8月7日、午後1時より墨田区の道場にて8・10追加対戦カード発表後に株式会社スパイクチュンソフトのプレイステーション4/Steam用ソフト「ファイヤープロレスリング ワールド」がスターダムとのコラボレーションを行うことを発表。
出席者は株式会社スターダムからロッシー小川代表、岩谷麻優、ファイプロ総監督の松本朋幸氏。
小川「この度、縁がありましてファイヤープロレスリングは実名で選手を作るということでスターダムが抜擢されることになりましたんで非常にうれしく思っております。現実のところ実名で今、ファイヤープロレスリングでやってるのは新日本プロレスしかありませんので、その中でスターダムが選ばれたっていうことはそれだけ期待されてるのかなって思います。スターダム自体は今年で9年目に入る団体でして、女子の中では一番試合数とか多い団体でして、このゲームをきっかけにスターダムを知らない人にスターダムの名前を覚えていただければありがたいと思っています」
松本「今日はお暑い中ご来場いただきありがとうございます。今回なんでスターダムさんのほうにお話ししたかというと、元々ファイプロを立ち上げた僕の目的というのが、もちろんファイプロを皆さんにもう一回遊んでほしいというのがあったんですけど、プロレス界がまたさらに盛り上がっていくための一ついい方向に行くネタになったらいいなというところで3年前にファイプロを立ち上げたんですが、色々とありまして発売から2年くらい経ちましたけど、少しは貢献してきたんじゃないかなと。いい意味でも、悪い意味でも貢献してきたんじゃないかなと思いながら今年30周年というきりのいいところを迎えまして、何とかさらにファンの皆様に喜んでいただける仕掛けというか何かできないかなというところで考えていたところ、先ほどお話もありましたけど新日さんとはコラボさせていただいたりというところで男子はそれでいったん終わったと。そうしたら女子でしょというところですぐスターダムさんかなっていう風には思っていて、タイミングを見ていまして今ぐらいのタイミングであれば実現できるんではないかなというところでロッシーさんにご相談させていただいて何とかご協力いただけないでしょうかというところでお話ししたところ快く快諾していただいたので、是非よろしくお願いしますというところで実現した限りです」
–コラボすることに期待されることはありますか?
松本「全てにおいて期待しかないですね。ファイプロって昔から女子レスラーがいない、あとかわいくない。女子は元々入ってるんですよ。女の子のレスラーも一応架空の人が入ってるんですけどかわいくないんですよ。かわいくないとかセンスが悪いってすごい言われてたんですよ。今回、それを払しょく出来るんではないかと。今回はかわいいですよ。専用の技も入ってますし。スターダムさんのファンの方にも、ファイプロのファンの方にも喜んでいただける内容になったんじゃないかなという風に思っています」
岩谷「スターダムのアイコン、岩谷麻優です。今回、このようなゲームに関われたことが本当に嬉しく思います。女子プロレスといえばスターダムって思っていただけてるっていうのもすごい嬉しいですし、スターダムとしてゲームにスターダムの選手がゲームのキャラクターになれるっていうことが本当に嬉しくて。色々動画とかでファンの方が作ってくださったキャラクターとか闘ってるのを見させていただいたりとかしてたんですけど、それもすごく面白くて見てたんですけど、今回ちょっと完全版というか」
松本「そうですね」
岩谷「本物の選手、本物の岩谷麻優が操れるということが本当にやっててすごい楽しかっ…一回もうやらせていただいたんですけど事前に。本当にリアルで、すごい一番嬉しかったのが二段式ドラゴンを完璧に動かせるというか…」
松本「そうですね出せます」
岩谷「各選手のオリジナル技だったりとかも出せるし、動きが本当に女子プロレスラーだなっていう感じがしたので本当にこれは女子プロファンでなくても本当に楽しめると思いますし、スターダムファンでなくても楽しめると思いますし、色んな人に遊んでもらいたいなって思いました」
コラボレーションの内容について
