『STARDOM YEAREND X’mas NIGHT 2024』
2024年12月24日(火)
東京・後楽園ホール(観衆1,009人)
練習生公開スパーリング
試合前の18時10分、現在スターダムでプロレスラーデビューをめざす数名の練習生の中からアキラとユリアがリングへ。舞華がレフェリーとして裁くなか、5分間の公開スパーリングをおこなった。
ハイスピード選手権試合 | ||
〈王者〉 |
8分35秒、 チェックメイト |
〈挑戦者〉 |
〇星来芽依 | 向後桃● |
※第27代王者が3度目の防衛に成功。
ハイスピード王者・星来芽依が3度目の防衛戦。チャレンジャーは、タッグながら王者を直接フォールし挑戦権を得た向後桃だ。最近の向後は岩谷麻優とのコンビでタッグリーグ戦に出場、成長を認められた。その勢いがハイスピード王座挑戦に到達し、今回が向後にとって同王座3度目の挑戦。3度目の正直で初戴冠なるか? それとも過去2回はパワー系の選手を退けてきた星来が盤石の防衛か?
向後のドロップキックを星来が連続でかわし、両者のドロップキックが交錯する。星来が蹴りを入れ、コーナーに振り合う。星来がボディーアタック狙いでコーナーに乗った向後をドロップキックで場外に蹴落とすと、エプロンからドロップキック。向後がかわしてリングに戻り、スワンダイブ式プランチャ。向後は星来をリングに戻し、ネックブリーカー。星来が返すと、スープレックス狙いを回避しロープに飛び乗る。そこに向後が619で落としてドロップキック。619を向後がかわしてセカンドからあらためてミサイルキック。向後が返すと、星来がサブミッション。向後が逃れようとするが星来が反転。向後はなんとかエスケープに成功。星来の突進に向後がドロップキック。もう一発狙うが星来がかわし、投げっぱなしジャーマン。向後がすぐに立ちあがりノーザンライト。両者ダウン。8カウントで立ちあがりエルボーの応酬。蹴りのかわし合いから向後が飛びついて丸め込む。星来が切り返して丸め込み合戦。星来が流れ星にいくが、向後がクリアー。星来がドロップキックも向後は1カウントで肩を上げる。星来がチェックメイト狙いも、向後が切り返してトラースキックから叩きつける。星来が返すと、向後が619DDTへ。星来がかわしてドロップキックからチェックメイト。
3カウントが入り、星来が防衛となった。
星来「クリスマスイブ、コモモ狩り、成功したぞー! コモモ、芽依はいままで、いままでのコモモを見てきたわけじゃないけど、芽依がスターダムで復帰したときからずっとコモモのことを見てたし、努力してるところも芽依は見てきた。だから、コモモがこの先、また芽依に挑戦してくれるんだったら芽依は十回でも何百回でもコモモと試合したいって思った」
向後「星来芽依、届かなかったけど、こんなワクワクする相手、ほかにいないよ。星来芽依はやっぱりメチャクチャ早くて、ホントに強くて、正直すごいと思ったけど、でも、今日こうやって闘ってみて、いまの向後桃なら十分闘える。その手応えを私は感じたので、絶対にそのベルト、あきらめません。星来芽依が王者である間に、私が絶対にまた挑戦して、次はそのベルト、私が手にします。それまで、ちゃんと守っててください」
星来芽衣コメント
向後桃コメント
6人タッグマッチ | ||
●月山和香 |
8分59秒、 稲葉あずさの姉超→片エビ固め |
吏南 |
HANAKO | フキゲンです★ | |
梨杏 | 稲葉あずさ〇 |
