STARDOM × STARDOM 2019
8月10日(土)後楽園ホール (観衆963人)
試合結果
◆5WAYバトル 15分1本勝負 |
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AZM |
5分16秒 |
吏南 |
※残りの3人は小野崎玲皇、ルアカ、妃南
◆上谷沙弥デビュー戦 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
8分38秒 |
上谷沙弥 |
◆STARS vs TCS 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○木村花 |
10分31秒 |
岩谷麻優 |
小波 |
中野たむ |
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ボビー・タイラー |
飯田沙耶● |
◆ハイスピード選手権試合 3WAYマッチ 30分1本勝負 |
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<挑戦者> |
4分38秒 |
<挑戦者> |
里歩 |
スターライト・キッド |
※もう一人はDEATH山さん。第17代王者のDEATH山さん。が初防衛に失敗。里歩が第18代王者となる
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
11分32秒 |
<挑戦者組> |
○花月 |
葉月 |
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アンドラス宮城 |
刀羅ナツコ● |
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夏すみれ |
ジェイミー・ヘイター |
※第21代王者の花月&アンドラス宮城&夏すみれが初防衛に成功
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
20分28秒 |
<挑戦者> |
星輝ありさ |
ジャングル叫女 |
※第13代王者の星輝ありさが4度目の防衛に成功
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
14分18秒 |
<挑戦者> |
ビー・プレストリー |
林下詩美 |
※第11代王者のビー・プレストリーが4度目の防衛に成功
試合詳細リポート
◆5WAYバトル 15分1本勝負 |
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AZM |
5分16秒 |
吏南 |
※残りの3人は小野崎玲皇、ルアカ、妃南
当初は6WAYマッチが発表されていたが、鹿島沙希の欠場によりカードが変更。飯田沙耶が6人タッグマッチに出場し、この試合は5WAYとなる。
試合はダークマッチとして11時20分にスタート。ゴングが鳴るとAZMが「オマエらなんか私ひとりで十分なんだよ。まとめてかかってこいや!」とアピール。選手たちは言われたとおり一斉に向かっていきAZMを集中攻撃。しかしAZMと妃南が合体しAZMのキャメルクラッチから妃南がドロップキックを妃南に浴びせる。キャメルを交代すると、AZMが裏切りのドロップキック。ルアカがAZMにコンプリートショット。小野崎がルアカを踏み台にしてAZMにエルボー。ルアカにも一発見舞うとAZMにエルボーを連打。AZMが受けて立ち、エルボー連打をこらえる。小野崎はバックエルボーでAZMを倒すが2カウント。AZMのドロップキックをかわして小野崎が丸め込み。妃南がAZMのキックをかわし外道クラッチ。吏南が妃南に払い腰から卍固め。グラウンドに移行し腕を締め上げる。AZMがエスケープすると妃南にミサイルキック。ボディースラムで叩きつけるとフィに主を予告しダイビングフットスタンプ。しかしかわされジャックナイフで押さえ込まれる。妃南と小野崎が合体するがルアカがクロスボディー。妃南がAZMを捕らえるがハイキックを食らう。吏南が丸め込みの連続で安住を追い込む。切り返しの応酬はどちらも譲らず。5分経過。AZMが丸め込むと今度は吏南が返せず。5WAYマッチを制したのはAZMだった。
