株式会社スターダム

今を信じて、明日に輝け!We are STARDOM!

TEL.03-5858-8384

〒136-0071 東京都江東区亀戸2-33-4-603

2018年3月28日 DREAM SLAM2018in Tokyo

2018年3月28日 DREAM SLAM2018in Tokyo

DREAM SLAM2018in Tokyo
3月28日(水)後楽園ホール(観衆1030人)

◆フューチャー・オブ・スターダム タッグバトル 10分1本勝負

山口菜緒

3分53秒
フィッシャーマン・スープレックス・ホールド

小野崎玲皇●

○ルアカ

羽南

 

◆ガントレットマッチ① 10分1本勝負

AZM

3分0秒
みちのくドライバーⅡ→エビ固め

ケネイシャ・ムーン●

○HZK

米山香織

 

◆ガントレットマッチ② 10分1本勝負

○ビー・プレストリー

6分0秒
カーブストンプ→エビ固め

HZK
ザイヤ・ブルックサイド AZM●
 

◆ガントレットマッチ③ 10分1本勝負

○マリー・アパッチェ

1分36秒
アトランティーダ

ビー・プレストリー
ファビー・アパッチェ ザイヤ・ブルックサイド●
 

◆ガントレットマッチ④ 10分1本勝負

マリー・アパッチェ

5分17秒
ペディグリー→片エビ固め

松本浩代
○ファビー・アパッチェ 刀羅ナツコ●
 

◆フューチャー・オブ・スターダム初代王座決定トーナメント 決勝戦 15分1本勝負

スターライト・キッド

5分47秒

旋回式フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

渋沢四季
※初代王者はスターライト・キッド
 

◆ナツミ デビュー戦 15分1本勝負

紫雷イオ

6分46秒

ムーンサルト・プレス→片エビ固め

ナツミ
 

◆美邑弘海引退試合~ファイナル・シャウト~ 30分1本勝負

○ジャングル叫女

15分44秒
ハンマースロー式パワーボム→エビ固め

小波

渡辺桃

美邑弘海●

 

◆SWA世界&ICW女子 二冠選手権試合 30分1本勝負

<ICW女子選手権保持者>

15分20秒
ダイビング・ボディプレス→片エビ固め

<SWA世界選手権保持者>

バイパー

トニー・ストーム

※SWA世界選手権、第2代王者のトニー・ストームが16度目の防衛に失敗。バイパーが第3代、SWA世界選手権王者となるとともに、第8代ICW女子選手権の初防衛に成功
 

◆スターダム正規軍vs大江戸隊~鹿島沙希復帰戦~ 30分1本勝負

夏すみれ

16分51秒

大江戸コースター→片エビ固め

中野たむ

木村花

鹿島沙希●

○花月

岩谷麻優

 

おめでたのため、今大会を持ってGMを退任、スターダムを離れる風香があいさつ。

風香「ありがとうございます。みなさん、こんばんはーー! このたびは最後の最後に(入院で)多大なるご心配、ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。ものすごく元気にしています。みなさん、元気ですか? 後楽園大会が終わってから急きょ入院することになって、本当に今日を迎えられないんじゃないかとか、なにがなんだかわからないという状態のなかで今日を迎えて、引退の卒業ロードいろいろやりたいことあったけど、最後はみなさんの顔を見てお別れすることだけを考えていたので、それがかなって今日は本当にうれしいです。今日来て頂いて本当にありがとうございます。15年間のプロレス生活でたくさんの方に支えられてきましたが、スターダム旗揚げするときに私ひとりで叶えられなかった夢のつづきをここで見たいという言葉通り、スターダムではホントにたくさんの夢を見ることができました。なかでもこうやってスターダムファミリーのみなさんと出逢えたことが一番大きかったし、孤独のなかで見始めた夢が、こんなにたくさんの方に温められて見守られてここまできたんだなと思うと本当に胸がいっぱいで、泣かないですけど、泣きそうなくらいな気持ちです。これから長い人生たくさんの困難もあると思います。スターダムのGMとしてカッコ悪い生き方はできないので、みなさんのことを絶対に忘れないで頑張って生きていきますので、みなさんもスターダムのことをよろしくお願いします。これからはプロレスラーでもGMでもないですが、どこかで見かけたら友達感覚でぜひ声をかけてください。本当にいままでありがとうございました!」

風香GMの教え子たち(1期生~9期生)が順々にリングに上がり記念撮影をおこなった。

1期生…岩谷麻優、美闘陽子、星輝ありさ、夢、2期生…鹿島沙希、3期生…AZM、加藤悠梨、安川惡斗、翔月なつみ(カイリ・セインこと宝城カイリはビデオメッセージ)。4期生…彩羽匠、横尾由衣、5期生…HZK、まなせゆうな。6期生…美邑弘海、渡辺桃(3・25新木場で退団発表したクリス・ウルフがビデオメッセージ)。7期生…ジャングル叫女、スターライト・キッド、羽南、ルアカ。8期生…渋沢四季、刀羅ナツコ。9期生…山口菜緖、小野崎玲皇、ナツミ。

さらに紫雷イオ、トニー・ストーム、ザイヤ・ブルックサイド、中野たむ、花月がリングへ。そしてフリーの米山香織、松本浩代、小波、木村花、夏すみれも記念撮影に加わる。さらにこの日をもってオープニングパフォーマンスを終了するKちゃんGANGベイビーズ、元・Kちゃんパンダのメンバーたちも駆けつけた。その後、村山レフェリー、バーブ佐々木レフェリー、ロッシー小川社長もリングへ。