E neXus Vの月山和香&HANAKO&梨杏組とH.A.T.E.の吏南&フキゲンです★&稲葉あずさ組による6人タッグマッチは、2日後に控えるNEW BLOODタッグ王座に向けての前哨戦。挑戦者の月山とHANAKOが王者・吏南&あずさをどこまで追い込むことができるか。タイトルマッチに向けての駆け引きが注目される。また、アメリカ遠征を終えたHANAKOの成果披露にも期待がかかる。
ゴングと同時に両軍が入り乱れる。EXVがフキゲンを孤立させてトリオで攻めるが、リング下から足を引かれる。H.A.T.E.がトリオで梨杏にビッグブーツ、梨杏を寝かせて不良行為を見せつける。吏南が梨杏にヘアーホイップの連続、ロープに追い込み、「このクソチビ!」と顔面を踏みつける。梨杏がエルボー連打で向かっていくと、吏南が「きかねえよ!」と受けて立つ。ロープに振られた梨杏がクロスボディー。代わったHANAKOが吏南、フキゲン、あずさにショルダータックル。HANAKOは吏南を担ぎ上げほかの2人にぶつけていくと、吏南にボディープレス。ブレーンバスターを吏南がこらえるが、HANAKOが投げをこらえる。するとフキゲンがスポーツ紙で殴打し吏南を援護。吏南がHANAKOを持ち上げようとするがこらえられる。吏南とHANAKOがエルボーの応酬。吏南が連打し突進するとHANAKOがつかまえて白鷺の体勢で揺さぶる。吏南が切り返しハイドレンジア。吏南の突進を読んでHANAKOがボディーアタック、ブレーンバスター。吏南が返すと、HANAKOはフィニッシュを宣言してアルゼンチン。吏南がエスケープして払い腰からドロップキック。あずさがHANAKOへ二段蹴り。かわしたHANAKOが二段蹴りを決める。月山とあずさがエルボーの応酬、あずさがミドルキック、サッカーボールキック。月山と梨杏が合体し串刺しエルボーアタック、梨杏がクロスボディー、月山が極楽ドン。しかし、H.A.T.E.のカットが間に合う。月山があずさに極楽ドン狙い。あずさがかわしてH.A.T.E.が次々と串刺し攻撃。あずさが月山に掌底。あずさの突進を月山がかわしてHANAKOがショルダータックル。HANAKOが月山をあずさの上に落とす。吏南が月山を捕まえ卍固め、そこにあずさがビッグブーツを叩き込んで丸め込む。最後は稲葉あずさの姉超から月山を押さえ込んだ。
月山和香&HANAKO&梨杏コメント
吏南&稲葉あずさコメント
3WAYバトル | ||
〇鹿島沙希 |
10分3秒、 コグマのカバーを横取りして→片エビ固め |
●浜辺纏 |
鹿島沙希、コグマ、浜辺纏がいっせいに闘う3WAYマッチ。鹿島がいかにして試合をコントロールするか。浜辺を使っての闘いぶりが注目されそうだ。
サンタコスチュームのコグマが浜辺にサンタ帽、鹿島にトナカイのカチューシャをプレゼント。コグマはカチューシャをつけたまま「今日もクマやるぞ!」と高らかに宣言。ゴングが打ち鳴らされクマポーズのコグマと鹿島が浜辺に接近。浜辺は手を振りほどき「やりません!」。すると鹿島は「みんなこれ見に金払ってんだぞ」と説得。浜辺は「やります!」と叫び、コグマと鹿島があらためて接近。すると浜辺はまとめて丸め込む。返された浜辺は鹿島にエルボー連打。コグマを呼び込み2人で捕まえる。鹿島が脱出し会場南側へ。コグマと浜辺が追いかけ挟み撃ち。浜辺が羽交い絞めでコグマがエルボー。鹿島がかわして戻ってくる。18カウントでコグマが生還。鹿島が突進するとコグマが止めて浜辺とドロップキックの挟み撃ち。コグマがハイタッチを求めると浜辺が丸め込み、返されるとエルボー連打からドロップキックを連発。鹿島が浜辺とともにコグマを押さえ込む。コグマが返すと浜辺がブレーンバスターの構え。鹿島がカットしコグマにボディースラムを狙う。