『STARDOM SAPPORO WORLD RENDEZVOUS』
7月28日(日)北海道・シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ(カベルネ)(観衆732人)
4WAYバトル | ||
〇水森由菜 |
4分43秒 トロピカーナ |
●琉悪夏 |
※もう2人は向後桃、梨杏
水森由菜、向後桃、琉悪夏、梨杏がいっせいに闘う4WAYマッチ。5★STAR GP出場を決めた水森を中心にさまざまな思惑、駆け引きが展開される中で、最後に白星をつかむのは?
最後に入場の水森が琉悪夏に襲いかかり試合開始。向後と梨杏も合流するが、琉悪夏が吹っ飛ばし、水森の動きも止める。水森がエルボーで向かっていくと、琉悪夏は「どうしたんだよ、もっとこいよ」と挑発。向後のボディーアタックは水森にヒット、向後が押さえ込むと、琉悪夏がまとめてセントーン、梨杏をショルダータックルで吹っ飛ばす。水森が梨杏を担いで琉悪夏、向後にぶつけていく。串刺し攻撃を狙うが、琉悪夏が妨害。水森と琉悪夏がエルボーを打ち合うと、梨杏がドロップキック。琉悪夏はリングサイドで間合いを取る。梨杏は水森にスリーパー、エルボー連打。梨杏の突進を向後が止めて水森ごと619。2人が返すと、向後は梨杏に突進。梨杏がかわして、コルバタからフィッシャーマン。しかし、水森がカットする。梨杏の丸め込みを水森がこらえてココナッツクラッシュ、ラリアット。梨杏が返すと、水森はフィニッシュを宣言も、リング下からセコンドの吏南が足を引っ張り、琉悪夏がクロスボディー、滞空時間の長いフィッシャーマン。しかし、向後のカットが間に合う。向後のトラースキックをこらえて琉悪夏がラリアット。ボックス殴打をかわした水森が、ドロップキックから変型十字固めのトロピカーナで丸め込むと3カウントが入った。試合後、琉悪夏が水森に襲い掛かるもあとの祭り。
水森由菜コメント
ハイスピード選手権試合 | ||
《王者》 |
8分39秒 チェックメイト |
《挑戦者》 |
●上谷沙弥 | 〇星来芽依 |
※上谷が3度目の防衛に失敗、星来が第27代王者となる。
waveのシングルリーグ戦Catch the WAVEを制した上谷沙弥がハイスピード王座3度目の防衛戦。相手は奪回を狙う星来芽依だ。ハイスピード戦線の第一人者である星来からベルトを守ることで、長期政権の道を歩み始めたい上谷と、新ユニットの正式スタートで勢いもある星来とあって、スリリングな攻防は必至だ。メインのワールド・オブ・スターダム王座戦で舞華のセコンドにつくと宣言している上谷としては、ハイスピード王者のまま赤いベルトの王者を応援したい。そんな気持ちが現われる闘いになるか? それとも星来が王者に返り咲き、再びハイスピードロードを歩みだすか? ハイスピード戦線の今後を占う一番だ。
星来にはネオジェネシス、上谷には舞華がセコンドにつく。ゴングと同時に突進し、上谷が二段蹴り。星来がかわすと、ロープワークを展開し上谷のリープフロッグに星来がドロップキックを叩き込む。星来をエプロンに出した上谷だがドロップキックをかわされる。二段蹴りを星来がキャッチし、ゆっくりと足を置くと両者がリングにサッと戻り星来がクロスボディー。上谷が二段蹴りで星来を場外に落とすと、スワンダイブ式プランチャで飛ぶ。上谷がロープ際に星来を寝かせてロープ越しにボディープレス。星来が返すと、上谷は顔面を踏みつける。ボディースラムから上谷がサソリ固めの体勢。星来がこらえると上谷はグラウンドで腕も取って絞り上げる。星来がエスケープしてエルボー連打、上谷が「もっとこいよ」と仁王立ちで受けて立つ。上谷はエルボー一発で倒すが星来が丸め込み、ローリングソバット、ラリアット、セカンドからミサイルキック。上谷が返すと星来はグラウンドでスリーパー。上谷がエスケープすると、星来がブレーンバスター狙い。上谷が切り返すと星来が回し蹴りを連続でかいくぐりソバット。上谷のリープフロッグを星来が迎撃もフットスタンプを食らう形に。上谷のミサイルキックを星来が返す。上谷はフィッシャーマン、スタークラッシャー狙いを星来が連続で切り返してジャーマン。星来はフィニッシュを宣言するが、上谷がかいくぐりニールキック、星来がカウンターでドロップキック。両者ダウン。8カウントでスクっと立ち上がりエルボーの打ち合いから星来が丸め込む。上谷が回転エビ固め、星来が返して、流れ星、上谷が反転。返した星来がトラースキック、上谷がカウンターでフランケン。カバーの応酬。上谷が二段蹴り、スピンキック、旋風脚。星来がかわしてチェックメイトで叩きつけると3カウントが入った。
