2024/07/17 NEWS

【5★STAR GP】なつぽい選手インタビュー!“妖精★覚醒の夏”とは何か…?【シン・ナツオンナ・決定戦SP企画★第2弾】

『5★STAR GP 2024』 出場が決まっている、なつぽい選手にインタビュー!
今年の“シン・ナツオンナ”決定戦のテーマは、“妖精★覚醒の夏”!
そこに込められた思いを直撃しました!

■初戦の相手は「舞華チン…やっと来たか!」

――今年も『5★STAR GP』の季節を迎えました。

 

なつぽい やってきましたね~!

 

――「RED STARS-A」のなつぽい選手は、今回で4年連続5度目の出場となりますね。

 

なつぽい 私の初出場は2016年で、デビューして1年ぐらいで出ていて。スターダムの所属になってからは毎年出場してるんですけど、もう今年で4年目になるんですね。早いな~。

 

――今年は8月10日の神奈川・横浜武道館から開幕となり、初戦の相手は舞華選手に決定しましたが、いまの率直な心境は?

 

なつぽい いや~、舞華チンとはシングルマッチが初めてなんですよ。舞華チンはどう思ってるかわかんないんですけど、自分としてはなんか「やっと来たか!」みたいな気持ちがあって。なんだろうな、ワクワクもあるし、なんかバチバチできそうだなっていうような予感もしてます。いま、舞華チンは赤のチャンピオンじゃないですか?

 

――そうですね。現ワールド・オブ・スターダム王者の舞華選手は、『JUST TAP OUT』の7.15後楽園ホール大会で稲葉ともか選手との6度目の防衛戦を行ないます。その後もベルトを保持すれば、王者として『5★STAR GP 2024』に出場するかたちになるかと。

 

なつぽい 初っぱなからチャンピオンに勝ったら勢いがつくと思いますし、体格差はあるんですけど、そこはプロレスには関係ないと思ってるので。舞華チンから絶対に取りたいなって、もうけっこうメラメラメラメラとしております!(笑)。

 

――開幕1カ月前にしてすでに燃えているわけですね!

 

なつぽい ブロックわけの発表の瞬間から「あ、来た!」って思いましたから。気合い入ってます、“なつぽいの夏”なんで!

 

――今年こそ“ナツオンナ”になると。

 

なつぽい はい、初優勝するしかないですね!

 

■熱いですね~、夏にカレーを食べる感じですね!

 

――今年の『5★STAR GP 2024』は約3週間にわたり、12会場で13大会(8.12栃木・ライトキューブ宇都宮大会は昼夜興行)が開催され、4ブロック各7選手がしのぎを削ります。ちなみに昨年の開催期間は約2カ月、2ブロック各20選手の出場でした。

 

なつぽい 4ブロックになったことで、選手としてはちょっと負担が軽くなったような気はしてます。

 

――同じ「RED STARS-A」には舞華選手のほか、葉月選手、刀羅ナツコ選手、小波選手、愛海選手センダイガールズプロレスリング、そしてもう一人は出場者決定トーナメント進出者となりますが、この顔ぶれを見ていかがですか?

 

なつぽい この“お二人”は去年の『5★STAR GP』でも同じブロックだったんですよ。

 

――葉月選手とナツコ選手ですね。

 

なつぽい で、二人とも負けてるんです、私。去年は“最強の夏”をテーマに突っ走ってたんですけど、その勢いを止められたのがナッちゃんと葉月さんで。

 

――開幕から4勝1引き分け(1不戦勝)と無敗だったところを、その二人に連敗を喫してしまいましたね。

 

なつぽい ナッちゃんに関しては去年のリーグ戦のとき、私は“フェアリ丸ミスト”をやったんですね。あの有名な(笑)。

 

――“フェアリ丸ミスト”というのは、2022年の新日本プロレスとの合同興行『Historic X-over』(11月20日・有明アリーナ)の直前の合同練習で、タッグを組む金丸義信選手から直伝されたウイスキーミストのことですね(笑)。

 

なつぽい でも、それで逆に酔っ払って自分がダメージを食らってしまったこともあり、“最強の夏”をストップされちゃって……。もう一人の葉月選手には私、2022年の『5★STAR GP』でも負けてるんですよ。だから自分の中では、もうもうそろそろ葉月さん超えをしたいなっていう気持ちもありますし、因縁の二人には勝ちたいなって思ってます!

