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MATCH REPORTS
2025.10.20

スターライト・キッド デビュー10周年記念大会 キッちゃんファミリー危機一髪!?

キッちゃんファミリー危機一髪!?

VS

  • 井上京子

    WIN
  • 葛西純

  • 鷹木信悟

24

井上京子:鷹木信悟のデスバレーボム→葛西純のパールハーバー・スプラッシュ→井上京子のパワーボム→エビ固め

MATCH REPORT

スターライト・キッド&エル・デスペラード&ドラゴン・キッド組のキッちゃんファミリーが初トリオを結成、井上京子&葛西純&鷹木信悟組と6人タッグマッチで激突する。S・キッドにとって井上京子はプロレスの原点。その京子とはランブルマッチで一度対戦もほとんど肌を合わせる機会はなかった。そして10周年興行を機に、事実上の初対戦が実現。京子と肩を並べるのが葛西と鷹木。文字通りの危機一髪をキッドはかいくぐることができるのか?
鷹木が「出てこいキッド」とおそらくドラゴンの方を挑発。SLKが鷹木、葛西と握手をかわす。デスペと葛西が先発で対峙。ロックアップから腕を取り合い、デスペが振ると葛西がショルダータックル。デスペがヘッドロックからショルダータックルをやり返す。鷹木とキッドが対峙して睨み合い。ロックアップから鷹木がショルダータックル、ドラゴンがかいくぐると、エプロンからスワンダイブ式コルバタ。619は鷹木がかわして場外で間合いを取る。SLKと京子がリングイン。ロックアップで京子が押し込む。SLKが反転してエルボー連打、ラリアットをかいくぐりバックを取る。京子が跳ね除け、ドロップキックも受けてみせる。SLKが髪をつかみエルボーで向かっていく。京子が胸を突き出し受けてみせるとモンゴリアンチョップ。ドラゴン、デスペにも京子がモンゴリアン。デスペが京子をコーナーに追い込みSLK、ドラゴン、デスペが串刺し攻撃。トリオでピラミッドを作りキッちゃんファミリーをアピール。葛西と鷹木が連係で攻撃。デスペを捕まえダブルでショルダータックル。SLKが葛西と鷹木にエルボー連打。クローズラインをかいくぐりクロスボディーも跳ね除けられる。京子がSLKにインディアンデスロック、反転して締め上げる。京子は「オマエは飛んでけ」とコーナーに追い込みヒッププッシュ。「入ってくんじゃねえ」とドラゴンもまとめて餌食にしてみせる。葛西と鷹木がデスペもコーナーに追い込み。京子がヒッププッシュで「参ったか!」。キッドが場外に出され、京子がリングサイドで連行。葛西はデスペ、鷹木がドラゴンを場外で攻め込む。京子がリングに戻してマスクに手をかける。葛西はデスペ、鷹木がドラゴンのマスクを剥ぎにかかる。ドラゴンのマスクがはがされ、デスペもマスクを脱がされる。するとマスクが交換された状態に。京子はSLKにヘッドロック。葛西がSLKの額に噛みつく。「キッちゃん、10周年おめでとう」と祝福の攻撃。鷹木が腹部を踏みつけエルボードロップ。SLKがニードロップをかわすとクロスボディー。鷹木がキャッチし叩きつけるが、SLKがセントーンをかわす。SLKが鷹木にエルボー連打で向かっていく、マスクをつかまれると「なめんな」と張り手。しかし後方から葛西が背中を蹴り飛ばす。デスペのアシストからSLKがスイングDDT。ドラゴンが鷹木に619もキャッチされる。鷹木がエルボー連打、前方に叩きつける、ドラゴンが丸め込むが2カウント。ドラゴンがスワンダイブも、鷹木が受け止め葛西がドロップキック。葛西がドラゴンに串刺しラリアット、ブレーンバスター。ドラゴンが返すと、変型619。デスペが串刺しラリアット、ブレーンバスターを葛西に決める。「オレの技だ」と葛西がすぐに返してエルボー連打。葛西は「マネばっかしやがって」、デスペは「マネじゃねえ」。葛西がラリアット、リバースタイガーをデスペがこらえてバックドロップ。SLKが入り葛西がデスペにラリアット、葛西は竹串を持ち出し、SLKを狙う。デスペが取り上げて葛西の額に打ち付ける。SLKがデスペと不知火で合体、旋回式ダイイングボディープレス。しかし葛西が返してみせる。葛西がキッドにDDT。京子がラリアット、SLKを起こして「ごめんね」とパワーボム狙い。SLKがこらえて突進。京子がかわすがSLKがヒザを蹴ってニークラッシャー、ドラゴンスクリュー、京子のヒザめがけてその場跳びムーンサルトプレス。