コズミックエンジェルズの玖麗さやかとテクラによる一騎打ちが3日前の後楽園大会で急きょ決定。執拗に岡田太郎社長との対戦を迫るテクラに待ったをかけたのが玖麗だった。玖麗はアイドルキラーを自認するテクラを挑発し、負けたらコズエン入りを突きつけた。ならばとテクラは勝てば岡田社長とのシングル実現を要求。岡田社長をアイドルとして見ているのかはわからないものの、両者によるシングルが実現。はたして、その行方は?
ゴングと同時に、玖麗がドロップキック連打で奇襲を仕掛ける。玖麗はスリーパーも、テクラが抜け出し、髪の毛をつかみストンピング連打。テクラは後頭部にトラースキック。玖麗が返すと、テクラは玖麗を場外に送り出すフェンスに叩きつける。もう一度叩きつけると、岡田社長を挑発しながら本部席で攻撃。リングに戻すと側頭部にトラースキック、ブリッジをしてネックロックからインディアンデスロック。玖麗のエルボー連打をテクラが受けて立つ。テクラのエルボーで玖麗がダウン。玖麗はカウンターのドロップキック、テクラをかいくぐりエルボーアタック、ドロップキック連打。玖麗がコーナーに上がると、テクラが下から張り手。テクラも上がり、コーナー上でエルボーの打ち合い。テクラが起き上がりエルボーを食らわす。テクラは雪崩式ブレーンバスター。ブリッジで忍び寄り、狙いすましてスピアを決める。玖麗が返すと、テクラは毒グモデスドロップの構え。玖麗がこらえると両手を取って蹴りを入れる。テクラがビッグブーツ、ロープに固定すると、岡田社長に向かい「(玖麗の)かわいい顔見て、次はアンタの番だよ」と挑発する。玖麗が逃れてドロップキック連打、マウントパンチも連打する。玖麗の突進にテクラがバックキック、玖麗が飛びついてスリーパー。10分経過。玖麗がミサイルキックも、テクラが返しておき上げる。そこに玖麗が張り手、テクラがカウンターのエルボー、トラースキック。玖麗が返してときめきスピア、串刺しでも放ち、もう一発ときめきスピア。テクラが返すと、玖麗はファルコンアロー。しかし、テクラの肩が上がる。玖麗がもう一発ときめきスピアを決め、ファルコンアローをもう一発。3カウントが入り、玖麗がテクラを破ってみせた。
岡田社長「テ~ク~ラ~。今日の試合は玖麗、プロレスラー玖麗が勝ちました。おめでとう、これでテクラは、コズミックエンジェルズのメンバーです! これでキミもアイドルになれるね! ハハハ!」
テクラが襲い掛かり、止めに入った選手たちをなぎ倒しながら社長のシャツを引き裂く、さらにリングに上げると、レザーベルトで滅多打ちに。テクラは止めに入ったスタッフにも暴行。
岡田社長「いくらなんでもやりすぎだよ。いいか、罰金も払わない、スタッフに手を出し、何も言うことを聞かない。テクラ! オマエは、クビだー!」
テクラ「ホワッツ!? フ○ッキューオカダー!」
岡田社長が何やら耳打ちすると、テクラはリングを降りて中指を突き立てながら退場。
呆然と見ていた玖麗がリングに取り残される。玖麗「とりあえずこの試合で勝ったのはH.A.T.E.キラーの玖麗さやかです!」
「テクラ…クビ? テクラのそのやり方とか、そういうところはまったくリスペクトはないけど、すごく選手としてリスペクトしている部分ももちろんあったので。いきなりちょっと気持ちが追いついてないんですけど、とりあえずコズエンには入ってくれないということですよね。今日本当はこの試合で勝って、テクラをコズエンに迎え入れて、私は言いたいことがあったんです。大田区総合体育館のシンデレラ・トーナメント2025。私は優勝してシンデレラになったわけなんですけど、今日本当は、願いを言うつもりでいたんです。だけどあんなことになっちゃって、いまここで言います。私のシンデレラ・トーナメントの願いは、今日のメインイベント、ワールド・オブ・スターダム選手権、中野たむさん、上谷沙弥さん。そのどちらが勝っても、そのワールド・オブ・スターダムのベルトに挑戦させてください。それがシンデレラの願いです。以上、メインまで見届けます」