──メインカードの組み合わせ抽選(第1試合開始前)
ゴッズアイの7選手(鹿島沙希、朱里、壮麗亜美、妃南、レディ・C、稲葉ともか、八神蘭奈)が登場、鹿島は「朱里とは組みたくない」と告白し、鹿島を除く6選手が先にくじを引く。その結果、朱里、壮麗、妃南が青で、レディ、ともか、八神が赤を引く。鹿島が最後の1本を引くと、赤。鹿島がガックリと崩れ落ち、鹿島&レディ&ともか&八神組vs朱里&壮麗&妃南組に決定した。朱里が握手を求めるも、鹿島は恐れおののくばかり…。
──メインイベント
鹿島沙希が故郷・松江に凱旋、今回初めて総合体育館での凱旋マッチ開催となる。その鹿島は今回、ゴッズアイ同士の変則マッチ。抽選で組み合わせを決定し、4対3で試合をおこなう。鹿島がどのチームに入り誰と組み、誰と闘うのかも注目のポイントになりそうだ。そして、故郷に錦を飾ることができるのか。
鹿島が遠慮していると観客のコールが大きくなる。朱里が出てきて鹿島を呼び込む。鹿島は「よし、腹括ります!」と宣言。ゴングが打ち鳴らされ鹿島がおそるおそる握手を求める。朱里が応じようとすると鹿島がエルボー。朱里は「そういう感じね」と言って突進。鹿島が丸め込むが2カウント。鹿島が場外に逃亡。朱里が追いかけるなか、鹿島は客席に紛れ込む。朱里が鹿島をを捕まえゴッズアイが神輿状態にしてリングに入れる。すると鹿島はするすると反対方向から出ようとする。朱里が捕まえてコーナーに追い込むと、敵味方関係なくゴッズアイで次々と串刺し攻撃。しかしレディにだけは鹿島が足を出す。それでもゴッズアイで鹿島をロープに固定して攻撃&凱旋を祝福する。鹿島は「おじいちゃん助けて!」と叫ぶも、朱里がスリーパー。鹿島がエスケープ、さらにコーナーに逃げるが朱里が引っ張って壮麗に託す。壮麗は鹿島に逆水平からボディースラム、「大丈夫?」と声をかけるもカバーする。鹿島が返すと壮麗はストンピング連打、タッチさせずに自軍コーナーに引っ張っていく。妃南も「沙希さんおめでとう」と凱旋祝福から高々とボディースラム。しかし、レディがカットする。 妃南が引き起こすと、鹿島はフェースクラッシャー。八神とともかが連係で壮麗と妃南を攻め込む。八神が妃南にミドルキック連打。妃南の突進に八神はミドルキック。妃南が八神の突進を止めて水車落とし。壮麗が八神にショルダータックル連打。壮麗はカウンターでダブルチョップ、後方に叩きつけると逆エビ固め。鹿島組がカットし、八神はドロップキックからミドルキック。レディが壮麗にコブラツイスト。朱里が追いかけてくるたびに鹿島が隠れる。鹿島は朱里の背後から雑巾を投げつけ、再び逃げ出す。リング上ではレディと壮麗がショルダータックルの応酬。レディが打ち勝つと、壮麗がやり返す。壮麗はビッグブーツを止めてラリアット。10分経過。朱里がレディにDDT。レディは朱里を抱えてジャイアントスイング15回転、鹿島に強引にタッチ。鹿島は嫌々リングイン、おそるおそる朱里に串刺しニー、ミドルキック連打、ダイビングフットスタンプ。朱里が返すと鹿島はタッチしようとコーナーに戻るが、誰もいない。朱里と鹿島がエルボーを打ち合う。朱里はサッカーボールキック。鹿島がこらえて気合いを入れると、朱里がサッカーボールキックを連発。朱里は腹部へニー連打、鹿島が突進を蹴飛ばすがドロップキックを食らう。壮麗、妃南が連係で鹿島を攻撃、朱里がミドルキック。しかし、鹿島の肩が上がる。朱里は朱雀狙いも、鹿島の手がロープへ。鹿島を引き起こし朱里は「終わりだ」と宣言。しかし鹿島がコルバタ、壮麗と妃南にまとめてフェースクラッシャー。