風香「ありがとうございます。さっき全部しゃべり尽くしたので、もうしゃべることはないんですけど、皆さんに会えて本当に幸せでした。15年間ありがとうございました!」

◆フューチャー・オブ・スターダム タッグバトル 10分1本勝負

山口菜緒

3分53秒
フィッシャーマン・スープレックス・ホールド

小野崎玲皇●

○ルアカ

羽南

この3月にデビューした山口菜緒と小野崎玲皇が初めてのタッグマッチ、新たなるライバル対決が幕を開ける。山口はルアカ、小野崎は羽南がパートナー。ともに年下だがプロレスでは先輩。こちらもライバル同士だけに、フレッシュな対決が期待できそうだ。

 風香GMの卒業セレモニーから第1試合へ。先発は山口と小野崎。エルボーの打ち合いからスタートし山口がショルダータックル。ルアカが小野崎にストンピングの連打からボディースラムの連続。逆エビ固めにもっていくと、小野崎がロープに到達。小野崎がコーナーに振って串刺しエルボーアタック。羽南もつづいて串刺しのドロップキック。連発するがルアカが返す。ルアカが助走をつけてビッグブーツ。フィッシャーマンの構えは羽南が丸め込む。ルアカがラリアットをかいくぐるが羽南が柔道殺法で叩きつけていく。小野崎がフェースクラッシャーでつづくが2カウント。ボディースラムを狙うとルアカがこらえる。そこへ山口が乱入し小野崎へ串刺しアタック。山口はアックスボンバーで小野崎をなぎ倒す。ルアカがフィッシャーマンでつづくと小野崎は返せず、3カウントが入った。山口はタッグながら初勝利となった。

 

◆ガントレットマッチ① 10分1本勝負

AZM

3分0秒
みちのくドライバーⅡ→エビ固め

ケネイシャ・ムーン●

○HZK

米山香織

 

◆ガントレットマッチ② 10分1本勝負

○ビー・プレストリー

6分0秒
カーブストンプ→エビ固め

HZK
ザイヤ・ブルックサイド AZM●
 

◆ガントレットマッチ③ 10分1本勝負

○マリー・アパッチェ

1分36秒
アトランティーダ

ビー・プレストリー
ファビー・アパッチェ ザイヤ・ブルックサイド●
 

◆ガントレットマッチ④ 10分1本勝負

マリー・アパッチェ

5分17秒
ペディグリー→片エビ固め

松本浩代
○ファビー・アパッチェ 刀羅ナツコ●

5チーム参加によるガントレットタッグマッチ。最後まで勝ち残ったチームの勝利となる。登場順も勝敗を大きく左右するだけに、最後にどのチームが残るのか、まったく予想がつかない試合形式だ。

 初戦はHZK&AZMvs米山香織&ケネイシャ・ムーン。場内のアズミコールで米山が頭を抱える。ロープワークの攻防でAZMが至近距離からのドロップキック。HZKが米山に顔面ウォッシュ。HZKがAZMのアシストを得て米山にダイヤル固め。返した米山がDDT、背後からのニーアタック。米山とケネイシャが合体でHZKを攻撃。ケネイシャがダイビングボディーアタックを命中させるがHZKが返す。米山とケネイシャがロープに振るがQQがドロップキック。QQが連係攻撃で相手を追い込むとHZKがケネイシャを前方に叩きつける。これで3カウントが入ると米山組が失格。3組目のビー・プレストリー&ザイヤ・ブルック再度組が登場。HZKとザイヤが腕と首の取り合い。ザイヤが脚を取りにいくとHZKが脱出。HZKはザイヤの腕を取ってトップロープに括り付ける。AZMがサッカーボールキックもザイヤが返す。AZMはボディースラムからフットスタンプを連発。HZKがザイヤにセントーンを放ち自軍コーナーに連行。AZMが入るがザイヤがフェースクラッシャー。AZMがビーを止めて卍固めから丸め込む。丸め込みの応酬からビーがトラースキック。コーナーへ宙吊りにするとザイヤが顔面ドロップキック、ビーがマリンスパイク。HZKがカットするがザイヤがコードブレーカーで場外に追い出す。ビーがラリアットもAZMがウラカンラナ狙い。しかしキャッチしたビーがマットに叩きつけ両足でカーブストンプ。AZMがピンフォールを奪われた。4組目はアパッチェ姉妹。ビー組から申し出て両軍が握手を交わすがアパッチェ姉妹が襲いかかるかたちで試合開始、ダブルの吊り天井を完成させる。

姉妹がビーをロープに振り連係で攻める。ビーがラリアットをかわしてマリーへのラリアット。ザイヤがマリーへコルバタを見舞う。クロスボディーをマリーがキャッチしてアトランティーダへ。ザイヤがギブアップし、マリーが勝利。最後のチームは松本浩代&刀羅ナツコ組。松本組がジャングルを連呼するとアパッチェ姉妹が襲撃。姉妹はナツコを捕らえて集中砲火を浴びせる。マリーが走ると松本がエプロンから止めてナツコがドロップキック。松本とナツコのクローズラインをマリーがかいくぐりラリアット。松本のみがこらえるとマリーと肉体をぶつけ合う。松本がマリーへパワーボム狙い。マリーが切り返しニールキックを浴びせる。ファビーが松本へウラカンラナ。松本が返すと、顔面にキックを食らわせる。松本の突進にもファビーはキックをぶち込む。松本は飛びついてきたファビーをキャッチし後方に投げつける。ナツコがファビーへスピア。2発目はファビーがトラースキック。ナツコがニーの連打もファビーもやり返す。ナツコが返すと、松本が入ってラリアット。ナツコがファビーとマリーの同士討ちを誘って丸め込む。ファビーのラリアットをかいくぐりナツコが松本のミサイルキックを呼び込む。松本がダブルニーを投下しナツコがフロッグスプラッシュ。しかしファビーの肩が上がる。ナツコのダッシュに背後からマリーがカット。姉妹でのカカト落としからファビーがカバー。ナツコが返すと、姉妹がコーナーに乗せてダブルのマッスルバスター。しかし松本のカットが間に合う。マリーが松本を場外に追いやると、ファビーがダブルアーム式フェースバスター。これで3カウントが入り、アパッチェ姉妹が勝ち残った。

