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2026/05/19
コラム

【伊藤リスペクト軍団特訓シリーズ第2弾】5・23愛知へ伊藤麻希&古沢稀杏が「激辛」に挑戦!なぜか梨杏も…

〝世界一かわいい〟伊藤麻希率いる伊藤リスペクト軍団が、またまた奇想天外な特訓を敢行した。5月23日の豊田合成記念体育館大会(愛知・稲沢市)では伊藤がワールド王者の玖麗さやか、まな弟子の古沢稀杏がフューチャー王者の八神蘭奈に挑戦する。いよいよ間近に迫った決戦に向け、今回はマスコミ非公開で行われた特訓の内容とは――。

まるで昭和を代表する刑事ドラマ「太陽にほえろ!」のワンシーンのようだった。ブラインドの隙間から外の様子を眺める伊藤は、何やら思案している様子。そして、意を決したかのように古沢に問いただした。「最後の前哨戦で負けてしまいました。どういうことかわかりますか?」

理由も知らされずに呼び出された古沢が怪訝な表情で「どういうことですか?」と聞くと、師匠はきっぱり口にした。

「タイトルマッチ、危ないです。我々は非常に危険な位置にいます。なので強くならないといけない」

愛知大会前、最後の試合となった5月17日の後楽園大会では伊藤&古沢&葉月&コグマが、玖麗&AZM&天咲光由&八神と対戦。試合は古沢が玖麗のときめきスピアーに沈み、チームは敗れたからだ。

伊藤からの問いかけは続く。

「どうやったらあと6日間で勝てると思いますか?」

「必死に練習するとか…」

「甘い!何でも練習が解決すると思わないでください。いいですか、努力は報われません。がむしゃらに練習を重ねていても意味がないんです!」

さらにホワイトボードに「心・技・体」の3文字を書き込み、短期間で一番効率がいい強化ポイントは「心」だと断言。前回の公開練習でも感じたが、とにかく伊藤の講義は、聞く者をその気にさせてしまう説得力がある。

ここまで説明した上で「今日は激辛に挑戦してもらいます!」と、5つの小皿を並べた。用意したのは世界各国の激辛ソースだという。古沢の到着を待つ間、大久保方面に買い出しに行った様子だったが、どうやら激辛ソースを買い集めていたようだ。このあたりのフットワークの軽さはさすがだ。

テーブル上には韓国、日本、メキシコ、バングラデシュ、米国の国旗と、それぞれ小皿に入った赤いソースが並べられた。特訓のルールは簡単だ。「辛い」と言ったら負け。タイトルマッチ本番でも負けることを意味するという。

さっそく韓国の激辛ソースをつけてナゲットを口にすると、2人は「甘すぎる!ハチミツ入ってます?」「全然だよね。メープルシロップ入ってるの?」と、険しい表情ながらもクリア。2人の〝食リポ〟をすべて再現するとキリがないので省くが、次第に日本、メキシコ、バングラデシュと辛さがアップしても、こんなやり取りが永遠と続く。伊藤は「歌いながら入場するからノドがかわくんです」と言いながら牛乳をガブ飲みし、「こんなの序の口ですよ」と言う古沢も目に涙を浮かべている。もはや我慢比べだ。

世界最強と呼ばれる米国の激辛ソースですら、伊藤は「限界って突破すると楽になりますね。限界って自分で決めていたかなって。突破しちゃうとゾーンに入る。プロレスって受けて受けて負けそうになるけど、ゾーンに入ってからが問われますから」などと言いながら、これまた突破。どちらも根を上げることなく、「余裕でしたね。世界ってこんなものなのかという感じでした。次のレベルにいきましょう」(伊藤)と決着は第2ラウンドに持ち越された。

次に用意されたのが、カレー専門店の11辛カレーだ。実は伊藤にとっても未知なる領域。ちなみに購入する際に「食べられたことありますか?」と心配した店員に聞かれたときは、「いつも食べているので大丈夫です!」と豪語したそうだ…。

さっそく2人が口に運んだところ、ん?何やら伊藤の様子がおかしい。悲痛な面持ちで「何のためにプロレスやってんだろうね…」とつぶやいた。異変を察知した古沢が「師匠?」と不安な表情を浮かべるが、伊藤は「何かプレッシャー…」「何でこんなことをやっているのか意味がわからなくなってきた」「何のためにプロレスをしているのかわからなくなってきた」「いったん頭を冷やします」となどと言い残し、会議室を出てしまった。

古沢が後を追っていくと、すっかりイジけモードの師匠の姿があった。「もう辛いものは食べられない。プロレスもいつも下手くそと言われ、でも必死に10年間やってきて…もう嫌だ!どうしたらいいのか分からない」と錯乱状態だ。ここまでやせ我慢してきたが、相当こたえていたようだ。

古沢が「師匠、一緒に4か月間頑張ってきたじゃないですか」と必死になだめるが、聞く耳を持たない。伊藤は「4か月、ずっとつらかったんだよ。でも負けたくなくて。決死の思いでここ(スターダム)に来て、辛いもの食べて…。もう意味がわからないんだよ、何でこんなことをしているんだ、私は。もう嫌だ。赤いベルトは欲しいけど、辛いものを食べないといけないし…」と自問自答を繰り返した。

それでも古沢の説得は続く。「師匠、赤いベルトが欲しいなら辛いものも食べないといけないんですよ。すべてを乗り越えてからこその赤いベルトなんですよ!」

すると、次第に伊藤も感情的になってきた。「そんなのわかってんだよ!この壁を乗り越えられないことにコンプレックスを感じているんだよ!誰だってそうでしょ?人間、弱いところはあるよ。プロレスラーだから強いとか、そういうことじゃないと思う!」とわめき散らした。

そんな師匠の姿を、古沢はどのような気持ちで見ていたのだろう。「でも伊藤リスペクト軍団はこれからじゃないですか!」と再度の説得に乗り出した、その時だ。何やら足音が響くと「どうしたんですか?」という声がこだました。たまたま別の仕事で通りかかったという梨杏だ!

しかも2人から事情を聞いた梨杏は「そんなに心が弱っているなら私が食べてあげようかなって。どうですか?」と名乗り出る。伊藤と古沢には後光が差して見えたことだろう。しかも伊藤はどさくさに紛れて「えっ?仲間になってくれるということ?」と聞くが、梨杏は冷静に「仲間かわかんないですけど、食べますよ」と返答。とにかく〝救世主〟の降臨に感謝感激の伊藤は「三人寄れば文殊の知恵だな」と言い、ようやく我を取り戻した。

さっそく梨杏も交えて再び11辛カレーに挑戦。「朝昼晩、激辛しか食べてない」と胸を張る梨杏はホンモノだった。「うんうん、余裕ですね。これはおいしいですね」。さらに各国の激辛ソースまでかけて完食。こんな特技があったとは…。

触発された伊藤と古沢も何とか食べきり、無事に特訓は終了した。古沢が「結局何が言いたいかというと、食への感謝ですね。日ごろの感謝、プロレスをできるという日常への感謝ですね。タイトル戦をできる感謝、すべて感謝ですね」と神妙な面持ちで感想を述べたことを見ても、ある意味「心を鍛える」という目的は達成したようだ。

伊藤は「これからも伊藤リスペクト軍団、ますます勢いが乗ること間違いないですし、スペシャルサポーターの梨杏さんも来てくださって、ありがとうございました」と礼を述べるや、「5月23日、絶対にベルトを取るぞ!」と大号令。3人で「オーッ!」と拳を振り上げた。こうして本人たちには過酷ながらでも、文字では伝えきれない激辛特訓は幕を閉じた。