『STARDOM NAGOYA GOLDEN FIGHT 2024』
2024年10月5日(土)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)(観衆1,526人)
第0試合 ハイスピード選手権 次期挑戦権争奪バトルロイヤル 時間無制限 | ||
◯水森由菜 |
8分47秒 スーパーガール |
八神蘭奈● |
【退場順】
①コグマ→妃南の外道クラッチを全員で抑え込む
②妃南→向後のクロスボディを全員で体固め
③向後→八神のパラディドル
※水森由菜がハイスピード次期挑戦権を獲得
星来芽依の保持するハイスピード王座への挑戦者をバトルロイヤルにて決定。前王者の鹿島沙希は欠場も、コグマ、水森由菜、妃南、向後桃、八神蘭奈が挑戦権獲得をめざし対戦する。
オーバー・ザ・トップロープの適応されないバトルロイヤル形式で試合がスタート。ロックアップと見せかけ水森がポーズを作るが、場外に落とされる。コグマが八神、向後が妃南を攻撃し、アームホイップの応酬、ドロップキックが交錯する。コグマが八神にヘッドロックを決めると妃南、向後、水森がつづき数珠つなぎに。向後がキックをかいくぐっていくと、4人が水森にドロップキック。水森が次々とショルダータックル。しかしコーナーに追い込まれ。八神と妃南もまとめて向後とコグマの串刺し攻撃を食らう。コグマが向後以外の3人にフットスタンプ。コグマと向後がハイタッチと見せかけ、コグマが向後を丸め込む。コグマは向後を説得し妃南をターゲットに。しかし、妃南が向後、コグマに払い腰。コグマと妃南が丸め込みの応酬。妃南がコグマに外道クラッチ。ほかの選手もまとめて押さえ込みコグマが退場。八神と妃南が水森にドロップキック。八神と妃南がエルボーを打ち合う。八神がカウンターのドロップキックも、妃南が後方に投げ捨てる。八神が妃南にハイキック。向後たちが押さえ込み、妃南が失格に。向後は八神と水森に619。水森が返してショルダータックル。向後がエプロンからスワンダイブも転落してしまう。すると、水森が水車落とし。向後が切り返してマヒストラルも、八神がカットする。向後がネクターピーチを狙うが、水森が切り返してラリアット。水森がフィニッシュ狙いのところに八神が入り込み、向後を丸め込むと3カウントが入った。水森と八神が丸め込みの応酬。八神がサッカーボールキックも、水森が返す。水森がラリアットを決めるが、八神がカバーを反転。返されると、八神が丸め込みの連続からゼロ戦キック。八神のハイを水森がかわす。八神が丸め込むと水森が返してスーパーガールから3カウントを奪ってみせた。
水森由菜コメント
「みんな、お待たせ。ここまでくるのにすごく時間がかかって申し訳ないけど、でも自分のこと信じてくれますか? 今日自分の手でハイスピード選手権、切符をつかみました。鹿島沙希が欠場になったの本当に残念だけど、私は鹿島沙希みたいに、ゆなもんでしか見せられないようなハイスピードチャンピオンになります。そのためには私が輝いている、トロピカってる姿をもっともっとみんなに見せるから、これからついてきてください。パインスピード! みんな乗り込め、いくぞ!」
八神蘭奈コメント
向後桃コメント
コグマコメント
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負 | ||
●吏南 |
14分3秒 天聖→片エビ固め |
天咲光由〇 |
※吏南が13度目の防衛に失敗、天咲光由が第11代王者となる
フューチャー・オブ・スターダム王座の最多防衛記録更新を続ける吏南が13度目の防衛戦。今回は天咲光由が王者・吏南に2度目の挑戦となる。吏南がさらに記録を伸ばすか、それとも天咲が初戴冠か?