 

◆フューチャー・オブ・スターダム初代王座決定トーナメント 決勝戦 15分1本勝負

スターライト・キッド

5分47秒

旋回式フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

渋沢四季
※初代王者はスターライト・キッド

若手を対象としたフューチャー・オブ・スターダム王座が新設され、初代王者を決めるトーナメントを開催。決勝のリングにコマを進めたのは、羽南を破ったスターライト・キッドとAZMから勝利した渋沢四季だ。くしくもシキッドタッグのパートナー対決となった決勝戦。キッドは後楽園でマリー・アパッチェのハイスピード王座に挑戦するも完敗、渋沢は昨年度の新人王だが、その決定戦まで自力勝利がなかった。キャリア初のベルトを手にするのは、キッドか、渋沢か。

 両者クリーンに握手を交わすと渋沢がドロップキック、エルボー連打。キッドが張り手を撃ってダッシュすると渋沢がカウンターのドロップキック。エルボーの相打ちから渋沢が串刺しドロップキック。エルボー連打から突進するとキッドが「なめんな!」とドロップキック。キッドがエルボーにいくと渋沢もやり返す。渋沢はキッドをかいくぐりドロップキックからフェースクラッシャー。サブミッションを極めるがキッドが足を伸ばしてエスケープ。それでも渋沢はアームブリーカーから左腕を攻めつづける。渋沢はストンピング連打、サイドからのドロップキック。渋沢はもう一度腕を取ってサブミッション。丸め込みの応酬になるがどちらも譲らない。キッドが619からその場でムーンサルトプレス。コーナーに振ると串刺しでドロップキック、不知火へ。渋沢が返すと、キッドは引き起こしフィニッシュを狙う。渋沢が切り返してボディースラム、ミサイルキック。決まったと思われたがロープ際。渋沢はマウントパンチを連打し中央にもっていく。キッドが両足を取って丸め込む。5分経過。キッドはスイング式ネックブリーカーからホールド。返した渋沢へキッドは旋回式フロッグスプラッシュ。3カウントが入り、キッドが初代王者となった。

キッド「初代フューチャー・オブ・スターダム・チャンピオンになりました! この新しいベルトを持って、スターダムの未来をひっかきまわしていきたいと思います。そして、チャンピオンになったからには私の要望があります。4月1日、名古屋でAZMとの対戦があります。そこでタイトルマッチにしたいです」

AZMがリングへ。

AZM「後楽園のみなさん元気ですかー! なんの話だっけ?っていうか、相変わらずそのベルト似合わないな。まあいいよ。4月1日、タイトルマッチ? クソガキのわりにいいこと考えるじゃねえか。後楽園のみなさん、いいですよねえ! 今回はAZMが初代をキッドに譲ってあげたので、2代目はAZMが絶対、フューチャー・オブ・スターダムになります! いま以上にそのベルト、ピカピカに○※◇×△……。ごめんなさい。師匠が風香さんなので、すみません。いま以上にそのベルト、ピカピカに磨いておけよ!」

AZMがリングを下りる。

キッド「4月1日の名古屋でも絶対に防衛します。今日はありがとうございました」

キッドのコメント

「初代ということは、とてもすごいことだと思ってます。初代のチャンピオンになれたことがとってもうれしいです。このベルト、絶対にAZM戦でも防衛して、私がずっとこの腰に巻き続けたいと思います。きょうはありがとうございました。

──四季はどうだった?

「私のライバルAZMちゃんを倒したということもあって、前にシングル、12月にしたんですけど、そのときよりも確実に強くなっていて、途中追い込まれてしまったんですけど、私も初代チャンピオンになりたいという気持ちが四季よりも絶対に強かったので、この結果がすべてだと思います。

──このベルトは自分が巻くべきものだと思っていた?

「ハイ。私の名前にもスターと入っていて、この団体のベルト、星型でもあり、未来といえば私と言ってもらえるような選手になりたかったのもあるし、このベルトを絶対に巻きたいという気持ちもありました」

 

◆ナツミ デビュー戦 15分1本勝負

紫雷イオ

6分46秒

ムーンサルト・プレス→片エビ固め

ナツミ

山口菜緒、小野崎玲皇につづき、ナツミがデビュー戦。ナツミは現ハイスピード王者マリー・アパッチェの愛娘。メキシコシティー出身の15歳で身長154センチ、体重53キロ。相手をつとめるのはいきなりスターダムのトップである紫雷イオだ。イオはフリー時代のメキシコ遠征でマリー&ファビーのアパッチェ姉妹とやり合った。と同時に、彼女たちの父であるグラン・アパッチェから指導も受けた。そんな関係があるだけに、イオは適任と言えるだろう。ナツミの祖父にあたるグラン・アパッチェさんは残念ながら昨年死去、生前からナツミのルチャデビューを望んでいたという。アパッチェ姉妹も見守る中でのデビュー戦。ナツミが、日本でプロレスラーの一歩を踏み出す。