星来芽依コメント
「やりました。デビュー戦の地、北海道でハイスピードのベルトを取りました。前回このベルトを巻いて果たせなかったことがあるんですよ。ハイスピード界の歴史を変える。それを今回、上谷から3カウントを取ったので自信を持ってその目標を達成したいと思います。いろいろやりたいことがあるんで、お楽しみに」
上谷沙弥コメント
「負けてしまったけど、自分がハイスピードのベルトを巻いていたことによって、新たな扉が開けたというか、自分自身の進む、いいきっかけになりました」
5★STAR GP 2024 ~BLUE STARS-A 出場者決定トーナメント 決定戦~ | ||
●レディ・C |
11分4秒 天橋立 |
○天咲光由 |
前日に水森由菜のエントリーが決定し、XとXXの正体も明かされた(アンナ・ジェイと世羅りさ)。5★STAR GP出場権をかけた最後の試合はレディ・Cvs天咲光由。髪を切ることでクイーンズクエストにケジメをつけたレディと、QQを離れたことで新ユニット、ネオジェネシスに加入した天咲。元QQ対決を制し、5★STAR GPで新たなるスタートの権利を手にするのは?
睨み合いからロックアップ、レディがロープに押し込むと天咲が反転。レディが反転し、クリーンにブレイク、天咲がヘッドロック、レディがロープに振ると天咲がドロップキック、レディがこらえてショルダータックル、ボディースラムを連発。レディは三角絞めにいくが、天咲がエスケープ。レディはストンピング連打から「光由どうした?」と挑発。エルボーの打ち合いで天咲が連打。レディの一発で天咲が吹っ飛ばされる。レディは、天咲のDDTをこらえてジャイアントスイングに移行し10回転。レディがカバーの連続。しのいだ天咲の顔面をレディが蹴り上げていく。天咲がヒザへのドロップキックからDDT、グラウンドコブラツイスト。レディが持ち上げてコーナーに叩きつける。レディの突進を天咲がかわしてドロップキック、サブミッション。レディがエスケープすると、天咲がドロップキック。レディがチョップの連打からショルダータックル、天咲をマットに叩きつける。天咲が返すとレディが三角絞め。天咲がエスケープするとレディの突進を読んで突進、しかしビッグブーツを食らう。それでも天咲はレディにDDTを決め、天聖の構え。レディがこらえてエルボーの打ち合い。レディの連打で天咲が沈んでいく。レディは「光由起きろ!」と挑発し、エルボー連打を受けて立つ。天咲がスイングDDTから天聖の体勢。レディが切り返してネックブリーカードロップ。レディが串刺しビッグブーツ、チョークスラム狙い。すると、天咲が高角度でDDT。しかし、レディもチョークスラムでやり返す。レディがカナディアンバックブリーカー、天咲が切り返し天橋立で丸め込むと3カウントが入った。
天咲光由コメント
「5★STAR出場、無事決定しました。イエー!初めての5★STARということで同じブロックには同じユニットのキッドや、超新星五番勝負で闘った朱里、安納サオリがいるので、私は前の天咲光由ではなく、ネオ天咲なので。そこぶった切って、出るからには優勝目指していきたいと思います!イエー」
レディ・Cコメント
「もうなんて言っていいかわかんねえよ。完全に勝ったと思った瞬間、いつの間にか丸め込まれて。まったく納得してないけど、光由と初めてこうやってシングルができて楽しかった。ただ光由、出場しただけで満足するなよ。この分、おまえ全部背負っていけよ。レディ・Cの分も背負っていけるのかよ。あと会社は全員させなかったこと、後悔するからな」
