11月7日(水)、スターダム道場にて会見がおこなわれ、11・23後楽園ホール大会の全対戦カードを発表、出場選手が意気込みを述べた。また、11・25名古屋大会のカードも発表され、同大会におけるワンダー・オブ・スターダム選手権試合、渡辺桃vs夏すみれの調印式もおこなわれた。
「STARDOM BEST OF GODDESSES2018~スターダムが贈るタッグの頂上バトル」
11月23日(祝・金)後楽園ホール 11:30AM
❖決定カード❖
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
〈王者〉ジャングル叫女&刀羅ナツコvs 〈挑戦者〉渡辺桃&林下詩美
※王者チームは初防衛戦。
◆星輝ありさ復帰戦 タッグマッチ30分1本勝負
岩谷麻優&星輝ありさvs小波&AZM
※星輝ありさが6年半ぶりに復帰し、岩谷麻優とのAMA-女―で登場。
◆大江戸隊vs多国籍軍 タッグマッチ30分1本勝負
花月&葉月vs木村花&マリー・アパッチェ
※因縁の第⒉ラウンド突入。
◆STARSvsクイーンズ・クエストUK タッグマッチ20分1本勝負
鹿島沙希&中野たむvsビー・プレストリー&シャーダネー
◆STARS3WAYバトル 15分1本勝負
スターライト・キッドvs渋沢四季vsナツミ
◆JANvs羽南三姉妹 6人タッグマッチ 15分1本勝負
米山香織&ルアカ&小野崎玲皇vs羽南&吏南&妃南
※11:30~ スターダム★アイドルズ新曲発表ライブを行います。ヒャダインによる楽曲、ラッキィ池田による振付け。曲名なども当日発表します。女子プロレス団体スターダムのオープニングとして登場します。12月2日のスターダム★アイドルズをスターダムワールドで独占配信。
「STARDOM GODDESSES OF STARS2018」
11月25日(日)名古屋ダイアモンドホール 1:00PM
❖決定カード❖
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>渡辺桃vs<挑戦者>夏すみれ
※渡辺桃は7度目の防衛戦。5★STAR GP2018で夏に敗れたためリマッチを要求した。
◆ユニット対抗3WAYタッグ・バトル 20分1本勝負
ジャングル叫女&刀羅ナツコvs花月&葉月vs木村花&マリー・アパッチェ
◆STARSvsクイーンズ・クエスト 6人タッグマッチ20分1本勝負
岩谷麻優&中野たむ&スターライト・キッドvsビー・プレストリー&小波&AZM
◆シングルマッチ 15分1本勝負
林下詩美vsシャーダネー
※シングル初対決。
◆STARSvsJAN タッグマッチ20分1本勝負
鹿島沙希&ナツミvsルアカ&小野崎玲皇
◆タッグマッチ 15分1本勝負
渋沢四季&羽南vs吏南&妃南
◆JANvs羽南三姉妹 6人タッグマッチ 15分1本勝負
米山香織&ルアカ&小野崎玲皇vs羽南&吏南&妃南
小野崎「キミを倒すため、そのために生まれてきたんだ、スターダムライオンハート、小野崎玲皇です。ハイ、タッグリーグ戦が終わって久しぶりにJANと組ませていただけるんですけど、なんか相手が三姉妹ということで。まあでも、JANの方が米山さんとルアカさんと組んでる回数の方が多いと思うので、しっかりJANが勝って、頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
◆STARS3WAYバトル 15分1本勝負
スターライト・キッドvs渋沢四季vsナツミ
ナツミ「ハイ、ニホンノミナサンオハヨーゴザイマス、ナツミデス。ウフフフフ。あ~、試合緊張するぅ~。うわ~。逃げた~い。バイバーイ」
◆STARSvsクイーンズ・クエストUK タッグマッチ20分1本勝負
鹿島沙希&中野たむvsビー・プレストリー&シャーダネー
プレストリー「クイーンズクエストUKがここにいるサキ、タムと闘います。思い出してみると、先日のタッグリーグ戦でタム、シキ組と闘って私たちが勝ってるよね。サキは決勝戦にも上がってこれなかったけれど、自分たちのチームは決勝までいったのよ。タッグリーグ戦ではこんど対戦する相手チームよりも自分たちの方が優れていると証明したようなもの。コーラクエンで対戦するチームよりも私たちの方が上。クイーンズクエストのユニットとしても上だし、ここにいるSTARSの2人はタッグリーグ戦では組んでいないから、問題なく倒せるでしょうね」