ゲームとのコラボで登場選手発表
ファイプロWとコラボすることを発表したスターダム。安藤リングアナがリング上からファンに報告し、実名で登場する10選手をスクリーン上から発表した。
岩谷麻優、スターライト・キッド、星輝ありさ、渡辺桃、林下詩美、花月、葉月、アンドラス宮城、木村花、ジャングル叫女。
発表された選手が実際にリングに上がり、各ユニットの代表選手がそれぞれコメント。
花<TCS>「みんなー、ファイプロやってね。イエッサー!」
花月<大江戸隊>「後楽園のお前ら元気かー! ファイプロでも大江戸隊が大暴れしてやるぜ!」
桃<QQ>「みなさんこんにちは! ファイプロに選ばれたということで、ぜひ私と詩美をタッグで使ってみたりしてください」
キッド<STARS>「みなさんこんにちはー! このたびSTARSがゲームのキャラクターとして登場させていただきます。こうやってゲームのキャラクターとして登場させていただきとてもうれしいです。ぜひマスクマンのスターライト・キッドを操って、プレーしてください。お願いしまーす!」
ゲームは8月22日から配信。
◆上谷沙弥デビュー戦 15分1本勝負 |
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渡辺桃 |
8分38秒 |
上谷沙弥 |
スターダムアイドルズ初期メンバーで11期生の上谷沙弥(22)がデビュー。対する渡辺桃は、デビュー戦の相手を務めるのはこれが初めて。
上谷から握手を求め桃も応じる。ロックアップの力比べで桃がロープに追い込む。腕の取り合いから上谷が回転して取り返す。桃はヘッドロックに取りグラウンドにもっていく。そのままカバーすると上谷が1カウントで肩を上げる。桃がロープに振ると上谷がドロップキックを4連打。倒れない桃が挑発すると上谷はボディースラムの構え。しかし桃が反対にボディースラムを3連発。上谷が返すと、桃は逆エビ固め。上谷がエスケープすると桃はサッカーボールキックをお見舞い。上谷が返すが桃がストンピングの連打。エルボーの打ち合いで桃が圧倒。桃はキャメルクラッチからロープに固定し背中へのドロップキックを打ち込む。5分経過。上谷がエルボー連打、ドロップキックをかわすと鎌固めを仕掛ける。そこから逆エビ固めに移行しギブアップを迫る。桃がエスケープすると上谷は「上げるぞ!」と予告。しかし反対にボディースラムで叩きつけられる。上谷がエルボー連打も、桃が受けて立つ。桃はエルボー一発で倒すがブレーンバスター狙いを丸め込まれる。返された上谷は丸め込みの連続へ。逆さ押さえ込みからドロップキック、ボディースラム。桃が返すと上谷が突進。そこへ桃がカウンターのミドルキック。ボディースラムで叩きつけると桃は逆エビ固めを極める。逃れようとする上谷を中央に引きずりさらに桃が締め上げる。すると上谷がギブアップ。桃が上谷のデビュー戦でプロの洗礼を浴びせてみせた。
上谷のコメント
「いままでやってきたものをすべてぶつけるつもりでやったんですけど、やっぱり桃さんはすごく強くて、もちろん当たり前のことですが、自分には全然、ビクともしないような相手で。でも、きょう、こうやってデビューして、桃さんにいますべて持っている力をぶつけることができて、よかったです。もっと強くなって、もっと成長していけるように頑張りたいです。ありがとうございます」
――お母さんからプロレスを反対されていたようだが?
「きょうの朝まで、ずっと反対されてたんですけど、実際きょう見に来てくれてるっていうふうに連絡をくれて、まあまだたぶん理解はされないと思いますが、自分がちゃんと活躍している姿を見せて、お母さんに認めてもらえるように頑張りたいと思います」
――目標は?
「私はすごく弱い性格なので、プロレスを通してどんどん強くなって、もっと強くなりたいです」
――目標やあこがれの選手は?
「目標の選手は中野たむ選手で、あこがれの選手は林下詩美選手です。たむさんはかわいくて強くて、すごく思いやりがあって自分から見てすごく魅力的な選手だからです。詩美選手はまだデビュー1年とか、新人と言われるようなキャリアのなかでたくさんベルトを取ったり活躍したりしてて、自分もそんなふうになりたいと思うので、詩美さんがあこがれです」
――アイドルのステージとは違うプロレスのリングは?
