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MATCH REPORTS
2025.05.31

『なつ&さおりー 来たよ。来たね。10周年。〜うちらの足跡〜』

スペシャルシングルマッチ

5

5分時間切れ引き分け

MATCH REPORT

アクトレスガールズ坂口敬二代表、東京女子プロレス・甲田哲也代表&スターダム・岡田太郎社長、有田哲平さん&福田充徳さんから花束の贈呈。
福田「まずは10周年本当におめでとうございます! 本当にすごい迫力の試合でちょっと感動しました。お客さんの熱気にもすごく感動しました。いや本当に素晴らしい大会だったと思います。本当、お邪魔しましてありがとうございます!」
有田「本当に10年間、お疲れさまでした」
福田「引退じゃないですよ。やめるわけじゃ…ここから、途中ですから」
有田「いやー、10年前に何気なく新木場に見に行ったアクトレスガールズの2人が10年後、こうやってこれだけたくさんのお客さんの前で、しっかりあんなハードな試合をやってしめれるようになった。本当に感動しております。今日は最初からずっと見てましたけど、2人の友情、そして2人の絆。見させていただきました。最後はタッグ、力合わせてやってました。ますます次は2人の一騎打ちを見たいなとそう思っています。ぜひ見せてください。次っていうのは…」
福田「いつ終わるんですか!」
有田「次っていうのは、いつぐらいになります?」
福田「具体的に詰めなくていいんですよ。いつかやりますって言うてるんで」
有田「まあまあちょっと。次、いつぐらいですか? ちょっと近い将来? 極めて近い将来? 極めて近い将来でいいですか? ねぇ」
なつぽい「絶対早めに」
安納「大事なところでやります」
有田「大事なところでぜひ。結構、今日も大事なところだと…」
福田「もういいでしょ。いいでしょ、もうお祝いの席なんですから」
有田「どうですか、せっかくだったら。ちょっとだけでも。みなさん、どうせだったら、ちょっとだけでもいま見たくないですか? もちろんあんなハードな試合をしたあとですから、体力が残ってたらの話ですけど、もう残ってないと思いますけど、でも…見たいっすねえ、なんか」
福田「あんだけ激しい試合したあとに無理じゃないですか?」
有田「本当に、あっ、はい。時間無制限とは言わないですよね? ガチです」
福田「行けます?」
なつぽいと安納は、戸惑いの表情。有田&福田とのタッグマッチならどうかとの反応も。
福田「タッグマッチ? この4人でってこと?こんなガリガリのオッサン無理でしょ」
有田「本当ですか? 5分!? 5分、いただきました。一騎打ち!」
福田「マジですか、すごい無茶ぶりですけど」
有田「ちょっと誰かレフェリーを呼んでいただいて…」
有田「村山さんみたいに飛べないんで」
村山レフェリーがリングサイドへ。
有田「5分間、ちょっと、5分いいですか? 体力残ってます? いいですか、社長。いただきました、5分。すみません!」
福田「すごい展開になりましたね」
有田「ちょっと放送席、放送席!」
福田「見よう、見よう、見よう!」
そして、なつぽいと安納が5分間のシングルマッチへ。なつぽいが差し出した手を安納が叩いてジャーマン。返されるとミサイルキックを安納が連発。なつぽいはコーナーの安納を止めてデッドリードライブでエプロンに叩きつける。さらに場外へプランチャで舞う。リングに戻すと、なつぽいはフェアリアルギフトを投下。安納がかわしてドロップキック。残り3分。安納となつぽいがエルボーを打ち合い、なつぽいが両手を広げ受けて立つ。安納も受けて立ち、突進をかわすとジャーマン。残り1分。なつぽいがやり返すと、ジャーマンの打ち合い。安納のビッグブーツをかわし、なつぽいがクロスボディー。安納がジャーマン。なつぽいもジャーマンでホールド。安納が返すとポテリングにいこうとしたところでタイムアップとなった。
なつぽい「有田さん、なんてことしてくれてるんですか。でもサオリ、やっぱりサオリは最強のライバルだよ」
安納「ウチらさ、やっぱアホよな。どんだけお互いに負けたくないねん。さすが最高の相方」
なつぽいのぽいポーズに安納も応じる。
安納「次はさ…」
2人「東京ドームのメインイベントで会おう!」
2人がステージへ。姿が消えると、これまでを振り返る映像に。相羽あいなが登場し、「まだありますよ」と2曲を披露。
相羽「主役のお二人をお呼びしましょう。な
つぽい、サオリ!」
安納だけが登場。
安納「ごめん、私だけでいい?」
相羽「オッケイ。とりあえずそっち行っていい? 行くわ。(ステージに向かう)いやいやいやいや、すごかったな。試合して」
安納「アナタも試合して歌うたって。メッチャ練習してたもんな。あいな、な」
相羽「見に来てくれたもんな」
安納「どう、久々のプロレス?」
相羽「え、そやな…1発入れたったわ。1発どころじゃない。2発くらい入ったかな」
安納「勝ったん?」
相羽「見てへんの? おい、見てへんの?」
安納「いや…」
相羽「どっちやと思う?」
なつぽいが合流。
なつぽい「お待たせ、何の話?」
相羽「サオリが『勝ったん?』って。Xでさ、『勝てよ』みたいな。『勝つんやんな』みたいにちょっと言われたから。サオリに言われたらムカつくやんか?」
なつぽい「わかる、わかる。すごくわかる」
相羽「で、『どうやった?』って言われたから」
なつぽい「どうやった?」
相羽「見てへんねんな。どっちやと思う?」
安納「また復帰してよ」
相羽「ちょ待ってよ。やめて、やめて、ホンマ。すごいことしてるから2人、ホンマに」
安納「ホンマにありがとう。すごい練習してくれて、この日の、この日のためにトレーニングいっぱいしてるあいなを知ってるから、感動した。みなさんも凄かったですよね?」
相羽「ありがとうございます。2人のおかげでホンマに素敵なね、リングに立てることができて、ホンマに最高。2人に、なつぽいとサオリに出会えて、ホンマによかったわ。ありがとう。じゃあ、あとは2人でホンマにありがとう。試合見てな。ありがとうございました!」
相羽が退場し、ステージ上はなつぽい&安納。
なつぽい「来たね」
安納「来たな」
なつぽい「もう終わっちゃうのか。一つ言いたいことがあってさ、0歳からの幼なじみがいるの……泣いてない! プロレスはじめて10年間、一度も見に来てくれなかったの。なつがやられてるの怖くて見れないって。なんでやられてる前提なんだろうって思いつつ、今日はじめてこの場に足を踏み入れてくれました。すごくすごく嬉しくて、でも今日、プロレス見たことない、プロレスってどんなの?って思うなか、勇気を出して一歩踏み出してくれた人がたぶんね、たくさんいると思う。本当に本当に、ありがとうございます」
安納「なんかさ、この日に向けて準備しててさ、はよ終わってくれって何度も思ったんよ」
なつぽい「わかる」
安納「でもさ、今日が近くなるにつれてどんどん終わってほしくないなって。この日が来てほしくないなって思うようになっちゃって。みなさんに楽しんでもらうためにウチらすごい準備してたけど、一番楽しみにしてたのはウチらかもな」
なつぽい「せやな」
安納「この10年、一人でなんか闘っていません。家族、友達がいるから私がいます。応援してくださってるみなさんがいるから私がいます。相方がいるから私がいます。これからも届けよう」
なつぽい「届けよ」
安納「ありがとう」
なつぽい「最後はこれで締めようか。せーの!」
2人が「みんなにてんきゅー!」と叫び、ゴンドラに乗って場内を歌いながらアリーナを一周する。
なつぽい「今日はウチらの10周年興行を選んでくれて本当にありがとうございました」
安納「みなさん楽しんでいただけましたでしょうか?」
なつぽい「みんなの、その笑顔が見たかった!」
安納「ウチら10年間プロレスやってきて、なんのためにプロレスやってるんだろうって思うことがありました。今日のためでした!」
なつぽい「これからもウチらにずっと付いて来てください!」
なつぽい「本日は本当にありがとうございました」
安納「ありがとうございました!」
2人「みんな、てんきゅー!」

