2024/08/05 試合結果

2024年8月4日 『STARDOM in HAMAMATSU 2024 Aug.』

『STARDOM in HAMAMATSU 2024 Aug.
8月4日(日)静岡・アクトシティ浜松 展示イベントホール第2ブロック (観衆707人)

 

6人タッグマッチ
スターライト・キッド

14分13秒、

スタークラッシャー→片エビ固め

刀羅ナツコ
●AZM 上谷沙弥〇
天咲光由 琉悪夏

 7・27札幌で5人が勢ぞろいし正式に始動した新ユニットNEO GENSIS(ネオジェネシス)。スターライト・キッドを中心に、クレイジースターと元クイーンズクエストが合体したユニットで、今回はキッドと元QQのトリオで出陣する。キッド&AZM&天咲光由組が対するのは、こちらも札幌(7・28)で結成されたH.A.T.E.(ヘイト)。大江戸隊を進化させたこのユニットからは刀羅ナツコ&上谷沙弥&琉悪夏組が登場。札幌大会ではナツコが舞華を破りワールド・オブ・スターダム王座を初奪取。それをアシストしたのが、舞華についていたはずの上谷だった。この裏切り行為により、上谷はナツコと合体。ヒール転向後はじめての試合とあって、上谷がどんな闘いを臨むのか、オープニングから大注目のカードだ。
 AZMがパートナーを制して先発に名乗り、いきなり上谷と対峙する。AZMが歩を進めると、ゆっくりと上谷も中央へ。上谷が不敵な笑みを浮かべ、AZMは相手じゃないとばかりに手を払うと琉悪夏とタッチ。琉悪夏がキッドにチョーク攻撃、ショルダータックル、キッドのアームホイップを阻止。しかしキッドはコルバタからドロップキック。ネオジェネシスが連係で琉悪夏を攻撃、AZMと天咲がドロップキックで挟み撃ち。天咲が走るとリング下から上谷が脚を引く。ナツコと琉悪夏が天咲にダブルのショルダータックル、ボディープレス、上谷がフットスタンプでつづく。上谷が天咲にストンピング連打、コーナーに追い込みレフェリーのブラインドを突いてノドを踏みつける。髪を束ねるとフライングメイヤーから挑発し、再びノドを踏みつける。ナツコが天咲に水を噴射、ブレーンバスターを連発。しかし、キッドがカットする。天咲がエルボー連打で向かっていくが、ナツコが受けて立ちスリーパーで締め上げる。琉悪夏、上谷がカットさせず。天咲は自力でエスケープ。ナツコが天咲の頭部を蹴飛ばしていく。天咲はカウンターのドロップキックを決めDDT。替わったキッドがダイブするがナツコが受け止めてマットに叩きつける。ナツコと琉悪夏が合体すると、キッドはまとめてコルバタ、ドロップキック。キッドはナツコにその場跳びムーンサルト。ナツコが返すと串刺しラリアット、ショルダータックル、セントーン。キッドが返すと、ナツコにカウンターのゼロ戦キック、ナツコがすぐにラリアット、キッドがかいくぐりヒップドロップをかわすがラリアットを食らう。上谷がAZMをかいくぐりチョーク攻撃、フットスタンプ。AZMが串刺しで突進するが上谷がかわす。それでもネオジェネシスが合体し3方向からドロップキックを決める。上谷が返すとAZMが腕固めでギブアップを迫る。エルボーの打ち合いからAZMが崩れ落ちる。AZMが「テメエなめんじゃねえ!」と再度エルボー連打。上谷がAZMの手の握ると見せかけスピンキック、ストンピング連打。上谷の突進にAZMがブレーンバスター、ハイキック。「なめんじゃねえ!」と叫んで突進してきたAZMに上谷がカウンターの二段蹴り。天咲が上谷にドロップキック連打。上谷が天咲にニールキック。キッドが乱入し天咲とDDTの競演、天咲がもう一発DDT。上谷が返すと、天咲は天聖狙い。上谷が切り返し、H.A.T.E.が次々と串刺し攻撃、上谷がスープレックス。天咲が返すと、上谷はスタークラッシャーの構え。AZMがカットし天咲が天橋立。琉悪夏がカットするが、天咲が変型DDTから天聖。するとナツコと琉悪夏がサンドイッチラリアット、上谷が旋風脚。カバーを引き起こすとフィニッシュを宣言しスタークラッシャー。3カウントが入り、上谷が天咲をフォールした。ナツコと琉悪夏が先にリングを下りると、上谷がAZMに近づき視殺戦。上谷は不敵な笑みを残して退場した。