「やっぱりすごい怖いし、闘うのは怖いし、痛いし、不安がいっぱいあるんですけど、でもお客さんがすごくたくさん応援してくれて、頑張りたいなと思いました」
◆STARS vs TCS 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○木村花 |
10分31秒 |
岩谷麻優 |
小波 |
中野たむ |
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ボビー・タイラー |
飯田沙耶● |
前アーティスト・オブ・スターダム王者のそろい踏みが予定されていたが鹿島沙希の体調不良からカードが変更。岩谷麻優&中野たむのSTARSに飯田沙耶が合流する。相手はTCSの木村花&小波&ボビー・タイラー。飯田の奮起が試合の鍵を握りそうだ。
飯田がSTARSの先発を買って出てタイラーと対峙。飯田がラリアットをかわしバックを取る。腕の取り合いからタイラーがストンピング連打。ロープに走ると中野がエプロンから介入し、岩谷とリングイン。3対1でタイラーを攻撃するがドロップキックはかわされる。TCSが飯田を捕らえて集中攻撃。花とタイラーが飯田に吊り天井。花が飯田にヘアーホイップの連続。小波が飯田にサッカーボールキック。タイラーが飯田をロープに固定、コーナーに振ると串刺しでエルボー。2発目をかわした飯田が中野にタッチ。中野がニーを浴びせるが小波にカットされる。小波とタイラーがクローズライン。中野がかわしてタイラーにフェースクラッシャー。花とまとめてマットに叩きつける。STARSが3人でドロップキックを放つ。タイラーが中野にネックブリーカー。小波がスライディングキックを中野に浴びせる。中野はキックをかわしてバックドロップ。岩谷のドロップキックを小波がかわす。岩谷の突進を小波がかわすが、岩谷もかわしてドロップキック。岩谷がエルボーを打つと小波もやり返す。岩谷が連打しバックキック。ジャーマン狙いは中野のアシストから成功。しかし小波が2カウントでクリアー。飯田が小波にミサイルキック。中野がデスティニーハンマーでつづき、岩谷はフロッグスプラッシュ。しかしTCSのカットが間に合う。小波は中野と岩谷にハイキック。替わった花が岩谷にエルボー連打。岩谷はスリングブレイドを決めると飯田に託す。飯田は花にドロップキックの乱れ打ち。花が返すと、飯田がボディースラムを狙う。花がこらえて反対に飯田を叩きつける。飯田が返すと、飯田橋へ。しかしタイラーが花を救出。飯田はなおも花にエルボー連打。花はカウンターでドロップキック。10分経過。花とタイラーが飯田にブレーンバスター。花は飯田に卍固めからグラウンドに移行しても締め上げる。飯田がたまらずギブアップし、TCSの勝利となった。
◆ハイスピード選手権試合 3WAYマッチ 30分1本勝負 |
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<挑戦者> |
4分38秒 |
<挑戦者> |
里歩 |
スターライト・キッド |
※もう一人はDEATH山さん。第17代王者のDEATH山さん。が初防衛に失敗。里歩が第18代王者となる
小学3年生でデビューしキャリア13年。22歳でフリーとなった里歩がスターダム初参戦、いきなりハイスピード王座に挑戦する。現王者のDEATH山さん。は初防衛戦。スターライト・キッドとのハイスピード戦に里歩が割って入る3WAYマッチとなった。シングルでベルトを争うつもりだったキッドにとってはおもしろいはずがなく、キッドと里歩の初遭遇にも注目が集まる。
里歩がキッドと握手をかわし、ゴング。直後にキッドとデスヤマが里歩に襲いかかりスピーディーな展開に。キッドが順々にエルボーを打っていくがデスヤマと里歩がロープに振る。キッドはクロスボディーを2人に浴びせ、里歩とエルボーの打ち合いに。キッドがヘアーホイップも里歩が立ち上がり619を狙う。キッドがかわして619も今度は里歩がかわす。しかしキッドはその場飛びムーンサルト。里歩が返すとキッドを丸め込む。里歩がキックを打ち込み、コーナーへ。するとデスヤマが生還しキッドの足を決める。邪魔された里歩がデスヤマにパロスペシャル。その上にキッドが乗っかるが体勢が崩れる。対角線の攻防からデスヤマが里歩にドロップキック、まとめてセントーンを食らわせる。デスヤマはコーナーからダイビングセントーンをキッドに浴びせるが、里歩のダイビングフットスタンプを食らう。里歩がデスヤマに蒼魔刀もかわされる。丸め込みの応酬からキッドが里歩にスリングブレイド。デスヤマがキッドのバックを取るが丸め込みの応酬。そこは里歩がカットする。キッドがデスヤマに飛び乗るが切り返される。キッドがデスヤマを叩きつけるも里歩の蒼魔刀を食らう。里歩がキッドに蒼魔刀。キッドが3カウントを奪われ、デスヤマは負けることなく陥落、里歩が一発でハイスピード王座を奪取した。
里歩「スターダムさんのみなさん、はじめまして、里歩です。ベルトを取りましたー! スターダム初戦でスターライト・キッド選手とDEATH山さん。と闘えてよかったです。でも今日は私のことを覚えて帰ってください。第18代ハイスピード・チャンピオン・里歩でした。これからよろしくお願いします」
里歩のコメント
「参戦する前から急にベルト挑戦が決まってて、すごくステージが整ったというか、環境が整った状態でのスタートだったので、この期待を裏切らないようにしなきゃいけないというプレッシャーがあったんですけど、なんとかものにすることができたので、ここからは自分次第かなと思っています」
――入場テーマ曲とコスチュームが変わっていたが?