ロックアップから吏南が腕を取りにいくと、天咲も応戦。腕の取り合いから吏南がヘッドロック、天咲が仕掛けてエルボーの打ち合いになる。吏南が走らせずエルボー、天咲もやり返してドロップキックを決める。吏南が髪を引いて天咲を倒すとヘアーホイップ、コーナーに追い込み「ベルト取る気あんのか?」と挑発し顔面を踏みつける。天咲が返すと吏南は腕を固める。天咲がエスケープすると、吏南が右腕にニードロップ。吏南が「やり返してみろ!」「こいよ!」と両手を広げて天咲のエルボー連打を受けて立つ。吏南はビッグブーツ一発で倒し、コーナーに頭部を打ちつける。反対コーナーに振られた天咲が足を出しフェースクラッシャー。天咲がDDTからサブミッション。吏南がエスケープすると、天咲が顔面へのストンピング連打。吏南がダッシュを止めて「なめんじゃねえ!」とビッグブーツ。天咲が返すと、吏南がノーザンの構え。天咲がこらえるが、払い腰で叩きつけられる。吏南が後方に叩きつけ突進。しかし天咲が高角度DDTを決める。天咲が串刺しエルボー、エルボーアタック。吏南が返すと天咲がサブミッションで締め上げる。天咲はスイングDDT、天聖の構えを「もらった!」と吏南がハイドレンジアに切り返す。天咲がエスケープすると、吏南がノーザンライトスープレックス。返した天咲に吏南はダイビングダブルニードロップ。決まったと思われたが、天咲が返してみせる。吏南のピンクデビル狙いを天咲が天橋立で丸め込む。吏南がピンクデビルを決めるが、天咲が肩を上げる。10分経過。吏南が「終わり!」とパッケージパイル狙い。グロッギー気味の天咲に吏南は「どうした?」「こんなもんか?」。天咲がカウンターのドロップキック。吏南がリバースDDT。吏南がコーナーに上がると、天咲が這い上がりエルボー連打、張り手。雪崩式DDT。リストクラッチ式の変型DDT。吏南が返すと、天咲は天聖を決める。ギリギリで吏南が返すと、ジャックナイフ。天咲が返すと吏南がハイドレンジアへ叩きつける。天咲が返すとジャンプして高角度DDT、そして持ち上げるとさらに高角度のDDT、天聖へ。3カウントが入り天咲が勝利した。
天咲「吏南、なにこのベルト? メッチャ重いやん。これまでこのメッチャ重いベルト、巻いてきたなんて。しかも13回も、想像つかないけど、これからは私がもっともっと重くしてあげる」
吏南「メッチャメッチャ悔しいけど!そのベルト最高に似合ってるよ! ただ、勝ち逃げはさせないから、またそのベルトじゃなくても、必ずシングルやらせろよ!」
天咲「スターダムの超新星でデビューしてこのベルト目標にしてここまで頑張ってきて、もう超新星の役目は果たしたかなって。でも、これからもこのベルトと一緒にともに成長していきます」
天咲光由コメント
吏南コメント
「13度目の防衛、防衛失敗。12回防衛してきて私はスターダムにあるベルトで一番おもしろいベルトにするって言って、それができたのかはわかんないけど、まだまだもっと防衛していきたいと思ったから、この負けはメチャ悔しいけど、ただ今日の今日のあの天咲が今日のあの天咲に負けたっていうのはなんか悔しいけど、なんかスッキリしてるっていうなんかわかんない感情。わかんないけど。私は次に進みます」
シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
●玖麗さやか |
12分45秒 スタークラッシャー→片エビ固め |
上谷沙弥〇 |
前々回の後楽園大会におけるコズミックエンジェルズvsH.A.T.E.で玖麗さやかが上谷沙弥からピンフォール勝ちをゲットする大殊勲。不覚を取った上谷はもちろん怒り心頭。しかし前回の後楽園におけるイリミネーションでは上谷、玖麗ともに同時失格となり、上谷のリベンジは果たせていない。そして迎える一騎打ち。上谷にとっては絶対に負けられない闘いで、玖麗にはさらなる飛躍への大チャンス。上谷からの勝利後、シングルマッチでも自力勝利を挙げているだけに、玖麗の勢いを上谷がどう止めるかがカギとなる。また、セコンドをまじえての両ユニット総力戦となることも考えられるだろう。
安納と水森がロープを開けて、玖麗を迎え入れる。玖麗がゴングと同時にコーナーから動かない上谷にドロップキック。さらに連打し、エルボーも連打する。上谷は「もっと打ってみろよ」「全然きいてねえよ」。ドロップックを連続でかわして上谷がドロップキック。上谷は玖麗をリング下に落とし客席に投げつける。上谷はイスをリングに入れ、「上がってこいよ!」と座って待つ。玖麗が入ろうとすると上谷がスライディングキック、「上がってこいよ!」と挑発する。玖麗が戻ると、上谷がミサイルキック、ストンピング連打、腹部を蹴り上げると喉元、首筋を踏みつけていく。玖麗がエルボー連打、上谷が受けて立つ。上谷はドロップキックをこらえてビッグブーツ。玖麗が上谷をかいくぐりドロップキック、串刺しドロップキック。ボディースラム狙いに上谷が「上げてみろよ」「全然上がんねえな」。玖麗はバックにまわってスリーパーも、エスケープを許す。玖麗がボディースラムで叩きつけるが、上谷が1カウントで返してみせる。玖麗がコーナーに上がると、上谷がデッドリードライブ。上谷が串刺しニー、スワンダイブ式ボディーアタック。玖麗が返すと、上谷がカウンターのパンチ。玖麗が飛びついてスリーパーでグラウンドへ。上谷がエスケープすると、玖麗がエプロンへドロップキック。上谷が転落すると、玖麗がエプロンからボディーアタック。玖麗は上谷をリングに戻し、「いくぞ!」と絶叫し、ミサイルキック。上谷が立ち上がると、玖麗は「まだ!」ともう一発。上谷が「こいよ!」と受けて立ち、玖麗が3発目のミサイルキック。玖麗は再びコーナーからミサイルキックを決める。上谷が返すと、玖麗はカバーの連続。玖麗のスピアを上谷がかわして串刺しドロップキック、フィッシャーマン。上谷が両手をつかんで蹴りを入れると、フィニッシュを予告。すると玖麗が、スモールパッケージ。返した上谷に玖麗がスピアを連発。上谷が返すと、玖麗がときめきカッター。返した上谷に玖麗がエルボー連打。玖麗の突進に、上谷がビッグブーツ連打。玖麗が反転し、カバーの連続。上谷が返して二段蹴り。玖麗が立ち上がると、上谷がスピンキック、旋風脚。玖麗が返すと、上谷はフィニッシュを宣言してスタークラッシャーを決める。玖麗が返せず、上谷が勝利した。試合後、玖麗が上谷の足を引っ張り食い下がる。上谷はなにやら耳打ちしてから玖麗を押し倒した。
上谷沙弥コメント
玖麗さやかコメント
12人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
舞華 |
9分10秒 デスバレーボム→片エビ固め |
ダンプ松本 |
白川未奈 | ZAP | |
ジーナ | 刀羅ナツコ | |
●月山和香 | 渡辺桃 | |
HANAKO | 小波 | |
梨杏 | 琉悪夏 |
スターダムに“極悪女王”ダンプ松本が3度目の降臨、刀羅ナツコ率いるH.A.T.E.と合体し、E neXus Vと全面対決をおこなう。EXVは舞華&白川未奈&ジーナ&月山和香&HANAKO&梨杏組で、H.A.T.E.&極悪同盟連合軍はダンプ松本&ZAP&刀羅ナツコ&渡辺桃&小波&琉悪夏組という布陣。大荒れ必至のリングでサバイブするのはどちらか?