NEO GENESISコメント

 

上谷沙弥コメント

 

3WAYバトル
〇月山和香

4分4秒、

横入式エビ固め

梨杏●

※もう1人は向後桃

 月山和香、向後桃、梨杏がいっせいに闘う3WAYマッチ。混戦必至の闘いをかいくぐり、最後に勝ち名乗りを受けるのは? 混戦をうまく利用すれば、梨杏に初勝利のチャンスも生まれるかもしれない。
 月山が梨杏を呼び寄せ肩を組ませる。向後が梨杏に分かれるように指示。試合が始まり、月山が梨杏を押し出す。向後が月山に向かっていくと、月山と梨杏が共闘しドロップキックの挟み撃ち。さらに向後の腕を2方向から絞り上げる。月山は梨杏と一緒に左右からヒップバットを打っていく。向後がかわし、まとめてドロップキック。月山が619をかわすも向後もヒップドロップをかわし、619をヒットさせる。そこを梨杏が丸め込むが2カウント。向後は梨杏に変型コブラツイスト、月山がカットに入り、梨杏がエスケープ。梨杏のドロップキックを向後がかわしてドロップキック、月山に突進。月山がかわすが、向後がスワンダイブ式ミサイルキック。月山がかわすと、向後がネクターピーチ狙い。月山が切り返し梨杏が向後にコルバタ。月山が向後のバックを取り、梨杏がまとめてクロスボディー、向後にスープレックス。しかし、月山がカットする。梨杏は月山を蹴飛ばし排除すると、向後にエルボー連打。向後がカウンターのドロップキック、月山が梨杏を向後の上に叩きつける。月山が梨杏を丸め込むと3カウントが入った。

月山和香&向後桃&梨杏コメント

 

6人タッグマッチ
〇葉月

11分59秒、

ダイビングセントーン→体固め

飯田沙耶
羽南 さくらあや●
飯田沙耶 玖麗さやか

 STARSの葉月&羽南&飯田沙耶組とコズミックエンジェルズの水森由菜&さくらあや&玖麗さやか組が6人タッグマッチで対戦。前NEW BLOODタッグ王者に対する、さくら&玖麗の闘いぶりがポイントになりそうだ。
 羽南と玖麗が先発で試合開始。ロックアップで組み合い、羽南がロープに押し込むと玖麗が反転しエルボー連打。羽南が反転するが、すぐに玖麗が戻してエルボー連打。玖麗の突進に羽南が払い腰。両軍入り乱れ、STARSの突進をコズエンがかわす。コズエンがスターズにドロップキック。2発目を狙うが、STARSがカウンターでドロップキックの競演、玖麗を孤立させて3方向からドロップキックを放つ。羽南が玖麗の広報からドロップキック。葉月が玖麗に顔面ウォッシュ、ボディースラム。飯田がエルボードロップから逆水平連打を玖麗に浴びせる。玖麗がかわして飯田にエルボー連打。ボディースラムを飯田が切り返し、逆水平。玖麗が突進をかわし飯田にドロップキック。水森が飯田にダイビングボディーアタック、ギロチンドロップ。飯田が返すと、水森とショルダーをぶつけ合う。水森がラリアットをかわして飯田にフライングショルダータックル。飯田が突進をかわし、乱入の羽南がニーアタック、飯田がラリアット。葉月がコズエンを分断し、水森にコードブレイカー。水森が返すと、葉月はブレーンバスター狙い。水森がこらえてエルボーの打ち合いに持っていく。水森が乱打し、葉月をコーナーに追い込む。葉月がコーナーに振ると、水森が反転しダイビングショルダータックル。水森が葉月を持ち上げコーナーに叩きつける。さくらがドロップキックも、葉月が返す。葉月がさくらにボディースラム、セントーン。さくらが返すと、葉月はフェースロック。さくらがエスケープすると、玖麗が乱入し、ダブルのドロップキック、水森がフライングショルダータックル、さくらがボディースラム。葉月が返すと、さくらが変型三角絞め。STARSがカットし、羽南と飯田がサンドイッチエルボー、葉月がビッグブーツ。さくらが返すと葉月はフィニッシュを予告しブレーンバスター狙い。さくらが切り返し、玖麗がスピア、さくらがダイビングニーアタック。しかし、STARSのカットが間に合う。さくらが葉月にミドルキック、ハイキック。葉月がかわしてDDT、フェースロック。こらえたさくらが丸め込みの3連続。しのいだ葉月に、さくらはエルボー連打。10分経過。さくらの突進に葉月が二段蹴り。しかし、コズエンのカットが成功。STARSがコズエンを分断し、葉月がさくらにボディースラム、ダイビングセントーン。3カウントが入り、葉月がさくらを破ってみせた。

