとの目論見があるのかもしれない。四面楚歌の上谷がいかにしてフキゲン、大江戸隊をかいくぐりベルトを守るか。現在の上谷にはハイスピードのベルトしかないが…。
 フキゲンはスポーツ紙ではなくプロレス雑誌を手に入場。フキゲンには大江戸隊がセコンドに着く。ロックアップをフキゲンがかいくぐると上谷が背中に蹴りを入れロープワークに誘う。しかしすぐにフキゲンが喫煙ポーズを取って丸め込み。再びロープワークとなり上谷がドロップキックで場外に落とす。エプロンを走った上谷にフキゲンが雑誌で殴打。さらに鉄柱に向かいダッシュし雑誌で殴打。戻された上谷に喫煙ポーズでフキゲンが押さえ込み。上谷が返すとフキゲンが串刺し攻撃狙い。そのたびに上谷が足を出して阻止。機嫌を悪くしたフキゲンは、レフェリーを使用しようとするも不発、フキゲンを場外に送り出し、上谷がエプロンからプランチャで飛ぶ。リングに戻すとロープ越しにボディープレス。フキゲンが返してサミング。上谷がニールキック、フィッシャーマン。返したフキゲンに上谷がスタークラッシャー狙い。フキゲンが丸め込み。返した上谷のダッシュをサッと丸め込む。上谷が返すとフキゲンが丸め込み。切り返した上谷がフランケン。フキゲンが丸め込むがギリギリで上谷が返す。最後はサミングをカットした上谷が丸め込みで勝利した。

上谷沙弥コメント

 

「無事、ハイスピード防衛することができました。本当にこのハイスピードのベルトがなくなってしまったら私に何が残るんだろうって、ホントにきょうを迎えるのが怖くて、無事守り抜くことができて本当にうれしいです。先週から約1週間たって、気持ちの整理が100%ついたっていうとウソになるけど、後日、また前に進んでいかなきゃなと思ってます。そして、QQメンバー、いや、元QQメンバーにごめんしか伝えることができなくて。もっと大事なことをリング上で今後伝えていきたいです」

シングルマッチ
さくらあや 6分24秒、
ダイビングニーアタック→片エビ固め
梨杏

 さくらあやと梨杏がシングルマッチで激突。6・21「NEW BLOOD13」で玖麗さやかとともに羽南&飯田沙耶組のNEW BLOODタッグ王座に初挑戦したさくら。ベルト奪取はならなかったが、希望に満ち溢れた内容を残してみせた。いずれはベルトに手が届く日が来るだろうが、いまだ自力勝利に手が届いていないという現実がある。それだけに一日も早い初勝利が待たれるところだ。今回は後輩である梨杏が相手だけに、シングル初勝利のチャンスと言っていい。とはいえ、相手の梨杏もここで勝てばシングル初勝利。どちらにとっても自力初勝利をかけての対戦となる。
 両者クリーンに握手をかわし試合開始。さくらがタックルでテイクダウンを奪いマウントを取る。腕十字狙いを梨杏が切り返し、反対に腕を取りにいく。さくらが上になりバックを取る。バックの取り合いから梨杏が腕を取る。さくらが取り返し、ヘッドロック。梨杏がロープに振りアームホイップ、さくらもやり返してドロップキックからサッカーボールキック、ダブルニードロップ3連打。梨杏が返すと、さくらはスリーパーに。梨杏がエスケープしドロップキックをかわしてドロップキックを3連打。しかし、さくらが返してみせる。梨杏がボディースラムを狙うが、さくらが切り返してエルボー連打。梨杏がドロップキックを見舞い、ボディースラムで叩きつける。さくらが返すと、串刺しで突進。かわした梨杏がコルバタからフィッシャーマンの構え。さくらがこらえてミドルキック。梨杏がボディースラム狙いを丸め込み。丸め込みのれんぞくにいくが、さくらが返していく。さくらが突進を止めてノーザンライト。梨杏が返すと、さくらがキックのコンビネーション。梨杏がハイキックをかわしてフィッシャーマン。さくらが返すと、カウンターでハイキック。返した梨杏にさくらは「決めるぞ!」と絶叫しコーナーへ。さくらがダイビングニーを決めると梨杏が返せず3カウントが入った。さくらはこれが初勝利に。

