中野たむ&なつぽい&安納サオリ組vs水森由菜&さくらあや&玖麗さやか組のアーティスト・オブ・スターダム王座戦は、コズミックエンジェルズ同門対決になった。1・11&12名古屋2連戦で4チーム参加のトーナメントを勝ち抜いたのが、水森組。水森組は最上級のトリオへの下剋上を狙う。久しぶりの防衛戦だが、中野組が格の違いを見せつけるか、それとも水森組が一気に下剋上達成か。来るべきユニット対抗リーグ戦に向けて結束力を高めるか、それとも分裂か。今後を占う闘いにもなりそうだ。
なつぽいと水森が先発。ロックアップで組み合いブレイクしてロープワーク。水森がアームホイップをこらえて反対に投げつける。なつぽいがドロップキックも水森がすぐにカバーして丸め込みの応酬。さくらと玖麗が乱入しトリオでドロップキック。水森がなつぽいにボディープレス。玖麗がなつぽいにドロップキック。2発目は中野がカットし、安納も加えてトリオでドロップキック。なつぽいが玖麗の背中にドロップキック、ヘアーホイップ。安納が玖麗に鎌固め、なつぽいがサイドからドロップキックを浴びせる。さくらがカットしようとするが安納が排除。玖麗が安納にカウンターのドロップキック。水森がフライングショルダータックル。中野となつぽいに水森がショルダータックル、安納も吹っ飛ばしてみせる。さらに次々とラリアット、安納にギロチンドロップ。水森と安納がエルボー連打。安納が手をつかんでビッグブーツの連打。水森が崩れ落ちるが安納は手をつかんだまま。水森が立ちあがりラリアットを至近距離から連打。安納がこらえるが、水森がカウンターでラリアット。さくらが安納に串刺しニールキックからドロップキック、ミドルキック連打、安納がフィッシャーマン。なつぽいがさくらにドロップキック。ダイビングボディーアタックをさくらが蹴りで迎撃。なつぽいがソバットも、さくらがカウンターのミドルキック。ハイキックをかわされるが回し蹴り。串刺しで突進するが、なつぽいがかわす。さくらと水森に安納となつぽいがドロップキック。バックを取られた水森とさくらが切り返し、水森がラリアット、さくらがミドルキックで分断。玖麗が中野にドロップキック、串刺しドロップキック連打、中野ババックドロップ、ニーアタック。バックを取裏さくらが止めに入る。安納がカット。玖麗が中野にエルボー連打。中野の突進に玖麗が飛びついてスリーパー。安納となつぽいがカットし10分経過。さくらが場外にプランチャ。玖麗が中野へミサイルキック、スリーパー。エスケープさせず、回転して中央へ。なんとか中野がエスケープ。玖麗が気合いを入れて、中野にときめきカッター。決まると思われたが、中野が切り返してバイオレットシューティング。中野はブレーンバスターの構え。水森がフライングショルダータックル、さくらが合いビングニーアタック、玖麗がときめきカッターを決める。中野が返すと、さくらがなつぽいに「出てくるな」と落とし、水森が中野を捕獲、さくらと玖麗が合体へ。中野が切り返し同士討ちさせる。しかし、さくらと玖麗がドロップキック。水森が中野にブレーンバスターの構え、さくらとくららが合体して決める。15分経過。玖麗がファルコンアロー。しかし、中野が返してみせる。玖麗が狙いすましてときめきスピア。中野がかわしてスピンキック、バズソーキック、バイオレットシューティング。カットされるが中野がジャーマン。玖麗が返すと、中野は安納に託す。安納が玖麗にタンタンドル、フィッシャーマン。なつぽいが入り、玖麗にフェアリアルギフト。しかしカットされてしまう。中野が玖麗にバイオレットスクリュードライバー狙い。玖麗が丸め込みからときめきスピア。しかし、中野が返してみせる。玖麗がすかさずジャックナイフ。中野組がジャーマンで競演、さらにカカト落としを決めると中野が玖麗に滞空時間の長いバイオレットスクリュードライバーで3カウントを奪ってみせた。
