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MATCH REPORTS
2024.12.29

STARDOM DREAM QUEENDOM 2024

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合

2315

スターライト・キッド:スター・スープレックス・ホールド

※なつぽいが3度目の防衛に失敗。キッドが第24代王者となる

MATCH REPORT

なつぽいが保持するワンダー・オブ・スターダム王座にスターライト・キッドが挑むタイトルマッチ。両者はハイスピード王座をめぐる対戦から何度もシングルで闘ってきた。やがてなつぽいは白いベルトに到達し、ここまで2度の防衛に成功。そして今回、スターダム参戦当初から闘ってきたキッドとベルトを懸けて対戦する。この試合が決まってからというもの、両者は何度も前哨戦で激突。この試合は、現時点における2人の集大成となりそうだ。
ゴングが打ち鳴らされ、ロックアップで力比べ。ロープ際で反転し合い、キッドがヘッドロック。なつぽいが切り返し、なつぽいが外さず締め上げる、ロープワークとなりキッドのヒザへのドロップキック、なつぽいがかわし、なつぽいの脚をキッドがつかむ。ゆっくりとブレイクすると、ロープワークからキッドがボディーアタック、ドロップキック。キッドは場外にケブラーダで舞う。キッドはロープ越しに脚をつかんでドラゴンスクリュー。リングに戻り右ヒザを踏みつけると。その場跳びムーンサルト。コーナーに振られたなつぽいが足を出すがつかまれる。ドロップキックをさせずに、なつぽいが腕を取る。キッドがストレッチマフラーに切り返すとなつぽいが腕を取りにいくが、キッドが上になりカバー。なつぽいが返すと、キッドはストレッチマフラー。なつぽいがかわしてカウンターのエルボー。なつぽいが絶叫し、低空ドロップキックを顔面に叩き込む。なつぽいはダイビングボディーアタック、キッドが返すとなつぽいは腕十字から腕固め。キッドがエスケープすると、なつぽいが右腕をロープにかけて蹴り上げる。さらにアームブリーカーから右腕を蹴り上げる。バックを取られたキッドが抜け出し、フィッシャーマン狙い。なつぽいが切り返してバックキック、ネックブリーカー。フィッシャーマン狙いをキッドが切り返してフィッシャーマンを決める。キッドは後方からヒザ裏にドロップキック。コーナーに乗せると右足をつかんでドラゴンスクリュー、ストレッチマフラー。黒虎脚殺を切り返し、なつぽいが丸め込む。キッドがコーナーから旋回式ダイビングボディープレス。なつぽいが返すと、キッドは再びコーナーへ。なつぽいが追いつき、バックを取る。キッドがこらえるが、なつぽいがもう一度バックを取り、強引に雪崩式ポイ捨てジャーマン。なつぽいが場外へ「キッちゃん!」と叫んでプランチャ。キッドをリングに戻し、なつぽいがネックブリーカーからホールド。キッドが返すと、なつぽいはコーナーからフェアリアルギフト。キッドがヒザを立ててカットに成功。10分経過。しかし、なつぽいが後方からトラースキック。ドラゴン狙いでバックを取る。キッドがかわしてドロップキック。両者ダウン状態。なつぽいが立ちあがり突進、キッドがキャッチし黒虎天罰、ムーンサルトプレスがヒット。しかし、3カウントには至らず。キッドがダブルアームからタイガードライバー、返されるとストレッチマフラー。立ちあがって締め上げて旋回4回転。さらに腕を取り黒虎脚殺で締め上げるが、なつぽいがフェアリーマジック。キッドが上になるも2カウント。キッドが立ち上げるも、ポイ捨てジャーマンを食らう。なつぽいがトラースキック、飛びついて腕十字へ。キッドが上になるが、なつぽいがすぐに戻して腕十字をキープ。キッドがなんとかエスケープ。15分経過。なつぽいはコーナーに上がりフェアリアルギフトを決める。しかし、キッドが返してみせる。なつぽいはフィニッシュを宣言し、フェアリアルギフト。キッドがかわして、両者ダウン状態。髪をつかみ合いエルボーの応酬。キッドのエルボーをなつぽいが受けて立ち、連発でやり返す。なつぽいが仁王立ち、キッドが立ちあがり左右でエルボー連打、チョップの連打。キッドも手を広げてアピール。なつぽいが左右のエルボー、バックキック連打。キッドが2発目をつかむが、なつぽいがもう一発。なつぽいのフェアリングリングを切り返しキッドがタイガー。なつぽいが返すとキッドがタイガーの構え。20分経過。キッドがヒザを蹴ってタイガーを狙う。なつぽいが切り返しフェアリーマジック。キッドが返すと、なつぽいが腕を取りフェアリングリング。なつぽいがバックを取りフェアリーストレイン。ギリギリでキッドが返すと、悔しがるなつぽいがコーナーへ。キッドが起き上がりエターナルフォーへ。なつぽいが1カウントで返すと、キッドがツームストーンパイルドライバーからスタースープレックス。3カウントが入り、キッドが勝利した。
キッド「なつぽい! なつぽいがやっとの思いで取ったこのベルト、私もやっとやっとやっとの思いで獲れた! そんな両思いがぶつかり合ったから、私たちのいままでの闘いの中で一番死闘だったし、お互いやることはやりきったよね? この闘い、いったんね。でも、そのなかで今日勝ったのは私! いっつも私がベルトを奪ってばっかりだからさ、次はなつぽいがこのベルト、奪い返しに来てよ」
なつぽいは握手して退場。
キッド「なつぽい、待って。アナタは私にとっていなくちゃならない大事なライバルだから! だから、これからもずっと絶対負けないから」
なつぽいはポイサインを出して退場。
キッド「第24代ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンになりましたスターライト・キッドです! あきらめないでよかったー! それでもずっと応援してきて、付いて来てくれたファンのみなさんに一番に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます!! 私が巻いたからにはワンダーのベルトを一番輝かせます。最後に両国のみなさん、もう一度、大SLKコール聞かせてもらっていいですか!? ありがとう! チャンピオンになれてこんなにたくさんのSLKコールが聞けて本当に幸せです。来年はホワイトタイガーSLKの年にしたいと思いますので、これからも応援よろしくー! グッバイ!」

