本戦でアーティスト・オブ・スターダム王座にも挑戦したコズミックエンジェルズの“さくららもん”水森由菜&さくらあや&玖麗さやか組と八神蘭奈&ななみ&Himiko組が6人タッグマッチで対戦。ゴッズアイの八神&ななみに、ななみと同じディアナのHimikoが合流。八神とさくら&玖麗のライバル対決に加え、NB参戦の52歳、Himikoの闘いぶりも注目される6人タッグマッチだ。
水森とHimikoが視線をかわすと、玖麗と八神が割って入り先発に。八神がローキックで威嚇し、玖麗がタックルで首を取りにいく。八神が取り返し、首の取り合いからバックを取る。玖麗もバックに回るが、八神がヘッドロックからドロップキック。コズエンが乱入し、トリオでドロップキック。玖麗が八神にボディースラム。八神が突進をかわすとHimiko、ななみ、八神が串刺し攻撃、八神がボディースラム。ななみが玖麗にヘアーホイップ、ストンピング連打、ボディースラム、逆エビ固め。Himikoが玖麗にインディアンデスロック。八神がコーナーに叩きつけ、ストンピングの連打を浴びせる。玖麗がエルボー連打で反撃すると、八神もエルボー連打のお返し。エルボーの応酬から玖麗がドロップキック、八神がかわしてサッカーボールキック。玖麗が、八神をかいくぐりドロップキック。水森が八神にドロップキック。八神とななみが合体を試みるが、水森がショルダータックル、ラリアットを連発し、「ヤッホー!」と叫ぶ。八神が水森にミドルキック連打、串刺しハイキック、ドロップキック。Himikoが水森にドロップキック。ボディースラムのっけ合いからHimikoがエルボー。水森が「初めまして」とエルボー。Himikoもやり返し、エルボーの打ち合い。Himikoが「来いよ!」と挑発し水森のエルボーを受けて立つ。Himikoが崩れ落ちると水森がロープに振ってショルダータックル、ギロチンドロップ。Himikoが返すと、水森がストンピング連打。Himikoが向かっていくが、水森がニー、エルボー連打。Himikoがカウンターのドロップキック、ネックブリーカー、ボディースラム。10分経過。Himikoの突進に水森がドロップキック。さくらがタッチを申し出てリングインし、Himikoに串刺しニールキック、ドロップキック。Himikoが返すと、フェイントをかけてドロップキック。さくらのラリアットをかわして、Himikoが河津落としから腕を取りヘッドシザーズ。さくらがエスケープすると、替わったななみが串刺しラリアット、ショルダータックル。さくらがスープレックス狙を切り返してローキック連打、ななみが挑発し、受けて立つ。ななみがエルボー連打、玖麗が乱入してカットすると、さくらと玖麗が合体攻撃、さくらがミドルキック。さくらのスープレックス狙いをななみがこらえると、バックにまわりスリーパー。さくらがエスケープすると、ななみが背後からボディーアタック。コーナーに上がるが水森が止めてデッドリードライブ、玖麗がミサイルキック、さくらと水森で打撃の挟み撃ちを連発。さくらがコーナーに上がると、ななみが下からエルボー連打、担ぎ上げてボディースラム。残り5分。ななみがダイビングボディープレスを決めるが、玖麗がカットする。八神とHimikoが合体を試みるが、玖麗と水森がドロップキック、さくらが場外にプランチャ、リングに戻りダイビングニーアタック。残り3分。さくらがななみを叩きつけるが、2カウント。さくらが、ななみにミドルキックからスリーパー。残り2分。さくらの蹴りをななみがかわすと八神がゼロ戦キック、Himikoがバックドロップ、ななみがダイビングボディープレス。しかし、玖麗のカットが間に合う。ななみがフィニッシュを宣言するが、さくらが丸め込む。さくらの突進に、ななみがショルダータックル、ノーザンライト。さくらが返せず、ななみが3カウントを奪ってみせた。
水森「Himiko、久しぶり。でも、デビューしてからは、初めまして。今日負けたけど、全然こんなもんじゃ満足してないから。今日、52歳のアンタが、このNEW BLOODで、なにしに来たの?」
Himiko「52歳だろうと、若かろうと、キャリア3年目だから“若い血”なんだよ、わかる? NEW BLOODには、ディアナのHimikoを示しに来た。楽しみにしてる」
水森「いいよ。トロピカル審査でもシングルでもなんでも」
