2024/09/15 試合結果

2024年9月14日『STARDOM NAMBA GRAND FIGHT 2024』

『STARDOM NAMBA GRAND FIGHT 2024』
2024年9月14日(土)大阪府・大阪市 エディオンアリーナ大阪 第1競技場 (観衆1407人)

 

 

 

 

第0試合:シングルマッチ
○ジーナ

8分6秒、

ジャーマンスープレックスホールド

梨杏●

 

 

 

 ジーナと梨杏が第0試合でシングルマッチ。ジーナのパワーに梨杏がどのようにして挑むか。
 握手をかわしロックアップ、ジーナが腕を取りにいくと梨杏も取り返す。腕の取り合いから梨杏がロープを利用。ジーナが切り返しグラウンドで丸め込む。梨杏が返すと、ジーナは再度グラウンドに持ち込みヘッドロック。梨杏が丸め込みの連続からドロップキック、マヒストラル。ジーナが返すとラリアット。梨杏がかいくぐってコルバタを決める。梨杏の突進をジーナがかわし突進。梨杏が足を出して回避し、コルバタからドロップキック。梨杏は予告してボディースラムの構え。ジーナが切り返し、逆片エビ固め。梨杏がエスケープすると、ジーナがドロップキックからダブルアームスープレックス、旋回式サイドスラム。返した梨杏にジーナはブレーンバスターの体勢。滞空時間を取ると梨杏が逃れようとする。しかし、ジーナは強引に叩きつけてみせる。梨杏が返すと、ジーナがファイヤーマンズキャリー。梨杏がこらえて突進するが、ジーナがかわして押さえ込む。梨杏が返してエルボー連打。ジーナがチョップを叩き込み梨杏が崩れ落ちる。ジーナは梨杏を引き起こし、コーナーに振る。梨杏がかわしてコルバタからボディースラム狙い。ジーナがこらえると梨杏がアームホイップ。ジーナがボディースラムを切り返すと、梨杏がフィッシャーマンで叩きつける。返したジーナがノーザンライトも2カウント。ジーナの突進をかいくぐり梨杏が丸め込み。ジーナが返すと、バックキック、二段式ジャーマン。3カウントが入り、ジーナが梨杏を破った。

ジーナ&梨杏コメント

 

 


 

 

シングルマッチ
●白川未奈

10分58秒、

逆さ押さえ込み

上谷沙弥○

 

 

 

 かつてワンダー・オブ・スターダム王座を争った白川未奈と上谷沙弥が一騎打ち。先月は白川が5★STAR GPを欠場しアメリカ遠征、AEWで準レギュラーの座をキープし、イギリスで王者にもなった。その間、クイーンズクエストに別れを告げH.A.T.E.入りで闇堕ちした上谷は5★STAR GPで準優勝。白川が帰国後に対戦したい相手として名前を挙げたのが上谷だった。闇堕ち上谷に白川はいったい何を感じるのか?
 白川が誘いをかけ上谷が歩を進める。白川が蹴りに行くと上谷がかわしロープワーク。白川が上谷をかいくぐりポーズを決める。その間、上谷はリング下へ。白川が追うと、上谷がリングに戻る。上谷が再びリング下におり、戻ってくると白川が攻撃。コーナーに追い詰め串刺しエルボー、しかし、上谷がカウンターでドロップキック、イスを持ち出し座り込む。白川が向かっていくと、イスに激突させてドロップキックからチンロック。白川がエスケープすると、上谷はロープに固定して攻撃、観客からのブーイングを浴びる。上谷はエプロンに出てカカト落とし。片足でのカバーを白川が返す。上谷はストンピング連打から挑発気味に張り手の連打。「もっとこいよ」と挑発し、エルボー。白川が延髄斬りからニークラッシャー、両ひざにフットスタンプ。4の字狙いを上谷がかわすと、白川がグラビアポーズで誘ってローキック、延髄斬り。上谷が返すと、白川がDDT狙い。上谷が切り返すが白川がバックエルボー。上谷は走らせずに後頭部をマットに叩きつける。上谷は後方から「そんなもんか」と頭部を殴っていく。白川が切り返して後方からドロップキック、延髄斬り。上谷が返すと、白川はグラマラスドライバー狙い。上谷がこらえてスピンキック、ニールキック、ビッグブーツ、ミサイルキック。白川が返すと、上谷はフィッシャーマン。返された上谷はフィニッシュを宣言し、スタークラッシャーの構え。白川が丸め込むが2カウント。白川は蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー。足4の字狙いを上谷が丸め込む。返した白川が足4の字固めへ。上谷はレフェリーの手を引き逃れるが、白川の打撃連打を浴びる。白川がインプラントDDTも、上谷の肩が上がる。白川がグラマラスドライバーの構えにいくが、上谷がロープに足を乗せての逆さ押さえ込みで3カウント。試合後、白川が詰め寄ると上谷が突き飛ばした。
上谷「世界ってそんなもんなんだねえ。白川未奈、ちょろすぎい~」
白川「ちょろすぎ? ハハハハハ。世界なめすぎ~! まあまあまあ、今日チャンピオンとして負けたのはすっごい悔しいから、必ずこの借り返してやるよ、キッチリと。上谷、ノーバディーウォンチュー。エブリバディウォントミナー」

白川未奈コメント

 

「上谷のことは嫌い、ずっと嫌いだけど、今日で大~嫌いになった。なに、あのスカした感じ。上谷にはさ、物理的に痛い思いさせられるし、今日もYouTubeで世界生配信でしょ。世界中の人にああ…負けたところを見られたし、ほんと悔しい。もう大っ嫌い。上谷がさ、いま注目されてるかわかんないけど、それはただファイトスタイル変えてみんなが物珍しく見てるだけだよ。私はデビューからなにひとつ変えずにいま、ここまで来たんだ。あんたに負けるはずがない。今日の負けは必ずきっちり返す。Nobody wants you.Everybody wants Mina」