さくらあやコメント

 

梨杏コメント

 

10人タッグマッチ
中野たむ 9分11秒、
雷の如く→片エビ固め
壮麗亜美
安納サオリ 鹿島沙希
なつぽい 八神蘭奈
水森由菜 妃南
玖麗さやか レディ・C

※7.4後楽園で、岩田美香&愛海vs安納サオリ&なつぽい組が決定

コズミックエンジェルズの中野たむ&安納サオリ&なつぽい&水森由菜&玖麗さやか組と、壮麗亜美&鹿島沙希&八神蘭奈&妃南&レディ・C組が10人タッグマッチで対戦。壮麗組は、壮麗&鹿島&八神のゴッズアイに、元クイーンズクエストの妃南とレディが合流する。代々木ではQQvs大江戸隊の試合後にゴッズアイが現われ、朱里が元QQ勢を勧誘した。このときAZMらは答えを保留したが、まずは妃南とレディがゴッズアイとのチーム結成で試験的に組んでみるということか。将来の合体を見据える混成チームを迎え撃つ形のコズエンだが、こちらにも不安要素が。代々木でセンダイガールズの岩田美香にワンダー・オブ・スターダム王座を奪われた安納のメンタルが心配されるのだ。なつぽいの説得を振り切るように退場した安納。ベルトを失ったショックがこの試合に影響しなければいいのだが…。
 玖麗と八神が先発。玖麗がエルボー連打で突っかかると八神もやり返していく。玖麗がドロップキックからボディースラムの構え。八神がこらえてエルボーからドロップキック、サッカーボールキック。玖麗が返すと鹿島が申し出てリングイン。鹿島は控えを落とすと妃南にタッチ。妃南は玖麗にドロップキック。壮麗組が全員出てくるが連係の意見が合わずに混乱。コズエンが分断し妃南を捕獲。コズエンが連係で攻め込み全員で妃南にドロップキック。玖麗のカバーを妃南が返す。水森が妃南にギロチンドロップ。水森の突進を妃南がかわして払い腰。レディが水森にビッグブーツ、コブラツイスト。鹿島がカットに入るがかわされてレディにビッグブーツが誤爆。水森とレディがショルダーをぶつけ合う。壮麗となつぽいがリングイン。壮麗が逆片エビ固めに捕らえるもエスケープを許す。壮麗はボディーアタックからアルゼンチン。なつぽいが切り返して腕を取る。中野となつぽいが壮麗にドロップキック、ネックブリーカー、トラースキックで競演。安納が壮麗にミサイルキック。フィッシャーマンは壮麗がこらえてダブルチョップ、逆水平。安納がエルボー、壮麗が逆水平を連打。壮麗の突進に安納が延髄斬り、壮麗がこらえてショルダータックルで吹っ飛ばす。壮麗が「どうした?しっかりしろよ」と挑発しながら張り手。なつぽいがカットし安納とトラースキックの競演、安納がフィッシャーマン。壮麗が返すと安納がバックを取る。壮麗が取り返しショルダータックル。壮麗の突進を玖麗がドロップキックでカットしコズエンが連係。コズエンで壮麗にカカト落としを決めると安納がダブルアームスープレックスホールド。カットした鹿島がメルティアをかいくぐりレディがネックブリーカー連発でコズエンを分断。安納が突進するがレディと壮麗が合体し叩きつける。非案が払い腰を決め壮麗がラリアット、ブルーサンダー。安納が返すと、壮麗は雷の如くを決める。安納が返せず壮麗が3カウントを奪ってみせた。退場仕掛けの安納に向かい岡田社長がマイク。
岡田「一回負けたぐらいでクヨクヨしすぎじゃないですか? 反応がなくてみんなも心配しているので、次の後楽園のカード、交渉して準備しました。7月4日後楽園ホール、センダイガールズプロレスリング、仙女さんから岩田美香&愛海組で。対するは安納サオリ&なつぽい組で闘ってください。それで少しは元気が出るんじゃないですか!? みなさん、仙女、岩田美香&愛海組対安納サオリ&なつぽい組、ぜひ応援してください。よろしくお願いします!」