シャーダネー「コーラクエンホールという会場は、全外国人レスラーにとっての夢。その会場で試合ができるということで、私はもうすでにワクワクしています。この2人でタッグリーグ戦で準優勝。私たちの強さはすでに証明済み。アナタたち2人、一緒にタッグリーグ戦にエントリーしていないわよね。だったら力の差は歴然。経験の差を見せつけますよ。アナタたちの弱点につけ込んで、私たちが勝ちます」
鹿島「(相手の)2人は誰が観ても強いイメージがあると思いますが、私たちタッグリーグは組んでないですが、現(アーティスト・オブ・スターダムの)チャンピオンです。チャンピオンです。3人のベルトですが、麻優ちゃんがいなくても自分たち2人が強いってことをね証明したいと思いますし、前前前前回くらいの後楽園大会は一緒に組んで勝ってますしね。覚えてますか?」
中野「覚えてますよ。しかも異国のチームでしたね」
鹿島「そう、外国人チームと闘って、私たちは誰がきてもね、STARSはいつどこで誰が組んでも、大丈夫なんでね。STARSは誰が組んでも大丈夫なので、キッチリ勝ちましょうね」
中野「おっしゃった通り、私は四季と組んでビー、シャーダネーに負けてます。でもその次のこないだの後楽園大会でシャーダネーを潰してるんですよ。STARSvsQQで。あと最後にビーと残ってしまったんですけど、じゃあ、次はどうなるの?っていったら、ここ、沙希さんとたむはタッグは組んでなかったですけど、だからこそ、可能性があるんじゃないですか。私はそう思いますけど。あと新しいというか、ニューカマーもついてるんで。今回、後楽園ホール大会で星輝さんが復帰しますよね。なんかもう、復帰戦で麻優さんとタッグというところ。私はちょっと復帰で麻優さんと急にタッグってちょっと気に入らないところもあるんですけど、まあ、私たちが勝って、星輝さんの相手もQQなんでね、一番初めての復帰プレゼントにしたいと思います。復帰プレゼント? 復帰…復帰祝い。復帰祝い」
◆大江戸隊vs多国籍軍 タッグマッチ30分1本勝負
花月&葉月vs木村花&マリー・アパッチェ
※花月と花、因縁の第⒉ラウンド突入。
花月「ハイ、(前回の)後楽園(から)、早いものでもう1カ月もたちます。前回の後楽園、まあ私的には当たり前の結果だったかなと思いますけども、そのあとしれーっと、花はスターダムに参戦しつづけタッグリーグも出場し、いままで何事もなかったかのように、このまま日々を過ごしてますが、まあどういう気持ちでいまこの場にいてスターダムの会場にいるのかまったくわかりませんが、このタッグマッチを組まれたということは、なんらかの動きがあるんじゃないのかなと私は思ってるんですけども、いまこの状態で私から言うことはなにもないです。だって結果は一緒ですから。あ、そういえば、話変わりまして、タッグリーグ終わったんで、チーム月は、終わりということで言ってたんですけども、先ほど私のSNSにあげた通り、葉月さんの魔法を解除しまして、いまは戻った葉月さんになってますので、コメントをお願いします」
葉月「ハイ、先月の後楽園大会、マリーとのシングルマッチ、負けたのは、事実なんですが、事実なので、今回の後楽園大会はその借りを返したいと思います。みなさん、先日の後楽園大会見ました? スターダムワールドとか、サムライとか。ハイ、教科書6ページ目、開いて」
花月「ハイ」
葉月「ハイスピードとは、素早く動くこと。わかりますか? そのまんまの意味、わかりやすいね」
花月「ハイ」
葉月「マリーさん、アナタ、ハイスピードチャンピオンですよね。どこがハイスピードなんですか? みんなも思ってるでしょ。11月23日の後楽園大会では、この葉月先生がハイスピードを教えてあげるけん、楽しみにしといてくださいね」
マリー「みなさん、こんにちは。マリー・アパッチェはプロのレスラーとして経験豊富なレスラーです。ここにいるハナと組んで、さらに経験を積み上げたと思ってます。コーラクエンではタイトルマッチではありませんが、ルーダとしてのプロフェッショナル、その経験値を見せつけたいと思ってます。私にはタイトルマッチ、カベジェラ戦など大きな試合の経験があります。その差を見せましょう」
花「私からはコメントはとくにありません」
――花は試合で見せると解釈していい?