リングに上がったダンプが安藤リングアナを竹刀で滅多打ち。ダンプがコールされる前にダンプが再び安藤リングアナを竹刀で殴打、ヒール軍が襲い掛かり、場外戦で試合がスタートする。ダンプとZAPがいち早くリング内へ。小波が梨杏を戻すとダンプが竹刀で殴打。ダンプがドープに振ってラリアット、ZAPがボディースラムから梨杏を蹴落とす。ナツコが白川をマットに叩きつけるとダンプが竹刀で殴打。白川がエルボー連打でダンプに向かっていく。ダンプはチョップで白川を倒す。白川がボディースラムを狙うがダンプがこらえる。白川のエルボーにダンプも対抗。白川がバックを取るがダンプが押し潰してカバー。桃が白川にボディースラム、キャメルクラッチ。そこに小波がドロップキック、ZAPが踏みつけダンプが竹刀を突き立てる。ヒール軍が次々と白川に串刺し攻撃。桃が白川にミドルキックも舞華がカット。小波が白川をロープに固定しダンプらが攻撃。小波のカバーを白川が返す。桃と小波が白川へミドルの連打、小波がPK。小波と桃がクローズラインも、白川がかわして月山がクロスボディー。白川が桃にローリングエルボーを放ちHANAKOに託す。HANAKOが小波にアルゼンチン。琉悪夏がカットするがジーナがハイキック。HANAKOとジーナが交互に串刺し攻撃。好みのとつぃんをHANAKOとジーナがキャッチし叩きつける。HANAKOがまとめて小波と桃にビッグブーツ。舞華がZAPにショルダータックル。舞華とHANAKOで小波へ合体ブレーンバスター。月山が小波にドロップキック連打、しかしダンプが竹刀でカッ、ナツコがカバーするがカットされ両軍が入り乱れる。ナツコが一斗缶殴打、ダンプも月山に一斗缶殴打。ナツコがデスバレーボムで3カウントを奪った。試合後も両軍が乱闘。食い下がる白川をダンプが竹刀で殴打しナツコが場外に放り投げた。
ナツコ「おいオマエら、『極悪女王』見てるか!? ダンプさんとZAPさん、名古屋だけじゃもったいないよな! 10月27日後楽園ホールまたこの極悪同盟で暴れ倒してやるよ。オマエら、それまで震えて眠れ」
E neXus Vコメント
舞華「H.A.T.E.、ダンプ松本たちがいたらそんなに強気になっちゃって。いい気になるなよ。なに、さっきマイクで言ってた? 10月27日、28日? いいよ、何回だってやってやる。どんな手でやられようが、ウチら折れねえから」
白川「ああー!また負けたよ、悔しいな! ダンプ松本、一回シングルやらせろ。そしたら私が1対1で必ず倒してやる!」
舞華「10月27日だよ。みんな覚えておいて」
新日本のグレート・オーカーンが登場
「ひれ伏せスターダムの愚民ども! 今宵この余が、プロレスキャリア最大のチャンスを恵みに来てやった。11月17日、エディオンアリーナ大阪のクロスオーバー、そこでこのKOPWを懸けて、スターダムの女と闘ってやるよ、オイ。このKOPWは世界でイチバン自由なベルトだ。男と女がベルトを懸けて闘うことができる。ルールも自由だ。そうだな、たとえば女だけ武器を使ってもいいぞ。女だけ多人数タッグを組んでもいいぞ? なぁ、どんなルールでこようが、この余が女ごときに負けるわけはねーがな! それでもだ、歴史に名を残したい者は名乗りをあげろ。ただしプロレスキャリア最大の痛みと屈辱を味わうことになるがな!」
スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負 | ||
〇スターライト・キッド |
19分19秒 モモ☆ラッチ |
葉月● |
葉月とスターライト・キッドが一騎打ちで激突。白いベルト奪取に失敗し気落ちしていた葉月だが、STARS同門対決により復活。挑発されていたキッドとのシングルマッチに臨むことになった。葉月はこの試合を契機に再びワンダー・オブ・スターダム王座取りに動き出すのか。同じく白いベルトを狙うキッドにとっては、葉月からの勝利でタイトル挑戦への布石にしたいところだが…。
ゴング前にキッドがドロップキックで奇襲を仕掛ける。マウントパンチの攻防から両者がリング下へ。両者振り合い、キッドが葉月を客席に投げつける。葉月がやり返し、キッドを客席へ。ともに本部席に叩きつけ合い、17カウントでリングへ戻る。葉月がヘアーホイップの連続から顔面ウォッシュ狙い。キッドがやらせずヘアーホイップから顔面ウォッシュを逆に決める。キッドはロープ越しにドラゴンスクリュー、右ヒザにストンピング連打。キッドが「なんだ、その顔はよ」と顔面を蹴り上げる。葉月がコーナーに振られると、反転してミサイルキック、顔面ウォッシュへ、セントーン、フェースロック。葉月がコーナーに上がるとキッドが雪崩式アームホイップ。葉月のフルネルソンをキッドが丸め込み、テキサスクローバーへ。