HANAKOアメリカ遠征壮行試合 | ||
◯HANAKO |
10分4秒 JPコースター→エビ固め |
●さくらあや |
※HANAKOが渡米前最後の試合を勝利で飾る。
前日の壮行試合ではIWGP女子王者・岩谷麻優に堂々の闘いを挑んだHANAKOが、壮行試合第2戦。今回は同日デビューのさくらあやと対戦する。海外遠征前最後の試合で、前日とは違った爪跡を残したい。
探り合いから首の取り合い。HANAKOが上になりマウントポジションから腕十字狙い。すぐにさくらが上になるが、HANAKOが切り返して腕十字を狙う。さくらがエスケープすると背中を蹴り上げ三角絞め。HANAKOがリフトアップしマットに叩きつける。さくらが突進するがHANAKOが跳ね除けストンピング連打、コーナーに追い込み背中にショルダーをぶつけていく。HANAKOはその場跳びでボディープレス。さくら返すと、HANAKOはボディースラム、予告してもう一発。さくらが返すと、HANAKOがミドルをキャッチし突進。さくらのミドル連打を「こいよ!」と受けて立つ。さくらはコーナーに追い込み、串刺しで突進し回し蹴り。しかし、HANAKOがキャッチしてバックブリーカー、串刺しボディーアタック。2発目をさくらがかわし、串刺しニールキック。返したHANAKOがコーナーのさくらを止めてリング中央へボディースラム、逆エビ固め。さくらがなんとかエスケープに成功。HANAKOはさくらをロープに乗せて後方からニーアタック。さくらが返してエルボー、HANAKOもやり返す。さくらが10発打つと、HANAKOが一発で倒す。HANAKOにカバーをさせず、さくらが三角絞め。HANAKOがエスケープすると、さくらは「こんどこそ!」とダイビングニーアタックを決め、「HANAKO!」とミドルキック。HANAKOが返すと、突進を止めてボディースラム、串刺しビッグブーツ。返したさくらにHANAKOは「決めるぞ!」と絶叫しブレーンバスターの構え。さくらが丸め込みの連続、HANAKOがしのいでビッグブーツ、滞空時間の長いブレーンバスター。決まったと思われたがさくらが肩を上げる。HANAKOは「決めるぞ!」と叫んでJPコースター。3カウントが入り、HANAKOがさくらを破った。
HANAKO「北海道大会にお越しのみなさん、こんにちは! 同日デビューのさくら、私は来月からアメリカ行ってくるわ。いまよりも、もっともっと強くなって帰ってくるねん。なあ。欠場する前からシングルやったりしてるけど、私はもっとオマエとシングルをしたい。もっと私に、追いついてきいや。私は来月、アメリカに行ってきます! 応援してや!」
HANAKOコメント
「シングルして、なんや嫌いって! もっともっと闘いたい。私はアメリカでもっとトレーニングして、置いていくからな!」
さくらあやコメント
トリオガントレットマッチ〜1本目〜 | ||
白川未奈 |
5分58秒 オースイ・スープレックス |
葉月 |
ジーナ | コグマ | |
○月山和香 | ●飯田沙耶 |
トリオガントレットマッチ〜2本目〜 | ||
渡辺桃 |
4分16秒 毒グモ・デス・ドロップ→片エビ固め |
●白川未奈 |
○テクラ | ジーナ | |
吏南 | 月山和香 |
トリオガントレットマッチ〜3本目〜 | ||
○渡辺桃 |
3分26秒 あずみ寿司を切り返し→エビ固め |
スターライト・キッド |
テクラ | ●AZM | |
吏南 | 鈴季すず |
トリオガントレットマッチ〜4本目〜 | ||
鹿島沙希 |
3分43秒 外道クラッチ |
渡辺桃 |
八神蘭奈 | テクラ | |
○妃南 | ●吏南 |
※鹿島沙希&妃南&八神蘭奈組の勝利
E neXus Vの白川未奈&ジーナ&月山和香組、ネオジェネシスのスターライト・キッド&AZM&鈴季すず組、STARSの葉月&コグマ&飯田沙耶組、ゴッズアイに妃南が加わる鹿島沙希&八神蘭奈&妃南組、大江戸隊の渡辺桃&テクラ&吏南組の5チームがガントレット6人タッグマッチで対戦。勝てば次の試合に進むガントレット戦で、最後に勝ち名乗りを受けるユニットは?