花「ハイ、よろしくお願いします」
◆星輝ありさ復帰戦 タッグマッチ30分1本勝負
岩谷麻優&星輝ありさvs小波&AZM
※星輝ありさが6年半ぶりに復帰し、岩谷麻優とのAMA-女―で登場。
小波「このたび復帰戦の相手に選ばれたんですけども、星輝ありさ、誰ですか、それ? まあね、一期生とか言ってますけど、そのときのスターダムといまのスターダム、大きく違います。それは、私だけが思ってるんじゃなくて、ファンの人だって星輝ありさって誰?と思ってる人、たくさんいると思います。6年半のブランクってけっこう大きいですよ。まあ、後楽園で渡辺桃に“オマエの蹴りはニセモノだ”って大口叩いてましたけども、さぞかしアナタの蹴りは、自信があるんでしょうね。まあ、アナタが休んでいた6年半の空白の期間、私たちクイーンズクエストもスターダムも、常に進化しつづけてきました。アナタがどんな蹴りを使おうと、私たちは、それを受けきった上でアナタから勝ちますので、覚悟しといてください」
岩谷「ハイ、スターダムのアイコン岩谷麻優です。今回、ありさちゃんの復帰戦ということで、ありさちゃんは初めてのタッグパートナー、はじめての、いろいろあったね」
星輝「ありましたね」
岩谷「PLANETとかねえ、AMA―女―とかねえ、いろいろありましたけでも月日は流れ、私は8年目です。ありさちゃんが復帰してくれてすごいうれしいし、すごいこれから楽しみだなって気持ちがすごいあるんですけど、まあね、この小波ちゃんが言ったようにこのブランクはすごい長い期間だし、これからたぶんすごい大変だと思うんですけど、一度自分ありさちゃんに“雑魚”って言われたことがありまして」
星輝「あ、出た(苦笑)」
岩谷「“あ、出た”じゃねえよ。いまだに傷ついてんだから(笑)。雑魚って言われたことがあるんですけどこの8年間、自分がやってきたこのプロレスラー人生、もう雑魚とは言わせないですし、今回組むんですけど、この岩谷麻優の強さもあらためて実感して、このスターダム、前にいたときとは全然違う、個々の強さだったりスターダムのチームワークだったり、そういうのもこの試合で身をもってありさちゃんに体験してもらって、体感してもらって、まあここからね、一緒にまた成長できればいいなと思います」
星輝「えっと、スターダム一期生の星輝ありさです。えっと、23日の後楽園で復帰させていただくんですけども、おふたりもおっしゃった通りブランクが6年半あるので、私はそこは言い訳にせずにやっていこうというふうには思ってます。麻優ちゃんに雑魚って言った発言に関してなんですけど、私もずっと引きずってまして(苦笑)。あのときはホントになにを思って私は言ったのかというふうにずっと反省しております。ホントすいません。ホントに、麻優ちゃんも8年間やってきて、復帰する前までは一ファンとしてスターダムの試合を見てたんですけど、やっぱホントに麻優ちゃん強いなと思います。小波さんも行ってたんですけど、いまのスターダムの選手の方々ってホントに強いなって思うし、一人ひとりに華があって、なんか、全部の試合がけっこう釘付けになったんですけど、私も そこに目指しながらも、そこを超えていけるようにこれから頑張っていきたいと思います。小波さんとAZMさんと試合をさせていただくんですけど、(桃は)ニセモノとちょっと言ったんですけど、(桃の)蹴りはニセモノだと言ったんですけども、言ったからには自分自身の蹴りだったりとか試合で見せていきたいなと思います。ここを歯切り?区切り?歯切り?区切り? ハイ、区切りにして、スターダムを引っ張っていけるような存在にもなっていきたいなって思ってますし、まずは麻優ちゃんとAMA―女―復活ということで、AMA―女―でいいんですよね? やっていきたいと思います」
――星輝の練習状況、戻り具合は?
星輝「えっと、そうですね、基本的なことは大丈夫かなという感じですね。あとは試合の数を重ねることが大切だと思うので、練習しつつも、試合をやることによって感覚を取り戻していきたいとおもいます。過去は変えよ、みたいな感じですね」
――岩谷はマスクをしているが、大丈夫?