壮麗亜美&鹿島沙希&八神蘭奈&妃南&レディ・Cコメント

 

COSMIC ANGELSコメント

 

安納「ごめん…。ごめん、みんな」
中野「サオリちゃん、サオリちゃんは絶対大丈夫。だって、安納サオリだもん。それに、最強の仲間たちがずっとそばにいるから。ついてるから。それも忘れないで。あ、やばい。たむはもうフライトの時間だからいくね。アメリカ。アメリカ中をたむのとりこにしてくるから。今度、絶対コズエンでいこうね」
なつぽい「いこう!頑張って。いってらっしゃい」
水森「サオリさん、自分もサオリさんから最初にもらったおみやげの靴下きょうも履いて、いつもすごく勇気もらってるんですよ。いつも2人で闘ってきたときに『ゆなもんだから大丈夫』って言ってくれました。自分も信じてます」
玖麗「かっこいい安納さんは私の憧れなので。しょんぼりしてるかもしれないけど、安納さんなら大丈夫です」
なつぽい「ありがたいね」
安納「ごめんな。いっぱい、いっぱいLINEとかしてくれてるけど、全然返信とかできひんくて」
なつぽい「珍しいことすんじゃん。すぐ既読つけてすぐ返信するのに、いつも。落ち込むときは落ち込めばいい。でも、岩田さんがさ7月15日って言ってたよね。その前に7月4日、岡田社長があんなありがたいカードくれたよね。落ち込むのはいいけど、時間に限りはあるよ。サオリがこのままだったら私がいくから。もう一回背中、叩こうか。叩いたろか。しっかり(両手で背中を叩く)しろ!バイぽい」(バイポイって何?)

8人タッグマッチ
スターライト・キッド 12分59秒、
モモ☆ラッチ
刀羅ナツコ
AZM 渡辺桃
星来芽依 テクラ
天咲光由 琉悪夏

 6・22代々木で新ユニット結成に動いたスターライト・キッド。鈴季すず&星来芽依のクレイジースターとの合体を表明し、クイーンズクエストを追放されたAZMと天咲光由に声をかけた。ショックの大きいAZMらは保留したものの、まずはキッドと星来のチームにAZMと天咲が加わることで、試合を通じてトライすることに。対するは因縁の大江戸隊。刀羅ナツコ&渡辺桃&テクラ&琉悪夏を前に、大江戸隊を追放されたキッド、AZM、天咲がリベンジを狙う。
 キッド組がリング上でポーズを決めたところで大江戸隊が襲い掛かり場外戦に。ナツコと琉悪夏がAZMをリングに戻してショルダータックル。琉悪夏、ナツコが次々とセントーン。ナツコはAZMにブレーンバスター、串刺しエルボーアタック。桃がAZMにミドルキックから片足カバー、ボディースラムの連続で仁王立ち。AZMがエルボーで向かっていくと桃が受けて立ちミドルでダウンさせる。コーナーに宙吊りにするがAZMが切り返して突進。桃がキャッチしブレーンバスター。AZMもブレーンバスターをやり返す。星来が桃にラリアット、ロープに乗ったところでナツコが妨害。キッドと星来がドロップキック。星来がブレーンバスターを狙うが桃が切り返してミドルキックの連打を浴びせる。星来はコーナーに振るが、桃がかわして串刺しドロップキック。2発目と見せかけミドルキック。テクラが星来にエルボー、ビッグブーツ、サイドからビッグブーツ。返した星来にテクラはフェースロック。キッドらがカットに入るが大江戸隊が分断。コーナーへの振り合いから星来がテクラにダイビングネックブリーカー。テクラがジャーマンを狙うが星来が切り返しラリアット。テクラがかわすが星来がブリッジでカバーを潜り抜けるとドロップキック、テクラがスピア。天咲のドロップキックを琉悪夏がかわす。琉悪夏が串刺しボディーアタック。AZMが乱入し天咲とドロップキック。キッドが琉悪夏にダイビングボディーアタック、その場跳びムーンサルト、ストレッチマフラー。琉悪夏がエスケープすると、キッドのエルボー連打を受けて立つ。キッドの突進をナツコが妨害し大江戸隊が総攻撃、琉悪夏がクロスボディー。キッドが返すと、琉悪夏がフィッシャーマン狙い。キッドが丸め込みネックツイスト。10分経過。琉悪夏が腹部へのパンチ。天咲が乱入し琉悪夏にDDT、キッドと星来が合体でキック。琉悪夏が返すと、キッドが丸め込みからストレッチマフラー。しかし大江戸隊がカットする。キッドがコーナーに上がるとナツコがショルダースルーで叩きつけテクラと桃がトラースキック、琉悪夏がネックハンギングボム。AZMと星来が合体もテクラがまとめてスピア。ナツコがキッドを捕らえ琉悪夏と合体も同士討ちに。キッドが琉悪夏をモモ☆ラッチで丸め込むと3カウントが入った。