 ナツミは母のマリーとともにステージに登場しリングイン。コールされたナツミにマリーが軽くキスを交わして送り出す。両者握手を交わしゴング。ロックアップからイオが押し込んでブレイク。ナツミがエルボー連打からイオを持ち上げようとする。イオがこらえると突進するがカウンターのエルボーでダウン。イオはナツミにストンピングからボディースラム。コーナーに振るとイオが突進。ナツミがかわしてエルボー連打。ナツミが飛びついて回転エビ固め。ナツミは腕を取ると首に足をかけてギブアップを迫る。イオがこらえると首投げの連打。ボディースラムで叩きつけるがイオがやり返して中央にもっていく。ナツミがエルボー連打から旋回してたたき落とすとイオを結び目固め。そこからドロップキックを放つがイオが返す。イオがロープに振ってドロップキックを連発。引き起こすとボディースラムからエルボードロップ。かわしたナツミがカシータも2カウント。イオがマヒストラルのお返しにいくが返したナツミがジャベを極める。5分経過。ナツミがウラカンラナ狙いで飛びつくがイオがこらえて逆エビ固め。イオが外してミサイルキックへ。ナツミが返すと、イオがボディースラムからムーンサルトプレス。食らったナツミは動けず3カウント。イオがプロレスの洗礼を浴びせた。リングに上がったマリーはイオと握手。イオもナツミと握手を交わし健闘を称えた。

ナツミのコメント

――日本語とスペイン語、どちらで話したい?

「スペイン語でお願いしていいですか(笑)」

――デビュー戦はどうだった?

「(終わって)ホッとしました。でも、まだまだなので、もっと勉強しないと。もっともっと経験を積みたいです。デビューしたからにはアパッチェ・ファミリーの名前があるので、頑張らないと」

――ファミリーを代表することは光栄?

「ええ、もちろん」

――試合は?

「大変でした。すごく難しかった。もっと頑張らないといけないですね」

――ルチャは誰から教わった?

「日本ではフーカさんです。メキシコではママ(マリー)と、アベルノさんからも教わりました」

――AAAのアベルノ?

「そうです」

――将来はどんなルチャドーラになりたい?

「ママみたいな素晴らしいレスラーになりたいと思います」

――エル・ヌド、カシータ(マヒストラル)、ジャベなどを出したが。

「そうですね。たくさん練習しました。ママからも教わりました」

――現在はナツミがリングネームだが、将来的にはアパッチェの名前を継ぎたい? ナツミ・アパッチェとか?

「どうだろう? 将来的にはいいかもしれないですね、ハイ」

――今日はイオと対戦したが、誰から勝ちたい?

「どんどん試合をして私より強いレスラーに勝てるようになりたいです」

――メキシコでも試合をしたい?

「現時点ではノーです。いまは日本で実力をつけたいです。そっちのほうが先ですね」

 

◆美邑弘海引退試合~ファイナル・シャウト~ 30分1本勝負

○ジャングル叫女

15分44秒
ハンマースロー式パワーボム→エビ固め

小波

渡辺桃

美邑弘海●

6期生の“シャウト姐さん”こと美邑弘海のラストマッチ。美邑は短期ではあるがともにアーティスト王座のベルトも巻いた小波とのちびーずで最後のリングを飾る。対するは、ルーキーズ時代に組んでいた渡辺桃とジャングル叫女。ルーキーズ時代にはこのトリオで何度もアーティスト王座に挑んだが戴冠はならなかった。のちにルーキーズは解体。桃は叫女を裏切りイオと結託、クイーンズクエストに走った。叫女は出遅れるも桃の欠場中にチームジャングるってるを結成、自身が中心のユニットを結成してみせた。正規軍の美邑は“シャウト”で新たな個性を発見。ようやく浸透してきただけに惜しい引退ではあるが、絶頂の状況でリングを下りることは幸せな選択でもある。最後のシャウトを目と耳に焼き付けよ!

 両軍握手を交わし、美邑と小波も試合前に握手。美邑と叫女が先発で対峙すると場内はシャウトコールに。両者ゆっくりと歩を進め、叫女が突進、かわした美邑がシャウトする。美邑は叫女をかわすたびに「シャウト~!」とシャウトする。桃が入って叫女とともにロープへ。美邑がかわして小波とドロップキックの共演。小波が串刺しドロップキック、つづく美邑の突進は叫女が阻止。美邑は2度目の突進で足を掴むと小波と合体、ダブルのスライディングからドロップキックの挟み撃ち。叫女の両腕を取って腕固め。美邑がダッシュすると桃がカットし、叫女が倒す。叫女はカナディアンバックブリーカー。トップロープにかけると叫女がボディーアタック。叫女はヘッドロック、替わった桃がボディースラム。桃はキャメルクラッチに美邑を捕らえる。コーナーに追い込むと桃がセコンド全員をリングに上げる。選手たちが次々と串刺し攻撃を美邑に見舞っていく。夏はムチと見せかけ美邑へキス。花月は大江戸隊の仮面を被せ、イオがアッパー掌底を放つ。さらにパート-ナーの小波も叫女組に乗せられて串刺し攻撃。叫女と桃による久しぶりの合体攻撃も実現。しかしラリアットとキックの共演はかわされる。美邑が桃を倒してシャウトの構え。シャウトと叫んで突進するが叫女にカットされてしまう。場内はブーイング。桃が美邑をロープに振るがドロップキックを食らう。小波が桃にミドルキックの連打。叫女が入り桃とブレーンバスターを狙う。小波が切り返し、桃へぶら下がり腕十字。ここに叫女も加わって攻めていく。小波が桃に腕十字。桃がミドルキックでダウンさせるが小波も延髄斬りでお返し。美邑がダイビングボディーアタックから桃にエルボー乱打。サッカーボールキックの連打に対し、美邑は「シャウトー!」とシャウトしてこらえていく。10分経過。桃が美邑に串刺しドロップキックの連打。美邑が返すと、替わった叫女がラリアット。美邑がかわすが次の一発をもらってしまう。叫女は美邑を寝かせてダイビングボディープレス。美邑がかわしてマヒストラルを狙う。叫女が持ち上げるが美邑が丸め込む。美邑は連続の丸め込みで叫女を追い込む。叫女のラリアットをかわした美邑に桃がハイキック。美邑は叫女にDDT。そして溜め込んでのシャウトを発射。そこから丸め込みの連続にいくがギリギリでカットされる。美邑はダッシュするが叫女にラリアットを食らう。叫女はハンマースロー狙い。美邑がこらえるとエルボーをぶち込む。叫女のエルボーで美邑がダウン。引き起こすと叫女が担ぎ上げるが美邑が丸め込む。丸め込みの応酬に桃が蒼魔刀で援護。しかし小波がカットに成功。15分経過。叫女と桃が共演し、叫女がハンマースロー式パワーボム。美邑が返せず、叫女が3カウントを奪った。

