3月25日(月)、午後4時よりGENスポーツパレス内GSPメディアセンターにおいて、WRESTLE-1のカズ・ハヤシ社長とスターダムのロッシー小川代表が立会いの元、木村花の移籍が発表されました。
カズ「本日お集まりいただきありがとうございます。木村花さんの今後の進退について、花さんの口から皆さんにお伝えしたいことがありますので、来ていただきました。それでは花さん、お願いします」
花「前回のW-1大田区総合体育館大会で練習生の時から約3年間お世話になって、W-1からの退団を発表させていただいたんですけど、この度私木村花は4月からスターダムに入団になります」
以下質疑応答
–今回W-1を退団してスターダムへの移籍を決めた理由を教えていただけますか?
花「元々のデビューの時もW-1がやっているプロレス総合学院で練習性を始めて、W-1の先輩にプロレスを教わって、W-1のリングでデビュー戦をして、W-1に対して感謝の気持ちがあって、W-1がなかったら今の私はいないと思うし、日本では特殊な環境での練習、デビューだったと思うんですけど、そのスタイルがあったから私はここまでがんばれてこれたのかなと思って、W-1の先輩方の試合を観ていて私もこの人たちと一緒に、今までお世話になったW-1に恩返しをしたいなって思ってW-1で今までやってきたんですけど、約1年間やってみて、また違った形での恩返しができるんじゃないかなって思うようになって、自分の中では一つのレベルアップ、もう一個上の次元に行きたいなというのがあったので、それだったら今のままずっとW-1でやっていくよりは環境をガラッと変えて、自分に試練を与えて、もう一つ上のステップに行って、そこでW-1への感謝の気持ちを表せたらなと思って、スターダム入団を決めました」
–スターダムを選んだ理由を教えていただけますか?
花「女子プロレス団体といっても凄くたくさんの団体があって私もいろんな団体さんに出させていただいていたんですけど、やっぱりスターダムに上がることが多くて、その中でスターダムで私にしかできないことがあるんじゃないかなって感じることが多くて、私は小さい頃から世界が夢だったので、そう考えると世界に一番近い団体がスターダムなんじゃないかなって思って。私自身、海外と日本のミックスということもあって、いろんな海外の人と関わるのが楽しくて、今スターダムで外国人選手とユニットを組んだりしているんですけど、それが私にとってはやりがいがあるというか、小さい頃の夢が叶っているような感じで楽しいので、スターダムに決めました」
–ハヤシ社長は花選手から今回の話を聞いた時にどのようなお気持ちで、どのようなお話をしたのでしょうか?
カズ「一番最初にプロレス総合学院ん入ったのが3年半前、10月だよね?それからずっと練習というものからみんなで一緒にやって来て、その中で彼女の可能性を僕自身が感じていたんですね。一つのところにいるっていうのがあまり良くないんじゃないかと。花選手に所属になっていろいろなプロレス界を見てもらいたいっていう気持ちがあったんです。その中で彼女は彼女でいろいろなことを経験して、いろんな団体に出て、レスラーとして成長していって、人間としても成長していって、私はどうやってやっていったら女子プロレスラーとしてやっていくべきなのかという選んだ。それが決断であり、その花さんの決断を花さんからちゃんと言ってもらえたのが嬉しくて、全てバックアップというか、僕らは気持ちいいというか、そういうふうな気持ちで卒業というかレスラーとして次のステップに行ってもらいたいなという気持ちでおりました」
–小川社長は花選手を所属として受け入れる気持ちとしてどうでしょうか?
小川「もう2年半前からスターダムに出場していたので、環境はそれほど変わることはないと思うんですけど、フリーと所属は大いに違いがあると思うんですよ。やっぱり彼女は二世レスラーであるし、ある意味逸材だと思うんですよね。花を咲かせることが我々の役割だと思うんで。3年間できやってきて基本で出来上がっている部分はあると思うんですよ。それは今までのいろんな方々が作り上げてくれたと思うんですけど、今度その花を咲かせるのが我々の仕事かなと思っています」
–小川社長、これからの花選手にはどういうことを期待されますか?
小川「彼女は性格的に遠慮するほうじゃないと思うんで、黙っていても好きなようにやると思うんですけど、やっぱり移籍というか入団となる以上は一番トップを狙ってほしいし、まあそういうことはできる選手だと思うんですよ。だから、普通の選手が入ってくるのとはちょっとわけが違うなという感じはしますよね」
–送り出す身としてはどんなことを期待したいですか?
カズ「やっぱり本当逸材、普通ではないものを持っている人なので、やっぱり僕の中では女子の中でトップを取ってもらいたいですね。そうやって輝いている花さんが見たいです」
–この間はイケメン選手が退団を発表して、今回は花さんと男女のキーポイントになるような選手がW-1から抜けてしまうのは団体にとってダメージになると思うんですけどいかがですか?
カズ「まあイケメンはイケメンで違う考えがあるし、今回の花さんのことに関してはまた寂しい気持ちもあるしダメージもありますけど、この輝いている姿を俺の中でビジョンとして見えるわけですよ。トップを取ろうとしている姿も見えるし、喜ばしいことだし、ポジティブなことだと思っています」
–花選手は両首脳から期待されているコメントをもらったんですけど、それについては?
花「先程、小川さんからもカズさんからも逸材という言葉をいただいたんですけども、その言葉に甘えないというか、いい意味でその言葉は信じずにこれから小川さんも言っていた遠慮しない性格で、今までたくさんの人に迷惑をかけてそれでも許してもらって支えてもらって教えてもらって、今まで物事が長続きしてなかった私がこんなに早くも3年目を迎えるとは思ってもいなかったので、皆さんに感謝しながら甘えさせてもらいながら、突っ走っていきたいなと思います。やっぱり一番言いたいのは3年半前の10月に私はリクルートスーツを着て、その時まだ現役だった木村響子とここに来て入学式を行なったので凄く今感慨深い(涙を流す)。あっという間だったんですけど、総合学院が始まって基礎体とかある程度できるようになって、カズさんからボディスラムを教わったことも忘れてないですし、こんな私みたいな社会不適合者が輝ける場所はこの世界しかないと思っていて、本当にW-1のプロレスを教えてくださった先輩方、そして私が移籍したいという話をした時に話を聞いてくださったカズさん、そして一緒にがんばろうね、花ならできるよって言ってくださった小川さんに本当に感謝しかないので、これからはその感謝を伝えていくだけですね。ただそれだけです。すいません……」
–今日、白いワンピースを着てきたんですけど、その格好をしてきた理由は?
花「気持ちを新たに真っ白な心でこれから4年目を迎えてプロレス人生を歩んで行きたいなという気持ちです」