STARSが北海道日本ハムファイターズのユニフォーム姿で登場。STARSとEXVで試合開始。コグマと白川が先発し、コグマがクマポーズでフェイントをかける。月山がコグマにヒップバット連打。STARSが連係で月山を捕獲。葉月が月山への顔面ウォッシュを狙うと白川が阻止。しかしSTARSがEXVを捕まえ3ヵ所で顔面ウォッシュを決める。飯田が月山を自軍コーナーで捕獲し逆水平。月山が葉月にフェースクラッシャー。替わったジーナが葉月へコルバタ、串刺しエルボーアタック、ドロップキック。コグマが乱入し、葉月のミサイルキックからコグマがダイビングボディーアタック。飯田も飯田ロケットを発射する。STARSが連係を狙うと月山がカット、ジーナがチョップで葉月と飯田を分断。飯田とジーナがチョップの応酬。飯田の連打でジーナが崩れ落ちる。しかしジーナが足を引き担ぎ上げる。飯田が逃れると月山がタッチしオースイ。3カウントが入り月山がフォール勝ち。3組目は大江戸隊。乱戦から月山がオースイも2カウント。返した吏南が月山を「このクソババア!」とコーナーに追い込み、顔面を踏みつける。白川が吏南にネックブリーカー。白川がテクラへ延髄斬り。吏南とテクラが合体も白川が分断し、桃の足をロックし吏南にDDT。テクラの突進を白川がかわしてグラビアポーズ。テクラがフェイントをかけ桃が攻撃。テクラがダブルアームスープレックス。白川が返すと、テクラは毒グモデスドロップ狙い。白川がこらえるとジーナが乱入しダブルでテクラにニーアタック。白川がテクラにグラマラスドライバー狙い。桃がバットで殴打しテクラがエルボー。桃とテクラでキックの挟み撃ち。テクラが毒グモデスドロップを決めると白川が3カウントを奪われた。4組目はネオジェネシスで、ドロップキックの奇襲を仕掛ける。桃を捕まえ連係攻撃。ネオジェネシスがサブミッションで競演し、キッドと鈴季がその場跳びムーンサルト。AZMが桃を丸め込み、2カウント。桃の突進をAZMが止めてブレーンバスター。大江戸隊が次々と串刺し攻撃をAZMに決める。AZMがかわすと桃を追い込みネオジェネシスで串刺し攻撃、トリプルドロップキック。AZMが桃に腕固め。桃がBドライバーを決めるがカットされる。AZMと桃がエルボーの打ち合い。AZMがヌメロウノからあずみ寿司。桃が反転して押さえ込むと3カウント。最後に入場はゴッズアイ&妃南。鹿島が襲い掛かり桃にコルバタ、八神がサッカーボールキック。妃南がカバーも2カウント。桃とテクラが合体し、妃南を攻撃。桃がPKも妃南が返す。吏南が妃南へ串刺しダブルニーアタック、ノーザンライト。妃南と吏南がエルボーの打ち合い。妃南がネックブリーカー、吏南がハイドレンジア。吏南がビッグブーツ、妃南が立ち上がり払い腰。妃南の突進を吏南がかわし大江戸隊が合体、桃のアシストから吏南がダイビングダブルニードロップ。もう一度飛ぶと妃南がかわしてゴッズアイが合体、そして妃南が外道クラッチ。吏南が返せず、妃南がピンフォールをゲットしてみせた。
鹿島沙希&妃南&八神蘭奈コメント
吏南コメント
スターライト・キッド&AZM&鈴季すずコメント
飯田沙耶コメント
シングルマッチ | ||
○朱里 |
8分5秒 凶器使用→反則勝ち |
●小波 |
※レフェリーの前での凶器(スプレー)の使用及び、レフェリーへの暴行により反則裁定