「いままでやってきたものをもって挑もうと思ってたんですけど、それとプラスアルファで何か変えなきゃいけないなというのが自分のなかであって、なので一番わかりやすい入場曲とコスチュームを新しくして、また新たなスタートを切れるようにという思いを込めて」
――スターダムのリングはどうだった?
「まだつかめないところが正直あるんですけど、でも、すごく楽しかったですし、きょうベルトを取ってしまったので、もっともっとこれから、欲を言えば中心に食いついていけるような存在にこれからはなっていかなきゃいけないのかなと思ってます」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
11分32秒 |
<挑戦者組> |
○花月 |
葉月 |
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アンドラス宮城 |
刀羅ナツコ● |
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夏すみれ |
ジェイミー・ヘイター |
※第21代王者の花月&アンドラス宮城&夏すみれが初防衛に成功
STARSを破りアーティスト・オブ・スターダムを獲得した花月&アンドラス宮城&夏すみれ組の初防衛戦。相手は大江戸隊の同門、葉月&刀羅ナツコ&ジェイミー・ヘイター組である。
王者組の入場を挑戦者組がゲートで急襲。ゴングが打ち鳴らされ場外戦に。花月はナツコ、葉月がアンドラス、ヘイターが夏とやりあう。葉月がアンドラスをリングにいれスワンダイブのミサイルキック。アンドラスが返すと、葉月はフェースロックへ。アンドラスのエルボーに葉月も対抗。葉月がアンドラスにヘアーホイップの連続から顔面ウォッシュ、二段蹴り。花月とナツコがショルダータックルをぶつけ合う。ナツコが余裕で受けて立つと花月が顔面をかきむしる。花月がダッシュするとナツコがショルダータックルで吹っ飛ばす。ヘイターが夏にチョップの連打。夏がムチを取り出しヘイターを殴打。王者組がコーナーに追い込んでヘイターにビッグブーツ。夏はヘイターにブロンコバスター、ダイビングボディーアタック。ヘイターは夏をコーナーに叩きつけるとキャノンボール。葉月が水を噴射しヘイターがバックブリーカー。しかし花月がカットに成功。花月とアンドラスがダブルのトペを狙うが阻止される。ヘイターが夏にブレーンバスター。夏が返すとスモールパッケージ。乱戦からアンドラスがヘイターをマットに叩きつける。花月がヘイターを捕まえるが葉月がスワンダイブ式ミサイルキックでカット。花月とナツコがエルボーの打ち合い。ナツコが花月をコーナーに振り突進。花月がかわすと王者組が次々と襲いかかる。ナツコが花月にスピアを決める。花月が突進するとナツコがエルボースマッシュ。花月の突進にナツコはスピア。ナツコは花月を抱え上げカミカゼからフロッグスプラッシュ。しかしカットされ3カウントには至らず。ナツコが昇天で花月を叩きつけるがこれもカットされる。10分経過。ナツコがコーナーに上がりダイブも花月が水を噴射。夏とアンドラスがドロップキックで競演。花月とアンドラスでダブルのトペを見舞う。夏がナツコを妖乱で叩きつけ花月が大江戸コースター。これはナツコが返せず花月がフォール勝ち。王者組が大江戸隊同門対決を制し初防衛に成功した。
試合後花月がナツコに握手を求める。しかしナツコは絶叫して花月をにらみつける。すると花月は葉月に握手を求める。葉月は握手に応じた。最後は6人で手を上げ健闘をたたえ合った。
花月組のコメント
花月「無事に一回目防衛成功しました。疲れたな。私個人的にはそうですね、大江戸隊同士の試合ということで、まあどういうふうにあっちがやってくるかと思ったけど、なんかうまい具合にラインがパイプができてるみたいで、私個人としてはホントにナツコ、ナツコがガンガンきてもらったんで。どうなんですかね、我々の意見よりも挑戦者側の方が気になるんじゃないですかね」
――今後の大江戸隊のために同門対決をやってみてどういう意味があった?
宮城「それは!いま、ヒールとして曖昧な大江戸隊を立て直すためだ! そのテーマ、ヒールユニットとしての!」
――立て直すということは、いま大江戸隊はうまくいっていない?
花月「こういう状況だからね、挑戦者側がこれでいいと思えばいいんじゃないですかね。我々からなにか発言したり言ったりする方じゃないですから。我々は王者ですからね。受け入れるだけなんですよ。だから敵がなんて言うか、下の子がどう行動していくかが問題なんじゃないですか」
――初めてベルトを取った夏には初めての防衛戦だった。初めての防衛戦はどうだった?