ななみ「すいません、すごいいい感じのところ申し訳ないですけど、今日勝ったの、ななみなんで。2人のなかになにがあるのか、自分はわからないですけど、ちょっと今日、もし自分かHimikoが勝ったら、言いたいことがあります。今日、第1試合してた月山和香、HANAKO、NEW BLOODのタッグベルト持ってるよね。私とHimikoで挑戦させてもらってもいいですか?」
HANAKO「ななみ、挑戦表明してくれてありがとう」
月山「Himikoもありがとう」
HANAKO「でも、さくら! アンタ、なに負けとんねん? このNEW BLOODタッグ、挑戦したいんちやうんか? 私はアンタに挑戦してきてほしいと思ってる。でも、このNEW BLOODタッグのベルトは、3人やったら挑戦できへんねん。浮気性で優柔不断のさくら、挑戦までにゆなもんと玖麗、どっちと組むか、ちゃんと決めてこいよ。アホ! このNEW BLOODタッグに挑戦したいヤツら、全員上がってこい!」
続々と選手がリングへ駆け込む。
梨杏「私たちもそのベルト、挑戦したいです」
米山「オー!」
アキラ「NEW BLOODタッグチャンピオン、NEW BLOOD、どう考えたって、そのNEW BLOODの名にふさわしいのは、今日でデビュー3戦目、デビューしたてホヤホヤのアキラとゆうなでしょ! 自分らも、そのベルト挑戦させてください。お願いします!」
マコト「私たちも、そのベルト狙いたいです」
香藤「やらせてくださーい!!」
月山「次の3・1NEW BLOOD渋谷、そこで、Himiko、ななみ組と、まずNEW BLOODタッグ、やりましょう」
ななみ「お願いします」
月山「そしてそしてそして、そのあとに、えーと、1,2,3,4? とにかく誰かとやりましょう! よっしゃー! あれ? 八神は誰と組むの?」
八神「あ、いるよ。いるから。月山に教えるわけねえじゃん。ゼッテー、シリヤマには教えねえから、守っとけよ。まあまあ、今日勝ったのはななみさんなんで、ななみさんに締めていただきましょう。今日試合をした人、全員上がってきてください」
選手たちがリングへ。
ななみ「若さを信じて明日に輝け、NEW BLOODエイティーン!」
ななみ「スターダムNEW BLOOD、メインでさくらあやからスリーカウント奪いました。自分は、来月の3月1日NEW BLOOD渋谷でHimikoとタッグ組んで、NEW BLOODのチャンピオンベルトに挑戦します。Himikoはディアナでエリザベスもけっこういろんな頻度で挑戦してて、年齢的なところで、やっぱりいろんなベテランの人と闘うことも多いので、その経験も活かしてもらいながら、3月は私たちが、タッグベルトちゃんと巻きたいと思います。ギリギリまで蘭奈とHimikoかすごい迷ったんですけど、知らない間に蘭奈もタッグいるらしいので、私の次に挑戦してもらって頑張ってほしいと思います」
八神「ハイ、自分はNEW BLOODタッグももちろん、フューチャーも狙ってますし、今日やり合った同日デビューの玖麗ともまだまだやり足りないんで、これからもスターダムの本戦はもちろん、NEW BLOODも盛り上げていくので、これからもNEW BLOOD、見にこいよ」
さくら「自分は、ずっと若手のエースになるって言い続けてるんですけど、若手のエース・イコールNEW BLOODの顔やと思ってます。NEW BLOODのメインという大きいチャンスをいただいたのに、今日、きちんと結果残せなくて、しかも他団体の選手にNEW BLOODのメインを締められるっていう、すごくすごく屈辱的でした。いまの自分に足りないものしっかりと見つめ直して、NEW BLOODタッグもしっかり取りにいきたいと思います」
玖麗「他団体の選手に締められるってこれほど悔しいことないですし、しかも絶対負けられないって言ってた蘭奈、蘭奈は同日デビューでちょっとただならぬ思いがあって、まあユニットは違ったりとか、別々の場所にいても一緒にNEW BLOOD、スターダム、プロレスを盛り上げていきたい、そんな相手なので、今日ホントに悔しいですし、でもこれからもずっとずっと、蘭奈と一緒に、そしてさくらさんとゆなもんさんと、みんなと一緒にNEW BLOOD、スターダム盛り上げていきたいと思ってるので」
水森「おい、Himiko、はじめましてなのか、久しぶりなのか、ここスターダムのリングで出逢えるなんてね。52歳なのに、あんなどん欲にNEW BLOODタッグを狙ってるなんて、メッチャおもしれえじゃん! 負けたくねえわ。私だって、玖麗だって、さくらだって、NEW BLOODタッグ…(さくらに)ねえ、どうする?」
さくらが退席。
水森「OK。ちゃんと考えてくれ」