小波のスターダム復帰でゴッズアイに招き入れた朱里。小波との師弟コンビでゴッデス・オブ・スターダム王座奪取もまさかの裏切り行為に遭い、今回の一騎打ちが決定した。前日の札幌大会初日ではその怒りをあらわにしていた朱里。小波との一騎打ちは危険の香りがする闘いとなる。小波には大江戸隊のセコンドが介入することも予想されるだけに、ゴッズアイにも何らかの対策が求められそうだ。
朱里の入場を小波が花道で襲撃。しかし、朱里が小波をリングに上げて試合開始。すると、セコンドの大江戸隊が介入し、朱里をリング下に落として攻撃する。桃が朱里を羽交い絞めしてテクラが攻撃。朱里が反撃しテクラにニーアタック。小波は朱里を蹴り上げて先にリングに戻る。エプロンに立った朱里が小波にスタナー。リングに戻るが、小波が顔面をかきむしる。小波がキックのコンビネーション。朱里が返すと、小波とエルボーを打ち合う。朱里がエルボー乱打、ドロップキック、串刺しニーアタック、フロントネックチャンスリー。小波が返すと、コーナーの朱里に張り手、デッドリードライブ。朱里が立ち上がりミドル連打、PKをかわしてDDT、サッカーボールキック連打。小波が返すと、朱里が流炎を狙う。小波が切り返しレフェリーにぶつけると大江戸隊が乱入して次々と串刺し攻撃。朱里がドロップキックで分断し小波にコードブレイカー、ジャーマン。小波が返すと、朱里はストレッチマフラー。琉悪夏がレフェリーの気を引き、桃がバットで殴打。
小波がジャーマン、バズソーキック、カミゴエ。朱里がギリギリで返すと、小波の突進にハイキック、バズソーキック、流炎。小波が返すと、朱里は肩車の体勢。小波がスプレーを噴射しレフェリーを暴行。小波の反則負けが宣告された。大江戸隊がなおも攻撃し、ゴッズアイと乱闘。大江戸隊がゴッズアイを蹴散らし、さらに朱里を攻撃した。大江戸隊が退場すると、朱里が花道を疾走し追いかけていった。
朱里コメント
「小波ー!大江戸隊!おぼえておけよ。この私に喧嘩を売ったらどうなるか、刻み込んでやるよ!」
小波コメント
「決着がつくと思ったか、バカヤローども。朱里と私の闘いは始まったばかりなんだよ。まあ結末はいつも決まってるけどね。朱里の黒塗りでジ・エンド!」
スペシャルタッグマッチ | ||
岩谷麻優 |
14分1秒 バックドロップホールド |
●中野たむ |
○羽南 | なつぽい |
“アイコンタクト”岩谷麻優&羽南組のSTARSと“メルティア”中野たむ&なつぽい組のコズミックエンジェルズがタッグマッチで対戦。前日の札幌大会初日ではなつぽいが安納サオリとの同門対決で勝利し、悲願のワンダー・オブ・スターダム王座初戴冠を成し遂げた。なつぽいが新王者となったことで、この試合の意味合いも変わってくるだろう。白いベルトの王者となったなつぽいと組む中野の心境は? IWGP女子王者と新白いベルトの王者はどう対峙するのか? そして、かねてから白いベルトを目標としている羽南は新王者を前にしてどんな闘いを挑むのか? 見どころの多いタッグマッチとなりそうだ。