上谷沙弥コメント

 

「最後、みんな見てた?きっちり3カウント取りました。アッハハ。世界ってさ、あんなもんなんだね。白川未奈、思ったよりちょろいね。なに世界で学んできたんだろう。ハハハ」

 

 


 

 

タッグマッチ
月山和香

8分3秒、

白鷺

妃南●
○HANAKO 八神蘭奈

 

 

 

 前日のNEW BLOOD14でNEW BLOODタッグ王座挑戦を表明したHANAKOがタッグパートナーの月山和香と連日のチームを結成、ゴッズアイの妃南&八神蘭奈組と対戦する。妃南がユニット入りしたことで今後も八神とのタッグが増えることも予想される。妃南はフューチャー王座をあきらめないともしており、タッグとシングルながら若手王座をめぐる争いも注目される。
 誕生日のHANAKOが先発を買って出る。八神がドロップキックで奇襲をかけミドルキック連打、妃南がドロップキックで援護するが、月山が背後から八神を攻撃しHANAKOと合体。HANAKOが月山を持ち上げて八神に落とし、自身はボディープレス。八神が返すと、HANAKOがボディースラムを連発。月山がヒップバット連打、八神が突進をかわし、串刺しハイキック、ドロップキック。妃南が月山にドロップキック。HANAKOが介入し月山と合体。しかし、妃南が次卯木と払い腰で叩きつける。妃南の突進に月山がクロスボディー。HANAKOが妃南に串刺しボディーアタック、バックブリーカー、ニードロップ。妃南が返すと、八神と妃南が合体しHANAKOにドロップキック。妃南はHANAKOへ串刺しエルボーアタック、STO。HANAKOが返して妃南とエルボーの打ち合いに。妃南がエルボー連打、HANAKOがボディーアタック、妃南がネックブリーカー、変型ロックボトム。HANAKOが返すと、妃南はフィッシャーマンを狙う。こらえたHANAKOがブレーンバスター。妃南が返すと、HANAKOが月山を妃南の上に投下。しかし、妃南が返してみせる。HANAKOは「決めるぞ!」と絶叫、妃南が外道クラッチにいくがカットされる。妃南の突進を月山がフェースクラッシャー、HANAKOがビッグブーツ、アルゼンチンからJPコースター、白鷺。妃南がギブアップし、HANAKOが勝利した。

月山和香&HANAKOコメント

 

妃南&八神蘭奈コメント

 

 


 

 

8人タッグマッチ
安納サオリ

11分56秒、

変形三角締め

刀羅ナツコ
水森由菜 吏南●
○さくらあや 琉悪夏
玖麗さやか 稲葉あずさ

 

 

 

コズミックエンジェルズの安納サオリ&水森由菜&さくらあや&玖麗さやか組とH.A.T.E.の刀羅ナツコ&吏南&琉悪夏&稲葉あずさ組が8人タッグマッチで全面対決。水森&さくらは前日の名古屋NEW BLOOD14で吏南&あずさ組に敗れており、雪辱を狙う。もちろん、吏南のフューチャー・オブ・スターダム王座を狙っているさくらには前日のリベンジマッチで、9・30所沢におけるタイトルマッチの前哨戦だ。また、前日の名古屋であずさがH.A.T.E.入りを宣言。吏南とともにNEW BLOODタッグ王座を保持するあずさが正式メンバーとして始動する。なお、前日の仙女・仙台大会で仙女ワールド王座を失った安納には仕切り直しの一戦でもある。
 あずさが先発を買って出てコズエンを挑発。すると玖麗が「いきます!」と名乗りを上げる。あずさはロックアップをかいくぐり、玖麗を踏みつける。あずさは「やり返せ」「こんなもんか」と挑発しエルボー連打を受けて立つ。玖麗の突進を受け止めてボディースラム、ロープに固定するとH.A.T.E.で攻撃。コズエンが入ってくるも分断される。孤立した玖麗にH.A.T.E.がストンピング連打、ナツコがショルダータックル、あずさがサッカーボールキック。琉悪夏がショルダータックル、フェースロック。玖麗がエスケープして向かっていくが、琉悪夏が「もっとこいよ」とエルボー連打を受けて立つ。琉悪夏は玖麗の首を絞める。玖麗がドロップキックを決め水森に託す。水森と琉悪夏がショルダーをぶつけ合う。水森がダイビングショルダータックルを決めるがナツコが乱入し琉悪夏とダブルのショルダータックル。しかし安納が水森をアシスト、水森がまとめてナツコと琉悪夏を吹っ飛ばす。水森はギロチンドロップ、琉悪夏とエルボーの応酬。琉悪夏がカウンターでクロスボディー、セントーン。吏南が水森にビッグブーツ、ドロップキック。水森が返すと、吏南の卍固め狙いを切り返してバックドロップ。さくらが吏南に串刺しニールキック、ミドルキック連打。吏南とさくらがエルボーを打ち合う。さくらがミドルキックからボディースラム。吏南が返すと、あずさと吏南で連係攻撃。返したさくらに吏南がSTO。しかし、さくらが返してみせる。吏南の突進を玖麗がカット。さくらと玖麗でドロップキック。水森がラリアット、さくらがノーザンライト。しかし、吏南の肩が上がる。さくらは三角絞めにいくがH.A.T.E.がカット。さくらが吏南に突進するがかわされてH.A.T.E.の串刺し攻撃の餌食に。吏南がフィッシャーマンも、さくらが返す。吏南がダイビングダブルニードロップを放つが、水森がラリアットでカットする。混戦からさくらが吏南にダイビングニーアタック。吏南が返すと、さくらがミドルキック、吏南が払い腰、ノーザンライト。コーナーに上がると安納がフィッシャーマン、水森がラリアット、玖麗がスピア、さくらがハイキック、三角絞め。吏南がギブアップし、さくらの勝利となった。試合後、さくらがフューチャーのベルトを手に取り見せつけると、吏南が奪い取った。

