ワールド・オブ・スターダム選手権試合は、王者の〝はりきりチャンピオン〟鈴季すずがH.A.T.E.の刀羅ナツコを退け、2度目の防衛に成功した。
試合は両者の希望により、反則なしのノーDQルールで行われた。イスチャンバラからスタートした一戦は、激しい場外戦へ発展。デスマッチ、ハードコアマッチを得意とする赤の王者は、有刺鉄線バットを刀羅の額にこすりつける。
これで刀羅は流血。それでも場外のテーブル上に鈴季を寝かせると、テーブルクラッシュを敢行した。
机は真っ二つに折れ、王者は大ダメージを負った。さらにお返しの有刺鉄線バット攻撃で鈴季も大流血した。
雪崩式フランケンシュタイナーを決めた鈴季は、刀羅の右腕に「はりきり」と書かれた紙をステープラーで打ち込む。しかも自らの腕にも打ち込ませる狂気ぶりだ。
ここから試合は壮絶さを増した。ブルーミストからのラリアットで再び追い込まれてしまった鈴季は、直後にスワントーンボムを食らうが、3カウントは許さない。
ならばと刀羅はラダーを投入。王者はパイプイスを投げつけて阻止すると、ラダー上からの雪崩式ブレーンバスターを発射し決定打を許さない。
勝負どころでチェーンでの攻撃を狙った刀羅にテキーラショットを発射。これをカウント2.9で返されると、ジャーマン2発でたたみかけるが、これでも決着がつかない。
最後は積み上げたパイプイス上へのジャーマンスープレックスを決め、22分56秒の死闘を制した。
試合後、マイクを握った鈴季は「ナツコ、こんな戦い、お前とじゃねえとできねえよ。まあ、刀羅ナツコと鈴季すずが試合するならこういう試合になるとみんな思っていたと思うけど、ワールドの試合でハチャメチャするの、ウチらしかいねえよ」と挑戦者をたたえた。
すると刀羅は「悔しいよ。何が悔しかったって、負けたのに楽しかったんだよ。なんかノーDQマッチ、私は意外と常連なんだけど、後にも先にも、お前との試合が一番楽しい」と返答。率直な思いを明かした。
これを聞いた王者は「告白してくれてありがとう。お前がヒールだからって関係ねえ。お前の素直な恋心、受け止めます。こちらこそよろしくお願いします」と右手を差し出した。
これを握り返されて大喜びの鈴季が抱きつくと、今度は突き放されてしまった。
それでも赤の王者は「ヤバイ、幸せかも。こんなことになるって思ってなかったから。赤いベルトも人気だけど、鈴季すずも人気だな」とにやり。さらには「どうせスターライト・キッド、メキシコから見てんだろ? あんたの思い通り勝ちましたよ。無事に日本に帰ってきてください」と呼びかけ、V3戦での対戦が濃厚になった。
最後は「これが鈴季すずのワールド・オブ・スターダム王者の時代だよ。お前ら全員、はりきってついてこいよ!」と呼びかけ大会を締めくくった。
【鈴季すずの話】はりきりチャンピオンちょっと、刀羅ナツコとの戦いということで、ちょっと張り切りすぎちゃったんですけど。えー、分かったでしょみんな今日で。刀羅ナツコってさ、鈴季すずのこと好きなんだよね。でもさ、今日両思いになっちゃったかもしれない。これから毎日ナツコのこと考えて、これから毎日ナツコが夢に出てきちゃうかも。まあそんな感じなんですけど、無事に防衛したということで、はりきりチャンピオン人気なんでね、いろんな人がこれに挑戦したいと思いますけど。でもまあ、次なんか言ってたでしょ? あのスターライト・キッド。あいつがなんか、ほにゃほにゃほにゃほにゃ言ってたでしょ。まああいつ鼻がいいからさ、おいしいやつのところにすぐかぶりついてくるんだよ。だからスターライト・キッド、恥かかしてやるから早く来いよ。やばい、今日はりきりチャンピオンめっちゃ幸せ。ということで皆さん、これからもはりきりチャンピオン張り切りますので、どうぞよろしく!
【刀羅ナツコの話】
なんだこれ、おい。痛いんだけど。でも、今までいろんなノーDQやってきたよ。やってきたけど、私の体にこんなに爪痕刻んだヤツ、いないんだよ、本当に。リングでも言った通り、最高楽しかった。それが一番悔しい! 本当に。でも、H.A.T.E.もMi Vida Locaもこれから先、このまま同じようにやってたってマンネリがするだけだし。ここらへんで何かあってもいいかななんて…あー! なんか鈴季すずに惑わされている気がする! もういい! 帰る! 以上!