たむ「宇宙のみなさん、そして後楽園ホールのみなさんこんにちはー! 最上級のトリオ、アーティスト・オブ・スターダム、防衛したぞー! ブス、ですか? ブスになってるか心配なほど、マジで、強かった。これでわかったでしょ? 最上級なのは、私たちトリオだけじゃない。コズミックエンジェルズのいまが、最上級なんだよー!」
玖麗「コズエンのいまが最上級って言われても、負けたらメチャクチャ悔しいです! 最上級のコズエンから、もっともっと最最上級になるために、私は絶対に超えなきゃいけないって思ってます。絶対に、絶対に絶対に、私たちが勝つその日まで、待っててください」
たむ「待たないけど」
王者組が親指を立てた拳を差し出す。水森とさくらが立ちあがり応じると、最後に玖麗も加わり、コズエンで一緒にポーズ。
中野「レディースアンドジェントルメン、メイアイハブアアテンションプリーズ! ウェルカムアボード、コズミックエンジェルズ! 本日の搭乗員を紹介します。玖麗、さくら、 ゆなもん、サオリちゃん、なつぽい。宇宙一かわいい中野たむ! ウィーアースーパーデリシャス、ウィーアーザベスト、ウィーアーナンバーワン! 私たちもアナタたちも、デリシャス、ウ~~~ンマ!」
中野「アーティスト・オブ・スターダム、Ⅴ2! 最上級のトリオが防衛しました! ありがとう。ホントにさ、あらためて思った。コズエンンは、私の誇りです。ホントに大切。仲間がそばにいてくれるだけでこんなに心強くて強くなれるっていうこと、このベルトがまた教えてくれる。ありがとう。(なつぽいに)笑ってるの?」
なつぽい「笑ってない、うれしい。ホントに今日、私もね、すごくね、感じた。対角にいるのも仲間で、となりにいるのも仲間で。仲間に囲まれた空間で、すごく心強かった。私、なんかすごい楽しかった。痛いのに、メチャ笑ってたかも(笑)」
中野「いつも笑ってる、なっちゃん。(水森組は)メチャクチャ強かったね。ホントにビックリ。10ヵ月前のトロピカル審査のときとはホントに別人みたいだった3、人とも。首が3回くらい、折れた」
安納「あの3人、おらんか? おらんけど、言うわ。3人はもっと自覚してほしい。私たち3人をどれだけ脅かす存在か。コズエンにとっても、スターダムにとっても、3人は大きな存在やから」
中野「希望だよ。なんかさあ、下っ端とかさあ、格下とか言ってるけど、たむ、全然そんなこと思ってなくて。知ってる? 巷で私たちさあ、トニセンとカミセンって言われてるらしいよ」
安納「そうそう」
中野「だから女子プロレス界のⅤ6なわけ、私たち」
なつぽい「えへへ」
安納「はあ」
中野「いいよね、なんか」
なつぽい「どっちがトニセンで、カミセン?」
中野「カミセン? トニセンがウチら。カミングセンチュリーが若い子」
安納「関係ないよな、分けたとて。6人でコズエンやもんな」
中野&なつぽい「うん」
3人「(笑)」
なつぽい「いやあ、さくらの蹴り重かったあ」
中野「ユニットトーナメント(リーグ戦)も絶対コズエンが優勝しよう!」
なつぽい「今日、より絆深まった感じする」
中野「絶対。たむね、コズエンでベルト総取りしたいのー!」
安納「したいんだ」
なつぽい「バイポーイ」
中野「バイポイってなにー!?」
玖麗「悔しい!」
さくら「悔しい!」
玖麗「あの3人が強いことはわかってたけど、あらためてリングの上でわからされた気がします。でも絶対!3人を超えていかないといけないって思って、もっともっと今年は成長して」
水森「上に行きたいと思います。あの3人から、勝ちを勝利をベルトを取るのは、絶対に私たちコズエンの“さくららもん”だから。この悔しさをバネに、今日からまた一緒に強くなっていこう」
さくら「コズエンと言えばあの3人という、いまの状況はホントに悔しいし、こうやってチャンスをもらっても結果を出せなかったことがホントにホントに悔しいです。でも、私たちまだまだこれからの3人です。私たち、また絶対にアーティスト挑戦して、勝って、たむさん、ぽいさん、サオリさんを超えます!」
水森「新旧コズエン、世代交代。覚悟して待っててください。次絶対、アーティスト、とってや…」
3人「るーーーー!」