STARSコメント

 

COSMIC ANGELSコメント

 

タッグマッチ
岩谷麻優

10分57秒、

流れ星

鈴季すず
●コグマ 星来芽依〇

 岩谷麻優&コグマ組のSTARSと鈴季すず&星来芽依組のネオジェネシスがタッグ対戦。鈴季&星来組はクレイジースターとしても組んでいるが、新ユニットでの登場。ネオジェネシスとしての闘いで、なにか新しいものが生まれるか? ハイスピード王座奪還の星来の闘いぶりも注目される。
 コグマと鈴季が先発でゴング。ロックアップと見せかけ、コグマが鈴季をかいくぐっていく。コグマは客席に向かいクマポーズ。そこに鈴季が襲い掛かるが、コグマは「なんでクマやんないんだよ」と場外におりてクレームをつける。鈴季が怒ってコグマを追いかける。星来が待ち伏せし、鈴季とともにコグマをリングに戻す。鈴季はサッカーボールキック、星来がコグマに体重を乗せて、鈴季がリング下から顔面蹴り。星来がコグマに串刺しドロップックの10連打。鈴季がコグマにキャメルクラッチ、呼び込まれた星来がロープ間を往復し、あえての張り手。鈴季がコグマを小ばかにしてクマポーズを繰り返す。鈴季がエルボーでコグマを倒すが、ガンスタンを食らう。岩谷が鈴季にドロップキック。鈴季と星来が合体を試みるが岩谷が阻止し、まとめてアームホイップ、ドロップキック。岩谷は鈴季にサッカーボールキック。鈴季が返して、岩谷をかいくぐりスピアを放つ。星来が岩谷にラリアット、ドロップキック。岩谷が返すと、星来のブレーンバスターを切り返してエルボー、丸め込みからドロップキック。コグマが星来にダイビングボディーアタック。星来が返すと、コグマの突進をかわし丸め込みの連続。逆回転でも丸め込むが、コグマが返す。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。コグマの突進にクレイジースターが合体。連係からドロップキックを決め、星来がコグマをカバー。コグマが返すと、星来は変型キャメルクラッチ。しかし、岩谷がカットする。星来がコグマを引き起こし、エルボー連打。コグマが先を読んでエルボー、星来がラリアット。コグマが丸め込むが、星来が返す。コグマの突進をかわし鈴季がバックを取り星来がダッシュ。岩谷がスリングブレイドでカットし、コグマと合体ボディープレス。コグマと岩谷がコーナーに上がるがクレイジースターが分断し、コグマに合体コードブレイカー。コグマが返して120%スクールボーイ。鈴季がカットすると、星来が流れ星で3カウントを奪った。

鈴季すず&星来芽依コメント

 

STARSコメント

 