京子が足取りを跳ね除けるが、SLKがコーナーへ。京子が追いつき、雪崩式の体勢。デスペがカットも葛西が阻止。京子は雪崩式ブレーンバスターを決めるがカットされる。20分経過。デスペとドラゴンが合体し分断。SLKが場外にプランチャで飛ぶ。京子が戻され、SLKとドラゴンの619の合体からデスペがバックドロップ、SLKが「終わりだ」とムーンサルトプレス。しかし、京子が肩を上げる。黒虎脚殺にいくSLKをデスペとドラゴンが援護。SLKがギブアップを迫るが、京子の手がロープへ。SLKが京子にタイガースープレックスの構え。鷹木、葛西がラリアット、京子もラリアット。SLKが返すと、鷹木が引き起こし担ぎ上げるとデスバレーボムで叩きつける、葛西がパールハーバースプラッシュでつづき、京子がパワーボムへ。最後はキッドが3カウントを奪われた。京子とデスペが視殺戦。鷹木とドラゴンも睨み合い。京子がSLKを抱き起こして握手、客席に向けて深々と礼。
葛西「ストップ・ザ・ミュージック! キッちゃん、10周年おめでとう。まさか、アンタとは一番対極にいるこのレスラーを呼んでくれるなんて、夢にも思わなかったよ。ただ、水と油だからまじわっておもしろいところがある。来年も、また呼んでくれよ」
鷹木「あらためまして、スターダムのリングに鷹木信悟が来た来た来たー! おチビちゃん。本名はぁ…言っちゃダメだなあ。まあとにかく、オファーをくれてありがとう。そして、10周年おめでとう。次があればオレとのシングルマッチあるんじゃないかあ? おい、ドラゴン(・キッド)のおじさん、アンタも相変わらず元気だねえ」
ドラゴン「アンタに言われたくないわ、おじさんって」
鷹木「確かにオレもおじさんだ。石森(太二)とやるのもいいけど、オレとのシングルもいつか実現してくれよ」
京子「キッちゃん、プロレスラーになってくれて、ありがと。10年前じゃ考えられないね。闘えるなんて思ってなかったね。私、37年やってるけど、こんな刺激的なカード組んでもらって、ホントにありがとう。これからも元気でファンの人、喜ばせてね。おめでとう」
SLK「なんかしゃべって、お兄ちゃんたち」
ドラゴン「いまのあとにもうなにも言うことないよ。最高の締めだったんじゃないの?」
デスペ「キッちゃん締めておしまいだよ」
SLK「このグダグダ感が、キッちゃんファミリーですね!」
ドラゴン「10周年おめでとう」
SLK「ありがとうございます。マスクとコスチュームまで今日のために作ってきていただいて、ホントにうれしいです。妹は、大喜びです! 京子さん、鷹木さん、葛西さん、本当にありがとうございました。そして、お兄ちゃんたち、グダグダだけど、これが私たちのファミリーらしさで、お姉さんもセコンドついてくださって、またキッちゃんファミリーやりたいです。ありがとうございます。最後フルコース食らってボロボロなんですけど、今日は完売、全席完売でこんなにたくさんのご来場本当にありがとうございます!  うれしいです。私ってホントに物事が続かないタイプなんですけど、こうしてプロレスを10年間続けられてるって、私にとってはホントにすごいことなんですよ。前の私じゃ考えられないくらい、ホントにすごいことで。でも、こうして10年間プロレスを続けられていられるのは、どんなときでも応援してくださるファンのみなさん、そしてスターダムのみんな、選手、スタッフ、関係者のみなさん、そして家族が支えてくれるおかげです。本当にありがとうございます。そしてね、今日のためにたくさんたくさん準備してくださった岡田社長をはじめ、スタッフのみなさんホントにありがとうございます! わがまま沢山汲んでもらいました。そのおかげでこんなにたくさんのお客さんに集まっていただいて、大成功と言っていいんじゃないかなって…負けちゃったけど。幸せですよ、こんなに最後フルコースいただけるなんて。負けてうれしいって思うことって回数少ないですけど、今日はそのうちのひとつに入る負けです。はあ。まあ私は、まだまだここのリング上で闘っていきますけど、デビュー10周年をこうして大会として残せたことが、本当に幸せです。ここの空間にいるみんな、そしてYouTubeを見てくれてるみんな、みんなの記憶に残る大会になってくれていたらうれしいなって、心から思ってます。11年目も、スターライト・キッドの応援をよろしくお願いします。ということで、今日は最高の空間をありがとうございました。グッバーイ!」