羽南が先発に名乗りを挙げなつぽいを指名。なつぽいが出て、試合開始。手四つからなつぽいが腕を取り、羽南もやり返してヘッドロック。なつぽいがロープに振ろうとするが、羽南が髪を引いて拒否。なつぽいがエルボーを打つと羽南もやり返す。エルボーの応酬から羽南がドロップキック、なつぽいは連発でやり返す。羽南が返すと、なつぽいはインディアンデスロックから腕も取ってブリッジ。中野も加わり両方向から腕を締め上げる。中野が羽南を自軍コーナーで捕獲。メルティアで合体し、ドロップキック、ネックブリーカーで競演。羽南が返すと、中野がネックロック、サッカーボールキック。しかし、岩谷がカットする。なつぽいが羽南にヘアーホイップ。羽南がダイビングボディーアタック。岩谷がなつぽいにドロップキック、バックキック、ドロップキック。中野が乱入し、なつぽいとの合体を試みる、しかし、岩谷がまとめてアームホイップ。ドロップキック。岩谷がなつぽいにサッカーボールキック。なつぽいが岩谷をかいくぐりドロップキック。中野が岩谷へ串刺しエルボーアタック、左右の蹴りからカカト落とし。岩谷が返すと、中野はコーナーへ。岩谷が追いつき、エルボーを打ち合う。岩谷が「投げるぞ!」と予告し、雪崩式フランケン。中野がジャーマン。岩谷もジャーマン、トラースキック。羽南が中野にランニングエルボースマッシュ、フェイマサ―連発。中野が返すと、岩谷がエプロンから蹴り飛ばし、羽南が丸め込む。場外にメルティアを落とし、羽南と岩谷がコーナーへ。しかしメルティアが2人を落としてロープからプランチャの競演と思いきや、中野がバランスを崩して転落。気を取り直して、中野がデスティニーハンマー、なつぽいがフェアリアルギフト、中野がバイオレットシューティング。しかし、岩谷がカットする。10分経過。中野がタイガーの構えも羽南がこらえてバックドロップ。中野が岩谷にバックドロップ、なつぽいが羽南にボディーアタック。中野と岩谷がトラースキックを打ち合い、全員ダウン状態。羽南が中野にフェイマサ―、中野がスピンキック、ジャーマン。羽南がギリギリで返すと、中野の突進を岩谷がスリングブレイドでカットし羽南がセブンティーン。岩谷と羽南が合体しフェースバスター、羽南がブロックバスターホールド。ギリギリで中野が肩を上げる。羽南が中野を引き起こし、バックドロップ狙い。中野が着地すると背後から岩谷がドラゴン、羽南がバックドロップ、もう一発決めてホールドすると、3カウントが入った。
羽南「中野たむから3カウント取ったぞ! 私はシンデレラから成績をちゃんと残せてなかったんですけど、きょうこの勝ちはめちゃくちゃ大きいですよね!このまま5★STAR GP、優勝して春と夏の女になります!」
中野「羽南、誰に勝ったと思ってる? 中野たむだよ。このまま勝ち逃げなんかさせるわけないよね。かわいそうなシンデレラにしてあげるよ」
岩谷「北海道のみなさん、こんばんはー! 羽南、せっかく中野たむに勝ったんだよ。素直にもっと喜べばいいじゃん。最近、怖い顔してばっかり。羽南が怖い! 羽南のいいところは笑顔で明るくてポジティブなところでしょ。もっと全国にその笑顔を見せて回らないとね!」
羽南が喜ぶ。
岩谷「たむ、5★STAR初戦、大丈夫そう?元気? 元気?」
中野「中野たむが元気あることあった?」
岩谷「確かに。それがたむっぽいか。5★STARで自分がきっちり3カウント取って、いつかこのベルトを懸けて中野たむとやりたい。まあまあまあ、5★STARでその心折っちゃうかもしれないけどね」
中野「先に言うなよ!たむがあんたから3カウント取って、あんたのベルトを奪うのはたむしかいないでしょ!」