10人タッグマッチ
朱里

13分27秒、

起死回生

渡辺桃
〇鹿島沙希 テクラ
妃南 小波●
レディ・C 吏南
八神蘭奈 フキゲンです★

 ゴッズアイと元クイーンズクエストが合体。朱里&鹿島沙希&妃南&レディ・C&八神蘭奈組で大江戸隊改めヘイトの渡辺桃&テクラ&小波&吏南&フキゲンです★組と全面対決をおこなう。ゴッデス・オブ・スターダム王座をめぐり対戦した朱里と桃&テクラ組の闘いはもちろん、タイトルマッチでまさかの裏切り行為をおこない、大江戸隊に寝返った小波の闘いぶりも注目される。札幌での朱里vs小波は不透明決着とあって、この試合も大荒れ必至だ。また、フューチャー・オブ・スターダム王座を懸けて対戦することが確実な吏南と妃南には前哨戦。長女・羽南の持つ最多防衛記録更新がかかるタイトル戦を前に、双子姉妹の駆け引きも注目される。
 上谷もイスを手に、ナツコとともにH.A.T.E.のセコンドにつく。ゴングを待たずに両軍が突進し、そのまま試合がスタート。場外戦となり、吏南が妃南を客席に投げつける。フキゲンが八神をリングに戻して攻撃。テクラが八神をコーナーに追い詰めトラースキック、頭部をコーナーに叩きつける。テクラは八神にタランチュラ。テクラと桃が八神を蹴飛ばしていく。桃のカバーを朱里がサッカーボールキックでカット。吏南が八神をロープに固定してドロップキック。八神が返すと、吏南は「こんなもんか?」と頭部を踏みつける。八神がエルボー連打で向かっていくと、吏南が仁王立ちで受けて立つ。吏南はビッグブーツで八神を倒し、コーナーへ突進。八神がかわしてハイキック、ドロップキック。妃南が吏南に向かっていくとテクラが介入。しかし妃南はテクラ、吏南に払い腰を決める。吏南が返すと妃南に卍固めから丸め込み。妃南が返して、大外刈りからノーザンライト。レディが乱入し吏南にビッグブーツ、妃南とダブルのネックブリーカー。朱里が吏南にドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ。吏南は朱里の突進を止め、テクラのアシストからドロップキック。桃が朱里にミドルキック、ブレーンバスター連発。朱里が3発目をかわしてDDT、ニーアタック、スタンディングギロチン。桃が返して朱里とエルボーの応酬。朱里がミドルキック連打、桃がラリアットをかわし、小波がスライディングキック、桃が蒼魔刀。朱里が返すと、桃のBドライバーを切り返し腕十字から腕固め。しかしH.A.T.E.がカット。朱里の突進に桃がハイキック。10分経過。桃がバックを取るが朱里が切り返してジャーマン、ニーアタック。鹿島と小波がリングイン。技をかわし合い、朱里が小波にニーアタックを決め、両軍乱戦に。鹿島が小波を蹴飛ばしカバーも、2カウント。テクラがコスチュームのベルトで鹿島を殴打、H.A.T.E.が次々と串刺し攻撃。小波が押さえ込むが朱里がカット。小波は鹿島にトライアングルランサー狙い。鹿島が起死回生を狙うが、テクラがカット。レディと妃南が合体もフキゲンがかわしてテクラがスピア。小波と朱里がハイキックを打ち合う。桃がバットで朱里を殴打。小波が鹿島にトラースキックも2カウント。小波はフィニッシュを予告しカミゴエ狙い。鹿島が切り返し丸め込むと3カウントが入った。試合が決まると両軍が乱闘。
鹿島「おい小波。オマエがなにをしようがな、私は逃げないよ! 私はずっと朱里さんのそばで朱里さんを守るし、オマエらからは逃げない」
朱里「小波、逃さねえぞ。楽しみにしとけよ」
鹿島「朱里さん、私は逃げない、アイツらからは。その代わり、なにかあったら、守ってください」
妃南「おい吏南、フューチャーいつやるんだよ? 私は準備できてるんだよ」
H.A.T.E.退場も、吏南がリングへ。
吏南「うるせえよ。(リングに上がり)よいしょ。フューチャーいつやろうかねえ? まあ、私も最多防衛記録かかってるし、(8・12)宇都宮もいいけど、ウチら5★STAR GP出てないし、5★STAR GPの決勝の日(8・31)にせっかくならやろうよ。ただなあ、こんなしょうもないユニットに入って、このベルト取れると思うなよ」
妃南「私は、いまずっとあいまいにしてることがあって、QQ抜けて今日までゴッズアイと組んでやってきて、私はゴッズアイで強くなっていきたいと思いました。フューチャーのベルト取って、ゴッズアイをもっと強くしたいと思います。私をゴッズアイに入れてほしいです」
レディ「私もゴッズアイと一緒に闘っていきたい。どうですか?」
鹿島「オマエは、ただ勢いで入るって言っただろ。オマエの目的はなんなんだよ? 朱里さんが答える代わりに、私がノーと言う」
レディ「確かにあのとき、私は怒って勢いでゴッズアイに入りたいと言ってしまったかもしれないけど。いま、ちゃんと言わせてください。ゴッズアイはどこよりもまっすぐに、真剣にプロレスに向き合ってる、そんなユニットだと私は信じています。そんなユニットで一緒にもっともっとプロレスがしたい。もっともっと強くなりたい。もっと限界を超えたいです。お願いします!」
朱里「沙希、いまの言葉を聞いて、私はこの2人と一緒にゴッズアイとしてやっていきたいと思った。沙希はどう?」
鹿島「妃南、ありがとう、大歓迎。レディ、オマエは荷物持ちからだ」
朱里「蘭奈、いいかな?」
八神「私は朱里さんの言うことは絶対だと思っているので、大歓迎です」
朱里「(壮麗)亜美も、(稲葉)ともかも、ななみも歓迎してくれると思ってます。新しいメンバー、妃南、レディ。みなさんいいですよね! ゴッズアイ、新しく2人加入して新しいメンバーで勢いに乗っていきます。みなさんこれからもよろしくお願いします!」