夏「いやもう、怖かったあ~。怖かったあ。す~ごいんだもん、唇切れちゃったしい。怖かった。まあでも初めてのベルトで初めての防衛戦が大江戸隊でよかったと思いますよ。だってもう一番最初に大江戸隊に当たっておけば、あと怖いものないでしょ。ハイ。次の防衛戦はもうちょっと余裕にね、試合前の髪巻き直しちゃったり、口紅塗り直しちゃったり、そんな王者としての余裕が必要なんじゃないでしょうか」
――今日の夏は影が薄かったと思うが。
夏「え?」
――それは怖かったから?
夏「緊張していた…。緊張していた」
――次の相手は?
夏「私のスタンスは正直あまり変わらないんですけど、防衛戦したくないんですよ。したくない。ベルト、持っておきたいんです。奪われたくない。なんでベルト持った人ってすぐに防衛戦したがるんですか。ねえ。いまやってる星輝ありさもそうですけど、逆指名してまで。防衛戦なんかしなかったら私はいつまでもチャンピオンでいられるのに、なんで防衛戦をしなきゃいけないのかよくわからない! でも、防衛戦をしないと団体が盛り上がらないから、盛り上がらなかったら私の仕事なくなるから…防衛戦やります」
花月「まあ、つづきを作るんであれば、裏で言ってもしょうがないけど、STARSから取って大江戸隊同士でやって、あとやってないユニットとかでいいんじゃないですかね」
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
20分28秒 |
<挑戦者> |
星輝ありさ |
ジャングル叫女 |
※第13代王者の星輝ありさが4度目の防衛に成功
ワンダー・オブ・スターダム王者の星輝ありさが4度目の防衛戦。相手に指名したのはジャングル叫女だった。ゴッデス・オブ・スターダム王者でもある叫女には降ってわいたタイトルマッチのチャンスだが、白いベルトには過去4度挑戦するもベルトには届いていない。それだけにこの試合にかける意気込みは大きい。すでにジャイアントスイング20回転を宣言しており、これが決まればキックを得意とする星輝の平衡感覚に致命的な影響を与えることも可能だろう。ある意味、今回の防衛戦は星輝にとって最大の難関。星輝が防衛か、それとも叫女のシングル初戴冠か?
叫女が星輝のキックをかわしていきコーナーで間合いを取る。手四つの構えから叫女が上になるが星輝がブリッジで元に戻す。叫女が押し倒すとロックアップへ。叫女がロープ振ってショルダータックル。星輝がミドルキック連打も叫女がキャッチしドラゴンスクリュー。叫女は右ヒザをマットに叩きつけるとロープ際ながら右脚を絞り上げる。右脚へのランニングボディープレスから叫女が星輝の右脚をロック。星輝がエスケープするが叫女はアンクルホールド。エスケープされた叫女はコーナーに追い込み突進。星輝がかわして足を引きずりながらもダブルニーアタック。5分経過。星輝のハイキックが叫女に連続でヒット。場外で星輝がダブルニーアタック。しかし叫女が受け止めて叩きつける。14カウントで叫女が戻る。星輝は19カウントで生還。叫女が髪をつかんで中央に持っていきカナディアンバックブリーカー。マットに叩きつけ押さえ込むが2カウント。叫女がダッシュすると星輝がカウンターの延髄斬り。星輝が叫女に飛び乗り、グラウンドで胴締めスリーパー。叫女がこの体勢のまま立ち上がりコーナーに叩きつける。しかし背後から再び星輝が飛び乗りスリーパー。叫女の足がロープにかかりエスケープ。星輝は叫女を引き起こし担ぎ上げようとする。叫女が阻止して腹部を蹴り上げる。10分経過。叫女はジャイアントスイングを狙うが星輝が押さえ込み。立ち上がった叫女がラリアット。叫女はジャイアントスイング20回転。さらにコーナーからダイビングボディープレスを投下する。星輝が返すと叫女はストレッチマフラーで右脚を締め上げる。さらにこの体勢で持ち上げて絞り上げていく。星輝はなんとかエスケープ。叫女が串刺しで突進も星輝が回避。星輝は1399を狙ってコーナーへ。しかし叫女がカットし雪崩式狙い。星輝がヘッドバットからパワーボムの構え。叫女がこらえると星輝は背後からのキックで叫女を落としてボディープレス。1399をヒットさせるが叫女がクリアー。叫女は星輝のダッシュをかわし低空でラリアット。15分経過。エルボーの打ち合いから叫女がカウンターで星輝をダウンさせる。串刺しラリアットを連打した叫女は筋肉バスターで星輝を叩きつける。しかしギリギリで星輝の肩が上がる。叫女はハンマースロー狙いで旋回。しかし上から星輝がダブルニー。叫女が返すと、叫女は突進。星輝がカウンターでトラースキック。両者ダウン。9カウントで立ち上がるとエルボーの応酬。星輝が低空で叫女の頭部にキック。こらえる叫女にもう一発。星輝はニーアタックを浴びせるが叫女の手がロープへ。星輝は叫女を引き起こしブラジリアンキック。叫女がつかんで持ち上げようとする。叫女のダッシュに星輝はニー、叫女はラリアット。星輝がニーを連打しブラジリアンキック。叫女が返せず星輝が3カウントをゲット。星輝が防衛に成功した。