葉月がエスケープするがダウン状態。キッドがカカト落としを連打し、「私のこと嫌いなんだろ」と張り手を連打。葉月が起き上がりエルボー乱打。葉月がエプロンからキッドを誘いロープに固定すると、マスクを引き裂く。キッドが張り手、エルボー、チョップ、ニーの連打、フットスタンプ。葉月はヘッドバットの連打。キッドがフィッシャーマン、エルボー。葉月が二段蹴り。ともにヘッドバットで両者ダウン。8カウントで立ち上がり、葉月がコードブレイカー、ダイビングセントーン。キッドが返すと、葉月が横須賀カッター、フェースロック。15分経過。葉月は手足をロックし、逆片エビ固めに移行。キッドがエスケープすると、葉月はフィニッシュを宣言してブレーンバスターの構え。キッドが切り返すと不知火、ドラゴンスクリュー、ストレッチマフラー。葉月がエスケープすると、キッドは旋回式ダイビングボディープレス、ムーンサルトプレス。しかし葉月がヒザを突き立てる。キッドがカバーを反転するが2カウント。キッドが葉月の後方ダブルニーアタック、ムーンサルトプレス。葉月が返すと、キッドはスタースープレックス狙い。葉月がこらえてジャーマン、二段蹴り。キッドがやり返すが、葉月がもう一発二段蹴り、キッドがモモ☆ラッチを決めると3カウントが入った。試合が決まると葉月がキッドを襲撃、場外でもみ合うと、葉月はこれを分けたレフェリーを客席に叩きつけ、さらにキッドを攻撃、リングに戻すと垂直落下式ブレーンバスターを決め、キッドのマスクを完全に剥いでしまう。葉月はマスクを手にキッドを睨みつけて退場。
キッド「ちょっと待ってよお。こんな姿であれだけど、さすがにこのまま降りるわけにはいかない。葉月、アイツやべえヤツじゃん。でも、これが本来の葉月ってやつなんじゃないの! ちょっと前が見えないんだけどさ、すいませんね。でも、こういう試合ができるいい相手見つけて。まあ大嫌いってことには変わりはないけど。でもですよ、今日勝ったのはこのスターライト・キッドです! 気持ち的にもワンダーを本格的に行く準備ができたと言っても過言ではない。ここから狙っていきたいと思いますので、みなさんSLKの応援よろしくお願いします。こんな姿でごめんなさい!」
スターライト・キッドコメント
「マスクをいつ以来か剥ぎ取られました。ちょっとリングでは顔を上げられなかったんですけど、ここではちゃんと目を見て話したいんで、本当にこんな姿で申し訳ないんですけど…。葉月! 試合後までド派手にやってくれたね! でもさ、本来の葉月ってコレなんじゃないの? 今まではマスクを手にかけられると悲劇的な感情が多かったんですけど、自分の中で。今日はなんか違った感情というかニヤけちゃいました。葉月、SLKの虎ハンターになりますか? でもさ、そういう葉月までを引き出せたってことは、試合の結果もそうだし、そこの部分でも私が勝ったということなんじゃないですかね? マスク取られちゃったけど、まあ私たちの続きっていうのは、この先…まあ、大嫌い同士なもんであるかはちょっとハテナなとこなんですけど、でもこういう相手って、こういう闘いができる相手って数が限られてくると思うんですよ。とくにいまのスターダムだと。だからいい相手見つけたなって思ってるんで、私は全然ネクスト、アリですよ。ってことで、気持ち的にもワンダーへ行く準備が着々と自分の中では進んでます。あとはタイミング次第ってとこですかね」
葉月コメント
「キッド、ウチに勝ってうれしい? それとも大事なマスク取られて悔しい? どっち? ウチは有言実行。マスク取れて最高の気分だよ! なにお客さん、ブーイングしちゃって。な~んかウチがさ、ちょっと悪いことするとさ、すぐブーイングしたりさ、H.A.T.E.行きなんじゃないかとか言ったりさ、ウチがSTARS入るとき言ったじゃん。ウチはこのまんまでSTARSに居続けるって。聞いてなかったの? それともみんなバカだから忘れちゃってる? ウチはこのまま、この葉月のままSTARSでトップを取るよ。キッド、またやりたいんだったらやってあげてもいいよ。まあ、ちょっとだけ楽しかったし、再戦あるか知らないけど、やるときが来ればまた。いつでもこのマスク奪いに来て」
4WAYタッグバトル 20分1本勝負 | ||
〇朱里 |
9分55秒 紅蓮→片エビ固め |
安納サオリ |
レディ・C | さくらあや● |
※もう二組は星来芽依&AZM、羽南&飯田沙耶
ネオジェネシスの星来芽依&AZM組、ゴッズアイの朱里&レディ・C組、コズミックエンジェルズの安納サオリ&さくらあや組、STARSの羽南&飯田沙耶組が一度にぶつかるタッグマッチでの4WAY戦。さまざまな要素が絡み合うなかで最後に勝ち名乗りを受けるユニットは?