God’s Eyeコメント

 

アーティスト・オブ・スターダム選手権試合
〈王者〉

19分8秒、

バイオレットスクリュードライバー→片エビ固め

〈挑戦者〉
舞華 〇中野たむ
白川未奈 安納サオリ
●ジーナ なつぽい

※舞華組が3度目の防衛に失敗、中野組が第33代王者となる。

 E neXus Vの舞華&白川未奈&ジーナ組が保持するアーティスト・オブ・スターダム王座にコズミックエンジェルズの中野たむ&安納サオリ&なつぽい組が挑む。札幌2連戦までは2冠王だった舞華が最終日のメインで刀羅ナツコに敗れワールド・オブ・スターダム王座を失ってしまった。よって、この試合は舞華には出直しの闘いとなる。対する挑戦者組は、なつぽいが安納との同門対決を制し、ワンダー・オブ・スターダム王座を初奪取。安納は2冠から転落も仙女のワールド王座は保持しており、なつぽいと安納がシングル王者として新たな2冠に挑む。また、リーダーの中野にも安納となつぽいの試合は大きな刺激となっており、コズエンベストトリオでのアーティスト戴冠は至上命令。この試合の結果が、今年下半期の流れを左右しそうだ。
 ゴング前にコズエンが奇襲を仕掛け王者組を分断。白川にトリオで攻撃し安納がカバー。EXVがカットも、コズエンが分断し中野となつぽいが場外にプランチャ、安納が直後に白川へミサイルキック。中野が白川に串刺しエルボー、ミドル連打からカカト落とし。白川が返すと。中野をかいくぐりコルバタ式河津落とし。舞華が中野にボディースラム連発。ジーナが中野に串刺しエルボーアタック、コルバタ、フェイントをかけると背後にまわってドロップキック。中野が返してジーナへエルボー。ジーナは「モットモット」とエルボーを打たせてチョップ。中野が突進をかわしてジーナにドロップキック。安納がジーナにドロップキック。舞華が乱入するが、安納が舞華に延髄斬り、ジーナにインディアンデスロック、白川にブレーンバスター。ジーナがエスケープすると、安納に旋回式サイドスラム。安納が返すとジーナがチョップの連打、ダブルアームスープレックス。舞華が安納へ串刺しラリアット、ショルダータックル。安納がブレーンバスターを切り返し、舞華と蹴り合い。舞華がカウンターでパワースラム。安納がジャーマン。なつぽいが舞華にネックブリーカー、コルバタから変型卍固め。舞華がエスケープすると、なつぽいがドロップキック、ダイビングボディーアタック。舞華がキャッチし、フォールアウェースラム。さらに串刺しラリアットを至近距離から連打。なつぽいが反転しエルボー連打。舞華が串刺しラリアット、ショルダータックル。白川を呼び込み合体ボディープレス。なつぽいがブレーンバスターをこらえネックロック、しかし舞華が強引に投げ切ってみせる。なつぽいがトラースキック、舞華がラリアット、なつぽいがポイ捨てジャーマン。10分経過。両者ダウン状態からタッチ。中野と白川がエルボーの打ち合い。中野が連打し、白川が崩れ落ちる。白川がやり返してエルボー。中野もやり返し、再びエルボーの応酬。コズエンが連係、中野がバックドロップ。白川が返すと中野がバックを取る。白川が切り返しエルボー、安納へDDTを放ち、EXVで合体しビーナスタワー。ジーナが中野にトラースキック、白川がミサイルキック。ジーナが中野にショルダータックル連打、エルボー連打、バックキック。中野の突進をかわしハイキック、コーナーに頭部を叩きつけ、延髄斬り。中野が返すと、ジーナがチョップ、顔面蹴り、ノーザンライト。中野が返し15分経過。中野が突進をかわしコズエンが合体、中野となつぽいがトラースキック。中野となつぽいがコーナーに上がると舞華がまとめて雪崩式ブレーンバスター狙い。安納が止めると、白川が回転エビ固めの要領で安納の足を取り全員を叩きつける。白川とジーナがニーで合体。ジーナが中野に二段式ジャーマン。しかし、コズエンがカット成功。ジーナは中野にアルゼンチン。中野が切り返しスピンキック、丸め込み。ジーナが返すとコズエンがトリオでトラースキック、投げ技の競演。ジーナが中野のタイガーを返すと、中野はバイオレットスクリュードライバー狙い。ジーナが切り返すがカットされる。コズエンがジーナにトリオでカカト落とし、中野がバイオレットスクリュードライバー。ジーナが返せず中野が3カウントをゲットした。
