
〝Phenex Queen〟上谷沙弥が、いよいよタイトルホルダーに返り咲く。単独会見の場を勝手に用意されたことに怒りを示しつつも、4月のワールド・オブ・スターダム王座陥落からの心境の変化を激白。9.12横浜武道館で渡辺桃をパートナーにして挑むゴッデス・オブ・スターダム王座(王者はAZM&天咲光由)に、なぜ狙いを定めたのか? 〝沙弥様〟の本音を聞き逃すな!
――では上谷選手、こちらにお願いします
上谷 は? マジでなに? 「お願いします」ってなんなの?
――まずそちらのイスにお座りください
上谷 なんだよ、呼び出しやがって! 沙弥様は今、夏休みなの! ふざけんなよ! マジでなんなの? なにこのマイク4本あんの? ふざけてんの? お前、マジで。
――今日は上谷選手にいろいろ今後のことを話していただこうと、会見の場を設けさせていただきました
上谷 はあ? もうめんどくせえな! 聞きたいことあんなら、じゃあ聞けよ!
――沙弥様にとって今年はどんな夏でしたか
上谷 夏休みのこと? あ、5★STARか。 そもそもよ、あの5★STAR、まあ沙弥様は負けたけど、何かクソ新人とかめっちゃ出てたじゃん。吏南が優勝したのは「おめでとう」って感じだけど、沙弥様にとって、このクソみたいなリーグ戦は別にどうでもいいかなって感じ。今の沙弥様には5★STAR以上の価値があるから。まあ(今年で出場が)7度目とかだから、よりいい時に、いずれ取れればいいんじゃないかなって思ってる。

――公式戦の結果は3勝2分け…
上谷 お前さあ、淡々と聞いてくるのがムカつくんだけど! もっとしゃべりに感情を乗せろよ! なに? はい、いいよ!
――リーグ戦の結果は3勝2分け2敗で決勝トーナメントに進めませんでした
上谷 そうだったっけ? もう覚えてねえよ。しかし、細けえなあ。お前、スターライト・キッドかよ?
――引き分けは、キッド選手と渡辺桃選手。負けたのが、羽南選手と壮麗亜美選手でした。この結果はどう受け止めていますか
上谷 うーん…。キッドに関しては、やっぱ(2月7日大阪大会の)ワールド王座戦でケガとかあって、あんなはずじゃなかったんだよ。私もあのワールド王座戦でキッドとの関係は終わらせようと思ってたのに、あのクソ猫がまとわりついてきた。自分も「もう一回やろう」って、ついつい言っちゃったからな。だからこれに関しては、自分が言った手前なのに引き分けで、この続きがあるんじゃないかなって思った試合ではあったかな。で、桃だけど。自分自身が赤いベルトを4月に落としてから気持ちを取り戻せなくなってしまった時期もあったりしていて、H.A.T.E.でも誤爆とか続いたりとか、自分の焦りっていうものを桃にぶつけてしまったところがあったりした。でも、リーグ戦の試合の中で分かり合えた部分があって、やっぱり改めて桃と、もう一度隣で新しい夢、ゴッデスっていうものを取りにいきたいと思ったよ。

