水森由菜と金屋あんねの「トロピカル☆ハイサ~イ」が、タッグリーグ開幕を前に火花を散らした。「ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ戦~」に出場する2人は、1日の後楽園大会でシングル対決に臨んだ。試合前には髪をつかみ合う騒動に発展し、岡田太郎社長が仲裁に入った。
発端は10月27日の後楽園大会だった。ハイスピード王者の水森は「コズエン(COSMIC ANGELS)に入ってさ、何か月たつ? 4か月か。新人も先越されて、もう勝ってないのあんねだけだよね」と奮起を促した。
しかし、金屋は「そんな言葉、なんで言えるんですか? もういいです。タッグリーグ、私、ゆなもんさんともう組みませんから」と反発した。これを受け、この日の一騎打ちが組まれた。
大会前から感情はぶつかった。お渡し会を行っていた金屋のもとに水森が現れ、「お渡し会してめちゃくちゃ余裕そうだけど、あんた勝つ気ある?」と詰め寄った。
金屋も引かなかった。「あるに決まっているでしょ。なめんなよ。タッグリーグ辞退して、そのベルト、絶対に剝がすから」と応戦した。
水森も「剥がす? じゃあやってみろよ。私、全部懸けるわ」と言い返し、髪をつかんでもみ合いになった。
スタッフに呼ばれて駆けつけた岡田社長に、水森はこの日のシングル戦をハイスピード王座戦にするよう要求した。
しかし、同社長は「ダメですよ」と即座に却下した。「あなたたちのタッグでタッグリーグも発表しているんですよ。あなたたちのワガママでタッグリーグを見直すわけにはいかない。勝ってから言ってください。勝ったら考えますよ」と厳しく言い渡した。
さらに「2人で気持ちをぶつけ合って、まずはタッグリーグをしっかりやってください」と諭し、最後は「お騒がせしました」と集まった観衆に騒動を詫びた。
迎えたシングル戦で、先に仕掛けたのは金屋だった。果敢にエルボーを打ち込み、ボディースラム、ドロップキック、ブルドッギングヘッドロックとたたみかけた。
スライディング式の熊本の不沈艦を浴びても追撃を阻止し、張り手でやり返した。水森の怒りを買ってもひるまず、強烈な一撃を食らいながら、隙を見ては丸め込みで勝機を探った。
それでも、最後は王者の力に屈した。水森は勝負どころで熊本の不沈艦をまともに浴びせると、サポーターを外してダメ押しの一撃を叩き込み、金屋から3カウントを奪った。
試合後も金屋の感情は収まらなかった。水森が差し出した手を払いのけたが、水森はその体をがっちりと抱き締めた。ぶつけ合った思いを、タッグの力に変えられるか。トロピカル☆ハイサ~イが、揺れる胸中を抱えたままリーグ戦に向かう。
水森由菜「あんたが勝ちたくてもどうしても勝てないの、私が誰よりも知ってるよ。デビュー戦をした私が一番あんたのこと凄いって思っているから。あんたは本当にすごいレスラーだから!」
金屋あんね「同期はもう初勝利もしてベルトも巻いてるのに、私だけずっとスタートラインにいるままで悔しいんですよ!隣にずっと見てくれてるゆなもんさんがいるから辞退したくない!私の初勝利、隣で見ててください」
水森由菜「じゃあタッグリーグ、一緒にあんねの大逆転の花咲かせます!トロピカル☆ハイサ〜イ!」

