福岡県出身者による福岡限定のトリオ、“福岡県宗像市観光大使”舞華&葉月&コグマ組のFTC(フクオカトリプルクレイジー)が、水森由菜&鈴季すず&鉄アキラ組と6人タッグマッチで対戦。福岡県出身の3人vs熊本県&宮崎県出身の2人による九州対決でもある。負傷による長期欠場が決まっている舞華は、この試合を最後に球場に入る。1年に一度のFWCとの合体で故郷に錦を飾り、安心して欠場期間に入りたいところだろう。対するトリオは、コズエンの水森とミ・ヴィダ・ロカの合体という越境異色のチーム。鈴季とアキラは前日の薩摩川内につづくタッグで、新ユニットのインパクトを残したい。
コグマが「クマやりたい人」を凱旋で大募集。すずコールが発生すると、コグマが鈴季の前に立つ。鈴季が入ると苦笑いを浮かべながらゴングを聞く。コグマがクマポーズで接近、鈴季が「うるせえな!」と張り手、大ブーイングを浴びながら自軍コーナーに連行しようとする。アキラがタッチを受け、「自分出世します!」「お願いします」とコグマと握手、コグマがクマポーズをはじめ、アキラも一緒ポーズを決める。ハイタッチをかわし、コグマがアキラをコーナーに戻す。舞華と水森が入り、ショルダータックル合戦。水森が打ち勝つとコグマと葉月が乱入して、舞華がショルダータックル。トリオのドロップキックを水森がかわし、鈴季組が3人でドロップキック。さらに、鈴季組がFTCをロープに固定して攻めていく。水森が舞華をコーナーに追い詰め串刺しドロップキック、ストンピング連打。アキラが予告して舞華にボディースラムの構え。舞華が切り返すが、アキラも切り返してエルボー連打。舞華が一気にアキラをコーナーに追い込む。鈴季が入り、舞華にサッカーボールキック、キャメルクラッチ。そこにアキラがロープ間を走ってドロップキックを見舞う。アキラと水森が舞華を捕まえ、鈴季がリング下からドロップキック。舞華が返してエルボー連打、鈴季も応戦。エルボーの応酬から舞華が連打。鈴季がカウンターのエルボーも、舞華がパワースラム。コグマが鈴季を踏みつけて控えの2人を落とす。水森と鈴季が合体も、コグマがまとめてドロップキック、まとめて串刺しボディーアタック、まとめてフェースクラッシャー、アキラにドロップキック。舞華組が顔面ウォッシュで競演。葉月が鈴季をカバーするが、2カウント。鈴季がコグマにトラースキック、サイドに叩きつける。水森がタッチを求めてコグマにドロップキック。葉月がタッチしコグマと合体攻撃、葉月が水森にミサイルキック、コグマがボディーアタック、葉月がセントーン、フェースロック。舞華が鈴季、コグマがアキラを止めて葉月を援護。コグマは何気にアキラへクマポーズ。水森がなんとかエスケープ。水森のエルボー連打を葉月が両手を組んで受けて立つ。葉月の一発で水森が倒れ込む。しかし、すぐにやり返していく。葉月がカウンターの張り手、鈴季が妨害し、水森がフライングショルダータックル、ギロチンドロップ。葉月が返すと、10分経過。水森の突進に葉月がコードブレイカー。舞華が水森に串刺しラリアット。水森がこらえるが、舞華がブレーンバスター。水森が返すと、スライディングラリアットをかわしてドロップキック。舞華がエプロンに送り出すが、水森がすぐに戻ってラリアット。アキラが舞華へドロップキック、エルボー連打、ドロップキックを連発してフェースロックへ。舞華がエスケープすると、アキラがドロップキック。舞華が返すとアキラはエルボー連打、葉月とコグマが乱入し舞華がラリアット。しかし、アキラが返してみせる。舞華がラリアットを狙うと水森がカット。葉月とコグマが水森にクローズライン。しかし水森がかわして鈴季がスピア。