――なぜゴッデスだったのですか
上谷 自分の中でずっと赤(ワールド王座)っていうのに執着心があった。もちろん今もあるんだけど、やっぱり赤は1年4か月持って、その重たさっていうのは自分自身が一番しっかり理解してる。理解してるからこそ、自分がさらにいいタイミングで取りにいきたいっていうのがある。H.A.T.E.に加入してから自分のことしか考えてこなかったっていうか、ヒールターンしてから自分自身を構築していく作業があって、そこから赤を巻いた。結果、団体のためにはなってるけど、自分自身で精一杯っていうのがあった。H.A.T.E.のメンバーとなにかっていうものを今までしてこなかったのもあるから、仲間と向き合ってみたい、挑戦してみたいっていうのがある。そういうチャンスってこれだけ所属の人数がいたら頻繁に回ってくるわけじゃない。だからこそ、今こうやって桃との仲が深まったタイミングっていうのは、やっぱゴッデスにうってつけのタイミングだと思う。この絶好のチャンス、目の前にあるものを取りにいきたいっていうのが挑戦を決めた理由っていう感じかな。
――渡辺選手は沙弥様にとってどんな存在ですか
上谷 まあ過去を振り返ると(2019年8月10日の)デビュー戦の相手だし、なんだろうな、向こうが先にヒールになって、いろいろあってまた自分もヒールになって、切っても切れない仲というか。いろいろあってもつながってる、そんな感覚があるかな。で、やっぱ桃自身、やっぱドシっとしてるから。私はどっちかって言ったら感情的で、なんかあったらロッカールームですぐ暴れたりする(笑い)。もうカーっとなったらバーン!みたいな。この前とかも…うん、まあいいや、ちょっとこれは。とにかくそういう時も桃には、試合もそうだけど安定感、メンタル面での安定感がある。だから、バランスはいいかなっていう感じはするかな。凸凹がハマるみたいな感じ。
――最近、暴れていたんですね…
上谷 これ、どうしたらいいんだろうね。私、感情で生きすぎててヤバいわ。許せないことがあったらすぐ暴れるし。あるよね、そういう時? ね? ねー? ねー??
――隣にいると渡辺選手は頼りになりますね
上谷 いや、めっちゃそう! マジで頼れるパートナー。沙弥様が暴れてる時もそっと見守ってる(笑い)。「上谷だからね」みたいな理解がある。桃は強さもピカイチだと思うし、そういった意味でこのタッグはバランスがいい。だからこの2人の可能性っていうものに懸けてみたいっていうのはすごいあるかな。

――その可能性を秘めた2人が挑むのが、王者の02line(AZM&天咲光由)。チャンピオンにどういった印象をお持ちですか
上谷 「えー、なんだろうなー」っていうのが答えな気がする。なんだろう、存在感あるかな? 一時期H.A.T.E.がタイトルホルダーみたいな時があって、今はベビーが巻いてるから、平和すぎてつまらないよね。みんな試合やったらたたえ合ってるし。例えば最近来た林下詩美、みんなウエルカムモードだけど、もっと心の奥底に汚い感情はあるだろ?とか思う。私だけはいまだに受け入れてないけどね。みんな仲良しこよしの平和で、「今のスターダムつまんないなー」って思いながら外から見てる。AZMとか光由に関しても、ピカイチで面白い試合をするかもしれないけど、今のスターダムって試合内容だけじゃなくてプラスアルファ発信力だったりとか、外にどう届けるかっていうのがめちゃくちゃ重要になってくると思う。ただベルトを巻いてるだけというか、ベルトに巻かれてるというか、もっとできることがあるんじゃないかな?って思うよね。
――沙弥様と渡辺選手がベルトを取ったらスターダムは変わりますか
上谷 そうだね。やっぱベルト保持者がどれだけリングをかき回せるかだと思ってるから。まず私たちが巻けば、試合内容はもちろん保証するし、プラスアルファでスターダムを面白く、話題を常に提供して引っかき回せる自信がある。スターダムのためにも我々が巻いた方がいいんじゃないでしょうか。
――ワールド王者として迎えた2026年でしたが、4月の横浜アリーナでベルトを失いました。ベルトを失ってからどんな気持ちでリングに立ち、どんなこと考えてらっしゃったんですか
上谷 やっぱりなんだろう、去年1年間、赤を持って走り続けてきたからこそ、落としてからは、心に穴がぽっかり空いた感覚というか。どんなところに行くにしろ、赤をずっと大事に持って連れていって、ずっとそばにいてくれた存在だったので。それが私じゃなくて他の選手が持ってるっていうのが信じられない。言葉にするなら「失恋した感覚」というか。「いや、私の物でしょ?」っていうのが正直あって、寂しさが一番大きかったかな。
――まだその寂しさは残っていますか
上谷 月日もたったから徐々に切り替えられてはいるけど、心の底ではやっぱ赤がずっと欲しいなって今でも強く思っている。やっぱ他の人が巻いてる今よりも絶対自分が巻いてる方が赤っていうものをもっと魅力的にできると思うし、そういった自信もあるし。ずっとずっと赤のことは考えているよ。
――ゴッデス戦を経て、年末に向けて沙弥様はどう動いていくんでしょうか
上谷 私自身は目先のことだけを見てないんで。今は目の前の試合だったりゴッデスだったり、まあ年末の両国っていうのはもちろん大事だし見ているけど、やっぱりその先。一つの到達点である「東京ドーム」っていうのがずっと夢だから、そこを見据えて動いていきたいっていうのがある。もちろんゴッデスを巻いて引っかき回すのはもちろんだし、やっぱいずれ赤っていうのを巻いて、また頂点に返り咲きたいっていうのもある。プラスアルファ、やっぱメディアかな。どんどん発信していく。それはやっぱ自分にしかできないことだと思うから、そういった部分でプロレスを広げていきたい。最近はTikTokとかも始めたりした。やっぱボケっとしてたら時間だけが過ぎていっちゃうから、どんどん自分で行動していかなきゃいけないなって思ってるよ。一瞬一瞬を無駄にしたくないし、意味のある行動を常にしていきたいっていうのはあるかな。ゴッデス、赤、そういうメディアとか、そういうのを一個一個頑張っていたら、いずれ最大の目標である東京ドームにたどり着くんじゃないかなって、沙弥様は思う。