15分経過。ゴッズアイが3方向で場外にダイブ。鹿島は朱里に決死のプランチャをエプロンで敢行。レディが朱里を担いで八神とともかのキックからマットに叩きつける。鹿島が「レディどけ」とダイビングフットスタンプ。朱里が返すと鹿島がダブルアームの構え。朱里が切り返し朱雀を狙う。朱里はエスケープさせずに持ち上げてぶん回す。そこから締め上げるがカットされる。朱里はフィニッシュを宣言し、鹿島を引き起こす。流炎を狙うと鹿島が起死回生。しかし、妃南のカットが間に合う。混戦から朱里と鹿島が突進、朱里がコードブレイカー。鹿島がすぐに返して向かっていくと朱里が掟破りの起死回生。鹿島が返すと朱里がニーアタック。朱里は担ぎ上げて流炎で叩きつける。3カウントが入り、朱里が鹿島をフォールした。
鹿島「すいません、救急車呼んでくださ~い。もう、痛いです。ゴッズアイ対決は、凱旋が決まったときに私がオカタローに、朱里さん以外とのカードをお願いしてたんですけど、朱里さんと闘う羽目になっちゃって、もう…」
朱里「くじ引きだから」
鹿島「でも、あったかいでしょ、島根のみんな」
朱里「今日、島根に来て、沙希のおじいちゃん、おばあちゃんとか、みんなにご挨拶できて、ホントにありがとうございます。私、ゴッズアイのリーダーさせていただいてるんですけど、ホントにゴッズアイに入ってくれてすごく自分うれしくって、沙希の存在がホントに大きいです。ホントにありがとうございます。これからも一緒にゴッズアイで強くなっていこう」
鹿島「これからも金魚の糞としてよろしくお願いします。今日はね、ホントは(全員がゴッズアイの)仲間なんですよ、みなさん。ふだんみんな私のことを守ってくれる心強いボディーガードなんです。なので、これからもより一層守っていただきたいと思います。よろしいですか?」
朱里「ゴッズアイの締めで締めてもらってもいいかな?」
鹿島「ハイ! なんでしたっけ?」
朱里自分に負けるな限界を超えろ、ゴッズアイ、で大丈夫? お願いします」
鹿島「ではいきます。自分に負けるな限界を超えろ、ゴッズアイ! ありがとうございました」
朱里「沙希、凱旋おめでとー!」
全員「おめでとー!」
レディ「生きてる? 生きてる?」
鹿島「朱里さんが全部やったんじゃないですか。いやホント私は朱里さんと闘いたくなくてゴッズアイに入ったんですよお、みなさんご存じの通り。なのに凱旋という晴れ舞台でこんな目に…いや、でも、朱里さんの強さが再確認できたのが今日の収穫でした」
朱里「沙希の凱旋でみんなで試合ができてホントにうれしかった。ありがとう」
鹿島「ゴッズアイ対決はホントにずっとしたいって言ってて、それを実現、想像してたのとは違うけど、こういう形で実現させてくれたオカタローと、そしてそれを引き受けてくれたというか、闘ってくれたみなさんには感謝しかないです」
全員「おめでとー」
鹿島「じゃあ、もっとめでたい感じにした方がいいですか?」
レディ「じゃあ、担ぐ?」
鹿島「違う、違う。表情の問題、表情の問題。でもホント、島根でずっと試合したかったので。3年ぶりとか、確か。いままでプロレスラーになってから3回目かな、島根(松江)。ホントに滅多にできないので年いちと言わず半年に1回とか島根来たいですから。新幹線が通ってないので、これを見てる偉い人がいたら新幹線を早急に通してください。そうしたらもっとたくさん来ます。お願いします。ホントにありがとうございました。ちょっと控室までお願いしていいですか?」
レディ「みんなで担ぐ?」
全員に担がれて鹿島は控室へ。