STARSの羽南&飯田沙耶&向後桃組と、コズミックエンジェルズのなつぽい&安納サオリと姫ゆりあのトリオが6人タッグマッチで対戦。羽南&飯田となつぽい&安納は6・21代々木でおこなわれるゴッデス・オブ・スターダム王座戦に向けての前哨戦。STARSが生まれ変わるなかタッグ王者として盤石の地位を築きつつあるwing☆goriと、11年目のスタートを切ったなつ&さおりー。大一番を前に両チームの思惑が激突する。また、飯田に弟子入りし、初のメイン登場となるゆりあの、師匠と向き合っての闘いも期待される。
ゆりあが「飯田さん、お願いします!」と先発に指名。飯田が出てくるとゆりあがドロップキックから逆水平連打。飯田が余裕で受けて立ち、ゆりあが走るとカウンターで逆水平。STARSがゆりあを捕まえ連係攻撃、トリオでドロップキックを浴びせる。羽南がゆりあにエルボースマッシュ。ゆりあが返すと、羽南が自軍コーナーで捕獲。飯田が逆水平連打で続く。レフェリーに止められるくらい長時間打った飯田だが、ゆりあがやり返し、エルボー連打で向かっていく。ゆりあは飯田へのドロップキックを決めて安納に託す。安納が飯田にドロップキックからインディアンデスロック。乱入の羽南にブレーンバスター、向後も排除する。安納は飯田にエルボー、飯田がカウンターのジャンピングチョップ。羽南が安納の背後からニーアタック、ランニングエルボースマッシュ。羽南の突進に安納が延髄斬り、フィッシャーマン。なつぽいが羽南にネックブリーカー、ダイビングボディーアタック、腕十字、腕固め。羽南がエスケープすると、なつぽいが腕を蹴り上げる。羽南がカウンターで払い腰。なつぽいと羽南がエルボーの打ち合い。なつぽいが腕を蹴り上げ突進するが、飯田がカット。羽南へなつぽいがドロップキック、安納がビッグブーツ、なつぽいがドロップキック。なつぽいはコーナーに上がりフェアリアルギフトへ。羽南がかわしセブンティーン。しかし、安納がカットする。羽南はなつぽいへボディーアタック、なつぽいが突進をかわし、安納とダブルでドロップキック。安納となつぽいの蹴りを羽南がかわす。蹴りの打ち合いで羽南、飯田、なつぽい、安納がダウン状態。向後とゆりあが入り、ゆりあがビッグブーツ連打、向後が受けて立つ。向後がドロップキックで吹っ飛ばすが2カウント。ゆりあがエルボー連打、向後がカウンターでドロップキック、619。10分経過。ゆりあが返すと、なつぽい、安納の援護からゆりあがランニングギロチン、ヘッドシザーズ、反転して額をマットに打ち付けていく。ゆりあはヘッドシザーズを継続。しかし、羽南がカットする。混戦から飯田がなつぽいにラリアット。ゆりあの突進に向後がトラースキック、ゆりあがビッグブーツ、ランニングギロチン。しかし、向後が返してみせる。ゆりあは向後の手をつかんで顔面へのビッグブーツを連打。ゆりあが気合いを入れて突進するが、飯田がカットしSTARSで合体フェースクラッシャー。飯田と羽南が場外に飛び、向後がフィニッシュを宣言してネックブリーカー。ギリギリでゆりあが返すと、向後はネクターピーチ。ゆりあが返せず向後が勝利した。試合後、話そうとした羽南から安納がマイクを奪い取る。
安納「負けたけど言わして。やっと、やっと、なつ&さおりーが揃って、wing☆goriの前に現われた。どうよ、ウチら輝いてるやろ」
羽南「輝いてはいます。悔しいくらいにメチャクチャ輝いてるけど、スターダムを引っ張るのは、そしてスターダムの正規軍は、私たちSTARSです!」
なつぽい「正規軍。正規軍ってことは、スターダムの全体を引っ張る顔になるってこと? 私はその覚悟、できてるよ。それからもちろんタッグの絆、この10年分の重みをぶつけさせてもらうことには変わりないけどね。楽しみにしてるよ。楽しみにしててね」
飯田「楽しみにしてますよ。お2人は、輝いてますよ。10年間の絆、いろんなことあって、絆が深まって、いまこうして我々の前に立っていらっしゃいますけど、我々wing☆goriだって、いろんなことあったんすよ。山越えて谷くだって、壁越えて、いま何にも代えられない一番輝いてるこの絆のベルトを我々が腰に巻いているんですよ。ユニットだけじゃない。タッグとしても、アナタ方には負けませんよ」