中野「宇宙のみなさん、そして、浜松のみなさん、こんにちは! 私たちがアーティスト・オブ・スターダムのチャンピオンになりました! 未奈、最高の仲間に出逢ったんだね、ありがとう」
白川「どうしても、大事なときにコズエンに勝てない! どうして勝てないんだ? 最高の仲間出逢った、この最高のトリオで最上級のトリオに勝たなきゃ、私は意味がないんだよ。悔しい。負けた後に鳴り響く中野たむの曲を聞くたびに、それが苦しくて張り裂けそうになるよ! でもさ、絶対にすべてリベンジする。白いベルトも、ゴッデスのベルトも、アーティストもコズエンに取られた。でも絶対、すべてリベンジにしにいく。負けたけど、あとひとつファンのみんなに伝えたいことがあるからいい? とにかくさ、EXVを立ち上げたときに、世界、世界にスターダムを届けるという夢を持って始めたんだ。だからコズエンも世界、世界と言ってる。新しいユニット(ネオジェネシス)も世界、世界をバズらせると言ってる。でも、絶対、ホントに世界にスターダムを届けられるのはE neXus Vしかいないんだ! ファンのみなさん、5★STAR GP、私いません。寂しい思いさせてごめんなさい。だけど、白川未奈はアメリカでいろんなもん経験して吸収して、そして、EXVがスターダムを世界に広げていきます」
舞華が白川をハグ。
舞華「ということで、白川は世界。国内は舞華がしっかりと盛り上げていくんで、白川、思いっきり暴れてこい」
白川が中野のベルトを軽く叩いて退場。
中野「E neXus Vは最高の仲間。コズエンは、最上級の仲間! たむね、本当にスターダムが大好きなの。だからさ、私たち最上級のトリオがスターダムの最先端に立っていると思ってる。闘っていって、みんなのこと、最上級の景色に連れていく。そうだよね」
安納「せやで。スターダムは大丈夫。ウチらがいる、余裕やろ」
なつぽい「たむちゃん、今日はウソ泣きじゃない」
中野「いつもウソ泣きじゃない!」
なつぽい「もちろん、根拠はないけど、自信はある!」
中野「それ好き。最上級のトリオが宇宙一幸せにしてあげるからね! レディースアンドジェントルメーン、メイアイハブアテンションプリーズ。ウエルカムアボード、コズミーックエンジェールズ! 本日の搭乗員を紹介します。絶対不屈彼女・安納サオリ。ハイスピードフェアリー・なつぽい。宇宙一かわいい、中野たむ。ウィーアースーパーデリシャース、ウィーアーザベスト。ウィーアーナンバーワーン。私たちもアナタたちも、デリーシャース、ウ~~ンマ!」
H.A.T.E.が乱入しコズエンを襲撃。上谷が中野をボディースラム、片足で踏みつける
ナツコ「なにがデリシャスだ、バカヤロー。おい、次はオマエの番だよ、中野たむ。ああ、そうだ。去年のちょうど今頃、オマエ、足壊したんだっけ」
ナツコはイスを中野の脚に挟んでバットで殴打、左ヒザを破壊する。
ナツコ「まだだよ、中野たむ!」
上谷が押さえつけ、ナツコが中野の髪を切る。その間、テクラがなつぽい、桃が安納をコーナーで捕獲。
ナツコ「いつまでアイドルやってる気? なあ、テクラ」
テクラ「ミナサーン、スケベダンシー。キレイナアイドルタチー、コレカラセンソーガハジマルヨ。H.A.T.E.is here. H A T E.
Harass,abuse,terrorize,eradicate! Feel the H.A.T.E.!」
ナツコ「なんかさっき、世界に行くとかどうのこうの言っちゃってるけど、日本で一番になれないヤツが世界がどうとかこうとか言ってほしくないんだよね。日本で一番になってから世界を考えろよ! 私たちH.A.T.E.は、日本一、いや女子プロレス界で日本一ヒールユニット。確実になってみせる、そのための踏み台だ!中野たむ」
ブーイングの中、H.A.T.E.が退場。
中野「ナツコー! 上谷…。アンタたちの好き勝手には絶対させないからな! スターダムは、私たちが守る!」