 

安納サオリ&水森由菜&さくらあや&玖麗さやかコメント

 

刀羅ナツコ&吏南&琉悪夏&稲葉あずさコメント

 

 


 

 

6人タッグマッチ
スターライト・キッド

8分41秒、

直伝WアームT→体固め

コグマ
星来芽依 飯田沙耶
○狐伯 向後桃●

 

 

 

 ネオジェネシスとSTARSが6人タッグマッチで激突。スターライト・キッド&星来芽依のネオジェネシスにはwaveの狐伯が合流する。対するSTARSはコグマ&飯田沙耶&向後桃の布陣。狐伯との顔合わせはどれをとっても見どころがありそうだ。
 コグマが相手コーナーで「クマやりたい人」を大募集。キッドが出てきて「今日も勝負だ!」と声をかける。コグマとキッドがクマとトラのポーズの応酬。試合はコグマとキッドでスタート。一緒に取ると見せかけコグマが丸め込む。キッドが怒って襲い掛かるとロープワークの攻防に。両者がポーズを決めて視殺戦。星来のドロップキックを飯田がかわすと、星来はチョップをかわしていく。星来の突進をSTARSが阻止して合体攻撃、3方向からドロップキック。星来が返すと、飯田が逆水平の連打。星来がラリアット、ドロップキック。狐伯とキッドが合体し、飯田にサンドイッチ式ドロップキック。狐伯の突進に飯田がラリアット連打。狐伯が返すと、飯田とエルボーを打ち合う。狐伯がロープからエルボーを打ち込む。飯田が突進を止めて飯田ロケット発射。向後が狐伯へスワンダイブ式ミサイルキック。619は狐伯がかわしてドロップキック。向後がかわしコルバタを決めると、619もヒットさせる。向後の突進に星来がドロップキックでアシスト、狐伯もドロップキックで続く。狐伯はブレーンバスターを放つが向後が返す。狐伯がエルボー、向後がトラースキック、スイングDDT。STARSが狐伯に合体フェースクラッシャー。向後が狐伯を引き起こし、変型ネックブリーカー。狐伯が返すと向後はフィニッシュを宣言しネクターピーチ狙い。しかしカットされ、狐伯がドロップキック。狐伯がWアームTを決めると3カウントが入った。

 

スターライト・キッド&星来芽依&狐伯コメント

 

コグマ&飯田沙耶&向後桃コメント

 

 


 

 

6人タッグマッチ
朱里

12分4秒、

バズソーキック→片エビ固め

渡辺桃
●鹿島沙希 小波○
レディ・C

テクラ

 

 

 

 ゴッズアイの朱里&鹿島沙希&レディ・C組とH.A.T.E.の渡辺桃&小波&テクラ組が6人タッグマッチで対戦。試合の内容と結果によってはゴッデス・オブ・スターダム王座戦線に動きが出るかもしれない闘いだ。
 コール時に朱里と小波がロープ際でつかみ合い。テクラが朱里を突き落とし、場外戦で試合がスタートする。桃が鹿島をリングに入れて押さえ込む。鹿島が返すと桃がヘアーホイップ、コーナーに追い詰め顔面を踏みつける。そこに小波が髪を引いて加勢する。桃が挑発しながらエルボー連打。テクラが鹿島に串刺しエルボーアタック、後頭部に蹴りを叩き込むとインディアンデスロック、鎌固め。しかし、ゴッズアイがカットに入る。顔面を蹴られた鹿島が「なめんな!」と向かっていく。テクラが「もっとこい」と挑発。鹿島がカウンターのトラースキック。レディがショルダータックルをテクラに連打。小波がカットしテクラと合体を試みる。しかしレディが鉢合わせにして、まとめてコブラツイスト。テクラがエスケープするが、レディはまとめて逆水平、まとめてネックブリーカー。朱里が串刺しニーからフロントネックチャンスリー。テクラが返すと朱里がニー連打、テクラがスピア。桃がテクラと合体、桃がPK。朱里が返して、ミドルキックを桃と打ち合う。桃の突進を読んで、朱里がニー。朱里がコーナーに上がると小波がカットして桃がデッドリードライブ、蒼魔刀。朱里が返して丸め込みからジャーマン。桃が投げっぱなしドラゴン、朱里がハイキックで両者ダウン。替わった小波と鹿島がエルボーの応酬。鹿島の突進をかわし小波が腕固め。テクラと小波が合体して朱里と鹿島にぶら下がり腕十字の競演。H.A.T.E.が次々と鹿島に串刺し攻撃、小波がPK。返した鹿島が小波にハイキック。鹿島が打撃の連続も小波が返す。10分経過。鹿島がダブルアームの体勢、小波が切り返し突進すると朱里とレディが鹿島を援護、鹿島と朱里がキックの競演、鹿島がダブルアーム式フェースバスター。乱戦から朱里のニーがかわされレフェリーに誤爆。鹿島が小波に起死回生もレフェリーが不在。桃がバットで鹿島を殴打し小波がジャーマン。しかし、朱里のカットが間に合う。小波が鹿島にパントキック、バズソーキック。鹿島が返せず小波の勝利となった。
小波「なにが朱里を守るだって? オマエは一生逃げ続ける運命名だよ!」
鹿島が小波に向かっていき、乱闘に。
朱里「テクラ、渡辺桃! まずな、オマエらの持ってるゴッデスのベルトを沙希と一緒に取り返すからな! そして小波、オマエはその後だ。首を洗って待っとけ!」

