STARSが壮絶な総力戦を制した。H.A.T.E.との8対8イリミネーションマッチは、最後に残った羽南が刀羅ナツコを撃破。序盤に3人を失う劣勢をはね返し、25分を超える激闘の末に凱歌を上げた。
因縁が深まる両軍の全面対抗戦。STARS側には羽南&飯田沙耶&舞華&林下詩美&HANAKO&月山和香&姫ゆりあ&浜辺纏、H.A.T.E.には刀羅&渡辺桃&小波&上谷沙弥&琉悪夏&吏南&ビー・プレストリー&稲葉あずさが名を連ねた。
試合はノータッチルールを採用し、リング上の選手に試合権が認められる。3カウントフォール、ギブアップ、KO(TKO)、オーバー・ザ・トップロープ(OTR)で脱落となり、相手チーム全員を脱落させたチームが勝利する。場外カウントはなく、反則裁定は通常の試合と同様だ。
OTRはトップロープを越え、場外に両足の裏、もしくは胴体がついた場合に成立。トップロープより下から場外に出た場合や、片足、手、腕のみがつき、そこからリング内に復帰した場合は試合権を保持する。
先に仕掛けたのはSTARSだった。あずさに猛攻を浴びせ、月山が1対1に持ち込んだが、ババーキラー2号であっさりと3カウントを奪われた。
ここからH.A.T.E.が攻勢に出る。場外戦で流れをつかむと、姫に集中砲火。吏南がPink♥Devilで仕留め、さらに琉悪夏がセカンドボディプレスで浜辺を沈めた。STARSは1人も脱落させられないまま、5対8に追い込まれた。
劣勢を打ち破ったのはHANAKOだ。あずさを担ぎ上げて場外へ投げ捨て、OTRで脱落させた。飯田も小波の黒スプレーを浴びながら、ラリアートで場外へたたき落として意地を見せる。直後に飯田も上谷にOTRで落とされたが、舞華がHANAKOとの連係から、みちのくドライバーⅡで吏南を撃破。4対5まで差を詰めた。
HANAKOが渡辺の黒バット攻撃から琉悪夏の攻撃でOTRで脱落しても、羽南がセブンティーンで琉悪夏から3カウント。15分経過時点で、STARSは羽南、舞華、詩美の3人、H.A.T.E.は刀羅、渡辺、上谷、ビーの4人となった。
ここで詩美が大仕事をやってのけた。渡辺と上谷をまとめてOTRで脱落させ、3対2。STARSがついに数的優位に立った。
しかし、H.A.T.E.も簡単には引き下がらない。ビーがクイーンズランディングで詩美を沈め、再び同数に。それでも舞華がローリングラリアートでビーから3カウントを奪い、20分経過時点で羽南&舞華と刀羅の2対1となった。
追い込まれた刀羅は、舞華をレフェリーに衝突させて流れを変えた。無法地帯となったリングには、すでに脱落したH.A.T.E.の選手も介入。最後は刀羅がスワントーンボムで舞華を沈め、羽南との一騎打ちに持ち込んだ。
キャノンボールで大ダメージを負った羽南だったが、続くスワントーンボムは阻止。再びレフェリー不在となる中、両軍が総出で入り乱れ、リング上は大乱闘となった。
羽南は飯田、詩美と合体フェイスクラッシャーを決め、勝機を引き寄せた。25分を過ぎても、前へ出る勢いは衰えない。ジャンピングニーを突き刺すと、バックドロップで刀羅を投げ切り、さらにバックドロップホールドへ。執念の3カウントをもぎ取った。
序盤の大量脱落にも、H.A.T.E.の無法攻撃にも屈しなかった。仲間がつないだ勝負を最後に決めたのは羽南。STARSが総力戦を勝ち抜き、意地を示した。
試合後、羽南は「H.A.T.E.に、STARSが勝ったぞー! ありがとう! H.A.T.E.には、いろいろ言いたい放題、好き放題やられたけどさ。H.A.T.E.全員でしょ? こっちもSTARSみんなで戦って、STARSが勝ったんだよ! もう、H.A.T.E.一強とか言わせないですよ! 私たちSTARSがスターダムの一番のユニットであり、スターダムを引っ張っていくユニットです! 私たちがSTARSで、私たちがスターダムです! 今日、みんな本当にめちゃくちゃ頼もしかったよ。本当にありがとう!」と胸を張った。
すると詩美は「こちらこそ、ありがとうございました! やっぱり羽南さんは、STARSのリーダーは、めっちゃカッコよくないですか! 今日は羽南さんを中心にSTARSのみんなでめちゃくちゃ頑張って、勝つことができたので、次は私たちそれぞれ、個人のやりたいことをどんどんかなえていきましょう! 私も絶対に上谷を振り向かせてやりますよ!」と続く。
舞華も「いいこと言うじゃーん! そう、そう、そう! それにね、H.A.T.E.だけじゃない。スターダムには、まだタッグリーグというでっけえトーナメントも残ってるし! それ以外でも結果を残して、STARSが一番ってところを見せつけてやりましょうよ!」と呼びかけると、We are STARSで締めくくった。

