なつぽいvsSareeeの親友対決が実現。これまではリング上での絡みがほとんどなかった両者だが、なつ&さおりーの10周年記念大会以降のなつぽいにSareeeが苦言。自身の興行でタッグ対決をおこない、なつぽいの闘争心に火をつけた。そしてなつぽいから一騎打ちを要求し、後楽園での6人タッグで直接フォール勝ち。この結果を受けてSareeeがシングルマッチを受諾。約6年ぶり3度目のシングルが実現する。シングルでSareeeに勝ったことのないなつぽいが初勝利を挙げるか、それともSareeeがさらに先を行くか?見逃せない闘いだ。
Sareeeから手を出す形で2人が握手。試合が始まり、施設戦。なつぽいがバックキック、ネックブリーカー、Sareeeがコーナーのなつぽいをデッドリードライブで場外に落とす。Sareeeがコーナーに上がると、なつぽいが睨みつける。なつぽいが戻り、ロックアップ。Sareeeが押し込み、なつぽいが反転。Sareeeがエルボー、コーナーに叩きつけヘアーホイップ。なつぽいがヘアーホイップ。Sareeeがすぐに髪をつかんでコーナーに押し込みヘアーホイップ、顔面を踏みつける。Sareeeがバックをとると、なつぽいが切り返してフットスタンプ、Sareeeもフットスタンプをやり返すと逆エビ固め。なつぽいがエスケープすると、Sareeeがもう一度逆エビ固め。手をつかんでエスケープさせず。しかし、なつぽいの手がなんとかロープへ。Sareeeは背中にフットスタンプ、頭部を蹴飛ばして「こいよ!」と挑発。Sareeeがブレーンバスター、インディアンデスロック、鎌固め。ボディースラムを切り返し、なつぽいがアームホイップ、ドロップキック。Sareeeが持ち上げてノーザン。なつぽいが返すと、Sareeeはコーナーへ。なつぽいが追いつくが、Sareeeがエルボーで落としてフットスタンプ。なつぽいがかわしてドロップキック、マウントエルボー連打。Sareeeが反転しても、戻してエルボー連打。なつぽいはコーナーに上がるが、Sareeeが追いつきヘッドバット。雪崩式フィッシャーマン、ミサイルキック。なつぽいが返してエルボー。Sareeeは「きかねえぞ!」とやり返す。なつぽいが連打、Sareeeもやり返す。なつぽいが張り手、Sareeeも張り手。張り手の打ち合い、なつぽいが乱打。Sareeeが動きを読んでドロップキック連打。10分経過。「終わりだ!」と裏投げ狙い。なつぽいが切り返してポイ捨てジャーマン、ドロップキック、コーナーに上がり場外へプランチャ。なつぽいが戻してダイビングボディーアタック、腕十字。Sareeeがエスケープすると、なつぽいが腕を蹴り上げ、コーナーからフェアリアルギフト。しかし、Sareeeがヒザを立ててジャーマンへ。Sareeeとなつぽいがエルボーの応酬。Sareeeがセカンドからダイビングフットスタンプ、トップからもう一発。なつぽいが返すと、Sareeeは裏投げ狙い。なつぽいが切り返し延髄。Sareeeが返すと、なつぽいはフェアリアルギフトを決める。15分経過。しかし、2カウントどまり。なつぽいがフェアリングリング、引き起こしてフェアリーストレイン。Sareeeが返すと、なつぽいはコーナーに上がり、フェアリアルギフト変型。かわしたSareeeがランニングフットスタンプ、バックドロップホールド、1カウントでなつぽいが返すとSareeeが裏投げ。なつぽいが返すと、Sareeeは裏投げ。引き起こして裏投げ。もう一発、4発目の裏投げ。なつぽいが返すと、Sareeeはリストクラッチ式裏投げ狙い、なつぽいがフェアリーマジック。Sareeeが返すとリストクラッチ式裏投げ。3カウントが入り、Sareeeがなつぽいを破った。
Sareeeが握手を求めるとなつぽいが払い除ける。Sareeeが抱き寄せてハグをかわす。
Sareeeのコメント
「対なつぽい、正直過去一、いままでで一番やりづらい試合でした。私のなかでなつぽいが対角にいるって、私のなかではあまり考えられないことだったので、いままで。親友としては長い付き合いですけども、こうして両国という、こんな大きいところでシングルで闘える日が来るとは思っていなかったので。私はふだん、レスラーの人たちと仲良くしようなんて思ってないし、仲いい選手とかハッキリ言っていません。だって、このリングは闘う場でしょ。仲良しこよしでなにがおもしろいの? だって、みんな上に這い上がるためにいるんだから。でも、そんななかで唯一の親友とも言えるなつぽい。あのなつぽいだったら、絶対に今日の負けであきらめるような人じゃないと思ってます。ここからのなつぽいにホントに期待したいと思ってますし、また必ずシングルマッチで、もっともっとスターダムだったらできるでしょ。大きい舞台でベルトとかかけて闘える日をみんな夢見て待っていてください。必ず現実にさせてくれると思いますよ、なつぽいが」
なつぽいのコメント
「Sareeeが私を両国で、このカードまで引っ張ってきてくれました。私がプロレスラーらしからぬ弱音を吐きまくってたことも横で見ていて、両国の前に10周年イヤーのなつぽい、この最高のスペシャルカードまでSareeeが引っ張ってくれました。Sareeeとはじめて本気で、プロレスラーとして本気で、一対一でぶつかって自分の悔しいところがたくさん見えて、メッチャクチャ悔しくて、いまどんなことを話していいのかわからないけど、でもただひとつ、もうなつぽいは絶対に下を向かないから。Sareeeをぶっ潰すと決めたときから、私はSareeeに勝つ。そうしないと、ダメだと思ってます。Sareeeが、『なつには赤いベルト巻いてほしい』と言ってました。私も本気でスターダムのベルトを狙っていきたいと思ってるから、次にSareeeとシングルするとき、そのときはもっと強いなつぽいになって、Sareeeと対角に向き合えることになると思います。そこまで私は来年突っ走っていくので、みなさん見ててください。バイポイ!」