松本「今回はいつものようにというわけではないですけど、外見と技、入場曲、ボイスですね。闘っているときの”ヤッー”とか。昨日、ご自分のを聞かれて最高でしたよね?」
岩谷「思ったよりいい感じに」
松本「いい感じでしたよね」
岩谷「馴染んでたのでよかったです」
松本「先ほど言ったのが女子パーツがってお話があったじゃないですか。女子の声も足りないって聞いたので、多分ファンも喜びますし、ファイプロ側も喜ぶという意味でも今までなかった部分を補充出来てるんじゃないかなっていうところですかね。実名のコラボって開発者側はすごい緊張するんです。昨日、岩谷選手にプレイしていただいたんですけど、こんな技やらないとか、ここのフックがおかしいみたいなことを言われるとファイプロ的にできないんですよとか言わなくちゃいけなかったりとかあるんですけど、単純に喜んでいただけたこと。張り手を連打しがちでしたよね」
岩谷「ははは…そうですね」
松本「ファイプロはタイミングゲームなんですけど連打しがちってファイプロあるあるなんですけど。そんのこともありながらすごい喜んでプレイしていただけたのが印象的でしたね。コラボしてよかったなって。コスチュームの再現度とかも2Dだったらここまでじゃないかっていうくらいまではいけたんじゃないのかなと思っています。結構楽しみにしていただいていいんじゃないかなと思います」
–25年ぶりの女子プロレスとのコラボですが
松本「そうなんですよね。25年ぶり…前回がスーパーファミコンのあれはオールスターだったのかな。色んな団体の方が出ている女子プロレスの実名コラボがあったんです。僕は関わっていないので深くはわからないんですけど、それを調べたら25年くらい前ってことでおよそ四半世紀くらいたってるのかな。その間に少しあったかもしれないですけど、大きいリングだとその辺で25年ぶりに女子プロレスで実名登場。さらに30周年でそれが出せると色々きりがよくて気持ちがいいなと。収録選手は言えないそうです。8月22日に発売します。Steam版もPS4版も同時に22日にリリースです。よろしくお願いします」
質疑応答
–プレイした感想と声収録のエピソードは
岩谷「声の収録をするって現場にいったときにA4の紙を2枚くらいいきなり渡されて20個くらい”ヤッー“とか”いくぞ”とか”コ・ノ・ヤ・ロ・ウ”みたいなのが書いてあるのをパッと渡されてこれを言ってくださいって言われたんですよ。それであまり説明も聞かずにそのままの流れでブースに入って言っていくんですけど、本当に難しくて…試合中に自分てどういう声を出してたっけってなって、ここリングじゃないし普通の格好してるし、普通のテンションっていうので試合と同じような声を出すことがすごい大変でした。それで結構何回も取りなおししたりとか…結構みんな苦戦してるようなイメージがあったんですけど」
松本「でもみなさんすごいうまくて。今回一番印象的なのが”ヤッー“ですね。メチャクチャうまいんですよ”ヤッー“が。是非買っていただいてご確認いただければ。本当にファンの方は嬉しいと思います。普段、試合中に出さないような声もとってますのでファンの方はえっ、こんな声を聞けるなんてっていう楽しさがあると思います」
岩谷「絶対に二段式ドラゴンだったりとかフィニッシュ技を出す前に終わりーって叫ぶんですけど本当に完全再現されていて本当に自分の声で終わりーからのムーンサルトだったりとか二段式ドラゴンだったりとか決めれるので本当に面白いんですよね」
松本「ご本人はずっと張り手を連打してましたけど」
岩谷「あれって本当に操作を覚えるまで難しくて」
松本「大変ですよね。ボタン全部使いますよねファイプロって」
岩谷「そうなんですよ。色々教えてもらいながらゆっくりやればできるんですけど、△と×の同時押し?」
松本「そうそうそう。同時押しがなかなかいかない」
岩谷「そういうのが難しかったりしてなぜか何回もロープに走って何も技を出さずにロープに走るだけみたいな感じになっちゃったりとかしたんですけど、何回か練習するうちに技を出せるようになったりとかコーナーの上りかたとかを覚えたりして本当に楽しかったです。人物の名前を出していいのかわからないんですけど自分と星輝ありさ…」