 

渡辺桃&小波&テクラコメント

 

朱里&鹿島沙希&レディ・Cコメント

 

 


 

 

シングルマッチ
○鈴季すず

13分10秒、

ジャーマンスープレックスホールド

稲葉ともか●

 

 

 

 ネオジェネシスの鈴季すずと、JUST TAP OUTの稲葉ともかが前日の名古屋NEW BLOOD14に引き続き参戦。名古屋ではともかがスターライト・キッドに向かい、同じ世代で切磋琢磨しようとアピール。キッドは一瞬、ともかのネオジェネシス入りかと思ったが、ともかはゴッズアイであることを主張し、キッドのユニットへの合流は拒否してみせた。そして今回、ネオジェネシスとの対戦。同じ世代による切磋琢磨が見られるか。そして、鈴季の出方は?
 慎重に探り合い、鈴季がラリアット、ともかがかわすと、鈴季がハイキックをかわしてみせる、視殺戦からともかが蹴りを入れると、鈴季が足を引いて場外に連行、客席に投げつける。鈴季は花道にともかを連れ出し、後方からダッシュして蹴り上げる。リングに戻すと、「まだまだ場外いきたいな」とロープにかけてリング下を疾走し、顔面蹴り上げ。ともかが返すと、「やり返してこいよ」と挑発、ともかがエルボーで向かっていくと、すずが一発で吹っ飛ばす。鈴季の突進を読んだともかがビッグブーツ、ニー、串刺しニーアタック。ニーを頭部に打ち込むが、鈴季が返す。ともかはフェースロックもエスケープを許す。ともかのニーを鈴季がかわして串刺しニーアタック、ミサイルキック。ともかが返すと、鈴季が「こんなもんか」と張り手、エルボー。ともかもやり返し、エルボーの打ち合いに。ともかが連打し、鈴季を倒す。鈴季も打ち込み突進しようとするが、ともかが髪を引いて阻止。鈴季も髪を引いて叩きつける。エルボーが交錯し、ハイキックも交錯。両者ダウン。両者立ち上がり、ともかがカウンターでドロップキック、ニーの連打。鈴季が返すと、ともかがフェースロックで反り上げる。グラウンドのドラゴンスリーパーに移行も鈴季の手がなんとかロープへ届く。ともかが頭部を踏みつけ、バズソーキック。ダウン状態の鈴木を引き起こす。すると鈴季がエルボー乱打。10分経過。鈴季がキックの連打を浴びせるが2カウント。鈴季の突進を止めてともかが稲葉落とし。フィニッシュを狙うが、ともかがジャーマンを食らう。すぐにともかが蹴りをぶち込むが2カウント。稲葉落としを決めるが鈴季がギリギリで返す。ともかはフィニッシュを宣言し、一撃必殺!ともか蹴り。鈴季がかわして丸め込む。鈴季は返されるとテキーラショット。ともかが返すとバズソーキック。これもともかが返してみせる。鈴季がジャーマンを狙うと、ともかがこらえる。しかし、鈴季がジャーマンを連発すると3カウントが入った。

鈴季すずコメント

 

「見たかオマエら! 鈴季すず、絶好調で~~す! 稲葉ともか、何回も何回も闘って、1勝1敗1分けだったのが、2勝1敗1分けになりました。つまり勝ったということで~す! アイツ若くていいケリ持ってるよ。頭が飛んじまいそうだったけど、これからの鈴季すず、まだまだまくってくからな!」

稲葉ともかコメント

 

「鈴季すず、負けました。悔しい。過去のシングル歴は3戦、1勝1敗1分け。絶対今日勝たないといけなかった。絶対に負けちゃいけない闘いだったのに、しっかり3カウント取られてしまいました。悔しい。何度も同じこというけど、同い年、同世代との闘いはすごく刺激がもらえて、自分自身すごく成長ができる一戦なんです。だからネオジェネシスは興味あるユニットだけど、私はゴッズアイ、朱里さんのもとでもっともっと強くなる。そして同世代の先頭を突っ走る、そんな存在になります。今日は負けたけど、稲葉ともか来てるか。一撃必殺ともか蹴り、押忍!」

 

 

 


 

 

タッグマッチ
岩谷麻優

14分23秒、

バックドロップホールド

AZM

○羽南 天咲光由●

 

 

 