鈴季、水森、アキラが合体し、アキラが舞華に河津落とし。舞華が返すと、アキラはフェースロックにもっていく。鈴季と水森が合体しようとするが、エプロンに出た葉月とコグマがDDT。コグマがプランチャ、葉月がトペで場外へ飛ぶ。アキラが戻され、舞華がラリアット。アキラが返すと、舞華はフィニッシュを宣言。15分経過。舞華がみちドラ狙い、アキラが延髄斬り、舞華がドロップキックで吹っ飛ばし、舞華組が串刺し攻撃。舞華がパワーボムの体勢、FWCがダイブで合体すると、舞華がみちのくドライバーを決めてアキラをピンフォールした。
舞華「フクオカトリプルクレイジーが勝ちました! 長い九州ツアーだったんですけど、たくさん盛り上げてくれてありがとうございます! 欠場に入るんですけど、必ず九州に帰ってくるので、みなさんお楽しみに」
コグマ「福岡、ただいま! 舞華の欠場前最後、福岡で3人で組めたことさ、ユニットは違うけど、福岡の絆いつも熱く…泣かないで」
舞華「泣かない。大丈夫、泣かない。大丈夫」
コグマ「だから、だから、ちゃんとしっかり治るまで、リングに戻ってこないでね。ちゃんと治さないと意味がない、この欠場の。治るまでは一歩もリングに入らないでください」
葉月「福岡ご来場のみなさん、楽しかったですか!? 福岡大会、舞華がいろいろやってくれたから、こうやってたくさんのお客さんが入って盛り上がったと思う。そして、腕痛かっただろうけど、最後こうやって舞華がみちのくでスリー決めてくれて、すごいかっこよかった、ありがとう。ただ、今日、宗像観光大使になってるけど、ウチらなってないんだよね。去年3人でと言ってたけど、舞華だけなってるから、ウチらFWCは、舞華がいない間に福岡しっかり盛り上げるので、そして宗像だけじゃなくて、ウチらは福岡の観光大使になりまーす! だから、焦っちゃダメだけど、すぐ戻ってきて。待ってる」
3人でハグ。
舞華「ありがとう。おーし。おーし。葉月も言ってくれた通り、100%で、いや100%以上で、必ず早めに復帰して戻ってくるので、そのときまで、さらばだー!」
FTCのコメント
舞華「FTCが福岡大会、勝利しました! やったぜえ」
コグマ「ただいま」
舞華「ただいま」
葉月「ただいま。おかえり」
舞華「おかえり。まあまあまあまあまあ、ねえ、今日で最後じゃないし、べつに私、引退しないし」
コグマ「ちょっと休憩するだけ」
舞華「休憩するだけ」
葉月「いままで頑張りすぎたんだよ」
コグマ「泣かない」
舞華「泣かない」
コグマ「楽しい、楽しい」
葉月「今日も楽しかったでしょ」
舞華「なんかもう、大好きなんだよ」
葉月「みんなわかってるよ。スターダムのことも、お客さんのことも大好きだってこと、わかってる。だから少しだけ」
舞華「ちょっとだけお休みします。でも100%で帰ってくるし。もうホントにね、なんだろう。FTCは永久不滅だと私は思ってる。ユニットも違うけど、でもでもでも、そんなの関係ねえ。ホントに今日最後…」
コグマ「最後じゃない」
葉月「最後じゃないから」
舞華「違うけど、でも欠場前にFWCとホントに組めてよかったと思ってる」
葉月「ウチらも組めてよかったし、舞華が欠場前、痛いだろうけど、その痛みを見せずに元気に闘ってる姿を見て安心して送り出せるじゃないけど、欠場できるなって思った、舞華が」
コグマ「そうそう。絶対に治るまでリングには上げさせません」
葉月「入ってこようとしたら蹴っ飛ばすからね」
コグマ「蹴っ飛ばす」
舞華「わかった」
コグマ「しっかり治して、また闘ったり組んだりしようね」
舞華「それじゃあ…」
3人「ウィーアーFTC!」