星輝が握手を求めると叫女は敬礼のポーズ。星輝も敬礼のポーズでこれに応えた。退場時、星輝はゲート上で絶叫。
星輝のコメント
「何分やったんですか? 20分? そんなにやったんだ。無事、V4しました。いままで闘ってきた方々に敬意がある前提で言わせてもらいます。比にならない強さです。なんですか、あの人。怪獣? 人間? 本当に? 信じられない。パワーがやばいです。エルボーはエルボーじゃない、あれは。衝撃的にグローブのないパンチみたいな感じ。相当すごいです、あの人。でも逆にきょう闘って思ったんですけど、なんであんだけ強いのに白いベルトにいま5度目、やってきたじゃないですか。巻いてないのかが不思議で仕方ない。っていうぐらいすごかった。でも、私も焦っちゃってシャイニング・インパクトで決めようと思ってて、ロープに近かったから、焦り過ぎちゃった。そこは自分の悪いところですね。次も、いつだかわからないけど、まずは5★STARがあるんでね。5★STARに向けてまずは自分自身も作り上げていって、落ち着いたらまた白いベルト戦やりたいと思います。ありがとうございました」
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
14分18秒 |
<挑戦者> |
ビー・プレストリー |
林下詩美 |
※第11代王者のビー・プレストリーが4度目の防衛に成功
渡辺桃との同門対決を制し赤いベルトを守ったビー・プレストリー。公約通り次期防衛戦にはまたもや同門の林下詩美を指名した。詩美は今大会がちょうどデビュー1周年。ジャングル叫女と時間切れで引き分けた衝撃の初戦以来、数々の記録を打ち立ててきた詩美だが、赤いベルトは今回が初挑戦。1年間の集大成を見せるには絶好のチャンスと言っていい。一方、王者・プレストリーは詩美も破ればよりいっそうチャンピオンとしての自信も深められるはず。同門対決を超越した、最高峰のぶつかりあいが期待できそうだ。
両者クリーンに握手をかわしてゴング。ロックアップで組み合いブレイク。プレストリーのラリアットをかわし詩美がバックを取る。プレストリーが腕を取ると詩美が取り返して絞り上げる。プレストリーがスリーパーも詩美が切り返してネックロック。プレストリーが切り返し腕を取る。詩美が回転して腕を取り背後に回る。プレストリーは後方から前方にヘッドロック、ロープに走ると詩美のショルダータックルを食らう。詩美はドロップキックからボディースラムを連発。プレストリーが返すと、ロープに振られることを拒否。エルボーからアームホイップ、手をねじ曲げて詩美を踏みつける。プレストリーは左腕をキープしマットに叩きつける。さらに左手を捻りあげてロープ渡りに同行させる。そこから左手に立った状態でのストンピング。5分経過。プレストリーは手を踏みつけてからストンピング。詩美がコーナーに振るがプレストリーが阻止して背中にフットスタンプ。さらにロープ越しに左手を攻撃し仁王立ち。コーナーに追い込むと顔面を蹴飛ばし突進。詩美がかわしエプロンに追い出すが、プレストリーはDDT。場外の詩美に水をかけるとリングに戻す。プレストリーが押さえ込むが2カウント。プレストリーがニーを連打。詩美がキャッチするがプレストリーがニー。詩美は突進を止めて叩きつけると串刺しエルボー連打から払い腰。プレストリーが返すと詩美はスリーパーへ。詩美がアルゼンチンもすぐに切り返される。詩美は再度スリーパー。プレストリーは抱えた状態でマットに叩きつける。10分経過。エルボーの打ち合いからプレストリーがフルネルソン。そこからひねってマットに叩きつけるが2カウント。プレストリーはサブミッションで詩美を追い込む。しかしなんとか詩美の足がロープへ到達。プレストリーはフィニッシュを予告し肩車。詩美がこらえるとプレストリーはバックドロップ。詩美をロープにかけたプレストリーが突進。かわした詩美がバックドロップ、ラリアット、ジャーマン。そのままジャーマンを連発させるが2カウント。詩美はすぐにスリーパーへ。逃れようとする相手に詩美は逆落とし。15分経過。プレストリーがこらえると詩美はアルゼンチン。旋回させると着地したプレストリーがニーの連打からバックドロップホールド。詩美が返すと、プレストリーは串刺しニー。肩車をしてクイーンズランディングへ。これが決まると詩美が返せず3カウント。プレストリーが赤いベルトを防衛してみせた。試合後、プレストリーは詩美を引き起こしてハグ。