岩谷「(笑)。ハイ、あの、マスクしてますけど体調的には問題ないです。昨日夜中に、フェイスパック、お風呂上がりにしてたらちょっと肌がかぶれてしまって、ハイ。諸事情で見た目的な問題で。大丈夫です」
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
〈王者〉ジャングル叫女&刀羅ナツコvs〈挑戦者〉渡辺桃&林下詩美
※王者チームは初防衛戦。
桃「タッグリーグ優勝しました。私と詩美、優勝したんですけど、このチームは最強チームになると思ってるし、なんかベルトにいろんな思いがあるみたいなんですけど、そんなのは簡単に踏みにじってやろうと思ってます。なのでこの2人で、後楽園でメインで自分たちがそのベルトを取って、もっと価値を上げていきたいなと思います」
林下「自分と桃さんはタッグリーグ優勝して、この2人のタッグは最強だということを証明できているので、タッグチャンピオン、相手はこの2人ですけど、自分と桃さんなら後楽園メインですけど勝ってベルトを取れるんじゃないかなと思います」
叫女「タッグリーグ優勝して、そして、このベルトを手にしたらホントにすべてが思い通り。でも人生って思い通り、おもしろくないですよね。つまらない。そう、つまらないんだよ!」
詩美「おい、結果出してから物言えよ」
叫女と詩美が髪のつかみ合い。
詩美「結果出してないくせに、さっきから上からよお、オメエがそんなんだからJANのメンバーもいつまでも弱くて成長できてないんじゃない?」
叫女「その態度も今回までだからな。人のことバカにすんなよ!」
叫女と詩美が一触即発。
ナツコ「ハイ、落ち着いて。詩美も新人なんだからそんなこと言わない。ね、叫女さんも、王者なんだからもっとドッシリ構えてましょうよ。いろいろあると思いますけど。今回のこの試合、いまスターダムにはホントにさまざまなタッグがあって、個性豊かで、今回の試合、お客さんもそうですけど、ほかのタッグチームもきっと気になってると思うんですね、私たちのこの試合。だからこそ、自分たちは王者だからこそもっと冷静に闘っていくべきじゃないですか、叫女さん」
叫女「私は、どん底から這い上がって、自分のユニットをつくって、この手で新しい扉をこじ開けて、ナツコとやっとこのベルトを巻いて、そんなに簡単に、このベルトは絶対に渡さない。プロレスのリングは、生きざまを映す鏡だと思ってるんで、自分はもうキレイに着飾ったジャングル叫女じゃなく、すべてをさらけ出して、この試合に挑みたいと思います」
――叫女はキレイに着飾っていたとの発言だがいままではそういう部分があった?
叫女「チャンピオンだからとか、キレイな言葉を並べる必要はもうないのかなと。自分のホントの強さはすべてをさらけ出す、その先にあるのかなって思います」
――詩美は桃とのチームでタッグリーグを制覇、次はベルト挑戦。このチームはいまのところ継続となっているが、ユニット入りについてはどう考えている?
詩美「桃さんとのタッグはベルト挑戦してベルト取って、このままつづけていく予定です。ユニットに関しては、まだQQ入り決めたわけではないですね。まだ考えてないです」
――桃は詩美にQQへ入ってほしい?
桃「そうですね、やっぱりずっと組んでるしタッグリーグも優勝して結果も出してるので、ぜひ入ってもらいたいところなんですけど、まだ考え中とか言ってるんで、まあ考え中ならしょうがない。また結果、次の結果を出してから入ってもらおうかなと考えています」
「STARDOM GODDESSES OF STARS2018」
11月25日(日)名古屋ダイアモンドホール 1:00PM
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>渡辺桃vs<挑戦者>夏すみれ
※渡辺桃は7度目の防衛戦。5★STAR GP2018で夏に敗れたためリマッチを要求した。
夏「今回ですね、11月25日のスターダム名古屋大会で、こちらの白いベルトに挑戦できることになったんですけども、わたくしとしましては、一度この白いベルトの王者ですか、チャンピオンの渡辺桃さんにガッチリ勝たせていただいておりますので、わたくしの理論といたしましては、やはりあの、ま、勝ったものが強いのではないかと。そして強い者が王者ではないかと思っておりますので、渡辺桃に勝ち、渡辺桃よりも強い私が本来すでにチャンピオンであるはずなんですけども、今回こうやってわたくしが挑戦者の立場でこのベルトを賭けて闘わなくてはならないことが大変不本意ではございますが、まあまあまあね、みなさんが納得するかたちでこうやってわたくしがベルトを手にすることができるのであれば、まあその条件は呑もうかなと思っております。