スターライト・キッド&AZM&星来芽依&天咲光由コメント

 

キッド「やられてる時間の方が長かったかもしれないけど、最後に勝ったのはうちらのチーム」
AZM「ナイス連係」
キッド「この2人は今日複雑な心境で加わってもらったことになるけど、結果は結果なので。というか、大江戸隊。私も恨みは山程あるんですよ。あんな形で追放されてね。だから琉悪夏に勝ったとはいえ、ここからが私的に本格的な反撃だと思ってるけど。AZMと光由、大江戸隊にやられたままでいいの?」
AZM「代々木終わって、代々木はちょっと弱いところ見せちゃったかもしれないけど、1週間考えて、今日組んでみてね、ぶっちゃけ楽しかったし、方向的に大江戸隊をぶっ倒したいって気持ちは一緒だから。同世代?組んでもいいのかなと思ったり思わなかったりしますけど、どうでしょう」
天咲「私はQQが大好きで大好きで、ずっと先週から変わらずあきらめたくないし。でも、AZMさんがそういうならまたもう一回考え直してみます」
星来「そしたら後楽園、2-2で。組みたい?」
キッド「(7月)4日のホール?」
星来「ハイ」
キッド「明日もこの4人あるしね」
AZM「(明日以降は)次はカード決まってないし」
キッド「次はちょっとばらけさして。いいじゃん」
AZM「お試し期間。ここの02ってこと?」
キッド「いや、ここはちょっと離そうか。でも私はAZMと組んだことがあるし、光由と2人のタッグってないんじゃないかな。まあそういう感じで組んでもらえたらって。いろいろ試してね、この機会に2人の気持ちを引っ張っていけたらと思います。大江戸隊に対しての気持ちは同じなんで。一緒に反撃していきたいと私は思ってる。同世代で」

大江戸隊コメント

 

ナツコ「先週、代々木でクイーンズクエストぶっ倒して、上谷が一人でも旗持ってね、情ねえよな。事実上、解散なのにさ。みっともないっていうか。だって脱退させたほかのヤツらの方が今日は輝いて見えたよ。やっぱ上谷のもとにいたのがダメだったんじゃねえの。いつまでも一人、みじめに。そんなことじゃおまえ、一生もとには戻れねえな」
テクラ「まあ、代々木はよかったよ。私たちは一つのユニットを排除した。でも、新しいクイーンズクエストの2人がここにいる。これは素敵で、かわいくて、面白い、ちびたん集団だ。それが何になるのかどうか、見ておこう」
桃「もういいよ、クイーンズクエストがどうとかは私はもうどうでもいい。忙しいんだよ、こっちは。これからアメリカ行って試合しなきゃなんねえんだよ、こっちはよ。いきなり組まれやばって。いいよ、AEW、アメリア、待っとけ。クソヤローが」