叫女「最後、対戦相手に選んでくれてありがとう。いままでお疲れさまでした」

美邑「このパワーボムでまさか引退試合も負けるとは…。でも本当に最後、小波が横にいてくれて、対角にジャングル叫女と渡辺桃がいてくれて、本当に心強かったです」

引退セレモニーで選手からの花束贈呈などは本人の希望によりおこなわれず、場内にはボケで始まるカイリ・セインのメッセージVTRが流された。どうしても、ということでおこなわれた花束贈呈では美闘陽子、美邑の祖母が花束を手渡した。

美邑「本当に私はスターダムいちと言っていいほどの出来損ないで、デビュー前から鎖骨を折り、カラダも小さくて、本当になかなか勝てなくて。でも、どうして私がこうしてプロレスラーとしてこのリングに立てているかというと、ずっと一緒に闘ってくれる選手の皆様。そして、スタッフの皆様。私をデビューまで、そしてデビューしてからもずっとずっと支えてくれた風香さんや、こんなに問題児の私をスターダムに受け入れてくれた小川さん。そして、本当にただただ叫ぶしか能がない私を、ずっとずっと応援してきてくれたファンの皆様のおかげです! 私はホントになにもない人間だけど、みんなのおかげでこうしてプロレスラーとしてここに立って、そして、みんなのおかげで今日無事に引退することができます。本当にありがとうございました! ちょっとここで一つ、私からどうしてもお願いがありまして、私のこのシャウトを伝承していただきたい方がいます! その方は誰よりもシャウトを愛してくれました。そして、誰よりも思い切り盛大にシャウトしてくれました。そして、欠場している間もシャウトを全国でやりつづけて、そのおかげで私はいまこうして、みなさんとともにシャウトができていると思っています。岩谷麻優選手です! 麻優さん、後輩が先輩に技を伝承して欲しい、そんな馬鹿な話ありますか!? でも私は、どうしても麻優さんにシャウトを受け継いでほしいです。麻優さん、私の熱い熱いシャウトの気持ちをどうか受け取ってください!」

岩谷が困惑してリングへ。

岩谷「ゴメ…いらない!」

美邑がガックリと崩れ落ちる。

美邑「いらない……、いらない、いらない。わかりました。じゃあ、もしいつか、このシャウトをどうしても受け継ぎたいという方が出てきたときのために、私は今日、このシャウトを封印します!

渋沢がカラフルな空の瓶を渡す。

美邑「こんなこともあろうかと、シャウトをこちらに封印します! みなさーん! 一緒にシャウトを封印していただけますか! よろしければ選手の皆様、一緒にシャウトを封印していただけたら幸いです。みなさん、本当にコレいつ開けられるかわからないですからね。ここにみなさんのシャウトが集まり、そして封印されます。シャウトは生きつづけます! いくぞー! ハイハイハイハイ……、ウーーー、シャウトーーーーッ! みなさん、とてもとてもとても、素晴らしいシャウト、ありがとうございます。私はこれで悔いなく、このリングを降りることができます。本当にありがとうございました!」

引退の10カウントゴングが鳴らされ、最後のリングコール。多くの紙テープが投げ込まれて、美邑は花道から退場した。

美邑のコメント

「もう悔いはありません。本当に、全部最後の試合で出し切ったと思いますし、シャウトをしっかり決めて、出し切りました」

──鼻血はどこで出た?

「いや、鼻血じゃなくて、夏すみれがちゅーしてきたときに赤くなって、そんな感じでした。夏すみれのせいです」

──シャウトは継承してもらえなかった。

「そうですね。まあ、それも踏まえた上でこの封印もあったので、まあ、寂しいですけど、いつかシャウトをあけてくれる人がいたら、ぜひその方にシャウトしてほしいなとは思います」

──全部終えてどんな気持ち?

「もう本当に周りの方のお陰でリングに立ててたので、感謝しかないです、本当に。選手にも、スタッフの方にも、お客さんにも。本当にありがとうございますって感じですかね」

──泣きそうになった?泣かないと言っていたが?

「なりました。なったんですけど、シャウト継承式を始めたあたりから涙がひっこんでしまいました。なんででしょう(笑)。それも含めて、私らしい引退式になったかなと思います」

──カイリからメッセージが。

「そうですね。あのときが一番泣きそうでした。というか、あのときはちょっとほろほろきてました。やっぱりカイリさんの言葉は一言ひとこと胸にしみます」

 

◆SWA世界&ICW女子 二冠選手権試合 30分1本勝負

<ICW女子選手権保持者>

15分20秒
ダイビング・ボディプレス→片エビ固め

<SWA世界選手権保持者>

バイパー

トニー・ストーム

※SWA世界選手権、第2代王者のトニー・ストームが16度目の防衛に失敗。バイパーが第3代、SWA世界選手権王者となるとともに、第8代ICW女子選手権の初防衛に成功