松本「そこまではありで…あとは?で」
岩谷「ありさちゃんと普段”女 -AMA-”ってタッグコンビを組んでるんですけど、ありさちゃんとゲームをプレイさせていただいたんですけどすごいですよね」
松本「うん…名前が出たんで技も全部言っちゃって大丈夫です」
岩谷「ありさちゃんといえばブラジリアンキックとか1399とか色々あるんですけど、本当にブラジリアンキックが本物の映像を見てるかのような」
松本「いい角度でいきますよね」
岩谷「あれって普通のハイキックとかだと作りやすいのかなと思うんですけど、あれって作るうえで本当に大変…」
松本「非常にファイプロの関節って自由がきかないんで非常に難しいと思います。それでもかなりの再現度だと思います。普通のファイプロで技を一個作ると技職人が一人いるんですよ。技職人しか作れないんですよ技って。今、日本に一人しかいないんですよ。そのファイプロ技職人が大体平均的に2・5日で一個技を作るんですよ。ただ二段式もブラジリアンも3・5日ですからね」
岩谷「だいぶお騒がせして…」
松本「でもそれくらい職人も熱意をもって作ってくれてるので再現度は高いと思いますね」
岩谷「本当に完成度が高かったので自分とありさちゃんが本当に白熱した試合をしているので、その様子はまた後日上がると思うので」
松本「そうですね。ローキックと張り手のやりあいですけど」
岩谷「本当に集中しすぎてずっと涙が止まらなくて。画面をずっと目を見開いて集中してたから。そのくらい白熱できるゲームとなっておりますので本当に楽しんでいただきたいです」
–女子選手のサイズは1種類しかなかったが今回のサイズはどうなっていますか?
松本「Fだけです。ファイプロって結局サイズは4つか5つしかないのでそこのベースを変えるとなるとパンツ1個とっても全サイズ1ずつ作ってるんです。サイズを増やすと今あるパーツ全部1サイズ分作んないといけないんです。とてもではないが作れるボリュームではなくなっているので、今回は残念ながらいつものFではあります。2Dのファイプロとしては本当に限界まで来ていて3D化するしかないないと思います。今の2Dのファイプロのできるところまではやるというところまできているのでその域にきはじめているんじゃないかなとは思ってます。足りないところも色々ありますけど一歩づつ、ちょっと前で言えば牛歩ですかね…近づいていってると思います」
–岩谷選手はオフの日にYouTubeを見ているそうですが、どんな人にプレイしてもらって実況動画をあげてほしいですか?
岩谷「本当にちっちゃい子でも大人でも…対象年齢はここに照準を絞っていますとかではなく前世代が遊べると思うので」
松本「今回コラボするにあたり結構大事なポイントというのがファイプロファンがスターダムさんを知る。スターダムさんのファンがファイプロを知るってお互いに認知度を上げて、お互いにWin-Winの関係になるってのが大きいところなのかなって」
小川「スターダム側から見ると本当にスターダムのファンの方はメチャクチャ嬉しいと思うんですけど、スターダムを知らない人はこれを見てスターダムを学んでほしいかなって感じですね」
岩谷「こういうのを実況している方って海外の方がすごい多いってイメージがあるので、是非日本の方も実況動画とかをいっぱいあげてほしいなって思います」
松本「ファイプロって海外のほうが売れてたりするんです。なので海外のファンの方にもスターダムさんを知っていただくチャンスだと思います。SNSで海外の人が喜んでいたんです。ひょっとしたらファイプロよりスターダムさんのほうが認知度は海外はあるんじゃないかくらいの反響だったんです。今回、海外の人にも多く買っていただける気がします。ファイプロ的にもすごいチャンスを掴ませていただいたなと」
岩谷「スターダムも海外に向けて色々ね」
小川「25年前も関わったんですよ。全日本女子プロレスにいたときも。その時は正直言ってみてないんですよ。今回、初めて見て自分にはできないけど見るのは面白いなと思いました」
松本「ありがとうございます。8月10日の後楽園であと8名ですね、どなたかっていうのを発表させていただきますのでご期待いただければと思います」