なつぽい&安納のコメント
安納「あー、終わりやー。どう? 楽しかった? なんかホンマにさ、ウチらのしたかったこと全部詰めたよな? もうさ、ゼロから作り上げたやん。メッチャ、メッチャ話し合ったよな。でも、これってホンマにさ、みなさんが楽しんでもらうために考えたよな。楽しんでいただけたかな? でも、みなさんメッチャ笑顔やってんな。その姿が見れたことがホンマに嬉しかったし、この5月31日に向けて、毎日、毎日動き続けてよかったって。でも、それはなつみとじゃなかったらできひんかった。一人じゃ無理でした。だから、なつみに最大級の『てんきゅー』を言います。てんきゅー。ちっさ(笑)」
なつぽい「10年やるなんて思ってなかった。でも、サオリが続けてるから、私もやめられないよ」
安納「そやで。先やめた方が…いやそれはないな。それは嘘やけど、でもそやな」
なつぽい「サオリが頑張り続けるから、私も負けたくないって本気で思うし、こんなに最高なライバルであって、最高の仲間はほかにいない。ずっと言い続けてるけど最大級の『てんきゅー』を送りたいと思います。(小声で)てんきゅー」
安納「ちっさ。こっからやな。これで終わりじゃないから。今日、この日のためにずっとずっと動いてきたけど、ここからやから。11年目、残さないとね。始まるよ」
なつぽい「ここからまた新たなステージに登ります。11年目、私はこのスターダムのど真ん中を走るよ」
安納「私はつかむで」
なつぽい「やったろ! バイポーイ。ありがとう、みんな」
安納「ホンマにありがとう。せーの、みんなに」
2人「てんきゅー!」