 STARSの“アイコンタクト”岩谷麻優&羽南組とネオジェネシスとの“02line”AZM&天咲光由組がタッグマッチで対戦。岩谷とAZMには、5★STAR GP公式戦の再戦でもある。両軍によるスピーディーで激しいバトルが展開されそうだ。
 AZMが「おい、岩田に出てこい」と指名。試合が始まるとAZMが突っかかり岩谷とロープワークを展開。投げの応酬から、ともにヘッドスプリングで立ち上がる。天咲が羽南にドロップキック、DDT、ドロップキック。羽南が突進をかわしニーアタック、ドロップキックを後方から決める。岩谷が天咲にフットスタンプ、サッカーボールキック、キャメルクラッチ。羽南が入り、横からドロップキックを見舞うと、岩谷の手にもヒットしてしまう。羽南は天咲にボディースラムを見舞い、カバーの連続。天咲が返してエルボー連打、羽南は仁王立ちで受けて立つ。羽南は一発で天咲を倒してコーナーに追い込む。しかし、天咲がコーナーからフェースクラッシャー。AZMが羽南に串刺しドロップキック、控えの岩谷をリング下に落とすとエプロンを走ってミドルキック、リングに戻り羽南にドロップキック。羽南が返すと、AZMがワキ固めから腕固め、さらに指を引き裂きにかかるとアームロック。羽南がエスケープすると、AZMがダイビングフットスタンプ。羽南がかわして岩谷に託す。岩谷はAZMにミサイルキック。岩谷とAZMがエルボーの応酬。岩谷がバックキック、突進をかわしてドロップキック。AZMが丸め込みからブレーンバスターを狙う。天咲が介入し、合体でスイングDDT、AZMがバズソーキック。岩谷が返すと、AZMとキックのかわし合い、エルボーが交錯。AZMがコルバタも、岩谷がスリングブレイド。羽南が天咲にドロップキック、天咲が丸め込み。羽南がボディーアタック、ランニングエルボースマッシュ。天咲が返すと、羽南の突進をAZMが妨害し天咲とダブルのドロップキック。天咲が高角度DDTを決めるがカットされる。天咲は羽南を引き起こし、DDT狙い。羽南が切り返すが、天咲が突進。羽南が止めてエルボースマッシュ、天咲がスイングDDT。10分経過。AZMと天咲がハイキックの挟み撃ちを羽南に見舞う。岩谷が天咲をドロップキックで場外に出し、羽南がプランチャで飛ぶ構え。AZMが雪崩式アームホイップでカットすると、岩谷が羽南を援護も天咲のDDTを食らう。全員がダウン状態となるが、羽南と天咲がエルボーを打ち合いながら立ち上がる。羽南が連打、天咲がDDT。天咲の突進に岩谷がトラースキック、羽南がブロックバスターホールド。しかし、ギリギリで天咲が返してみせる。羽南がバックを取ると天咲がこらえて天橋立。しかし、岩谷のカットが間に合う。AZMが岩谷にブレーンバスター、ロープに振られた岩谷が除外にトペ。羽南が岩谷を呼び込み、天咲を捕獲しダブルでフェースバスター。羽南がバックドロップホールドを決めると3カウントが入った。試合後、IWGP女子のベルトを手にする岩谷とAZMが視殺戦。その後。場内に“タイムレス”トニー・ストームの映像が映し出される。
トニー「コンニチハ。ワタシノナマエハ、“タイムレス”トニー・ストームデス。オヒサシブリデス。ニッポン、私のことを忘れてないでしょうか? スターダム、私のことが誰であるか覚えているわよね? 私はアナタたちのことを決して忘れたことはないわ。私は日本で数々のことを成し遂げてきたし、日本のプロレスにはリスペクトを持っている。そして私には日本でやらないといけないことがあるの。2017年、私はワールド・オブ・スターダム・チャンピオンになった。だけどあれはハプニングだったという人もいる。そうじゃなかったことを証明してみせる。10月5日、名古屋大会でマユ・イワタニの持つIWGP女子王座に挑戦する。マユサン、あなたはスターダムのアイコンであり、女子プロレスのアイコンかもしれない。だけど、あなたは私の足下にも及ばないわ。私が新IWGP女子チャンピオンになり、あなたをムチャクチャにしてあげる。時計の針を止めて、スターダムを“タイムレス”にしてあげる。顔を上げて、胸を張って、お見逃しなく! オネガイシマス」
岩谷「大阪のみなさん、こんばんはー! はぁ~、すごい、すごい。すごいことになりましたね。トニー・ストーム? ちょっとゴメン、目が悪くてさ、何月何日って言ってました? 名古屋? 9月? 10月? 10月の名古屋、何日ですか? 5! 改めまして10月5日、名古屋大会、自分は名古屋で赤いベルトのチャンピオンだったときに、2分30秒でケガしてヒジ脱臼して、トニーにベルトを獲られました。10月5日、名古屋、自分のトラウマも乗り越えてトニー・ストーム…完全にスターダムのアイコンである岩谷麻優が勝って、このベルト防衛しますんで応援よろしくお願いします! AZM、このベルトは誰の挑戦でも、いつなんどきでも受ける。けど、トニー・ストームに勝ってくるから、ちょっと待ってて。AZMに誓うから、いや、ここにいる会場の、PPVをご覧のみなさんも、世界中にもIWGPの真のチャンピオンは岩谷麻優であることを誓います。応援よろしくお願いします!」

岩谷麻優&羽南コメント

 

岩谷「名古屋…いや違う。大阪だ」
羽南「大阪です」
岩谷「大阪大会、無事にアイコンタクト、勝つことができました。ちゃんと無事に勝ててよかったです。そしてトニー・ストーム? ビックリした。ビックリしたけど、さすが岩谷麻優、世界のトニー・ストームから挑戦発表。いやー、自分もすごいレスラーになったよね。すごいわ。本当にトニーと試合ができることがうれしいです。でもあの赤いベルトを脱臼してベルトを取られてしまって、あの悔しさは一生忘れることできないし、ここを乗り越えてちゃんとトニー・ストームに勝って、真のIWGP(女子)王者として名乗れるようにきちんと防衛したいと思います。前哨戦があるのかないのか、ぜんぜんわからないし、でも楽しみです。羽南も取りたいベルトあるだろうし」
羽南「もうとにかく麻優さんIWGP絶対防衛できるから、もう私もセコンドで全力で応援するので、みなさんも応援してに来てください」
岩谷「ね! よっしゃ、葉月のセコンド行かなきゃ」
羽南「そうですね!」
岩谷「ありがとうございました」