 

――かなり気合いが入ってますね、今年も熱い夏になりそうというか。

 

なつぽい ハイ、すごい気合いが入ってます! ……これ、メチャクチャ余談なんですけど、去年の『5★STAR GP』の開幕戦で私、中継の解説に入ったときに「熱いですね~、夏にカレーを食べる感じですね!」って言ったら、実況席がすごいシーンってなっちゃって(苦笑)。

 

――熱いはずが冷えきってしまったと(笑)。

 

なつぽい 私的にはベストなことを言ったと思ったんですけど、解説の大江さん(慎)とかも「どういうことでしょうかね?」みたいな感じになって(笑)。同じ解説の別府さん(ともひこ)が空気を読んだのか、「火鍋もそうですよね!」ってカブせてくれたんですけど、今度は私が「何言ってんだろ?」とか思っちゃって無視するっていう(笑)。

 

――助け船を出してくれたのに(笑)。

 

なつぽい ちょっとそんなのを思い出しました、メチャクチャ余談ですけど(笑)。

 

――「熱い夏にこそ熱いモノを食べる」って言いたかったってことですよね、『5★STAR GP』も「熱い夏こそ熱い女の闘い」だと。

 

なつぽい そうです、それが言いたかった!(笑)。

 

 

■STARDOMのユニット再編の動きを見ると…

 

――あと、最近のスターダムについても伺わせてください。ユニット再編の動きが活発になってきましたが、なつぽい選手はどのようにご覧になってますか?

 

なつぽい う~ん、ぽいは基本的に人に興味がないので(笑)。いや、私はすごい興味持ってるんですけど、コズエンのメンバーに「本当に人に興味ないよね!」って言われるので「あ、そうなのかな?」って(笑)。なので、いまのユニットの動きについても踏み込みすぎず、客観的に見てるような感じではあるんですけど。

 

――冷静に見つめていると。

 

なつぽい でも、キッちゃんは“チーム両思い”を組みましたし、コズエンに入ってほしいなっていうところもあって注目してました。“アレ”はまだユニット名は決まってないんですよね?

 

――そうですね。キッド選手、鈴季すず選手、星来芽依選手、AZM選手、天咲光由選手が新ユニット結成の流れにありますが、この取材時点では正式決定していません。

 

なつぽい 私がいうのもなんですけど、みんな身体がちっちゃくてもすごくバイタリティがあって、何かおもしろいことをしてきそうなメンバーが集まってるというか。自分にとってライバルと思う人たちが、そのユニットにガーッと集まってるところもあって注目はしてます。でも、どんなに新しいユニットができようとも、コズエンがNo.1っていう気持ちは変わらないので。

 

――それだけコズエンに誇りを持っているわけですね。

 

なつぽい キッちゃんも“チーム両思い”で仲良くしていろんなことを知ったからこそ、より負けたくないなっていう気持ちが以前よりも深まってるので。注目しつつ、「絶対負けたくない!」って気持ちですね。

 

――“チーム両思い”は話題を呼びましたが、再結成というのは?

 

なつぽい う~ん、ファンのみなさまが望んでくれたらあるかもしれないけど、しばらくはないんじゃないかなって。(5月6日の)『ALL TOGETHER』がきっかけで組むことになって、そのときはまだキッちゃんも大江戸隊を追放されてなかったので、誰もが「なんでこのカードなんだろう?」って思ったと思うんですけど、意外とよかったですよね?

 

――チームとしてのバランスも試合もおもしろかったと思います。

 

なつぽい なんかすごくシックリきたし、意外と息も合った感じもしました、個人的には。でも、これからキッちゃんとは新たなライバル関係だなって思ってます。

 

――そのほか、元Queen’s Questの妃南選手やレディ・C選手、同ユニットに一人残された上谷沙弥選手の今後も気になるところです。

 

なつぽい 自分もユニットを移動してますけど、強制追放っていうのは本当に見てても心苦しいし、気持ちの整理をつけるのがすごく難しいだろうなっていうのは思うんですね。でも、やっぱりどんなかたちであれ、それが決まってしまったのならば、もう明るい未来を想像して突き進むしかないと思うんですよ。だから自分は新しくできたユニット、これからどうなっていくかわからないユニットとも、熱く何かおもしろいことをしていけたらいいなっていうふうに思ってます。

 

■ ぽいは“ノーイングリッシュ”なんですよ…

 

――最近はAEWに参戦している白川未奈選手をはじめ、スターダムの選手が海外でも活躍する機会が増えてきましたが、それについてはいかがですか?