なつぽい「バイポーイ」
なつぽい組が退場。
向後「なんかちょっと、今日は自分スリー取ったんですけど、先にしゃべられちゃったんですけど。でも、新生STARSになって今日は初めてのメインで、私たちSTARSが勝ちました! さっきスターダムの真ん中でやる覚悟があるって言ってましたけど、そんな覚悟、私たちとっくにできてます! 今日のこの勝利でスターダムの正規軍、STARSとしての未来が、可能性が、みなさんに見せられたんじゃないでしょうか。ありがとうございます。最近一緒に練習してるゆりあも含めて、今日このメンバーでメインに立てたことが、私はとてもうれしいです。ゆりあさあ、初めてのメインだったよね。どうだった?」
ゆりあ「ハイ。あらためて今日闘って、ゆりあはSTARSに入りたいなって思いました。でも、なんの結果も残してないゆりあのままじゃイヤだから、ちゃんと結果を残して親分(飯田)にも認めてもらいます。だから、コモモさん、一緒にゆりあとNEW BLOODタッグベルト、取りにいってください。お願いします!」
向後「ありがとうございます! てっきり親分とともにって言うのかと思ってましたよね。私も思ってたんですけど、でも、そうだよね。ゴッデスの王者に一緒にNEW BLOOD取りにいってくださいと言うのは、ちょっと違うよね。なんか、私を指名してくれたことで、ゆりあの真剣な思いとか覚悟を感じました。私たち最近一緒に練習してるんですけど、その一緒に練習するなかで、ゆりあのまっすぐさとか一生懸命さとか、すごく伝わってるし、刺激をもらってます。私たちなら、いい化学反応が起こせるんじゃないでしょうかと、私も思います。ありがとうございます。みなさん、私たちのタッグ、応援してもらえますか。ありがとうございます。ゆりあ、一緒にNEW BLOODのタッグベルト、取りにいこう!」
ゆりあ「オー」
向後「一緒に挑戦したいと思います! それでは、今日はSTARSが勝ったので、ゆりあも一緒にSTARSの締めをしたいと思います。いまを信じて明日に輝け、We are STARS!」
羽南「メイン勝ちました! いいメインだったね。勝ってよかったし、ゴッデス前哨戦でした。私たちが一年前ここで試合したときにwing☆gori対メルティアだったんですけど、そのときに初めてなつぽいにも勝ったし、そのとき2人でベルト持って帰ってくると言って、一年後こうやってゴッデス持って帰ってこられたことが、私はすごくうれしく思います。私、ここでゴッデスの前哨戦、なつぽいもいるし、やってるってことがすごい運命だなって思います。wing☆goriが絆のベルト防衛して、また沼津に帰ってきます!」
飯田「必ずまたベルト巻いた姿、見せにいきましょう」
向後「じゃあちょっと、ひとり呼び込んでもいいですか?」
羽南「いいよお」
向後「ゆりあ」
ゆりあ「ハイ」
ゆりあが入ってくる。
向後「今日はメインでこのメンバー、なつ&さおりーとゆりあとこのメンバーで闘えて私はすごくうれしかったし、あとメインで自分がスリーカウント取って新生STARSで締められたことが本当に本当にうれしかったです」
羽南「そしてすごいサプライズが。ビックリしました。もう一回聞いてもいいですか?」
ゆりあ「ハイ。ゆりあは、STARSに入りたいって思っています」
羽南「最高です! 最高です! でもね…」
ゆりあ「ハイ。まだゆりあは口ばっかで先走っちゃって、結果を残していないので、7・4のNEW BLOODでNEW BLOODタッグをコモモさんと一緒に巻いて口だけじゃなく、結果もちゃんと残してみなさんに認めていただきたいです。お願いします」
向後「なので一緒にNEW BLOODチャレンジして、ゆりあと一緒にベルトを巻いてSTARS歓迎して入ってもらいたいです。なので、絶対ベルト取りいきましょう」
ゆりあ「ハイ」
向後「よろしくお願いします!」
全員「いまを信じて明日に輝け、We are STARS!」