
フューチャー・オブ・スターダム王者、八神蘭奈が新たな武器を手にした。4月26日横浜アリーナ大会の儛島エマとのV3戦に向け、都内のスターダム道場に招へいしたのは昨年10月に現役を引退した本間多恵さんだった。
要件を伝えずに先輩を呼び出す八神も八神だが、呼びかけに応じ道場まで足を運ぶ本間さんもさすがだ。さっそく八神は「自分、多恵ロックを継承させていただいたんですが、まだ決めきることができなくて…。もっともっとこのベルトを防衛して盛り上げていくためにも、横浜アリーナも控えているので、ぜひ多恵ロックを伝授してください」と願い出た。


昨年10月、現役を引退する本間さんから継承したのが腕と脚を同時に決める変型羽根折り固め、多恵ロックだ。これまで同技を試みたのは、3月8日後楽園大会の「シンデレラ・トーナメント」2回戦(対羽南)、フューチャー王座奪取に成功した3月15日の横浜大会(対HANAKO)、そして3月25日新木場大会のフューチャー王座V1戦(対さくらあや)だ。ところが最後まで決めきることができず、いずれも〝未遂〟に終わっていた。
すると19日に舞台を終えたばかりで、声がガラガラの本間さんは「OK!ちゃんとやってなかったからね。チャンピオンに言われたからにはしっかり伝授したいと思います」と快諾。さっそくリング上で特別レッスンがスタートした。

八神が実演すると、脚を決めきれていなかったことが原因でロープに逃げられていたことが判明した。さっそく本間さんがポイントをアドバイスすると、コツをつかんだ八神はあっという間に全身をロックすることに成功。「ギャー、痛い!痛い!」という本間さんの叫びが道場内にこだました。
本間さんは「あとは王者としての気持ちだね。王者の貫禄を見せつつ、しっかり防衛していだだければ。頼むよ」。現役時代に使っていた邪気払いだとして、「うおー!」と八神の背中をバチンと叩いた。
さらに本間さんから「あとは名前。多恵ロックをそのままと言われてうれしかったけど、蘭奈のオリジナルになっていくので、蘭奈らしさがプラスで入った方がいい」と助言。すると八神は同技を「多恵ROCK」と命名。メタル系バンドでドラムを担当していた経緯から、技名は音楽用語から取っている。そこで、あえてROCK MUSICのニュアンスを込め英語表記とした。

「絶対に多恵ROCKで防衛したいと思います」と誓ったフューチャー王者は、V3への自信をみなぎせていた。

