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MATCH REPORTS
2025.01.03

STARDOM NEW YEAR DREAM 2025

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中野たむ(フリー):タイガー・スープレックス・ホールド

MATCH REPORT

中野たむとウナギ・サヤカが再会のシングルマッチ。スターダムを解雇となり「ギャン期」に突入したウナギは、あらゆる手段を駆使して男女問わずマット界で話題を振りまいてきた。ウナギはスターダム初参戦時から中野と組み、オリジナルのコズミックエンジェルズを作り上げてきたのだが、突然たもとを分かつことに…。そして、12・29両国でワールド・オブ・スターダム王座を失った中野と、今年は自主興行での両国大会を控えるウナギがまさかの対戦。2人の遭遇はこれっきりか、それとも?
ゴングが打ち鳴らされてもコーナーから動かず。ゆっくりと歩を進め中野が張り手。ウナギが張り返し、中野ももう一発。張り手の打ち合いからウナギが中野を倒してマウントを取る。中野が三角絞め、ウナギがカバー。返されるとコードブレイカー、ギロチンドロップ。中野がネックブリーカー、カカト落とし、サッカーボールキック。中野はロープ越しにチンロック、サイドからドロップキック、名前を呼びながら顔面を蹴っていく。中野はコーナーからウナギを宙吊りスリーパー、場外に落としてプランチャで飛ぶ。場外で中野が向かってきたウナギをボディースラム。エプロンで中野がニーアタック、コーナーの金具を使ってのバックブリーカー。ウナギがニーアタックをキャッチし、花道に叩きつける。
花道に上がると、両者がエルボーの応酬、ウナギがブレーンバスター。ウナギはロープ越しにコードブレイカー。中野が返すと、ウナギはキャメルクラッチ、カカト落とし。返した中野にウナギは大ふへん固めの体勢。中野が切り返すとバックドロップ。中野がリング中央に座り込み、ウナギの顔面を蹴飛ばす。ウナギも中野の顔面を蹴飛ばしてやり返す。立ちあがっても顔面を蹴飛ばし合い、中野がカウンターのトラースキック。コーナーに上がるがウナギが追いつき。雪崩式ブレーンバスター。中野がブレーンバスターのお返しからバイオレットシューティング。ウナギがかわしてスライディングエルボー、スライディングラリアット。中野が返すと、城門突破狙いをこらえてスピンキック。中野がバックを取るが、ウナギがコーナーに逃れる。中野の突進をウナギがキャッチし、コーナーに叩きつける。ウナギはコーナーに乗せると、バックブリーカーから前方に叩きつける。ウナギの突進をかわし中野がバイオレットスクリュードライバー。両者ダウン状態から立ち上がりウナギがビッグブーツ、中野がスピンキック、バイオレットシューティングを前、後ろ、横から3連打。ウナギが返すと、中野がタイガーの構え、ウナギがこらえて城門突破、中野が返すと、15分経過。ウナギが大儀であったで叩きつけるが2カウント。返した中野にウナギがエルボー連打、マウントパンチ連打。中野がバックドロップを3連発。ウナギが返して丸め込み。中野が返してハイキック、タイガースープレックス。ウナギが返せず、中野の勝利となった。
中野「ウナギ、中野たむ、強かったっしょ。なんでかわかる? 守りたいものがあるからだよ! あのときは、ウナギのこと守れなくてごめんね。アナタは、ここでは生きられない。だって規格外すぎるもん! だから、もうスターダムには二度と戻ってくるな。(ウナギがマイクを取ろうとする)待って。でもね、もし、もし万が一、この先ウナギが行き詰まったら、いつだって、たむは駆けつけるから。そんときはたむがウナギを査定してあげる!」
ウナギ「中野たむは…やっぱり中野たむだな。中野たむには中野たむにしかできない。ただ私は中野たむにはできない、ウナギ・サヤカにしかできないことをもっと広い世界でやってやるよ。オマエの中野たむの査定結果は100点中、2点だ。そんな堅いこと言わずにさ、またやろうね…っていうか、私クビになってもまたここのリングにやって来るような女なんだから、オマエに追放されたぐらいで、ここに立たないわけないだろ」
中野がウナギを抱きしめる。ウナギが突き放すと中野が張り手。もう一度抱き寄せるが、ウナギが突き飛ばす。ウナギは去り際、本部席の岡田社長に「オマエ、今日とは違う契約書、用意しとけよ、次までに」と要求。

「中野たむ、廃業しません! ウナギはさ、この2年間、本当にいろんな修羅場を乗り越えてきたんだと思う。外から…外? どっちが外なんだろう。スターダム側から見てても、本当にそれはすごい。自分一人の力ですべてをつかみ取って、そういうウナギの姿を本当に尊敬しているよ。でも、たむはこの2年間、スターダムのトップで、最前線で、スターダムを引っ張って守ってきた! これが中野たむの強さだよ。守りたいものがあるから強くなれる! 2025年、中野たむは蛇になります。復活と再生の年。蛇みたいに絡みついて、絡みついて獲物を噛み殺す。殺す、絶対に…。中野たむは根に持つ女なので、廃業しませんから」

「私がクビになったあの日からずっとスターダムに戻りたいと思い続けて、すごいことをやってやろうと、ずっと仕掛けてきました。でも、私はウナギ・サヤカにしかできないやり方で、このスターダムにはできないことをやり続けていきます。2025年、中野たむを越えます、絶対に。そして、私が中野たむを呼ぶのではなく、中野たむが私が必要になったときに…まぁ、また戻って来てやってもいいかな。私はクビになってもここにまた戻ってくるような女ですよ? 中野たむごときに追放されたぐらいで戻ってこないわけないでしょ。スターダム、これからもまだ査定してやるよ。そして、オマエらにできない、もっと最高のものをやって、絶対中野たむ、オマエを潰す!」