
4月23 日(木)に後楽園ホールで開催された「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN 2026 Apr.2」で、鹿島沙希が有終の美を飾った。
「鹿島沙希最終試合」と銘打たれた現役生活最後の試合では朱里との凹アネコン凸で、AZM&渡辺桃と対戦。2011年デビューの鹿島にとって、AZM(13年デビュー)と渡辺(14年デビュー)は長年苦楽をともにした仲。負傷箇所の治療のため欠場中の渡辺は、一夜限りの復帰となった。


純白のコスチュームで登場した鹿島は、「よろしくお願いします」とAZMに差し出した手は払われたが、スピーディーな丸め込み合戦に。すると電光石火の起死回生Reverseが決まり、3カウントを奪取。わずか11秒だった。
朱里が再戦を求めると、岡田太郎社長は「勝って終わって素晴らしくないですか?」と一度は拒否。ところが朱里が観客をあおり、「あまりに早すぎたため」という理由で、時間無制限1本勝負での再試合が決まった。
再びAZMとハイスピードな攻防を繰り広げた鹿島だが、そもそも引退理由が「体力の限界」だ。早くもグロッギー状態で、AZMと交代した渡辺からは容赦ない攻撃をくらい続けた。

その後もローンバトルが続いたが、ようやく交代した朱里が奮闘。得意の蹴りを駆使して敵軍を蹴散らす。渡辺がコーナーに上がった瞬間には、コーナーで待機していた鹿島が動いた。鮮やかなフランケンシュタイナーを決めて、朱里のピンチを救ってみせた。
9分過ぎに再び試合権を得た鹿島は、仁王立ちで渡辺のミドルキック4発を受けきる場面も。大「沙希」コールに背中を押され、ミサイルキック、ランニングニードロップを惜しみなく披露した。
試合はH.A.T.E.勢とGod’s Eye勢が乱入する中、敵軍の猛攻でボロボロになりながらも鹿島はねばり続けた。
13分過ぎには渡辺のハイキックをカウント1で返すが、直後のニーリフトで大の字に。ところが、合体技を狙うAZMと渡辺が誤爆。さらに渡辺が黒バットを持ちだすと、再度の誤爆を回避したAZMともめ出す。
その直後、AZMから黒バットを受け取った鹿島はフルスイング。さらにAZMのダイビングフットスタンプ、朱里からバスソーキックのアシストを得ると、14分43秒、現役生活最後の起死回生で渡辺から3カウントを奪った。

一度リングを離れているため、事実上10年のレスラー人生にピリオドを打った鹿島は、退場する渡辺に「桃ちゃん、最後戦ってくれて本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
さらに「AZMちゃん、最後、一緒に戦ってくれて本当にありがとうございまいた」とハグ。最後に「そして一番隣で戦ってくれた朱里さん、あたなは本当に面白い人です、ありがとうございました」と座礼から抱擁を交わした。
「今日、大好きな人たちと試合ができて幸せです。もう私の体力はセレモニーしか残ってないので、今日はありがとうございました」
朱里の肩を借りながらリング四方に頭を下げ、愛するリングに別れを告げた。
4月26日の横浜アリーナ大会では引退セレモニーが行われる。