ともに複数のベルトを巻くトニー・ストームとバイパーがSWA世界、ICW女子のベルトをかけてダブルタイトル戦。3・25新木場ではアーティスト王座もかけての前哨戦をおこなった。このときはバイパーが勝利し、6人タッグのベルトを防衛。両者はこの試合を意識してか、序盤にはシングルマッチのようなテクニックの応酬を展開していた。昨年2・4京都ではSWA王座をかけて一騎打ちをおこないトニーが防衛。敗れたバイパーはこの試合が対トニーで初の黒星だった。また、京都でのタイトル戦は日本で初めておこなわれた女子選手による欧州スタイルの闘いでもあっただけに、この2人の闘いは大きな意味を持つ。果たして、今回のダブルタイトル戦でも高度なテクニックが展開されるのか、そして、どんな結果が待っているか。

 両者握手を交わし、スピーディーに腕を取合う。トニーが背後に回るとバイパーが切り返す。トニーがヘッドロックにとるとバイパーがロープに振ろうとするがトニーがそれを許さない。トニーはヘッドロックでグラウンドへ。トニーが一本足ヘッドロックからすぐにヘッドロックへ戻る。バイパーがロープに振るとショルダータックルをぶつけ合う。バイパーがラリアットで倒すとセントーン。トニーが返すと、バイパーは低空クロスボディーへ。トニーがかわして丸め込む。トニーがエルボースマッシュ連打からヒップアタック連打。トニーがパイルドライバーの構えにいくがバイパーが丸め込んでヘッドシザーズ。トニーは足の先を伸ばしてロープエスケープに成功。バイパーが担ぎ上げようとするとトニーがバックへ。バイパーがコーナーに押し込み突進。トニーがかわすもバイパーはクロスボディー。5分経過。トニーをコーナーに追い込むとキャノンボール。かわしたトニーが串刺しヒップアタック。バイパーはコーナーに再度追い込みキャノンボール。リバーススプラッシュ狙いはトニーが立ち上がりパワーボムの構え。トニーが一旦離れるがバックドロップで投げてみせる。両者ダメージが大きくダウン。トニーが髪をつかんで立ち上げるとエルボーの打ち合いに。バイパーがヘッドバットの連打からダッシュ。トニーがかわして足を引くとサードロープにかけてダイビングギロチン。しかしすんでの所でバイパーがかわす。場外戦でバイパーがトニーを座らせキャノンボール。10分経過。一旦戻ったバイパーが再び場外に下りてトニーをステージに連行。ステージ上でトニーがストロングゼロ。両者ダウン。両リンと思われたが19カウントで両者カムバック。エルボーの応酬からトニーがエプロンにもっていく。バイパーがショルダースルーに切り返し場外へのキャノンボール。バイパーはトニーをリングに上げてみちのくドライバー。トニーがエビ固めに切り返す。トニーがノーハンドヘッドバットからすぐにストロングゼロ。トニーが叫んでコーナーへ。バイパーが起き上がるがトニーははね除ける。バイパーは下から殴りつけコーナーに上がると雪崩式みちのくドライバー。しかしトニーがなんとか肩を上げる。15分経過。バイパーがダイビングボディープレスで場内大悲鳴。3カウントが入り。王座が移動バイパーが赤いベルトの王者でもあるトニーから完全フォールを奪ってみせた。

試合後、叫女が登場。

叫女「バイパー、おめでとう。だけどアナタが防衛することはありません。4月1日、ジャングル叫女の地元名古屋、そこですでにバイパーとのシングルマッチが組まれています。そのベルトをかけて闘いたい。I want this belt,I’ll challenge you. You cannot diffense,never!」

叫女の挑戦表明にバイパーは「オーケー、キョーナ。オマエハナゴヤデシネー!」と受けて立つ構えを見せた。

バイパーのコメント

――ICW女子を防衛した上にSWA世界王座を奪取。いまの心境は?

「ジャパンに来てからずっと外国人扱い。仕方のないことだけど、私はスターダムが第2の故郷だと思ってる。今日、それを証明したと思ってるわ」

――SWA世界王座の長期政権を築いているトニーに思うところはあった?

「ええ。トニー・ストームは確かに世界クラスのレスラーよね。私も彼女もWWE(名・ヤング・クラシック)に上がったし、日本ではスターダムで一緒。トニーは私がいつでも闘いたいと思ってる選手」

――昨年の京都大会ではトニーに敗れたが、英国では勝ち越している。

「ええ、そうよ。英国ではね。でもそれ以外の国ではなぜかトニーが勝ってる(笑)」

――今回はそのお返し?

「そう! やり返さないと」

――今回、赤いベルトの王者に勝ったことにもなるが。

「その通りね。ときが来れば、私も赤いベルトに挑戦するでしょうね。これで実績つくったし」

――試合後、叫女が挑戦表明したが。

「イエス。キョーナのことはずっと見ているけど、私を倒すくらいのレベルにまで達しているかどうかはまだわからない。ナゴヤで確かめるわ」

――トニーとの試合は昨年の京都大会でもおこなわれ、そちらではヨーロッパスタイル中心の闘いになった。今回はまたそれとは違う展開になったが、意識していた?

「意識していたわ。おなじことをやるのもいいけど、勝つためにも進化を見せたかったから。お互いが成長を見せられたんじゃないかな」

――SWA王者として、なにをしたい?

