新人の儛島エマとNEW BLOODのカリスマ的役割を担ってきた吏南がシングルで対戦。吏南の胸を借りる形となる儛島が爪跡を残すことができるか?
吏南のムチがレフェリーに取り上げられる。試合が始まり、ロックアップから儛島が腕を取りにいく。吏南は「もっと絞ってこいよ」と挑発して取り返す。儛島がバックにまわりヘッドロック。吏南がロープに振ると見せかけ髪をつかむとヘッドロックへ。儛島がロープに振るが、吏南は「バカヤロー!」とストンピング。カバーの応酬から儛島がドロップキックを連発。吏南がお返しの一発を放ち、儛島が悶絶。吏南は「いくぞNEW BLOOD!」とアピールしてヘアーホイップ、「このクソ新人が!」と顔面を踏みつける。吏南がボディースラムから片ヒザでカバー。吏南は「(NEW BLOODに)帰って来てやったんだぞ」と挑発し、儛島のエルボー連打を受けて立つ。吏南はビッグブーツで倒すが、儛島のドロップキックを食らう。儛島が串刺しでもドロップキック。しかし、吏南が返してみせる。儛島は「上げるぞ!」とボディースラムの構え。吏南がこらえて真島をかわすと、ビッグブーツを叩き込む。吏南のSTOは、儛島がクリアー。吏南がコーナーに上がると、儛島が追いつきエルボー連打。吏南が蹴飛ばすが、儛島が起き上がりエルボー連打からデッドリードライブ、「こんどこそ上げるぞ!」とボディースラムの構え。吏南が切り返すも、儛島はブレーンバスターで叩きつける。返された儛島は、スワンダイブ式のボディーアタックを決める。ところが吏南が立ち上がれずレフェリーが試合をストップ、儛島の勝利が宣告された。意識はあるものの動けない吏南をレフェリーと選手たちが介抱。吏南が運ばれると、岡田社長が状況を説明。
「スターダムの岡田です。先ほどの試合はレフェリーストップということで、試合が終了いたしました。いま、吏南選手の状況ですが、意識もありまして、手足にも力が入ります。いま救急で村山レフェリーに見ていただいたところが、一時的に脳震とうをして身体が動かなくなってしまったとのことなので、しっかりこのあと病院に行って経過をみますので、もちろん心配ですし大変なことですが、みなさまにおかれましてはご心配なさらずにというか、ボクも心配なのですが、ちゃんとご報告しますので、試合再開をお待ちいただければと思います。ご覧のとおりプロレスは危険なことですので、みんなも覚悟していると思いますので、その点は我々がしっかりやっていきますので、ご安心くださいというのもおかしいんですけども、しっかりご報告しますので、その点はお待ちいただければと思います。試合再開をしばらくお待ちいただければと思います。よろしくお願いします」
吏南が搬送され、リングでは搬送のためはずされたロープを張り直す作業へ。あらためて岡田社長が状況説明。
「リング調整終わりしだい、試合を再開いたします。みなさまにおかれましては、ご自身のお席でお待ちいただければと思います。ご協力ありがとうございます。いま、(セコンドの)飯田(沙耶)選手ともレフェリーとも会話できてますし、どういう状況かというのもできていますので、そこはひとまずご安心いただきまして、よろしくお願いいたします。では、試合再開までしばらくお待ちください」
岡田社長は、休憩明けの第4試合前にあらためてあいさつをおこなう。