10月３日（火）、10・9名古屋で開催されるワールド・オブ・スターダム選手権試合の調印式が中野たむ、刀羅ナツコ出席のもとおこなわれた。
記者会見詳細レポート
ナツコ「まあ本来だったら、さっきのタッグリーグの会見終わったら帰るつもりだったんですけどねえ。これなんで今日やってるんですかねえ？ もうとっくに調印してるはずだったんですけどね」
中野「前回の調印式、出席できなかったこと申し訳ないと思ってる。何度も言うけどホントにごめん。アンタとちゃんと話したいことはたくさんあった。まずは、５★ＳＴＡＲ出場権をかけた試合のこと、おぼえててくれてありがとう。たむのスターダムはナツコから始まったんだよね。５★ＳＴＡＲ出場権かけた試合して、初めてこんなにバチバチ殴り合える相手ができた、そう思った。たむが初めてベルトを戴冠したのもナツコからだった。全部が初めての相手だった。初めてのライバル。まあでも、こないだナツコも言ってた通り、なんかいつからか疎遠になったというか、たむのこと避けてるなって思うようになった。 それがお互いユニットリーダーになったからとかほかにやることできたからとか言ってたけど、それは違うと思う。ナツコはさあ、逃げたんだよ。たむからも、上に上り詰めること、ベルト取ること、プロレス全部から。あきらめたんでしょ。大江戸隊で反則ばっかして、凶器使って、悪いことごっこして、自分はその役回りでいいんだって、自分の居場所を自分で作った気になって、あきらめる理由にしたんでしょ。私はアンタのそういう姿を見て、失望した。ナツコはさ、そんなタマじゃなかったじゃん。もっと強くて、もっと欲があって、たむのたったひとりのライバルだった。だから、アンタと赤いベルト懸けて闘えるって思ったとき、アンタが挑戦表明してきたとき、やっとだと思ったし、うれしかったよ。私はアンタと、あの頃みたいに一対一で、中野たむと刀羅ナツコでやり合わないと意味ないと思ってる。やってくれるよね？ ノーセコンドルール」
ナツコ「相変わらず長えな、オマエ。まず最初にいろんなところから逃げたんだろって質問なんだけど、そうだよ、逃げた。だって変わんねえじゃん、一生懸命やったって。なんか変わった？ あとさ、そうやって言うけどさ、いまそれ言えるのって赤いベルト運よく巻けたからでしょ。ベルト巻いてなかった頃の自分に同じ質問してみ。なんて答える？ オマエのまわりにいるヤツ、同じ質問してみ。それでも自分は上に上がりたいっていうヤツ、何人いるかな？ だったらさあ、記録より記憶に残るほうがいいじゃん。知ってる？ 人っていなくなるとなにから忘れられると思う？ まずは声。次に、顔。心の中に刻まれたものは、最後の最後に薄れていくんだって。だから私は、人の記憶に残ればいい。最後の最後までね。最後の最後まで残った方が勝ちだと思ってるよ。でも、オマエを見てると少しだけ冒険してもいいかなって。私が赤やりたいと思うのは、オマエがベルト持ってるからだよ。林下詩美のときもそうだったけど、よそから来たヤツがベルト巻いてたって私の心にはなんも響かなかったし、オマエが持ってるからオマエから剥がしたいってマジで思うんだよ。私からベルト剥がしたとき、アンタも同じように思ったでしょ。私が持ってたから剥がしたいと思ったんだろ。それと一緒。ただ、なにがイヤだって、なんでオマエに条件突きつけられなきゃいけないの？ 私が言うなら挑戦者の私が言うなら、まだわかるよ。私もいろいろこういうルールでやろうぜって提示してきたことあるけど、なにこないだリングの上で言ってたノーセコンドルールって？ なんだかんだいって怖いの、大江戸隊？」
中野「いやいや、怖がってるのはそっちでしょ。大江戸隊がいないとセコンドがいないと、倒せないと思ってるんじゃないの？ そうやって理由つけて、また逃げるの？」
ナツコ「逃げるってなに？ じゃあ大江戸隊のほかのヤツらも含めて逃げてるって言いたいの？」
中野「自分ひとりの力を信じろって言ってんだよ。そうやってさあ、話をさあ、すり替えてくるのやめてくれない？」
中野「オマエも大江戸隊どうのこうの言ってるからだろ」
ナツコ「アンタ、だからさあ、そんなだからさあ、ＱＱとの抗争でも大江戸隊結局総出で負けてんじゃん」
ナツコが机を倒して中野に詰め寄る。
ナツコ「いま関係あるのかよ！」
中野「自分自身の力を信じられないからだろ、そうやって仲間に頼ってばっかりでさあ。反則して凶器使って。もっと強かったじゃん！」
中野とナツコが睨み合い。先にナツコが手を出して乱闘に。
ナツコ「オマエが当日確かめろよ。私はオマエに指示されて、いろいろやりたくねえんだわ！」
ナツコは中野を突き飛ばして退場。その後、中野が一礼して退場。