MENU

MATCH REPORTS
2025.04.02

『STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.』

スペシャルシングルマッチ

1835

中野たむ(フリー):トワイライトドリーム

MATCH REPORT

4・27横浜アリーナで中野たむが上谷沙弥のワールド・オブ・スターダム王座に挑戦。しかもこの試合には、敗者引退が懸かっている。すでに中野をスターダムから退団させた上谷だが、自分も大きなリスクを背負いながら中野の息の根を止めるつもりでいるようだ。そんな窮地に追い込まれた中野との対戦を希望したのが、コズミックエンジェルズ同門の安納サオリだった。安納は中野デビュー戦の相手でもあり、シングルでは中野に全勝。スターダムでは初めてのシングルマッチとなるが、この試合で重要なのは勝敗以上にお互いの気持ちの確認ということになるのだろう。4・27横浜まで1カ月を切り、お互いがどんな思いで向き合うのか。
ゴングが打ち鳴らされ、両者ゆっくりと歩を進める。探り合いから手四つの構えに入り、力比べ。安納が上になると中野が返して上になる。中野が安納に乗り体重をかけていく。安納が返すと、中野が両肩をつけてカバー。ブリッジからともに立ち上がり、中野が蹴りを入れてロープへ振ってアームホイップ。安納が返すと中野がカカト落としをキャッチ。蹴りをかわし合い、中野がグラウンドで頬杖をつくと、安納が正面からドロップキック。安納は背後からもドロップキック、逆エビ固め。中野がエスケープすると、安納はロープ越しにネックブリーカー。中野が突進をかわされるもドロップキックを放ち、ニーアタックで安納を場外に送り出す。中野はプランチャで飛び、安納をリングに戻す。中野はバックを取るが、安納も取り返す。中野がエルボー、安納もやり返す。エルボーの打ち合い。安納が笑顔で中野のエルボーを受け、やり返すと、さらにエルボーを打ち合う。中野がマットに座り、「どうぞ」と安納を誘う。安納も座り込むと、脚を出して蹴り合う。中野が連打し、立ちあがるとカカト落とし。中野の突進に安納はビッグブーツ。中野がジャーマン、安納もジャーマンを連発。中野がタイガーの構えにいくと、安納が切り返しバックを取り強引にジャーマン。中野が返すと、安納がエプロンに出てバックを取る。中野がロープをつかんで抵抗。安納がビッグブーツ、中野がトラースキック、投げっぱなしタイガーでエプロンに叩きつける。両者リング下に転落。19カウントで生還し、安納が延髄斬り、中野がバックドロップ。中野が気合いを入れてコーナーに上がると安納が雪崩式フランケン。中野の突進に安納がジャーマンからタンタンドル。しかし、中野の肩が上がる。15分経過。安納が中野を引き起こし、ジャパニーズオーシャン狙い。中野がこらえてバックエルボーから張り手。安納が受けて立ち、中野がさらに張り手を連発。安納は手を後ろで組んで受けてみせる。安納の張り手で中野が崩れ落ちる。安納が蹴りの連打、中野も蹴りの連打からタイガーへ。安納が返すと、中野がVSD狙い。安納がスペシャルポテリングにいくが2カウント。中野が滞空時間をとってVSDを決めるも、安納が返す。そして中野がトワイライトドリーム。3カウントが入り、中野が安納を破った。
中野が手を出し、安納がその手を握る。
中野「サオリちゃん、今日は向き合ってくれてありがとう。中野たむどうだった? 超強くなってたでしょ。引退マッチさ、負けていなくなるかもって不安?消し飛んでいったんじゃない?」
安納「ごめん、私、たむが言う通り不安やった。たむのこと信じてる。でも、ちょっとだけどこか不安やったみたい。このシングルマッチが決まったときもさ、思い出作り、引退ロード、そんな言葉がSNSで見えた。中野たむは強い! メチャクチャ強い! 今日は受け止めた私が、胸張って言ってやる。たむは強い! たむ、負けんな。世間の声にも勝て。勝て! みんな、みんなたむのこと信じてる。だからたむが信じた言葉を私たちに見せて」
中野「信じて、勝つよ。4・27、勝って引退なんてしない。赤いベルト取り戻して、そのときはサオリちゃん、アナタとベルト懸けて闘いたい。そこが、次の頂点」
両者が手を合わせる。
ウナギ・サヤカが登場し。安納が払い除けようとするが、ウナギはリングへ。
ウナギ「一緒に頂点目指そう!」
中野「なんでじゃい! 出禁にしたでしょ。出禁! 誰?通したの?」
ウナギ「出禁になったのは、それは中野たむさんがスターダム所属のときの話ですよ。アナタ、フリーでしたっけ? なんならウナギ・サヤカの方が先輩だから敬語使った方がいいんじゃない?」
中野「……。でも、フリーだもん…」
ウナギ「まあでも、私も中野たむは引退しないと信じてるよ。信じてるし、でも、やっぱり今日の白川未奈を見たらさ、ウナもちゃんとコズミックエンジェルズを卒業したいなと思った」
中野「いや、だからこないだ卒業したんだよ」
ウナギ「してないよ、まだ!」
中野「送り出したじゃん」
ウナギ「あれは、ナチュラルに出禁になったんだよ。まだ卒業もしてないし、カッコいい白川未奈の姿見ちゃったらさ、ちゃんとスターダムのリングでコズエンを卒業したいなと思って。だから、4月6日安城で中野たむとあのたんと組んで、コズエンやりたーい! まさかこんなお金のにおいのするカード、やらないなんてことはないよねえ。というわけでいま、岡田社長がかたく頷かれたので、4月6日安城、オマエの誕生した場所で、中野たむ、安納サオリ、横でオマエらを査定してやるよ。OKね。社長の言うことは絶対だから、中野たむおぼえておけよ。じゃあねえ。日曜日に」
安納「マジで、空気読め」
ウナギが退場。
中野「あーーーー! 宇宙のみなさん後楽園ホールのみなさん、こんにちは! 今日も雨のなか、平日こんなにたくさんの人に足を運んでいただけて、そしてみなさん一緒に闘ってくれてありがとう! でもね、長い雨もいつかはやみます。満天の青空をみんなで迎えてスターダムがみんなを照らすので、これからも私たちのことを愛し続けてください! レディースアンドジェントルメーン、メイアイハブアテンションプリーズ、ウエルカムアボード、コズミックエンジェルズ! 本日の搭乗員を紹介します。玖麗! さくら! ゆなもん! サオリちゃん!  なつぽい! たむ! ウィーアーナンバーワン、ウィーアーザベスト、ウィーアースーパーデリシャース。私たちもアナタたちも、デリシャース、ウ~~ンマ!」