プレストリー「メッチャアツイ。コンニチハー、クイーンズクエストはみんなストロングファイター。ウタミは1年前にデビューして、いまはトップレスラーになった。いま、ビー・プレストリーがトップガイジンで、ワールド・オブ・スターダムチャンピオンで、スターダム・イチバン・レスラー! 次、誰が挑戦してくるのかわからないけど、ウタミありがとうございます」
詩美「今日は負けてしまいましたけど、無事に1周年を迎えられました。ビーへの借りはこれからはじまる5★STARで返したいと思います。みなさん応援よろしくお願いします!」
叫女が登場。
叫女「林下さんよ、ジャングル叫女の存在を忘れてもらっちゃ困りますよ。1VS1でまだ決着ついてないので、5★STAR楽しみしています。
小波「5★STAR GP、私、失敗しないので」
花「きらきら光る、私の5★STAR♪」
花月「後楽園のお前ら元気か! もう一丁、元気かー! おいおい、何お前ら。お前らだけ5★STARの意気込み言ってんじゃねーよ。今日さっき大江戸隊同士の試合を見て頂いた通り、私、花月様は正々堂々と1対1、5★STAR頑張って勝ちたいと思います。よろしくお願いします!」
ナツコ「テメー、初戦マジで覚えてろよ!」
夏「今年の5★STARは、夏すみれ、勝負に出ます! 勝負に出て対戦相手の顔面、ペローンと舐めちゃいますんで、応援よろしく!」
葉月「夏さん、同じグループに葉月がいるんですけど、葉月の顔だけはなめないよう、お願いします。葉月、夏さんに勝ちますね」
ジェイミー「みなさん、こんにちは。5★STAR、宮城さん、ファーストマッチ、かかってきなさい」
宮城「次は、アンドラス宮城を×3、お見せしよう」
岩谷「みなさーん、こんばんは。もう一丁、こんばんはー! というわけでSTARS、5★STAR。今年は、たむちゃん、ありさちゃん、岩谷麻優、鹿島沙希が出ます。というわけで意気込みを」
中野「2019年、5★STAR GP。私、3年連続3度目の出場なんですよ。2019年、5★STAR GP、しっかりたくさんプロレスを愛して、しっかり爪痕残していきたいと思います。みなさん、最高の夏にするのでついてきてください」
星輝「5★STAR GPはじめて出場するんですけど、自分はまだシングルで負けたことないんで、無敗で行きたいと思います」
岩谷「去年、優勝しました。今年も優勝して必ずシングルのベルト自分は……赤いベルト狙ってるので、必ず5★STAR優勝するぞー!」
桃「みなさん、私を忘れてないですか。いま一番勢い落ちてるかもしれないませんけど、5★STARで私が優勝して、勢いグーンと取り戻していきたいと思います。みなさん応援よろしくお願いします。あと、一人外国人選手減りましたよね。小川さん、もう1枠ってどうなってるんですか?」
安藤リングアナから、ケイシー・オーエンズに代わり、AZMのエントリーが発表される。
AZM「後楽園のみなさん、いまの聞きましたかー!? いまの聞きましたか! 私キャリア6年目ですけど、やっと初出場です! 出るからにはレッドスターズのクソババア達をぶっ潰すんで、よろしくお願いします。今日はビーが防衛したのでビーに締めていただこうと思います、お願いします」
桃「じゃあみなさん、ご起立ください。これから5★STAR GPはじまりますけど、全員敵なので、みなさんよろしくお願いします! みなさんも応援よろしくお願いします。いまを信じて? 明日を信じて? 誰を信じるかは自分で決めろ!」
プレストリーBow down to the fucking queens!」
プレストリーのコメント
「ビクトリー、ナンバー4。ウタミは友人だけど、彼女が私を倒せなかったってことは、スターダムの誰もが私を倒せないってことでしょ。誰も倒せない。確かにハードファイトだった。次の私のチャレンジは5☆STAR GPね。ここにいる人たちの前にいる私こそが、今年の5☆STAR GPの優勝者。(白いベルトの王者)ありさ、注意しときなさい。私がトップガイジンよ」
――クイーンズクエストの同門対決2試合をやってみて。
「モモ、ウタミと闘いたかった。なぜなら、彼女たちこそがスターダムを代表するレスラーだと思ったから。ウタミはこの一年でトップに立った。私は彼女を倒してこそ、このベルトを巻きたかった。いまの彼女にかってこそ自分が最強だと誇れるでしょ」
――この2試合を通じてクイーンズクエスト、スターダムのトップに立ったと思っている?