 

なつぽい がんばってますよね、未奈ちゃん! すごい活躍を見ております(笑)。私は一度も海外で試合をしたことがないんですよ。すごく興味はあるし、たむちゃんからも「気持ちよかった!」っていう話を聞くので、ぜひ試合してみたいなとは思います。ただね、 ぽいは“ノーイングリッシュ”なんですよ……。

 

――英語が得意じゃないと(苦笑)。

 

なつぽい ノーイングリッシュ・スピーク・ミーなんです(笑)。そこだけちょっと。ただ、逆に対戦相手に罵倒とかされてもわからないので、それはそれでいいのかなとか思ったり(笑)。まあ、コミュニケーションが取れないのがちょっととは思いつつ、試合は身体と身体をぶつけ合うものなので関係ないかなみたいな感じですかね。

 

――なつぽい選手はアメリカのファンにもウケそうだと思いますけどね、“日本のカワイイ女の子”みたいな感じで。

 

なつぽい ホントですか!? ジャパニーズ・カワイイ・オンナノコ~♪(笑)。

 

――そのほか、今年は11月17日(日)に2年ぶり2度目の『Historic X-over』が、大阪府立体育会館・エディオンアリーナで開催されます。前回、なつぽい選手はたむ選手と共に新日本プロレスのタイチ選手&金丸選手と男女混合カルテットを結成し、スターライト・キッド&渡辺桃&エル・デスペラード&DOUKI組と対戦しました。

 

なつぽい あの試合はおもしろかったですね! 『週刊プロレス』の表紙にもなって。

 

――今年はどんな試合がやりたいですか? 

 

なつぽい 前回は隣に金丸選手がいたんですけど、いまは悪いかたになってしまったので(ヒールユニットHOUSE OF TORTUREに加入)、もう“フェアリ丸ミスト”は封印されてしまって……。

 

――残念ながら見られないと。

 

なつぽい あのときかぎりになってしまいました。今回の『Historic X-over』に関しては、コズエンでちょっと話したことがあったんですけど、コズエンって女子プロレスで人気No.1のユニットじゃないですか?

 

――『週プロ』の「プロレスグランプリ」のユニット部門で3年連続1位に輝いていますね。

 

なつぽい で、男子No.1の人気ユニットだとロス・インゴさん(ロス・ベルナブレス・デ・ハポン)。だから、男女のNo.1ユニット同士で組んだらメッチャおもしろいんじゃなかなって。すごいことになりそうじゃないですか?

 

――それは盛り上がりそうですね! コズエンとL・I・Jが並んだら壮観だと思います。

 

なつぽい おもしろそうですよね! 濃いっていうか(笑)。どういう組み合わせとかはまだわからないですけど。ロス・インゴさんは前回、スターダムの選手と絡んでないので難しいのかなと思ったりしつつ、もし実現したらすごいかなって漠然と思ってます。

 

――夢のカードだと思います。ちなみにコズエンvsL・I・Jはどうですか?

 

なつぽい それはやめてもらっていいですか? ボッコボコにされちゃうんで(苦笑)。

 

■あんなションボリしたサオリは見たことがなくて…

――ちなみに例年、『5★STAR GP』優勝者はワールド・オブ・スターダム王座に挑戦することが多いですが、現時点でなつぽい選手が狙っているベルトはありますか?

 

なつぽい ありますよ。自分にとってそのベルトは、いますぐにでも動きたいと思ってるぐらいの気持ちですし、むしろ『5★STAR GP 2024』に巻いて臨みたいくらいで。そのベルトに関しては、優勝してからっていうほど長い目では見てないです。なので、自分の未来予想図では、『5★STAR GP』に優勝したときにはまた違うベルトを望むかもしれないです。

 

――そのいま狙っているベルトというのは、白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)ですよね。なつぽい選手は安納選手に挑戦をアピールしていましたが、安納選手は自分の“わがまま”として6月22日にセンダガールズに乗り込み、岩田美香選手と防衛戦を敢行するも敗北。白いベルトが初めて他団体に流出し、安納選手は失意のどん底に陥りました。

 

なつぽい いや、あんなションボリしたサオリは出会ったから見たことがなくて。ベルトの重みや岩田美香への思いだったり、いろいろあるとは思うんですけど、自分からしたら「一度負けたぐらいで何をクヨクヨしてるんだ!」っていうのはあって。みんな、落ち込むことはあるじゃないですか? だから、いつまでもあんな暗い顔して試合に臨むなんて、私には考えられないって思っちゃうんですよね。しかも自分とベルトを懸けて戦うっていう約束もあったし、周りからも「がんばれ!」ってあんなに言ってもらっているわけで。

 

――安納選手は7月15日のセンダイガールズで岩田選手とのダイレクトリマッチを迎えることになりました。

 

なつぽい サオリもようやく元気を取り戻してきて、私もちょっと話をしたんですけど、もう大丈夫だと思ってますし、何より私たちの約束のために取り返してくれるって信じてます。

 

――あらためてなつぽい選手にとって、安納選手はどのような存在でしょうか?