中野「ブスですか? かわいい? 頂点てさあ、いつもたどり着いたなって思うたびに、またその先の頂点が現われて、終わりがない。でも、だから走り続けていられるんだと思う。ずっとたどり着けないから、私たちは夢を見続けられてて、今日もまた頂点ができた。人生の地図ってずっと未完成でさ、その地図をサオリちゃんとかコズエンのみんなと一緒に描き続けていけることが幸せだなって、今日あらためて思った。次の頂点でまた会おう、サオリちゃん。だから4・27、絶対に勝って引退しない。まだ約束があるからね。たむを信じてください。ありがとうございました」
ウナギが入ってくる。
ウナギ「すいません、その未完成の地図のなかにウナギ・サヤカさんはいらっしゃるんでしょうか?」
中野「(手で地図を表現し、その下っ端の方を指さしながら)このへんにね」

「今日、4月2日、この日は2年前に私がさらに輝くためにスターダムのリングに再び上がった日。この決断をする前からさ、たむから何度も電話でスターダムのリングこない、コズエンで一緒にやろうよって何回も言われててさ。私そのときひねくれてたから、イヤやってずっと断ってたんやけど、今日こうやって闘ってるんやもんな。たむってさ、ホンマ、メッチャ注目浴びる子なんやね。デビューの頃からなんなんやろう、悔しいくらいに。今回のこともそう、たむの一言であれだけ反響があるって。それだけすごいことなんよ。影響があるよ、中野たむって。必要よ、中野たむは。まだまだこの世界に。私もさらに輝く道をまた歩くから。たむ、ウ~~~ンマ」