コグマがこらえるとまとめてクロスボディー、まとめてフットスタンプ。鹿島をその場ボディープレスの連続、返されるとフィニッシュを宣言して鹿島を引き起こす。鹿島が抜け出すとコグマが浜辺に鹿島を羽交い絞めにさせる。しかし鹿島が突進をかわし、コグマにダイビングフットスタンプ狙い。浜辺が先にコグマをカバー。そこにまとめて鹿島がダイビングフットスタンプ。浜辺は鹿島にエルボー連打、ドロップキック。浜辺がコグマにエルボー連打。コグマがかわすが浜辺が一本背負い。コグマがガンスタンを決めるが浜辺が返す。鹿島がカバーを横取りも、コグマがカット。コグマの串刺し攻撃を浜辺がかわし、鹿島に命中。コグマは浜辺にスイングスリーパー、ボディースラム、ダイビングボディープレス。そこに鹿島が巨大靴下を頭から被せてカットしカバーの横取り、これで3カウントが入り、鹿島が浜辺をフォールした。
鹿島沙希コメント
コグマコメント
浜辺纏コメント
3WAYトリオバトル | ||
〇安納サオリ |
9分41秒、 スペシャルポテリング |
八神蘭奈 |
水森由菜 | 稲葉ともか● | |
さくらあや | ななみ |
※もう1組はAZM&鈴季すず&狐伯
コズミックエンジェルズの安納サオリ&水森由菜&さくらあや組、ネオジェネシスにwaveの狐伯を加えたAZM&鈴季すず&狐伯、ゴッズアイの八神蘭奈&稲葉ともか&ななみ組が3WAYで一度に対戦。
水森、狐伯、ななみが先発。ななみが手を上げて誘うが、ほかの2人が蹴りを入れてロープワークに。狐伯がドロップキックから水森に投げつける。水森が狐伯を飛び越えるがななみがカバー。カバーの応酬から3人のドロップキックが交錯する。水森がななみを丸め込むと、八神が水森を丸め込む。AZMがさくらを丸め込むと八神がAZMを丸め込む。さくら、AZM、八神がハイキックをかわし合う。3人が脚をつかみ合い、誰が離すかで口論。同時に話すと見せかけさくらと八神が裏切る。しかしAZMがかいくぐり、まとめてドロップキック。鈴季がリング下からドロップキックを放ち、AZMとサッカーボールキックの競演。AZMはさくらと八神をまとめて押さえ込むが2カウント。AZMの突進にさくらと八神がダブルの正拳突き。八神とさくらがエルボーを打ち合う。八神のミドルキックにさくらもやり返していく。八神が打ち勝ち、サッカーボールキックへ。八神の突進にさくらがミドルキック、サッカーボールキックのお返し。しかし、八神が返していく。ななみがさくらにショルダータックル、ともかの蹴りから八神がカバー。さくらが返すと、狐伯が八神を止める。さくらが向かっていこうとするとななみが抑える。AZMとともかがエルボーの打ち合い、安納がAZM、鈴季がともかを止めて水森が向かっていくが、そのたびに足を出されてしまう。水森がさくらと合体ラリアット、安納がミサイルキックで鈴季とともかを吹っ飛ばす。鈴季とともかが安納に向かっていく。狐伯が安納にドロップキック、AZM、鈴季がエルボー、安納が合体させずに鈴季にミサイルキック。さくらが場外へプランチャ。ともかが安納に二段蹴り。安納がカウンターのビッグブーツ。八神とななみが合体も、安納がかわして水森がまとめてボディーアタック。鈴季がともかにジャーマン。安納が鈴季にジャーマン。鈴季が安納にジャーマンのお返し。安納と鈴季をまとめてともかが押さえ込む。ともかと安納が鈴季にオラースキック。最後は安納がスペシャルポテリングでともかを押さえ込んだ
安納サオリ&水森由菜&さくらあやコメント
八神蘭奈&稲葉ともか&ななみコメント
AZM&鈴季すず&狐伯コメント
タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
〇岩谷麻優 |
14分22秒、 ムーンサルトプレス→体固め |
妃南● |
葉月 | レディ・C |
STARSの岩谷麻優&葉月組とゴッズアイの妃南&レディ・C組がタッグマッチで対戦。妃南&レディ組がどこまで岩谷&葉月組に爪跡を残すか。チャレンジマッチ的な意味も含む試合となりそうだが…。
葉月とレディが先発。レディがクリスマスコスチュームの葉月に「浮かれてんな」と挑発。苦笑の葉月にレディは手を上げて誘う。葉月は岩谷を肩車してレディの前に立つ。岩谷が手を上げると、さすがにレディも手が届かず。ならばとレディは妃南を肩車。妃南と岩谷が手四つで力比べ。ともにサンタ帽をかぶると、岩谷がアピールしている背後から妃南がサンタ帽を奪い取ってしまう。レディと妃南が合体するが、岩谷と葉月がドロップキック、顔面ウォッシュ。葉月は妃南にキャメルクラッチ、エスケープされるとダブルニードロップ。岩谷が妃南に「メリークリスマス!」とサッカーボールキック、妃南の突進をかわすとドロップキック。葉月が妃南にドロップキック、セントーン。張り手を食らった妃南だが葉月を払い腰で叩きつける。レディが葉月にジャイアントスイング狙い。すると葉月がロープに逃れる。レディが引き戻すとコブラツイストで締め上げる。岩谷がカットしようとするが、レディがまとめてコブラツイスト、葉月にビッグブーツ。レディはあらためてジャイアントスイングを仕掛けるが、葉月が丸め込む。葉月はコードブレイカー狙いで飛びつくが、レディが受け止めてジャイアントスイング15回転。コーナーに振られた葉月がレディへミサイルキック。岩谷がドロップキックからバックキック、レディがビッグブーツ。妃南が岩谷に串刺しエルボー、ドロップキック。10分経過。妃南がバックブリーカーから逆エビ固めも、葉月がカット。岩谷と葉月がドロップキックの挟み撃ちを妃南に見舞う。岩谷と葉月がダブルでブレーンバスターの構え。妃南がこらえてレディとネックブリーカーの競演。ダブルで岩谷を叩きつけるが2カウント。レディと妃南に葉月がコードブレイカー。葉月と岩谷が場外にトペで飛ぶ。葉月が妃南を戻すと岩谷がフロッグスプラッシュ。妃南が返すと岩谷はフィニッシュを予告してドラゴンの構え。妃南が切り返して外道クラッチも、葉月がカットする。葉月の二段蹴りと岩谷のドドンパが合体。妃南が返して払い腰から突進。岩谷と葉月がトラースキック、葉月がブレーンバスター、岩谷がフィニッシュを宣下にてムーンサルトプレス。妃南が返せず岩谷が勝利した。
岩谷麻優&葉月コメント
10人タッグマッチ | ||
朱里 |
14分43秒、 リングアウト |
刀羅ナツコ△ |
△舞華 | 渡辺桃 | |
白川未奈 | テクラ | |
羽南 | 小波 | |
飯田沙耶 | 琉悪夏 |
アメリカ遠征から白川未奈が凱旋、10人タッグマッチに登場する。この試合は、朱里&舞華&白川未奈&羽南&飯田沙耶組vs刀羅ナツコ&渡辺桃&テクラ&小波&琉悪夏組で、ゴッズアイ、E neXus V、STARSのユニット連合軍がH.A.T.E.と闘う図式になっている。そしてこの試合は、12・29両国に向けてのトリプル前哨戦。朱里vs小波、舞華vsナツコ、そして桃&テクラ組vs羽南&飯田組のゴッデス・オブ・スターダム王座戦。大一番に向け、さまざまな駆け引きが展開される。