8人タッグマッチ
舞華 13分15秒、
バックドロップホールド
岩谷麻優
ジーナ 羽南
月山和香 飯田沙耶
HANAKO 向後桃

 E neXus Vの舞華&ジーナ&月山和香&HANAKO組とSTARSの岩谷麻優&羽南&飯田沙耶&向後桃組が8人タッグマッチで全面対決。6・22代々木で赤いベルトを懸けて同門対決をおこなった舞華とジーナが再びチームとしてリングに上がる。欠場していた月山はこの試合が復帰戦だ。STARSとの対戦で、ユニットの総合力が試されそうだ。
 月山と向後が先発に名乗りを挙げてゴング。ロックアップから月山がヘッドロック。ロープワークとなり月山のドロップキックを向後がかわす。アームホイップの応酬から向後がドロップキック。舞華が乱入し月山と串刺し攻撃の連続。月山は下がった舞華を呼び込むが応じられず。HANAKOも入らず、月山は一人で向後にヒップアタック連打。向後がアームホイップからドロップキック。岩谷が入るとSTARSが合体し、月山を攻撃。岩谷が月山にボディースラム、サッカーボールキック、逆エビ固め。月山がエスケープすると、岩谷がロープに固定。替わった飯田が背中にチョップの連打を叩き込む。飯田が関節技を決めるとSTARSがEXVのカットを阻止。月山がエスケープしエルボー連打。飯田が受けて立ち一発で倒す。月山がドロップキックを放ちジーナに託す。ジーナは飯田にドロップキック。岩谷がカットし飯田と合体。ジーナがまとめてネックブリーカー。飯田が返すと、両者手を後ろで組んでチョップの打ち合い。飯田が連打もジーナが足を引いて走らせず、チョップから担ぎ上げる。飯田が切り返して逆水平。羽南が後方からニーアタック、ドロップキック。ジーナが羽南にトラースキック、ラリアット。HANAKOが羽南にショルダータックル、エルボー。月山と合体しクローズライン。羽南がかわすが月山とHANAKOが合体。月山を叩きつけHANAKOがカバー。羽南が返すとカウンターの巴投げから腕十字。飯田がカットして羽南と合体もショルダータックルで吹っ飛ばされる。HANAKOは向後を担ぎ上げ岩谷に投げつける。HANAKOは羽南を引き起こしブレーンバスター、アルゼンチン狙い。羽南が切り返し丸め込む。舞華とHANAKOが合体で羽南を叩きつけるもSTARSがカット。HANAKOはもう一度羽南へアルゼンチン。羽南が切り返すとSTARSが連係で分断。HANAKOを孤立させ、合体フェースクラッシャー。羽南がバックドロップでそのままホールド。HANAKOが返せず3カウントが入った。試合後、飯田と羽南がNEW BLOODタッグのベルトを月山とHANAKOに誇示してみせた。

wing☆goriコメント

 