安納、朱里、AZM、羽南の先発でスタート。慎重に探り合い手四つの構え。朱里がハイキックにいくと全員がよけてAZMが捕まる。AZMがエプロンに出されるが、朱里とドロップキックの競演。朱里とAZMのハイが羽南と安納にかわされる。レディがさくらにビッグブーツ、さくらがかわし星来がロープワークを仕掛け、飯田とレディにミサイルキック。星来はさくらにブレーンバスターの構え。AZMがカットすると、安納もカット。飯田、レディ、羽南、朱里も加わりブレーンバスターの掛け合い。朱里が抜け出しミドルキック、レディサイドがブレーンバスターに成功する、レディは星来を受け止めてジャイアントスイング12回転。レディとさくらが共闘し飯田を捕獲。しかし飯田が全員を蹴散らし、羽南までにもチョップを放つ。飯田とレディがチョップの応酬。そこに安納とAZMがミサイルキックを叩き込む。安納とAZMがエルボーの応酬。安納の突進をAZMがかわしてブレーンバスター。安納が返すと、AZMが回転足折り固め。安納が返してジャーマン。AZMが返すと安納はコーナーへ。AZMが上がってエルボーを打ち合うと、飯田がまとめて雪崩式狙い。レディが加わり、まとめてパワーボム。レディは安納とAZMにチョークスラム狙い。こらえられると、飯田がカットもレディがチョークスラムを決める。羽南と星来がエルボーの打ち合い。朱里とさくらが入って分断すると、さくらが朱里にドロップキック。羽南がさくらにエルボーも星来がカット、朱里が星来にニー、ブレーンバスター。朱里が星来にミドルキック。朱里とさくらがクローズラインも、羽南と飯田がダブルチョップの競演。星来とAZMがかわして、羽南と飯田にドロップキックの挟み撃ち。
星来が場外へプランチャ。さくらが朱里のスリーパーにつかまるがエスケープ成功。朱里がさくらを捕まえるが安納が延髄斬り、さくらが丸め込む。さくらが朱里にエルボー連打。レディがさくらをマットに叩きつけ朱里がニーアタック。朱里がさくらに紅蓮(旋回式流炎)。3カウントが入り朱里がさくらを破った。
朱里&レディ・Cコメント
安納サオリ&さくらあやコメント
星来芽依コメント
wing★goriコメント
ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
〇なつぽい |
19分57秒 フェアリアルギフト改→片エビ固め |
テクラ● |
※第23代王者が2度目の防衛に成功
白いベルトを獲得したなつぽいがテクラを迎えて2度目の防衛戦。10・2後楽園ではコズミックエンジェルズとH.A.T.E.によるイリミネーションマッチでの前哨戦がおこなわれたが、クリーンファイトを主張するテクラがルールを変更。しかし、最後の最後で新日本バレットクラブ・ウォードッグズのクラーク・コナーズが乱入し、テクラの勝利をアシストした。そして迎えるタイトルマッチ。テクラの策略にハマったなつぽいの逆襲なるか。それとも、テクラが勢いに乗ってワンダー・オブ・スターダム王座をかっさらうか。
なつぽいが歩を進めテクラと視殺戦。なつぽいが蹴りを入れゴング。なつぽいはヘアーホイップの連続からコーナーに追い込んで踏みつける。ドロップキックを顔面に決めて郊外に落とすと、プランチャで飛ぶ。ナツポイはテクラを戻してダイビングボディーアタック、そこをテクラがバットで迎撃する。テクラはスピア、サソリ固め。なつぽいがエスケープするがテクラがビッグブーツ、エプロンから側頭部を蹴り飛ばす。なつぽいが返してエルボー連打。テクラがコスチュームのベルトで殴打。なつぽいが場外に落ちるとテクラが場外マットへブレーンバスター、リングに戻すと凶器の上にブレーンバスター。さらに凶器を使っての攻撃を試みる。レフェリーに止められたテクラはコーナーからダイブ。なつぽいがかわしてネックブリーカー。コーナーに上がるとテクラがエプロンへまわる。H.A.T.E.が手を出してなつぽいを攻撃。水森がカットし、テクラが場外へフェアリアルギフト投下。しかしテクラがかわして鉄柱に叩きつける。テクラは白いベルトを本部席から奪い取って殴打。ベルトを高々と誇示し、尻にこすりつける。リングに戻すと変型キャメルクラッチで顔面を引き裂きにかかる。外したテクラが嚙まれたとアピール。テクラはなつぽいをコーナーに叩きつけ、コーナーに乗せてエルボー。10分経過。スパイダージャーマンを決めると後方からなつぽいが蹴り上げ宙吊りにしてドロップキック、ジャーマンでホールド。テクラが返すと、なつぽいはフェアリアルギフト。しかしテクラがヒザを立ててカットする。なつぽいがヘッドバット連打、テクラがカウンターのエルボー、フィッシャーマン。なつぽいが返すと、テクラが毒グモデスドロップ狙い。なつぽいが切り返しバックを取る。テクラが蹴りで回避し、トラースキック、首へフットスタンプ。テクラがマウントを取って左右から張り手連打、ビッグブーツ。