わたくしとしましては私事なんですけども、ちょうど約1週間前にデビュー5周年を迎えまして、なんやかんやいうてこのスターダムにも上がり初めて1年ですかね。ちょうど1年たちます。まあその5周年の日にですね、過去のプロレス人生いろいろ思い返してみました。ハア…つらかった。……。ホントにデビュー当初はなんの技もできなくて、先輩からたくさん怒られました。一度、遅刻して先輩にビンタを2回食らったこともありますし、なぜか、私と同期の選手3人が怒られてる場で、なぜか私だけビンタが一発多かった…。でも、そんな経験を乗り越えてこの5年やってきたんです。11月25日の名古屋は私の地元でもあります。思い返してみたら、プロレス入る前、みんなが応援してくれました。“え~、オマエできんのマジで?”“できんの?”みんながそうやって私の背中を押してくれました。こうやってシングルのベルトを賭けて闘うことができること、それが私の地元であること、小川さんに感謝したいと思います…。それと同時に、私はこの試合、大江戸隊としてではなく、ひとりのレスラー夏すみれとして、この5年間、すべてのキャリア、すべてのプロレス人生を賭けて、これを落としたらもう先がない、そういった覚悟で、11月25日、白いベルトに挑みたいと思います」
桃「ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンの渡辺桃です。なんかゴチャゴチャ言ってますけども、まあ真面目に挑戦してくれるみたいで、いいと思うんですけど、このタイトルマッチ、私は5☆STAR GPで夏すみれに負けたんですね。それが悔しくて自分が会社に申し込んだんですけど、丸め込みで勝ったくらいで大口叩かれて困るんで、ここでバッチリ勝って、しっかりこのベルトの価値を証明したいと思います。なんかベルトを一旦盗まれたんですね。それもあるし、なんかそのあと旗もマスクも盗まれたんで、早く返せよ」
夏「わたくしとしましてはこのタイトルマッチ、旗とかマスクとか、そういうのじゃないんです。プロレス人生、すべてを賭けてわたくしは闘う所存でございます」
桃「旗もマスクも返せって言ってんだよ。この試合で負けたら、旗、返してください」
夏「わかりました。私は11月25日、自分のプロレス人生と…」
桃「旗だけじゃなくてマスクも。旗とマスク、賭けてください」
夏「わかりました…。11月25日、プロレス人生と…それからマスクも…私のすべてを賭けて…闘います…」
桃「ハイ、じゃあそういうことで、マスクと旗とアナタのプロレス人生すべて賭けてくれるみたいなので、じゃあ自分も同じようにすべてを賭けてこのタイトル戦やりたいと思います」
夏「ちょっとオマエ、すべて賭けるって言ったな? 撮りましたね? 撮りました? 聞きましたね? オイオイオイオイオイ、渡辺桃、コノヤロー。すべて賭けるって言ったな。オメエ、すべて賭けるがどういう意味かわかってるか、コノヤロー。すべて賭けるって意味だよ、コノヤロー。すべて賭けるんだな? 実家賭けろ、実家。オマエの実家の家財道具一式賭けろコノヤロー! すべて賭けるってそういうことだろ。いいか、この試合、私が負けたら旗とマスク、私が勝ったらオマエ、ベルトと…ちょっと考えとく。渡辺桃になにを賭けてもらうかはおいおい考えます。でもオマエ、ベルトとすべて全部賭けてこいよ、コノヤロー。楽しみにしとけ」
桃「まあ、すべて賭けても自分が勝つので。まあ、ボコボコにして、そんな口叩けないようにしてやるからな」
夏「家と通帳もってこい、コノヤロー! 定期預金崩せ、コノヤロー」
――(夏は)笑わせにかかってきてると思うが、やりにくさは?
桃「まあ、こんなヘンなヤツと闘ったことがないので、タイトルマッチしたことないので、やりづらいは、やりづらいですけど、あっちのペースに飲まれないように自分が勝ちます」
――夏の白いドレスはベルトへの意気込み?
夏「わたくしはですね、先ほどもお伝えしたとおり、すでに白いベルト暫定王者でございますので、ここは白という正装でね。調印書よく見たらわかるんですけど、私が白いベルトの暫定チャンピオンでございます。かたや渡辺桃さん、“チェンピオン”でございます。白いベルトの“チェンピオン”? オメエ、チャンピオンが“チェンピオン”に負けるわけねえじゃねえか、コノヤロー!」
――夏はビッグマッチのメインでシングルのベルトを賭けたことは?
夏「わたくしプロレスキャリア5年の間で、シングルのタイトルマッチ、今回初めてです。ビギナーズラックという言葉もありますからね。わたくし以前パチンコを始めてやったときに、やり方もよくわかんなかったんですけども、もちろん釘の見方もわかりませんし、どこに入れればいいか、そういうのもわかりませんでした。ただ2万円勝ちました。そういったことが今回起きると思うんですよ」