AZM&天咲光由コメント

 

「今日、岩谷麻優にIWGP女子挑戦させてくださいと言おうと思ったんですけどね、まあまあまあ、あんなVTR用意されたらね、まあしょうがない! 私もうすぐ誕生日だから誕生日(の映像)みたいなのかなと思ったら全然私にじゃなかったし。私の挑戦なんか最初無視して絶対忘れてたし。私はトニー・ストームと前回シングルマッチして負けてるんですけど、これで岩谷麻優が防衛して、そして私が次、岩谷麻優とシングルマッチ、IWGP女子を懸けて闘う時は、そしてそこで私が岩谷麻優からもし勝ったら、トニーと麻優に勝ったことになるんではないでしょうか。だからおいしいっちゃおいしいですよ。なんで私は10月5日、岩谷麻優の勝利を願って待ち続けます。そして次、私がそこに現れます。楽しみにしといてください」

 

 

 


 

 

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
《王者》

19分8秒、

フェアリーマジック

《挑戦者》
○なつぽい 葉月●

※第23代王者が初防衛に成功。

 

 

 なつぽいと葉月が白いベルトを懸けて激突。両者のシングルは5★STAR GP公式戦で闘って以来。リーグ戦ではなつぽいが引き分けで決勝トーナメントにコマを進め、葉月はわずか及ばず。しかし、両者のシングルとなれば葉月はなつぽいに負けたことがない。そして今回、葉月が通算6度目の白いベルト挑戦。なつぽいが葉月からの初勝利で王座を守るか、それとも葉月がようやく白いベルトに手にするのか?
 なつぽいがベルトを手にし、じっと見つめてから一時返還。ゆっくりと歩を進め、なつぽいがタックル。グラウンドで首を取り合い、なつぽいがヘッドロック。葉月が切り返しバックを取って立ち上がる。なつぽいがヘッドロックで再びグラウンドへ。葉月のヘッドシザーズをなつぽいが切り返して睨み合い。なつぽいが張り手を打ち「おとなしくないですか」「だから片思いなんじゃないですか」。葉月が「なめんな!」と怒って髪の毛をつかみ投げまくる。葉月はスリーパーも、なつぽいがエスケープ。葉月は顔面ウォッシュも、なつぽいがかわして顔面蹴り。なつぽいはヘアーホイップの連発からドロップキック、顔面ウォッシュ。葉月が反転し顔面ウォッシュ、ノドを踏みつける。なつぽいがやり返しの顔面ウォッシュ。なつぽいがドロップキックでリング下に落として場外プランチャ。しかし葉月がかわしてトペスイシーダ。なつぽいが戻ると葉月はエプロンに出てスワンダイブ式ミサイルキック。なつぽいが返すと葉月はフェースロック。なつぽいがエスケープすると、葉月がブレーンバスター。コーナーに上がろうとするとなつぽいが足をつかむ。すると葉月がエルボーを叩き込み仁王立ち。なつぽいもエルボーを連打し立ち上がる。エルボーの応酬から、葉月の連打でなつぽいが崩れ落ちていく。葉月がヘッドバット、コーナーに上がるとなつぽいが追いつきエルボー連打、ハイキック。葉月が転落すると、なつぽいがプランチャで場外へ。リングに戻すとダイビングボディーアタック。返した葉月になつぽいは腕十字。葉月がエスケープしかけるが、なつぽいが腕固め。葉月がエスケープし、10分経過。なつぽいが至近距離からニー、コーナーに上がりフェアリアルギフトを投下。しかし、葉月がかわして二段蹴り。なつぽいが蹴り返し、葉月もやり返す。葉月が立ち上がりロープにもたれかかる。二段蹴りにいくと、なつぽいが止めて左右の張り手を連打。葉月がバックエルボー、ジャーマン、二段蹴り。なつぽいがバックキック連打で、葉月がダウン。両者ダウン状態からなつぽいが先に立ち上がり、フェアリアルギフト。しかし葉月がヒザを立ててカットし、前方に叩きつけダイビングセントーン。もう一発決めるが2カウント。葉月は垂直落下を狙うが、なつぽいが切り返す。葉月がさらに切り返してフェースロック。15分経過。葉月が変型逆エビ固め。背中にヒザを突き立てて絞るが、エスケープされる。葉月は「決めるぞ!」と絶叫し、垂直落下狙い。なつぽいが切り返しフェアリーマジックの体勢にいくと、葉月も切り返して葉・月ストラル。なつぽいが返すと、葉月が二段蹴り、ダイビングセントーン狙いでコーナーへ。なつぽいも上がり、雪崩式ポイ捨てジャーマン。葉月が立ち上がるとなつぽいがトラースキック。もう一度立ち上がると、なつぽいがもう一発。さらにもう一発蹴り上げて、フェアリアルギフトをヒットさせる。葉月が返すと、なつぽいが彦越してフェアリングリング狙い。葉月が切り返して垂直落下式ブレーンバスターも2カウント。なつぽいがフェアリングリングからフェアリーマジック。葉月が返せずなつぽいの勝利となった。
なつぽい「葉月さん、顔上げてください。葉月さん、最後だなんて言わないでください。妬みとか、そういう憎しみとか、そういうの葉月さんになかったし、だけど、今日闘って葉月さんからこのベルトへの思いが、まっすぐすぎるほど伝わってきます。今日応援してた葉月さんのファンの人たちは今日で終わってほしくないと思います。ぽいもまた何度でも葉月さんとこのベルトを懸けて闘いたいです。これからもよろしくお願いします」
なつぽいが握手を求めると、葉月は首を振ってリングを降り、頭を抱えて退場。
なつぽい「なつぽい、初防衛達成しました! 私はこの…」
テクラが拍手をしながら登場。テクラはなつぽいを起こしH.A.T.E.タオルで汗を拭いてあげるとなにやら耳打ち。そのタオルを首にかけてリングを下りた。なつぽいはそのタオルをマットに叩きつけ、あらためてマイク。
なつぽい「やっぽ~い、やっぽ~い、やっぽ~い。テクラはなんだったんだ? あらためまして、第23代ワンダー・オブ・スターダム・チャンピオン、なつぽいこと…なつぽいです。なつぽいのベビーホワイトストーリー、まだまだはじまったばっかり。これからまだまだ闘いたいと思ってる人、たくさんいるから、みんなこれからのベビーホワイトストーリー、楽しみについてきてください。今日はありがとうございました。バイぽーい! ありがぽい」