「サイッコーのライバルなつぽいから、サイコーの舞台両国でやっと、やっと取れました! 今年中に巻きたいっていう目標がかなえられてホントによかった。またね、自分が自分への期待を裏切るなんてことになってたらどうなっていたかわからない、正直。でもね、ハイスピードを8回目で取ったときとか、ほかのベルトを取ったときとかもそう、いっつもこう思うんです。あきらめないでプロレスやめなくてよかったって。もうホントにベルトに嫌われてるのかってくらいさあ、何回も挑戦しないと取れないことが多かったから、やっぱりこの苦しくて辛い時間が自分を成長させてくれて、なによりも諦めないことが大事なんだって。このプロレス界で一番私がそれ証明できてますよね(笑)。プロレスに限らず、決して可能性をあきらめないでほしいってみんなに対してそう思います。それを私がこのプロレスで伝え続けたい。あとこのベルトをね、いま巻いていろんな感情や涙、過去、現在のいろんなものが伝わってきてメッチャ重たいです。でもやっと、やっと手にしたこのベルトだからさ、私はもっともっと、重たくしたいな。プロレス界、関係者、マスコミ、ファンのみなさん、全部の目を私がひっくり返す。私自身のためだけじゃなくて、この女子プロレス界の可能性をもっともっと広げたいって、そう思っちゃいました。欲深き黒虎に、欲深きホワイトタイガーにあきらめるっていう選択肢はあり得ないんで。あと来年私は10周年になります。来年はホワイトタイガー、SLKの年にしたい。そして2024年最後に、ファンのみなさんと自分自身にサイコーのプレゼントを贈ることができてサイコーに幸せです。今日はホントにありがとうございました!」

「取られちゃいました。キッちゃん、おめでとう。私は、白いベルトが好きなんです。あのベルトが大好き。あのベルトに夢をもらったから、私の白いベルトでたくさんの人に夢を与えたい。その気持ちはまだ変わらない。白を落としたら次みたいな、そういうのが多かったかもしれないけど私はあのベルトを絶対に取り返す。2025年、なつぽいは爆走するって言ったよね。白が大好きだけど、白だけしか狙わないわけじゃないかもしれない。取れるものすべて取って、こっからまた立て直していきますよ。キッちゃん、ちょっとの間だけ、ベビホワイト貸しといてあげる。キッちゃんからもう一度なつぽいが取り返すから。バイポイ」