フューチャー・オブ・スターダム選手権試合
《王者》 15分時間切れ引き分け 《挑戦者》
吏南 ななみ

※引き分けとなり、吏南が9度目の防衛となる。

 6・21「NEW BLOOD13」ではフューチャー・オブ・スターダム王座防衛戦が組まれなかった吏南だが、次期挑戦者にディアナのななみを指名し、今大会でタイトルマッチがおこなわれることになった。吏南にとってはこれが9度目の防衛戦。この試合でベルトを守れば、姉・羽南が保持する最多防衛記録10に並ぶこととなる。吏南にとっては絶対に負けられない闘い。勝った場合、記録のかかる次の試合に誰を挑戦者として選ぶのか、また、ななみが取ればベルトの他団体流出という事態にもなる。ななみが初挑戦で奪取という快挙を達成する可能性もあるだけに、プレッシャーのかかる吏南には細心の注意が求められそうだ。
 ゴングが打ち鳴らされ両者ゆっくりと中央へ。ロックアップでの力比べでななみがロープに押し込みクリーンブレイク。ロックアップから吏南が腕を取ると、ななみもやり返して腕の取り合い。吏南がヘッドロックにとりグラウンドへ。ブレイクして睨み合うと、吏南がエルボー。ななみもやり返して、エルボーを打ち合う。ななみが連打し突進しようとするが吏南が髪を引いて倒す。吏南はヘアーホイップの連続でコーナーに追い込むと顔面を踏みつける。カバーを1カウントで返したななみに吏南はワキ固め。ななみがエスケープするが吏南は腕を締め上げる。「そんなもんか」と吏南が挑発しエルボー連打を受けて立つ。吏南はビッグブーツから突進、ななみがショルダータックル、ボディースラム。両足を取ってカバーをアピールし、カウントを入れさせてから逆エビ固め。吏南がエスケープしようとするが、ななみが中央に引き戻す。吏南がエスケープすると、ななみが串刺しラリアット。吏南が返すと、ななみが払い腰をこらえてエルボー。吏南がカウンターで「なめんな!」と払い腰。吏南が串刺しダブルニー、ななみがラリアット、吏南が突進するとななみが先を読んでショルダータックル。吏南が卍固めから丸め込むが2カウント。吏南がロープに追い込みビッグブーツ。コーナーに上がると、ななみも追いつき下からエルボー連打、デッドリードライブ。吏南が立ち上がり後方に叩きつける。ななみもすぐに裏投げで吏南をマットに叩きつける。両者ダウン状態からななみが突進、吏南がビッグブーツ、ななみがショルダータックル、ボディースラム。ななみは気合を入れてコーナーへ。ダイビングボディープレスは吏南がかわしてドロップキック、ノーザンライト。ななみが返すと、吏南はダイビングダブルニードロップを決める。10分経過。ななみが肩を上げると、吏南が引き起こしてピンクデビルの構え。ななみが切り返すとスリーパーへ。吏南の足がロープに届いてエスケープ。ななみは吏南を引き起こし高角度のノーザンライト。吏南が返すと、ななみは裏投げ狙い。吏南が切り返しジャックナイフ。ななみが返すと、裏投げをもう一発。コーナーに上がり、ダイビングボディープレス投下。しかし吏南の肩が上がる。残り2分。ななみは3カウントを主張。吏南が投げを切り返しハイドレンジア。残り1分。ななみの足がロープへ到達。吏南はななみを引き起こし、ピンクデビル狙い、ななみが切り返し丸め込む。ギリギリで吏南が返すと残り10秒、ピンクデビルを決めたところでタイムアップとなった。
吏南「クソー、ななみ。私は絶対につづきがしたい。こんなんで終わんねえよ。次は、オマエのタイトルに私が挑戦してやってもいいぞ。絶対つづきやるからな」
ななみ「吏南さん、今日は闘ってくれてありがとうございます。正直、メッチャ悔しいけど、でも今日はドロー。私はまだ吏南さんに負けてない。私の持ってるディアナの(WWWD)クリスタルは、ベルトじゃなくてティアラなんですけど、吏南さんがもし、いいって言ってくれるなら、喜んで待ってますよ。また近い将来、絶対、吏南さんとシングルしたいです」
吏南「やってやるよ! 今日大口叩けねえけど、次…」
八神蘭奈が登場。
八神「今日ドローで吏南さんが防衛ということは、この前NEW BLOOD大会で私が言った通り、そのフューチャーのベルト、次は私が挑戦します」
吏南「今日で、勝ってないけど、9度目。次が最多防衛記録タイ。この大切な試合、ラクな相手だと思われたくないから、オマエいま(waveの)Catch the WAVE出てんだろ。結果を残してから挑戦して来い」