白川と舞華がリング上でハグをかわす。朱里と小波の先発でゴング。グラウンドの攻防でスタートし、朱里がブレイク。小波が足を取りにいき、朱里がヘッドロックから再びグラウンドへ。小波が抜け出し、朱里が蹴りをかわしてみせる。羽南がテクラへドロップキック、エルボー連打。桃が介入すると飯田が入って合体、しかしテクラと桃が蹴り倒して分断、羽南にストンピングの連打を浴びせる。テクラが羽南をコーナーに追い込み、顔面を踏みつける。テクラが羽南の側頭部を蹴り上げ、片足でカバー。ナツコと琉悪夏がショルダータックル、羽南とマットに叩きつけ、次々とセントーン。桃が羽南をコーナーに追い込み、顔面を踏みつける。羽南がエルボー連打、桃がサッカーボールキック。桃が挑発して仁王立ち。羽南がエルボー連打で向かうがミドルキックで吹っ飛ばされる。コーナーに振られた羽南が反転して桃にボディーアタック。テクラが乱入しタッチさせず。テクラは羽南にエルボー。飯田が乱入しテクラにエルボー、桃に羽南とジャンピングチョップの競演。白川が入り桃のラリアットをかいくぐってコルバタ式河津落とし。ナツコと琉悪夏が合体するが、白川がナツコにレッグロック、琉悪夏をマットに叩きつける。白川の突進を小波がカットも朱里がドロップキック。朱里が桃にコードブレイカーで白川を援護。白川がグラマラスドライバーを予告するが、桃が切り返しミドルキック連打。白川が舞華とタッチ。舞華はナツコに串刺しラリアット、ナツコがやり返すと、ショルダーをぶつけ合う。舞華が打ち勝ち突進。ナツコがかわしてH.A.T.E.が串刺し攻撃、ナツコがキャノンボール。舞華が返すと、ナツコはコーナーへ。舞華が立ちあがり雪崩式ブレーンバスター狙い。桃がカットしナツコがダイブを狙う。飯田が止めて羽南とデッドリードライブ。舞華と朱里が合体でナツコにプレス、舞華がラリアット。桃とテクラが合体するが、羽南がかわして白川がまとめてネックブリーカー。舞華がダッシュするがリング下からボックスで殴打される。ナツコがイスで舞華を殴打しデスバレーボム。しかし、飯田のカットが間に合う。H.A.T.E.が飯田を孤立させるが、飯田が次々とラリアット。ナツコと琉悪夏を同士討ちさせ、朱里が琉悪夏にコードブレイカー。白川と羽南がダブルで場外にプランチャで舞う。場外戦となり、そのまま20カウント。両者リングアウトで引き分けとなった。試合後は、両軍が場内で大乱闘を繰り広げた。
舞華&白川未奈コメント
フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 | ||
〈王者〉 |
12分3秒、 天聖→片エビ固め |
〈挑戦者〉 |
〇天咲光由 | 玖麗さやか● |
※第11代王者が初防衛に成功。
吏南の長期政権にピリオドを打たせ、フューチャー・オブ・スターダム王座を初戴冠した天咲光由が初めての防衛戦。挑戦者はデビュー1年となる玖麗さやかだ。フューチャー王者となった天咲にはここからが本当のスタート、躓くわけにはいかないだろう。一方の玖麗にとっても大きなチャレンジ。同期の中から一歩飛び出すためにもベルト獲得を果たしたいところだ。
玖麗がドロップキックの連打からボディースラム狙い。天咲がこらえてボディースラムからスイングDDT狙いで突進。玖麗がエプロンに送り出し、スピアで落とす。玖麗は場外へプランチャで飛ぶ。玖麗はボディースラムからカバーするが2カウント。コーナーに追い込むと串刺しドロップキックを連発し、スイングネックブリーカー。天咲がスピアを受け止めDDT、串刺しアタックから飛びついてDDT、玖麗がエルボーアタック。エルボーの打ち合いから天咲がバックエルボー連打。ロープに振られた玖麗が反転してエルボーアタック。