なつぽいコメント

 

「初防衛達成しましたー! ベビーホワイトストーリー、第1話から本当にハードなハードなお相手でした。なんだろうな…この感情。いつも絶対負けたくないとか、この人にだけはとは、気持ちが高まってこんな自分になるんだけど、なんだろう。今日はすごくピュアでまっすぐで、純粋すぎるくらい純粋に思い続ける葉月さんの思いが、闘いながらひしひしと伝わってきて、胸が苦しくなりました。リングの上は勝敗をつけないといけない。勝たないといけない。このベルトを守らなきゃいけない。私は私の使命とプライドがある。リングの上は残酷なんだなってことを感じてしまった。でも葉月さん、私が勝ったのは始めてで、こんなこと言われるのはムカつくかもしれないけど、絶対にあきらめないでほしい。何度も何度も挑戦して、あきらめないで立ち向かう。それがこのベルトじゃないですか。自分たちが思うこのベルトはきっとそんなベルトだったと思います。だから葉月さん、またやりましょう。ぽいは、今日以上の思いでこのベルトを守ります。テクラは…なんでいつもああいう言葉をかけてくれるんだろう? これからテクラとは真剣に向き合っていきたい、本気でその気持ちがあるから。ぽいとまっすぐ1対1で本気で向き合うつもりがある? ばいぽーい」

 

 

 


 

 

ワールド・オブ・スターダム選手権試合
《王者》

22分32秒、

トワイライトドリーム

《挑戦者》
中野たむ 舞華

※第19代王者が初防衛に成功。

 

 

 

 