吏南コメント

 

「クソ。あ~、絶対になにがなんでも勝ちたい試合だった。最多防衛記録があと少しというところの今日の試合は、なにがなんでも勝たなきゃいけなかったと思うから、ホントに悔しいし、でもななみとは、言ってみれば今日がスタートだから、私たちのライバル関係
これからどんどんストーリーつなげていきましょう。私が次、そのタイトルいつでも挑戦しにいきますよ。で、次が、八神蘭奈。私はね、まだ確定って言ってないんで、いま八神が出てるCatch the WAVE、結果を残したら私の最多防衛記録タイの防衛戦の相手に選んでやりますよ。全然話長くて申し訳ないんだけど、フューチャーのベルト今日で9回目の防衛して、しかも今日は後楽園ホールのセミ。私がこのベルトのチャンピオンになってこのベルトの価値を上げてきた結果が、今日の試合順だと思ってるんで、まだまだこのベルト防衛して最多防衛記録必ず達成します」

ななみコメント

 

八神蘭奈コメント

 

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合
《王者組》 16分19秒、
胴締めスリーパーホールド→TKO
《挑戦者組》
葉月 朱里
コグマ 小波

※朱里&小波組が第33代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンとなる。

 代々木大会で羽南&飯田沙耶組とのSTARS同門対決を制しゴッデス・オブ・スターダム王座を防衛した葉月&コグマ組が次期挑戦者に指名したのが、ゴッズアイの朱里&小波組だった。しかも王者組は1週間後の今大会を指定、スタイルがまったく異なるチームなだけに、大きな賭けに出たことになる。指名を受けた小波にとっては復帰以来最大のチャンス。ベルトを奪えば朱里にとってもジュリア以来のゴッデス戴冠となるだけに、こちらも大きなチャンスとなる。
 コグマと小波の先発でスタート。グラウンドの攻防で始まり、小波が首を取りにいく。小波がヘッドロックで立ち上がり再びグラウンド。コグマのヘッドシザーズを小波が抜け出す。朱里がコグマの背中を蹴飛ばしリングイン、小波と連係でコグマを攻める。朱里が葉月を下に落とすと、リング内では小波がコグマにサッカーボールキック、スリーパー。朱里もコグマにサッカーボールキック。「今日クマやらねえなあ」と挑発しながらもう一発。コーナーに追い込むとストンピング連打、串刺しニー。小波がコグマをロープに固定し締め上げる。コグマが向かっていくが小波が顔面を蹴り上げる。コグマがバックを取るが小波が振りほどき突進、コグマがネックブリーカー。葉月が小波を踏み台に控えの朱里にエルボー、小波にブレーンバスター、顔面ウォッシュ。セントーンを小波がかわして延髄斬り。朱里が葉月にドロップキック、串刺しニー、フロントネックチャンスリードロップ。葉月が返すと、朱里がニー連打。タッチしていたコグマが串刺しボディーアタック、葉月がミサイルキック、コグマがダイビングボディーアタック。朱里が返すと打撃の連打、DDT、狙いすましてニーアタック。朱里がコーナーに上がるとコグマが追いつき雪崩式ガンスタン。コグマが朱里のハイキックをブロックもカウンターで食らう。ダッシュしてきた朱里をかわしてコグマがジャーマン。小波と葉月がエルボーの応酬。葉月が連打しバックエルボー。朱里が乱入もコグマが入り葉月と合体。朱里と小波が串刺しニーからサッカーボールキックで競演、小波が葉月にPK。葉月が返すと小波が打撃の連打。葉月が止めるとコグマがドロップキック、葉月とコグマが逆エビ固め。しかし朱里がカットする。葉月とコグマが合体も、朱里と小波が止めてサブミッションの競演。小波が葉月に変型ヘッドシザーズから腕を取る。葉月がエスケープすると、小波がスライディングキック。10分経過。小波がジャーマン。