安納サオリ&中野たむ&なつぽいコメント

 

中野「なっちゃん、サオリちゃん、ごめん。たぶんおんなじ気持ちだと思うんだけどさ、ホントにスターダムが大好きで、スターダムを守りたくて、この3人ならそれができるって。今日、このベルト取ってあらためて思ったの。岡田、オカタロー(社長)がさあ、後楽園を満員にすることが目標って言ってたけど、私それ聞いてホント悔しくてさ! だって、満員だったじゃん。そんなん目じゃないって思ってる、私は。3人でさあ、スターダムを(東京)ドームまで連れていけるって思ってる。どう?」
安納「いけるよ。だってそれでやってきてんの。それでやろうって約束したやん。今日だって約束したから、このベルト。初めてのウチら3人で挑戦してさ、取って結果出してんのよ。いけるよ。誰、信じてんのよ? 仲間やろ。大丈夫、できる。ウチらならできるから」
中野「ねえ、髪どうなってるの? ねえ、ない?」
なつぽい「なくなった。なくなった」
安納「なんでこんなんで切るの? なんで?」
中野「ナツコにだって絶対に負けたくない。アイツらの好き勝手に絶対させないから! スターダムを…私たちが守ろう。短い?ブス?」
安納が笑う。
なつぽい「ギリギリセーフ」
中野「なに笑ってんだよ? ギリギリセーフって、どういういこと? 伸ばしてたのに」
なつぽい「たむちゃん、髪大事にしてたの知ってたからさ、すごい悔しい。でも、たむちゃんだったらさあ、絶対かわいくできると思う」
中野「なに笑ってんの!」
安納「大丈夫、どんな姿でもかわいいから。どんな姿でも宇宙一かわいいんやろ? 髪の毛は、また伸ばせばいいから。また伸びるやん」
中野「髪切りで守ったのに?」
安納「守ったな」
中野「伸ばしたのに、ここまで」
安納「また伸ばせばいい。伸びるまで一緒にいるから」
中野「伸びたあとも一緒にいて…」
安納「ハイ。よし、次にまた進もう。ここからや。ウチらはだって、なんのトリオ?」
中野&なつぽい「最上級!」

E neXus Vコメント

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