 刀羅ナツコを破りワールド・オブ・スターダム王座を奪回した中野たむが初防衛戦。相手は5★STAR GPを制した舞華だ。舞華は公式リーグ戦を全勝、決勝トーナメントも負けなしで初の栄冠をつかんでみせた。対照的に中野は全敗で公式戦を終了し、早い段階で優勝争いからも後退していた。が、ナツコの指名により5★STAR GP決勝戦の日にタイトルマッチがおこなわれ、中野がボロボロの状態にもかかわらず王座を取り戻すことに成功。そして、舞華を挑戦者に迎え初の防衛戦となる。王者と挑戦者の立場があまりにも対照的なタイトルマッチ。その結末は?
 ゴングが打ち鳴らされ、両者ゆっくりと前進、探り合いから中野が首を取ると、舞華も取り返す。中野がバックを取り、舞華もやり返してバックの取り合い。舞華がヘッドロックで絞り上げると、中野が切り返しスリーパー。舞華が投げると中野もやり返し突進。舞華が足をつかんでかわし合うと、視殺戦。中野のアームホイップを舞華がこらえてバックドロップ、中野が空中で反転しアームホイップ。中野が両肘を立てて寝そべると、舞華は片ひじをつけて相手を見つめる。中野のスタナーを舞華がこらえてショルダータックルで吹っ飛ばす。舞華がボディースラムを連発。中野が1カウントで返すと、舞華が引き起こしコーナーへ串刺しラリアット、ショルダータックル。中野が返すと、舞華はスリーパー。胴締めに移行するが、中野の脚がロープへ。舞華の突進に中野がトラースキック。場外に出た舞華に中野はプランチャ。中野は場外でバックを取る。舞華が切り返してブレーンバスター狙い、中野がこらえてエルボーの打ち合い。中野が舞華を客席に投げつける。エルボーを打ち合い、こんどは舞華が中野を客席に投げつける。中野が向かっていき再びエルボーの打ち合い。中野が「戻れ!」と指示、リングに戻るとさらにエルボーの応酬。中野の突進を止めて舞華が場外に投げ捨てる。舞華が走るが中野の様子を見てストップ。中野は場外で左ヒザを押さえてうずくまる。舞華がリング下におりて「やるんだろ」。中野は「当たり前だよ」。舞華がエプロンからラリアット。中野がかわしてニー。10分経過、中野は花道を疾走も、崩れ落ちる。再度走り出すと舞華がキャッチしパワースラム。舞華が先に戻りリング中央で胡坐をかく、中野は17カウントで生還。舞華は「やれんのか」「こいよ」と挑発。中野が足を出すと舞華は「もっとこいよ」と足を出す。ともに顔面を蹴り合い、舞華が足数で上回る。舞華が立ち上がり「立ってこい」と挑発。中野がバックを取ると舞華が切り返すも中野がエルボー。舞華がラリアット。中野が2発目をかわしてニーアタック、バックドロップ、ノーザンクロス。舞華がなんとかエスケープ成功。中野が気合いを入れて舞華を立ち上げ、タイガースープレックス。15分経過。舞華が返すと、中野はVSD狙い。舞華がかわすが中野がスピンキック。バイオレットシューティングをキャッチし、舞華がパワーボム。舞華は炎華落としの構え、中野がリバースDDT。中野はコーナーに上がるが、舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスターを滞空時間を取って決める。さらにブレーンバスターの3連発。中野が返すと、舞華はフィニッシュを宣言して、炎華落とし。しかし、中野が肩を上げる。舞華はコーナーを指さす。中野が足をつかもうとするが舞華がコーナーに上がる。中野がロープにしがみつきながらコーナーへ上がりエルボー連打。「投げるぞ!」と予告も、舞華が雪崩式みちのくドライバー。舞華は中野を引き起こし、みちのくドライバー。返した中野に舞華は変型みちドラ狙い。中野が切り返すが舞華が止めてみちドラ狙い。しかし中野がスクリュードライバーを決める。中野がダッシュし舞華がキャッチし後方へ投げる。中野が立ち上がりタイガーも1カウント。舞華がラリアット。中野が1カウントで立ち上がりスピンキック、VSD。舞華が1カウントで返して中野にローリングラリアット。中野が1カウントで立ちハイキック、スピンキック。中野が胸を蹴り上げバイオレットシューティング。舞華が2カウントで肩を上げる。中野が気合いを入れて、トワイライトドリームへ。3カウントが入り中野が舞華を破った。
中野「舞華! なんでそんなに強いの? スターダムに舞華がいてくれて本当によかった。舞華…スターダムを守ってくれて、ありがと、ウフ。でもこれからは、たむが舞華よりも~っとも~っとスターダムのこと照らしていくから、スターダムもベルトもずっと守り続ける! だからまた挑戦しにきてくれないとイヤだからね!」
舞華「ハァ…中野たむ、オマエなんちゅう顔でこっち見てるんだよ。オイ、オマエ、5★STAR GP全勝優勝した私に勝ってんだぞ、笑ってろよ! ア~、5★STARよりキツかったわ。まあ、でもオマエとやっと闘えて、ハァ……赤のチャンピオンらしい顔つきになっちゃって。まあ、でもまたメソメソ、ビービー泣いてたらすぐにそのベルト、奪いにいくからな」
中野は、リングを降りようとする舞華を追い、指切りをかわす。舞華が退場。
中野「宇宙のみなさん、大阪エディオンのみなさん、こんにちは~! 全敗チャンピオンが全勝優勝の女に防衛したぞー! たむロード第2章始めていくには、闘わなきゃいけないヤツがいるよね?(放送席の鈴季に)クソギャル、鈴季すず、アンタだよ!」
鈴季がリングへ。
中野「1年も待たせた。お待たせ。やろう!」
鈴季「たむ…、久しぶりにオマエの顔、近くで見たけどやっぱりブッサイクだなあ~、オイ! 待たせすぎだよ。オマエが欠場してから、オマエのその憎たらしい顔面を忘れたことは一度もない。本当にオマエのことが憎くて、憎くて仕方なかったんだよ、コッチは! もう満足でしょ。たむロード第2章はこないよ。アタシがオマエが後悔のないように、オマエのすべてを終わらせてこの赤いベルト、自分の腰に巻くからオマエら期待しとけよ」
中野「そのつけまつげ、全部むしり取ってやるよ!」
鈴季は、まつげを取って投げつける。中野はそのまつげを赤いベルトに張り付け、再びマイク。
中野「みなさん今日も長い時間、私たちとともに闘ってくれてありがとう。いろんなさ、生きてる中での理不尽なこととか、辛いこととか、イヤなこと、どうしようもないこと、そういうのあるじゃん。でも全部ここ、スターダムに持ってきてくれたら、私たちがみんなの気持ちも背負って闘うから。だからこれからも一緒に闘ってください。最後にみんなの声聞かせてもらってもいい? 宇宙にきらめく、たむロードについてこい! ビリーブ・イン・たむ! ありがとう」

舞華コメント

 

「はー…久々な感じだ。懐かしい。でも、愛おしいと思っちゃう。懐かしいね。敗北ってこんな感じだったか。まあね、負けちゃったけど、中野たむのあの顔となんだかちょっと力強くなっちゃって。まあ、まだ赤いベルトは貸しといてやるよ。第2章のたむロードっちゅうものがあるんでしょ。私さ、まだちょっとイキイキ楽しくやりたいこともあるし。ただ、赤いベルトの名に恥じた行動、少しでもしたらすぐに奪いにいくから、覚悟しとけよ。ああ、悔しい。やけ酒だ」

中野たむコメント

 

「ワールド・オブ・スターダム、初防衛に成功しました! はあ、はあ、全敗チャンピオン! 全敗チャンピオンという言葉に、ちょっと愛着がわいてきちゃった。全敗チャンピオンが、全勝優勝の女に、勝った! 全敗ね、全敗。全敗でなにが悪い! 負けて、ボロボロになって、どん底まで落ちて、でもそこからどう這いあがってくるかが大切なことでしょ。失敗しないことが一番大切なわけじゃない。失敗の先に成功があるんだってことを私はこのベルトとともに見せてくよ。舞華、舞華は、ホントにムカつくくらい強くて、バカみたいに明るくて、偉そうで、最高のチャンピオンだった。本当にスターダムを守ってくれてありがとう。舞華に負けないくらい、たむがスターダムを照らしていく。すず、ホントに待たせた。1年も待たせた。アンタへの後悔の気持ちで毎日狂いそうだった。アンタの目を今日見たら、全身の血が煮えたぎってきたよ! おい、アンタのつけまつげも頭髪も全部全部むしり取ってやるよ。守り続けるから、たむロード第2章、ついてきてください。ブスですか? かわいいですか?」

 

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