天咲を引き起こすとブレーンバスター狙い。天咲が切り返し、DDT。玖麗が返すと、天咲は天聖の構え。玖麗が切り返しジャックナイフ。天咲が返すと、突進にエルボーアタック。突進する天咲に玖麗が飛びついてスリーパー。天咲がエスケープしようとするが、玖麗が中央に戻す。天咲の足がなんとかロープに到達。玖麗がコーナーに上がりミサイルキック。天咲が返すと、玖麗が「もう一発!」と予告してコーナーに上がる。天咲も上がりエルボーの応酬。天咲は雪崩式DDT、フィッシャーマン。玖麗が返すと、天聖を切り返しスピアから前方にブレーンバスター。しかし、天咲が返してみせる。10分経過。玖麗がスピアを決めるが天咲がクリアー。場内クララコール。天咲を引き起こし、ときめきカッター。天咲がかわしてDDT、スイングDDT。クララコールが継続するなか、天咲が抱え上げてDDT。そして天聖を決めると玖麗が返せず、天咲の防衛となった。
天咲「玖麗、玖麗、玖麗、初の防衛戦、挑戦してくれてありがとう。玖麗は私のこと超新星とか、普通じゃないって言うけどさ、玖麗の言う通り、超新星としてデビューして、でも実力が、実力がともわなくてさ、いろんな人にいろんなこと言われたり、辛くて苦しくて、痛い思いしてきた。死ぬほど泣いて生きて、やっとこのベルト手に入れた。スターダムの未来、背負える存在になった。だからさ、まだ負けられないんだよ」
玖麗「天咲さん、天咲光由! いまの話を聞いて、もっとすごいって、普通じゃないって思ったよ。でも、そんな、そんな天咲光由が持ってるベルトに挑戦できて、すごいうれしかったし、絶対に私もスターダムの未来を背負う、その覚悟はあるので、私は、スターダムをつかむその日まで、絶対に、絶対に心折れないし、あきらめません!」
天咲「光由もさ、スターダムのてっぺんに咲くっていう夢があるからさ、これからのスターダム、スターダムの未来、一緒に作っていこうよ」
天咲光由コメント
玖麗さやかコメント
タッグマッチ | ||
〇中野たむ |
25分33秒、 アンドロメダ→エビ固め |
上谷沙弥● |
なつぽい | スターライト・キッド |
コズミックエンジェルズの“メルティア、中野たむ&なつぽい組と上谷沙弥&スターライト・キッド組がタッグで激突。上谷とキッドはユニットの枠を超えてのチーム結成ながら、白いベルトを争ってきたライバル同士、タッグとして機能するかは疑問が残る。両国に向けそれぞれの思惑がどう出るか。すなわちこの試合は、12・29両国に向けての赤白前哨戦。中野と上谷がワールド・オブ・スターダム王座、なつぽいとキッドがワンダー・オブ・スターダム王座をかけて激突する。どちらも最後の前哨戦を制し、両国決戦に向けて弾みをつけたいところだが…。
なつぽいとキッドが歩を進めて視殺戦。そのまま試合がスタートし、手四つで力比べ。キッドが上になると、なつぽいが押し返して腕を取る。腕の取り合いからなつぽいがヘッドロック、キッドがロープに振り、ロープワークと見せかけストレッチマフラー。なつぽいが抜け出しドロップキック。中野が控えの上谷に向かっていきエルボー連打、キッドが「オマエの相手はこっちじゃ!」とチョップ。しかし上谷が強引にタッチし、中野を場外に送り出して客席に投げつける。リングではキッドとなつぽいにレッグロック。キッドとなつぽいも場外へ。通路でのスタークラッシャー狙いを切り返した中野が、上谷の顔面を壁に叩きつけていく。中野は通路でのバイオレットスクリュードライバーを狙う。上谷が中野をリングに戻し、ヘアーホイップ。上谷がキッドを蹴飛ばし、中野の上に叩きつける。上谷が中野の前に仁王立ち。