岩谷「もう言うことないから、なつぽい。昨日、白のチャンピオンになったんでしょ。今日そのチャンピオン姿、なつぽい初めて見る人いるかもしれないから、何かしゃべった方がいいんじゃない?」
なつぽい「北海道のみなさん、第23代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンのなつぽいこと…なつぽいです。やっぽーい!」
羽南がなつぽいのベルトを指差す。
羽南「まだ挑戦しないですけど! でも、絶対、私がそのベルト取りにいきます」
岩谷麻優&羽南コメント
中野たむ&なつぽいコメント
ワールド・オブ・スターダム選手権試合 | ||
《王者》 |
19分45秒 スワントーンボム→、片エビ固め |
《挑戦者》 |
●舞華 | 〇刀羅ナツコ |
※舞華が7度目の防衛に失敗、ナツコが第18代王者となる。
ワールド・オブ・スターダム王者の舞華が7度目の防衛戦に臨む。挑戦者は大江戸隊の刀羅ナツコ。最高峰王座を争う闘いではあるが、試合中、ナツコのセコンドに着く大江戸隊の介入は必至だろう。それを予想してか、舞華サイドには黄金世代でチームを作った上谷沙弥がセコンドにつくと宣言。大江戸隊によって独りクイーンズクエストをしいられている上谷だけに、舞華への協力はリベンジのチャンスでもある。舞華は赤いベルトを守り、大江戸隊の渡辺桃&テクラ組に上谷とのタッグで挑むと早くも宣言。舞華が上谷の協力のもと防衛回数を伸ばすか、それともナツコが赤初戴冠を達成するか。5★STAR GPのスタートを前に、どんな光景が現出するか?
EXVと上谷がロープを開けて舞華を迎え入れる。ナツコの金髪&短髪姿に場内がどよめく。ゴングが打ち鳴らされ、舞華コールの中、両者ゆっくりと歩を進めロックアップで力比べ。再度組みあい、ブレイク。ショルダーをぶつけ合い、ともに譲らず。ナツコがクロスボディーで舞華を倒し、右腕を踏みつけるとヘアーホイップ、ロープに右腕をかけて絞り上げる。さらに右腕を踏みつけ、ヘアーホイップ、右腕をロープにかけて絞り上げ、蹴り上げる。ナツコの突進をかわして舞華が場外に落とし、場外戦へ。舞華はナツコを客席に叩きつけ、ヘッドロックをかけてリングサイドを徘徊。桃が介入し、ナツコが水を噴射。ナツコはエプロンからスワントーンボム。舞華がかわして引き起こすと、場外マットにブレーンバスター。リングに戻すと、舞華が串刺しラリアット。ナツコがラリアットを迎撃し腕十字、バックフリップ、セントーン、腕十字。舞華の足がロープに到達。ナツコがキャノンボールをヒットさせるが2カウント。ナツコは「まだまだ!」と叫び、コーナーへ。舞華が立ち上がるが、ナツコが落としてフロッグスプラッシュ。舞華がかわすとコーナーへ。ナツコも上がり、雪崩式ショルダースルー。舞華が立ち上がり雪崩式ブレーンバスター。離さずにブレーンバスターをさらに3連発。10分経過。ナツコが立ち上がると舞華がパワースラム。両者ダウン状態。舞華が山茶華もナツコが返す。舞華はフィニッシュを予告して、みちのくドライバーの構え。ナツコがヘッドバット、舞華が突進を読んでショルダータックル。舞華が炎華落としも2カウント。舞華はナツコを引き起こすと、コーナーに振って背後からラリアット。コーナーに乗せてパワーボムを決める。しかしナツコが腕を取り三角絞め。