ワンダー・オブ・スターダム王者の羽南が、実妹・妃南との激闘を制し、5度目の防衛に成功した。
地元凱旋試合で実現した姉妹対決。先に仕掛けたのは妃南だった。場外で投げを狙ったが、羽南は阻止。逆にDDTで場外マットに叩きつけ、フェイマサーを浴びせて主導権を握った。
妃南もネックブリーカーからSTF、払い腰で反撃した。羽南は同じ払い腰で応戦すると、ブロックバスターから場外へのプランチャを敢行。ロープ越しの脳天杭打ちまで繰り出し、妹を突き放しにかかった。
それでも挑戦者は食い下がった。変型フェイスバスターから再びSTFで捕獲。執念の首攻めで、王者を追い詰めた。
苦境をしのいだ羽南はバックドロップで反撃し、フェイマサーからブロックバスターホールド。さらにバックドロップホールドで勝負をかけたが、妃南も簡単には終わらなかった。
リストクラッチ式ブリザードスープレックス、雪崩式フィッシャーマンズスープレックスで逆襲。マッドスプラッシュは剣山で迎撃されたが、ネックスクリュー、変型ジャックハマーと攻め立て、今度こそマッドスプラッシュを命中させた。
これでも羽南は3カウントを許さない。激しい頭突き合戦からバックドロップホールドを2発。最後はリストクラッチ式バックドロップホールドで、妹の挑戦を振り切った。
2022年4月のフューチャー王座戦以来となる、ベルトを懸けた姉妹対決。再び姉の壁となった羽南は、妃南を「ひい」と呼びかけた。
「ひい、強くなったね。うれしいよ、このワンダーのベルト懸けて宇都宮で戦えたことがうれしいよ」
その上で「このワンダーのベルトに一番近いのは感じたよ」と妹の成長を認め、「またいつか挑戦しにきてよ。私はまだまだひいの壁であり続けるよ」と再戦を呼びかけた。
妃南は「強くなったね」という言葉こそが一番悔しいと吐露。それでも「そのベルト、絶対あきらめないし、一番になることもあきらめないから。私が羽南を倒すまで、このリングでやり合いましょう」と、姉を超える日まで戦い続ける覚悟を示した。
妹の思いを受け止めた王者は、さらに大きな夢を口にした。「東京ドームももちろん白いベルトを巻いて行きたいです。だから上谷の夢だけじゃないからね。私たちの夢でもあるよね」と宣言。地元・栃木でも、さらに大きな会場でビッグマッチを開催したいと訴えた。
全8試合中、STARSの選手が出場したのは5試合。最後は仲間たちをリングに呼び込み、姉妹で熱くした凱旋興行を締めくくった。
羽南「あんなに怖くて、強い妃南を私は初めて見たよ。 ひいがさ、挑戦表明のとき言ってたんだよね。 私のこの持ってるベルトに一番近いって。 確かにひいは、一番このベルトに近い人かもしれない。 そのぐらいの危機感をすごく感じました。 でも私は、まだまだひいの壁だよ。 マイクでも言った通り、このベルトを持って東京ドームに立ちますよ、私は。 だし! 栃木でビッグマッチもしたい! いっぱい夢があるから、私はSTARSのリーダーとして、STARSと一緒にたくさん夢をかなえていきたいと思います!」
妃南「完敗しました。 結局、自分の立ち位置も何も変えられませんでした。試合前も3番目で、今も3番目。 悔しいけど、それが今の私の現実です。言葉が出ないです。 それでも私は何も諦めてないし、絶対に、必ず白を巻くし、1番になることも諦めません。 今日は負けたけど、また心を入れ替えて頑張ります。」