中野がエルボーで向かっていくが、上谷が吹っ飛ばす。中野がエルボー連打、上谷がもう一度エルボーで吹っ飛ばす。キッドが控えのなつぽいを落としてから中野の顔面を蹴飛ばしていく。なつぽいが乱入し中野と合体してキッドを翻弄。中野がなつぽいとタッチ、なつぽいは控えの上谷を落としてからキッドにドロップキック、ダイビングボディーアタック。キッドがその場跳びムーンサルトプレスにいくが、なつぽいがかわす。なつぽいが「いくぞ後楽園!一発食らえ!」とキッドのお株を奪う絶叫から側転プレス。キッドとなつぽいはエルボーの打ち合い。なつぽいがトラースキック、キッドがブレーンバスター、旋回式ダイビングボディープレス。なつぽいがかわして、中野とネックブリーカーの競演。なつぽいが飛びついてキッドに腕十字。キッドがエスケープすると、なつぽいがスイングネックブリーカー、フェアリアルギフトを放つ。しかし、上谷がカットする。キッドがトラースキックをかいくぐり、ストレッチマフラー、持ち上げて締め上げるが、中野がカット。15分経過。キッドがなつぽいに旋回式ダイビングボディープレスも2カウント。キッドはタイガーを決めるが、中野がカットする。キッドがもう一発狙うと、なつぽいがポイ捨てジャーマン、フェアリングリング、フェアr-マジック。しかし、上谷がカットする。なつぽいがバックを取るが、キッドが切り返してツームストーンパイルドライバー。両者ダウン状態からタッチ。上谷がビッグブーツの連打、中野がスピンキックからニーアタック。中野はコーナーから上谷を引き起こす。上谷も上がり、エルボーの応酬。上谷がトップでフランケン狙い。中野がこらえて宙吊り式アキレス腱固め。中野はエプロンで突進、上谷がかわしてフットスタンプ。上谷は「まだだ!」と叫んで中野をステージ席に連行。20分経過、ステージ席でエルボーを打ち合い、上谷が二段蹴り、ステージ席からプランチャ、リングに戻りミサイルキック。中野が返すと、上谷がスタークラッシャー狙い。中野が切り返しトラースキックからバイオレットシューティング。中野となつぽいがダブルでバックを取る。キッドが切り返しハイキックも上谷に誤爆、ボディーアタックをメルティアがキャッチすると上谷がまとめて吹っ飛ばす。一瞬仲間割れかと思わせた上谷とキッドが2方向でメルティアを吹っ飛ばすと、全員がダウン状態に。中野がスピンキック、上谷がニールキック。中野がタイガースープレックス、上谷がフランケンシュタイナー。上谷がスタークラッシャーを決めるがカットされる。なつぽいが場外のキッドにプランチャ。上谷がフィニッシュを宣言してスタークラッシャー。中野が切り返しスピンキック、上谷がフランケン、中野が丸め込む。中野が飛びついて丸め込むと3カウントが入った。試合が決まるとH.A.T.E.が乱入し、中野を暴行。舞華、白川、朱里、飯田、羽南らが駆け込み中野&なつぽいの助っ人に。
キッド「おい、おい。もうやりたいことやり終えましたか? それぞれ闘いがあるかもしんないけどさあ、両国で一番印象に残る試合をするのはウチらなんだよ! そして、私が新ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンになるよ」
なつぽい「ウチらが一番印象に残るいい試合、そんなのあったりまえなんだよ。このベルトは渡さない。みなさん、(12・29)両国まであと5日、私がこのベルトを守る姿、見に来てくれますよねえ?」
中野「ノーノ―、ナッチャン、キッちゃん、赤がナンバーワンだから。(舞華らに)上がってよ。助けてくれてありがとう、両国はここにいるみんなで勝って、2025年をハッピーエンドで迎えようよ。今年はさ、クリスマスイブ(の後楽園大会)だし、2024年をみんなで振り返ろうじゃない! みんな上がって」