「王者に恥じない試合をしたいわ。世界に伝わるチャンピオンになりたい。ICW王座は私のベースでもある。スターダムのベルトも保持して、スターダムの私をアピールしていきたいわ」

 

◆スターダム正規軍vs大江戸隊~鹿島沙希復帰戦~ 30分1本勝負

夏すみれ

16分51秒

大江戸コースター→片エビ固め

中野たむ

木村花

鹿島沙希●

○花月

岩谷麻優

2期生の鹿島沙希が約5年ぶりにカムバック。復帰戦がいきなりメインに組まれることになった。鹿島は初代アーティスト・オブ・スターダム王者ながら、当時はまだ新人の領域。ブランク明けの鹿島を岩谷がどうカバーするか期待がかかる。岩谷は中野たむ、鹿島と組むことでチームリーダーとしての手腕が問われることになるだろう。対するは花月&木村花&夏すみれの大江戸隊。クリス・ウルフ退団による戦力低下は否めないが、3・31大阪でのゴッデス王座戦、4・1名古屋での電流爆破と大一番がつづくだけに躓きは避けたいところ。とはいえ、正規軍の編成を常識的に考えれば組みしやすし、か。ここは圧勝で、勢いをつけたい試合だが・・・。

 大江戸隊のあとに鹿島が単独で入場、つづいて岩谷と中野が揃ってリングイン。中野が有刺鉄線バットを持参すれば、岩谷はなぜか野菜(ネギ、ピーマンなど)を持ってくる。鹿島がコールされると花に殴りかかり試合がスタート、3方向での場外戦が展開され花月は岩谷、夏は中野を場外でいたぶる。花が鹿島をリングに戻すと花月の号令でロープに固定しての攻撃を仕掛けていく。花が鹿島の顔面を踏みつけると中央に持っていきキャメルクラッチ。夏がムチで鹿島を連続殴打。首4の字固めを仕掛けると花が足4の字固めで加勢する。夏は鹿島を自軍コーナーに叩きつける。花月が鹿島をロープに振って水を噴射。村山レフェリーにも噴射する。レフェリーはやられっぱなしの鹿島を鼓舞。花月が首を掴んで立ち上げると「ガリガリ」と言って挑発。鹿島が走り強引ながらコルバタを決める。岩谷は串刺しアタックwithネギで花月に突進。岩谷は夏の腕を取りアームホイップ、大江戸隊を蹴散らすとロープに追い込み鹿島と低空ドロップキックの競演。岩谷は花月にジャーマン。花月が立ち上がり夏が岩谷へ凶器を投げ渡す。困惑の岩谷を花月が追い込み、夏がブレーンバスターホールド、ダイビングボディーアタック。妖乱狙いは岩谷が切り返しスリングブレイド。タッチを受けた中野が側転ダブルニードロップだが力強さに欠ける。が、中野はドラゴンスリーパーで夏を捕獲。夏が切り返してリバースDDT。中野が返すと、夏がダッシュ。中野がカウンターのトラースキックを2発。鹿島と花が対峙。鹿島がエルボー連打もブレイクしたところで花がツバを吐きつける。10分経過。鹿島がコルバタの卍固め。正規軍が場外で大江戸隊を止める。花がコーナーに振ると鹿島がフェースクラッシャー。鹿島が気合いを入れると背後から花が神を引いて押し倒す。花が突進しビッグブーツを連打。花が押え込むと花月が正規軍のカットを阻止。花が鹿島に変型卍。しかし岩谷がカットする。花が羽交い締めも夏のムチがかわされ誤爆。岩谷と中野のキックが競演、鹿島が花を引き起こし魔神風車固め。返した花に鹿島はアンプリティアー。花が返すと、鹿島はエルボー連打。花がかわして花月にタッチ。鹿島がリング外に下りた花に気を取られると花月がミサイルクック。花月はミドルキックから引き起こしニーをぶち込む。花月がキックの連打から片足でカバーする。花月が駆け込みキックをぶち込む。花月はブレーンバスターも2カウント。15分経過。花月は「こんなもんか?」と鹿島を挑発。鹿島がエルボー連打も花月が打撃の連続でダウンさせる。花月はフィニッシュを予告し抱え上げる。鹿島が十字固めに切り返すが2カウント。夏が凶器で殴打し花月が丸め込む。花がビッグブーツを叩き込み花月がマットに叩きつける。が、岩谷と中野のカットが間に合う。花月と花がダブルのビッグブーツ、花月がえびす落とし、大江戸コースター。3カウントが入り、大江戸隊がメインを飾った。

花月「後楽園のみんな元気かー! もう一度、元気かー! いいね、最高だね。今日も大江戸隊の完全勝利でしたよね。なにやってるんだよ。オマエら約束通り、米食ってもらうからな。そこにちゃんと正座して食ってろ、バカ! さっき花がな、会場入りしてすぐ控室で炊飯器(のスイッチを)入れた。炊きたてだからな。おいしいから食っておけよ。おい、オマエだよ、オマエ。とっとと食えよ。約束通り食えよ、バーカ。おいそこの、お行儀の悪い今日復帰した鹿島沙希。オマエさ、つかみどころのねえヤツだな、まったく。せいぜいこれから大江戸隊の餌食にでもなるんだな。バーカ!」

鹿島「今日は負けてしまいましたが、5年ぶりに復帰することができました。オメーラな、反則ばっかして勝って、なにが楽しいんだよ!」

花「めっちゃ楽しいよ!」

鹿島「自分は正々堂々と闘って、この大江戸隊からキッチリ3カウント取ってやります!」

花月「おい、そんなこと言ってられるのもな、今日だけだぞ。ちっとも勉強してないからな。まあ、いいよ、いいよ。せいぜい夢のなかでだけ、チャンピオン気取りしとけばいいんじゃないの? バーカ!」

その後、スクリーンに、“4月15日スターダムドラフト会議”の告知。“紫雷イオvs岩谷麻優vs花月による3WAYマッチ”で指名順位が決まるという。

花月「おい、まあちょい聞いて。ということでだ、大江戸隊の花月様とQQの紫雷イオ、正規軍の岩谷麻優。この3人でドラフト会議をしようと思う。まあ3WAYでやって、選手を選んでいくっていうことだな。まあ大江戸隊に入りたくても入れないヤツがそこらへんにゴロゴロいるわけだろ、なあオマエら。オマエらにチャンスをあげるよ。そして、大江戸隊がますます勢いを増して、このリングの中心に立っていくからな。お前ら楽しみにしとけよ」

