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MATCH REPORTS
2025.02.24

『STARDOM Path of Thunder 2025』

フューチャー・オブ・スターダム選手権試合

王者

VS

挑戦者

1340

妃南:フロッグスプラッシュ→片エビ固め

※天咲が4度目の防衛に失敗、妃南が第12代王者となる。

MATCH REPORT

天咲光由がフューチャー・オブ・スターダム王座4度目の防衛戦にして、熱望していた妃南とのタイトルマッチが実現。栃木県下野市出身の南三姉妹全員がタイトルマッチに臨む宇都宮ビッグマッチで先陣を切るのが妃南だ。両者は元クイーンズクエストで、フューチャー王座挑戦に向けて切磋琢磨してきた間柄。天咲は妃南を破り吏南への挑戦権をつかみ、現在のポジションをつかんでみせた。現在は天咲がネオジェネシスに所属し、アーティスト・オブ・スターダム王座との2冠王。フューチャーの保持期間が迫っているだけに、これがフューチャー王座卒業前最後の防衛戦となる可能性がある。また、高校卒業を控える妃南は今回が3度目のフューチャー挑戦、姉以外には初挑戦となるが、この試合で「ケジメをつける」と宣言。はたして、その意味とは?
両者クリーンに握手を交わして試合開始。手四つから妃南が腕を取ると、天咲も応戦。妃南がヘッドロック、天咲が抜け出し、エルボーの打ち合いに。妃南の突進に、天咲がヒザへのドロップキック。妃南が返すと、天咲がストンピング連打。ロープに振られた妃南がドロップキック、ボディースラム、バックブリーカー。天咲が逆エビ固めをかけさせずにロープへ逃れる。妃南の突進に天咲がドロップキック、エルボーアタックの連打。返された天咲はサブミッションへ。妃南はコーナーに振られることを拒否し、「オマエがいけ」と反対に追い込む。しかし、天咲がフェースクラッシャーからDDTを決める。天咲が投げの構えも、妃南が切り返してネックブリーカー。天咲が突進を止めてマットに叩きつける。妃南はSTOからボディースラム狙い。天咲が切り返してスイングDDT、妃南が水車落とし。両者ヒザを着いた状態でエルボーの応酬。妃南が連打し、天咲もやり返していく。妃南が払い腰からサイドに叩きつけると、逆エビ固め、フェースロックに移行。天咲がエスケープすると、妃南は「決めるぞ!」と絶叫。天咲が切り返し、後方からエルボーアタック。コーナーに乗せると天咲が雪崩式DDT、フィッシャーマン。返した妃南を引き起こし、天咲がノーザンの構え。妃南が切り返して外道クラッチ。天咲がバックエルボー、高角度DDT。しかし、妃南が返してみせる。天咲は天聖を狙うが、妃南がこらえる。天咲は崩れ落ちる妃南に「こいよ!」と挑発。妃南が立ち上がりロックボトム、天咲がDDTから天聖狙い。妃南が切り返し、後方に叩きつけホールド。天咲が返すと、妃南がフィニッシュ狙い。天咲が切り返し天橋立。妃南が返すと、妃南が変型ジャックハマー。天咲が返すと、妃南がコーナーに上がりフロッグスプラッシュ。天咲が返せず、妃南が3カウントとともに初戴冠、フューチャー王座を奪取した。
妃南「フューチャー・オブ・スターダムのチャンピオンになったぞー! 6年半という長い間、なにも結果を残せなかったけど、今日やっと、ここ宇都宮でベルト巻いたぞ! 光由、光由とユニットが離れて、ホントに私がプロレスを始めてからたぶんこんなに仲良くなったのは初めてで、 ユニットが分かれて悲しかったけど、今日はこうやって光由とベルトを懸けてシングルができた。私はあのときいろいろあったけど、光由がネオジェネシス、私がゴッズアイに分かれて、これで正解だったと思う。吏南に負けたとき、もう私はあきらめようと思ったけど、光由がいたからあきらめずにここまで来れました。光由、ホントにありがとう」
天咲「何回も言うけど、このフューチャーのベルト取れたのは、ずっと一緒にやってきた妃南のおかげだし、結果的にとられちゃったけどこの試合できたことすごくうれしい。クイーンズクエスト時代、妃南のことすべて知り尽くしたと思ったけど、ゴッズアイの妃南は、全然家族と思ってたときの人とは違くて、いまはライバルだと思ってるから、これからもよろしく」
両者がハグをかわす。
妃南「あらためまして、フューチャー・オブ・スターダムチャンピオンになりました妃南です! いろいろここまですごく長くて、もうやめようと思ったことは何回もありました。でも、今日ここでベルトを巻いて、私が18年間生きてきたなかで、いまが一番うれしいです! そしてもう一つ、ご報告があります。この度、私、大学に合格しました! もちろんこのベルトを取ったからには、プロレスも続けます。3月まではJKファイターですが、4月からは紺碧のJDファイターとしてやっていくのでお見逃しなく。ありがとうございました!」