H.A.T.E.以外の選手たちがリングへ。
中野「2024年いろんなことがあったよね。いいですか、それではVTRスタート!」
2024年を振り返る映像がスクリーンに映し出される。
中野「みなさん、2024年スターダムと闘い続けてくれて本当にありがとうございます。12・29両国国技館は今年一年、みなさんと一緒に守ってきたスターダムの集大成の闘いになります。私たちの生き様と覚悟をその目に焼き付けに来てください。そして2025年の覚悟を(1・3)有明と(新日本1・4&5)東京ドームでもみなさんと一緒に闘って、これからも一緒にスターダムを守っていきたいです! 今日は、これで締めてもいいですか? みなさん、スターダムはみなさんの希望になります。だからこれからも信じてついてきて。いまを信じて明日に輝け、We are スターダム!」
スターライト・キッドコメント
「おい、いくら赤と白の前哨戦だからと言って、ちょっとこのカードは無理があるんじゃないですか? 私、上谷にさんざんイヤな思いさせられてきたんですよ。こんなんさ、タッグマッチとして成立するわけがないでしょ。メルティア相手に。タッグマッチの勝負、まあ私は、なんせ今日、なつぽいしか見てなかったんで。私は負けてないから、上谷が勝とうが負けようがどうでもいいっすよ。こんなんタッグマッチの勝負論言ってらんないでしょ。どうにもなんないんだからさ、こっちのタッグは。でも、なつぽいとの最後の前哨戦が終わりました。もう、あとはホントに29日を迎えるだけです。なんか最後クリスマスだからハッピーエンドみたいな、スターダムを守りたい気持ちは同じっすよ。対H.A.T.E.? でも私は、対H.A.T.E.どうでもいいんで。なつぽいしか、ワンダーしか見てないんで。両国で、どこの誰よりも一番印象に残る闘いをするのは、私となつぽいです。この体格ながらに見せれるものをあのデッカイ会場でお見せします。そして、私が必ず新ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンになります。なつぽいからまた奪うのは、この私です。そして2025年、サイッコーの気分で迎えます。なつぽいを股どん底に落とすのは
このSLKだ」
中野たむ&なつぽいコメント
なつぽい「年内最後後楽園、終わりました。いやあ、ここ2週間くらい、キッちゃんとの前哨戦何度やるんだよと思ったけど、いまとなっちゃ感謝だねえ。やればやるほどキッちゃんのこと知れるというか、お互いの幅が広がった気がする。いいよ、オッケオッケオッケー。いつでもいいよ。あと5日? もういますぐにでもやりたいねえ。このベルト守り抜いて、2025年、取りたいものすべて取りにいきますよ。2025年がいまから楽しみです」
中野「絶対にお互いに防衛しよう。上谷、アンタとの闘い、こういうふうになるってこと思い出したよ。アンタが、コーナートップから私を頭から突き落とそうっていうんだったら、私はどんな高台からでもアンタを飛んでぺしゃんこにしてやるよ。私たちの狂った試合、そうだね、私たちの狂った試合からアンタはアンタの人生は狂ったんだ。私が狂わしたって言うんだったら、私が責任を持ってアンタを終わりにしてやる。そして2025年も中野たむがスターダムを守る!」
なつぽい「たむちゃん、絶対に防衛しよう。ただ、このベルトが一番最高の試合するから。バイポーイ」
中野「赤いベルトが、ナンバーワンだ」