テクラの突進になつぽいがトラースキック。丸め込みからトラースキック。かわしたテクラが毒グモデスドロップ。しかし、不完全でなつぽいが返す。テクラが毒グモデスドロップの構え、なつぽいがマヒストラルも琉悪夏がボックスを投げてカットする。場外で両ユニットが乱闘。なつぽいがテクラのボックスを蹴散らす。テクラが丸め込むが2カウント。エルボーが交錯し、両者ダウン。両者突進し、ナツポイがポイ捨てジャーマン、テクラがスピア、なつぽいがポイ捨てジャーマン連発。フェアリングリングを決めるが、テクラが返す。なつぽいはコーナーに上がろうとするがH.A.T.E.が近寄る。コズエンがH.A.T.E.を抑え、なつぽいがフェアリアルギフト。テクラが返すと、セコンドがテクラに凶器を手渡す。なつぽいが引き起こすと、テクラがごめんなつぽいと謝罪の意思表示。なつぽいが首を振って跳ね除ける。テクラが殴りかかるとなつぽいがバックキック、スイングネックブリーカー、フェアリアルギフト。もう一度上がり コーナーから旋回する変型のフェアリアルギフト。3カウントが入り、なつぽいの防衛となった。
なつぽい「テクラ! テクラ! 私はね、テクラが誰連れてこようと、女だろうと、男だろうと、絶対、逃げないんだよ! ナメんなっ! 2年前、私がしたことでテクラは傷ついた。悲しかったよね? その悲しみは、こないだ私もテクラからされて悲しかった。でも、キットそれ以上の物だったかもしれない…。私は強い思いを持ってコズミックエンジェルズを選んだ。テクラも同じぐらい強い思いでH.A.T.E.に入ったんだよね?」
テクラは不適な笑みを浮かべる。
テクラ「なつぽい…ファックユー!」
テクラはツバを吐きかけリングを降りる。花道で「なつぽ〜い! またねえ、バイバ〜イ!」と叫び退場。
なつぽい「ありがとう、みんな今日も、それからずっとたくさんのメッセージ届いてたよ。ありがとう。みんな受験とか仕事とかいろいろと苦しいことみんなもあるんだよね? それ乗り越えて、いま、今日ここに来てくれたんだよね? だから私もどんなことがあったって絶対に逃げないし、立ち向かうから! これからみんなで一緒に闘っていこう。私のベビちゃんどこ?(ベルトと認定証を授与され)みんな、バイぽ~い!」
なつぽいコメント
テクラコメント
IWGP女子選手権試合 60分1本勝負 | ||
〇岩谷麻優 |
18分37秒 フブキ・ラナ→片エビ固め |
“タイムレス”トニー・ストーム● |
※第3代王者が7度目の防衛に成功
衛戦。今回の相手は元スターダムで、WWEを経由しAEWのスーパースターとなったトニー・ストームだ。トニーは“タイムレス”を名乗りスターダムに帰還、岩谷とは2度前哨戦を闘い、直接の結果ではないもののトニーが2戦2勝となっている。また、岩谷はトニーとシングルで4回闘い、0勝3敗1引き分けと勝ったことがない。しかも、試合中に負傷し赤いベルトから陥落したときの相手がトニーだった。会場こそ異なるが、今回も岩谷にとって悪夢となった名古屋での闘い。トニーが時を超えて再び岩谷に悪夢を味わわせるか、それともアイコンがトニーからの初勝利で、IWGP女子王座を死守するか?
慎重に両者が握手をかわし、お互いのコーナーから視殺戦を展開。ゆっくりと歩を進めトニーがヘッドロック。岩谷が切り返すとトニーが切り返して再度ヘッドロック。岩谷がネックロックに切り返して腕を取る。トニーが腕を取ると岩谷がヘッドロック。トニーがロープに飛ばすふりをしてヘッドロック。岩谷が振ろうとするが、トニーが体重を乗せてグラウンドへ。岩谷が走るとトニーがショルダータックル。ロープワークから岩谷がフライングエルボー。岩谷が低空ドロップキック、トニーがかわすと岩谷が止まる。トニーがストンピング連打、岩谷が向かっていくが、トニーがロープに追い込み顔面を踏みつける。トニーは首を絞めてチョーク攻撃、ストンピング連打。岩谷がチョップ連打で反撃しサッカーボールキック。岩谷が首筋を踏みつけ、ロープに追い込み喉元を踏みつける。「いくぞ名古屋!」と叫んで低空ドロップキックが命中。リング下に落とすと、トペスイシーダ、しかしトニーが拳で迎撃し、DDT。トニーは場外マットへブレーンバスター、鉄柱に叩きつける。リングに戻してサイドスラム。岩谷が返すが首を押さえて苦悶の表情。そこをトニーが踏みつける。トニーが引き起こし首へのパンチ、髪の毛を踏んで両手を引く。コーナーに追い込むと頭部を何度も叩きつける。トニーの串刺しをかわして岩谷がドロップキック。トニーがすぐに突進すると岩谷がドドンパ。トニーは場外へエスケープ。岩谷が身体ごとトペスイシーダをヒットさせる。リングに戻すと、岩谷がコーナーからミサイルキック、フロッグスプラッシュ。返したトニーに岩谷はバックを取りフルネルソン。トニーが解いてパンチの連打、岩谷がエルボー、トニーがカウンターのヘッドバットからフィッシャーマン、テキサスクローバーホールド。