イオ「おい、オマエ、また勝手に変なこと決めてんじゃねーぞ、コノヤロー! なにがドラフト会議じゃ、おい!(野球のユニフォームをモチーフにしたジャージーは)たまたまじゃボケ! 意味わかんねーけど、いいよ。オマエら絶対撲滅してやる。とりあえず勝てばいいんでしょ。クイーンズクエストは必ず私が全員指名して、残しつつまあ誰か、オマエでもいいよ。誰でもいいからクイーンズクエストの仲間増やします。それだけ」

岩谷「みなさん、こんばんはー! 元気がいいですね。今日、負けてしまいましたけど、ドラフト会議? スターダム、まあ自分が好きな人を選べるということで、正規軍メンバーを改めて……正規軍を改めていきたと思います。とりあえず自分が勝って自分が好きな人を選んでいきたいと思います。応援よろしくお願いします」

花月「まあそういうことで、ドラフトやるとして今日は大江戸隊が勝ったから、大江戸隊が締めていいですか? そこにいるザコら、上がってこい。大江戸隊が締めてやるよ。まあ、とりあえずこのあとは3・31大阪エディオンと、4・1名古屋国際とビッグマッチつづきますんで、花月様が入団したときに掲げた3つのこと、みなさん知っていますか? じゃあここで聞いて帰ってください。一つ、団体の底上げ、選手の意識改革。2つ、赤のベルト奪還。3つ、ユニットの向上。いいですか、花月様が全部やってやるからな。オマエら楽しみにしとけよ!」

大江戸隊のコメント

花月「終わった、終わった。長かったな、今日の興行」

花「いやあ、お客さん、疲れちゃうよ」

花月「大江戸隊を待たせすぎなんだよ、バカヤロー。とりあえずよ、アイツらガリガリすぎて話にならねえよ」

花「増量してこいって言ったはずなんですけどね、全然、増量したように見えました?」

花月「ホントに」

花「あれ、やばくないですか? だって、スターダムで一番ガリガリなの岩谷もやし麻優だと思ってましたけど、新しいのが入ってきて、岩谷もやし麻優がデブに見えてくるくらいガリガリでしたよ」

花月「ホントだよ。伝説が増えたよ、伝説が。伝説のガリガリプロレスラーだよ、ホント」

花「あれはヤバい」

花月「ヤバいね。まあとりあえず、スターダム、ビッグマッチがつづきますけど、ああ、初日、余裕。ノーダメージだよね」

鹿島のコメント

――久しぶりのリングはどうだった?

鹿島「久しぶりのリングはもう、入場する前から、ふだんから緊張しいで目が泳ぐくらい緊張するんですけど、今回に関しましてはもう、すごい緊張を上回るくらいに楽しみで」

花が入ってきて茶碗に盛ったご飯を差し出す。

花「約束だろ?」

「もっと(飯を)ついでこいよ! 足りねえよ。足りねえんだよ! なんだよ、コメントとってるのに。で、なんでしたっけ? えっと、えっと、緊張よりも楽しみが上回って、たぶん入場のときも」

再び花が茶碗をもって登場。先に渡した茶碗にかぶせてご飯を山盛りにする。

鹿島「ホントに持ってくるのかよ!」

花「約束なんで。レスラーなんだからこれくらいペロって食べてなんぼでしょ。水、飲むなよ。水禁止、おかず禁止、米だけ食えよ」

鹿島「ありがとう、花ちゃん、優しいね」

花が去る。

鹿島「(食べながら)話が進まないじゃないですか、もう。もうすいません」

――ご飯を進めるより話を進めよう。

鹿島「で、もうすごい楽しみという感情が一番大きかったです、今回はホントにもう。すごい楽しみで楽しみで、やっと戻って来れたなという。でもここがゴールじゃないんで。ここからがスタートなので、またしっかり楽しみつつ、しっかり結果も残していけるように頑張っていきたいと思います。しっかりご飯も食べてカラダも大きくして、ハイ」

――実際に試合をしてみて、動きはどう?

鹿島「そうですねえ、動き? 5年間、プロレスにまったく関わってなかったので、先月の2月の10日に戻ってきてそこから練習を開始して1カ月ちょっとだったんで、心配な部分はあったんですけど、そこはもう自信を持ってしっかり試合をしたので、お客さんの目にどう映ったかわからないですが、自分はすべて出しきったと思います」

――木村花を意識していたように見えたが。

鹿島「ハイ。意識、大江戸隊を意識してるんですけど、木村花がとくに突っかかってくるので、自分もそれに対していってるという感じですね」

――正規軍の戦力としてやっていけそうな感触はつかめた?

鹿島「麻優ちゃん、たむちゃんと今日、組んで、2人がどう思ったのかはわからないですけど、自分はもう自分ができる限りのことを今日は出し切ったので、自分はこれから正規軍としてみんなと一緒にやっていきたいです」

――ただ試合後にドラフトをやるとの発表があった。どのユニットに選ばれるか…。

鹿島「そうですね、ご飯食べるのに集中して、ちょっと内容が入ってこなかったんですけど」

――ユニット再編成のようだが、岩谷に(正規軍として)選ばれたい?

鹿島「麻優ちゃんは選んでくれると信じてます。唯一スターダムの生え抜きで、麻優ちゃんと1期生、(鹿島が)2期生で旗揚げ前からずっと一緒にやってきたので、そうですね、麻優ちゃんは選んでくれると信じてます」

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

« »