鷹木「次があるんじゃないですか、次が。22年目ですけど。10周年って言ってますけど、20年、次は25年、30年、35年、40年と。このトリオがまだあるかもしれないですね。ドラゴン・キッド! ドラゴン対決、いつでもやる準備はできてるぜ。どっちがおじさんか、もちろんアンタの方がおじさんだけどな」
葛西「キッちゃん、10周年おめでとう。まさかね、10周年でおれっちを呼んでくれて、そしてこんな超刺激的なマッチメークを組んでくれるなんてね、おれっちからなんかやらなきゃいけないのに、いいプレゼントをもらっちまってよ。さすが井上京子さん、超刺激もらいましたよ」
京子「ありがとうございます」
葛西「そして、鷹木信悟、なんかおれっちと似たようなにおいがするなと思ったら、次リングで会うときは味方じゃねえ、ハードコアでぜひやらせていただきたいね」
鷹木「ちょうどウチの若いヤツ、永井大貴が葛西さんの名前出してたからね、オレは鷹木、永井組対葛西、誰か組って、近い将来あるんじゃないですかね」
葛西「やっぱプロレスってもんはよ、点を線にして、点と点を結ばなきゃおもしろくねえんだ。ガッチリ結ばせてもらおうじゃねえか」
京子「(私は)やんないよ、デスマッチとかやんないよ。キッちゃん、10周年本当におめでとうございました。本当にプロレスラーになってくれてありがとう。もうなにもないです。そして本当に私、体調が悪くてヒザが悪かったんですけど、試合前にちょっと弱音を吐いたんですけど、2人が全部サポートしますと言ってくれたので、もうホントにホントにありがとう。勝たせてくれた感じで」
鷹木「もうどうしても生のナイアガラドライバー見たかったんで」
京子「ありがとうございました。ホントありがとうございました。キッちゃん10周年、おめでとー!」

SLK「10周年記念大会キッちゃんファミリー危機一髪、ありがとうございました」
ドラゴン「おめでとうございます」
SLK「ありがとうございます。お兄ちゃんたちのマスクとコスチューム、サプライズで、マジでビックリしました」
ドラゴン「2回目とかあったらまた使える」
SLK「これはまた今日しかないですよ。でも、お兄ちゃんが竹串から守ってくれたおかげで逃れました。今日はこの姿で終わらせてください。でもホントに、今日の大会のためにたくさんご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。お兄ちゃんたちも、そして京子さん、鷹木さん、葛西さんもありがとうございました。出てくださったみなさんにもホントに感謝でいっぱいです。ホントにチケット売れるかどうか心配だった、カードなにも出てないから。(3人で)組むことしか決まってなくて。お兄ちゃんたちをいっぱい振り回してしまったと思います。でも、でもでも、ホントに付き合ってくれるお兄ちゃんたちが大好きです。また組みましょう」
ドラゴン「信悟と久しぶりに会えたし」
SLK「また今日で新たな扉がいっぱい開かれたと思いますので、11年目もがんばっていきたいと思います。お兄ちゃんたち、これからもよろしくお願いします」
デスペ「控え室の廊下出たくなかった。大先輩だらけで怖くて、久々でした、あの感じ」
ドラゴン「怖いっていう気持ちあるんですか?」
デスペ「あります、あります。やっぱり、お会いしたことないベテランの下田さんクラスの人がいっぱいいるわけじゃないですか。怖いじゃん」
キッド「ホントに私が呼びたい人を呼びまくったので。引退された方まで呼んじゃって、やりたい放題やらせていただきました。小っちゃい頃から女子プロレス見続けてきて、デビュー10周年迎えて、自分が昔に見てたものをまた再現できたというのは、うれしかったです。歴史あるな女子プロレスとも思ったし、まだまだ試合していきたいなと思っちゃいましたね。これからもわがままに付き合ってください。ということで、今日はスターライト・キッドデビュー10周年記念大会キッちゃんファミリー、ホントにありがとうございました!」