「イエス」
――ということは、クイーンズクエストのリーダーでもある?
「イエス。私がクイーンズクエストのツートップに勝ったんだから。私がナンバーワン」
――知っているように詩美にはデビュー1周年。この一年で実績を残してきた彼女のなにを警戒した?
「ウタミは未来のスーパースター。とくにスターダムのね。彼女にとってこの試合はその試金石になるはず。でも簡単にこのベルトは渡さない。このベルトにはまだ届かなかったということよね」
――名古屋で一騎打ちをおこなっているが、その試合と現在の詩美で違いはある?
「あの試合以後、ウタミだけでなく2人とも成長していると思う。この数ヶ月で2人とも進化している。私はもっと激しいファイトをしているし、彼女もそう。トップレスラーになるためにね」
――こんど詩美と対戦するときはどんな状況でやってみたい。
「今回と同じではない状況がいいわね。ウタミとの関係は崩したくない。でもウタミの存在は5☆STAR GPでは障害になる。ここでどうなるか、それはそのときのお楽しみでしょう」
――次の目標は5☆STAR GPとのことだが、赤いベルトの王者として臨むことになる。
「最強として臨むからこそ、誰が相手でも構わない。私が5☆STAR GPも制して、次の挑戦者を指名する。だから現時点で次期挑戦者を誰にしようかと考えてはいない」
――王者として臨むからには王者としての責任ものしかかるが。
「もちろん。責任は大きいわよね。もし負けたら、それはそれは痛いでしょう。でも私は負けない。ビー・プレストリーはピンフォールを取られないしギブアップもしない。このチャンスもものにするわ」
詩美のコメント
――デビューから1年で赤いベルト初挑戦、白も含めてスターダムの2大王座初挑戦だったが。
「ハイ。デビュー1年という大事なときにスターダムの最高峰のベルトに挑戦できたことは、まず、すごく光栄です。きょうは負けてしまいましたけど、負けたからといって私には2年目のジンクスなんてないですし、むしろこの借りを5☆STARで返して、今年こそ決勝に進出して私が優勝したいと思います」
――外国人とのシングルで負けるのは初めてだが。
「そうですね。外国人相手に勝率は高い方だったんですけど、やっぱりクイーンズクエストでの最強外国人のビーにはかなわなかったけど、まあでもビーはすごい強かったことが闘って、負けたけどむしろうれしかったし、このメンバーがいるクイーンズクエストにいられてよかったと思いました」
――ビーは自分がクイーンズクエストのリーダーだと言っていたが。
「ウチにリーダーはいないです。司令塔はいますけど。司令塔はAZM先輩。まあでもビーはクイーンズクエストのお母さん的存在なので、ある意味いなくなったら困るのでリーダーかもしれないですね」
――昨年のこの時期にデビュー。この一年を振り返って。
「この一年間はホントにいろんなことを経験して、デビュー戦から初勝利、初負け、ケガで欠場、復帰戦、ベルトを取ったり。ホントに体験できること全部できたんじゃないかなってくらいホントにいろいろある一年で、この一年あっという間で、バタバタだったかもしれないんですけど、2年目も、これからも、自分の勢いを止めることなく進んでいきたい年にしたいです」
――昨年、デビュー戦後に5☆STAR GP出場が決まり、予想以上の結果を残した。今回の5☆STAR GPはそれ以上の結果が求められると思うが。
「そうですね。去年はデビューしたてですけど決勝まで行き着けたので、この一年、相当成長したので私は。優勝めざして、もちろん優勝間違いないと思っています」