岩谷がなんとかロープに到達。10分経過。トニーはコーナー際に岩谷を寝かせてコーナーへ。岩谷も上がり、エルボーの応酬。岩谷が連打し、雪崩式フランケンシュタイナー。トニーが絶ちあがるがトラースキックを食らう。フブキラナ狙いか岩谷が上がるとトニーがパワーボム。トニーがパイルの構え。岩谷がこらえて抜け出しエルボー。トニーが連続で蹴飛ばし、岩谷がダウン状態。岩谷が絶ちあがるとローキック、ミドルキック、ジャーマン。トニーが返すと、岩谷が引き起こし、ドラゴン狙い。トニーが切り返すが岩谷がロープの反動を利用しジャーマン、トラースキック。岩谷がフルネルソンからドラゴンを決めるが2カウント。岩谷がコーナーに上がり、ムーンサルト。トニーがかわし突進、岩谷がスリングブレイド、岩谷がムーンサルトを決める。しかし、トニーが返してみせる。15分経過。岩谷が「終わり!」と叫んで二段式ドラゴン狙い。トニーが投げっぱなしジャーマンから高速のストームゼロ。両者ダウン。9カウントで立ち上がり、岩谷がエルボー。トニーもやり返す。エルボーの応酬。岩谷がおr-キック。トニーがストームゼロ。1カウントで岩谷が返すとトニーがストームゼロ3連発で決めるが岩谷の肩が上がる。トニーは立ち上がれない岩谷を寝かせたままコーナーに追い込み顔面を蹴飛ばす。トニーが串刺しで突進岩谷がトラースキック、コーナーから飛びつきドラゴンズ・レイ式のフブキラナ。片エビで強引に押さえ込むと3カウントが入り、岩谷がフォール勝ち。
岩谷「後楽園ホー…あ、間違えた! 名古屋? 名古屋にみなさん※▼◇●、こんばんは! トニー・ストーム、トニー・ストーム…これで6年ぶりのリベンジできました。6年前、2分30秒でトニーにケガでベルト取られて、今日は…(トロフィーに手を置くとポキッと折れる)。今日は岩谷麻優が勝ったぞー! 今日トニー・ストームとこのIWGP(女子)を懸けて試合することができてよかった。ありがとう、トニー。日本のみなさま、世界中のみなさまがアナタのことをリスペクトしてます。これからも何度でもアナタとやりたい。今日はもしかしたら、たまたままぐれで自分が勝ったのかもしれない…『イヤ、そんなことないよ!』って言ってください(苦笑)。また、この自分の実力で、アナタよりも上目指していくんで、これからも、いつでも、どこでも待っています。トゥモロー、センキュー・ソー・マッチ。アイム・ソー・ハッピー!」
トニー「コンバンハ…、マユさん、ゴメンナサイ。アナタハノット・バカ・ビッチ。アナタハグッド・ビッチ。アナタハアイコン、アナタは最高のIWGPチャンピオンで、尊敬します。この全宇宙の人がそう思ってる。私は明日、日本を去ります。どこにいくか、ワカラナイ、ワカラナイ…。でもひとつわかってるのは、アナタを愛してる。マユサン、アリガトーゴザイマス!」
岩谷麻優コメント
「IWGP(女子)、7度目のバーエー(防衛)、成功しました。トニー・ストーム、今日、今日の勝ちはホントにまぐれかもしれない。そのくらい、そのくらいやられた。けど、最後の最後、このベルトにかける思い、覚悟で、ギリギリの差で勝つことができました。IWGP、いつなんどき誰の挑戦でも受ける。その信念をモットーに自分らしさも忘れずに、このベルトは、岩谷麻優の闘いをしていく。トニーの最後のマイク、英語でなに言ってるかわかんなかったけど、アイラブユーって言ってくれました。私がナンバーワンの女子レスラーだと言ってくれました。たぶんね、知らんけど。このベルト、メルセデス・モネから取って、今年は、朱里、白川、トニー・ストーム、藤本つかさ、Sareee。ちょっと、2024年過酷すぎる試合ばっかりやってるけど、そのなかで女子プロレスのトップは岩谷麻優ってことを証明できた。これからも証明する。岩谷麻優にIWGP女子、これからも目を離さないで、いや、目を離させないようにするから。トロフィー壊れちゃったけど、まあいいでしょう」
“タイムレス”トニー・ストームコメント
ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 | ||
〇中野たむ |
23分0秒 トワイライトドリーム |
鈴季すず● |
※第19代王者が2度目の防衛に成功
ワールド・オブ・スターダム王者・中野たむが2度目の防衛戦。王者・中野が次期挑戦者に指名したのが、鈴季すずだった。鈴季は前年の5★STAR GPに優勝、本来ならばそのまま赤いベルトに挑むはずだったが、中野が負傷欠場で返上し、王座は空位に。鈴季は舞華と王座決定戦を争い、ワールド王座には届かなかった。そして今回、昨年かなわなかったカードを実現させるため中野が鈴季との対戦を決意。約束のタイトルマッチで白黒つける。