 

なつぽい 私にとってはもう本当に唯一無二の人なんですよ。たぶん、今後もこれからもサオリを超えるライバルは現れないと思ってるし。仲間でもあるんだけど、ライバルでもあり、何か家族や親友ともまた違う新しいジャンルの人なんですよね。例えようがないくらい。

 

――そのくらい大きな存在なんですね。

 

なつぽい ただのライバルじゃなく、なんかもっと深いような感じがして。出会って10年は経つので、それこそプロレスを始める前から舞台女優として二人ともやっていて、そこで共演したのが最初なんですけど。同じプロレス界に一緒に飛び込んで、一緒にデビューして(2015年5月31日・新木場1stRING)。

 

――完全に同期なんですね。

 

なつぽい そのときはアクトレスガールズのプレ旗揚げ戦でもあったので、本当に右も左もわからずみたいな(苦笑)。けっこう、いろんなことがあったんですけど、励まし合いながら一緒にやってきたっていうところは大きいですね。

 

――その頃から安納選手は“クールビューティー”だったんですか?

 

なつぽい だと思うじゃないですか? 私からすればサオリはクールビューティーじゃないし、私のほうがクールビューティーですよ!(笑)。たぶん、信じてもらえないと思うんですけど、二人でいるときは私のほうがサオリのお姉ちゃんみたいなんです。

 

――それは意外な真実です(笑)。

 

なつぽい サオリも「なつみは私には過保護やからな」とか言ってて(笑)。もう、私はサオリのことがなんでも心配になっちゃうんですよね。そこに(中野)たむちゃんが入ってくると、たむちゃんは私のお姉ちゃんみたいなんですよ。で、たむちゃんとサオリだと、サオリのほうがお姉ちゃんみたいなんですよ。

 

――おもしろい関係性ですね(笑)。

 

なつぽい だから、サオリがすましてクールにしてるのが、私からするとちょっとおもしろくて(笑)。みんなはそのサオリしか知らないかもしれないですけど。

 

――人気ユニットのコズエンですが、なつぽい選手としては今後どうしていきたいですか?

 

なつぽい やっていきたいことはいっぱいあるんですけど、コズエンはいろんな可能性を持ってると思うんですよ。ほかのジャンルのファンからも、プロレスを好きになってもらえるというか。もちろん、プロレス界でもメンバーそれぞれが常に注目を浴びるようなことをしてると思いますし、私からしたらたむちゃんやサオリに「負けられないな」っていう気持ちにさせられます。そこに“さくらら”(さくらあや&玖麗さやか)や、ゆなもん(水森由菜)もいて、コズエンって華やかですよね。なんていうか、個性ユカタ? ユタカ?

 

――個性豊か、ですね(笑)。

 

なつぽい そう、個性豊か(笑)。いつか“コズエン興行”とかやりたいですね! オープニングからもう、ゆなもんやmeltearが歌って、試合も熱く盛り上げて! 

 

――それは話題を呼びそうですね!

 

なつぽい ほかにもゆなもんがダンスして、“さくらら”のかわいい何かがあって、サオリが一発芸して(笑)。最高のエンターテインメントができる気がします!

 

■今年は“妖精覚醒の夏”にしたいと思います!

――スターダムにとって激動の上半期が終わりましたが、なつぽい選手の下半期の展望を伺えれば。

 

なつぽい やっぱり狙ってるベルトがあるのと、それに取り返さないといけないベルトもあって。私が頸椎ヘルニアで去年の10月から今年の3月まで欠場したことで、じつは中途半端に止まってるものがいろいろあるんですよね。そこを全部取り返しに行きたいなって思ってます。年末の両国国技館大会までの期間、もう1ミリ足とも休んでる暇はないっていう感じですね。

 

――かなり期する思いがあると。

 

なつぽい もう、今年は私にとって“最強の年”なんですよ! シングルのベルトは絶対に巻こうって決めていて、年始めには神社で願掛けもしましたし。“スターダムといえばなつぽい” というか、「スターダム、盛り上がってるね!」の中心には必ずなつぽいがいる年に絶対しようと思っているので、ここから突っ走ります!

 

――そのためにも『5★STAR GP 2024』は重要な舞台となりますが、最後にあらためて懸ける意気込みを伺えれば。

 

なつぽい 去年の“なつぽい革命”から始まり、最強ロードを歩み、今年は“妖精覚醒の夏”にしたいと思っています! みなさん、なつぽいの夏を今年もお見逃しなく、応援よろしくお願いします! バイぽ~い!

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