――ずっと考えている赤に関しては「いずれ」という表現をされましたが
上谷 赤はマジで欲しい! あれは今、沙弥様が他の選手にレンタルしてるだけ。レンタル料金すごいたまってて(笑い)。それで副収入というか、儲けてるところもあるんだけど。マジで赤は欲しい。本当に今すぐにでも欲しいし、喉から手が出るほど欲しいし、あの赤は私にしか似合わないと心から思ってる。だからこそ自分の絶好のタイミングで取りにいきたい。今がタイミングじゃないっていうだけ。
――吏南選手が5★STAR優勝を飾り、9.12横浜では沙弥様がゴッデス王座、刀羅ナツコ選手がワールド王者の鈴季すず選手に挑戦と、H.A.T.E.に流れが来てますね
上谷 そうだね。H.A.T.E.は今、ベルトを巻いてないけど、存在感でいうとずっとH.A.T.E.中心だと思う。スターダムはH.A.T.E.中心に回っているんだなって思ってるからこそ、ここで目に見える結果、証明としてベルトを手に入れたいな。
――この秋、冬も沙弥様に注目していいですね
上谷 なんだよお前、その言い方! なんなの? 「いいですね?」っていうか、みんな沙弥様に夢中なんだよ! ベルトは今ないけど、それだけじゃない。別にベルトを巻いてるからって輝いてない人もいっぱいいる。ベルトを巻いてどうするかじゃん? 本当にもったいないよなって思う人がいっぱいいる。マジで人のことあんまどうこう言いたくないけど。まあ、だから沙弥様がベルトを巻いたらスターダムが面白くなるのは保証するよっていう感じかな。
――ところで…
上谷 なに? なんなの、お前マジで!? 沙弥様は本当にウジウジしてるヤツが嫌いなんだよ! はっきりしろよ! 聞きたいことがあるならシャキッとしろよ! 沙弥様は夏休み中なの!
――夏休みは楽しめましたか
上谷 楽しんでねえよ! 引きこもってんだよ、こっちは! マジ、旅行とか行きてえよ!
――どこに行きたいですか
上谷 言って連れてってくれんの? 温泉旅行! その質問、絶対に趣味で聞いてるだろ? マジでムカつくんだけど。
――最後に
上谷 9.12 横浜武道館、沙弥様と渡辺桃がゴッデスを巻く瞬間を、お前ら全員見に来いよ!

🔻9・12横浜大会情報はこちら🔻
https://wwr-stardom.com/schedule/20260912_yokohama/