ともにエルボーを打ち合い、ブリッジで返し合う。鈴季がサッカーボールキックを打ち、リング下から顔面を蹴り上げると、本部席に叩きつけて赤いベルトを誇示してみせる。怒った中野が鉄柱に激突させると、鈴季がエルボー連打。リングに戻された中野が再び下りて、鈴季に襲い掛かる。場外で張り手を打ち合い、中野がボディースラム。中野は鈴季を花道に連行。花道を走るが、鈴季がカウンターのキック、背後からニーを打ち込む。鈴季が中野をリングに戻し、テーブルを用意。エプロンで担ぎ上げると中野が切り返し突進、鈴季がスピア。10分経過。中野がスピンキック、ニーアタック、コーナーで宙吊りのスリーパー、一度はバランスを崩すも場外へプランチャで飛んでみせる。リングに戻して中野がジャーマン。鈴季が返すと、中野はノーザンクロス。鈴季がエスケープすると、中野がエプロンで外のテーブルに向けてバックを取り、タイガーの体勢。鈴季が抜け出すと、中野の突進を止めてエルボー。鈴季がバックを取り、「終わりだ!」とテーブルに叩きつける。テーブルは真っ二つに。鈴季がテーブルの破片を片手にリングで中野の生還を待つ。中野が上がってくると、鈴季がテーブルで殴打。15分経過。鈴季が両手を広げて仁王立ち。中野が這いつくばって鈴季に向かっていくが、ニー連打を食らう。中野が返すと、鈴季は「終わりだ!」とテキーラショット。中野が返すと、鈴季はコーナーへ。中野が追いつくが、鈴季が体を入れ替えトップから雪崩式ジャーマン。鈴季はフィニッシュを宣言し、ジャーマン連発。しかし、中野の肩が上がる。ならばと鈴季が再びコーナーへ。中野も立ち上がりバックを取ると、雪崩式タイガー。両者ダウン。9カウントで両者立ち上がり、中野がレフェリーを払いのける。鈴季がトラースキック、中野がタイガー。鈴季が返すと、中野がVSD狙い。切り返した鈴季がリバースフランケン。20分経過。鈴季がコーナーに上がろうとすると、中野が足を引いてバックを取る。鈴季の蹴りをかわして中野がバックドロップ3連発。鈴季が返すと、中野がVSD。ギリギリで鈴季が返すと、中野がバイオレットシューティング、トワイライトドリーム。鈴季が返せず、中野が3カウントを奪ってみせた。
中野「オイ、クソギャル! オマエ、マジで頭おかしい!! 憎たらしくて、狂ってて、バカ強くて、才能に溢れてて、若くて、天才で…未来しかない。だからさ、イチバン大嫌いな女に一度チャンス潰されて、そのまま終わる女じゃないでしょ、アンタは! たむはアンタの挑戦なら、いつだって何度だって受ける! だからまた挑戦しに来て」
鈴季「負けた…。認めるよ。だけどな、オメーのビンタで鼓膜やぶれてっから、いまのオマエの言葉、なんも聞こえなかったんだよぉ! 言葉は聞かなかった。でもオメーのその憎たらしいツラで何言ったか、だいたい想像はつくよ。たむ…たむロード第2章、楽しみにしてるね」
鈴季が手を差し出し中野が応じようとすると、鈴季は中指を立てて退場。
中野「(倒れた状態で)『頑張れ』って言って…。うふふふ。宇宙のみなさん、オ~ッス!名古屋ドルフィンズアリーナのみなさん、こんにちは! オッス。オッスだよ、オッス。今日も本当に長い時間、私たちと一緒に闘ってくれて、本当にありがとうございました! ありがとう。みなさんの温かい声援と、調子出てきたブーイングのおかげで私たちは本当に勇気がみなぎってきます。これからも一緒にスターダムを大きくしていきましょう。よろしくお願いします! いろいろ不安にさせちゃったりとか、なんだろイヤな気持ち? なんていうの? ミスしちゃったりとかするかもしれないけど、でもいままでも信じてよかったって思えてきたでしょ? だから信じてくれて大丈夫です。最後にみんなの声聞かせてもらっていいですか? 宇宙にきらめく、たむロードについてこい、ビリーブ・イン・たむ! ありがと」
中野たむコメント
「生きてる? ブスですか? かわいいですか? うふふふ。いや、ちょっと…。生きてた。すず、凶暴すぎでしょ。アタマ狂ってる。本当に命がいくつあっても足りないよ。1年越しのケジメ、しっかりつけました。すずには聞こえてなかったかもしれないけど、すずへの思いはリング上で言った通り。アンタの挑戦だったら、いつだって、なんだって、何回だって…3回くらいまでにしておこうかな、受けるよ。こんなところで終わるレスラーじゃないでしょ。ああ! あっ、なんかすず人形、ちょっと髪が伸びて来ちゃったみたいんだよね。家帰って髪切ってあげよう。みなさん、これからもたむとスターダムを信じて、ついてきてください。ビリーブ・イン・たーむ!」
鈴季すずコメント
「あぁ、クソ! 負けだよ、負け。ああ、負けた! 認める、認める、ハイ、ハイ、強い、強い。中野たむは強いよ。だけどね、鈴季すずは嫌いなヤツほど燃えるんだ。中野たむみてーな、いつまでたってもしぶとくて、いつまでたってもこの世界残ってる老害みてーなな、ババアはこの鈴季すずがいち早く宇宙に返してあげますから、期待しとけよ、バカヤロー!」