腕十字に移行してさらに締め上げる。舞華がエスケープすると、ナツコがフロッグスプラッシュ。15分経過。舞華が返すと、ナツコがハリケーンドライバー。返した舞華にナツコはフィニッシュを予告してスワントーンボム。しかし、舞華が肩を上げる。ナツコはあらためてフィニッシュを予告し、担ぎ上げる、舞華がグーパンチ、舞華の突進にナツコが鉄パイプ。舞華がかわしてラリアット、みちのく狙い。舞華はかわされるもローリングラリアット。ナツコが返すと、舞華はコーナーに上がり、ダイビングラリアット。ナツコが返すと、みちのくドライバー^。決まったと思われたがナツコがクリアー。上谷が声をかける。舞華はナツコを引き起こし腕をクロスしみちのくドライバー。上谷がなんとレフェリーの足を引く。上谷がエプロンへ。ぼう然とする舞華。ナツコが毒霧からデスバレーボム。舞華が返すとナツコがスワントーンボム。上谷はエプロンに座ったまま。3カウントが入りナツコが赤いベルトをゲットした。赤いベルトがナツコの腰に巻かれると上谷が高笑い。
ナツコ「札幌、新チャンピオンのお誕生だあー! 舞華、オマエはホントに強いレスラーのひとりだ。いや、正直、いままで闘ったどんなヤツより私は、きつかったよ。上谷!」
上谷が上がるとブーイング。上谷はダウン状態の舞華に張り手。
上谷「舞華、今日はオマエを泣かせにきたんだよ。永遠にさようなら」
ナツコ「私は、大江戸隊になってから何年経ったんだ? ずっーと遠かったよ、シングルのベルト。どんなに会社ぶっ壊そうとしたって、シングル、いや、赤のベルトはまだまだ先だと思ってた。けど今日、やっと巻けたんだよ、私!」
上谷がTシャツ姿になる。
ナツコ「私、大江戸隊にやり残したことなくなったわ。今日で大江戸隊は…解散。バ=カ!バーカ!バーカ! バカヤロ。いいか、大江戸隊は今日で終わり。今日から上谷、そして小波、テクラ、吏南、桃、琉悪夏、このメンツで新ユニット、ヘイトの誕生だ。おーい、盛り上がれ、バカヤロー! SNSでしかウチらを評価できないアホども見てるか? 今日からヘイトは、このクソみてえな団体を乗っ取って、女子プロレス界ナンバーワンヒールになる! 以上。震えて眠れ!」
刀羅ナツココメント
「私がずっとほしかったもの。赤ベルト。これがあれば、スターダム、いや、女子プロレス全団体ぶっ潰せる。リングでも言ったように、大江戸隊、いや、今日からヘイト。その名の通りだよ。プロレス界全体のヘイトになってやるよ。そして、ナンバーワンヒールになってやるよ。それから、このあと5★STARとかいうリーグ戦あると思うんだけど、私、レッドスターズのA?組み分けられてたけど、これもってて5★STAR出る意味が分かんねえんだよ。だから、私の枠は琉悪夏に渡す。以上だ。震えて眠れ」
舞華コメント
「上谷、5★STAR決勝にいこうという約束は? ゴッデス一緒に巻こうっていう夢は? 今日この日のためにナツコはなにか言ってきた? だとしたら、ナツコ、オマエはやっぱアタマいいなあ、クソ! そこだけは認めるよ。はあ、でも、私はなにひとつあきらめてないからな。ゴッデスは巻けなくとも、5★STARナツコとあたるし、決勝、上谷と、そこで今日の借りはしっかりと返してやるから。ナツコ、その赤いベルト大事に守っておけよ。私が絶対に奪い返してやるからな。まだ女帝時代は終わらねえんだよ!」