
伊藤リスペクト(RG)軍団初の単独イベント「伊藤リスペクト軍団サミット2026」が9月5日(土)、都内のユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン1で開催された。
ユニットの公式化を目指し伊藤麻希、古沢稀杏、梨杏の伊藤RG自ら企画したもので、チケットは即日完売。オープニングから大盛り上がりとなった。

イベントは伊藤が司会を務め、さながら本当のサミットのように進行した。まずは伊藤が考える「目論見」を公表。目標とする「伊藤RGの公式ユニット化」に向け、現状の課題と実現に至っていない理由を細かく分析した。
伊藤が1月にスターダムに入団してから、同月に古沢、そして5月には梨杏が伊藤RGに加入。2026年上半期のアパレル売り上げランキング1位が「〝ちょっとだけ質のいい〟伊藤リスペクト軍団Tシャツ」であったことを発表すると、古沢と梨杏のSNSフォロワーも伊藤RG加入後に劇的に増加したと熱弁する。

伊藤はうっすら目に涙を浮かべながら「アイドルのとき、人気がなさ過ぎてサイン会中に昼寝してたくらい。やっと時代が追いついたかとうれしい。本当にありがとな。君たちを幸せにしたい」と集まったファンに感謝の気持ちを伝えた。

古沢も負けていない。伊藤RG加入の経緯から入団後の変化などを手書きのボードを使ってプレゼンテーションし、「女子プロレスの中で一番のユニットにすることです!」と熱く訴える。

梨杏も自作の目論見書を公開。「ビジョ大爆発」「稼げるプロレスラーになっていきたいです」「今後は伊藤さんの力に頼らず、自分の力で盛り上げていける存在になりたいです」と決意を述べた。
続く質疑応答のコーナーでは、ファンからの質問に軍団員が赤裸々に返答。「何人くらいまでメンバーを増やしたいですか?」という問いに対し、伊藤は「増やせばいいというものでもないですから。伊藤がやりたいのは誰も成し遂げてないこと」としつつ「入れて虎龍(清花)。どうせ今日は朱里さんも来てないから(笑い)。入れて4人です」とGod’s Eyeに所属する虎龍の名前を挙げた。

また来年の伊藤RGサミットの会場に関する質問に対して、伊藤は400人規模のシアターで開催したいと希望。「これは伊藤の頭の中だけであるんだけど、次は映画をつくろうかなと思って。宇宙ものとかにしますか?」と壮大な野望を披露した。
その後は会場のファン参加型の軍団の知識を問う「IRG検定」のコーナーに。「伊藤麻希は芸名である。〇か✖か」というものから、「5・31京都で梨杏は左右どちらにツインテールをつけた?」というバラエティに富んだクイズが用意され、見事勝ち残った3人に梨杏手作りの賞状が贈呈された。

休憩後は、服飾系の専門学校に通っていた古沢が手掛けた黒を基調としたステージ衣装姿に変身。伊藤RGの公式テーマソング「セツナイロ」を披露した。会場は一体となり、アンコールを含めて3回のステージをこなした。

大熱狂に包まれたイベントもいよいよ終盤。最後の最後にサプライズが待っていた。締めのあいさつで、伊藤が「ありがと…」と言いかけたところで、岡田太郎社長が登場。会場は大ブーイングに包まれる。
これまで伊藤RGからユニットの公式化を訴えられ、直談判をされても「たかが選手がねえ、社長に無礼なマネをしていいと思っているのかね!」などと発言し、一蹴してきた経緯がある。

同社長は「たかが客も失礼な人ばかりだね」と観客のヒートを買うような発言を繰り出しつつも「このイベントを満員にしてしっかりやっているところを見させてもらいました。スターダムに入ってからの活躍は、皆さんも知っての通り。スターダムに入ってよかったとファンもそうだけど私も思っている」と素直に賛辞を贈った。
同社長は今回のイベントが完売した場合は公式化を認める趣旨の発言をしていた。ところが、この日は一転。「この満員は当たり前です。あなたは日本トップの女子レスラーなんです。この人数のイベントが成功したからといって喜んではいけない。ここにいる人たちは、もう既に伊藤麻希が好きでしょうがない人たち、そして(古沢と梨杏の)2人のことが好きでしょうがない人たち。もっと多くの人に伊藤リスペクト軍団の素晴らしさを広めてほしいんですよ。それがスターダムが世界一の団体になるために必要なことだから」と訴えると、会場のファンも納得の表情だ。

その空気に乗って岡田社長は「だから会社は、あなたたちを公認する前に最後の試練を与える」と言い放ち、「TikTokの動画再生回数、合計100万回以上再生」を課した。「ということで非公認です」と本日付での公認化は見送られた。
すると伊藤は「ちょっと面白そうだな。遅かれ早かれやらなきゃいけないことでしたよね。じゃあ、やってみせるよ。3人でアカウントをつくって、頑張って100万回再生をみんなで目指して、公式化させて、曲もつくって売れたいと思います! よろしくお願いします!」。
最後は「伊藤リスペクト軍団、フォーエバー!」の掛け声で締めくくり、伊藤麻希、古沢稀杏、梨杏の魅力が詰まった濃密なイベントは幕を閉じた。