朱里が入り小波とミドルキックの挟み撃ち。小波がコーナーに上がり、延髄斬り、トライアングルランサー。しかし葉月の足がロープにかかる。小波はコーナーに上がるが、コグマがカットし頭部をロープに叩きつける。葉月が朱里に二段蹴り。コグマがプランチャ、葉月がトペで場外へ飛ぶ。葉月が小波をコーナーに乗せるとカナディアン、コグマがネックブリーカーで合体。しかし、小波が返してみせる。葉月はコーナーからコードブレイカーも朱里がカット。コグマが朱里にボディーアタックもジャーマンを食らう。全員がダウン状態に。葉月と小波が立ち上がり葉月が二段蹴り、小波もやり返す。葉月が小波の動きを読んでフェースロック。小波がエスケープして場外へ。葉月が追いかけるが小波がバックドロップ。小波はイスで殴打し葉月をリングに戻す。小波がフィニッシュ予告のバズソーキック、葉月がかわして葉・月ストラル。小波が返してバズソー。葉月が返すと、小波はスリーパー。胴締めで締め続けると、TKO。小波の勝利でタイトルが移動した。
小波「勝ったぞー! FWC、姉妹愛? 確かに強い絆を感じた。でも、今日勝ったのは、私たち師弟愛だ!」
FWCがリングを下りて退場。
小波「こんどは私たちがチャンピオン側ね。オマエらまた奪い返しにこいよ。そして朱里さん、今日は本当にありがとうございます。私はスターダムを退団したときに、もうプロレスができないかもしれないと思ったこともありました。でも私にはプロレスしかなくて、こうやってこのリングにまた戻ってくる機会を作ってくれたのも、朱里さんの作ってくれたゴッズアイのユニットがあったからです。朱里さん、私が練習生のときからずっといろんな厳しいことがあっても、朱里さんだけはいつも私の味方で、ずっと私のそばにいてくれました。だからこそ、そんな朱里さんだからこそ、私はこのベルトを朱里さんと一緒に巻きたいと思ったし、朱里さんとゴッデスのベルトを巻くからこそ意味があると思ってました。だから、今日はなんとしてでも負けられなかったし、絶対にこんなチャンスはいつあるかわからないから、このチャンスを絶対逃すわけにはいかなかったから、今日どんな手段を使ってでも勝ちにこだわりました。朱里さんいつもホントにありがとう。そしてこのベルト2人で守っていきましょう。最多防衛記録、私たち、師弟愛で必ず成し遂げましょう」
ナツコら大江戸隊が登場。
ナツコ「師弟愛? ああ、すばらしいね。どのユニットも仲良しこよしで、うらやましいなあ。宣戦布告。次の獲物は、オマエらだ」
朱里「大江戸隊が来たってことは、このゴッデスに挑戦したいってことかな。まあ、誰が相手でも私たち、ゴッデス防衛し続けます! 2人で巻けてメッチャうれしい、ありがとう! 今日は、ゴッズアイで締めたいと思います。自分に負けるな限界を越えろ、 ゴッズアイ!」小波「ネバーエンド!」

朱里&小波コメント

 

朱里「2人で巻きました、ゴッデス。メチャクチャうれしいです」
小波「ありがとうございます。FWC、メッチャ強かったです。連係技もいっぱいあって、なんとずっとヒヤヒヤしてたけど、絶対に負けられないから絶対にこのチャンスもう二度とないと思って。でも、なんとか勝つことができて本当によかったです。これからはこのベルトを持ってスターダムの新しい壁になって、私たちで最多防衛記録残していきたいと思います。それからこのゴッデスのタイトルマッチのうちにやりたい目標もあるので、それをこのタイトルマッチでいろいろ実現していきたいなと私は思ってます」
朱里「試合後大江戸隊が来たんですけど、誰が相手でも2人でゴッデス守り抜いていきます。そしてゴッズアイ、ゴッズアイの絆、そしてスターダム。もう誰も悲しませない。もっともっと、スターダム盛り上げていきます。ありがとうございました」

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